JPH0537126Y2 - - Google Patents

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JPH0537126Y2
JPH0537126Y2 JP7550487U JP7550487U JPH0537126Y2 JP H0537126 Y2 JPH0537126 Y2 JP H0537126Y2 JP 7550487 U JP7550487 U JP 7550487U JP 7550487 U JP7550487 U JP 7550487U JP H0537126 Y2 JPH0537126 Y2 JP H0537126Y2
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JP
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heating
food
heating time
time
humidity
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JP7550487U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電子レンジ等の加熱調理器に関
し、特に食品の加熱時間を自動的に設定するよう
にした加熱調理器に関する。
〔従来の技術〕
従来、加熱調理器においては、食品の加熱とと
もに変化する湿度を検出して、当該食品の全加熱
時間を自動的に設定するようにしたものがある。
たとえば、特公昭61−14418号公報(F24C7/
08)には、食品の加熱とともに変化する湿度をセ
ンサにより検出し、この検出湿度が所定値に達し
た時点を加熱の特異点とし、加熱開始から特異点
までの第1加熱時間を計数するとともに、該第1
加熱時間に前記食品に個有の定数を掛け合わせて
第2加熱時間を算出し、第1加熱時間の後、第2
加熱時間の間追加的に加熱し、かつ、第1加熱時
間における加熱出力と第2加熱時間における加熱
出力とを異ならせて食品を加熱制御する技術が記
載されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、前記公報のように、第1加熱時間
と、該第1加熱時間に基づいて決定された追加の
第2加熱時間との加熱出力を異ならせることは、
食品に適した加熱制御が実現できるうえ、加熱む
らの解消に有効であるが、前記公報の場合、食品
の第1加熱時間を、食品を収納した加熱室内の検
出湿度が所定値に達した時点をとらえることによ
り決定しているため、食品が少量の場合や水分を
あまり含んでいない場合には、加熱室内の湿度が
所定値に達せず、食品の過加熱を招く不都合があ
る。
この考案は、前記の点に留意してなされたもの
であり、食品の初期加熱時間と該初期加熱時間に
より算出される追加加熱時間との和の全加熱時間
を自動的に設定し、かつ両加熱時間のそれぞれの
加熱出力を異ならせる場合に、食品が少量の場合
等でも過加熱を招くことなく確実に加熱制御し得
る手段を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
つぎに、この考案の構成を実施例に対応する第
1図および第2図を用いて説明する。
この考案による加熱調理器は、加熱室1に収納
された食品2を加熱する加熱源であるマグネトロ
ン3と、前記食品2の加熱とともに変化する前記
加熱室1内の湿度を検出するセンサ4と、該セン
サ4の検出湿度の変化率を算出する変化率算出手
段10と、前記変化率が増加から減少に転ずる変
曲点を検出する変曲点検出手段11と、加熱開始
から前記変曲点までの初期加熱時間を計数する計
数手段12と、前記初期加熱時間と前記食品に個
有の定数との積の追加加熱時間を算出する乗算手
段14と、前記初期加熱時間と前記追加加熱時間
との和の時間、前記マグネトロン3を駆動制御す
る加熱制御手段16とを備えたものである。更
に、この加熱制御手段16は、前記初期加熱時間
における加熱出力と、前記追加加熱時間における
加熱出力とを異ならせるものである。
〔作用〕
そして、加熱室1に収納された食品2をマグネ
トロン3によつて加熱すると、食品2から発生す
る蒸気によつて加熱室1内の絶対湿度および相対
湿度が第2図aの実線および破線に示すように変
化し、この湿度曲線の傾き、すなわち変化率が第
2図bの実線および破線のように増加する。
この加熱がさらに進み、食品2中の水分が沸騰
して食品温度が当該食品2にとつて適当な温度の
近傍に到達すると、前記変化率が第2図bのt1
のように減少に転じる。
ここで、食品2の加熱開始から、湿度の変化率
が増加から減少に転ずる変曲点までの初期加熱時
間Tは、当該食品2の量および初期温度等に依存
した値となり、食品2の重量、初期温度等を考慮
する必要がなくなる。
したがつて、食品2を収納した加熱室1内の湿
度センサ4により検出し、この検出湿度の変化率
を変化率算出手段10により算出するとともに、
変曲点検出手段11によつて前記算出された変化
率が増加から減少に転ずる変曲点を検出すること
により、食品2の初期加熱完了が検出され、加熱
開始から変曲点までを計数する計数手段12よ
り、食品2の重量、初期温度等を加味した初期加
熱時間Tが得られる。
そして、乗算手段14により、この初期加熱時
間Tと当該食品2に個有の定数αとの積α・Tが
算出され、追加加熱時間α・Tが決定され、加熱
制御手段16により、初期加熱時間Tの間、マグ
ネトロン3が駆動制御されるとともに、これに続
いて追加加熱時間α・Tの間、マグネトロン3が
初期加熱時間とは異なる加熱出力で駆動され、食
品2が最適状態に加熱される。
〔実施例〕
つぎに、この考案を、その1実施例を示した図
面とともに詳細に説明する。
第1図は全体構成を示しており、1は電子レン
ジの加熱室、2は加熱室1内に収納された被調理
物としての食品、3は加熱源となるマグネトロ
ン、4は加熱室1内の相対湿度を検出する湿度セ
ンサであり、加熱室1に連通した排気通路に配置
されており、センサ4と抵抗5との直列回路が電
源6の両端に接続され、センサ4の検出湿度が抵
抗5の両端間の電圧変化として取り出される。
7はマグネトロン3に電力を供給する電源回
路、8はセンサ4からの検出湿度、すなわち抵抗
5の両端電圧を増幅する増幅回路、9はセンサ4
の検出湿度に応じて食品2の全加熱時間を決定し
電源回路7を制御してマグネトロン3を駆動制御
する制御部であり、たとえばマイクロコンピユー
タを含んでなり、機能ブロツクで示した各手段1
0〜16により構成されている。
すなわち、変化率算出手段10は、増幅回路8
より出力された電圧信号、すなわちセンサ4の検
出湿度値を一定時間Δt毎に測定し、ある時間t
における湿度値h(t)と、一定時間Δt後におけ
る湿度値h(t+Δt)とから湿度値の変化量D
(t)(=h(t+Δt)−h(t))を逐次算出し出
力する。
また、変曲点検出手段11は、算出手段10よ
り出力されたある時間tにおける変化量D(t)
と、一定時間Δt前の変化量D(t−Δt)とを比較
し、D(t−Δt)>D(t)の条件の成立時に変曲
点検出信号を出力する。
さらに、加熱開始から変曲点までの初期加熱時
間を計数する第1計数手段12は、電子レンジに
おける加熱スタートキーのキー操作による加熱開
始信号STAにより始動し、基準クロツク信号CK
で時間計数するとともに、検出手段11からの検
出信号により停止し、この計数値、すなわち初期
加熱時間Tを出力する。
一方、記憶手段13には、食品毎に食品個有の
定数αが記憶されており、加熱に先立つて入力さ
れた食品選択信号SELによつて当該食品2の定数
αが呼び出され出力される。
また、乗算手段14は、第1計数手段12から
の初期加熱時間Tと記憶手段13からの定数αと
の積、すなわち追加加熱時間α・Tを算出し、第
2計数手段15は、乗算手段14からの追加加熱
時間α・Tを基準クロツク信号CK毎に減算し、
計数値が零になつたときに停止信号を出力する。
さらに、加熱制御手段16は、前記加熱開始信
号STAの入力時に電源回路7を介してマグネト
ロン3を駆動制御し、第2計数手段15からの停
止信号によつてマグネトロン3を停止する。ここ
で、加熱制御手段16は、操作パネルでのキー操
作等による加熱出力設定信号ESTに応じ、デユ
ーテイ制御等によつてマグネトロン3の加熱出力
を設定、可変できるようになつており、初期加熱
時間と追加加熱時間とのそれぞれの加熱出力を異
ならせる設定がなされている場合には、乗算手段
14からの追加加熱時間α・Tの出力と同時に乗
算手段14から加熱制御手段16に出力される追
加加熱開始信号により、加熱出力を切り換える。
この出力の切り換えは、検出手段11からの変
曲点検出信号、すなわち初期加熱終了信号により
行なつてもよい。
そして、これら各手段10〜16は、第3図の
フローチヤートに従つて動作する。
すなわち、加熱室1内に食品2を収納し、食品
2の種類および加熱出力を設定したのち、スター
トキーを操作して加熱開始信号STAを入力する
と、まず、加熱制御手段16により初期加熱出力
がセツトされて電源回路7が動作され、マグネト
ロン3の発振出力により食品2の加熱が開始され
る。
続いて、算出手段10により、増幅回路8より
出力されたセンサ4の検出湿度に相当する湿度値
h(t)が測定され、その変化量D(t)が算出さ
れるとともに、第1計数手段12における計数値
のアツプカウントののち、検出手段11により、
算出手段10からの変化量D(t)が前回の変化
量D(t−Δt)より減少したかどうかが検出さ
れ、YESの条件が成立するまで、一定時間Δt毎
に、算出手段10の算出動作、第1計数手段12
の計数動作および検出手段11の検出動作が繰り
返し行なわれる。
そして、マグネトロン3の発振出力による食品
2の加熱が進行し、センサ4の検出湿度による湿
度曲線の傾き、すなわち変化率が増加から減少に
転ずると、検出手段11によりD(t−Δt)>D
(t)が検出され、第1計数手段12の計数動作
が終了するとともに、乗算手段14により、第1
計数手段12の計数値、すなわち初期加熱時間T
と、記憶手段13からの当該食品2の定数αとの
積が算出され、追加加熱時間α・Tが決定され
る。
さらに、加熱制御手段16では、設定信号
ESTにより追加加熱時間の加熱出力が初期加熱
時間のそれと異なるよう設定されている場合に、
加熱出力を追加加熱時間の加熱出力に切り換え
る。
その後、第2計数手段15により、乗算手段1
4で決定された追加加熱時間α・Tが計数され、
計数値がα・Tに達すると、加熱制御手段16に
停止信号が出力され、加熱制御手段16はこの信
号をもつて電源回路7の駆動を停止し、マグネト
ロン3による加熱動作を終了する。
この結果、食品2は、加熱室1内の湿度の変化
率が増加から減少に転じた変曲点までの初期加熱
時間Tと、該時間Tによつて決定される食品2に
とつて最適な追加加熱時間α・Tとの和の時間、
加熱が継続され、しかも、必要に応じて初期加熱
と追加加熱との加熱出力が切り換えられることに
なり、当該食品2の全加熱時間が自動的に設定さ
れて食品2に応じた最適な加熱状態が得られるこ
ととなる。
特に、初期加熱時間の加熱出力を高出力、追加
加熱時間の加熱出力を低出力に切り換えるように
すれば、食品2の加熱むらの解消に効果的であ
る。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案の加熱調理器による
と、食品の加熱とともに変化する湿度の検出値に
基づいて当該食品の加熱時間を決定する際、検出
湿度の変化率の変曲点を検出して初期加熱時間を
決定するため、食品が少量の場合や水分を多く含
んでいない場合であつても、食品の過加熱を招く
ことなく、確実かつ正確に加熱制御できるもので
あり、しかも、この初期加熱時間と該加熱時間に
よつて算出された追加加熱時間とでそれぞれの加
熱出力を異ならせることができるため、食品に応
じた最適な加熱調理が実現できるうえ、食品の加
熱むらを解消することができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の加熱調理器の1実施例を示
し、第1図はブロツク図、第2図aおよびbはそ
れぞれ食品の加熱時間と湿度との関係図および加
熱時間と湿度の変化率との関係図、第3図は動作
説明用フローチヤートである。 1……加熱室、2……食品、3……マグネトロ
ン、4……湿度センサ、10……変化率算出手
段、11……変曲点検出手段、12……第1計数
手段、14……乗算手段、16……加熱制御手
段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 加熱室に収納された食品を加熱する加熱源
    と、前記食品の加熱とともに変化する前記加熱
    室内の湿度を検出するセンサと、該センサの検
    出湿度の変化率を算出する変化率算出手段と、
    前記変化率が増加から減少に転ずる変曲点を検
    出する変曲点検出手段と、加熱開始から前記変
    曲点までの初期加熱時間を計数する計数手段
    と、前記初期加熱時間と前記食品に固有の定数
    との積の追加加熱時間を算出する乗算手段と、
    前記初期加熱時間と前記追加加熱時間との和の
    時間、前記加熱源を駆動制御する加熱制御手段
    とを備えた加熱調理器。 (2) 加熱手段は初期加熱時間における加熱出力
    と、追加加熱時間における加熱出力とを異なら
    せたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の加熱調理器。
JP7550487U 1987-05-20 1987-05-20 Expired - Lifetime JPH0537126Y2 (ja)

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JP7550487U JPH0537126Y2 (ja) 1987-05-20 1987-05-20

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JPS63185009U JPS63185009U (ja) 1988-11-28
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