JPH0537084U - 線条の連結装置 - Google Patents
線条の連結装置Info
- Publication number
- JPH0537084U JPH0537084U JP014998U JP1499891U JPH0537084U JP H0537084 U JPH0537084 U JP H0537084U JP 014998 U JP014998 U JP 014998U JP 1499891 U JP1499891 U JP 1499891U JP H0537084 U JPH0537084 U JP H0537084U
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- wire
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 連結操作が簡単で、外力に対する対応性に優
れ、線条の連結部に偏心加重が作用することを回避でき
る、線条の連結装置を提供すること。 【構成】 張設予定の線条の抜け出しを規制できる内径
に巻き付け、伸縮性を付与して形成した両端開放型の筒
部と、筒部の端部に連続して形成した大径リングと、大
径リングの終端から逆U字形に延びるフックと、フック
の終端部に屈曲して形成したストッパで構成する。
れ、線条の連結部に偏心加重が作用することを回避でき
る、線条の連結装置を提供すること。 【構成】 張設予定の線条の抜け出しを規制できる内径
に巻き付け、伸縮性を付与して形成した両端開放型の筒
部と、筒部の端部に連続して形成した大径リングと、大
径リングの終端から逆U字形に延びるフックと、フック
の終端部に屈曲して形成したストッパで構成する。
Description
【0001】
本考案は神社、仏閣或いは農園、動物舎、駅舎内に鳥の侵入を阻止する線条の 張設技術に関し、より詳細にはネットを構成する複数の線条の連結装置に関する 。
【0002】
現在、神社や仏閣或いは農園、動物舎内に鳥が侵入することによる弊害が種々 指摘されている。 そこで、これらの施設内に鳥の侵入を防止する対策として、金網或いは細径の ワイヤー等の線条を張り巡らすことが試みられている。
【0003】
前記した従来の鳥の侵入防止技術には、次のような問題点がある。 <イ> 金網を使用する方法にあっては、景観を損ね易い。 <ロ> 線条を用いる方法の場合は、線条の取り付けに手数がかかり、しかも温 度変化や風力による線条の張力変化に対処する技術が必要となってくる。
【0004】
本考案は以上の点に鑑みて成されたもので、その目的とするところはつぎのよ うな線条の連結装置を提供することにある。 <イ>連結操作が簡単な線条の連結装置。 <ロ>外力に対する対応性に優れた線条の連結装置。 <ハ>連結部に偏心荷重が作用することを回避できる、線条の連結装置。
【0005】
本考案は、張設予定の線条の抜け出しを規制できる内径に巻き付け、伸縮性を 付与して形成した両端開放型の筒部と、筒部の端部に連続して形成した大径リン グと、大径リングの終端から逆U字形に延びるフックと、フックの終端部に屈曲 して形成したストッパで構成する線条の連結装置である
【0006】
以下図面を参照しながら本考案について説明する。 <イ>連結装置 図1に平面的に複数の線条1を張設した連結部の平面図を示し、図2に線条1 の連結部の断面図を示す。 線条1は細径のワイヤーケーブル、強化繊維等の伸縮性を持たない公知のケー ブル材からなり、その端部にグリップ11が接続されている。 各線条1の端部にはばねフック2が接続してある。 ばねフック2は螺旋状のコイル材3に任意の間隔で連結される。 コイル材3内部に鋼棒やワイヤーロープ等の補強芯4が内挿して補強してあり 、さらに補強芯4が当材5とUクリップ6を介してアングル7に固定されている 。 以下主要な部材について詳述する。 <ロ>ばねフック 図3にばねフック2の斜視図を示す。 ばねフック2は伸縮機能を有する両端開放型の筒部21と、筒部21の端部で 筒部21の同心円上に形成した大径リング22と、大径リング22の終端から逆 U字形に延びるフック23と、フック23の終端部を鈎状に屈曲して形成したス トッパ24で構成し、これらはすべて一本の鋼線を曲げ加工して形成される。 筒部21の下端部25の内径は、図1に示すグリップ11の抜け出しを防止で きるように内径が絞り込んである。 またフック23は大径リング22の中心を通る仮想直線から外れた位置で、大 径リング22に対して鋭角に立上げて形成してある。 フック23をこの様に形成したのは、ばねフック2の軸方向の引張力が作用し たときにフック23の屈曲部に偏心荷重が作用するのを回避するためである。 フック23の自由端に形成したストッパ24は、大径リング22の下面に掛止 することでフック23の口開きを拘束し、逆にストッパ24を大径リング22か ら外すことでフック22の口開きが可能となる。
【0007】
次に線条1の張設方法について説明する。 <イ>コイル材の取り付け 線条1の張設予定範囲を包囲する位置に、補強芯4を内挿したコイル材3を固 定する。 <ロ>ばねフックの連結 ばねフック2のストッパ24が大径リング22に掛止していないことを確認す る。 そして、線条1の端部に接続したばねフック2を手で持ち、ばねフック2の大 径リングをフックコイル材3に押し当てたまま、ばねフック2を回わすと、フッ ク23の自由端が変形してコイル材3を乗り越え、フック23内にコイル材3が 入り込む。 次にばねフック2のストッパ24を大径リング22の下面に引っ掛けて、フッ ク23の口開きを拘束する。 線条1の他端は同様の操作でコイル材3に連結して線条1を張設するか、或い は公知の方法で連結する。 以上の要領で、図4に示すように線条1を所定のピッチで張設する。 図4では線条1を交差させる場合について示すが、線条1の張設方向は一方向 であってもまた三方向以上であっても良い。 線条1をクロスさせる場合、金網のように交互に線条1の上下位置を変えたり 、或いは上下位置を変えないで張設するものとする。 尚、線条1を風雨の力が受け難い場所に張設する場合は、ばねフック2を直接 補強芯4に掛止させて、コイル材3を省略してもよい。 <ハ>ばねフックの機能 線条1の両端を完全に固定した場合を想定すると、風雨などの外力が作用した り、線条1に温度変形が生じたときに線条1が破断することが予想される。 本考案の場合、線条1の長手方向に発生する変形はばねフック2の筒部21の 伸長によって吸収できるので、線条1の変形によって線条1が破断しない。 しかもばねフック2のフック23の屈曲部に偏心荷重が集中せずに分散される ので、ばねフック2が破損する心配もない。
【0008】
【その他の実施例1】 線条1の途上を屈曲して張設する場合には、図5に示すような中継ばねフック 8を使用すると良い。 この中継ばねフック8は、前記したばねフック2の筒部21の下部に環体82 を追加した構造である。 中継ばねフック8を併用することで、線条1の摺動を許容しながら線条1の引 張力や温度変形に対する吸収効果がより向上する。
【0009】
【その他の実施例2】 図6に示すようにばねフック2の大径リング22からストッパ24の先端まで の高さをコイル材3(または補強芯4)の径より大きく設定すると共に、このス トッパ24の下面側にガイド面26を形成してもよい。 本実施例にあっては、ばねフック2に回転を与えてフック22をコイル材3( または補強芯4)から抜き取る際に、コイル材3(または補強芯4)をガイド面 26に沿わせて容易に抜き取ることができる。
【0010】
本考案は以上説明したようになるから次のような効果を得ることができる。 <イ> ばねフックが線条に作用する引張力や温度変形を吸収するため、線条の 破断を未然に防止できる。 線条に伸縮性の素材を用いなくて済む。 <ロ> ばねフックを回転操作するだけで連結できるため、連結操作が極めて簡 単である。 <ハ> フックの自由端を大径リングに掛止するだけで、フックの口開きを防止 できる。
【図1】 本考案にかかる連結装置をセットしたときの
連結部の平面図
連結部の平面図
【図2】 図1のII−IIの断面図
【図3】 ばねフックの斜視図
【図4】 線条の張設例を示す平面図
【図5】 中継ばねフックの斜視図
【図6】 フックのストッパ付近の部分拡大図
Claims (2)
- 【請求項1】 張設予定の線条の抜け出しを規制できる
内径に巻き付け、伸縮性を付与して形成した両端開放型
の筒部と、 筒部の一端に連続して形成した大径リングと、 大径リングの終端から逆U字形に延びるフックと、 フックの終端部に屈曲して形成したストッパで構成す
る、 線条の連結装置。 - 【請求項2】 請求項1において大径リングを形成した
筒部の他端側に線条挿通用の環体を形成した、線条の連
結装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991014998U JPH0733663Y2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 線条の連結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991014998U JPH0733663Y2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 線条の連結装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0537084U true JPH0537084U (ja) | 1993-05-21 |
JPH0733663Y2 JPH0733663Y2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=11876597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991014998U Expired - Lifetime JPH0733663Y2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 線条の連結装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0733663Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100363606B1 (ko) * | 1998-11-09 | 2002-12-05 | 가부시키가이샤 닛뽄 에이세이 센터 | 와이어 장착 고정기구 |
-
1991
- 1991-02-25 JP JP1991014998U patent/JPH0733663Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100363606B1 (ko) * | 1998-11-09 | 2002-12-05 | 가부시키가이샤 닛뽄 에이세이 센터 | 와이어 장착 고정기구 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0733663Y2 (ja) | 1995-08-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |