JPH0733663Y2 - 線条の連結装置 - Google Patents
線条の連結装置Info
- Publication number
- JPH0733663Y2 JPH0733663Y2 JP1991014998U JP1499891U JPH0733663Y2 JP H0733663 Y2 JPH0733663 Y2 JP H0733663Y2 JP 1991014998 U JP1991014998 U JP 1991014998U JP 1499891 U JP1499891 U JP 1499891U JP H0733663 Y2 JPH0733663 Y2 JP H0733663Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hook
- wire
- filament
- spring hook
- diameter ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Catching Or Destruction (AREA)
- Building Environments (AREA)
- Fencing (AREA)
- Wire Processing (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は神社、仏閣或いは農園、
動物舎、駅舎内に鳥の侵入を阻止する線条の張設技術に
関し、より詳細にはネットを構成する複数の線条の連結
装置に関する。
動物舎、駅舎内に鳥の侵入を阻止する線条の張設技術に
関し、より詳細にはネットを構成する複数の線条の連結
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、神社や仏閣或いは農園、動物舎内
に鳥が侵入することによる弊害が種々指摘されている。
そこで、これらの施設内に鳥の侵入を防止する対策とし
て、金網或いは細径のワイヤー等の線条を張り巡らすこ
とが試みられている。
に鳥が侵入することによる弊害が種々指摘されている。
そこで、これらの施設内に鳥の侵入を防止する対策とし
て、金網或いは細径のワイヤー等の線条を張り巡らすこ
とが試みられている。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】前記した従来の鳥の
侵入防止技術には、次のような問題点がある。 <イ> 金網を使用する方法にあっては、景観を損ね易
い。 <ロ> 線条を用いる方法の場合は、線条の取り付けに
手数がかかり、しかも温度変化や風力による線条の張力
変化に対処する技術が必要となってくる。
侵入防止技術には、次のような問題点がある。 <イ> 金網を使用する方法にあっては、景観を損ね易
い。 <ロ> 線条を用いる方法の場合は、線条の取り付けに
手数がかかり、しかも温度変化や風力による線条の張力
変化に対処する技術が必要となってくる。
【0004】
【本考案の目的】本考案は以上の点に鑑みて成されたも
ので、その目的とするところはつぎのような線条の連結
装置を提供することにある。 <イ>連結操作が簡単な線条の連結装置。 <ロ>外力に対する対応性に優れた線条の連結装置。 <ハ>連結部に偏心荷重が作用することを回避できる、
線条の連結装置。
ので、その目的とするところはつぎのような線条の連結
装置を提供することにある。 <イ>連結操作が簡単な線条の連結装置。 <ロ>外力に対する対応性に優れた線条の連結装置。 <ハ>連結部に偏心荷重が作用することを回避できる、
線条の連結装置。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本考案は、張設予定の
線条の抜け出しを規制できる内径に巻き付け、伸縮性を
付与して形成した両端開放型の筒部と、筒部の端部に連
続して形成した大径リングと、大径リングの終端から逆
U字形に延びるフックと、フックの終端部に屈曲して形
成したストッパで構成する線条の連結装置である
線条の抜け出しを規制できる内径に巻き付け、伸縮性を
付与して形成した両端開放型の筒部と、筒部の端部に連
続して形成した大径リングと、大径リングの終端から逆
U字形に延びるフックと、フックの終端部に屈曲して形
成したストッパで構成する線条の連結装置である
【0006】
【本考案の構成】以下図面を参照しながら本考案につい
て説明する。 <イ>連結装置 図1に平面的に複数の線条1を張設した連結部の平面図
を示し、図2に線条1の連結部の断面図を示す。線条1
は細径のワイヤーケーブル、強化繊維等の伸縮性を持た
ない公知のケーブル材からなり、その端部にグリップ1
1が接続されている。各線条1の端部にはばねフック2
が接続してある。ばねフック2は螺旋状のコイル材3に
任意の間隔で連結される。コイル材3内部に鋼棒やワイ
ヤーロープ等の補強芯4が内挿して補強してあり、さら
に補強芯4が当材5とUクリップ6を介してアングル7
に固定されている。 以下主要な部材について詳述す
る。 <ロ>ばねフック 図3にばねフック2の斜視図を示す。ばねフック2は伸
縮機能を有する両端開放型の筒部21と、筒部21の端
部で筒部21の同心円上に形成した大径リング22と、
大径リング22の終端から逆U字形に延びるフック23
と、フック23の終端部を鈎状に屈曲して形成したスト
ッパ24で構成し、これらはすべて一本の鋼線を曲げ加
工して形成される。筒部21の下端部25の内径は、図
1に示すグリップ11の抜け出しを防止できるように内
径が絞り込んである。またフック23は大径リング22
の中心を通る仮想直線から外れた位置で、大径リング2
2に対して鋭角に立上げて形成してある。フック23を
この様に形成したのは、ばねフック2の軸方向の引張力
が作用したときにフック23の屈曲部に偏心荷重が作用
するのを回避するためである。フック23の自由端に形
成したストッパ24は、大径リング22の下面に掛止す
ることでフック23の口開きを拘束し、逆にストッパ2
4を大径リング22から外すことでフック22の口開き
が可能となる。
て説明する。 <イ>連結装置 図1に平面的に複数の線条1を張設した連結部の平面図
を示し、図2に線条1の連結部の断面図を示す。線条1
は細径のワイヤーケーブル、強化繊維等の伸縮性を持た
ない公知のケーブル材からなり、その端部にグリップ1
1が接続されている。各線条1の端部にはばねフック2
が接続してある。ばねフック2は螺旋状のコイル材3に
任意の間隔で連結される。コイル材3内部に鋼棒やワイ
ヤーロープ等の補強芯4が内挿して補強してあり、さら
に補強芯4が当材5とUクリップ6を介してアングル7
に固定されている。 以下主要な部材について詳述す
る。 <ロ>ばねフック 図3にばねフック2の斜視図を示す。ばねフック2は伸
縮機能を有する両端開放型の筒部21と、筒部21の端
部で筒部21の同心円上に形成した大径リング22と、
大径リング22の終端から逆U字形に延びるフック23
と、フック23の終端部を鈎状に屈曲して形成したスト
ッパ24で構成し、これらはすべて一本の鋼線を曲げ加
工して形成される。筒部21の下端部25の内径は、図
1に示すグリップ11の抜け出しを防止できるように内
径が絞り込んである。またフック23は大径リング22
の中心を通る仮想直線から外れた位置で、大径リング2
2に対して鋭角に立上げて形成してある。フック23を
この様に形成したのは、ばねフック2の軸方向の引張力
が作用したときにフック23の屈曲部に偏心荷重が作用
するのを回避するためである。フック23の自由端に形
成したストッパ24は、大径リング22の下面に掛止す
ることでフック23の口開きを拘束し、逆にストッパ2
4を大径リング22から外すことでフック22の口開き
が可能となる。
【0007】
【作用】次に線条1の張設方法について説明する。 <イ>コイル材の取り付け 線条1の張設予定範囲を包囲する位置に、補強芯4を内
挿したコイル材3を固定する。 <ロ>ばねフックの連結 ばねフック2のストッパ24が大径リング22に掛止し
ていないことを確認する。そして、線条1の端部に接続
したばねフック2を手で持ち、ばねフック2の大径リン
グをフックコイル材3に押し当てたまま、ばねフック2
を回わすと、フック23の自由端が変形してコイル材3
を乗り越え、フック23内にコイル材3が入り込む。次
にばねフック2のストッパ24を大径リング22の下面
に引っ掛けて、フック23の口開きを拘束する。線条1
の他端は同様の操作でコイル材3に連結して線条1を張
設するか、或いは公知の方法で連結する。以上の要領
で、図4に示すように線条1を所定のピッチで張設す
る。図4では線条1を交差させる場合について示すが、
線条1の張設方向は一方向であってもまた三方向以上で
あっても良い。線条1をクロスさせる場合、金網のよう
に交互に線条1の上下位置を変えたり、或いは上下位置
を変えないで張設するものとする。尚、線条1を風雨の
力が受け難い場所に張設する場合は、ばねフック2を直
接補強芯4に掛止させて、コイル材3を省略してもよ
い。 <ハ>ばねフックの機能 線条1の両端を完全に固定した場合を想定すると、風雨
などの外力が作用したり、線条1に温度変形が生じたと
きに線条1が破断することが予想される。本考案の場
合、線条1の長手方向に発生する変形はばねフック2の
筒部21の伸長によって吸収できるので、線条1の変形
によって線条1が破断しない。しかもばねフック2のフ
ック23の屈曲部に偏心荷重が集中せずに分散されるの
で、ばねフック2が破損する心配もない。
挿したコイル材3を固定する。 <ロ>ばねフックの連結 ばねフック2のストッパ24が大径リング22に掛止し
ていないことを確認する。そして、線条1の端部に接続
したばねフック2を手で持ち、ばねフック2の大径リン
グをフックコイル材3に押し当てたまま、ばねフック2
を回わすと、フック23の自由端が変形してコイル材3
を乗り越え、フック23内にコイル材3が入り込む。次
にばねフック2のストッパ24を大径リング22の下面
に引っ掛けて、フック23の口開きを拘束する。線条1
の他端は同様の操作でコイル材3に連結して線条1を張
設するか、或いは公知の方法で連結する。以上の要領
で、図4に示すように線条1を所定のピッチで張設す
る。図4では線条1を交差させる場合について示すが、
線条1の張設方向は一方向であってもまた三方向以上で
あっても良い。線条1をクロスさせる場合、金網のよう
に交互に線条1の上下位置を変えたり、或いは上下位置
を変えないで張設するものとする。尚、線条1を風雨の
力が受け難い場所に張設する場合は、ばねフック2を直
接補強芯4に掛止させて、コイル材3を省略してもよ
い。 <ハ>ばねフックの機能 線条1の両端を完全に固定した場合を想定すると、風雨
などの外力が作用したり、線条1に温度変形が生じたと
きに線条1が破断することが予想される。本考案の場
合、線条1の長手方向に発生する変形はばねフック2の
筒部21の伸長によって吸収できるので、線条1の変形
によって線条1が破断しない。しかもばねフック2のフ
ック23の屈曲部に偏心荷重が集中せずに分散されるの
で、ばねフック2が破損する心配もない。
【0008】
【その他の実施例1】線条1の途上を屈曲して張設する
場合には、図5に示すような中継ばねフック8を使用す
ると良い。この中継ばねフック8は、前記したばねフッ
ク2の筒部21の下部に環体82を追加した構造であ
る。中継ばねフック8を併用することで、線条1の摺動
を許容しながら線条1の引張力や温度変形に対する吸収
効果がより向上する。
場合には、図5に示すような中継ばねフック8を使用す
ると良い。この中継ばねフック8は、前記したばねフッ
ク2の筒部21の下部に環体82を追加した構造であ
る。中継ばねフック8を併用することで、線条1の摺動
を許容しながら線条1の引張力や温度変形に対する吸収
効果がより向上する。
【0009】
【その他の実施例2】図6に示すようにばねフック2の
大径リング22からストッパ24の先端までの高さをコ
イル材3(または補強芯4)の径より大きく設定すると
共に、このストッパ24の下面側にガイド面26を形成
してもよい。本実施例にあっては、ばねフック2に回転
を与えてフック22をコイル材3(または補強芯4)か
ら抜き取る際に、コイル材3(または補強芯4)をガイ
ド面26に沿わせて容易に抜き取ることができる。
大径リング22からストッパ24の先端までの高さをコ
イル材3(または補強芯4)の径より大きく設定すると
共に、このストッパ24の下面側にガイド面26を形成
してもよい。本実施例にあっては、ばねフック2に回転
を与えてフック22をコイル材3(または補強芯4)か
ら抜き取る際に、コイル材3(または補強芯4)をガイ
ド面26に沿わせて容易に抜き取ることができる。
【0010】
【考案の効果】本考案は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。 <イ> ばねフックが線条に作用する引張力や温度変形
を吸収するため、線条の破断を未然に防止できる。線条
に伸縮性の素材を用いなくて済む。 <ロ> ばねフックを回転操作するだけで連結できるた
め、連結操作が極めて簡単である。 <ハ> フックの自由端を大径リングに掛止するだけ
で、フックの口開きを防止できる。
のような効果を得ることができる。 <イ> ばねフックが線条に作用する引張力や温度変形
を吸収するため、線条の破断を未然に防止できる。線条
に伸縮性の素材を用いなくて済む。 <ロ> ばねフックを回転操作するだけで連結できるた
め、連結操作が極めて簡単である。 <ハ> フックの自由端を大径リングに掛止するだけ
で、フックの口開きを防止できる。
【図1】 本考案にかかる連結装置をセットしたときの
連結部の平面図
連結部の平面図
【図2】 図1のII−IIの断面図
【図3】 ばねフックの斜視図
【図4】 線条の張設例を示す平面図
【図5】 中継ばねフックの斜視図
【図6】 フックのストッパ付近の部分拡大図
Claims (2)
- 【請求項1】 張設予定の線条の抜け出しを規制できる
内径に巻き付け、伸縮性を付与して形成した両端開放型
の筒部と、 筒部の一端に連続して形成した大径リングと、 大径リングの終端から逆U字形に延びるフックと、 フックの終端部に屈曲して形成したストッパで構成す
る、 線条の連結装置。 - 【請求項2】 請求項1において大径リングを形成した
筒部の他端側に線条挿通用の環体を形成した、線条の連
結装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991014998U JPH0733663Y2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 線条の連結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991014998U JPH0733663Y2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 線条の連結装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0537084U JPH0537084U (ja) | 1993-05-21 |
JPH0733663Y2 true JPH0733663Y2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=11876597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991014998U Expired - Lifetime JPH0733663Y2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 線条の連結装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0733663Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000139323A (ja) * | 1998-11-09 | 2000-05-23 | Nippon Eisei Center:Kk | ワイヤー係着固定具 |
-
1991
- 1991-02-25 JP JP1991014998U patent/JPH0733663Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0537084U (ja) | 1993-05-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |