JPH0537019Y2 - - Google Patents

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JPH0537019Y2
JPH0537019Y2 JP3450586U JP3450586U JPH0537019Y2 JP H0537019 Y2 JPH0537019 Y2 JP H0537019Y2 JP 3450586 U JP3450586 U JP 3450586U JP 3450586 U JP3450586 U JP 3450586U JP H0537019 Y2 JPH0537019 Y2 JP H0537019Y2
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  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は内燃機関の点火時期制御装置に関し、
特に湿度補正機能を有するものに関する。
〈従来の技術〉 従来の内燃機関の点火時期制御装置として、基
本的には、機関回転数と燃料供給量(電子制御燃
料噴射式内燃機関では基本噴射量)に応じて点火
時期を制御するものの、雨天時等にはノツキング
限界が進角側に移行することから、湿度センサを
設け湿度に応じて点火時期を補正するようにした
ものがある(特開昭59−49369号公報参照)。
湿度センサはセラミツク基板上に湿度に応じて
抵抗値が変化するチタニア(TiO2)等を主成分
とする感湿材を膜状に装着する構成であり、高湿
下での連続使用等により、感湿材の表面に汚染物
質が付着して特性が劣化するので、汚染物質の加
熱処理用のヒータを装着し、適時的にヒータへ通
電して加熱クリーニングを行う必要がある。この
ため、従来では加熱クリーニングを機関始動時
(イグニツシヨンスイツチON時)に行うように
している。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところで、前述の加熱クリーニングの間は点火
時期の湿度補正が行えないので、機関始動時にお
いては機関が始動してから湿度補正が開始される
までに時間的な遅れがある(第4図参照)。
このため、機関を停止させてから再始動までの
時間が短い場合、具体的には機関停止以前の運転
間隔がドライバーに残つている間に再始動するよ
うな場合等では、再始動時において、第4図に示
すように機関停止前後での湿度補正の有無に基づ
く運転性の差が現れドライバーに異和感を与える
という問題がある。
本考案は上記の実情に鑑みてなされたもので、
機関の停止時間が短い場合には機関始動後即座に
湿度補正が開始されるようにして、再始動時にド
ライバーに異和感を与えないようにした点火時期
制御装置を提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 このため本考案は第1図に示すように、機関回
転数と燃料供給量に見合つた点火時期の基本制御
値データを記憶しており、この記憶データの中か
らそのときの機関回転数と燃料供給量に見合つた
基本制御値を出力する基本制御値出力手段と、検
出素子の加熱クリーニング用ヒータを有する湿度
センサで検出した大気湿度に応じて基本制御値を
補正する湿度補正手段とを備えると共に、イグニ
ツシヨンスイツチがオンしてから所定時間加熱ク
リーニング用ヒータを作動させ湿度補正を停止さ
せる加熱クリーニング制御手段を設けた内燃機関
の点火時期制御装置において、機関冷却水温度を
検出する水温センサと、イグニツシヨンスイツチ
オン時に水温センサの検出温度が所定値以上のと
き加熱クリーニング制御手段の作動を停止させる
加熱クリーニング停止手段とを設ける構成とし
た。
〈作用〉 上記の構成によれば、機関冷却水温度が所定温
度以上、言い換えれば機関の停止から再始動まで
の時間が短時間のときには、加熱クリーニングを
行わず直ちに湿度補正が開始される。このため、
従来のような機関の停止前と再始動時とにおける
湿度補正の有無に基づく運転性の差がなくなり、
ドライバーの異和感を解消できる。また、加熱ク
リーニング頻度が少なくなり湿度センサの寿命が
延びるようになる。
〈実施例〉 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
第2図において、機関本体1の各気筒には点火
栓2が設けられていて、これらには制御回路20
からの点火信号に基づいてイグナイター付点火コ
イル3にて発生する高電圧がデイストリビユータ
4を介して順次印加され、これにより、火花点火
して混合気を着火燃焼させる。
制御回路20は、CPU21、ROM22、
RAM23及び入出力インターフエース(I/
O)24を含んで構成され、CPU21により
ROM22内の制御プログラムに従つて、クラン
ク角センサ5、吸入空気流量計6及び湿度センサ
7からの信号を読込み、クランク角センサ5から
の信号に基づいて算出される機関回転数Nと、燃
料噴射弁(図示せず)の燃料噴射量の制御のため
に算出される基本燃料噴射量Tp(Tp=K・Q/
Nで、Kは定数、Qは吸入空気流量計6により検
出される吸入空気流量)とから、マツプより点火
時期の基本制御値を検索し、これを湿度センサ7
により検出回路8を介して検出される湿度に応じ
た補正値で補正し、最終的な点火時期の制御値を
決定し、これに基づくタイミングで点火コイル3
の作動を制御する。
また、制御回路20は、水温センサ9からの信
号に基づく機関冷却水温度に応じて、イグニツシ
ヨンスイツチ10がオンしたときに湿度センサ7
の加熱クリーニングを行うか否かを判断し、その
判断結果により駆動回路11を介して湿度センサ
7のヒータへの印加電圧を制御し、加熱クリーニ
ングを行うときには、その間、湿度補正を停止さ
せるようになつている。
次に本実施例の点火時期制御について第3図の
フローチヤートを参照しながら説明する。
まず、S1でイグニツシヨンスイツチ10がON
か否かの判定を行い、ONになると、S2でクラン
ク角センサ5からの信号に基づく機関回転数N
と、該機関回転数N及び吸入空気流量計6からの
信号の基づく吸入空気流量Qに応じた燃料の基本
噴射量Tpを算出する。
次に、S3で機関回転数Nと基本噴射量Tpに見
合つた点火時期の基本制御値を検索する。S4で
は、水温センサ9からの信号に基づいて、その時
の機関冷却水温度Twが、設定値Tw0(例えば
Tw0=60℃)以下か否かを判定する。そして、
TwがTw0以上(Tw≧Tw0)のとき、言い換え
れば、機関停止から再始動までの時間が短いとき
は加熱クリーニングを行わず、従つて、S5で湿
度センサ7により検出回路8を介して検出された
湿度に対応する湿度補正値を算出する。更に、
S6で算出した湿度補正値により、基本制御値を
補正して湿度補正した点火時期制御値を設定し、
S7で決定した点火時期制御値の出力を行う。
一方、S4でTw<Tw0の場合には、S8で従来通
り加熱クリーニングを開始すべく駆動回路11を
介して湿度センサ7のヒータへの印加電圧を高電
圧に制御する。そして、S9で加熱クリーニング
時間tが所定時間t0(例えばt0=60秒)経過した
か否かを判定し、経過していなければ(t<t0)、
S10へ進み湿度補正をせず点火時期制御値を設定
し、S7により設定した点火時期制御値の出力を
行う。また、S9で加熱クリーニング時間tがt
≧t0になつたときには、S11で加熱クリーニング
を停止し湿度補正を開始する(S5,S6)。
このようにすれば、機関を停止した後、短時間
のうちに再び機関を始動させる場合は、再始動
後、湿度センサの加熱クリーニングなしに即座に
湿度補正が開始される。このため、機関の停止前
と再始動後における運転性の差がなくドライバー
に異和感を与えることがなくなる。また、エンス
ト等による加熱クリーニングの乱発が防止できる
ため無駄な加熱クリーニング動作を抑制でき湿度
センサの検出特性の劣化を防止できる。
〈考案の効果〉 以上述べたように本考案によれば、機関始動時
に機関停止前の運転感覚が残存しているような、
機関停止時間の短いときには、加熱クリーニング
は行わず直ちに湿度補正を開始する構成としたの
で、機関再始動時において停止前の運転性との異
和感をなくせる。また、無駄な加熱クリーニング
をなくすことができるので、湿度センサの検出特
性の劣化を防止でき湿度センサの寿命を向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成を説明するブロツク図、
第2図は本考案の一実施例を示すブロツク図、第
3図は同上実施例の制御フローチヤート、第4図
は従来の再始動時の点火時期制御を説明する図で
ある。 1……機関本体、2……点火栓、3……点火コ
イル、4……デイストリビユータ、5……クラン
ク角センサ、7……湿度センサ、9……水温セン
サ、10……イグニツシヨンスイツチ、11……
駆動回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関回転数と燃料供給量に見合つた点火時期の
    基本制御値データを記憶しており、前記記憶デー
    タの中からそのときの機関回転数と燃料供給量に
    見合つた基本制御値を出力する基本制御値出力手
    段と、検出素子の加熱クリーニング用ヒータを有
    する湿度センサで検出した大気湿度に応じて前記
    基本制御値を補正する湿度補正手段とを備えると
    共に、イグニツシヨンスイツチがオンしてから所
    定時間前記ヒータを作動させると共に湿度補正を
    停止させる加熱クリーニング制御手段を設けた内
    燃機関の点火時期制御装置において、機関冷却水
    温度を検出する水温センサと、イグニツシヨンス
    イツチオン時に前記水温センサの検出温度が所定
    値以上のとき前記加熱クリーニング制御手段の作
    動を停止させる加熱クリーニング停止手段とを設
    けたことを特徴とする内燃機関の点火時期制御装
    置。
JP3450586U 1986-03-12 1986-03-12 Expired - Lifetime JPH0537019Y2 (ja)

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JPS62148782U JPS62148782U (ja) 1987-09-19
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