JPH0537006A - 光電変換装置 - Google Patents
光電変換装置Info
- Publication number
- JPH0537006A JPH0537006A JP3190496A JP19049691A JPH0537006A JP H0537006 A JPH0537006 A JP H0537006A JP 3190496 A JP3190496 A JP 3190496A JP 19049691 A JP19049691 A JP 19049691A JP H0537006 A JPH0537006 A JP H0537006A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- photoelectric conversion
- light
- junction
- wave
- optical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Semiconductor Lasers (AREA)
- Light Receiving Elements (AREA)
- Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 TEとTMの偏波がランダムな光を増幅して
光電変換を行う光電変換装置に関し,偏波依存性を無く
すと共に損失を低減することを目的とする。 【構成】 二つ以上の異なった方向あるいは空間的に異
なった位置から入射される光に対して,同等の光電変換
を行う機能を有し,該光の入射方向あるいは入射位置に
関係無く光電変換して電気出力を行う光電変換手段11
と,この光電変換手段11に,光学的に接続され,該入
射される複数の光を受信する複数個の光増幅手段12,
13とから構成する。より具体的には,光電変換部21
および光増幅部22,23を半導体ダブルヘテロPN接
合によって構成し,光電変換部21のコア部21aと光
増幅部22,23のコア部22a,23aとを層方向で
連続させる。電極は,光電変換部21,光増幅部22,
23に対して,独立に電圧印加あるいは電流注入を行う
ことができるように分離されている。
光電変換を行う光電変換装置に関し,偏波依存性を無く
すと共に損失を低減することを目的とする。 【構成】 二つ以上の異なった方向あるいは空間的に異
なった位置から入射される光に対して,同等の光電変換
を行う機能を有し,該光の入射方向あるいは入射位置に
関係無く光電変換して電気出力を行う光電変換手段11
と,この光電変換手段11に,光学的に接続され,該入
射される複数の光を受信する複数個の光増幅手段12,
13とから構成する。より具体的には,光電変換部21
および光増幅部22,23を半導体ダブルヘテロPN接
合によって構成し,光電変換部21のコア部21aと光
増幅部22,23のコア部22a,23aとを層方向で
連続させる。電極は,光電変換部21,光増幅部22,
23に対して,独立に電圧印加あるいは電流注入を行う
ことができるように分離されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,光電変換装置,特にT
EとTMの偏波がランダムな光を増幅して光電変換を行
う光電変換装置に関する。
EとTMの偏波がランダムな光を増幅して光電変換を行
う光電変換装置に関する。
【0002】光ファイバの損失は0.3dB/km未満
である。受信感度が3dB向上すると伝送可能距離は1
0km長くなる。伝送可能距離が長くなると中継器が不
要となり,コストダウンにつながる。
である。受信感度が3dB向上すると伝送可能距離は1
0km長くなる。伝送可能距離が長くなると中継器が不
要となり,コストダウンにつながる。
【0003】光通信装置において,光増幅を行った後に
光電変換を行うと,感度が上昇する。したがって,伝送
可能距離を大きくとれるようになる。しかし,光ファイ
バを通過した光は,TEとTMの偏波がランダムであ
り,環境や時間によって変化する。一方,通常,光増幅
器は偏波依存性を持つ。そこで,できるだけ偏波依存性
の少ない光増幅器付光電変換装置が望まれている。しか
も,モノリシックに構成できるものが望まれている。本
発明は,これらの要求に応える光電変換装置を提供する
ものである。
光電変換を行うと,感度が上昇する。したがって,伝送
可能距離を大きくとれるようになる。しかし,光ファイ
バを通過した光は,TEとTMの偏波がランダムであ
り,環境や時間によって変化する。一方,通常,光増幅
器は偏波依存性を持つ。そこで,できるだけ偏波依存性
の少ない光増幅器付光電変換装置が望まれている。しか
も,モノリシックに構成できるものが望まれている。本
発明は,これらの要求に応える光電変換装置を提供する
ものである。
【0004】
【従来の技術】図5は従来例を示す図であり,図(a)
は全体構成を示し,図(b)は図(a)のB−B断面を
示している。
は全体構成を示し,図(b)は図(a)のB−B断面を
示している。
【0005】同図において,91は偏波分離手段,92
は偏波回転手段,93は光混合手段,94は光増幅手
段,95は光電変換手段,96,97および98は光で
ある。(従来例1)本従来例は,偏波依存性を解消する
ために,光ファイバからの光をTE波とTM波とに偏波
分離し,TM波をTE波に変換した後,再び混合して用
いる方法である。具体的には,次の手順による。
は偏波回転手段,93は光混合手段,94は光増幅手
段,95は光電変換手段,96,97および98は光で
ある。(従来例1)本従来例は,偏波依存性を解消する
ために,光ファイバからの光をTE波とTM波とに偏波
分離し,TM波をTE波に変換した後,再び混合して用
いる方法である。具体的には,次の手順による。
【0006】 光ファイバからの光を偏波分離手段9
1によってTE波とTM波とに偏波分離する。 偏波
回転手段92によってTM波をTE波に変換する。
1によってTE波とTM波とに偏波分離する。 偏波
回転手段92によってTM波をTE波に変換する。
【0007】 偏波分離手段91を通過したTE波
と,偏波回転手段92によってTM波から変換されたT
E波とを光混合手段93によって混合する。 光混合
手段93から出力される光97を光増幅手段94へ入射
させる。
と,偏波回転手段92によってTM波から変換されたT
E波とを光混合手段93によって混合する。 光混合
手段93から出力される光97を光増幅手段94へ入射
させる。
【0008】 光増幅手段94は入射された光97を
増幅した後,光電変換手段95へ送る。 光電変換手
段95は,光増幅手段94によって増幅された光を電気
信号に変換して出力する。
増幅した後,光電変換手段95へ送る。 光電変換手
段95は,光増幅手段94によって増幅された光を電気
信号に変換して出力する。
【0009】(従来例2)本従来例は,光増幅手段94
に進行波型の増幅器を用いて偏波依存性を小さくする方
法である。
に進行波型の増幅器を用いて偏波依存性を小さくする方
法である。
【0010】図5(b)を用いて,進行波型光増幅器を
説明する。図5(b)において,101は半導体基板,
102はクラッド層,103はコア層,104はクラッ
ド層,105はブロック層,106および107は電極
である。
説明する。図5(b)において,101は半導体基板,
102はクラッド層,103はコア層,104はクラッ
ド層,105はブロック層,106および107は電極
である。
【0011】進行波型光増幅器では,コア層103の形
状を正方形に近づければ偏波依存性を小さくすることが
できる。
状を正方形に近づければ偏波依存性を小さくすることが
できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来例1の問題点は,
光ファイバからの光を半分しか利用できない点である。
すなわち,光混合手段93によって,偏波分離手段91
を通過したTE波と,偏波回転手段92によってTM波
から変換されたTE波とを混合すると,光は光97と光
98とに2分される。光97は,光増幅手段94へ入射
されるが,光98は利用されないので,光ファイバから
の光の1/2が損失になる。
光ファイバからの光を半分しか利用できない点である。
すなわち,光混合手段93によって,偏波分離手段91
を通過したTE波と,偏波回転手段92によってTM波
から変換されたTE波とを混合すると,光は光97と光
98とに2分される。光97は,光増幅手段94へ入射
されるが,光98は利用されないので,光ファイバから
の光の1/2が損失になる。
【0013】従来例2においては,進行波型光増幅器の
コア層103は,通常,幅2〜5μm,厚さ0.1〜
0.3μmのものが用いられている。そこで,コア層の
形状を正方形に近づけるために,幅を0.3μm程度ま
で小さくする方法が考えられるが,現在の製造技術では
高々1μmが限界であり,製作が極めて困難である,と
いう問題を生じる。また,コア層の断面積が小さくなる
と利得が低下する,という問題も生じる。
コア層103は,通常,幅2〜5μm,厚さ0.1〜
0.3μmのものが用いられている。そこで,コア層の
形状を正方形に近づけるために,幅を0.3μm程度ま
で小さくする方法が考えられるが,現在の製造技術では
高々1μmが限界であり,製作が極めて困難である,と
いう問題を生じる。また,コア層の断面積が小さくなる
と利得が低下する,という問題も生じる。
【0014】逆に,コア層の厚さを1μm程度まで厚く
する方法が考えられるが,コア層が厚くなると,自然放
出光の強度が増し,雑音が増加する,という問題が生じ
る。さらに,抵抗が増大して発熱が大きくなり,利得が
低下する,という問題も生じる。このため,コア層を正
方形にする方法を用いることはできない。
する方法が考えられるが,コア層が厚くなると,自然放
出光の強度が増し,雑音が増加する,という問題が生じ
る。さらに,抵抗が増大して発熱が大きくなり,利得が
低下する,という問題も生じる。このため,コア層を正
方形にする方法を用いることはできない。
【0015】本発明は,上記の問題点を解決して,偏波
依存性を無くすと共に損失を低減した光電変換装置,特
にTEとTMの偏波がランダムな光を増幅して光電変換
を行う光電変換装置を提供することを目的とする。
依存性を無くすと共に損失を低減した光電変換装置,特
にTEとTMの偏波がランダムな光を増幅して光電変換
を行う光電変換装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,本発明に係る光電変換装置は,少なくとも二つ以
上の異なった方向あるいは空間的に異なった位置から入
射される光に対して,同等の光電変換を行う機能を有
し,該光の入射方向あるいは入射位置に関係無く電気出
力を行う光電変換手段と,該光電変換手段に,光学的に
接続され,該入射される複数の光を受信する複数個の光
増幅手段とを含むように構成する。
めに,本発明に係る光電変換装置は,少なくとも二つ以
上の異なった方向あるいは空間的に異なった位置から入
射される光に対して,同等の光電変換を行う機能を有
し,該光の入射方向あるいは入射位置に関係無く電気出
力を行う光電変換手段と,該光電変換手段に,光学的に
接続され,該入射される複数の光を受信する複数個の光
増幅手段とを含むように構成する。
【0017】より具体的には,上記の構成において,光
電変換手段および光増幅手段が,半導体ダブルヘテロP
N接合によって構成されており,光電変換手段を構成す
る半導体ダブルヘテロPN接合のコア部と光増幅手段を
構成する半導体ダブルヘテロPN接合のコア部とが層方
向で連続しており,光電変換手段を構成する半導体ダブ
ルヘテロPN接合の上面および下面,並びに光増幅手段
を構成する半導体ダブルヘテロPN接合の上面および下
面にそれぞれ電極が設けられており,これらの電極は,
光電変換手段を構成する半導体ダブルヘテロPN接合お
よび光増幅手段を構成する半導体ダブルヘテロPN接合
に対して,独立に電圧印加あるいは電流注入を行うこと
ができるように分離して形成されているように構成す
る。
電変換手段および光増幅手段が,半導体ダブルヘテロP
N接合によって構成されており,光電変換手段を構成す
る半導体ダブルヘテロPN接合のコア部と光増幅手段を
構成する半導体ダブルヘテロPN接合のコア部とが層方
向で連続しており,光電変換手段を構成する半導体ダブ
ルヘテロPN接合の上面および下面,並びに光増幅手段
を構成する半導体ダブルヘテロPN接合の上面および下
面にそれぞれ電極が設けられており,これらの電極は,
光電変換手段を構成する半導体ダブルヘテロPN接合お
よび光増幅手段を構成する半導体ダブルヘテロPN接合
に対して,独立に電圧印加あるいは電流注入を行うこと
ができるように分離して形成されているように構成す
る。
【0018】図1は本発明の基本構成を示す図である。
図(a)は請求項1に対応し,図(b)は請求項2に対
応する。図(a)において,11は光電変換手段,12
および13は光増幅手段,14および15は入射光であ
る。
図(a)は請求項1に対応し,図(b)は請求項2に対
応する。図(a)において,11は光電変換手段,12
および13は光増幅手段,14および15は入射光であ
る。
【0019】図(b)において,21は光電変換部,2
1a,22aおよび23aは半導体ダブルヘテロPN接
合のコア部,22および23は光増幅部,24は偏波分
離手段,25は偏波回転手段,26および27は入射光
である。
1a,22aおよび23aは半導体ダブルヘテロPN接
合のコア部,22および23は光増幅部,24は偏波分
離手段,25は偏波回転手段,26および27は入射光
である。
【0020】
【作用】まず,図1(a)に示す光電変換装置の動作を
説明する。少なくとも2つ以上の方向から光を入射させ
た場合でも光電変換特性が同じである光電変換手段11
を使用する。また,2つ以上の方向の光の経路に光増幅
手段12および13を配置する。光ファイバの出力光
は,TE波およびTM波に偏波分離し,TE波はそのま
ま一方の光増幅手段12に入射させ,TM波は偏波を9
0度回転させた後,光増幅手段13に入射させる。
説明する。少なくとも2つ以上の方向から光を入射させ
た場合でも光電変換特性が同じである光電変換手段11
を使用する。また,2つ以上の方向の光の経路に光増幅
手段12および13を配置する。光ファイバの出力光
は,TE波およびTM波に偏波分離し,TE波はそのま
ま一方の光増幅手段12に入射させ,TM波は偏波を9
0度回転させた後,光増幅手段13に入射させる。
【0021】光増幅手段12は,入射されたTE波を増
幅し,光増幅手段13は,TM波の偏波を90度回転さ
せたTE波を増幅する。増幅された2つのTE波は,光
電変換手段11に入射され,電気信号に変換されて出力
される。これにより,光ファイバの出力光は,損失無く
全て電気信号に変換される。
幅し,光増幅手段13は,TM波の偏波を90度回転さ
せたTE波を増幅する。増幅された2つのTE波は,光
電変換手段11に入射され,電気信号に変換されて出力
される。これにより,光ファイバの出力光は,損失無く
全て電気信号に変換される。
【0022】2つの光増幅手段12および13は,いず
れもTE波を増幅することになるので,高い増幅率を持
つことになる。そして,2つの光増幅手段12および1
3の出力を1つの光電変換手段11が光電変換するの
で,2つの光増幅手段12および13の出力の和の出力
が得られることになる。したがって,光ファイバ出力光
の偏波に依存しない光電変換装置が実現される。
れもTE波を増幅することになるので,高い増幅率を持
つことになる。そして,2つの光増幅手段12および1
3の出力を1つの光電変換手段11が光電変換するの
で,2つの光増幅手段12および13の出力の和の出力
が得られることになる。したがって,光ファイバ出力光
の偏波に依存しない光電変換装置が実現される。
【0023】次に,図1(b)に示す光増幅器付光電変
換装置の動作を説明する。図(b)に示すように,光電
変換部21,光増幅部22,および光増幅部23は,半
導体ダブルヘテロPN接合によって構成されている。そ
して,光電変換部21を構成する半導体ダブルヘテロP
N接合のコア部21aと光増幅部22および23を構成
する半導体ダブルヘテロPN接合のコア部22aおよび
23aとが層方向で連続するように形成されている。し
たがって,この構成の光増幅器付光電変換装置には,モ
ノリシックに形成することができるという利点がある。
換装置の動作を説明する。図(b)に示すように,光電
変換部21,光増幅部22,および光増幅部23は,半
導体ダブルヘテロPN接合によって構成されている。そ
して,光電変換部21を構成する半導体ダブルヘテロP
N接合のコア部21aと光増幅部22および23を構成
する半導体ダブルヘテロPN接合のコア部22aおよび
23aとが層方向で連続するように形成されている。し
たがって,この構成の光増幅器付光電変換装置には,モ
ノリシックに形成することができるという利点がある。
【0024】光ファイバの出力光は,偏波分離手段24
によってTE波およびTM波に偏波分離される。TE波
26はそのまま一方の光増幅部22に入射され,TM波
は,偏波回転手段25によって偏波を90度回転させて
TE波とされた後,光増幅部23に入射される。
によってTE波およびTM波に偏波分離される。TE波
26はそのまま一方の光増幅部22に入射され,TM波
は,偏波回転手段25によって偏波を90度回転させて
TE波とされた後,光増幅部23に入射される。
【0025】光増幅部22は,入射されたTE波を増幅
し,光増幅部23は,TM波を偏波を90度回転された
TE波を増幅する。増幅された2つのTE波は,光電変
換部21に入射され,電気信号に変換されて出力され
る。これにより,光ファイバの出力光は,損失無く全て
電気信号に変換される。
し,光増幅部23は,TM波を偏波を90度回転された
TE波を増幅する。増幅された2つのTE波は,光電変
換部21に入射され,電気信号に変換されて出力され
る。これにより,光ファイバの出力光は,損失無く全て
電気信号に変換される。
【0026】2つの光増幅部22および23は,いずれ
もTE波を増幅することになるので,高い増幅率を持つ
ことになる。そして,2つの光増幅部22および23の
出力を1つの光電変換部21が光電変換するので,2つ
の光増幅部22および23の出力の和の出力が得られる
ことになる。したがって,光ファイバ出力光の偏波に依
存しない光増幅器付光電変換装置が実現される。
もTE波を増幅することになるので,高い増幅率を持つ
ことになる。そして,2つの光増幅部22および23の
出力を1つの光電変換部21が光電変換するので,2つ
の光増幅部22および23の出力の和の出力が得られる
ことになる。したがって,光ファイバ出力光の偏波に依
存しない光増幅器付光電変換装置が実現される。
【0027】
【実施例】(実施例1)図2は実施例1を示す図であ
り,図(a)は全体構成を示し,図(b)は光電変換手
段の例を示している。
り,図(a)は全体構成を示し,図(b)は光電変換手
段の例を示している。
【0028】同図において,31は光電変換手段,32
および33は光増幅手段,34は偏波分離手段,35は
偏波回転手段,36は光ファイバ,37および38は入
射光である。
および33は光増幅手段,34は偏波分離手段,35は
偏波回転手段,36は光ファイバ,37および38は入
射光である。
【0029】以下,本実施例の動作を説明する。 光
ファイバ36からの光は,偏波分離手段34によってT
E波とTM波とに偏波分離される。
ファイバ36からの光は,偏波分離手段34によってT
E波とTM波とに偏波分離される。
【0030】 偏波回転手段35によって,偏波分離
手段34で偏波分離されたTM波をTE波に変換する。
偏波分離手段34を通過したTE波は,光増幅手段
32によって増幅され,光37として出力される。偏波
回転手段35によってTM波から変換されたTE波は,
光増幅手段33によって増幅され,光38として出力さ
れる。
手段34で偏波分離されたTM波をTE波に変換する。
偏波分離手段34を通過したTE波は,光増幅手段
32によって増幅され,光37として出力される。偏波
回転手段35によってTM波から変換されたTE波は,
光増幅手段33によって増幅され,光38として出力さ
れる。
【0031】光増幅手段32および33には,Erドー
プ光ファイバを使用する光ファイバ増幅器や半導体レー
ザ増幅器を使用する。 光増幅手段32によって増幅
された光37と光増幅手段33によって増幅された光3
8とは,1個の光電変換手段31の互いに異なる面から
入射される。
プ光ファイバを使用する光ファイバ増幅器や半導体レー
ザ増幅器を使用する。 光増幅手段32によって増幅
された光37と光増幅手段33によって増幅された光3
8とは,1個の光電変換手段31の互いに異なる面から
入射される。
【0032】 光電変換手段31は,互いに異なる方
向から入射された入射光37および入射光38を電気信
号に変換して出力する。図(b)を用いて,光電変換手
段の具体例を説明する。
向から入射された入射光37および入射光38を電気信
号に変換して出力する。図(b)を用いて,光電変換手
段の具体例を説明する。
【0033】図(b)において,41はn−InP基板
(不純物濃度2×1018cm-3,厚さ100μm),4
2はn−InP半導体結晶層(不純物濃度2×1017c
m-3,厚さ0.5μm),43はノンドープのInGa
AsP半導体結晶層(厚さ2μm),44はp−InP
半導体結晶層(不純物濃度2×1017cm-3,厚さ0.
5μm),45および46は受光部窓の直径が50μm
のドーナツ形状の金属電極である。
(不純物濃度2×1018cm-3,厚さ100μm),4
2はn−InP半導体結晶層(不純物濃度2×1017c
m-3,厚さ0.5μm),43はノンドープのInGa
AsP半導体結晶層(厚さ2μm),44はp−InP
半導体結晶層(不純物濃度2×1017cm-3,厚さ0.
5μm),45および46は受光部窓の直径が50μm
のドーナツ形状の金属電極である。
【0034】図(b)に示す光電変換装置は,pin構
造のフォトディテクタであり,p側の電極46およびn
側の電極45は,ドーナツ状の形状をしている。したが
って,p側の入射光47およびn側の入射光48に対し
て同等の光電変換特性を持つ。
造のフォトディテクタであり,p側の電極46およびn
側の電極45は,ドーナツ状の形状をしている。したが
って,p側の入射光47およびn側の入射光48に対し
て同等の光電変換特性を持つ。
【0035】(実施例2)図3は実施例2を示す図であ
り,図(a)は層方向の断面を示しており,図(b)は
図(a)のA−A断面を示している。
り,図(a)は層方向の断面を示しており,図(b)は
図(a)のA−A断面を示している。
【0036】同図において,51は光電変換部,52お
よび53は光増幅部,54はn−InP基板(不純物濃
度2×1018cm-3,厚さ100μm),55はn−I
nP半導体結晶層(不純物濃度5×1017cm-3,厚さ
1.5μm),56はノンドープのInGaAsP半導
体結晶層(厚さは,56aが0.3μm,56bと56
cが0.1μm),57はp−InP半導体結晶層(不
純物濃度5×1017cm-3,厚さ1.5μm),58は
p−InP半導体結晶層(不純物濃度2×10 18c
m-3,厚さ1.5μm),59および60は金属電極,
61はp−InP半導体結晶層(不純物濃度5×1017
cm-3),62はn−InP半導体結晶層(不純物濃度
5×1017cm-3)である。
よび53は光増幅部,54はn−InP基板(不純物濃
度2×1018cm-3,厚さ100μm),55はn−I
nP半導体結晶層(不純物濃度5×1017cm-3,厚さ
1.5μm),56はノンドープのInGaAsP半導
体結晶層(厚さは,56aが0.3μm,56bと56
cが0.1μm),57はp−InP半導体結晶層(不
純物濃度5×1017cm-3,厚さ1.5μm),58は
p−InP半導体結晶層(不純物濃度2×10 18c
m-3,厚さ1.5μm),59および60は金属電極,
61はp−InP半導体結晶層(不純物濃度5×1017
cm-3),62はn−InP半導体結晶層(不純物濃度
5×1017cm-3)である。
【0037】光電変換部51の長さは50μm,光増幅
部52および53の長さは300μmである。半導体ダ
ブルヘテロPN接合のコア部55a,55bおよび55
cの幅は2μmである。
部52および53の長さは300μmである。半導体ダ
ブルヘテロPN接合のコア部55a,55bおよび55
cの幅は2μmである。
【0038】以下,図3に示す光増幅器付光電変換装置
の動作を説明する。図(a)に示すように,光電変換部
51,光増幅部52,および光増幅部53は,同一のn
−InP基板54上に形成された半導体ダブルヘテロP
N接合によって構成されている。そして,光電変換部5
1を構成する半導体ダブルヘテロPN接合のコア部56
aと光増幅部52および53を構成する半導体ダブルヘ
テロPN接合のコア部56bおよび56cとが層方向で
連続するようにモノリシックに形成されている。
の動作を説明する。図(a)に示すように,光電変換部
51,光増幅部52,および光増幅部53は,同一のn
−InP基板54上に形成された半導体ダブルヘテロP
N接合によって構成されている。そして,光電変換部5
1を構成する半導体ダブルヘテロPN接合のコア部56
aと光増幅部52および53を構成する半導体ダブルヘ
テロPN接合のコア部56bおよび56cとが層方向で
連続するようにモノリシックに形成されている。
【0039】光ファイバの出力光は,偏波分離手段によ
ってTE波およびTM波に偏波分離される。TE波はそ
のまま一方の光増幅部52に入射され,TM波は,偏波
回転手段によって偏波を90度回転させてTE波とされ
た後,光増幅部53に入射される。
ってTE波およびTM波に偏波分離される。TE波はそ
のまま一方の光増幅部52に入射され,TM波は,偏波
回転手段によって偏波を90度回転させてTE波とされ
た後,光増幅部53に入射される。
【0040】光増幅部52は,入射されたTE波を増幅
し,光増幅部53は,TM波を偏波を90度回転された
TE波を増幅する。増幅された2つのTE波は,光電変
換部51に入射され,電気信号に変換されて出力され
る。これにより,光ファイバの出力光は,損失無く全て
電気信号に変換される。
し,光増幅部53は,TM波を偏波を90度回転された
TE波を増幅する。増幅された2つのTE波は,光電変
換部51に入射され,電気信号に変換されて出力され
る。これにより,光ファイバの出力光は,損失無く全て
電気信号に変換される。
【0041】2つの光増幅部52および53は,いずれ
もTE波を増幅することになるので,高い増幅率を持つ
ことになる。そして,2つの光増幅部52および53の
出力を1つの光電変換部51が光電変換するので,2つ
の光増幅部52および53の出力の和の出力が得られる
ことになる。したがって,光ファイバ出力光の偏波に依
存しない光増幅器付光電変換装置が同一半導体基板上に
モノリシックに実現される。
もTE波を増幅することになるので,高い増幅率を持つ
ことになる。そして,2つの光増幅部52および53の
出力を1つの光電変換部51が光電変換するので,2つ
の光増幅部52および53の出力の和の出力が得られる
ことになる。したがって,光ファイバ出力光の偏波に依
存しない光増幅器付光電変換装置が同一半導体基板上に
モノリシックに実現される。
【0042】(実施例3)図4は実施例3を示す図であ
る。同図において,71は光電変換部,72および73
は光増幅部,74はn−InP基板(不純物濃度2×1
018cm-3,厚さ100μm),75はn−InP半導
体結晶層(不純物濃度5×1017cm-3,厚さ1.5μ
m),76はノンドープのInGaAsP半導体結晶層
(厚さ0.1μm),77はp−InP半導体結晶層
(不純物濃度5×1017cm-3,厚さ1.5μm),7
8はp−InP半導体結晶層(不純物濃度2×1018c
m-3,厚さ1.5μm),79はp−InP半導体結晶
層(不純物濃度5×1017cm-3),80はn−InP
半導体結晶層(不純物濃度5×1017cm-3),81お
よび82は金属電極,83および84は入射光である。
る。同図において,71は光電変換部,72および73
は光増幅部,74はn−InP基板(不純物濃度2×1
018cm-3,厚さ100μm),75はn−InP半導
体結晶層(不純物濃度5×1017cm-3,厚さ1.5μ
m),76はノンドープのInGaAsP半導体結晶層
(厚さ0.1μm),77はp−InP半導体結晶層
(不純物濃度5×1017cm-3,厚さ1.5μm),7
8はp−InP半導体結晶層(不純物濃度2×1018c
m-3,厚さ1.5μm),79はp−InP半導体結晶
層(不純物濃度5×1017cm-3),80はn−InP
半導体結晶層(不純物濃度5×1017cm-3),81お
よび82は金属電極,83および84は入射光である。
【0043】本実施例は,基本原理は実施例2(図3)
と同じであるが,実施例2では光増幅部52−光電変換
部51−光増幅部53というように,同一方向に3つの
部分を並べて形成したものを,光電変換部71を大きめ
に形成し,光増幅部72および73を同一方向からの2
つの入射光83および84に対して対応できるようにし
たものである。
と同じであるが,実施例2では光増幅部52−光電変換
部51−光増幅部53というように,同一方向に3つの
部分を並べて形成したものを,光電変換部71を大きめ
に形成し,光増幅部72および73を同一方向からの2
つの入射光83および84に対して対応できるようにし
たものである。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば,TEとTMの偏波がラ
ンダムな光を増幅して光電変換を行う光電変換装置にお
いて,偏波依存性を無くすと共に損失を低減することが
可能になる。
ンダムな光を増幅して光電変換を行う光電変換装置にお
いて,偏波依存性を無くすと共に損失を低減することが
可能になる。
【図1】本発明の基本構成を示す図である。
【図2】実施例1を示す図である。
【図3】実施例2を示す図である。
【図4】実施例3を示す図である。
【図5】従来例を示す図である。
11 光電変換手段
12 光増幅手段
13 光増幅手段
14 入射光
15 入射光
21 光電変換部
22 光増幅部
23 光増幅部
21a 半導体ダブルヘテロPN接合のコア部
22a 半導体ダブルヘテロPN接合のコア部
23a 半導体ダブルヘテロPN接合のコア部
24 偏波分離手段
25 偏波回転手段
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所
H01P 1/16 4241−5J
H01S 3/18 9170−4M
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも二つ以上の異なった方向ある
いは空間的に異なった位置から入射される光に対して,
同等の光電変換を行う機能を有し, 該光の入射方向あるいは入射位置に関係無く光電変換し
て電気出力を行う光電変換手段と, 該光電変換手段に,光学的に接続され,該入射される複
数の光を受信する複数個の光増幅手段とを含むことを特
徴とする光電変換装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の光電変換装置において, 光電変換手段および光増幅手段が,半導体ダブルヘテロ
PN接合によって構成されており, 光電変換手段を構成する半導体ダブルヘテロPN接合の
コア部と光増幅手段を構成する半導体ダブルヘテロPN
接合のコア部とが層方向で連続しており, 光電変換手段を構成する半導体ダブルヘテロPN接合の
上面および下面,並びに光増幅手段を構成する半導体ダ
ブルヘテロPN接合の上面および下面にそれぞれ電極が
設けられており, これらの電極は,光電変換手段を構成する半導体ダブル
ヘテロPN接合および光増幅手段を構成する半導体ダブ
ルヘテロPN接合に対して,独立に電圧印加あるいは電
流注入を行うことができるように分離して形成されてい
ることを特徴とする光電変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3190496A JPH0537006A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 光電変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3190496A JPH0537006A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 光電変換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0537006A true JPH0537006A (ja) | 1993-02-12 |
Family
ID=16259062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3190496A Withdrawn JPH0537006A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 光電変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0537006A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010287623A (ja) * | 2009-06-09 | 2010-12-24 | Nec Corp | 半導体受光素子および半導体受光素子の製造方法 |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP3190496A patent/JPH0537006A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010287623A (ja) * | 2009-06-09 | 2010-12-24 | Nec Corp | 半導体受光素子および半導体受光素子の製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4090402B2 (ja) | 半導体光増幅器及びそれを用いた光モジュ−ル | |
JP2656598B2 (ja) | 半導体光スイッチ及び半導体光スイッチアレイ | |
US6987306B2 (en) | Monolithic photoreceiver technology for free space optical networks | |
JP2980723B2 (ja) | 光増幅装置 | |
JP3148169B2 (ja) | 光半導体素子 | |
US5299057A (en) | Monolithically integrated optical amplifier and photodetector tap | |
JPH0537006A (ja) | 光電変換装置 | |
US7130109B2 (en) | Optical signal amplification device | |
Mason et al. | Photonic integrated receiver for 40 Gbit/s transmission | |
JP2010113157A (ja) | 光受信装置 | |
JP2684568B2 (ja) | 光集積回路 | |
JP2000164916A (ja) | 積層型受光素子 | |
CN111224307A (zh) | 同波长激光信号与能量双传输系统 | |
JP2785452B2 (ja) | 光受信装置 | |
US7173758B2 (en) | Gain-clamped semiconductor optical amplifier | |
Mikkelsen et al. | High-performance semiconductor optical preamplifier receiver at 10 Gb/s | |
JPH05267709A (ja) | 導波路型受光器 | |
US20230142387A1 (en) | Waveguide dual-depletion region (ddr) photodiodes | |
JP2545994B2 (ja) | 半導体光装置 | |
JPS59211339A (ja) | 光伝送路途中から情報信号を取り出す方法 | |
JP3469458B2 (ja) | 信号波形整形素子 | |
JP2847820B2 (ja) | 光電子集積装置 | |
JP2661136B2 (ja) | 光中継器 | |
JPH05183237A (ja) | 半導体受光装置 | |
JPS62234432A (ja) | 双方向光伝送方法とその装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981008 |