JPH0536993Y2 - - Google Patents
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- JPH0536993Y2 JPH0536993Y2 JP5665088U JP5665088U JPH0536993Y2 JP H0536993 Y2 JPH0536993 Y2 JP H0536993Y2 JP 5665088 U JP5665088 U JP 5665088U JP 5665088 U JP5665088 U JP 5665088U JP H0536993 Y2 JPH0536993 Y2 JP H0536993Y2
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- compressor
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- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 4
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 1
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、二基のターボチヤージヤを備え二段
にわたつて過給を行わせるようにした二段ターボ
エンジンのバイパス弁制御装置に関する。
にわたつて過給を行わせるようにした二段ターボ
エンジンのバイパス弁制御装置に関する。
従来、コンプレツサを迂回するバイパス通路を
設けると共に、この通路を開閉するか、あるいは
流量を可変制御するバイパス弁を設け、エンジン
の運転状態に応じて過給を制御する二段ターボエ
ンジンは公知である(特開昭59−82526号、実開
昭61−57135号公報参照)。
設けると共に、この通路を開閉するか、あるいは
流量を可変制御するバイパス弁を設け、エンジン
の運転状態に応じて過給を制御する二段ターボエ
ンジンは公知である(特開昭59−82526号、実開
昭61−57135号公報参照)。
このような二段ターボエンジンは、例えば第2
図に示す構成を有している。すなわち、エンジン
1の排気通路2には直列に第1のタービン3及び
第2のタービン4が設けられ、これらのタービン
3,4により夫々駆動される第1のコンプレツサ
5及び第2のコンプレツサ6が吸気通路7に介装
されている。8は昇温した過給気を冷却するため
のインタークーラである。また、第1及び第2タ
ービン3,4を夫々迂回するバイパス通路13,
14が設けられ、これらのバイパス通路13,1
4にはアクチユエータ33,34により駆動され
るウエイストゲートバルブ23,24が配設され
る。アクチユエータ33,34の第1圧力作動室
33a,34aは大気に開放され、第2圧力作動
室33b,34bは第1及び第2コンプレツサ
5,6の出口側にそれぞれ連通されている。この
ため、第1及び第2コンプレツサ5,6の出口の
過給圧P5,P6が夫々所定圧力以上になるとアク
チユエータ33,34が作動し、ウエイストゲー
トバルブ23,24が開いて排気ガスがタービン
3,4をバイパスして流れることにより、過給圧
が設定値となるように制御される。
図に示す構成を有している。すなわち、エンジン
1の排気通路2には直列に第1のタービン3及び
第2のタービン4が設けられ、これらのタービン
3,4により夫々駆動される第1のコンプレツサ
5及び第2のコンプレツサ6が吸気通路7に介装
されている。8は昇温した過給気を冷却するため
のインタークーラである。また、第1及び第2タ
ービン3,4を夫々迂回するバイパス通路13,
14が設けられ、これらのバイパス通路13,1
4にはアクチユエータ33,34により駆動され
るウエイストゲートバルブ23,24が配設され
る。アクチユエータ33,34の第1圧力作動室
33a,34aは大気に開放され、第2圧力作動
室33b,34bは第1及び第2コンプレツサ
5,6の出口側にそれぞれ連通されている。この
ため、第1及び第2コンプレツサ5,6の出口の
過給圧P5,P6が夫々所定圧力以上になるとアク
チユエータ33,34が作動し、ウエイストゲー
トバルブ23,24が開いて排気ガスがタービン
3,4をバイパスして流れることにより、過給圧
が設定値となるように制御される。
一方、コンプレツサ側には前述の如くコンプレ
ツサ5,6相互の過給のバランスを維持するため
に第2コンプレツサ6を迂回するバイパス通路1
6が設けられ、このバイパス通路16にはバイパ
ス弁26が配設される。バイパス弁26は切頭円
錐状のプラグ26aとこのプラグ26aの斜面と
係合する孔26bが形成された仕切部26cとを
有し、このプラグ26aはアクチユエータ36に
よりバイパス流れ方向に往復移動自在である。ア
クチユエータ36はダイアフラムによつて区画さ
れた第1及び第2圧力作動室36a,36bを有
し、第1圧力作動室36aは第1コンプレツサ5
の出口側に連通され、一方、第2圧力作動室36
bはばね36eを内蔵すると共に大気に開放され
ている。このため第1コンプレツサ5の出口の過
給圧P5ひいてはアクチユエータ36の第1圧力
作動室36a内の圧力よりもばね36eの付勢力
が勝る場合には、バイパス弁26の仕切部26c
に対してプラグ26aが押圧されて孔26bが塞
がれることにより、バイパス通路16が遮断され
る。一方、第1コンプレツサ5の過給圧が所定値
以上となつて、ダイアフラムに作用する力がばね
36eの付勢力に勝る場合には、プラグ26aが
孔26bから引き離されて〓間が生じ、第2コン
プレツサ6をバイパスして過給気が流れることに
なる。これにより、第1及び第2コンプレツサ
5,6の過給バランスが保たれる。
ツサ5,6相互の過給のバランスを維持するため
に第2コンプレツサ6を迂回するバイパス通路1
6が設けられ、このバイパス通路16にはバイパ
ス弁26が配設される。バイパス弁26は切頭円
錐状のプラグ26aとこのプラグ26aの斜面と
係合する孔26bが形成された仕切部26cとを
有し、このプラグ26aはアクチユエータ36に
よりバイパス流れ方向に往復移動自在である。ア
クチユエータ36はダイアフラムによつて区画さ
れた第1及び第2圧力作動室36a,36bを有
し、第1圧力作動室36aは第1コンプレツサ5
の出口側に連通され、一方、第2圧力作動室36
bはばね36eを内蔵すると共に大気に開放され
ている。このため第1コンプレツサ5の出口の過
給圧P5ひいてはアクチユエータ36の第1圧力
作動室36a内の圧力よりもばね36eの付勢力
が勝る場合には、バイパス弁26の仕切部26c
に対してプラグ26aが押圧されて孔26bが塞
がれることにより、バイパス通路16が遮断され
る。一方、第1コンプレツサ5の過給圧が所定値
以上となつて、ダイアフラムに作用する力がばね
36eの付勢力に勝る場合には、プラグ26aが
孔26bから引き離されて〓間が生じ、第2コン
プレツサ6をバイパスして過給気が流れることに
なる。これにより、第1及び第2コンプレツサ
5,6の過給バランスが保たれる。
このような構成によつて過給のバランスを保つ
場合、バイパス弁26からの漏れ及びバイパス弁
26の開閉のタイミング等が大きな問題となる。
すなわち、バイパス弁26がバイパス通路16を
塞いだ時の過給気のバイパス流れを阻止する圧力
(以下、締め切り圧という)は、前述の如くアク
チユエータ36の第2圧力作動室36b内の圧縮
ばね36eの力による押圧力と、第1圧力作動室
36a内の圧力(第1コンプレツサ5の出口の過
給圧P5に等しい)による引戻し力との差に専ら
依存するため、バイパス弁26の開閉の切り換え
時には締め切り圧が低下して不安定となる結果、
漏れが生じ易く、また開閉のタイミングが狂い易
い。バイパス弁26の開閉タイミングが狂うと次
のような不都合を生ずる。すなわち、バイパス弁
26が所定の時期よりも早目に開く場合、第1コ
ンプレツサ5出口の過給圧P5が第2コンプレツ
サ6出口の過給圧P6よりも高い(P5>P6)とき
には、第1コンプレツサ5からの過給気がバイパ
ス通路16を流れて、その一部が第2コンプレツ
サ6の出口に向かつて逆流し、これとは反対に過
給圧P5が過給圧P6よりも低い(P5<P6)ときに
は、第2コンプレツサ6から出た過給気の一部が
バイパス通路16を通つて第1コンプレツサ5に
向かつて逆流し、いずれの場合もサージ現象を起
こすという問題が生じる。一方、バイパス弁26
が所定の時期よりも遅目に開く場合には、前述の
早目に開く場合と異なりサージ現象は起きにくい
が、前記過給圧P5が過給圧P6よりも高い(P5>
P6)ときなどには、第2コンプレツサ6が過給
の抵抗として作用して過給効率が大幅に低下する
のみならず、ターボチヤージヤ相互に無用の負荷
を及ぼし合うことになるので好ましくない。
場合、バイパス弁26からの漏れ及びバイパス弁
26の開閉のタイミング等が大きな問題となる。
すなわち、バイパス弁26がバイパス通路16を
塞いだ時の過給気のバイパス流れを阻止する圧力
(以下、締め切り圧という)は、前述の如くアク
チユエータ36の第2圧力作動室36b内の圧縮
ばね36eの力による押圧力と、第1圧力作動室
36a内の圧力(第1コンプレツサ5の出口の過
給圧P5に等しい)による引戻し力との差に専ら
依存するため、バイパス弁26の開閉の切り換え
時には締め切り圧が低下して不安定となる結果、
漏れが生じ易く、また開閉のタイミングが狂い易
い。バイパス弁26の開閉タイミングが狂うと次
のような不都合を生ずる。すなわち、バイパス弁
26が所定の時期よりも早目に開く場合、第1コ
ンプレツサ5出口の過給圧P5が第2コンプレツ
サ6出口の過給圧P6よりも高い(P5>P6)とき
には、第1コンプレツサ5からの過給気がバイパ
ス通路16を流れて、その一部が第2コンプレツ
サ6の出口に向かつて逆流し、これとは反対に過
給圧P5が過給圧P6よりも低い(P5<P6)ときに
は、第2コンプレツサ6から出た過給気の一部が
バイパス通路16を通つて第1コンプレツサ5に
向かつて逆流し、いずれの場合もサージ現象を起
こすという問題が生じる。一方、バイパス弁26
が所定の時期よりも遅目に開く場合には、前述の
早目に開く場合と異なりサージ現象は起きにくい
が、前記過給圧P5が過給圧P6よりも高い(P5>
P6)ときなどには、第2コンプレツサ6が過給
の抵抗として作用して過給効率が大幅に低下する
のみならず、ターボチヤージヤ相互に無用の負荷
を及ぼし合うことになるので好ましくない。
また、第2図に示すような従来の二段ターボエ
ンジンが軽負荷で運転されるときは、排気ガス量
が少ないためコンプレツサ5,6による過給が殆
んど行なわれないか、あるいは行なわれても僅か
であるため、却つてコンプレツサ5,6自体が流
路抵抗となつて、エンジン1への十分な給気が行
なわれず、エンジン1の回転数の立ち上がりが悪
いという問題があつた。
ンジンが軽負荷で運転されるときは、排気ガス量
が少ないためコンプレツサ5,6による過給が殆
んど行なわれないか、あるいは行なわれても僅か
であるため、却つてコンプレツサ5,6自体が流
路抵抗となつて、エンジン1への十分な給気が行
なわれず、エンジン1の回転数の立ち上がりが悪
いという問題があつた。
以上のような問題点に鑑み本考案は、バイパス
弁の締め切り圧を全般的に増加することができ、
特にバイパス弁開閉時において閉じる場合には、
直ちに所定値以上の締め切り圧を確保して漏れを
なくすか、あるいは漏れを最少限に抑えることが
でき、また開く場合にあつても同様に、応答性の
優れたバイパス弁開閉制御を行うことができ、以
つて、サージ現象等が起きないように、運転状態
の変化に応動して過給バランスを最適制御するこ
とにより、出力性能及び燃費等を大幅に改善する
と共に、低負荷時の性能も改善し得る二段ターボ
エンジンのバイパス弁制御装置を提供しようとす
るものである。
弁の締め切り圧を全般的に増加することができ、
特にバイパス弁開閉時において閉じる場合には、
直ちに所定値以上の締め切り圧を確保して漏れを
なくすか、あるいは漏れを最少限に抑えることが
でき、また開く場合にあつても同様に、応答性の
優れたバイパス弁開閉制御を行うことができ、以
つて、サージ現象等が起きないように、運転状態
の変化に応動して過給バランスを最適制御するこ
とにより、出力性能及び燃費等を大幅に改善する
と共に、低負荷時の性能も改善し得る二段ターボ
エンジンのバイパス弁制御装置を提供しようとす
るものである。
本考案は、前記の課題を解決するための手段と
して、吸入空気を加圧する第1のコンプレツサ
と、前記第1のコンプレツサによつて加圧された
空気を更に加圧してエンジンに送る第2のコンプ
レツサとを有し、前記第1のコンプレツサ及び前
記第2のコンプレツサの双方を迂回する第1の吸
気バイパス通路と、前記第2のコンプレツサを迂
回する第2の吸気バイパス通路とを形成し、前記
第1の吸気バイパス通路に第1の吸気バイパス弁
を、また前記第2の吸気バイパス通路に第2の吸
気バイパス弁をそれぞれ介装すると共に、それら
の吸気バイパス弁を作動させるために前記第1の
吸気バイパス弁に第1及び第2の圧力作動室を有
する第1のアクチユエータを、また前記第2の吸
気バイパス弁に第1及び第2の圧力作動室を有す
る第2のアクチユエータをそれぞれ付設し、前記
第1のコンプレツサの出口側の圧力を前記第2の
アクチユエータの前記第1の圧力作動室に導入す
る第1の連通路と、前記第2のコンプレツサの出
口側の圧力を前記第2のアクチユエータの前記第
2の圧力作動室に導入する第2の連通路と、前記
第2のコンプレツサの出口側の圧力を前記第1の
アクチユエータの前記第1の圧力作動室に導入す
る第3の連通路と、前記第1のアクチユエータの
前記第2の圧力作動室に大気圧を導入する大気連
通路とを設け、前記第1及び第2の連通路に、前
記第1のコンプレツサの出口側の圧力と前記第2
のコンプレツサの出口側の圧力との圧力差に応動
して、前記第1及び第2の連通路に前記各コンプ
レツサの出口側の圧力と大気または負圧を切り換
えて導入する第1及び第2の切換弁をそれぞれ介
在させ、前記第2の吸気バイパス弁の開閉作動時
には、前記第2のアクチユエータの前記第1の圧
力作動室と前記第2の圧力作動室との間に大きな
差圧が得られるようにすると共に、過給が不要な
軽負荷時には前記第1の吸気バイパス弁を開弁さ
せることによつて、前記第1のコンプレツサ及び
前記第2のコンプレツサの双方を迂回して吸気を
直接に前記エンジンへ送り得るようにしたことを
特徴とする二段ターボエンジンのバイパス弁制御
装置を提供する。
して、吸入空気を加圧する第1のコンプレツサ
と、前記第1のコンプレツサによつて加圧された
空気を更に加圧してエンジンに送る第2のコンプ
レツサとを有し、前記第1のコンプレツサ及び前
記第2のコンプレツサの双方を迂回する第1の吸
気バイパス通路と、前記第2のコンプレツサを迂
回する第2の吸気バイパス通路とを形成し、前記
第1の吸気バイパス通路に第1の吸気バイパス弁
を、また前記第2の吸気バイパス通路に第2の吸
気バイパス弁をそれぞれ介装すると共に、それら
の吸気バイパス弁を作動させるために前記第1の
吸気バイパス弁に第1及び第2の圧力作動室を有
する第1のアクチユエータを、また前記第2の吸
気バイパス弁に第1及び第2の圧力作動室を有す
る第2のアクチユエータをそれぞれ付設し、前記
第1のコンプレツサの出口側の圧力を前記第2の
アクチユエータの前記第1の圧力作動室に導入す
る第1の連通路と、前記第2のコンプレツサの出
口側の圧力を前記第2のアクチユエータの前記第
2の圧力作動室に導入する第2の連通路と、前記
第2のコンプレツサの出口側の圧力を前記第1の
アクチユエータの前記第1の圧力作動室に導入す
る第3の連通路と、前記第1のアクチユエータの
前記第2の圧力作動室に大気圧を導入する大気連
通路とを設け、前記第1及び第2の連通路に、前
記第1のコンプレツサの出口側の圧力と前記第2
のコンプレツサの出口側の圧力との圧力差に応動
して、前記第1及び第2の連通路に前記各コンプ
レツサの出口側の圧力と大気または負圧を切り換
えて導入する第1及び第2の切換弁をそれぞれ介
在させ、前記第2の吸気バイパス弁の開閉作動時
には、前記第2のアクチユエータの前記第1の圧
力作動室と前記第2の圧力作動室との間に大きな
差圧が得られるようにすると共に、過給が不要な
軽負荷時には前記第1の吸気バイパス弁を開弁さ
せることによつて、前記第1のコンプレツサ及び
前記第2のコンプレツサの双方を迂回して吸気を
直接に前記エンジンへ送り得るようにしたことを
特徴とする二段ターボエンジンのバイパス弁制御
装置を提供する。
上記構成からなる本考案の二段ターボエンジン
のバイパス制御装置において第2の吸気バイパス
弁を閉じる場合には、第2のアクチユエータの第
1及び第2圧力作動室に大気圧及び第2コンプレ
ツサの出口過給圧がそれぞれ作用するために、両
作動室間に大きな差圧が発生し、第2の吸気バイ
パス弁の締め切り圧が増大する結果、第2の吸気
バイパス弁からの漏れが減少する。一方、第2の
吸気バイパス弁を開く場合には、第1及び第2圧
力作動室に第1コンプレツサの出口過給圧及び大
気圧がそれぞれ作用するために、応答性良く第2
の吸気バイパス弁が開く。これによりサージ現象
等が起きずに過給バランスを最適制御することが
できるので、出力性能及び燃費等の向上を図るこ
とができる。
のバイパス制御装置において第2の吸気バイパス
弁を閉じる場合には、第2のアクチユエータの第
1及び第2圧力作動室に大気圧及び第2コンプレ
ツサの出口過給圧がそれぞれ作用するために、両
作動室間に大きな差圧が発生し、第2の吸気バイ
パス弁の締め切り圧が増大する結果、第2の吸気
バイパス弁からの漏れが減少する。一方、第2の
吸気バイパス弁を開く場合には、第1及び第2圧
力作動室に第1コンプレツサの出口過給圧及び大
気圧がそれぞれ作用するために、応答性良く第2
の吸気バイパス弁が開く。これによりサージ現象
等が起きずに過給バランスを最適制御することが
できるので、出力性能及び燃費等の向上を図るこ
とができる。
また、軽負荷時には第2コンプレツサの出口過
給圧が大気圧と大差がない程度に低くなるので、
第1のアクチユエータが第1の吸気バイパス弁を
開き、吸気は第1コンプレツサ及び第2コンプレ
ツサの双方をバイパスする第1の吸気バイパス通
路を通つて直接にエンジンへ供給されることによ
り、給気抵抗が減少してエンジンの回転数の立ち
上りが良くなる。
給圧が大気圧と大差がない程度に低くなるので、
第1のアクチユエータが第1の吸気バイパス弁を
開き、吸気は第1コンプレツサ及び第2コンプレ
ツサの双方をバイパスする第1の吸気バイパス通
路を通つて直接にエンジンへ供給されることによ
り、給気抵抗が減少してエンジンの回転数の立ち
上りが良くなる。
以下、図示実施例に基づき本考案を説明する。
第1図は本考案の一実施例を示しているが、上
述した従来装置と実質的に同一の部分には第2図
と同一符号を付すことにより、その説明を省略す
る。
述した従来装置と実質的に同一の部分には第2図
と同一符号を付すことにより、その説明を省略す
る。
本実施例の二段ターボエンジンのバイパス制御
装置は、第1及び第2コンプレツサ5,6を迂回
する第1の吸気バイパス通路15と、このバイパ
ス通路15に介装された第1の吸気バイパス弁2
5とを有する。第1の吸気バイパス弁25は、第
2コンプレツサ6の出口側に第3の連通路10′
を介して連通された第1圧力作動室25aと、そ
れに対してダイアフラム25dによつて隔てられ
内部に圧縮ばね25eを具えていると共に大気開
放されている第2圧力作動室25bとを有してい
る。したがつて、第1の吸気バイパス通路15
は、第1圧力作動室25a内の圧力(第2コンプ
レツサ6の過給圧P6に略等しい)がダイアフラ
ム25dに作用する力と、ばね25eの付勢力と
の大小関係により開閉制御される。
装置は、第1及び第2コンプレツサ5,6を迂回
する第1の吸気バイパス通路15と、このバイパ
ス通路15に介装された第1の吸気バイパス弁2
5とを有する。第1の吸気バイパス弁25は、第
2コンプレツサ6の出口側に第3の連通路10′
を介して連通された第1圧力作動室25aと、そ
れに対してダイアフラム25dによつて隔てられ
内部に圧縮ばね25eを具えていると共に大気開
放されている第2圧力作動室25bとを有してい
る。したがつて、第1の吸気バイパス通路15
は、第1圧力作動室25a内の圧力(第2コンプ
レツサ6の過給圧P6に略等しい)がダイアフラ
ム25dに作用する力と、ばね25eの付勢力と
の大小関係により開閉制御される。
第2の吸気バイパス弁26を開閉駆動する第2
のアクチユエータ36の第1圧力作動室36a
と、第1コンプレツサ5の出口側とを連通する第
1の連通路9には電磁式の三方弁(第1の切換
弁)17が介装される。三方弁17は励磁されて
いないときには例えば白抜きのポート位置をとる
ように設定することができ、このとき第1圧力作
動室36aは大気に開放されるか、あるいは負圧
源(例えば、吸気マニホルドまたは吸気管の吸気
負圧領域)に連通される。他方、三方弁17が励
磁されているときには黒塗りのポート位置をと
り、第1圧力作動室36aは第1コンプレツサ5
の出口側に連通される。
のアクチユエータ36の第1圧力作動室36a
と、第1コンプレツサ5の出口側とを連通する第
1の連通路9には電磁式の三方弁(第1の切換
弁)17が介装される。三方弁17は励磁されて
いないときには例えば白抜きのポート位置をとる
ように設定することができ、このとき第1圧力作
動室36aは大気に開放されるか、あるいは負圧
源(例えば、吸気マニホルドまたは吸気管の吸気
負圧領域)に連通される。他方、三方弁17が励
磁されているときには黒塗りのポート位置をと
り、第1圧力作動室36aは第1コンプレツサ5
の出口側に連通される。
また、第2のアクチユエータ36において、ダ
イアフラム36dによつて第1圧力作動室36a
と隔てられた第2圧力作動室36bは、第2の連
通路10を介して第2コンプレツサ6の出口側に
連通され、この連通路10には電磁式の三方弁
(第2の切換弁)18が介装される。三方弁18
は励磁されていないときには例えば白抜きのポー
ト位置をとるように設定することができ、このと
き第2圧力作動室36bは大気に開放される。他
方、三方弁18が励磁されているときには黒塗り
のポート位置をとり、第2圧力作動室36bは第
2コンプレツサ6の出口側に連通される。
イアフラム36dによつて第1圧力作動室36a
と隔てられた第2圧力作動室36bは、第2の連
通路10を介して第2コンプレツサ6の出口側に
連通され、この連通路10には電磁式の三方弁
(第2の切換弁)18が介装される。三方弁18
は励磁されていないときには例えば白抜きのポー
ト位置をとるように設定することができ、このと
き第2圧力作動室36bは大気に開放される。他
方、三方弁18が励磁されているときには黒塗り
のポート位置をとり、第2圧力作動室36bは第
2コンプレツサ6の出口側に連通される。
さらに、第1コンプレツサ5の出口側の過給圧
P5と第2コンプレツサ6の出口側の過給圧P6と
の圧力の大小を検出するために、例えば圧力平衡
式の差圧計41が設けられ、差圧計41からは過
給圧P5及びP6の一致、あるいはいずれが大(ま
たは小)であるか等の信号Sioが出力され、この
信号Sioは制御コンピユータ51に入力される。
ここで、差圧計41に代えて、過給圧P5及びP6
の絶対値をそれぞれ測定する別個の例えば圧電式
の圧力計(図示せず)を設け、それらが出力する
アナログ信号に基づいて、A/Dコンバータ(図
示せず)を介して制御コンピユータ51内で比
較・演算処理をするようにしてもよい。ところ
で、前述した三方弁17及び18は、制御コンピ
ユータ51からの出力制御信号S1及びS2によつ
て、それぞれ別個に制御される。
P5と第2コンプレツサ6の出口側の過給圧P6と
の圧力の大小を検出するために、例えば圧力平衡
式の差圧計41が設けられ、差圧計41からは過
給圧P5及びP6の一致、あるいはいずれが大(ま
たは小)であるか等の信号Sioが出力され、この
信号Sioは制御コンピユータ51に入力される。
ここで、差圧計41に代えて、過給圧P5及びP6
の絶対値をそれぞれ測定する別個の例えば圧電式
の圧力計(図示せず)を設け、それらが出力する
アナログ信号に基づいて、A/Dコンバータ(図
示せず)を介して制御コンピユータ51内で比
較・演算処理をするようにしてもよい。ところ
で、前述した三方弁17及び18は、制御コンピ
ユータ51からの出力制御信号S1及びS2によつ
て、それぞれ別個に制御される。
なお、ウエイストゲートバルブ24のアクチユ
エータ34の第1圧力作動室34aには、この第
1圧力作動室34aを大気に開放するか、あるい
は負圧源(吸気マニホルド等)に連通せしめる三
方弁19が配設され、三方弁19は制御コンピユ
ータ51からの出力信号S3により制御されるが、
これらの構成は本考案に必須のものではない。
エータ34の第1圧力作動室34aには、この第
1圧力作動室34aを大気に開放するか、あるい
は負圧源(吸気マニホルド等)に連通せしめる三
方弁19が配設され、三方弁19は制御コンピユ
ータ51からの出力信号S3により制御されるが、
これらの構成は本考案に必須のものではない。
以上の構成からなる本実施例は次のように作動
する。
する。
まず、エンジン1の運転状態が軽負荷時にあつ
ては、第2コンプレツサ6の過給圧P6が低く、
従つて第1のアクチユエータ25′の第2圧力作
動室25b内に設けられたばね25eの付勢力に
より、第1の吸気バイパス弁25は開いたままと
なる。このため、第1及び第2コンプレツサ5及
び6を通る給気の流れに加えて、流路抵抗の極め
て小さい第1の吸気バイパス通路15を十分な量
の空気が流れてエンジン1に供給される結果、エ
ンジン1の回転数の立上がりが極めて円滑とな
る。すなわち従来、軽負荷時には排気ガス量が絶
対的に少ないためコンプレツサ5,6による過給
が殆ど行われないか、あるいは行われても僅かで
あるため、却つてコンプレツサ5,6自体が流路
抵抗となり、エンジン1への十分な給気が阻害さ
れがちであつたが、第1の吸気バイパス通路15
を設けることによつてエンジン1には十分な量の
吸気が無理なく供給される。
ては、第2コンプレツサ6の過給圧P6が低く、
従つて第1のアクチユエータ25′の第2圧力作
動室25b内に設けられたばね25eの付勢力に
より、第1の吸気バイパス弁25は開いたままと
なる。このため、第1及び第2コンプレツサ5及
び6を通る給気の流れに加えて、流路抵抗の極め
て小さい第1の吸気バイパス通路15を十分な量
の空気が流れてエンジン1に供給される結果、エ
ンジン1の回転数の立上がりが極めて円滑とな
る。すなわち従来、軽負荷時には排気ガス量が絶
対的に少ないためコンプレツサ5,6による過給
が殆ど行われないか、あるいは行われても僅かで
あるため、却つてコンプレツサ5,6自体が流路
抵抗となり、エンジン1への十分な給気が阻害さ
れがちであつたが、第1の吸気バイパス通路15
を設けることによつてエンジン1には十分な量の
吸気が無理なく供給される。
そして、エンジン1の運転状態が徐々に活発化
し、過給が進んで第2コンプレツサ6の出口の過
給圧P6が所定値を越えると、その圧力が第1の
吸気バイパス弁25を作動させる第1のアクチユ
エータ25′の第1圧力作動室25aに作用して
ダイアフラム25dを押圧し、それに対抗するば
ね25eの付勢力に打ち勝つ結果、第1の吸気バ
イパス弁25が閉じる。以後、過給圧P6が前記
の所定値以上であれば第1の吸気バイパス弁25
は閉じたままとなる。
し、過給が進んで第2コンプレツサ6の出口の過
給圧P6が所定値を越えると、その圧力が第1の
吸気バイパス弁25を作動させる第1のアクチユ
エータ25′の第1圧力作動室25aに作用して
ダイアフラム25dを押圧し、それに対抗するば
ね25eの付勢力に打ち勝つ結果、第1の吸気バ
イパス弁25が閉じる。以後、過給圧P6が前記
の所定値以上であれば第1の吸気バイパス弁25
は閉じたままとなる。
次に、エンジン1の低速から中速域において
は、バイパス弁26を開閉駆動する第2のアクチ
ユエータ36の第1圧力作動室36aが三方弁1
7を介して大気に開放(または負圧源に連通)さ
れると共に、第2圧力作動室36bは三方弁18
を介して第2コンプレツサ6の出口側に連通され
ることによつて、内部に過給圧P6が作用する。
このため、ばね36eの力を強くしなくても第2
の吸気バイパス弁26の締め切り圧を従来に比し
て極めて大きく維持することができ、従つて第2
の吸気バイパス弁26からの過給気の漏れを殆ど
なくすることができる。このとき、締め切り圧を
増加させる観点から、第1圧力作動室36aは三
方弁17を介して大気圧よりも負圧源に連通され
るようになつている方が好ましい。
は、バイパス弁26を開閉駆動する第2のアクチ
ユエータ36の第1圧力作動室36aが三方弁1
7を介して大気に開放(または負圧源に連通)さ
れると共に、第2圧力作動室36bは三方弁18
を介して第2コンプレツサ6の出口側に連通され
ることによつて、内部に過給圧P6が作用する。
このため、ばね36eの力を強くしなくても第2
の吸気バイパス弁26の締め切り圧を従来に比し
て極めて大きく維持することができ、従つて第2
の吸気バイパス弁26からの過給気の漏れを殆ど
なくすることができる。このとき、締め切り圧を
増加させる観点から、第1圧力作動室36aは三
方弁17を介して大気圧よりも負圧源に連通され
るようになつている方が好ましい。
他方、第2の吸気バイパス弁26を開閉制御す
る必要があり得る高速域においては、例えば第1
及び第2コンプレツサ5,6による過給圧P5,
P6が所定値を越え、且つ両者が略一致するよう
な場合に、バイパス流れがないまま過給圧P5が
さらに過給圧P6を上回る(P5>P6)ようなとき
にはバイパス弁26を開く必要がある。このとき
前述の三方弁17,18は略同時に切換えられ、
第2のアクチユエータ36の第1圧力作動室36
aは第1コンプレツサ5の出口側に連通されて内
部に過給圧P5が供給されると共に、第2圧力作
動室36bは大気に開放される。このため、第2
のアクチユエータ36の第1圧力作動室36a内
の圧力によつてダイアフラム36dを押圧する力
が、第2圧力作動室36bの内部のばね36eに
よる付勢力に勝るように、過給圧P5とばね36
eの力との関係を予め所定の値に設定しておくこ
とにより、バイパス弁26の開閉の切換えを迅速
且つ確実なものとすることができる。しかも第2
の吸気バイパス弁26が開く直前まで高い締め切
り圧を維持しながらそれを一気に開くことがで
き、漏れを生じにくい応答性の優れた状態で第2
の吸気バイパス弁26を開閉制御することが可能
となる。また、このとき第2タービン4を迂回す
るバイパス通路14を設けたウエイストゲートバ
ルブ34が、第2コンプレツサ6の過給圧P6に
応動して開閉されて過給圧P6が所定値となるよ
うに、すなわち過給圧P5及びP6が略一致(P5≒
P6)するように制御され得るため、サージ現象
等が起きることもない。前述の如く、ウエイスト
ゲートバルブ24を開閉駆動するアクチユエータ
34の第1圧力作動室34aは三方弁19を介し
て大気に開放されるか、あるいは負圧源に連通さ
れるが、例えば第2の吸気バイパス弁26の全開
時には第1圧力作動室34aを負圧源に連通し、
それ以外のときは大気に開放するように制御コン
ピユータ51により三方弁19を制御することに
よつて、より迅速に、且つ確実に第2コンプレツ
サ6の過給圧P6を所定の値に近づけることがで
きる。しかしながら、このような構成は本考案を
実施する上で必須の要件でないことは前述の通り
である。
る必要があり得る高速域においては、例えば第1
及び第2コンプレツサ5,6による過給圧P5,
P6が所定値を越え、且つ両者が略一致するよう
な場合に、バイパス流れがないまま過給圧P5が
さらに過給圧P6を上回る(P5>P6)ようなとき
にはバイパス弁26を開く必要がある。このとき
前述の三方弁17,18は略同時に切換えられ、
第2のアクチユエータ36の第1圧力作動室36
aは第1コンプレツサ5の出口側に連通されて内
部に過給圧P5が供給されると共に、第2圧力作
動室36bは大気に開放される。このため、第2
のアクチユエータ36の第1圧力作動室36a内
の圧力によつてダイアフラム36dを押圧する力
が、第2圧力作動室36bの内部のばね36eに
よる付勢力に勝るように、過給圧P5とばね36
eの力との関係を予め所定の値に設定しておくこ
とにより、バイパス弁26の開閉の切換えを迅速
且つ確実なものとすることができる。しかも第2
の吸気バイパス弁26が開く直前まで高い締め切
り圧を維持しながらそれを一気に開くことがで
き、漏れを生じにくい応答性の優れた状態で第2
の吸気バイパス弁26を開閉制御することが可能
となる。また、このとき第2タービン4を迂回す
るバイパス通路14を設けたウエイストゲートバ
ルブ34が、第2コンプレツサ6の過給圧P6に
応動して開閉されて過給圧P6が所定値となるよ
うに、すなわち過給圧P5及びP6が略一致(P5≒
P6)するように制御され得るため、サージ現象
等が起きることもない。前述の如く、ウエイスト
ゲートバルブ24を開閉駆動するアクチユエータ
34の第1圧力作動室34aは三方弁19を介し
て大気に開放されるか、あるいは負圧源に連通さ
れるが、例えば第2の吸気バイパス弁26の全開
時には第1圧力作動室34aを負圧源に連通し、
それ以外のときは大気に開放するように制御コン
ピユータ51により三方弁19を制御することに
よつて、より迅速に、且つ確実に第2コンプレツ
サ6の過給圧P6を所定の値に近づけることがで
きる。しかしながら、このような構成は本考案を
実施する上で必須の要件でないことは前述の通り
である。
以上のように本考案においては、軽負荷時には
二つのコンプレツサを迂回する第1の吸気バイパ
ス通路を介して流路抵抗の少ないいわゆる自然給
気を行い得ると共に、所定値以上の中高負荷時に
は第1の吸気バイパス通路を閉じて、第2の吸気
バイパス通路を開閉することにより、過給バラン
スの調和維持を図り得ることから、軽負荷から高
負荷までのエンジン1の運転範囲の全域にわたつ
て極めて効果的に出力性能の改善と燃費の向上を
達成することができる。
二つのコンプレツサを迂回する第1の吸気バイパ
ス通路を介して流路抵抗の少ないいわゆる自然給
気を行い得ると共に、所定値以上の中高負荷時に
は第1の吸気バイパス通路を閉じて、第2の吸気
バイパス通路を開閉することにより、過給バラン
スの調和維持を図り得ることから、軽負荷から高
負荷までのエンジン1の運転範囲の全域にわたつ
て極めて効果的に出力性能の改善と燃費の向上を
達成することができる。
また、本考案によれば、極めて応答性の優れた
精度の良いバイパス弁開閉制御を行うことができ
るので、サージ現象を起こさずに、運転状態に応
じて二基のターボチヤージヤの過給バランスを最
適に制御することができる結果、出力性能及び燃
費等が著しく向上する。
精度の良いバイパス弁開閉制御を行うことができ
るので、サージ現象を起こさずに、運転状態に応
じて二基のターボチヤージヤの過給バランスを最
適に制御することができる結果、出力性能及び燃
費等が著しく向上する。
第1図は本考案に係る二段ターボエンジンのバ
イパス弁制御装置の一実施例の全体概略構成図、
第2図は従来の二段ターボエンジンのバイパス弁
制御装置の全体概略構成図である。 1……エンジン、3……第1タービン、4……
第2タービン、5……第1コンプレツサ、6……
第2コンプレツサ、15……第1の吸気バイパス
通路、16……第2の吸気バイパス通路、17…
…三方弁(第1の切換弁)、18……三方弁(第
2の切換弁)、25……第1の吸気バイパス弁、
25′……第1のアクチユエータ、26……第2
の吸気バイパス弁、36……第2のアクチユエー
タ、25a,36a……第1圧力作動室、25
b,36b……第二圧力作動室、41……差圧
計、51……制御コンピユータ。
イパス弁制御装置の一実施例の全体概略構成図、
第2図は従来の二段ターボエンジンのバイパス弁
制御装置の全体概略構成図である。 1……エンジン、3……第1タービン、4……
第2タービン、5……第1コンプレツサ、6……
第2コンプレツサ、15……第1の吸気バイパス
通路、16……第2の吸気バイパス通路、17…
…三方弁(第1の切換弁)、18……三方弁(第
2の切換弁)、25……第1の吸気バイパス弁、
25′……第1のアクチユエータ、26……第2
の吸気バイパス弁、36……第2のアクチユエー
タ、25a,36a……第1圧力作動室、25
b,36b……第二圧力作動室、41……差圧
計、51……制御コンピユータ。
Claims (1)
- 吸入空気を加圧する第1のコンプレツサと、前
記第1のコンプレツサによつて加圧された空気を
更に加圧してエンジンに送る第2のコンプレツサ
とを有し、前記第1のコンプレツサ及び前記第2
のコンプレツサの双方を迂回する第1の吸気バイ
パス通路と、前記第2のコンプレツサを迂回する
第2の吸気バイパス通路とを形成し、前記第1の
吸気バイパス通路に第1の吸気バイパス弁を、ま
た前記第2の吸気バイパス通路に第2の吸気バイ
パス弁をそれぞれ介装すると共に、それらの吸気
バイパス弁を作動させるために前記第1の吸気バ
イパス弁に第1及び第2の圧力作動室を有する第
1のアクチユエータを、また前記第2の吸気バイ
パス弁に第1及び第2の圧力作動室を有する第2
のアクチユエータをそれぞれ付設し、前記第1の
コンプレツサの出口側の圧力を前記第2のアクチ
ユエータの前記第1の圧力作動室に導入する第1
の連通路と、前記第2のコンプレツサの出口側の
圧力を前記第2のアクチユエータの前記第2の圧
力作動室に導入する第2の連通路と、前記第2の
コンプレツサの出口側の圧力を前記第1のアクチ
ユエータの前記第1の圧力作動室に導入する第3
の連通路と、前記第1のアクチユエータの前記第
2の圧力作動室に大気圧を導入する大気連通路と
を設け、前記第1及び第2の連通路に、前記第1
のコンプレツサの出口側の圧力と前記第2のコン
プレツサの出口側の圧力との圧力差に応動して、
前記第1及び第2の連通路に前記各コンプレツサ
の出口側の圧力と大気または負圧を切り換えて導
入する第1及び第2の切換弁をそれぞれ介在さ
せ、前記第2の吸気バイパス弁の開閉作動時に
は、前記第2のアクチユエータの前記第1の圧力
作動室と前記第2の圧力作動室との間に大きな差
圧が得られるようにすると共に、過給が不要な軽
負荷時には前記第1の吸気バイパス弁を開弁させ
ることによつて、前記第1のコンプレツサ及び前
記第2のコンプレツサの双方を迂回して吸気を直
接に前記エンジンへ送り得るようにしたことを特
徴とする二段ターボエンジンのバイパス弁制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5665088U JPH0536993Y2 (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5665088U JPH0536993Y2 (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01160126U JPH01160126U (ja) | 1989-11-07 |
JPH0536993Y2 true JPH0536993Y2 (ja) | 1993-09-20 |
Family
ID=31282521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5665088U Expired - Lifetime JPH0536993Y2 (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0536993Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6785712B2 (ja) * | 2017-04-26 | 2020-11-18 | ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 | 多段式ターボ過給システム |
-
1988
- 1988-04-28 JP JP5665088U patent/JPH0536993Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01160126U (ja) | 1989-11-07 |
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