JPH0536984Y2 - - Google Patents

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JPH0536984Y2
JPH0536984Y2 JP4993387U JP4993387U JPH0536984Y2 JP H0536984 Y2 JPH0536984 Y2 JP H0536984Y2 JP 4993387 U JP4993387 U JP 4993387U JP 4993387 U JP4993387 U JP 4993387U JP H0536984 Y2 JPH0536984 Y2 JP H0536984Y2
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exhaust
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manifold structure
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、排気マニホールド構造に係り、特に
耐久性を有するように形成した断熱性の排気マニ
ホールド構造に関する。
[従来の技術] 一般にターボ過給機を備えた内燃機関の場合、
そのターボ過給機のタービンには内燃機関から排
出される排気の熱損失をできるだけ抑えて、エネ
ルギ大の高温な排気を供給する方が望ましい。ま
た、可動ノズルベーン等を有した可変容量ターボ
過給機を装着する場合には、供給する排気流の脈
動等による圧力変動をできるだけ少なくするため
に、その上流側に位置するシリンダに接続された
排気マニホールドに、排気を一旦集合させるため
の排気室(チヤンバ)を形成しておく必要があ
る。
このため、第4図および第5図に示すように、
従来上記排気マニホールドaは、内燃機関の各気
筒から排気を直方体状の内殻bとして形成した排
気室c内に集合させて、その脈動を緩衝した後
に、排出下流側、即ち、過給機タービン側へ流出
させるようになつている。
排気室cは、ステンレス鋼板等の耐熱金属によ
り形成され、その一側には、内燃機関の各気筒か
ら排気を流入させるための流入口dがその長手方
向に沿つて形成されており、流入口dの外方には
シリンダヘツド(図示せず)に連絡するための流
入管eが設けられている。また他側には、排気室
c内の排気を、排出下流側へ導くための排出管f
が形成されている。
そして、排気の高温を維持させるために、断熱
層gが排気室cを被覆して形成されており、アル
ミナ(A2O3)維持等により、外方への放熱を
遮断するようになつている。さらに断熱層gを囲
繞して鋳鉄製の外殻hが形成されており、流入管
eの外周には、これを覆つて設けられた取付管i
と、取付管iをシリンダヘツドに接続するための
ボルトjを下流側からシリンダヘツド側へ挿通さ
せるためのボルト支持部kとを形成している。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、上記のような排気マニホールド構造
においては、排気室c内の排気の温度が850℃に
も達するため、断熱層gを隔てた外殻hも500℃
程度にまで昇温される。このうち外殻hのシリン
ダヘツド側ではシリンダヘツド内に備えられた冷
却水の影響により、その反対側である排気の排出
下流側よりも温度が低くなる傾向にある。
第6図に示すように、その温度差によつて熱膨
張量の差が生じ、図中、破線にて示したような、
長手方向両端に位置されるボルトjを支点とし、
下流側に凸状となる変形がおこることになる。こ
の変形により取付管iと各気筒との接続状態が劣
化することとなり、排気が取付管i外方へ漏出さ
れるおそれが生ずる。さらに、外殻hの表面およ
び内殻bの継ぎ目等に亀裂が発生して重大な損傷
につながる可能性もある。
そこで、本考案は上記問題点となつている変形
を防止して、耐久性を向上させた断熱性の排気マ
ニホールド構造を提供すべく創案されたものであ
る。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、シリンダヘツドに接続されて各気筒
からの排気を集合させて排出するための排気室を
備えた排気マニホールド本体の上記各気筒に接続
される取付管の根元部周りの層厚を薄く形成した
ものである。
[作用] 排気室は各気筒からの排気を集合させる。そし
て排気マニホールド本体の排出下流側は、シリン
ダヘツドの冷却水に影響されるシリンダヘツド側
よりも膨張する。シリンダヘツド側は、膨張の差
によつて変形されるが、取付管根元部周りの変形
が大であるので、その他の部分は、変形が抑制さ
れる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図面に従つて説明
する。
第1図は、本考案に係る排気マニホールド構造
の一実施例を示したものであり、排気マニホール
ド本体1は従来と同様に、シリンダヘツドに接続
されて各気筒からの排気を集合させて排出するた
めに、直方体状に形成された内殻2により区画さ
れた排気室3と、内殻2を被覆する断熱層4と、
さらに断熱層4を被覆する外殻5とにより形成さ
れている。
内殻2の一側、即ち、シリンダヘツド側6には
流入口7および流入管8が備えられており、他
側、即ち、排気の排出下流側9には排出管10が
形成されている。
第2図に示すように、外殻5には流入管8を囲
繞するように形成された取付管11と、取付管1
1を挾むように挿通されるボルト12を支持する
ためのボルト支持部13とが備えられている。そ
して本考案の特長となる外殻5の層厚は、その取
付管5の根元部14の周り15において、薄く形
成されている。
第3図に示すように、本実施例にあつては、外
殻5は、鋳鉄により成形されると共に、シリンダ
ヘツド側6に位置する区画壁16の層厚が、その
反対側に位置される排出下流側9よりも厚く形成
されている。そして、一体的に成形されている取
付管11とボルト支持部13とを囲むように、層
厚を減じるための窪み部17が形成されている。
従つて等厚である断熱層4と外殻5との層厚比
が、例えば排出下流側9が1:1であれば、シリ
ンダヘツド側6は、1:3となつていると共に、
窪み部17においては、特に1:1になつてい
る。
次に、本実施例の作用を説明する。
排気室3は、各気筒からの排気を集合させて、
排気流の脈動等による圧力変動を抑制する。断熱
層4は、この高温な排気の熱が外殻5に伝達する
のを遮断し、排気の熱損失を少なくする。外殻5
のシリンダヘツド側6は、シリンダヘツドの冷却
水に影響されるので、排出下流側9よりも熱膨張
量が少なくなつて変形するが、取付管11の根元
部14においては、その周り15の層厚が薄いた
め、強度が小さくなつており、この部分で変形が
大となる。従つて、取付管11および根元部14
以外の区画壁16の変形は抑制されることにな
る。
なお、断熱層は、その層厚を自在に形成され得
るもの、例えばアルミナ(A2O3)繊維等であ
れば何によつて成形しても構わない。また内殻は
ステンレス鋼等の耐熱金属により成形すればよ
い。
以上のように、本考案者らが開発中である断熱
型の排気マニホールドによつて本考案を説明した
が、この変形抑制作用は断熱しているか否かにか
かわらず発揮されるものであり、断熱層を形成し
ていない排気マニホールド構造においても本考案
は適用される。
[考案の効果] 以上要するに本考案によれば、次のような優れ
た効果を発揮する。
従来、排気マニホールド本体を形成する外殻
が、均等な層厚で形成されていたのを、取付管根
元部周りの層厚を薄く形成したので、シリンダヘ
ツドの冷却水に影響されるシリンダヘツド側と、
排出下流側との間に生ずる熱膨張量の差に起因す
る変形を、取付管根元部周りで大にして、シリン
ダヘツドに接続される取付管の変形を抑制するこ
とにより、その接続状態劣化のない、耐久性向上
を計つた、排気マニホールド構造を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る排気マニホールド構造の
一実施例を示した部分破断側面図、第2図はその
上面図、第3図は第1図の−線断面図、第4
図は従来の排気マニホールド構造を示した部分破
断側面図、第5図はその上面図、第6図は従来の
問題点を説明するための概略図である。 図中、1は排気マニホールド本体、2は内殻、
3は排気室、4は断熱層、5は外殻、11は取付
管、15はその根元部周りである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シリンダヘツドに接続されて各気筒からの排
    気を集合させて排出するための排気室を備えた
    排気マニホールド本体の上記各気筒に接続され
    る取付管の根元部周りの層厚を薄く形成したこ
    とを特徴とする排気マニホールド構造。 (2) 上記排気マニホールド本体が、上記排気室を
    区画形成する内殻と、該内殻を被覆する断熱層
    と、該断熱層を被覆する外殻とにより構成され
    た上記実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
    排気マニホールド構造。 (3) 上記外殻が上記各気筒に接続される取付管を
    備えた上記実用新案登録請求の範囲第2項に記
    載の排気マニホールド構造。 (4) 上記外殻が鋳鉄により成形され、上記取付管
    根元部周りに窪み部を形成して外殻の層厚を薄
    く形成した上記実用新案登録請求の範囲第3項
    に記載の排気マニホールド構造。 (5) 上記外殻が鋳鉄により成形され、シリンダヘ
    ツド側に位置される区画壁をその反対側に位置
    される区画壁より層厚大に形成した上記実用新
    案登録請求の範囲第3項または第4項に記載の
    排気マニホールド構造。
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JPS63158526U JPS63158526U (ja) 1988-10-18
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