JPH0536572Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0536572Y2 JPH0536572Y2 JP18951187U JP18951187U JPH0536572Y2 JP H0536572 Y2 JPH0536572 Y2 JP H0536572Y2 JP 18951187 U JP18951187 U JP 18951187U JP 18951187 U JP18951187 U JP 18951187U JP H0536572 Y2 JPH0536572 Y2 JP H0536572Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holder
- saw
- spindle
- tightening bolt
- saw blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Sawing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は例えば、ポータブル電動レシプロソー
あるいは回しびき鋸において、鋸刃をホルダを介
して鋸刃の駆動スピンドルに取り付ける構造に関
する。
あるいは回しびき鋸において、鋸刃をホルダを介
して鋸刃の駆動スピンドルに取り付ける構造に関
する。
例えば、駆動モータを内蔵したポータブル電動
レシプロソーあるいは回しびき鋸において、本体
から突出する鋸刃(鋸板)はそれを往復動させる
ための往復スピンドル(駆動スピンドル)にホル
ダ(ソーホルダ)を介して着脱自在に取り付けら
れる。往復スピンドルはソー本体に内蔵した駆動
モータにより駆動されるが、単に軸線方向に往復
動するだけの場合がレシプロソーであり、他方、
往復スピンドルが楕円軌道を描きながら往復動す
る、所謂「オービタル」運動をする場合には回し
びき鋸となる。
レシプロソーあるいは回しびき鋸において、本体
から突出する鋸刃(鋸板)はそれを往復動させる
ための往復スピンドル(駆動スピンドル)にホル
ダ(ソーホルダ)を介して着脱自在に取り付けら
れる。往復スピンドルはソー本体に内蔵した駆動
モータにより駆動されるが、単に軸線方向に往復
動するだけの場合がレシプロソーであり、他方、
往復スピンドルが楕円軌道を描きながら往復動す
る、所謂「オービタル」運動をする場合には回し
びき鋸となる。
しかるに、従来は、鋸板を往復スピンドルに取
り付ける際に、鋸板を往復スピンドルに固定する
ための締め付けボルトを緩めると、ホルダと往復
スピンドルとが互いに自由に可動となりその相対
位置が不定となる。即ち、往復スピンドルに対す
るソーホルダの位置が不安定であり、従つて、鋸
刃の締め付けボルト上への挿入作業がやり難いと
いう問題があつた。
り付ける際に、鋸板を往復スピンドルに固定する
ための締め付けボルトを緩めると、ホルダと往復
スピンドルとが互いに自由に可動となりその相対
位置が不定となる。即ち、往復スピンドルに対す
るソーホルダの位置が不安定であり、従つて、鋸
刃の締め付けボルト上への挿入作業がやり難いと
いう問題があつた。
本考案の目的はこのような従来の問題点を解消
すべく、締め付けボルトを緩めてもホルダと往復
スピンドル(駆動スピンドル)との相対位置は規
制され、往復スピンドルに対するソーホルダの位
置を常に安定ならしめる鋸刃の取り付け構造を実
現することにある。
すべく、締め付けボルトを緩めてもホルダと往復
スピンドル(駆動スピンドル)との相対位置は規
制され、往復スピンドルに対するソーホルダの位
置を常に安定ならしめる鋸刃の取り付け構造を実
現することにある。
上記目的を達成するために、帯板状の鋸刃の一
端をホルダを介して駆動スピンドルの一端に取り
付ける構造において、本考案によれば、ホルダに
形成した凹溝内に鋸刃及び駆動スピンドルの夫々
の取り付け端部を重合配置すると共に該ホルダに
凹溝内の鋸刃と駆動スピンドルとに対向して凹溝
を蓋するように押さえキヤツプを取り付け、これ
らホルダ、鋸刃、駆動スピンドルを貫通し且つホ
ルダに対しては螺合せしめられる締め付けボルト
を押さえキヤツプに相対回転自在に取り付け、以
て、締め付けボルトを締め付けることにより上記
駆動スピンドル、鋸刃、ホルダを一体的に固定し
得るようにしたことを構成上の特徴とする。
端をホルダを介して駆動スピンドルの一端に取り
付ける構造において、本考案によれば、ホルダに
形成した凹溝内に鋸刃及び駆動スピンドルの夫々
の取り付け端部を重合配置すると共に該ホルダに
凹溝内の鋸刃と駆動スピンドルとに対向して凹溝
を蓋するように押さえキヤツプを取り付け、これ
らホルダ、鋸刃、駆動スピンドルを貫通し且つホ
ルダに対しては螺合せしめられる締め付けボルト
を押さえキヤツプに相対回転自在に取り付け、以
て、締め付けボルトを締め付けることにより上記
駆動スピンドル、鋸刃、ホルダを一体的に固定し
得るようにしたことを構成上の特徴とする。
締め付けボルトは駆動スピンドルに螺合してい
るので、締め付けボルトを回すと駆動スピンドル
が軸線方向に動く。しかしながら、駆動スピンド
ルはホルダに形成される凹溝内において押さえキ
ヤツプにより規定されるスペース内でしか動き得
ない。従つて、駆動スピンドルはホルダの凹溝か
ら出ることはなく、ホルダに対する相対位置が規
制される。即ち、締め付けボルトを緩めても、ホ
ルダは駆動スピンドルから自由にはならない。そ
の結果、ホルダの位置は安定する。尚、ホルダあ
るいは駆動スピンドルの動きは相対的なものであ
り、従つて、駆動スピンドルが固定と考えれば締
め付けボルトにより動かされるのはホルダ側であ
る。
るので、締め付けボルトを回すと駆動スピンドル
が軸線方向に動く。しかしながら、駆動スピンド
ルはホルダに形成される凹溝内において押さえキ
ヤツプにより規定されるスペース内でしか動き得
ない。従つて、駆動スピンドルはホルダの凹溝か
ら出ることはなく、ホルダに対する相対位置が規
制される。即ち、締め付けボルトを緩めても、ホ
ルダは駆動スピンドルから自由にはならない。そ
の結果、ホルダの位置は安定する。尚、ホルダあ
るいは駆動スピンドルの動きは相対的なものであ
り、従つて、駆動スピンドルが固定と考えれば締
め付けボルトにより動かされるのはホルダ側であ
る。
[実施例]
以下、本考案の好ましい実施例につき図面を参
照して詳細に説明する。
照して詳細に説明する。
第6図は本考案を適用する一例としてのレシプ
ロソーあるいは電気回しびき鋸(以下、セーバー
ソーと呼ぶ)の全体を一部破断して示すものであ
る。同図において、セーバーソーはモータ側の第
1のハウジング11Aと、これと一体的な揺動駆
動機構側の第2ハウジング11Bとを有するソー
本体11を有する。第1ハウジング11A内には
駆動モータ(図示せず)が内蔵され、一方、第2
ハウジング11B内には駆動モータの回転を鋸板
21に揺動運動として伝える振動駆動機構(図示
せず)が内蔵される。尚、13は駆動モータの外
部電源コード、15は操作時の本体握りである。
本体握り15には始動スイツチ17が設けられ、
この始動スイツチ17を握りと共に握ることによ
り駆動モータが作動する。
ロソーあるいは電気回しびき鋸(以下、セーバー
ソーと呼ぶ)の全体を一部破断して示すものであ
る。同図において、セーバーソーはモータ側の第
1のハウジング11Aと、これと一体的な揺動駆
動機構側の第2ハウジング11Bとを有するソー
本体11を有する。第1ハウジング11A内には
駆動モータ(図示せず)が内蔵され、一方、第2
ハウジング11B内には駆動モータの回転を鋸板
21に揺動運動として伝える振動駆動機構(図示
せず)が内蔵される。尚、13は駆動モータの外
部電源コード、15は操作時の本体握りである。
本体握り15には始動スイツチ17が設けられ、
この始動スイツチ17を握りと共に握ることによ
り駆動モータが作動する。
駆動モータの駆動軸は駆動ピニオンやベベルギ
ヤ(共に図示せず)等を介して往復スピンドル2
3に連結される。往復スピンドル23は本体11
に適当なベアリングにより軸線方向に往復動自在
に支持されている。往復スピンドル23は図示実
施例では角形の棒ないしは板である。往復スピン
ドル23を単に軸線方向に往復動させる(レシプ
ロソー)のみならず、揺動させて所謂「オービタ
ル」運動させる場合(回しびき鋸)には、適当を
カム手段を介在させて往復スピンドルを前後動に
加え揺動させることになる。往復スピンドル23
のかかる揺動駆動機構自体は公知であり、また、
本考案の主題とも直接関係ないので詳しい説明を
省略する。
ヤ(共に図示せず)等を介して往復スピンドル2
3に連結される。往復スピンドル23は本体11
に適当なベアリングにより軸線方向に往復動自在
に支持されている。往復スピンドル23は図示実
施例では角形の棒ないしは板である。往復スピン
ドル23を単に軸線方向に往復動させる(レシプ
ロソー)のみならず、揺動させて所謂「オービタ
ル」運動させる場合(回しびき鋸)には、適当を
カム手段を介在させて往復スピンドルを前後動に
加え揺動させることになる。往復スピンドル23
のかかる揺動駆動機構自体は公知であり、また、
本考案の主題とも直接関係ないので詳しい説明を
省略する。
往復スピンドル23の前端には鋸板(帯板状の
鋸刃)21が着脱自在に取り付けるためのホルダ
27が着脱自在に取りつけられる。本考案はこの
鋸板21の取り付け構造に向けられるものである
が、詳しい説明は後に譲る。
鋸刃)21が着脱自在に取り付けるためのホルダ
27が着脱自在に取りつけられる。本考案はこの
鋸板21の取り付け構造に向けられるものである
が、詳しい説明は後に譲る。
鋸板21はハウジング11Bの前端開口を通し
て前部外方に突出する。尚、第1図において、3
3はパイプ等の被切断物Pの端部が当接する当た
りプレートであり、本体ハウジング11Bに枢着
される。鋸板21は当たりプレート33の開口を
貫通して外部に突出する。
て前部外方に突出する。尚、第1図において、3
3はパイプ等の被切断物Pの端部が当接する当た
りプレートであり、本体ハウジング11Bに枢着
される。鋸板21は当たりプレート33の開口を
貫通して外部に突出する。
第2ハウジング11Bの先端には被切断物Pの
バイス装置50を取りつけるためのブシユ35が
形成される。ブシユ35の内径ボア内には一対の
固定バイスジヨー(バイスアーム)51A,51
Bからなるバイス取り付け軸55が挿脱自在に挿
入される。バイス取り付け軸55はノツチ機構6
0によりワンタツチ式にプシユ35内に固定され
る。
バイス装置50を取りつけるためのブシユ35が
形成される。ブシユ35の内径ボア内には一対の
固定バイスジヨー(バイスアーム)51A,51
Bからなるバイス取り付け軸55が挿脱自在に挿
入される。バイス取り付け軸55はノツチ機構6
0によりワンタツチ式にプシユ35内に固定され
る。
バイス装置50自体も本考案とは直接関係ない
ので詳しい説明は省略する。
ので詳しい説明は省略する。
尚、第6図において、21′は鋸板21による
パイプPの切断完了位置を示す。
パイプPの切断完了位置を示す。
本考案に係る鋸刃取り付け構造は第1,2図に
示す如く、往復スピンドル23と鋸板21とを収
納する凹溝26を形成したホルダ27を有する。
往復スピンドル23と鋸板21とは少なくともそ
の取り付け側端部において略同一の板幅を有し、
また、ホルダ27の凹溝26はその板幅に略同一
の溝幅wを有する。ホルダ27及び鋸板21には
締め付けボルト22が貫通するための孔24及び
長溝28が夫々形成される。鋸板21の長溝28
(第5図)は鋸板21の端部に形成される開放溝
である。その溝幅は締め付けボルト22の軸部分
の外径に略等しいかそれより僅かに大きい。従つ
て、鋸板21は長溝28により締め付けボルト2
2に対してその側方から挿脱することが出来る。
示す如く、往復スピンドル23と鋸板21とを収
納する凹溝26を形成したホルダ27を有する。
往復スピンドル23と鋸板21とは少なくともそ
の取り付け側端部において略同一の板幅を有し、
また、ホルダ27の凹溝26はその板幅に略同一
の溝幅wを有する。ホルダ27及び鋸板21には
締め付けボルト22が貫通するための孔24及び
長溝28が夫々形成される。鋸板21の長溝28
(第5図)は鋸板21の端部に形成される開放溝
である。その溝幅は締め付けボルト22の軸部分
の外径に略等しいかそれより僅かに大きい。従つ
て、鋸板21は長溝28により締め付けボルト2
2に対してその側方から挿脱することが出来る。
これに対し、往復スピンドル23に形成される
締め付けボルト22用の貫通孔32はねじ孔であ
る。このめねじ孔32は締め付けボルト22に螺
合し、従つて、締め付けボルト22を回すことに
より往復スピンドル23が軸線方向に前後動する
ことになる。
締め付けボルト22用の貫通孔32はねじ孔であ
る。このめねじ孔32は締め付けボルト22に螺
合し、従つて、締め付けボルト22を回すことに
より往復スピンドル23が軸線方向に前後動する
ことになる。
締め付けボルト22の先端には押さえキヤツプ
34が相対回転自在に取り付けられる。押さえキ
ヤツプ34はその一端に第4図に示す如く、例え
ば、バドミントン競技のシヤトル(羽)の如き形
状を呈する開放溝孔38が形成される。開放溝孔
38の円形部分38aは半円(180°)以上にわた
つて広がり、この円形部分に締め付けボルト22
の先端部分に形成した周溝40が嵌入せしめられ
る。円形部分38aの径は締め付けボルト22の
ねじ外径よりは小さく、且つ、周溝40の外径に
略等しいかそれより僅かに大きい。また、押さえ
キヤツプ22の板厚は締め付けボルト22の周溝
40の幅に略等しい。従つて、締め付けボルト2
2を押さえキヤツプ34の開放溝孔38の円形部
分38aに挿入すると、締め付けボルト22は押
さえキヤツプ43に対してある程度自由に回転で
きるが軸線方向には一体化される。
34が相対回転自在に取り付けられる。押さえキ
ヤツプ34はその一端に第4図に示す如く、例え
ば、バドミントン競技のシヤトル(羽)の如き形
状を呈する開放溝孔38が形成される。開放溝孔
38の円形部分38aは半円(180°)以上にわた
つて広がり、この円形部分に締め付けボルト22
の先端部分に形成した周溝40が嵌入せしめられ
る。円形部分38aの径は締め付けボルト22の
ねじ外径よりは小さく、且つ、周溝40の外径に
略等しいかそれより僅かに大きい。また、押さえ
キヤツプ22の板厚は締め付けボルト22の周溝
40の幅に略等しい。従つて、締め付けボルト2
2を押さえキヤツプ34の開放溝孔38の円形部
分38aに挿入すると、締め付けボルト22は押
さえキヤツプ43に対してある程度自由に回転で
きるが軸線方向には一体化される。
押さえキヤツプ34の開放溝孔38の末広がり
部分38bは押さえキヤツプ34を締め付けボル
ト22に側方から弾性的に挿入可能とならしめる
ためのものである。
部分38bは押さえキヤツプ34を締め付けボル
ト22に側方から弾性的に挿入可能とならしめる
ためのものである。
押さえキヤツプ34は好ましくは弾性を有し、
例えば皿ばねの如き性質を呈する。その利用につ
いては後述する。
例えば皿ばねの如き性質を呈する。その利用につ
いては後述する。
往復スピンドル23には締め付けボルト22か
ら偏心した位置にロールピン42が挿着される。
ロールピン42の一端は鋸板21に向かつて外方
に突出する。一方、鋸板21及びホルダ27には
このロールピン42に対応する位置に夫々対応ピ
ン孔44,46が形成される。ロールピン42は
鋸板21とホルダ27との往復スピンドル23に
対する回転防止手段を構成するものであり、第2
図に示す如く、ロールピン42が鋸板21のピン
孔44及びホルダ27のピン孔46に嵌入すると
これら三者(鋸板21、ホルダ27、往復スピン
ドル23)は締め付けボルト22の回りに回転す
ることは出来ない。
ら偏心した位置にロールピン42が挿着される。
ロールピン42の一端は鋸板21に向かつて外方
に突出する。一方、鋸板21及びホルダ27には
このロールピン42に対応する位置に夫々対応ピ
ン孔44,46が形成される。ロールピン42は
鋸板21とホルダ27との往復スピンドル23に
対する回転防止手段を構成するものであり、第2
図に示す如く、ロールピン42が鋸板21のピン
孔44及びホルダ27のピン孔46に嵌入すると
これら三者(鋸板21、ホルダ27、往復スピン
ドル23)は締め付けボルト22の回りに回転す
ることは出来ない。
押さえキヤツプ34はホルダ27の凹溝26内
に鋸板21及び往復スピンドル23を収納したと
きに該両者間に所定の隙間gが形成されるような
大きさ(高さ)である。即ち、押さえキヤツプ3
4は締め付けボルト22によりホルダ27に相対
回転自在に一体化されるが、その時に凹溝26を
蓋するように位置してその間に所定のスペースを
形成する。
に鋸板21及び往復スピンドル23を収納したと
きに該両者間に所定の隙間gが形成されるような
大きさ(高さ)である。即ち、押さえキヤツプ3
4は締め付けボルト22によりホルダ27に相対
回転自在に一体化されるが、その時に凹溝26を
蓋するように位置してその間に所定のスペースを
形成する。
凹溝26内においては、鋸板21がその底部に
置かれ、これを往復スピンドル23で締め付ける
ことになる。即ち、まず、締め付けボルト22を
緩めておき(第1図)、締め付けボルト22に鋸
板21をその長溝28を介して挿入する。このと
き、締め付けボルト22を最大限緩めた状態(第
1図)でも、往復スピンドル23はホルダ27の
凹溝26から完全に外れないということに留意す
べきである。即ち、往復スピンドル23は常に凹
溝26内に位置する。従つて、ホルダ27は往復
スピンドル23から全く自由にはならず、その位
置、特に締め付けボルト22回りの回転位置が定
位置に規制保持される。もし、従来の如く、押さ
えキヤツプ34が無いとすると、締め付けボルト
22を緩めていくとやがては往復スピンドル23
がホルダ27の凹溝26から外れてしまい、その
結果、ホルダ27が締め付けスピンドル22を中
心として回転可能となりホルダ27の向きが安定
しない。これはとりも直さず鋸板21の挿入作業
を困難にする。
置かれ、これを往復スピンドル23で締め付ける
ことになる。即ち、まず、締め付けボルト22を
緩めておき(第1図)、締め付けボルト22に鋸
板21をその長溝28を介して挿入する。このと
き、締め付けボルト22を最大限緩めた状態(第
1図)でも、往復スピンドル23はホルダ27の
凹溝26から完全に外れないということに留意す
べきである。即ち、往復スピンドル23は常に凹
溝26内に位置する。従つて、ホルダ27は往復
スピンドル23から全く自由にはならず、その位
置、特に締め付けボルト22回りの回転位置が定
位置に規制保持される。もし、従来の如く、押さ
えキヤツプ34が無いとすると、締め付けボルト
22を緩めていくとやがては往復スピンドル23
がホルダ27の凹溝26から外れてしまい、その
結果、ホルダ27が締め付けスピンドル22を中
心として回転可能となりホルダ27の向きが安定
しない。これはとりも直さず鋸板21の挿入作業
を困難にする。
また、押さえキヤツプ34があることにより、
作業者は暗所や目視確認出来ない姿勢での作業で
も何等不自由なく作業を行うことが出来る。何故
ならば、締め付けボルト22をそれが回らなくな
るまで無造作に回すだけでよいからである。
作業者は暗所や目視確認出来ない姿勢での作業で
も何等不自由なく作業を行うことが出来る。何故
ならば、締め付けボルト22をそれが回らなくな
るまで無造作に回すだけでよいからである。
そのため、押さえキヤツプ34が弾性を有する
と締め付けポルト22の締め付け過ぎを吸収する
ことができるのみならず、作業者へのシヨツクが
小さくなる。
と締め付けポルト22の締め付け過ぎを吸収する
ことができるのみならず、作業者へのシヨツクが
小さくなる。
次いで、締め付けボルト22を締め付ければ往
復スピンドル23が軸線方向に移動して第2図に
示す締め付け位置に出来る。その結果、鋸板21
はホルダ27を介してしつかりと往復スピンドル
23に固定される。
復スピンドル23が軸線方向に移動して第2図に
示す締め付け位置に出来る。その結果、鋸板21
はホルダ27を介してしつかりと往復スピンドル
23に固定される。
尚、上記の説明において、締め付けボルト22
の締め付け時に、往復スピンドル23が移動する
ものとして説明したが、実際は往復スピンドル2
3が固定されている場合にはホルダ27、鋸板2
1及び押さえキヤツプ34からなる組立体がホル
ダ27に対して相対移動すると考えるべきである
ことは勿論である。
の締め付け時に、往復スピンドル23が移動する
ものとして説明したが、実際は往復スピンドル2
3が固定されている場合にはホルダ27、鋸板2
1及び押さえキヤツプ34からなる組立体がホル
ダ27に対して相対移動すると考えるべきである
ことは勿論である。
尚、第3,8図においてはロールピンの位置が
他の図と異ならせて示してあるが、それはロール
ピンの位置は回転防止という目的を達成する上で
図示のものに限定されないというこうを示すため
である。
他の図と異ならせて示してあるが、それはロール
ピンの位置は回転防止という目的を達成する上で
図示のものに限定されないというこうを示すため
である。
以上に記載した通り、本考案によれば、締め付
けボルトを緩めたときでさえも、ホルダと駆動ス
ピンドル(往復スピンドル)との相対位置関係、
特に相対角度位相が一定に規制されるので、ホル
ダが不用意にふらつくことはなく、従つて、鋸板
の取り付け、取り外し作業を容易に行うことが出
来る。
けボルトを緩めたときでさえも、ホルダと駆動ス
ピンドル(往復スピンドル)との相対位置関係、
特に相対角度位相が一定に規制されるので、ホル
ダが不用意にふらつくことはなく、従つて、鋸板
の取り付け、取り外し作業を容易に行うことが出
来る。
第1図は本考案に係る鋸刃取り付け構造を示す
縦断面図、第2図は第1図は締め付け状態を示す
第1図と同様の図、第3図は第1図の左側面図、
第4図は第1図に示される押さえキヤツプの端部
の拡大図、第5図は第1図に示される鋸板の端部
の拡大図、第6図は本考案を適用したレシプロソ
ーの要部の部分破断正面図。 11……ソー本体、21……鋸板、22……締
め付けボルト、23……往復スピンドル、26…
…凹溝、27……ソーホルダ、34……押さえキ
ヤツプ。
縦断面図、第2図は第1図は締め付け状態を示す
第1図と同様の図、第3図は第1図の左側面図、
第4図は第1図に示される押さえキヤツプの端部
の拡大図、第5図は第1図に示される鋸板の端部
の拡大図、第6図は本考案を適用したレシプロソ
ーの要部の部分破断正面図。 11……ソー本体、21……鋸板、22……締
め付けボルト、23……往復スピンドル、26…
…凹溝、27……ソーホルダ、34……押さえキ
ヤツプ。
Claims (1)
- 帯板状の鋸刃の一端をホルダを介して駆動スピ
ンドルの一端に取り付ける構造であつて、ホルダ
に形成した凹溝内に鋸刃及び駆動スピンドルの
夫々の取り付け端部を重合配置すると共に該ホル
ダに凹溝内の鋸刃と駆動スピンドルとに対向して
凹溝を蓋するように押さえキヤツプを取り付け、
これらホルダ、鋸刃、駆動スピンドルを貫通し且
つホルダに対しては螺合せしめられる締め付けボ
ルトを押さえキヤツプに相対回転自在に取り付
け、以て、締め付けボルトを締め付けることによ
り上記駆動スピンドル、鋸刃、ホルダを一体的に
固定し得ることを特徴とする鋸刃の取り付け構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18951187U JPH0536572Y2 (ja) | 1987-12-15 | 1987-12-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18951187U JPH0536572Y2 (ja) | 1987-12-15 | 1987-12-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0197824U JPH0197824U (ja) | 1989-06-29 |
JPH0536572Y2 true JPH0536572Y2 (ja) | 1993-09-16 |
Family
ID=31480537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18951187U Expired - Lifetime JPH0536572Y2 (ja) | 1987-12-15 | 1987-12-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0536572Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-12-15 JP JP18951187U patent/JPH0536572Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0197824U (ja) | 1989-06-29 |
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