JPH0536533Y2 - - Google Patents

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JPH0536533Y2
JPH0536533Y2 JP1987028760U JP2876087U JPH0536533Y2 JP H0536533 Y2 JPH0536533 Y2 JP H0536533Y2 JP 1987028760 U JP1987028760 U JP 1987028760U JP 2876087 U JP2876087 U JP 2876087U JP H0536533 Y2 JPH0536533 Y2 JP H0536533Y2
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liquid
horn
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bolt
tip
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  • Pressure-Spray And Ultrasonic-Wave- Spray Burners (AREA)
  • Special Spraying Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、液体、とくに燈油その他の液体燃料
を超音波振動を利用して霧化するための液体霧化
装置に関する。
(従来の技術) 圧電素子をホーンとバツクブロツクとの間に配
置してボルトで圧縮締結してなるボルト締めラン
ジユバン型振動子を用いて燈油等の液体燃料を霧
化する試みが従来よりなされている。この場合、
ホーン先端部への液体燃料の供給が問題で、今ま
ではホーンとは別に液体燃料供給管等を用いて液
体燃料をホーン先端部に供給するものがあつた。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、ホーン先端部への液体燃料供給のため
にホーンとは別に液体燃料供給管を使用すること
は、構造が複雑化し、また粗大粒子が発生し易い
問題点があつた。
(問題点を解決するための手段及び作用) 本考案は、上記の点に鑑み、ホーン、圧電素子
及びバツクブロツクを締結一体化するためのボル
トに貫通孔を形成し、この貫通孔に連通する液体
吐出孔をホーンに形成して液体供給のための構造
を簡略化し、しかも液体供給及び霧化に付随した
問題点を効果的に解決した液体霧化装置を提供し
ようとするものである。
本考案は、圧電素子をホーンとバツクブロツク
との間に配置してボルトで圧縮締結してなるボル
ト締めランジユパン型振動子を用いた構成におい
て、前記ボルトの中心部に液体(例えば液体燃料
等)を供給するための貫通孔を設けるとともに、
前記ホーンに前記貫通孔に連通する複数個の液体
吐出孔を設け、それらの複数個の液体吐出孔の断
面積の総和を前記ボルトに設けられた前記貫通孔
の断面積より大きくしている。そして、前記ホー
ンとボルトとの連結部分から圧電素子側への液体
浸透はOリングで防止し、前記ボルトの貫通孔よ
りもホーンの液体吐出孔の断面積を大きくするこ
とで霧化の際の粗大粒子の発生を防止している。
(実施例) 以下、本考案に係る液体霧化装置の実施例を図
面に従つて説明する。
第1図は実施例の全体構成を示し、第2図は実
施例で使用するボルトの詳細を示す。
これらの図において、超音波振動の振幅を拡大
するための略円錐状の金属ホーン1は、液体吐出
用内部通路11をその中心軸上に有し、その液体
吐出用内部通路11の先端部分は複数に分岐して
ホーン先端に形成された略円板状ノズル部(液体
吐出部)12の先端面に開口する液体吐出孔13
となつている。また、金属ホーン1の背面には雌
螺子14を刻設した凹部15が形成され、該凹部
15は前記液体吐出用内部通路11に連通してい
る。
円板状の金属バツクブロツク2は、前記金属ホ
ーン1とともに複数枚の圧電素子3を挟んで保持
するためのものでボルト4を貫通させるための中
心穴を有している。
複数枚の圧電素子3は円板状であり、両面に電
極が形成されおり、ボルト4を貫通させるための
中心穴を有している。
ボルト4は中心に液体燃料供給孔となる細い貫
通孔20を有し、さらに両側に雄螺子21A,2
1Bを有している。雄螺子21Aは前記金属ホー
ン背面側の凹部15に刻設された雌螺子14に螺
合するもので、雄螺子21Bはナツト6に螺合す
るためのものである。前記ホーン1に連結される
側のボルト先端部には環状にOリング溝22が形
成され、該Oリング溝22に液体浸透防止のため
のOリング23が配置されている。これは、ホー
ン1に螺子ロツク材でボルト4を強固に螺着して
も、その締結部よりの液体浸透の恐れがあるから
である。
そして、前記金属ホーン1側の雌螺子14にボ
ルト4の雄螺子21Aを螺合しかつ螺子ロツク材
で強固に接着し、ボルト4を複数枚の圧電素子3
及び金属バツクブロツク2の中心穴に通し、さら
にワツシヤ7を設けてナツト6をボルト4の雄螺
子21Bに螺合し、それらを圧縮締結して一体化
する。
なお、複数枚の圧電素子3は電気的に並列接続
されて電気端子5A,5B間に引き出され、電気
端子5A,5Bは高周波電源に接続される。
以上の実施例の構成において、ボルト4に形成
された貫通孔20の後部開口より液体燃料を供給
すると、液体燃料は細い貫通孔20、ホーン側の
凹部15、液体吐出用内部通路11及び液体吐出
孔13の経路で液体燃料はホーン先端のノズル部
12に到達する。そして、振幅の拡大された超音
波振動を行つているノズル部12にて霧化され、
大気中に飛散する。
さて、液体を超音波で霧化する場合、ホーン1
のノズル部先端面に流速が速く圧力の高まつた液
体を直接供給した場合、霧化の過程を経ずにその
まま吐出したり、粗大粒子の発生があつた。液体
微粒子を得るには振動面(ノズル部先端面)にで
きる限りゆつくり少しずつ液体を供給することが
必要である。
そこで、本実施例では、各液体吐出孔13の孔
径をφ1、液体吐出用内部通路11及び貫通孔2
0の孔径をφ2としたとき、通路11及び貫通孔
20の断面積(πφ2 2/4)に比して複数個の液体
吐出孔13先端部の断面積の総和Σ(πφ1 2/4)
を大きくすることで、振動面での液体流速と圧力
を低下させ、良好な霧化を実現している。
また、液体霧化中に、ボルト4の貫通孔20を
出た液体がホーン1とボルト4との連結部分より
圧電素子側に浸透しようとするが、ボルト4の先
端部にOリング23が配置されており、該Oリン
グ23がホーン側凹部15内面とボルト4の外周
との間隙を閉塞するため、液体の圧電素子側への
浸透は確実に阻止されることになる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の液体霧化装置に
よれば、ホーン、圧電素子及びバツクブロツクを
締結一体化するためのボルトに貫通孔を形成し、
この貫通孔に連通する液体吐出孔をホーンに形成
したことによつて液体供給のための構造を簡略化
することができる。また、ホーンとボルトとの締
結部分にOリングを配置することで締結部分より
の液体の浸透を防止でき、さらに、ボルトの貫通
孔断面積に比してホーン側の液体吐出孔の断面積
総和を大きくして液体霧化に付随した問題点を効
果的に解決でき、良好に霧化された液体微粒子を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る液体霧化装置の一実施例
を示す側断面図、第2図は実施例で使用するボル
ト部分の側断面図である。 1……金属ホーン、2……金属バツクブロツ
ク、3……圧電素子、4……ボルト、5A,5B
……電気端子、6……ナツト、11……液体吐出
用内部通路、12……ノズル部、13……液体吐
出孔、20……貫通孔、23……Oリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 圧電素子をホーンとバツクブロツクとの間に
    配置してボルトで圧縮締結してなるボルト締め
    ランジユバン型振動子を用いた液体霧化装置に
    おいて、前記ボルトの中心部に液体を供給する
    ための貫通孔を設けるとともに、前記ホーンに
    前記貫通孔に連通する複数個の液体吐出孔を設
    け、それらの複数個の液体吐出孔の断面積の総
    和を前記ボルトに設けられた前記貫通孔の断面
    積より大きくしたことを特徴とする液体霧化装
    置。 (2) 前記ホーンに連結される側の前記ボルトの先
    端部にはOリング溝が形成され、該Oリング溝
    にOリングが配置されている実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の液体霧化装置。
JP1987028760U 1987-02-27 1987-02-27 Expired - Lifetime JPH0536533Y2 (ja)

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