JPH0536442A - 酸化金属−水素蓄電池とその充電方法 - Google Patents

酸化金属−水素蓄電池とその充電方法

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JPH0536442A
JPH0536442A JP3309351A JP30935191A JPH0536442A JP H0536442 A JPH0536442 A JP H0536442A JP 3309351 A JP3309351 A JP 3309351A JP 30935191 A JP30935191 A JP 30935191A JP H0536442 A JPH0536442 A JP H0536442A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 充・放電サイクル寿命が長く、急速充・放電
が可能で、保守が少なく取扱い容易な酸化金属−水素蓄
電池とその充電方法を提供することを目的とする。 【構成】 酸化金属を主体とする正極1と水素を電気化
学的に吸蔵・放出する水素吸蔵合金またはその水素化物
からなる負極2と、アルカリ性電解液9を備えた酸化金
属−水素蓄電池において、電池外装体である電槽4内ま
たは電槽内と連通する部分に圧力検出器10を配置し、
前記圧検出器10と連動して充電回路を開閉または充電
電流を増・減させる制御装置14を備えた酸化金属−水
素蓄電池とその充電方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気化学的に水素を吸
蔵・放出する水素吸蔵合金あるいは水素化物からなる水
素吸蔵電極を負極に用いた酸化金属−水素蓄電池とその
充電方法に関する。
【0002】
【従来の技術】可逆的に水素を吸蔵・放出する水素吸蔵
合金やその水素化物を用いた水素吸蔵電極を負極とし、
酸化金属を正極とする酸化ニッケル−水素蓄電池は通常
充電中、特に過充電中に正極から酸素ガスが発生する。
そして場合によっては負極から水素ガスが発生する。特
に高温度になるとこの傾向が強くなる。これらのガスの
発生によって電池内圧が上昇し、安全性の面で問題とな
るので、電池内が所定圧力以上になると安全弁が作動す
る構成となっている。
【0003】電池内圧力の上昇によって安全弁が作動す
ると安全弁からの電解液の漏出や電解液の分解ガスの放
出等が発生して、電池内圧力の調整を行なっている。こ
の場合、充・放電サイクルと共に電池内の電解液が減少
し容量の低下をおこす。この容量低下を防止するため
に、円筒型のNi−Cd蓄電池では過充電時に充電電圧
が上昇し、過充電領域では次のような反応が負極側で発
生し、正極で発生した酸素が負極で吸収されるので、電
池内圧の上昇はある程度抑制される。即ち電池を充電す
るとまず容量が小さい正極が満充電となり、電解液中の
水の電気分解により正極では
【0004】
【化1】
【0005】の反応が起こり酸素ガスの発生が始まる。
正極より発生した酸素ガスはセパレータを通して負極側
へ拡散してCdと反応し、
【0006】
【化2】
【0007】となりさらに充電中で生成したCd(O
H)2
【0008】
【化3】
【0009】の反応で金属Cdが再生される。Cdと酸
素ガスが反応する時に電池内温度が上昇し、電池電圧が
低下する現象が見られる。図10に示すように、この電
圧の山の部分を−ΔVとし、この−Δを検出して充電電
流を落とし、過充電による電池内圧の上昇を抑制してい
る。
【0010】一方、鉛蓄電池では定電圧充電法の1種で
Vテーパー方式を採用している。この充電法は充電中に
ある設定電圧に達すると充電電流が減衰し、電池内圧を
抑制しつつ充電を100%まで完成させるものである。
【0011】円筒型Ni−Cd蓄電池で採用されている
−ΔV方式を用いる場合は、電池内の電解液がある程度
規制されている時に限り有効であって、比較的容量の大
きな角型電池には適用されていない。
【0012】ニッケル−水素蓄電池においても比較的容
量の小さい円筒型蓄電では−ΔV方式の採用が可能であ
るが、電解液量が比較的多く、容量の大きな据置用、移
動用電源として角型蓄電池では、このような−ΔVの挙
動が表われず、充電電流の制御が困難である。この電池
の充・放電特性を図11に示す。
【0013】そして、この充電電圧を検出する方法で
は、充電電流、温度によって大きく変化するので、充電
電圧を設定しても最適な充電が困難であるという課題を
有する。したがって、定電流充電方式によって過充電状
態まで充電をくりかえす場合が多いがこの場合は電解液
量の減少が多く、容量の低下が大きい。
【0014】そこで、補液回数が多くなり、取扱いの点
で課題となる。一方、鉛蓄電池のようにVテーパー方式
(定電圧充電の1種)では充電時の設定電圧が高いので
最初大きな充電電流が流れ、電極の活性度を低下させ電
池のサイクル寿命が短くなる課題を持っている。この設
定電圧も充電電流、温度等によって変化するので電池内
の圧力上昇を抑制した最適な充電が困難である。
【0015】また、正極で発生した酸素ガスを効率よく
負極で吸収させるように電池内圧力を大気圧力より少し
高くするためあるいは電極の膨張等によって電槽がわん
曲・変形する等で電槽の損傷を発生させるという課題と
電極間に介在しているセパレータ中の電解液保持量が減
少し、容量が低下するという問題を有している。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来の酸化金属−水素
蓄電池では適切な充電方法が実現できず、構成自体にも
問題があり、構成を改善した上でこれに適切な充電方法
を提供することが必要である。
【0017】すなわち、−ΔV方式では容量の大きい大
型蓄電池には適用し難く、定電流充電方式では容量の低
下が大きい。またVテーパー方式のような定電圧充電方
式では最初大きな充電電流が流れ、電極の活性度を低下
させ、電池のサイクル寿命が短くなり、しかも電池内圧
が上昇すると電槽が変形するなど夫々問題があった。
【0018】本発明はこのような従来の問題点を解決し
て、充・放電サイルル寿命が長く、急速充放電が可能
で、補液等の保守が少く、電槽の変形も少い酸化金属−
水素蓄電池とその充電方法を提供することを目的とする
ものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明は、酸化金属を主体とする正極と、水素を電気化
学的に吸蔵したり放出する水素吸蔵合金又はその水素化
物を主体とする負極と、アルカリ性電解液を備えた酸化
金属−水素蓄電池において、電池の外装体である電槽内
又はこの電槽内と連通する電槽外表面部分に圧力検出器
および温度検出器を夫々配置し、前記圧力検出器および
温度検出器と連動して充電回路を開閉又は充電電流を増
減させる制御装置を備えた酸化金属−水素蓄電池とその
充電方法を解決手段としたものである。
【0020】
【作用】本発明は前記の構成により次の作用をするもの
である。
【0021】正極容量規制の電池では過充電するとつぎ
のような反応(1)、(2)、(3)により電解液が分
解して正極より酸素が発生し、負極において水素化物の
水素イオンと反応して水を生成する。
【0022】
【化4】
【0023】この反応が化学量論的に進行すれば、過充
電時に発生した酸素はほとんど負極において吸収される
ので電池内の圧力上昇を抑制できることになる。しか
し、比較的容量が大きく、電解液が比較的多い電池系の
場合には,この化学量論的な反応が進行せず、負極表面
の酸化状態、触媒作用等によって大きく異なってくる。
したがって、過充電時、とくに高率充電時には正極で発
生した酸素が負極で吸収される部分と酸素ガスとなって
電池内に蓄積され、電池の内部圧力が上昇する。そこ
で、この過充電時の電池内圧を圧力検出器で検出するこ
とにより充電回路をカットするか、充電電流を減少させ
ることによって、電池内圧の上昇を抑制することができ
る。電槽等の耐圧によって設定電圧を決めるかあるいは
少しでも効率よく負極で酸素ガスを吸収するように設定
電圧を設け、この設定電圧に達すると充電電流をカット
するか、あるいは充電電流を減少させ、電池内圧力を設
定圧力以上にならないように制御することによって、電
解液の減少による電池容量の低下を防止し、長寿命化と
なる作用を有している。
【0024】一方、充電時に電池内温度が上昇する。と
くに高率充電にはその上昇度合が大きい。このように電
池内温度が上昇すると負極から水素ガスを放出し、電池
内圧を上昇させる。この圧力は負極を構成する水素吸蔵
合金の平衡解離圧力の物性値まで上昇することになる。
従って、設定温度を設け、この設定温度に達すると充電
電流をカットするか、あるいは充電電流を減少させ電池
内圧力を上昇させないように制御することによって長寿
命化を図ることができる。
【0025】
【実施例】以下本発明の実施例の酸化金属−水素蓄電池
ならびにその充電方法について図面を参照して詳細に説
明する。 (実施例1)水素吸蔵合金を構成する金属は市販品(純
度99.9%以上)を採用し、AB5 系型構造の水素吸蔵
合金を高周波誘導加熱溶解法で製造した。
【0026】AB5 系型構造の合金組成の一例としてM
mNi3.8 Mn0.4 Al0.3 Co0.5 からなる合金を製
造した(但し、Mmは希土類金属の混合物を示す)。こ
の合金を粉砕機で機械的に粒径(直径)が50μm以下
になるまで細かく微粉砕し、負極用の水素吸蔵合金粉末
とした。この水素吸蔵合金粉末に耐アルカリ性の有機合
成樹脂からなる結合剤として撥水性のあるフッ素樹脂例
えば四フッ化エチレン樹脂(PTFE)を溶媒とともに
加えペースト状態とし、電極支持体であるパンチングメ
タル(孔開き板)、エキスパンドメタルの表面に塗着し
た後加圧成型して負極とした。又は他の実施例として、
上記水素吸蔵合金粉末に親水性の樹脂としてポリビニー
ルアルコール(PVA)、カルボオキシメチルセルロー
ス(CMC)溶液からなる結着剤を加えペースト状態と
し、電極支持体である発泡状ニッケル多孔体内に加圧充
てんして負極とした。正極は一般に採用されている焼結
式電極を採用した。
【0027】両電極間にはポリオレフィン製、例えばポ
リプロピレン製セパレータあるいはポリアミド製、例え
ばナイロン製セパレータを配置して電極群とし、この電
極群を電槽内に配置し、圧力検出器を装着した酸化ニッ
ケル−水素蓄電池の構成を図1に示す。図1において、
正極1と負極2との間にセパレータ3を介在させて、電
槽4の中に配置している。この電槽4の蓋5には注液栓
(安全弁兼用)6及び正極1、負極2と接続しているリ
ード板7、8が設けられている。
【0028】電極群は電解液9の中に浸漬されている。
電解液量はセパレータの高さ程度とした。さらに電槽4
の蓋5には圧力検出器10が装着され、充電器11より
正極端子より充電回路12を通って負極端子に充電電流
が流れる。この充電回路には自動開・閉スイッチ13が
あり、電池内圧力を検出して、その自動開・閉スイッチ
13と連動して作用する制御器14から構成されてい
る。正極と負極を容量比率が1:2になるように選定
し、各々複数電極を積層し、20Ahの電池を構成し
た。電槽は樹脂製と金属製を用い、今回は、樹脂電槽の
場合、設定電池圧力を1〜2kg/cm2 上昇した所で圧力
検出器が作動するように構成した。金属製電槽の場合は
3kg/cm2 まで電池電圧が上昇した所で圧力検出器が作
動するように構成した。樹脂製電槽で製作した電池をA
とする。金属製電槽で製作した電池をBとする。
【0029】充・放電条件として、まず充電は容量20
Ahに対して5Aの電流で充電し、10Aの電流で最終
電圧1.0Vまで放電した。温度は20〜25℃とした。
充・放電サイクル寿命は1回の電解液量のみでサイクル
数で評価した。容量の低下は30%でもって寿命とし
た。電解液は比重1.30KOH溶液を用いた。
【0030】安全弁も併用し、もし電池内圧力が異常に
上昇した場合には安全弁が動作し、電池内のガスが排出
するようになっている。安全弁の動作圧力は設定圧力よ
り1〜3kg/cm2 程度高く設定しており、電槽の耐圧よ
り低く設定してある。
【0031】充電方法としては圧力検出器10を所定の
圧力に設定し、充電器11で電池に充電電流を流し、充
電が完了し、過充電領域に入ると正極1から酸素ガスが
発生し、電池内圧が上昇し始める。この電池内圧力が大
気圧より1〜2kg/cm2 程上昇すると、その電池内圧力
を圧力検出器10が検出し、充電回路の自動開閉スイッ
チ13を制御器14でもってカットし、充電電流が流れ
ないようにした。充電が完了すると放電回路から負荷を
とり、放電が完了(終了電圧1.0V)すると再び充電用
の開・閉スイッチ13が作用し、再び充電を開始する。 (実施例2)複数セルを一体化した積層電池であって、
図2、図3に示すように、複数のセル電槽15内には正
極・負極・セパレータから構成される電極群16が配置
されている。電槽の蓋17には圧力検出器18が装着さ
れている。各単セルの電槽には図2に示すように気体の
通過穴19があり、積層電池内全体の圧力の均一化を図
っている。一方、各単セルの電槽には図3に示すように
気体の通過穴20と外部連通する連通管21があり、各
単セルはこの連通管21を通して、積層電池内全体の圧
力の均一化を図っている。したがって、単セル少なくと
も1ケで圧力を検出すれば、電池全体の圧力を検出した
ことになる。ここでは、積層電池全体の内部圧力が均質
化された電池圧力を圧力検出器18でもって検出し充電
を制御した。積層電池は樹脂製電槽とし、単セルを10
セル積層一体化したものである。したがって、10ケ積
層した電池の充電電圧は10倍高くすればよく、他は実
施例1と同じである。この積層電池をCとする。 (実施例3)単電池を10個独立した状態で組合せ積層
し、両側よりしめ付け金具で一体化した積層電池であっ
て、各単電池を図3のようにガス連通管21で単セルを
連結したものである。電槽の材質は金属製とし、充電電
圧は単電池の10倍とした。充電方法としては図4に示
すように圧力検出器によって電池内圧力を検出し、これ
と連動する制御器14によって自動開・閉器13をカッ
トし、充電電流(i)は充電器11から抵抗部分22を
流れるので、充電電流はその抵抗値によって異なるが、
5Aの充電電流に対して0.5A以下にまで小さくするこ
とによって、過充電時の電池内圧を抑制するものであ
る。その他は実施例1と同じである。この積層一体化電
池をDとする。 (実施例4)実施例2、3で実施した10セル積層電池
10個、単電池を独立させて組合せた電池の両側面に補
強体等を配置し、両側面よりしめつけ金具で固定した。
図5にその構成を示す。その板状の金属製補強体23を
金属製のボルトとナットからなるしめつけ金具24で積
層電池の外部で構成されている。このように10セル積
層した積層電池の側面からしめつけ金具24で加圧し、
電池内圧力などで電池の変形を防止した構成以外はすべ
て実施例2及び3と同じものである。本実施例では樹脂
電槽の場合とし、この積層電池をEとする。 (実施例5)電槽内に配置する正極と負極間に介在する
セパレータの表面にポリエチレン製の粒状部材(凸部
材)を溶着させて固定させる。このセパレータを用いる
以外はすべて実施例1と同じである。この電池をFとす
る。 (実施例6)電槽内に正極と負極間にセパレータを介在
させた電極群において、この正極、負極とセパレータ間
に撥水性物質、例えばフッ素樹脂の微粉末を介在させて
固定させるこの電極群を用いる以外はすべて実施例1と
同じである。この電池をGとする。 (実施例7)図6のように電槽4内に正極1と負極2間
にセパレータ3を介在させた電極群を配置し、電槽内に
は電解液9を規制し、正負極、セパレータ内に電解液を
保持する以外は電槽内下部にのみ電解液9を貯蔵し、こ
の電解液9にセパレータの下部端末部25を浸漬してお
く。充・放電サイクルと共にセパレータ中の電解液が減
少する。この時、毛細管現象により、電解液を吸引する
構成となっている。これ以外はすべて実施例1と同じで
ある。この電池をHとする。 (実施例8)電池内部圧力を圧力検出器で検出する時の
設定圧力が、各電流値において、100%充電時の電池
内部圧力より高く150%充電時の電池内部圧力より低
い圧力範囲内になるように設定して充電制御を行なう以
外はすべて実施例1と同じである。この充電法による電
池をIとする。 (実施例9)図1の電池構成において、圧力検出器1
0、圧力制御器14に代えて、図7におけるように温度
検出器26と温度制御器27を設置した以外はすべて実
施例1と同じである。この電池を2個作りJ、Kとす
る。
【0032】充・放電条件として、まず充電は容量20
Ahに対して10Aの電流で充電し、10Aの電流で最
終電圧1.0Vまで放電した。雰囲気温度は25℃と35
℃とした。設定温度は前者を40℃、後者を50℃とし
た。電池Jを25℃用とし、電池Kを35℃用とした。
各温度における充・放電サイクル試験を行なった。その
他安全弁等の設定はすべて実施例1と同じにした。
【0033】充電方法としては温度検出器を所定の温度
40℃に設定し、充電器で電池に充電電流を流し、充電
が完了し、過充電領域近くになると電池内温度が上昇
し、負極から発生する水素ガスによって電池内圧が上昇
し始める。
【0034】電池内温度が40℃に達すると、その電池
内温度を温度検出器が検出し、充電回路の自動開閉スイ
ッチを制御器でもってカットし、充電電流が流れないよ
うにした。充電が完了すると放電回路から負荷をとり、
放電が完了する。
【0035】図8は充電率と充電電圧及び電池内温度の
関係を示したものである。周囲温度即ち充電前の温度を
高くすると充電時の電池内温度も高くなる。したがっ
て、同じ設定温度であれば充電前の電池内温度が高い方
が充電率が低くなる。充電率が低くなると電池容量が減
少するので、設定温度を高める必要がある。したがっ
て、主に、充電前の電池内は雰囲気温度によって決まる
場合が多いので、最適な設定温度をきめる事は、サイク
ル寿命特性にも大きな影響を与える。最適な設定温度、
設定温度幅を設定する必要がある。 (実施例10)図2の電池構成において、図9に示すよ
うに温度検出器28を電槽外表面に配置し、温度検出器
あるいは圧力検出器と連動して充電回路を開・閉または
充電電流を増・減させる制御装置を備えた以外はすべて
実施例2と同じ構造である。この電池をLとする。
【0036】充電方法としては温度検出器を所定の温度
40℃に設定し、実施例2で設定した圧力検出器に連動
させ、充電器で電池に充電電流を流すと、電池反応熱、
電池内ジュール熱等で電池内温度の上昇と、温度上昇に
併なう負極からの水素ガスの発生がおこり、電池内圧の
上昇が少しづつ起って来る。電池内温度が40℃に達す
ると、その電池内温度を温度検出器が検出し、充電回路
の自動開閉スイッチを制御器でもってカットし、充電電
流が流れないようにした。一方実施例2と同様に電池内
圧力が設定圧力に達するとその圧力を圧力検出器が検出
し、充電回路の自動開閉スイッチを制御でもってカット
し、充電電流が流れないようにした。
【0037】この電池内温度及び電池内圧力のいずれか
において、設定温度及び設定圧力に早く到達した方で充
電回路の自動開閉スイッチを制御器でカットし、充電電
流を制御するようになっている。 (比較例)比較例として、実施例1〜8において圧力検
出器を用いない場合であって、単電池、積層電池につい
て、充電125%、放電100%(終止電圧1.0V)の
くりかえしを行なった。しかも安全弁の動作圧力を大気
圧より0.5〜1.0kg/cm2 になるように調整した。 (比較例1)この電池は実施例1と対比した電池でMと
する。この場合は、圧力検出器なく、125%充電をく
りかえした場合である。 (比較例2)この電池は実施例2と対比した積層電池で
Nとする。
【0038】この場合も、圧力検出器なく、125%充
電をくりかえした場合である。実施例4、5、6、7、
8の比較例としてはすべて前記の比較例1、2と同じと
した。したがって、比較例1又は2に相当する。比較例
では電池内の圧力を検出する圧力検出器が装着されてい
ない場合であるのですべての電池が過充電となって、一
部電解液が液状あるいは気体状となって安全弁より排出
される。すなわち容量20Ahの電池を5Aの電池で5
時間充電する。充電容量は25Ahで12%充電したこ
とになる。 (比較例3)本電池は実施例1、2において圧力検出器
及び温度検出器を配置していない場合であって、その他
は比較例1、2と同じとした。
【0039】これら電池のサイクル寿命試験結果を表1
に示す。
【0040】
【表1】
【0041】ここで電解液量の減少量は理論的には次の
ように算出される。電気容量20Ahに対して25Ah
充電するので5Ah(125%)の電気量で水がすべて
分解されると、水1モル(18g)が酸素と水素に分解
する反応は2電子反応であるから5Ahの電気量で分解
する水の量は、 X=18g×5Ah/26.8Ah×2=1.68g 1セルで1サイクル当り1.68gの水が理論的に分解さ
れる。この量が小さい程、正極で発生した酸素を負極で
吸収する効率がよいことになる。
【0042】表1より本発明の実施例による電池A、
B、C、D、E、F、G、H、I、J、K、Lの初期容
量は19.0〜20Ah、150サイクル目の容量は1
8.8〜19.5Ahを示している。容量の低下は約3〜6
%を示し非常に小さい。これは過充電時の電池内部圧力
によって充電電気量が制限されており、必要以上の過充
電にならず、電池内部圧力の上昇によって、正極から発
生した酸素ガスは殆ど負極で吸収されているものと考え
られる。したがって、過充電になって安全弁からの電解
液の排出は殆どない。一部、安全弁から酸素ガスとなっ
て排出されることから電解液量が減少しているものと思
われる。
【0043】電池A・Bは電槽の材質が異なり、金属製
の方が電池内圧が高く保持できる構成となっているので
容量の低下も小さく、電解液量の減少も少ない。
【0044】電池Cのように10セル積層化しても電池
内部圧力がすべて均一になっているために、その電池圧
力で電池内部圧力を制御しているため単電池と同様な特
性を示している。電池Dは電池内部圧力が上昇し、それ
を検出して充電電流を減少させることも有効であり、や
や過充電となり電解容量の減少量はやや多くなっている
が、大きな差は認められない。よって、充電回路を完全
に切ってしまう方法でもよいが、小さい電流におとす方
法も有効であって、正極の利用率、メモリー効果の減少
を防止する効果がある。
【0045】電池Eはサイクル寿命がさらに伸長する場
合において、電池内部圧力のみならず、電極自体の膨張
などがあるので、電槽のわん曲、変形が電解液の漏液現
象をおこすので有効な手段である。
【0046】電池Fに関してはセパレータ中への電解液
の保持を粒状部材が行なっているので、セパレータ中の
電解液量の減少がなく、容量低下も少なく、やや容量も
大きくなっている。長寿命化に大いに役立つものと思わ
れる。
【0047】電池Gはセパレータに付着しているフッ素
樹脂によって、負極表面での酸素ガスの吸収が円滑に進
行するために、電解液の保持量がやや小さくなるが電池
の長寿命化には大きな効果がある。さらに電池の内圧上
昇抑制にも効果がある。したがって、電解液の減少量、
減少率も非常に小さくなっている。
【0048】電池Hは電解液の中にセパレータの1つを
浸漬しているのでセパレータ中への電解液の供給が可能
となるのでセパレータ中の電解液量を少なく、負極での
酸素ガスの吸収効果を高くすると共に、電解液の不足を
カバーできることからさらに長寿命化が期待できる。
【0049】電池Iは充電電圧を低くすると充電不足を
おこし、また、高くし過ぎると過充電になりすぎるの
で、正極の利用率が高く、しかも正極からの酸素ガスの
発生を少なくするためには100%充電時の電池内圧以
上で充電し、150%充電時の電池電圧以下で充電する
ことが望ましい。
【0050】これに対して、従来型の比較例による電地
M、Nでは150サイクル目の容量が大きく低下してい
る。電解液の減少量に本発明の実施例による電池よりは
約10倍程多く、電解液の減少率も約10倍以上と大き
い。これは過充電を125%行なっていることと電解液
量が比較的多く、正極から発生した酸素ガスが負極で吸
収される度合が小さいためと考えられる。したがって、
電解液が分解して気体となって電池外に排出される。電
池の重量減からもわかる。電池内部圧力が充・放電条件
によって変化するので電池内圧力が高い時でも過充電に
なる可能性があり、電解液の排出も考えられる。
【0051】本発明の実施例による電池は圧力検出器の
故障により電池内の圧力が高くなる可能性もあるが、安
全弁の作用によって、電池内圧力の異常上昇を防止し、
電池の損傷をなくし、安全性を高めている。電池の内部
圧力を検出するので、急速充電によっても必要以上の過
充電を防止することができる。したがって、急速充・放
電も可能となる。電解液の保守もなく、取扱い容易とな
る。電池A、Bよりは電池E、F、G、Hの構成が望ま
しい。さらにこれらの組合せによってさらに高性能な電
池も可能となる。要するに電池内圧力の上昇を抑制し、
長寿命化を図ることができる。
【0052】比較例では安全弁の作動圧力を0.5〜1.0
kg/cm2 のように小さくしたが、仮に作動圧力を高くし
たとしても実際の場合には必ずしも125%充電でカッ
トされるとは限らなく、放電途中からまた再充電される
とさらに過充電領域に入り電池の内圧は上昇する。電池
内圧は高い安全弁の作動圧で保持されるが、それ以上に
なると電解液はガス状となって排出される。と同時に電
池内圧が高く安全性の点で問題となる。
【0053】一方、本発明の実施例における電池J、
K、Lについても、充電時に電池内温度が少しづつ上昇
するために、負極から水素ガスが発生し、電池内圧を高
める。とくに、過充電に入る附近から温度上昇度合が大
きくなる。これは、過充電領域に入ると正極から発生す
る酸素ガスが負極で吸収反応をおこし、この反応熱によ
るものである。この様に電池内温度が上昇すると電池内
圧の上昇と共に、高温時の安全性、電池の寿命等に関連
するので、周囲温度即ち充電前の電池内温度からの電池
内上昇幅、あるいは電池内温度を設定し、電池温度及び
電池内圧力の上昇を制御し、電解液量の減少を防止して
いる。電池Jは周囲温度が25℃の場合で120%程充
電可能であったが、電池Kは周囲温度が35℃の場合で
105%程度の充電深度であり、容量が低いが電解液の
減少率は小さくなっている。電池Lは電池内圧力と温度
を同時に検出し、設定圧力、温度に早く達した信号で充
電を制御しているため、同様に電解液量の減少を抑制し
ている。いずれも比較電池よりは電解液の減少量も少な
く、特性面、安全面において優れている。また、設定温
度において、40℃以下では電池容量が低下し、80℃
以上になると電池寿命を著しく低下させ、安全性の観点
からも問題があるため、設定温度は40〜80℃の範囲
が最適である。さらに、電池の上昇温度幅において、1
0℃以下であれば電池容量が小さく、60℃以上では電
池寿命を著しく低下させるため、設定温度は温度上昇幅
として10〜60℃の範囲内である事が望ましい。
【0054】本発明の電池は実用上、仮に途中から充電
しても、充電電圧を電池内圧で制御しているので安全に
充電されると電池内圧が上昇するので充電電圧を制御す
ることが可能であり、従来型電池のように高い電圧とな
ることもなく、また電解液の排出もない。したがって、
従来型電池のように安全弁を調節するだけでは安全に充
電できないし、電解液の排出はさけられない。
【0055】本実施例では圧力検出器と温度検出器を用
いたが、少なくともこの圧力検出器を用いた充電法を含
む他の充電方法を併用してもよい。例えば、充電電圧と
電池内圧力を検出する方法を併用して用いる。また周囲
温度などによって電池内圧力が変化する場合には温度保
障回路を制御器の中に設けるとよい。要するに電池が完
全充電になるように充電電圧より電池の圧力を検出する
設定電圧を決めるとよい。
【0056】電池内圧が高くなった場合には充電ができ
なくなるので、充電中には負極で反応しない水素ガスの
発生を防止する必要がある。そのためにも正極と負極の
容量比率を少なくても1.5倍以上を必要とすると同時に
温度検出器を配置して、電池内温度を制御することで、
水素ガスの異常発生を防止することができる。
【0057】電池内圧力を検出する圧力は当然電槽の耐
圧及び安全弁の作動圧力より小さくすることによって安
全性を高めることができる。電槽の耐圧が高い程、圧力
検出器の圧力も高くすることができる。したがって、金
属製電槽は圧力検出器の圧力を高く保持することができ
る。
【0058】
【発明の効果】以上の実施例の説明で明らかなように本
発明の酸化金属−水素蓄電池とその充電方法によれば、
充・放電サイクル寿命が長く、急速充・放電が可能で、
保守が少なく取扱い容易な酸化金属−水素蓄電池とその
充電方法を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における酸化ニッケル−水素
蓄電池の一部断面図
【図2】本発明の実施例2における積層電池の断面図
【図3】本発明の実施例2と3における積層電池の断面
【図4】本発明の実施例3における充電回路の要部を示
すブロック図
【図5】本発明の実施例4における積層電池の側面図
【図6】本発明の実施例7における酸化ニッケル−水素
蓄電池の要部のみの断面図
【図7】本発明の実施例9における酸化ニッケル−水素
蓄電池の一部断面図
【図8】本発明の実施例9における蓄電池の充電率と充
電電圧及び電池内温度の関係を示した図
【図9】本発明の実施例10における蓄電池の要部側断
面図
【図10】従来のNi−Cd蓄電池の充電電流と電池電
圧との関係を示した図
【図11】従来のニッケル−水素蓄電池の充・放電曲線
の一例を示す図
【符号の説明】
1 正極 2 負極 3 セパレータ 4 電槽 6 注液栓 9 電解液 10、18 圧力検出器 11 充電器 12 充電回路 13 自動開・閉スイッチ 14 制御器 15 セル電槽 21 連通管 23 金属製補強体 24 しめつけ金具 26、28 温度検出器 27 温度制御器

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸化金属を主体とする正極と、水素を電気
    化学的に吸蔵・放出する水素吸蔵合金またはその水素化
    物を主体とする負極と、アルカリ性電解液を備えた酸化
    金属−水素蓄電池において、電池外装体である電槽内ま
    たは電槽内と連通する部分に圧力検出器を配置し、前記
    圧力検出器と連動して充電回路を開・閉または充電電流
    を増・減させる制御装置を備えたことを特徴とする酸化
    金属−水素蓄電池。
  2. 【請求項2】圧力検出器で検出する圧力が電槽の耐圧ま
    たは電槽に設けた安全弁の作動圧より小さく設定した請
    求項1記載の酸化金属−水素蓄電池。
  3. 【請求項3】複数セルを一体化した積層電池において、
    複数のセル電槽内部または外部で連通する気体穴・連通
    管を有し、前記積層電池のうち、1セル以上の電池に圧
    力検出器を配置した請求項1又は2記載の酸化金属−水
    素蓄電池。
  4. 【請求項4】単電池を独立して積層した積層組立電池に
    おいて、各単電池と外部で連通する連通管を有し、前記
    積層組立電池のうち、1セル以上の電池に圧力検出器を
    配置した請求項1又は2記載の酸化金属−水素蓄電池。
  5. 【請求項5】電池内部圧力による電池の膨張を抑制する
    締め付け金具を電槽の側壁に配置した請求項1、2、3
    又は4記載の酸化金属−水素蓄電池。
  6. 【請求項6】電槽に内填した正極と負極との間に配置す
    るセパレータの表面に樹脂製の粒状部材、凸部材を装着
    した電極群を有する請求項1ないし5のいづれかに記載
    の酸化金属−水素蓄電池。
  7. 【請求項7】電槽に内填した正極と負極と、その間に介
    在されたセパレータとよりなる電極群のなかに撥水性材
    料を含む請求項1ないし6のいづれかに記載の酸化金属
    −水素蓄電池。
  8. 【請求項8】電槽に内填した正極と負極とセパレータよ
    り構成される電極群に含有する電解液量以外に、前記電
    槽内底部に電解液を貯蔵し、電極群のセパレータの一部
    が前記貯蔵電解液に浸漬した請求項1ないし7のいづれ
    かに記載した酸化金属−水素蓄電池。
  9. 【請求項9】酸化金属を主体とする正極と、水素を電気
    化学的に吸蔵・放出する水素吸蔵合金またはその水素化
    物を主体とする負極と、アルカリ性電解液を備えた酸化
    金属−水素蓄電池において、電池外装体である電槽内ま
    たは電槽外表面に温度検出器単独または圧力検出器と併
    用して配置し、前記温度検出器または圧力検出器と連動
    して充電回路を開・閉または充電電流を増・減させる制
    御装置を備えたことを特徴とする酸化金属−水素蓄電
    池。
  10. 【請求項10】酸化金属を主体とする正極と、水素を電
    気化学的に吸蔵・放出する水素吸蔵合金またはその水素
    化物を主体とする負極と、アルカリ性電解液を備えた酸
    化金属−水素蓄電池の充電方法において、充電時の電池
    内圧力を圧力検出器で検出し、前記圧力検出器と連動し
    て設定圧力に達すると充電回路が開いて充電を停止さ
    せ、または充電電流を減少させて過充電による電池内圧
    力の上昇を抑制しつつ充電が完了するようにしたことを
    特徴とする酸化金属−水素蓄電池の充電方法。
  11. 【請求項11】電池内圧力を圧力検出器で検出する時の
    設定圧力が、各電流において100%充電時の充電圧力
    よりも大きく、かつ150%充電時の充電圧力の範囲内
    に入るように設定した請求項10記載の酸化金属−水素
    蓄電池の充電方法。
  12. 【請求項12】酸化金属を主体とする正極と、水素を電
    気化学的に吸蔵・放出する水素吸蔵合金またはその水素
    化物を主体とする負極と、アルカリ性電解液を備えた酸
    化金属−水素蓄電池の充電方法において、充電時の電池
    内温度または電池内上昇温度幅を温度検出器で検出し、
    前記温度検出器と連動して設定温度に達すると充電回路
    が開いて充電を停止させまたは充電電流を減少させて負
    極から発生する水素ガスによる電池内圧力と電池内温度
    の上昇を抑制しつつ充電が完了するようにしたことを特
    徴とする酸化金属−水素蓄電池の充電方法。
  13. 【請求項13】電池内温度が充電前の電池内温度より1
    0〜60℃高くなった時、または電池内温度が40〜8
    0℃に達した時にその温度または上昇温度幅を検出して
    充電回路が開いて充電を停止させるか、または充電電流
    を減少させるように、電池内温度を温度検出器で検出す
    る時の温度または上昇温度幅を設定した請求項12記載
    の酸化金属−水素蓄電池の充電方法。
  14. 【請求項14】温度検出器と圧力検出器を連動させて設
    定温度と設定圧力を併用して電池内温度、電池内圧力を
    検出し、前記電池内温度または電池内圧力のうちいずれ
    か早く設定値に達した方で充電回路が開いて充電を停止
    させ、または充電電流を減少させるようにした請求項1
    2または13記載の酸化金属−水素蓄電池の充電方法。
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