JPH0536435Y2 - - Google Patents

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JPH0536435Y2
JPH0536435Y2 JP1989079712U JP7971289U JPH0536435Y2 JP H0536435 Y2 JPH0536435 Y2 JP H0536435Y2 JP 1989079712 U JP1989079712 U JP 1989079712U JP 7971289 U JP7971289 U JP 7971289U JP H0536435 Y2 JPH0536435 Y2 JP H0536435Y2
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tube
claw
clamp
engaging portion
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はチユーブクランプに関する。さらに詳
しくは、輸液セツトや輸血セツトなどの医用チユ
ーブを閉塞してチユーブ内の液の流れを遮断する
ためのクランプに関する。とくに高カロリー輸液
を行うに際して、輸液を調剤したあと輸液バツグ
に連通する使用済みの調剤用チユーブを閉塞する
のに好適なクランプに関する。
〔従来の技術〕
高カロリー輸液バツグの調剤用チユーブに用い
られるクランプには、液の流れを完全に遮断しう
る機能と、いつたんチユーブをクランプすると特
別の工具を用いないと絶対に外れない機能とが要
求されている。
ところで、このような要求に応えるべく開発さ
れたクランプとして実開昭63−8047号公報に記載
されたものがある。このクランプは第8〜9図に
示されているように、第1基板56と第2基板5
5とがヒンジ52で連結されており、第1基板5
6に3枚の押え板54が、第2基板55に2枚の
押え板53がそれぞれ設けられている。これらの
押え板53,54はたがいに入れ合わされ、押え
板53の先端と第1基板56の底板とでチユーブ
Tを半径方向に圧迫するように押え、また同様に
押え板54の先端と第2基板55の頂板とでチユ
ーブTを半径方向に押しつぶして、チユーブTを
クランプするようにしている。
さらに第1基板56の自由端と第2基板55の
自由端には幅の広い係合部59と爪57とが形成
されており、これらを係合することにより第1基
板56と第2基板55とを閉じ合わせチユーブT
をクランプするようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記従来のクランプにおいては、チユーブTを
半径方向に押しつぶす力だけを利用しているので
遮断する力が弱いという問題がある。またこのた
め数カ所でクランプするようにしているが、そう
するとクランプが大型化するという別の問題が発
生する。
さらにチユーブTを半径方向に押える力だけで
流れを遮断しようとすれば第1基板56と第2基
板55同士を強く押しつけて、それが外れないよ
うにするためロツク機構も剛性の大きいものにし
なければならない。そこで爪57の肉厚を厚くす
ることも検討されたが、そうすると係合しにくく
なるので、前記従来例では幅広の爪57と係合部
59を採用している。このように、ロツク機構の
強度の面からも寸法を小型化することができない
という問題を内包している。しかも、前述のごと
く爪を厚くしたり幅広くしたりするとロツクする
ために大きな力が必要となり、手術などの微妙な
医療作業にとつて好ましくない。
そして叙上のごとく、クランプが大きいとチユ
ーブ同士がからみやすく取り扱いが不便になる。
本考案は叙上の事情に鑑み、チユーブを挾圧閉
塞する力が強いクランプ機構と、小型でありなが
ら、いつたん係合すると特殊工具を用いない限り
は絶対外れないロツク機構を備えたチユーブクラ
ンプを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のチユーブクランプは、第1基板と第2
基板とがヒンジで連結され、医用チユーブを挾圧
閉塞して該チユーブ内の液の流れを遮断するため
のクランプ機構と、第1基板と第2基板をクラン
プ状態に保持するロツク機構を有しており、 (A) 前記クランプ機構が、(a)第1基板に形成され
た、断面台状の中央突起と、該中央突起の両側
に閉塞する2本の溝と、前記2本の溝のそれぞ
れの外側に位置する2カ所の外側突起とからな
る受台と、(b)第2基板に形成された、前記受台
の2本の溝に遊嵌しうる位置に設けられた押え
板とからなり、(c)前記押え板の外端縁と外側突
起の内端縁との間隔がチユーブを圧迫して閉塞
しうる大きさであり、 (B) 前記ロツク機構が、第1基板に形成された爪
と第2基板に形成された係合部とからなり、前
記爪が鉤形断面を呈しかつ第1基板に片持構造
の薄肉部を介して連結されており、前記係合部
がL字状断面を呈し、かつその先端縁に前記爪
が係合しうる係止面を有しており、該爪の係止
面と係合部とが係合するとき薄肉部の撓みによ
つて爪が後退しうるように構成されたことを特
徴とする。
〔作用〕
本考案において、チユーブを受台の上に置き、
押え板で押えると、まず押え板の外端縁と外側突
起の内端縁とでイブを挾んでチユーブを固定す
る。そのまま押え板をさらに押し込むと、押え板
が楔として働くので外側突起との間でチユーブを
挾圧する。このとき、チユーブは長手方向に引張
られながら中央突起の角に押しつけられる。この
中央突起の角に押しつけられることにより、チユ
ーブは半径方向に押しつぶされて、液の流れを遮
断する。このように本考案ではチユーブに引張り
をかけながら角に押しつけるという相乗作用によ
り強い遮断力をうることができる。そのため、ク
ランプの小型化が可能となつた。
また本考案において、爪は薄肉部のもつ弾性に
よつて押すと後退し、外力を除くと元の位置に戻
る。したがつて、爪を係合部に押しつけると、爪
はいつたん後退して係合部を受け入れ、そののち
元の位置に復帰して爪と完全に係合する。このた
め本考案では、小さい力で係合させることができ
るとともに、いつたん係合した後は人手によつて
は外れないようにすることができる。また、ロツ
ク機構そのものも小型化することができた。
〔実施例〕
つぎに本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例にかかわるクランプ
の斜視図、第2図は同クランプの展開した状態に
おける斜視図、第3図は同クランプ展開した状態
における平面図、第4図は第3図の−線断面
図、第5図は第3図の−線断面図、第6〜7
図は本考案のクランプ作用の説明図である。
第1〜2図に示されたクランプCは、第1基板
1と第2基板2とそれらを連結するヒンジ3とか
ら構成されている。そして第1基板1にはクラン
プ機構の受台4とロツク機構の爪5が形成され、
第2基板2にはクランプ機構の押え板6とロツク
機構の係合部7が形成されている。
叙上のクランプCは、適度の弾性と剛性を兼ね
備えるポリプロピレン、ナイロン、ポリアセター
ルなどの合成樹脂で一体に成形するのが好まし
い。
つぎにクランプ機構を説明する。受台4は第3
〜5図に示されるように、内周面が半円状の受け
部材であつて、チユーブTを受ける台となつてい
る。受台4の中央には断面台状(ここでいう断面
は第4図に示される断面形状である)の中央突起
11が形成され、その両側には溝12が形成され
ている。また前記溝12の外側には外側突起13
が形成されている。中央突起11の上端両側の角
11aは、チユーブTを効果的に圧迫するため角
ばつている必要があり、通常は直角に形成される
が、チユーブTを効果的に圧迫しうる限り直角よ
りやや大きくてもやや小さくてもよい。14はチ
ユーブTが溝12から外れてクランプCのヒンジ
3寄りの部分にかみ込まれるのを防止するために
設けた咬込防止片である。
押え板6は第2基板2上に2枚形成されてお
り、第1基板1と第2基板2を閉じ合わせたと
き、押え板6が受台4の溝12に嵌まる位置に設
けられている。押え板6の先端は受台4の内周面
よりもやや小さい曲率で円弧状に形成されてい
る。この押え板6の外端縁と前記受台4の外側突
起13の内端縁との間隔dはチユーブTをクラン
プ初期において固定するため重要な意味をもつて
いる。すなわちこの間隔dはチユーブTが押え板
6と外側突起13との間で強く挟まれて動かなく
なるように、チユーブTの肉厚よりやや小さい寸
法でなければならない。
つぎにロツク機構を説明する。爪5は第1基板
1の先端よりやや内側に形成されている。この爪
5は鉤形断面に形成され、薄肉部16で支持され
ている。この薄肉部16は片持ち構造であるた
め、柔らかいバネ構造となつている。したがつ
て、後述する係合部7と接触するとき若干たわん
で、係合部7との係合を容易にする。一方、第2
基板2の先端には係合部7が形成されている。こ
の係合部7は断面L字形であり、爪5が係合する
係止面21を有している。この係止面21の断面
は鉤形であり、いつたん爪5と係合すると、爪5
を絶対に外さないようになつている。
つぎに本実施例の作用を説明する。
チユーブTをクランプするときは、第1〜2図
に示されるように、受台4にチユーブTを入れ、
ヒンジ3を折り曲げて第1基板1と第2基板2を
閉じ合わせる。
このときクランプ初期では、第6図に示される
ように、押え板6と外側突起13との間でチユー
ブTを挟んでまず固定する。そののち、さらに押
え板6を押し下げ、第1基板1と第2基板2と
を、爪5と係合部7とで係合すると第7図に示す
クランプ状態となる。このクランプ状態になる
と、中央突起11上のチユーブTは左右に引張ら
れ、さらに中央突起11の角11aにチユーブT
が押しつけられる。これによりチユーブTは内壁
同士が完全に密着し、流体の流れは遮断される。
チユーブTに引張りを加える押え板6の作用は、
溝12の両サイドの壁(すなわち外側突起13の
内壁と中央突起11の外壁)との間にチユーブT
を挟み込む楔としての作用によりもたらされるの
で、その力は直接チユーブTを半径方向に押圧す
るのと比べると非常に強く、したがつて遮断能力
は完璧である。
ロツク機構の作用をつぎに説明する。
第1〜2図に示されるように、第1基板1と第
2基板2とを閉じ合わせてロツクするとき、爪5
が係合部7に当つてこれを押すが、爪5は薄肉部
16が撓むことにより若干後退するので容易に係
合する。そして爪5が係合部7の係止面21に引
掛かると、薄肉部16は再び元の真直ぐな姿勢に
復帰する。この後、第1基板1と第2基板2を開
らけようとしても、薄肉部16には引張力が作用
するだけなので、高い抵抗力を発揮する。薄肉部
16がこのような動きをするため爪5は小型にな
つているが、いつたん完全に係合すると、特殊工
具を用いない限り絶対に外れることがない。
〔考案の効果〕
本考案のクランプはチユーブをクランプする力
が強く、そのため小型化できる。また特殊工具を
用いない限り絶対に外れることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例にかかわるクランプ
の斜視図、第2図は同クランプの展開した状態に
おける斜視図、第3図は同クランプの展開した状
態における平面図、第4図は第3図の−線断
面図、第5図は第3図の−線断面図、第6〜
7図は本考案のクランプ作用の説明図、第8〜9
図は従来のクランプの説明図である。 図面の主要符号、1……第1基板、2……第2
基板、3……ヒンジ、4……受台、5……爪、6
……押え板、7……係合部、11……中央突起、
12……溝、13……外側突起、16……薄肉
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 第1基板と第2基板とがヒンジで連結され、医
    用チユーブを挾圧閉塞して該チユーブ内の液の流
    れを遮断するためのクランプ機構と、第1基板と
    第2基板をクランプ状態に保持するロツク機構を
    有しており、 (A) 前記クランプ機構が、 (a) 第1基板に形成された、断面台状の中央突起
    と、該中央突起の両側に位置する2本の溝と、
    前記2本の溝のそれぞれの外側に位置する2カ
    所の外側突起とからなる受台と、 (b) 第2基板に形成された、前記受台の2本の溝
    に遊嵌しうる位置に設けられた押え板とからな
    り、 (c) 前記押え板の外端縁と外側突起の内端縁との
    間隔がチユーブを圧迫して閉塞しうる大きさで
    あり、 (B) 前記ロツク機構が、 第1基板に形成された爪と第2基板に形成され
    た係合部とからなり、前記爪が鉤形断面を呈しか
    つ第1基板に片持構造の薄肉部を介して連結され
    ており、前記係合部がL字状断面を呈し、かつそ
    の先端縁に前記爪が係合しうる係止面を有してお
    り、該爪の係止面と係合部とが係合するとき薄肉
    部の撓みによつて爪が後退しうるように構成され
    てこと を特徴とするチユーブクランプ。
JP1989079712U 1989-07-06 1989-07-06 Expired - Lifetime JPH0536435Y2 (ja)

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JPH0210853B2 (ja) * 1984-08-06 1990-03-09 Kawasaki Steel Co

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