JP2001104479A - 液体流量調節装置、再操作防止具および液体供給装置 - Google Patents
液体流量調節装置、再操作防止具および液体供給装置Info
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Abstract
る電動の輸液ポンプを使用せず、在宅医療などでも容易
に使用できる液体供給具を使用する際に、医師などの薬
液の流量の調節を行う者が一度流量を設定した後、患者
を含めた他の者が流量の調節を変更することによる急激
な薬液の投与などによる事故などを防ぐ。 【解決手段】流量調節操作手段(流量調整ダイヤル2
3)を再操作不能に覆い、かつ取り外しができないよう
に固定される再操作防止カバー22を有する液体流量調
節装置2、およびそれを有する液体供給装置。
Description
ヒネ等の鎮痛剤、インシュリン製剤、抗生物質、抗癌剤
などの薬液を生体に投与する際に用いる、液体流量調節
装置、それに用いる再操作防止カバーおよび液体供給装
置に関する。
ピューターなどで液体の供給量を制御できる電動の輸液
ポンプを使用せず、在宅医療などでも容易に使用できる
液体供給具、例えば筒体内に設けられたガスケットをバ
ネによって摺動させて徐々に薬液を排出する液体供給具
(テルモ(株)製 商品名リニアフューザー)や、筒体内
に設けられたバルーンに薬液を注入しバルーンの収縮に
よって徐々に薬液を排出する液体供給具などが使用され
ている。なお、これらの液体供給具は、それだけでは薬
液の流量の調節が困難であるため、生体に投与するまで
のライン(チューブ)の間に液体流量調節装置を設け、
同時に使用する。
液体流量調節装置内に、複数の極細チューブを設け、そ
れぞれの極細チューブは共に液体流入口と液体流出口と
に接続するものであって、これらの管路抵抗を利用し、
必要に応じてそれぞれの極細のチューブを流量調整ダイ
ヤルなど流量調節操作手段によって圧閉して正確な流量
を確保する構造(特開平10−295811号)や、そ
れぞれの極細のチューブ三方活栓のような機構で開閉を
行い、正確な流量を確保する構造(特開平8−6838
3号)などがあげられる。
看護婦などが行うが、これらの液体流量調節装置は流量
の調節を行うダイヤルなどが表面に設けられているた
め、患者が勝手にダイヤルを操作し流量を変えてしまう
おそがあり、急激な薬液の投与などによる事故が心配さ
れる。
や看護婦などの薬液の流量の調節を行う者が一度流量を
設定した後は、患者を含めた他の者が流量の調節を変更
することができない液体流量調節装置、それに用いる再
操作防止カバー、およびこれらを用いた液体供給装置を
提供することにある。
発明によって解決される。 (1)本発明は、液体流量調節装置において、流量の調
節を行うための流量調節操作手段と、前記操作手段の流
量の調節の操作を行った後、前記流量調節操作手段を再
操作不能に、かつ前記液体流量調節装置から取り外しが
できないように固定される再操作防止具を有する液体流
量調節装置である。
られた流量の調節を行うための流量調節操作手段の流量
の調節の操作を行った後、前記流量調節操作手段を再操
作不能に、かつ前記液体流量調節装置から取り外しがで
きないように固定される再操作防止具である。
調節装置とからなり、前記液体流量調節装置は、流量の
調節を行うための流量調節操作手段が設けられており、
前流量調節記操作手段の流量の調節の操作を行った後、
前記流量調節操作手段を再操作不能に、かつ前記液体流
量調節装置から取り外しができないように固定される再
操作防止具を有するものであって、前記液体供給具と、
前記液体流量調節装置とは、チューブで接続されている
液体供給装置である。
として具体的には、流量調節操作手段の全体を再操作不
能に覆うカバー状のものや、流量調節操作手段の表面に
−もしくは+状などの溝を設け当該溝を利用して係止す
るドライバー状のものがあげられるが、この限りではな
い。
中に液体中の異物を除去するためのフィルターを設けて
おいても良い。また、前記液体流量調節装置には、他の
チーブを接続するためのジョイント部、または他のチュ
ーブそのものが設けられる。なお、本発明において、液
体とは特に限定する必要はないが、主に薬液があげら
れ、具体的には、モルヒネなどの鎮痛剤、インシュリン
製剤、抗生物質、抗癌剤のような薬液があげられる。
置、カバー状の再操作防止具および液体供給装置の実施
の形態の一例を図面を参照しながら説明する。図1は、
本発明の液体供給装置1の平面図を示す。液体供給装置
1は、液体流量調節装置2と、液体供給具3と、第一チ
ューブ4とから構成される。
面上には流量調節操作手段としての流量調整ダイヤル2
3が設けられる。図1は、流量調整ダイヤル23が再操
作防止カバー22によって覆われる前の状態を示してい
る。図2は、液体流量調節装置2の再操作防止カバー2
2が流量調整ダイヤル23を覆う前の斜視図を示す。液
体流量調節装置2は、流量調整ダイヤル23の流量の調
節の操作を行った後、再操作防止カバー22が流量調整
ダイヤル23を再操作不能に覆い、かつ本体21から取
り外しができないように固定される。
限定するものではないが、図2に示すように、再操作防
止カバー22に複数設けられている突起221と、本体
21のそれに対応する位置に設けられた凹部211との
嵌合による固定方法などがあげられる。なお、この場
合、突起221には、それを拡大した図3に示すように
返し部222が設けられ、凹部211の本体内側の縁と
係合することが望ましい。
22と本体21とが接触する面に接着層を形成し固定す
る方法、両面テープにて固定する方法、再操作防止カバ
ー22と本体21とにねじ山を切り込み再操作防止カバ
ー22を本体21にねじ込んで固定する方法、再操作防
止カバー22が本体21の少なくとも一部に嵌合して固
定する方法などがあげられる。
ル23の再操作不能な程度の硬質の材質から構成される
ことが望ましい。色彩は特に限定しないが、透明のもの
であれば流量調整ダイヤル23の設定の確認を行うこと
ができる。
面には第一チューブ接続部24とジョイント部25が設
けられており、第一チューブ接続部24から入りジョイ
ント部25から出る液体の流量を調節するものである。
液体流量調節装置2の内部構造は特に限定することな
く、従来のものを使用することができる。ジョイント部
25には、留置針や硬膜外カテーテルなどに連通する第
二チューブ(図示しない)が接続される。なお、本発明
においてはジョイント部25を設けることに限定され
ず、第二チューブなどを直接液体流量調節装置2に接続
するものであってもよい。
1の平面上には流量調整ダイヤル23の設定を確認する
ための目盛りが付いたラベルが貼り付けられるものであ
っても良い。このとき、ラベルは、ラベルの本体21の
凹部211を覆う部分には切れ込みを入れておくか、ラ
ベルを再操作防止カバー22の突起221により容易に
裂くことができる材質とすることで、再操作防止カバー
22を固定する前までは凹部211の開口状態を封止す
るものであることが望ましい。
となく、指で摘んで廻せるものや、ドライバーなどを差
し込んで廻して流量を調整できるものであればよい。
入口32が設けられている。内部構造は、特に限定する
ことなく、筒体内に設けられたガスケットをバネによっ
て摺動させて徐々に薬液を排出する構造、あるいは筒体
内に設けられたバルーンに薬液を注入しバルーンの収縮
によって徐々に薬液を排出する構造などがあげられる。
と、液体供給具3と、第一チューブ4とからなり、液体
供給具3の液体排出口31に第一チューブ4の一端を、
液体流量調節装置2の第一チューブ接続部24に第一チ
ューブ4の他端を接続することによって構成される。ま
た、第ーチューブ4の途中には、液体中の異物を除去す
るためのフィルター41を設けても良い。
ず、シリンジなどで、液体注入口32から液体供給装置
1に液体を供給する。次に、液体流量調節装置2の流量
調整ダイヤル23を操作してジョイント部25から流出
する液体の量を調節した後、再操作防止カバー22を流
量調整ダイヤル23に被せ本体21に固定する。この
時、本体21に設けられた凹部211に、再操作防止カ
バー22に設けられている突起221を嵌合させる。そ
して、ジョイント部25に第二チューブ(図示しない)
を接続する。なお、液体の流量は、投与する薬剤の種類
や量、投与される者の病状や年齢などによって適時選択
される。
ら液体を排出させる。なお、最後に、液体供給具3の液
体排出口31から液体を排出させる操作をする以外は、
特に作業順序は限定されるものではない。
カバーおよび液体供給装置は、コンピューターなどで液
体の供給量を制御できる電動の輸液ポンプを使用せず、
在宅医療などでも容易に使用できる液体供給具を使用す
る際に、医師や看護婦などの薬液の流量の調節を行う者
が一度流量を設定した後は、患者を含めた他の者が流量
の調節を変更することができないため、急激な薬液の投
与などによる事故などを防ぐことができる。
す。
分の拡大図を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】液体流量調節装置において、 流量の調節を行うための流量調節操作手段と、 前記流量調節操作手段の流量の調節の操作を行った後、
前記流量調節操作手段を再操作不能に、かつ前記液体流
量調節装置から取り外しができないように固定される再
操作防止具を有する液体流量調節装置。 - 【請求項2】液体流量調節装置に設けられた流量の調節
を行うための流量調節操作手段の流量の調節の操作を行
った後、前記流量調節操作手段を再操作不能に、かつ前
記液体流量調節装置から取り外しができないように固定
される再操作防止具。 - 【請求項3】液体供給具と、液体流量調節装置とからな
り、 前記液体流量調節装置は、流量の調節を行うための流量
調節操作手段が設けられており、前流量調節記操作手段
の流量の調節の操作を行った後、前記流量調節操作手段
を再操作不能に、かつ前記液体流量調節装置から取り外
しができないように固定される再操作防止具を有するも
のであって、 前記液体供給具と、前記液体流量調節装置とは、チュー
ブで接続されている液体供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28881099A JP2001104479A (ja) | 1999-10-08 | 1999-10-08 | 液体流量調節装置、再操作防止具および液体供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28881099A JP2001104479A (ja) | 1999-10-08 | 1999-10-08 | 液体流量調節装置、再操作防止具および液体供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001104479A true JP2001104479A (ja) | 2001-04-17 |
Family
ID=17735036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28881099A Pending JP2001104479A (ja) | 1999-10-08 | 1999-10-08 | 液体流量調節装置、再操作防止具および液体供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001104479A (ja) |
Citations (7)
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---|---|---|---|---|
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JPH10295811A (ja) * | 1997-05-01 | 1998-11-10 | Terumo Corp | 薬液供給具 |
-
1999
- 1999-10-08 JP JP28881099A patent/JP2001104479A/ja active Pending
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