JP3130712U - クランプ及び医療用具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】天上部(3)と中央部(2A)と底部(2)とから構成され、前記天上部(3)は、下方に向けて押止部(5)を突設し、当該押止部(5)は前記天上部(3)の近位に基部(5B)、遠位先端に先端部(5A)を有し、当該先端部(5A)の周囲には係止部(6)を形成し、前記中央部(2A)は、略中央に前記先端部(5A)が通過可能な孔(9A)を形成し、後方に後方壁(11)を形成し、前記底部(2)は、略中央に孔(9C)を形成し、前記天上部(3)下面と前記中央部(2A)上面の間に、上下に伸縮可能に形成したバネ部(4)を配置し、前記係止部(6)は、前記中央部(2A)の孔(9A)の係止部(7)に係止できるように形成したクランプ(1)。
【選択図】図1
Description
特に高カロリー輸液バッグなどで輸液を調剤したあと、調剤用のチューブを閉止させる必要がある。この際、閉止部材として用いられるクランプは、液の流れを完全に遮断し、かつ一度閉じたら二度と開かないといった機能が必要である。
特許文献1のクランプ1は、図2に例示されるように、ヒンジ部4を介して本体2と封止部材3が一体に形成されている。また封止部材3は、複数の嵌合突起部6と嵌合溝部7が一体に形成され、さらにチューブ13の装着溝11と保持部材12が一体に形成される。本体2は外縁部の一端に、前記封止部材103の係合突起部106と係合溝107と対向する位置に嵌合溝部9と嵌合突起部10が一体に形成されている。
クランプ1は、当該クランプの内側から、前記嵌合突起部6、10が前記嵌合溝部7、9に、深く嵌合することで、一度嵌合すると二度と外れない構造となっている。
またクランプ1は切欠部14によって保持部材12をチューブ13に装着することができ、また必要に応じてチューブ13の間をスライドさせることもできる。さらに、クランプ1はチューブに装着できるために、片手で簡単に操作することも可能である。
第1基板1と第2基板2を閉じる際、爪5が係止部7に当たって腕部18がたわんで若干後退し、係止部7が係止面21に引っかかることで腕部18が再びもとの位置に戻るため、一度完全に係合すると二度と外れない構造になっている。
しかし特許文献3のクランプでは、挟持部5a、5bの双方からチューブの一箇所のみを潰すことで閉塞する構造であるため、チューブの変形が小さく、チューブ自体を完全に潰さないとリーク等のおそれがある。
しかし、特許文献4のチューブ閉止具は、巻き付けるという単純な操作でありながら、取扱いや作業に慣れていないと、巻き付けが不充分で完全にチューブを閉塞できなかったり、また、素材が金属であることから、合成樹脂よりもコスト高になったり、使用後の廃棄時に分別等の手間がかかる場合もある。
特許文献3のクランプでは、挟持部の一点で押し潰すのみで閉塞するので、リーク等のおそれがある点、特許文献4の閉止具は、取り扱いや操作に習熟度が必要な点と、金属を用いるのでコスト高になる点である。
[1]本考案は、天上部(3)と中央部(2A)と底部(2)とから構成され、
前記天上部(3)は、下方に向けて押止部(5)を突設し、当該押止部(5)は前記天上部(3)の近位に基部(5B)、遠位先端に先端部(5A)を有し、当該先端部(5A)の周囲には係止部(6)を形成し、
前記中央部(2A)は、略中央に前記先端部(5A)が通過可能な孔(9A)を形成し、後方に後方壁(11)を形成し、
前記底部(2)は、略中央に孔(9C)を形成し、
前記天上部(3)下面と前記中央部(2A)上面の間に、上下に伸縮可能に形成したバネ部(4)を配置し、
前記係止部(6)は、前記中央部(2A)の孔(9A)の係止部(7)に係止できるように形成したクランプ(1)を提供する。
[2]本考案は、前記先端部(5A)の周囲に形成した前記係止部(6)の最大幅(6W)は、前記押止部(5)の基部(5B)の幅(5BW)及び前記孔(9A)の幅(9AW)よりも大きく形成し、
前記孔(9A)の幅(9AW)は、基部(5B)の幅(5BW)よりも実質的に大きく形成した、ことを特徴とする請求項1に記載のクランプ(1)。
[3]本考案は、前記底部(2)は、両側に側壁(12)を略垂直方向に立ち上げて、当該側壁(12)を介して、天面に中央壁(2B)を配置し、
当該中央壁(2B)の略中央には、前記底部(2)の孔(9C)に略垂直方向に貫通する孔(9B)を形成し、当該孔(9B)は周囲に、前記押止部(5)とともにチューブ(T)を折り曲げた状態で保持するための保持部(13)を有する[1]または[2]に記載のクランプ(1)を提供する。
[4]本考案は、前記中央部(2A)と前記底部(2)は、少なくとも後方壁(11)を介して連結され、
前記中央部(2A)に形成した孔(9A)は、前記係止部(6)に対応する係止部(7)を有し、
前記中央部(2A)、前記中央壁(2B)、前記後方壁(11)及び底部(2)に囲まれる空間に、チューブ(T)を着脱できる空間(S)を形成し、当該空間(S)内に、チューブ(T)の支持部(8)を配置した[1]から[3]のいずれか1項に記載のクランプ(1)を提供する。
[5]本考案は、前記中央部(2A)下面及び/又は前記中央壁(2B)上面に支持部(8)を、一箇所ないし複数箇所形成し、チューブ(T)を着脱できるようにした[1]から[4]のいずれか1項に記載のクランプ(1)を提供する。
[6]本考案は、天上部(3)と中央部(2A)と底部(2)とから構成され、
前記天上部(3)は、下方に向けて押止部(5)を突設し、当該押止部(5)は下方に向けて順に基部(5B)と先端部(5A)を有し、先端部(5A)の周囲には係止部(6)を形成し、
前記中央部(2A)は、略中央に前記押止部(5)が通過可能な孔(9A)を形成し、後方に後方壁(11)を形成し、
前記中央部(2A)は、前記係止部(6)に対応する係止部(7)を有し、
前記底部(2)は、略中央に孔(9C)を形成し、
前記中央部(2A)は両側に側壁(12)を略垂直方向に立ち上げて、当該側壁(12)を介して、天面に中央壁(2B)を配置し、当該中央壁(2B)の略中央には、底部(2)の孔(9C)に略垂直方向に貫通する孔(9B)を形成し、当該孔(9B)は、周囲に前記押止部(5)とともにチューブ(T)を折り曲げた状態で保持するための保持部(13)を有し、
前記中央部(2A)と前記底部(2)は、少なくとも後方壁(11)を介して連結され、
前記天上部(3)下面と前記中央部(2A)上面の間に、上下に伸縮可能に形成したバネ部(4)を配置し、
前記中央部(2A)、前記中央壁(2B)、前記後方壁(11)及び底部(2)の囲まれる空間に、チューブ(T)を着脱できる空間(S)を形成し、
前記中央部(2A)下面及び/又は前記中央壁(2B)上面に支持部(8)を、一箇所ないし複数箇所形成して、チューブ(T)を着脱できるようにし、
前記天上部(3)を下方に押したとき、前記押止部(5)の先端部(5A)が、中央部(2A)の孔(9A)から中央壁(2B)の孔(9B)の周囲の保持部(13)に、チューブ(T)を押し潰しながら折り曲げて液体流路を閉塞し、
前記押止部(5)の前記係止部(6)が、前記係止部(7)に係止することで、チューブ(T)の閉塞状態を維持できるようにしたクランプ(1)を提供する。
[7]本考案は、[1]から[6]のいずれか1項に記載のクランプ(1)を装着した医療用具を提供する。
(2)また、くさび形状の係止部6が係止部7に引っかかって係止されることで、一度閉じたら二度と開くことなくチューブの閉塞状態を保持できる構造にしているので、コンパクトかつ軽量でありながら、誰にでも確実にチューブを閉塞することができる等の効果を有するものである。
[クランプ1の概要]
図1に例示するように本考案のクランプ1は、天上部3と中央部2Aと底部2とから構成される。これらは上から下方向に向けて、天上部3、中央部2A、底部2の順で配置されている。本考案のクランプ1は、ポリプロピレン、ポリアセタール等の硬質ないし半硬質で、可撓性(弾性)を有する合成樹脂を用いて一体に成形される。
天上部3は、図1(A)から(D)に例示するように、略板状(略矩形状)に形成され、その下面に下方に向けて押止部5を突設している。
押止部5は、略板状(略矩形状)で、天上部3の近位に基部5B、その遠位先端(下方)に先細りテーパー状に形成した先端部5Aを有する。押止部5(先端部5A)の左右には、それぞれ係止部6が形成されている。当該係止部6は、図1のような突状に形成されることにより、先端部5Aがくさび型または山型、略三角形等に形作られ、中央部2Aの係止部7に係止できるように形成されている。
先端部5Aの先端は図1(A)、(C)などのように、チューブを折り曲げる支点となるように略V字状(鏃状のとがった形状)に形成するのがもっとも好ましいが、チューブをクランプする際、チューブを折り曲げて流路を閉塞できる形状であれば、略U字状の丸みを帯びたもの(図示せず)も採用することができる。
係止部6の最大幅6Wは、押止部5の基部5Bの幅5BW及び孔9Aの幅9AWよりも広く形成し、孔9Aの幅9AWは、基部5Bの幅5BWよりも実質的に同等か若干広く形成する。また図1の(A)、(C)などに示すように、係止部6の上部に空間6Sを設けることで、クランプ1を構成する材質自体の持つ弾性力により、係止部6は係止部6の最大幅6Wよりも狭い孔9Aの幅9AWを比較的スムーズに通過できるとともに、逆に孔9Aを一旦通過した係止部6は、幅9AWよりも広い最大幅6Wの作用、その形状によって係止部6は係止部7に係止した状態から二度と外れることはない。
なお、最大幅6Wと幅9AWのサイズにあまりに差がないと、一旦係止した係止部6と係止部7が外れるおそれがあり、逆に最大幅6が広すぎる(幅9AWが狭すぎる)と、先端部5Aが孔9Aをスムーズに通過できず、さらに係止部6と係止部7が係止できない場合も生じる。したがって、係止部6の最大幅6W:孔9Aの幅9AW=1:1.1〜1.4に形成するのが好ましい。
天上部3の上面には、図1(D)のように押圧の際に確実に押圧できるための指のすべり防止に、複数の溝10が形成されている。溝10は図1(D)では長さ方向に対して垂直に形成されているが、要するにすべり防止の効果が得られる形状であればよく、形状、本数等は特に限定しない。
バネ部4は、図1(A)、(C)に例示するように、天上部3下面と中央部2A上面の間に二本(二箇所)配置され、天上部3と中央部2Aを接続している。
二本のバネ部4は、中央部2A上面から上方に延び、「く」の字状に折れ曲がった先端上部に天上部3が接続されている。バネ部4の屈曲部C及び接続部Jは、図1(A)、(C)のようにやや肉薄に形成することで、チューブ閉塞前(押圧前)は図1の形状を保ちながら、天上部3を下方に押圧するときにはバネ部4全体が折りたたみやすくなり、押止部5で容易にチューブTを押圧して閉塞できる。
[中央部2A]
中央部2Aは、図3(A)に例示するように、略板状(略矩形状)に形成され、略中央に前記押止部5の先端部5Aが通過可能な孔9Aを形成し、後方に後方壁11を形成している。後方壁11は、図1(C)に例示するように、中央部2Aと底部2を連結している。
また中央部2Aは、係止部6に対応する係止部7を有している。図2(B)の例示では、「係止部7」とは、中央部2A下面の孔9Aの周辺部(面)である。
孔9Aには、図1(C)及び図2(A)のように、チューブ閉塞時に係止部6が通過しやすいように、上から下に向けて斜面SLが形成されている。
底部2は、図1(C)に例示するように、略板状(略矩形状)に形成され、略中央には、孔9Cが形成されている。孔9Cは、底部2に貫通して形成されている。
また底部2は、両側に側壁12を略垂直方向に立ち上げて、この側壁12を介して、天面に中央壁2Bを配置している。中央壁2Bは、図3(B)のように略板状(略矩形状)で、略中央に孔9Bを形成している。孔9Bは、孔9Cに連続して略垂直方向に貫通する。
底部2の下面には、図1(E)に例示するように押圧の際の指のすべり防止に、複数(図1(E)では保持部13を挟んで左右に2本ずつ)の凸部10Aが形成されている。凸部10Aは図1(E)では長さ方向に対して垂直に形成されているが、要するにすべり防止の効果が得られる形状であればよく、形状、本数等、特に限定しない。
[保持部13]
「保持部13」とは、図4(C)に例示するように、天上部3を押し下げることで先端部5Aによって折り曲げられたチューブTが、折り曲げられたまま保持される際に接している孔9Bの周囲部分である。当該保持部13には、先端部5Aによって折り曲げられたチューブTが、折り曲げられたままの状態で保持される。
孔9Bの幅9BW(=保持部13の幅)は、チューブTが先端部5Aに折り曲げられたまま維持できる幅に形成している。この孔9Bの幅9BWが広すぎると、チューブTの流路の完全な遮断ができなかったり、チューブTが緩んだりするおそれがあり、また狭すぎるとチューブを充分に折り曲げられず、いずれもチューブTを折り曲げた状態に維持できない。
チューブTの確実に折り曲げた状態を維持できる幅9BWのサイズとして、例えば図4(A)に示すように、係止部6の最大幅6Wよりも狭く形成し、孔9Bの幅9BW:係止部6の最大幅6W=1:1.2〜2程度に構成するのが好ましい。
中央部2A、中央壁2B、後方壁11及び底部2の囲まれる空間の(チューブの)長さ方向に、チューブTを着脱できる空間Sを形成し、この空間S内に、チューブTの支持部8を配置している。この構成によりクランプ1は、チューブTにあらかじめ装着しておくこともできるし、必要に応じて使用直前に装着することもできる。
[支持部8]
中央部2A下面及び/又は中央壁2B上面に突状の支持部8を、一箇所ないし複数箇所形成し、チューブTを着脱できるようにしている。
図1(A)、(B)及び(C)では、チューブTを支持する支持部8の好適な一例として、空間S内の、中央部2Aの下面に二箇所と中央壁2B上面に二箇所形成されているが、支持部8の形状、位置、個数とも、これに限定されることはなく、要するにクランプ1をチューブTに容易に装着でき、装着したあとは容易に外れたり移動したりしない構造であれば、何でも採用できる。
本考案のクランプ1は、天上部3を下方に押したとき、押止部5の先端部5Aが、中央部2Aの孔9を経て、チューブTを折り曲げて液体流路を閉塞し、先端部5Aの係止部6が、係止部7に係止することで、チューブTの閉塞状態を維持するものであり、その使用の一例について図4を用いて詳述する。
(1)図4(A)のように、クランプ1の空間Sに、チューブTの閉塞の必要な部分を挟み込ませる。突起形状に形成した支持部8により、チューブTは空間S内に安定して支持される。
(2)底部2の下面と天上部3上面を、例えば親指と人差し指の二本の指でつまんで、天上部3を下方に押すと、バネ部4の屈曲部Cと接続部Jが折れ曲がり、上下に縮む。同時に、天上部3から下方に形成されている押止部5の先端部5Aが中央部2Aの孔9Aを通ると同時に、図4(B)のように(1)のチューブTを折り曲げながら、中央壁2Bの孔9B周囲の保持部13にチューブTを折り曲げたままで押し込む。
(3)中央部2Aの孔9Aを通過した先端部5Aは、その先端部5Aに形成した係止部6が孔9Aの係止部7に係止した状態、かつ図4(C)のようにチューブTを折り曲げた形状で閉止した状態となる。
また、図2(B)及び図4(C)に示すように先端部5Aの係止部6が引っかかるように係止部7に係止されることで、係止部6のくさび形(山型、略三角形等)状の作用によってクランプ1の閉止は二度と解除されることはない。
2 底部
2A 中央部
2B 中央壁
3 天上部
4 バネ部
5 押止部
5A 先端部
5B (押止部5の)基部
5BW (基部5Bの)幅
6 係止部
6W (係止部6の)最大幅
7 係止部
8 (チューブTの)支持部
9A (中央部2Aの)孔
9B (中央壁2Bの)孔
9C (底部2の)孔
9AW (孔9Aの)幅
9BW (孔9Bの)幅
10 溝
10A 凸部
11 後方壁
12 側壁
13 保持部
C 屈曲部
J 接続部
SL 斜面
T チューブ
Claims (7)
- 天上部(3)と中央部(2A)と底部(2)とから構成され、
前記天上部(3)は、下方に向けて押止部(5)を突設し、当該押止部(5)は前記天上部(3)の近位に基部(5B)、遠位先端に先端部(5A)を有し、当該先端部(5A)の周囲には係止部(6)を形成し、
前記中央部(2A)は、略中央に前記先端部(5A)が通過可能な孔(9A)を形成し、後方に後方壁(11)を形成し、
前記底部(2)は、略中央に孔(9C)を形成し、
前記天上部(3)下面と前記中央部(2A)上面の間に、上下に伸縮可能に形成したバネ部(4)を配置し、
前記係止部(6)は、前記中央部(2A)の孔(9A)の係止部(7)に係止できるように形成した、ことを特徴するクランプ(1)。 - 前記先端部(5A)の周囲に形成した前記係止部(6)の最大幅(6W)は、前記押止部(5)の基部(5B)の幅(5BW)及び前記孔(9A)の幅(9AW)よりも大きく形成し、
前記孔(9A)の幅(9AW)は、基部(5B)の幅(5BW)よりも実質的に大きく形成した、ことを特徴とする請求項1に記載のクランプ(1)。 - 前記底部(2)は、両側に側壁(12)を略垂直方向に立ち上げて、当該側壁(12)を介して、天面に中央壁(2B)を配置し、
当該中央壁(2B)の略中央には、前記底部(2)の孔(9C)に略垂直方向に貫通する孔(9B)を形成し、当該孔(9B)は周囲に、前記押止部(5)とともにチューブ(T)を折り曲げた状態で保持するための保持部(13)を有する、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のクランプ(1)。 - 前記中央部(2A)と前記底部(2)は、少なくとも後方壁(11)を介して連結され、
前記中央部(2A)に形成した孔(9A)は、前記係止部(6)に対応する係止部(7)を有し、
前記中央部(2A)、前記中央壁(2B)、前記後方壁(11)及び底部(2)に囲まれる空間に、チューブ(T)を着脱できる空間(S)を形成し、当該空間(S)内に、チューブ(T)の支持部(8)を配置した、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のクランプ(1)。 - 前記中央部(2A)下面及び/又は前記中央壁(2B)上面に支持部(8)を、一箇所ないし複数箇所形成し、チューブ(T)を着脱できるようにした、ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のクランプ(1)。
- 天上部(3)と中央部(2A)と底部(2)とから構成され、
前記天上部(3)は、下方に向けて押止部(5)を突設し、当該押止部(5)は下方に向けて順に基部(5B)と先端部(5A)を有し、先端部(5A)の周囲には係止部(6)を形成し、
前記中央部(2A)は、略中央に前記押止部(5)が通過可能な孔(9A)を形成し、後方に後方壁(11)を形成し、
前記中央部(2A)は、前記係止部(6)に対応する係止部(7)を有し、
前記底部(2)は、略中央に孔(9C)を形成し、
前記中央部(2A)は両側に側壁(12)を略垂直方向に立ち上げて、当該側壁(12)を介して、天面に中央壁(2B)を配置し、当該中央壁(2B)の略中央には、底部(2)の孔(9C)に略垂直方向に貫通する孔(9B)を形成し、当該孔(9B)は、周囲に前記押止部(5)とともにチューブ(T)を折り曲げた状態で保持するための保持部(13)を有し、
前記中央部(2A)と前記底部(2)は、少なくとも後方壁(11)を介して連結され、
前記天上部(3)下面と前記中央部(2A)上面の間に、上下に伸縮可能に形成したバネ部(4)を配置し、
前記中央部(2A)、前記中央壁(2B)、前記後方壁(11)及び底部(2)の囲まれる空間に、チューブ(T)を着脱できる空間(S)を形成し、
前記中央部(2A)下面及び/又は前記中央壁(2B)上面に支持部(8)を、一箇所ないし複数箇所形成して、チューブ(T)を着脱できるようにし、
前記天上部(3)を下方に押したとき、前記押止部(5)の先端部(5A)が、中央部(2A)の孔(9A)から中央壁(2B)の孔(9B)の周囲の保持部(13)に、チューブ(T)を押し潰しながら折り曲げて液体流路を閉塞し、
前記押止部(5)の前記係止部(6)が、前記係止部(7)に係止することで、チューブ(T)の閉塞状態を維持できるようにした、ことを特徴とするクランプ(1)。 - 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のクランプ(1)を装着したことを特徴とする医療用具。
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