JPH0536378B2 - - Google Patents
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- JPH0536378B2 JPH0536378B2 JP26877789A JP26877789A JPH0536378B2 JP H0536378 B2 JPH0536378 B2 JP H0536378B2 JP 26877789 A JP26877789 A JP 26877789A JP 26877789 A JP26877789 A JP 26877789A JP H0536378 B2 JPH0536378 B2 JP H0536378B2
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B18/00—Use of agglomerated or waste materials or refuse as fillers for mortars, concrete or artificial stone; Treatment of agglomerated or waste materials or refuse, specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone
- C04B18/02—Agglomerated materials, e.g. artificial aggregates
- C04B18/021—Agglomerated materials, e.g. artificial aggregates agglomerated by a mineral binder, e.g. cement
Description
(産業上の利用分野)
この発明は、湿潤微粉末鉱物(以下、湿潤鉱物
という)を処理し、有用材とすることを目的とし
た湿潤鉱物の処理方法、処理物及び路床材に関す
る。 (従来の技術) 従来、製砂工程等で排出される粘土質微粒分又
はくい孔掘削水の沈澱物などのような湿潤鉱物質
は、脱水後廃棄しているが、自然乾燥がむつかし
く、廃棄場所がないなど苦慮する所である。 そこで湿潤汚泥鉱物質に対し、次のような処理
方法が知られている。その一つは赤泥に微粉炭燃
焼灰または火山灰等を混合して、赤泥粒の表面を
覆う人工土壌の製造方法(特開昭57−188449号公
報)である。次の砕石水処理工程で廃棄されるケ
ーキをクラツシヤーラン砕石と共に、ミキサー内
に供給し、粒度調整砕石製品を得る方法も提案さ
れている(特公昭57−57178号公報)。また浄水場
で発生するケーキに残土を加えて攪拌混合し、こ
の混合物に高炉セメントと塩化カルシウムを混合
して養生し、これを埋戻し材に用いる方法(特公
昭58−23158号公報)も知られており、更に微粒
分を含みコンシステンシーの高い砕石屑にポルト
ランドセメントを加えて混練した後、養生する砕
石屑の塑性改良処理法も知られている(特公平1
−35786号公報)。 (発明により解決すべき課題) 前記従来の技術中、赤泥の処理は、吸湿すると
再び泥状になる問題点がある。次に、砕石水処理
工程におけるケーキの処理について砕石に微粒砂
を付着させるもので、砕石時に発生するケーキ
と、砕石の量的バランスが崩れると、排水又はケ
ーキ余剰の問題点があつて、何所でも常時採用し
得る方法とはいい難いのみならず、砕石処理場以
外で採用し難い問題点がある。次に、浄水場で発
生するケーキに残土と高炉セメントを加える方法
は、その処理物を専ら埋め戻し材料に使用する場
合に限定されるので、埋め戻し場所があることを
必須要件とする問題点がある。また、砕石屑にポ
ルトランドセメントを加えて混練後養生する砕石
屑の塑性改良処理法が知られているが、砕石場以
外で発生するケーキなどの処理には採用し得ない
問題点があつた。 (課題を解決する為の手段) 然るにこの発明は、砕石又は砂利の水洗、その
他泥水処理により生成したケーキ(湿潤鉱物)に
乾燥微粉末鉱物(以下、乾燥鉱物という。採石場
等で多量に発生する。)を加えて水分調整すると
共に、ポルトランドセメントを加えて攪拌混練
し、要すれば粒度調整して養生することを特徴と
したもので、従来各技術の問題点を何れも解決し
たものである。前記における脱水処理後のケーキ
は、水分25%〜35%である為に、乾燥鉱物5%〜
30%を加えて水分調整し、更にセメント5%〜15
%を加えた後、混練造粒して養生された処理物と
するもので、路床材の添加材又は土壌改良材とし
て有効である。特に路床材の添加材として使用す
れば、一般に使用されている砕石よりも支持力を
強化する点で従来品より優れている。 即ちこの発明の方法は、湿潤鉱物に、適量の乾
燥鉱物及びセメントを添加し、混練造粒し、整粒
することを特徴とした湿潤鉱物の処理方法であ
る。 また、水分35%〜25%の湿潤鉱物70部〜90部
に、水分5%以下の乾燥鉱物5部〜30部とセメン
ト5部〜1.5部を加えて混練造粒することを特徴
としたものである。 またこの発明の物は、湿潤鉱物70部〜90部、乾
燥鉱物5部〜30部及びセメント5部〜1.5部の混
合物よりなる湿潤鉱物の処理物である。 更に物の他の発明は、前記物の発明で得た処理
物10%〜20%と、砕石80%〜90%の混合物よりな
る路床材である。 この発明は、湿潤鉱物に同種の鉱物を加え、水
分を調整することによつて、粒度分布を変化させ
ることに第1の特質があり、両者が同質のことに
第2の物質がある。両者が同質のことによつて混
合が容易であり、均質になり易く、セメントとの
混合も容易、かつ均等にできる。 また、水和反応させることによつて処理物は非
水溶性になるので、水分の多い場所又は吸湿土中
に使用しても、本来の特質を保ち、土壌改良材と
しても優れている。 更に、セメントを使用する為に、全体としてア
ルカリ性となり、特殊酸性質土壌をアルカリ性に
し、又は少くとも中性に近くすることにより、植
物の生育に良好な土壌となる。また粒状である為
に取扱いが容易であり、他物との混合使用時に計
量、攪拌、混合により均一性を保つことができ
る。 この発明の主要材料は、製砂、制砕石工程の排
水の沈澱物(ケーキ)等であり、これに加入する
石粉も採石場又は石材加工場の排出物である。従
つてこの両者の混合することによつて、従来産業
公害になつていた廃物二つの処理と、有用物の生
産を同時に可能にしたものである。 前記において、湿潤鉱物と乾燥鉱物の粒度は
夫々200メツシユを中心とするもので、ほぼ60%
〜80%を占めている。然し、排水の性質によつて
は大粒のものもあるが、この発明の処理法を代え
る必要はない。セメントの添加量は5%程度が普
通であり、5%より少ないと水和反応後の強度が
小さくて粉体となり易く、10%以上としても処理
物の用途上、強度増強の必要性もないので、5%
〜10%が好ましいが、希には10%〜15%とするこ
ともある。 また、処理物と砕石との混合比において、処理
物が10%以下でも20%以上でも強度が低下するの
で、10%〜20%が好適である。前記における処理
物の量が10%以下になると、砕石間〓を埋めると
いう本来の目的が達成できなくなり、20%以上で
は、本来つぶれ易い処理物が一部支持材となる為
に全体の支持力が低下するものと考えられる。 (作用) この発明によれば、湿潤鉱物に所定量の同種乾
燥鉱物を混合するので、水分調整が容易になり、
比較的少量のセメントで造粒できる。 また水和反応によつて硬化するので、処理物に
水を加えても非水溶性であり、その性状を永く保
持することができる。処理物はアルカリ性とな
り、土壌改良(特に酸性土質の改善)が容易であ
る。 実施例 1 次にこの発明を実施例について説明する。 製砂時に生じた湿潤鉱物(水分27%)をホツパ
ー1からスクリユーコンベア2で送り、計量器3
で75Kg計量する。次にセメントサイロ4に入つて
いるポルトランドセメント5Kgと、乾燥鉱物サイ
ロ5に入つている乾燥鉱物20Kgとを混合器6で混
合し、これを前記湿潤鉱物と共に混練器7に入れ
て攪拌混合する。前記混練器7で十分混練したな
らば(例えば30秒〜60秒)送り器8に移し、送り
器8のスクリユーコンベア9により、ベルトコン
ベア10上へ定量宛排出する。このベルトコンベ
ア10により、一定量(例えば50Kg)ミキサー1
1に入れ、これを回転して造粒する。前記造粒は
篩寸法2mm〜10mmで80%以上を占める。 前記において、寸法7mmの篩を通過させてから
造粒すれば、直径7mm前後に集中して造粒するこ
とができる。 図中12,13は夫々セメントサイロ4及び乾
燥鉱物サイロ5に連設した計量器である。 前記実施例において、ミキサー11へ混練物1
4を送るには、スクリユーコンベア9のモータ1
5と、ベルトコンベア10のモータ17との回路
をON・OFFする為のスイツチ16を用い、手動
的又は自動的(例えばタイマーによる)に両モー
タをON・OFFすることにより、送り器8のスク
リユーコンベア9とベルトコンベア10とを同期
させ、ミキサー11へ必要時に必要量の処理物を
送り込むことができる。 実施例 2 前記実施例1で得た材料20%を道路用砕石(C
−30)80%に混入して、使用すれば、路床材の支
持力(CBR値)は表1の如くである。
という)を処理し、有用材とすることを目的とし
た湿潤鉱物の処理方法、処理物及び路床材に関す
る。 (従来の技術) 従来、製砂工程等で排出される粘土質微粒分又
はくい孔掘削水の沈澱物などのような湿潤鉱物質
は、脱水後廃棄しているが、自然乾燥がむつかし
く、廃棄場所がないなど苦慮する所である。 そこで湿潤汚泥鉱物質に対し、次のような処理
方法が知られている。その一つは赤泥に微粉炭燃
焼灰または火山灰等を混合して、赤泥粒の表面を
覆う人工土壌の製造方法(特開昭57−188449号公
報)である。次の砕石水処理工程で廃棄されるケ
ーキをクラツシヤーラン砕石と共に、ミキサー内
に供給し、粒度調整砕石製品を得る方法も提案さ
れている(特公昭57−57178号公報)。また浄水場
で発生するケーキに残土を加えて攪拌混合し、こ
の混合物に高炉セメントと塩化カルシウムを混合
して養生し、これを埋戻し材に用いる方法(特公
昭58−23158号公報)も知られており、更に微粒
分を含みコンシステンシーの高い砕石屑にポルト
ランドセメントを加えて混練した後、養生する砕
石屑の塑性改良処理法も知られている(特公平1
−35786号公報)。 (発明により解決すべき課題) 前記従来の技術中、赤泥の処理は、吸湿すると
再び泥状になる問題点がある。次に、砕石水処理
工程におけるケーキの処理について砕石に微粒砂
を付着させるもので、砕石時に発生するケーキ
と、砕石の量的バランスが崩れると、排水又はケ
ーキ余剰の問題点があつて、何所でも常時採用し
得る方法とはいい難いのみならず、砕石処理場以
外で採用し難い問題点がある。次に、浄水場で発
生するケーキに残土と高炉セメントを加える方法
は、その処理物を専ら埋め戻し材料に使用する場
合に限定されるので、埋め戻し場所があることを
必須要件とする問題点がある。また、砕石屑にポ
ルトランドセメントを加えて混練後養生する砕石
屑の塑性改良処理法が知られているが、砕石場以
外で発生するケーキなどの処理には採用し得ない
問題点があつた。 (課題を解決する為の手段) 然るにこの発明は、砕石又は砂利の水洗、その
他泥水処理により生成したケーキ(湿潤鉱物)に
乾燥微粉末鉱物(以下、乾燥鉱物という。採石場
等で多量に発生する。)を加えて水分調整すると
共に、ポルトランドセメントを加えて攪拌混練
し、要すれば粒度調整して養生することを特徴と
したもので、従来各技術の問題点を何れも解決し
たものである。前記における脱水処理後のケーキ
は、水分25%〜35%である為に、乾燥鉱物5%〜
30%を加えて水分調整し、更にセメント5%〜15
%を加えた後、混練造粒して養生された処理物と
するもので、路床材の添加材又は土壌改良材とし
て有効である。特に路床材の添加材として使用す
れば、一般に使用されている砕石よりも支持力を
強化する点で従来品より優れている。 即ちこの発明の方法は、湿潤鉱物に、適量の乾
燥鉱物及びセメントを添加し、混練造粒し、整粒
することを特徴とした湿潤鉱物の処理方法であ
る。 また、水分35%〜25%の湿潤鉱物70部〜90部
に、水分5%以下の乾燥鉱物5部〜30部とセメン
ト5部〜1.5部を加えて混練造粒することを特徴
としたものである。 またこの発明の物は、湿潤鉱物70部〜90部、乾
燥鉱物5部〜30部及びセメント5部〜1.5部の混
合物よりなる湿潤鉱物の処理物である。 更に物の他の発明は、前記物の発明で得た処理
物10%〜20%と、砕石80%〜90%の混合物よりな
る路床材である。 この発明は、湿潤鉱物に同種の鉱物を加え、水
分を調整することによつて、粒度分布を変化させ
ることに第1の特質があり、両者が同質のことに
第2の物質がある。両者が同質のことによつて混
合が容易であり、均質になり易く、セメントとの
混合も容易、かつ均等にできる。 また、水和反応させることによつて処理物は非
水溶性になるので、水分の多い場所又は吸湿土中
に使用しても、本来の特質を保ち、土壌改良材と
しても優れている。 更に、セメントを使用する為に、全体としてア
ルカリ性となり、特殊酸性質土壌をアルカリ性に
し、又は少くとも中性に近くすることにより、植
物の生育に良好な土壌となる。また粒状である為
に取扱いが容易であり、他物との混合使用時に計
量、攪拌、混合により均一性を保つことができ
る。 この発明の主要材料は、製砂、制砕石工程の排
水の沈澱物(ケーキ)等であり、これに加入する
石粉も採石場又は石材加工場の排出物である。従
つてこの両者の混合することによつて、従来産業
公害になつていた廃物二つの処理と、有用物の生
産を同時に可能にしたものである。 前記において、湿潤鉱物と乾燥鉱物の粒度は
夫々200メツシユを中心とするもので、ほぼ60%
〜80%を占めている。然し、排水の性質によつて
は大粒のものもあるが、この発明の処理法を代え
る必要はない。セメントの添加量は5%程度が普
通であり、5%より少ないと水和反応後の強度が
小さくて粉体となり易く、10%以上としても処理
物の用途上、強度増強の必要性もないので、5%
〜10%が好ましいが、希には10%〜15%とするこ
ともある。 また、処理物と砕石との混合比において、処理
物が10%以下でも20%以上でも強度が低下するの
で、10%〜20%が好適である。前記における処理
物の量が10%以下になると、砕石間〓を埋めると
いう本来の目的が達成できなくなり、20%以上で
は、本来つぶれ易い処理物が一部支持材となる為
に全体の支持力が低下するものと考えられる。 (作用) この発明によれば、湿潤鉱物に所定量の同種乾
燥鉱物を混合するので、水分調整が容易になり、
比較的少量のセメントで造粒できる。 また水和反応によつて硬化するので、処理物に
水を加えても非水溶性であり、その性状を永く保
持することができる。処理物はアルカリ性とな
り、土壌改良(特に酸性土質の改善)が容易であ
る。 実施例 1 次にこの発明を実施例について説明する。 製砂時に生じた湿潤鉱物(水分27%)をホツパ
ー1からスクリユーコンベア2で送り、計量器3
で75Kg計量する。次にセメントサイロ4に入つて
いるポルトランドセメント5Kgと、乾燥鉱物サイ
ロ5に入つている乾燥鉱物20Kgとを混合器6で混
合し、これを前記湿潤鉱物と共に混練器7に入れ
て攪拌混合する。前記混練器7で十分混練したな
らば(例えば30秒〜60秒)送り器8に移し、送り
器8のスクリユーコンベア9により、ベルトコン
ベア10上へ定量宛排出する。このベルトコンベ
ア10により、一定量(例えば50Kg)ミキサー1
1に入れ、これを回転して造粒する。前記造粒は
篩寸法2mm〜10mmで80%以上を占める。 前記において、寸法7mmの篩を通過させてから
造粒すれば、直径7mm前後に集中して造粒するこ
とができる。 図中12,13は夫々セメントサイロ4及び乾
燥鉱物サイロ5に連設した計量器である。 前記実施例において、ミキサー11へ混練物1
4を送るには、スクリユーコンベア9のモータ1
5と、ベルトコンベア10のモータ17との回路
をON・OFFする為のスイツチ16を用い、手動
的又は自動的(例えばタイマーによる)に両モー
タをON・OFFすることにより、送り器8のスク
リユーコンベア9とベルトコンベア10とを同期
させ、ミキサー11へ必要時に必要量の処理物を
送り込むことができる。 実施例 2 前記実施例1で得た材料20%を道路用砕石(C
−30)80%に混入して、使用すれば、路床材の支
持力(CBR値)は表1の如くである。
【表】
前記のように、この発明品は路床材として使用
すれば、砕石のみよりもよいことは勿論、現在の
規格品より更によい支持力を示すことがわかる。 この発明品の物性は表2の通りである。
すれば、砕石のみよりもよいことは勿論、現在の
規格品より更によい支持力を示すことがわかる。 この発明品の物性は表2の通りである。
【表】
表2で明らかなように、この発明品はセメント
量の変化により、PHを8.5〜10.5に調整できるた
め、これを土壌改良材として使用すれば、通気性
を良好にするのみならず、土壌のPHを調整し、植
物の発育を促進することができる。 実施例 3 湿潤鉱物に同種の乾燥鉱物を加え、水分を調整
することにより第3図に示すごとく粒度分布を変
化させることができた。
量の変化により、PHを8.5〜10.5に調整できるた
め、これを土壌改良材として使用すれば、通気性
を良好にするのみならず、土壌のPHを調整し、植
物の発育を促進することができる。 実施例 3 湿潤鉱物に同種の乾燥鉱物を加え、水分を調整
することにより第3図に示すごとく粒度分布を変
化させることができた。
【表】
(発明の効果)
この発明は、製砂時に生じる湿潤鉱物に同種の
乾燥鉱物を添加混合して水分調整するもので、処
理物の水分を急速に所望の範囲に調整することが
できる効果がある。また、前記乾燥鉱物と共に、
セメントを混合混練するので、養生により水和反
応を完成させると、水に不溶性の粒子となると共
に、品質が安定し、水を吸収しても実変するおそ
れがないなどの諸効果がある。前記この発明の処
理物を砕石と混合して路床材に使用すれば、この
発明の処理物がつぶれて各砕石の間〓を埋め、路
床材としての支持力を著しく向上し得る効果があ
る。また、この発明の処理物を土壌改良材として
使用すれば、土壌をポーラスに保持し得ると共
に、特殊地域での酸性土壌をアルカリ性に改善
し、植物の成長を促進する効果もある。
乾燥鉱物を添加混合して水分調整するもので、処
理物の水分を急速に所望の範囲に調整することが
できる効果がある。また、前記乾燥鉱物と共に、
セメントを混合混練するので、養生により水和反
応を完成させると、水に不溶性の粒子となると共
に、品質が安定し、水を吸収しても実変するおそ
れがないなどの諸効果がある。前記この発明の処
理物を砕石と混合して路床材に使用すれば、この
発明の処理物がつぶれて各砕石の間〓を埋め、路
床材としての支持力を著しく向上し得る効果があ
る。また、この発明の処理物を土壌改良材として
使用すれば、土壌をポーラスに保持し得ると共
に、特殊地域での酸性土壌をアルカリ性に改善
し、植物の成長を促進する効果もある。
第1図はこの発明を実施する装置のフロー図、
第2図は同じくミキサーへの定量供給を示す拡大
正面図、第3図は調合別篩分布のグラフである。
第2図は同じくミキサーへの定量供給を示す拡大
正面図、第3図は調合別篩分布のグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 湿潤微粉末鉱物に、適量の乾燥微粉末鉱物及
びセメントを添加し、混練して造粒することを特
徴とした湿潤微粉末鉱物の処理方法。 2 水分35%〜25%の湿潤微粉末鉱物70部〜90部
に、水分5%以下の乾燥微粉末鉱物5部〜30部と
セメト5部〜1.5部を加えて混練造粒と整粒する
ことを特徴とした請求項1記載の湿潤微粉末鉱物
の処理方法 3 湿潤微粉末鉱物70部〜90部、乾燥微粉末鉱物
5部〜30部及びセメント5部〜1.5部の混合物よ
りなる湿潤微粉末鉱物の処理物。 4 請求項3記載の処理物10%〜20%と、砕石80
%〜90%の混合物よりなる路床材
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP26877789A JPH03131557A (ja) | 1989-10-16 | 1989-10-16 | 湿潤微粉末鉱物の処理方法、処理物及び路床材 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP26877789A JPH03131557A (ja) | 1989-10-16 | 1989-10-16 | 湿潤微粉末鉱物の処理方法、処理物及び路床材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH03131557A JPH03131557A (ja) | 1991-06-05 |
JPH0536378B2 true JPH0536378B2 (ja) | 1993-05-28 |
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ID=17463148
Family Applications (1)
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JP26877789A Granted JPH03131557A (ja) | 1989-10-16 | 1989-10-16 | 湿潤微粉末鉱物の処理方法、処理物及び路床材 |
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JP (1) | JPH03131557A (ja) |
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JP3625804B2 (ja) | 2002-02-25 | 2005-03-02 | 花王株式会社 | 立体シート材料 |
JP2009190949A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Hitachi Ltd | 浄水場脱水ケーキと砕石微粉末を用いた土木用造粒物及びその製法 |
-
1989
- 1989-10-16 JP JP26877789A patent/JPH03131557A/ja active Granted
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