JPH0536372Y2 - - Google Patents

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JPH0536372Y2
JPH0536372Y2 JP13429589U JP13429589U JPH0536372Y2 JP H0536372 Y2 JPH0536372 Y2 JP H0536372Y2 JP 13429589 U JP13429589 U JP 13429589U JP 13429589 U JP13429589 U JP 13429589U JP H0536372 Y2 JPH0536372 Y2 JP H0536372Y2
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chicken manure
belt
conveyor
conveyor belt
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、鶏糞を多段のベルトコンベアで移
送させながら乾燥する装置に関する。とくに、こ
の考案の処理装置は、1段のコンベアベルトに2
段に鶏糞を載せて乾燥できる鶏糞の処理装置に関
する。
【従来の技術】
鶏糞は、発酵させた後乾燥させることによつ
て、良質の有機肥料にできる。鶏糞を使用した有
機肥料は、農薬汚染の心配がなく、ゴルフ場や園
芸農家に最適である。鶏糞を有機肥料とするに
は、発酵させた後、水分率20%以下に乾燥する。
鶏糞を発酵させるのは、硫酸窒素化合物を除去す
るためである。鶏糞に含まれる硫酸窒素化合物
は、作物の根を傷めるので、発酵させずに乾燥す
ると、有効な有機肥料にできない。発酵過程で、
鶏糞の含有水分は、75〜80%から60%まで低下す
る。この過程で、鶏糞は窒素、燐酸、カリを除く
不要成分が除去される。鶏糞の発酵には約60日か
かる。 ところで、10万羽の鶏を飼う鶏舎からは、1日
に20屯と膨大な量の鶏糞がでる。毎日発生する膨
大な鶏糞を相当の日数かけて処理する装置は、貯
溜する鶏糞量が極めて多く、処理能力が鶏の飼育
羽数を制限している。10万羽の鶏糞処理には、
7000m2〜10000m2の敷地が必要とされている。 敷地面積当りの鶏糞量を増加するために、多段
式の処理装置が開発されている(特開昭63−
301731号公報)。
【考案が解決しようとする課題】
この公報に示される鶏糞の処理装置は、ベルト
コンベアを多段に配設している。ベルトコンベア
を多段に配設した装置は、鶏糞を下段に移送しな
がら連続的に乾燥できる特長がある。さらに、こ
の公報に記載される装置は、ベルトコンベアを多
段に配設して、面積当りの処理量を多くしてい
る。例えば、5段にベルトコンベアを配設して、
5段に鶏糞を並べて乾燥している。ところが、1
段のベルトコンベアで1段に鶏糞を乾燥するの
で、多数の段で鶏糞を乾燥する場合、多段にベル
トコンベアを配設する必要がある。ベルトコンベ
アは、移動しない棚に比較すると、鶏糞を連続的
に乾燥でき、また、乾燥した鶏糞の取り出しを能
率よくできる特長があるが、無端のコンベアベル
トを配設するので、棚に比較するとスペース効率
が悪い。それは、ループ状のコンベアベルトは、
外側面にのみ鶏糞を載せて移送するからである。
ベルトコンベアを使用して、更に面積効率を改善
した装置が切望されている。 この考案は、従来の鶏糞の処理装置が有する欠
点を解決することを目的に開発されたもので、こ
の考案の重要な目的は、狭い面積で多量の鶏糞を
処理でき、また、コンベアベルトを有効に利用し
て、設備コストを低減できる鶏糞の処理装置を提
供するにある。
【課題を解決するための手段】 この考案の鶏糞の処理装置は、前述の目的を達
成するために、下記の構成を備える。この公報の
鶏糞の処理装置は、複数段のベルトコンベア1を
水平に配設し、上段のベルトコンベア1から下段
のベルトコンベア1に鶏糞を移送して乾燥するよ
うに構成された装置を改良したものである。 この考案の請求項1に記載される鶏糞の処理装
置は、ベルトコンベア1に落下隙間3を開口して
いる。さらに、コンベアベルト2の終端部分に
は、上に載せた鶏糞を落下隙間3からコンベアベ
ルト2を貫通して落下させる掻落部材4を、コン
ベアベルト2の上面に接近して配設している。コ
ンベアベルト2が終端部分に移送されると、掻落
部材4によつて、上面に載せられた鶏糞は、落下
隙間3を通過して、コンベアベルト2の外側面2
Aから内側面2Bに、また、上段のベルトコンベ
ア1のコンベアベルト2の内側面2Bから下段の
ベルトコンベア1のコンベアベルト2の外側面2
Aに落下する。すなわち、この考案の鶏糞の処理
装置は、コンベアベルト2の外側面2Aと内側面
2Bとに鶏糞を載せ、1段のベルトコンベア1で
2段に鶏糞を載せて移送、乾燥できるようにした
独特の構成を備える。 さらに、この考案の請求項2に記載される鶏糞
の処理装置は、ベルトコンベア1を独特の構造と
している。ベルトコンベア1のコンベアベルト2
は、複数枚の板材5の両端を無端チエーン6に連
結してベルト状に連結したものである。このコン
ベアベルト2は、回動部材7によつて、終端部分
に移送されると、板材5が回動され、板材5の上
に載せられた鶏糞は、コンベアベルト2の外側面
2Aから内側面2Bに、また、上段のベルトコン
ベア1のコンベアベルト2の内側面2Bから下段
のベルトコンベア1のコンベアベルト2の外側面
2Aに落下する。この構造の鶏糞の処理装置も、
コンベアベルト2の外側面2Aと内側面2Bとに
鶏糞を載せ、1段のベルトコンベア1で2段に鶏
糞を載せて移送、乾燥できるようにした独得の構
成を備える。
【作用】
この考案の鶏糞の処理装置は、コンベアベルト
2の外側面2Aと内側面2Bとを鶏糞の移送に利
用する。すなわち、無端ベルト状のコンベアベル
ト2は、往復する両面を鶏糞の乾燥棚に使用して
いる。このため、この考案の鶏糞の処理装置は、
1段のベルトコンベア1に2段に鶏糞を載せて乾
燥できる。したがつて、コンベアベルト2の利用
効率を従来の2倍と飛躍的に向上できる。 コンベアベルト2の外側面2Aに載せられて終
端まで移送された鶏糞は、コンベアベルト2を貫
通して落下し、コンベアベルト2の内側面2Bに
落下する。コンベアベルト2の内側面2Bに載せ
られて終端まで移送された鶏糞は、さらに、コン
ベアベルト2を貫通して、下段に配設されたコン
ベアベルト2の外側面2Aに落下する。 この構造の鶏糞の処理装置は、複数段に配設さ
れたベルトコンベア1を、2倍の段数として鶏糞
を載せて移送できる。したがつて、スペース効率
を飛躍的に向上できる。
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。 但し、以下に示す実施例は、この考案の技術思
想を具体化する為の装置を例示するものであつ
て、この考案の装置は、構成部品の材質、形状、
構造、配置を下記の構造に特定するものでない。
この考案の装置は、実用新案登録請求の記載の範
囲の範囲に於て、種々の変更が加えられる。 更に、この明細書は、実用新案登録請求の範囲
が理解し易いように、実施例に示される部材に対
応する番号を、「実用新案登録請求の範囲の欄」、
「従来の課題を解決する為の手段の欄」および
「作用の欄」に示される部材に付記している。た
だし、実用新案登録請求の範囲に示される部材
を、実施例の部材に特定するものでは決してな
い。 第1図および第2図に示す鶏糞の処理装置は、
ケーシング8と、鶏糞を載せて移送するベルトコ
ンベア1と、ベルトコンベア1上の鶏糞を終端で
下段のコンベアベルト2に落下させる掻落部材4
と、ケーシング8内の温度を均一に保持し、ま
た、鶏糞に酸素を供給する送風機9と、風胴ダク
ト10とを備えている。 ケーシング8は、外部から閉鎖された箱型で、
壁面と天井とが断熱板で作られている。ケーシン
グ8には、内部温度を調整するための、空調手段
11が取り付けられている。 空調手段11は、ケーシング8内の空気を加熱
し、または、換気する。空気を加熱するために、
空調手段11は石油暖房ヒータを備えており、換
気用に換気フアンを備えている。 ケーシング8内で鶏糞が発酵すると発熱する。
発酵による発生熱を利用して内部の空気温度を加
熱する。従つて、通常は、石油暖房ヒータをほと
んど使用することなく、ケーシング8内の温度
を、発酵と乾燥とに最適な温度、例えば、15〜40
℃に保持できる。発酵熱が不足して室内温度が低
下するときにのみ、石油暖房ヒータで加温する。 ケーシング8の内部温度が高くなると、換気フ
アンを回転して、室内温度を低下させる。ところ
で、鶏糞の発酵を嫌気菌で処理すると悪臭がで
る。好気菌は悪臭が少なく鶏糞を発酵させる。し
たがつて、好気菌がよく繁殖するように、換気フ
アンはケーシング8内の空気を充分に換気する。 ケーシング8内には、複数段にベルトコンベア
1を配設している。第2図に示す鶏糞の処理装置
は、ケーシング8の両側にベルトコンベア1を多
段に配設し、ベルトコンベア1の間に風胴ダクト
10を設けている。 複数段のベルトコンベア1は、水平方向に延長
して配設されており、コンベアベルト2を貫通し
て鶏糞が落下して、下段のコンベアベルト2に移
送されるように配設している。 コンベアベルト2は、これを貫通して鶏糞が落
下するように、第3図に示すごとく、無数の落下
隙間3を開口している。この図に示す落下隙間3
は円形で、ここから鶏糞が落下できるように、半
径を好ましくは4cm〜10cmφの範囲に調整してい
る。 コンベアベルト2は、上に載せられた鶏糞を落
下隙間3から確実に落下できるように、落下隙間
3は進行方向に縦に並べて配設していない。第3
図に示すように、落下隙間3は、コンベアベルト
2の横方向に多少位置ずれして開口されている。
この状態で落下隙間3が設けられたコンベアベル
ト2は、掻落部材4がコンベアベルト2上の鶏糞
を後方にずらせることによつて、何れかの落下隙
間3から確実に落下される。 コンベアベルト2は、落下隙間3が開けられた
シート材12と、このシート材12を移送する無
端チエーン13とからなつている。シート材12
には、両端部分で湾曲できる全ての材質のものが
使用できる。例えば、これには硬質ないし半硬質
の合成樹脂性シート、あるいは、薄い金属板等が
使用できる。 無端チエーン13は、連結具14を介してシー
ト材12の両側に固定されている。無端チエーン
13は、ケーシング8の両側に配設されたスプロ
ケツト15にかけられている。スプロケツト15
がモーター(図示せず)で回転されて、無端チエ
ーン13が駆動され、無端チエーン13でシート
材12が移動される。 このように、落下隙間3として穴が設けられた
コンベアベルト2は、移送する鶏糞の間に効果的
に換気できる特長がある。それは、シート材12
に開口された落下隙間3を通過して、上の載せら
れた鶏糞に空気を供給できることが理由である。 ところで、従来のベルトコンベア1は、コンベ
アベルト2の外側面2Aにのみ鶏糞を載せて移送
する。これに対して、この考案の鶏糞の処理装置
は、上側を移動するコンベアベルト2の外側面2
Aと、下側を移動するコンベアベルト2の内側面
2Bとで鶏糞を移送している。したがつて、コン
ベアベルト2の終端に移送された鶏糞は、コンベ
アベルト2の外側面2Aから内側面2Bに、ま
た、内側面2Bから外側面2Aに移送する必要が
ある。 掻落部材4は、コンベアベルト2を貫通して、
鶏糞を、外側面2Aから内側面2Bに、内側面2
Bから外側面2Aに落下して移送する。すなわ
ち、掻落部材4は、コンベアベルト2の終端部分
で、コンベアベルト2上に載せられた鶏糞を、コ
ンベアベルト2の落下隙間3から落下させるもの
で、コンベアベルト2の終端部分に位置して、コ
ンベアベルト2の上面に接近して配設されてい
る。 第1図に示す鶏糞の処理装置は、掻落部材4を
細いローラーで構成している。ローラーはコンベ
アベルト2を上下で挟んで回転し、コンベアベル
ト2の上面に載つた鶏糞を落下隙間3に集めて落
下させている。この構造の掻落部材4は、コンベ
アベルト2を擦すらないので、コンベアベルト2
が摩耗しない特長がある。 掻落部材4には、ローラーに代わつて、スクレ
ーパ状の板材も使用できる。板材は、第1図の鎖
線で示すように、下縁をコンベアベルト2の上面
に接触させ、コンベアベルト2の上に載せられた
鶏糞を掻き取つて落下隙間3から落下させる。こ
の構造の掻落部材4は構造を簡単にできる。 ケーシング8の水平断面を示す第2図のよう
に、ケーシング8の中央には、縦方向に延長して
風胴ダクト10が設けられている。風胴ダクト1
0は、ケーシング8内に2枚の隔壁16を配設し
てその間に設けられている。隔壁16の両端は、
第2図に示すように、ケーシング8の側壁から離
されている。2枚の隔壁16の間に風胴ダクト1
0が設けられ、この風胴ダクト10とベルトコン
ベア1とを空気が循環するように、隔壁16とケ
ーシング8内面との間に、ベルトコンベア1を配
設している。 第2図において、風胴ダクト10の左の端に送
風機9を設けている。送風機9は風胴ダクト10
内の空気を吸入して、ベルトコンベア1に強制送
風する。 第4図と第5図とに示すベルトコンベア1は、
コンベアベルト2を、複数枚の板材5と、両側に
配設された2条の無端チエーン13とで構成して
いる。板材5は、両端が無端チエーン13に連結
されて、平行に並べられ細長いコンベアベルト2
を構成している。板材5は、水平に並べられた状
態で、隣接する板材5との間に狭い隙間が出来る
幅、いいかえると、隣接する板材5の間隔よりも
幅を多少狭くしている。 このコンベアベルト2は、第6図に示すよう
に、鶏糞を移送する部分では水平に並べられてそ
の上に鶏糞が載せられる。鶏糞を落下させる部分
では、板材5は回動部材7で90度回転されて垂直
の姿勢に回動される。板材5が回転されて垂直に
立てられた状態で、隣接する板の間に落下隙間3
ができる。この落下隙間3から上に載せられた鶏
糞がコンベアベルト2を貫通して落下する。すな
わち、コンベアベルト2の外側面2Aの鶏糞は内
側面2Bに、内側面2Bの鶏糞は下段のベルトコ
ンベア1の外側面2Aに落下する。 板材5は、それ自体の自重で水平の姿勢から垂
直の姿勢に回動する。板材5は、回転軸20で回
動される。板材5に回転軸20を連結する構造
は、第5図に示されている。この図に示す板材5
は、2枚の金属板21で円筒22を挟着してい
る。金属板21は、円筒22を挟着する部分が半
円筒状に成形されている。金属板21には、例え
ば、ステンレス板、アルミニウム板、銅板、鉄板
等が使用できる。円筒22を挟着する状態で重ね
られた金属板21は、局部的にスポツト溶接で接
合されいる。 金属板21は板材5の長手方向に延長して2本
の円筒22を挟着している。2本の円筒22は、
板材5の両端部分に設けられている。一方の円筒
22には、回転軸20が回転自在に挿入されてい
る。回転軸20は無端チエーン13の側板に垂直
に固定されている。 回転軸20を確実にチエーンに固定するため
に、チエーンの側板には補強板23を溶接し、補
強板23とチエーン側板とにネジ孔を穿設してこ
れに回転軸20をねじ込んでいる。回転軸20の
先端には雄ネジが設けられている。 回転軸20が挿入されていない円筒22は、板
材5の端から多少突出している。この円筒22が
板材5の姿勢を水平、あるいは、垂直に制御す
る。すなわち、第5図と第7図とに示すベルトコ
ンベア1は、板材5を回動して上に載せられた鶏
糞を落下させる回動部材7を、金属板21に挟着
された円筒22と、これが摺動するガイド24と
で構成している。ガイド24は、第5図と第7図
とに示すように、円筒22の突出部分の移動軌跡
に水平に配設されている。板材5から突出する円
筒22がガイド24の上に沿つて摺動すると、板
材5は水平の姿勢に保持される。板材5から突出
する円筒22がガイド24から離れると、板材5
は自重で90度回動して垂直の姿勢となる。板材5
の片側を回転軸20で回転自在に支承しているか
らである。 第6図は板材5が水平の姿勢から垂直の姿勢に
回動して、上に載せられた鶏糞を下段に落下させ
る状態を示している。この図に示すように、ガイ
ド24は板材5から突出する円筒22がこれを摺
動する状態で、板材5を水平に保持する位置に配
設されている。また、第7図に示すように、板材
5を垂直に回動する位置では、ガイド24が切除
されている。 この構造のベルトコンベア1は、板材5の自重
で板材5を回動するので、板材5を回動させる機
構を簡素化できる特長がある。 ただ、この考案は板材5を回動させる機構を前
述の構造に特定するものでない。第8図ないし第
10図は板材5が回動できる他の構造のベルトコ
ンベア1を示している。 これ等の図に示すベルトコンベア1は、板材5
の両端から突出して回転軸17が固定されてい
る。回転軸17は、無端チエーン6に回転自在に
連結されている。 板材5を終端部分で回転させる回動部材7は、
回転軸17に固定された歯車7Aと、この歯車7
Aの通路に配設されたラツク7Bとで構成されて
いる。板材5の回転軸17は、歯車7Aがラツク
7Bに噛み合つて回転される。したがつて、ラツ
ク7Bは歯車7Aの通路にあつて、歯車7Aが移
送されると噛み合う位置に設けられている。ラツ
ク7Bと歯車7Aとは、板材5を180度回転させ
るように、ラツク7Bの全長は、歯車7Aの半周
の歯数に調整されている。 板材5の回転軸17は、無端チエーン6のコロ
の中心を回転自在に貫通している。歯車7Aは、
回転軸17の途中に固定され、回転軸17の先端
には、ガイドロツド18が固定されている。 ガイドロツド18は、板材5を水平の姿勢に保
持して移送させる。ガイドロツド18の先端は2
分岐され、これがガイド溝19に沿つて摺動す
る。ガイド溝19は、ここをガイドロツド18の
先端が移動することによつて、板材5を水平に保
持できるように、水平方向に延長して設けられて
いる。 第8図と第10図とに示すように、板材5が回
動される部分では、ガイドロツド18がガイド溝
19から離れる。ガイドロツド18がガイド溝1
9を摺動する状態では、回転軸17が回動できな
いからである。したがつて、ガイド溝19は、歯
車7Aがラツク7Bに噛み合う部分で切除されて
いる。 歯車7Aとラツク7Bとで回転軸17が180度
回転された後、ガイドロツド18は、ふたたびガ
イド溝19に案内される。 この構造のベルトコンベア1は、鶏糞の移送部
分では落下隙間3が閉塞され、鶏糞を落下させる
部分で落下隙間3を開口することができる。この
ため、この構造のコンベアベルト2は、鶏糞を漏
れずに移送でき、また、確実に落下できる特長が
ある。
【考案の効果】
この考案の鶏糞の処理装置は、コンベアベルト
の外側面と内側面とを鶏糞の移送に利用する。す
なわち、無端ベルト状のコンベアベルトは、往復
する両面を鶏糞の乾燥棚に使用している。このた
め、この考案の鶏糞の処理装置は、1段のベルト
コンベアに2段に鶏糞を載せて乾燥できる。した
がつて、コンベアベルトの利用効率を従来の2倍
と飛躍的に向上できる。コンベアベルトの外側面
に載せられて終端まで移送された鶏糞は、コンベ
アベルトを貫通して落下し、コンベアベルトの内
側面に落下する。コンベアベルトの内側面に載せ
られて終端まで移送された鶏糞は、さらに、コン
ベアベルトを貫通して、下段に配設されたコンベ
アベルトの外側面に落下する。 このため、この考案の鶏糞の処理装置は、複数
段に配設されたベルトコンベアを、2倍の段数と
して鶏糞を載せて移送できる。したがつて、この
考案の鶏糞の処理装置は、従来の多段ベルトコン
ベア式の装置に比較して、約2倍の鶏糞を収納し
て処理できる特長があり、狭い面積で多量の鶏糞
を処理できる。 また、コンベアベルトの上下両段を有効に使用
するので、ベルトコンベアの段数を少なくして、
多量の鶏糞が処理でき、設備コストを低減できる
特長もある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す鶏糞の処理
装置の垂直断面図、第2図は第1図に示す鶏糞の
処理装置の水平断面図、第3図はコンベアベルト
の一例を示す平面図、第4図ないし第7図は他の
実施例にかかるベルトコンベアの平面図、断面
図、側面図、第8図ないし第10図は他の実施例
にかかるコンベアベルトの平面図、概略側面図お
よび斜視図である。 1……ベルトコンベア、2……コンベアベル
ト、2A……外側面、2B……内側面、3……落
下隙間、4……掻落部材、5……板材、6……無
端チエーン、7……回動部材、7A……歯車、7
B……ラツク、8……ケーシング、9……送風
機、10……風胴ダクト、11……空調手段、1
2……シート材、13……無端チエーン、14…
…連結具、15……スプロケツト、16……隔
壁、17……回転軸、18……ガイドロツド、1
9……ガイド溝、20……回転軸、21……金属
板、22……円筒、23……補強板、24……ガ
イド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 複数段のベルトコンベア1を水平に配設し、
    上段のベルトコンベア1から下段のベルトコン
    ベア1に鶏糞を移送して乾燥するように構成さ
    れた鶏糞の処理装置において、 ベルトコンベア1のコンベアベルト2が、部
    分的に開口されて落下隙間3を有し、かつ、コ
    ンベアベルト2の終端部分には、コンベアベル
    ト2の上面に接近して、上面に載せられた鶏糞
    を落下隙間3からコンベアベルト2を貫通して
    落下させる掻落部材4が配設されており、コン
    ベアベルト2が終端部分に移送されると、掻落
    部材4によつて、上面に載せられた鶏糞が、コ
    ンベアベルト2の外側面2Aから内側面2B
    に、また、上段のベルトコンベア1のコンベア
    ベルト2の内側面2Bから下段のベルトコンベ
    ア1のコンベアベルト2の外側面2Aに落下
    し、コンベアベルト2の外側面2Aと内側面2
    Bとに鶏糞を載せ、1段のベルトコンベア1で
    2段に鶏糞を載せて移送、乾燥するように構成
    されたことを特長とする鶏糞の処理装置。 (2) 複数段のベルトコンベア1を水平に配設し、
    上段のベルトコンベア1から下段のベルトコン
    ベア1に鶏糞を移送して乾燥するように構成さ
    れた鶏糞の処理装置において、 ベルトコンベア1のコンベアベルト2は、複
    数枚の板材5の両端を無端チエーン6に連結し
    てベルト状に連結したもので、このコンベアベ
    ルト2は、回動部材7によつて、終端部分に移
    送されると、板材5が回動されて上面に載せら
    れた鶏糞が、コンベアベルト2の外側面2Aか
    ら内側面2Bに、また、上段のベルトコンベア
    1のコンベアベルト2の内側面2Bから下段の
    ベルトコンベア1のコンベアベルト2の外側面
    2Aに落下し、コンベアベルト2の外側面2A
    と内側面2Bとに鶏糞を載せ、1段のベルトコ
    ンベア1で2段に鶏糞を載せて移送、乾燥する
    ように構成されたことを特長とする鶏糞の処理
    装置。
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