JPH0536251A - ビデオテープレコーダ - Google Patents

ビデオテープレコーダ

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JPH0536251A
JPH0536251A JP3188609A JP18860991A JPH0536251A JP H0536251 A JPH0536251 A JP H0536251A JP 3188609 A JP3188609 A JP 3188609A JP 18860991 A JP18860991 A JP 18860991A JP H0536251 A JPH0536251 A JP H0536251A
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cassette
bar code
sensor
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tape recorder
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Yutaka Ota
豊 太田
Yasuharu Sawazaki
泰晴 沢崎
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章雄 松岡
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数個のカセットテープに記録した複数個の
情報の管理および検索において従来からのランダムアク
セス性の欠点を飛躍的に改善するだけでなく、テープの
使用効率をも向上させることを目的とする。 【構成】 固定パターンの第1のバーコードと、カセッ
トを識別するためのカセット番号が符号化された第2の
バーコードがカセット1に装着され、2つのバーコード
を読み取るためにカセット1の挿入口の壁面に取り付け
られた第1と第2のセンサ10,11と、2つのセンサ
10,11の出力信号に基づいて挿入されたカセットの
カセット番号を識別する2種類のカセット識別手段を具
備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープに記録した
情報を検索する機能を有するビデオテープレコーダ(以
下、VTRと称す)に関するものであって、特に複数個
の磁気テープのそれぞれを識別することにより磁気テー
プに記録した情報を管理,検索する場合に有効なもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、VTRにおいて磁気テープに記録
した情報を検索する第1の手段として、磁気テープ中の
取り出したい情報の冒頭にサーボのコントロール信号を
デューティ変調させて頭出し信号を記録する方法があ
る。いわゆる家庭用1/2インチVTRの主流であるV
HS規格のVISSサーチ機能と呼ばれるもので、早送
り/巻戻し(以下、FF/REWと称す)状態において
前記頭出し信号(VISS信号)を検出して停止状態あ
るいは再生状態に移行させるものである。
【0003】第2の手段として、サーボのコントロール
信号の計数値を表示するリニアタイムカウンタ機能を用
いたカウンタサーチ機能なるもので、FF/REW状態
において磁気テープ中の取り出したい情報の冒頭に対応
したカウント値になれば停止あるいは再生状態に移行さ
せるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うなビデオテープレコーダでは磁気テープに記録した情
報を検索する場合の問題として、第1に、いずれの場合
も磁気テープの現在の絶対位置が不明であるためにサー
チする前に必ず磁気テープを巻始めまで巻き戻す必要が
あり検索したい情報を迅速に得られないという問題があ
る。第2に、磁気テープに何を記録したかを忘れないた
めにタイトル等のインデックス情報と、カウンタサーチ
機能の場合にはカウント値を記憶する、あるいはラベル
等に記載して磁気テープを格納しているカセットに貼付
けておく必要がある。さらには、以上の理由により記録
した情報の見忘れや誤消去を避けるため一本のテープに
は1つの情報のみを記録することが多く、テープの使用
効率を低下させていた。
【0005】上述した問題点を解決するために、頭出し
信号を磁気テープに書き込み/読み出して、磁気テープ
に記録した情報の頭出しを行なう機能を備えると共に、
挿入されたカセットを識別するカセット識別手段と、記
録する情報に関するインデックス情報を入力または収集
する情報獲得手段と、カセットに収納されている磁気テ
ープの残量情報を検出する残量検出手段と、カセット識
別手段と情報獲得手段と残量検出手段からの情報を格納
するメモリ手段と、記録開始時あるいは記録終了時にお
いてそれらの情報をメモリ手段に書き込む書き込み手段
と、カセット識別手段からのカセット識別情報に基づい
てメモリ手段からインデックス情報とテープ残量情報を
読み出す読み出し手段と、この読み出し手段により読み
出されたインデックス情報を映像信号化してモニタに出
力する信号処理手段と、モニタに表示されたインデック
ス情報から再生する情報を選択するプログラム選択手段
と、プログラム選択手段により選択された情報に対応し
たテープ残量情報と残量検出手段により検出した現在の
テープ残量情報を比較し、その結果に基づいて早送り/
巻き戻しあるいは頭出しを行なわせるプログラム検索手
段と、このプログラム検索手段にて頭出し信号が検出さ
れると磁気テープ上の記録情報を再生してモニタに出力
する再生手段を具備したVTRが既に提案されている
が、カセット識別手段としてバーコードを利用した自動
読み取りが考えられるが、カセットのVTRへの挿入速
度がメカ負荷のバラツキや各種カセットの質量差や人為
的操作の影響により不安定であるためにバーコードの読
み取りが困難であり、現状ではカセット挿入時に手動で
カセット番号をユーザに入力させる方法が一般的であ
る。
【0006】しかし、操作性の観点から非常に使いにく
いものとなっているだけでなく、入力ミスや入力忘れに
よりメモリ手段に登録されなかったり、格納されたデー
タが破壊されたりする危険性が高いといった問題があっ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】この問題点を解決するた
めに本発明のビデオテープレコーダは、特定パターンの
第1のバーコードと、カセットを識別するためのカセッ
ト番号が符号化された第2のバーコードがカセットに装
着され、カセットの挿入口の壁面に取り付けられた第1
のバーコードを検出する第1のセンサと、第2のバーコ
ードを検出する第2のセンサと、2つのセンサの出力信
号に基づいて挿入されたカセットを識別するカセット識
別手段を具備している。
【0008】
【作用】本発明では上述した構成によって、カセットの
VTRへの挿入速度が不安定であっても第1のバーコー
ドを基準に第2のバーコードを読み取ることにより信頼
性の高いカセット番号の識別が可能となり、複数個のカ
セットテープに記録した複数個の情報の管理および検索
において従来のVTRの最大の課題であったランダムア
クセス性の欠点を改善することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0010】図1は本発明のビデオテープレコーダの一
実施例の構成を示すブロック図であって、磁気テープ2
を格納するカセット1と、磁気テープ2に情報を記録再
生する回転ヘッド(図示せず)を駆動する回転ドラム3
と、再生時や早送り時には磁気テープ2を送り出す供給
側リール(以下、Sリールと称す)4と、再生時や早送
り時には磁気テープ2を巻き取る巻取側リール(以下、
Tリールと称す)5と、Sリール4の回転速度を検出す
る供給側リール回転速度検出器(以下、Sリール回転速
度検出器と称す)6と、Tリール5の回転速度を検出す
る巻取側リール回転速度検出器(以下、Tリール回転速
度検出器と称す)7と、サーボ用のコントロール信号を
記録再生するコントロールヘッド8と、カセット番号を
識別するために2種類のバーコードが印刷されたバーコ
ードラベル9と、その2つのバーコードを読み取る2つ
のフォトセンサ10,11と、コントロールヘッド8を
介して磁気テープ2に頭出し信号を書き込み読出しを行
なうコントロール信号記録再生回路12と、VTRのF
F/REW状態や再生状態等に応じて磁気テープ2を移
送させるためにキャプスタンモータ(図示せず)あるい
はリールモータ(図示せず)等を駆動するためのテープ
駆動回路13と、タイマ予約やVTR操作等のキー入力
装置14と、情報記録時においてフォトセンサ10,1
1で検出したバーコード情報と共に記録する情報に関す
るインデックス情報とテープ残量情報を記憶させ、停電
時に電池(図示せず)によりバックアップされるスタテ
ィック型ランダムアクセスメモリ(以下、SRAMと称
す)15と、必要時にSRAM15に記憶されているイ
ンデックス情報を表示するためのオンスクリーンディス
プレイ回路(以下、OSD回路と称す)16と、ビデオ
信号処理回路17と、モニタ18と、以上のシステムを
制御するマイクロコンピュータ19とによって全体が構
成されている。
【0011】図2はVTR本体20にカセット1が挿入
される状態を示す概略図であり、磁気テープ2つまりカ
セット1がVTR本体20に挿入される際にカセット1
の上面に貼付けられたバーコードラベル9に印刷された
2つのバーコードをそれぞれ2つのフォトセンサ10,
11が読み取ることにより、まずマイクロコンピュータ
19はどのカセットが挿入されたのかを認識する。つま
り、カセット1にはカセット番号をコード化したバーコ
ードラベル9が貼付けられているので、そのバーコード
を解読することによりカセットを特定することができる
のである。
【0012】図3はバーコードラベル9に印刷されてい
る2つのバーコードのパターン図であって、ワイドとナ
ローの2種類のバーで構成されている。第1のバーコー
ド91は固定パターンの基準バーコードであり、ナロー
バーの連続パターンになっている。第2のバーコード9
2はデータバーコードであって、スタートビット(a区
間)と、カセット番号がコード化されたデータビット
(b区間)と、ストップビット(c区間)で構成され、
スタートビットとストップビットはそれぞれ「000
0」、「100」の固定パターンになっている。データ
ビットは黒バーと白バーが5本ずつの10ビットから成
り、これで10進数で「00」から「99」の整数を符
号化している。つまり黒バーで10位の数字を、白バー
で1位の数字(表1)に示したコード表に基づいて符号
化している。
【0013】
【表1】
【0014】この(表1)が示すようにデータビットは
黒白ともに5本のうち2本は必ずワイドつまり「1」に
なるフォーマットである。図3の場合、データビット区
間の黒バーが「01010」であるので10位の数字が
「9」となり、白バーが「00110」であるので1位
の数字が「0」となり、このカセット番号は「90」番
ということになる。
【0015】ところで、図3に示すように基準バーコー
ドを設けた理由は通常のバーコードリーダと違いバーコ
ードとセンサの相対速度変化が非常に大きいからであ
る。つまり、図2に示すようにカセットをVTR本体2
0に挿入する場合には人間の手が介在するわけで、その
時のカセット1に加わる力や挿入速度は千差万別であ
り、またカセット1の挿入途中からはVTRのメカニズ
ムに依存するがメカ負荷や各種テープによるカセットの
質量差等、さらにはカセットとカセット挿入口との摩擦
や引っ掛かり等によりカセットの挿入速度は非常な変化
を受けるのである。従って、基準バーコードを設けるこ
とによりカセットの挿入速度つまりバーコードとセンサ
の相対速度を検出できることになり、その検出結果に基
づいてデータバーコードのワイド/ナロー判別を行おう
とするものである。
【0016】図4は上記バーコードを検出してカセット
番号を読み取るためのマイクロコンピュータ19に組み
込まれたソフトウェアプログラムのフローチャートであ
り、第2のバーコード92つまりデータバーコードを読
み取る第2のフォトセンサ11の出力信号でもって起動
される第1の外部割り込みルーチン(図4(a))と、
第1のバーコード91つまり基準バーコードを読み取る
第1のフォトセンサ10の出力信号でもって起動される
第2の外部割り込みルーチン(図4(b))と、マイク
ロコンピュータ19に内蔵された第2のタイマ(図示せ
ず)のオーバーフローでもって起動されるタイマ割り込
みルーチン(図4(c))の3つの処理で構成されてい
る。
【0017】図5,図6はソフトウェアプログラムの動
作説明するためのタイミングチャートであり、図5は2
つのフォトセンサ10,11の出力信号の周期を計測す
ることにより第2のバーコードの解読を行う周期検出法
を説明するタイミングチャートであり、図6は第2のフ
ォトセンサの出力信号の1ビット間に発生する第1のフ
ォトセンサの出力信号のエッジを計数することにより第
2のバーコードの解読を行うエッジカウント法を説明す
るタイミングチャートであり、図4のフローチャートの
詳細を説明する前に図5,図6を使って本実施例のカセ
ット識別手段つまりバーコードの読み取り方法について
説明する。
【0018】図5のAおよびDはそれぞれ第1のバーコ
ードを読み取った第1のフォトセンサの出力信号と第2
のバーコードを読み取った第2のフォトセンサの出力信
号であり、図5のBは第1のフォトセンサの出力信号の
半周期(逓倍周期)を計測するための、マイクロコンピ
ュータ19に内蔵された第1のタイマのカウント動作を
アナログ的に表現したものであり、図5のEは第2のフ
ォトセンサの出力信号の半周期(逓倍周期)を計測する
ための、マイクロコンピュータ19に内蔵された第2の
タイマのカウント動作をアナログ的に表現したものであ
り、図5のCは第2のフォトセンサの出力信号(図5の
D)のエッジを計数したビットカウント値であり、図3
のa,b,c区間はそのまま図5のa,b,cに対応し
ている。本実施例では基準バーコードは図3に示したよ
うにデータバーコードのナローバーと同一幅であり、デ
ータバーコードのワイドバーとナローバーの比が5:2
に設定されているので通常の場合は第1のフォトセンサ
の出力信号のエッジが発生する毎に、検出した半周期の
1.5倍した値をしきい値として求め、データバーコー
ドのワイドバーとナローバーの判別を行っている。例え
ば、図5のr9点において計測した基準バーコードの1
ビット周期、つまりタイマ1のカウント値n9をα(=
1.5)倍したしきい値を求めておき、つぎの第2のフ
ォトセンサの出力信号のエッジ発生時に計測したデータ
バーコードの1ビット周期と、先ほど求めたしきい値と
の大小判別を行い0/1判定をするのである。
【0019】以上のようにしてデータバーコードの全ビ
ットについて0/1判定を行い、スタートビットおよび
ストップビットのチェック後データビットをデコードす
るのである。以上が周期検出法の基本的なアルゴリズム
である。
【0020】つぎに図6を用いてエッジカウント法につ
いて説明する。図6のA,C,Dは図5のA,C,Dと
同一信号であり、図6のA′とD′はそれぞれ図6のC
のビットカウント値が「7」と「14」の時つまりd7
点とd14点でのAとDの部分拡大図である。図6のI
は第2のセンサ出力信号のエッジ(1ビット)間に存在
する第1のセンサ出力信号のエッジを計数したエッジカ
ウント値であるが、ただし図6のA′とD′の斜線の区
間、つまり第2のセンサ出力信号のエッジからt0[m
S]までの期間は上記計数を禁止している。というのは
フォトセンサ10,11の取付位置のバラツキや2つの
バーコードの印刷ズレ等により上記2つのセンサ出力信
号のエッジ位置が前後するからである。この禁止期間を
設けることにより本実施例のバーコードの場合、ナロー
バーのエッジカウント値は「0」か「1」のみとなり、
ワイドバーのエッジカウント値は必ず「2」か「3」と
なるので0/1判定が可能となる。あとは前述の周期検
出法と同じであり説明を省略する。
【0021】つぎに図4のマイクロコンピュータ19に
組み込まれたソフトウェアプログラムのフローチャート
について、まずは図4(b)で構成された第2の外部割
り込みルーチンについて説明する。
【0022】このルーチンは第1のバーコード91つま
り基準バーコードを読み取る第1のフォトセンサ10の
出力信号エッジでもって起動されるもので、まず処理ブ
ロック37において、図5のBに示したように第1のタ
イマのカウント値を取り込んだ後、それをクリアする。
従って取り込んだカウント値は第1のフォトセンサ出力
信号のエッジ間の周期、つまり逓倍周期に相当する。つ
ぎにブランチ38において第1のタイマのカウント値が
予め設定しておいたカウント値t1より大きいかの判別
をする。もし小さければ処理ブロック39に移行し、し
きい値として処理ブロック37で取り込んだ第1のタイ
マのカウント値に係数値(=1.5)を乗算し、もし大
きければ処理ブロック40に移行し、しきい値として処
理ブロック37で取り込んだ第1のタイマのカウント値
そのままとする。つまり第1のタイマのカウント値が所
定値t1より大きいということは、なんらかの原因によ
りカセットの挿入が一瞬停止したことが考えられるわけ
で、停止期間は2つのバーコードに対してちょうどオフ
セットとなるので係数値を「1」に近づけるのである。
【0023】本実施例では所定値t1で2つに場合わけ
したが、さらに精度を向上するためには3つ以上に場合
分けし、係数値を段階的に設定すればよいことは容易に
類推できる。つぎにブランチ41では、周期検出法によ
りデータバーコードを読み取るために第2のフォトセン
サ11の出力信号の半周期(逓倍周期)を計測している
第1のタイマの現在のカウント値と予め設定しておいた
カウント値t0と大小判別を行い、もし大きければ処理
ブロック42に移行し、エッジカウント値を「1」だけ
インクリメントするが、もし小さければエッジカウント
値のインクリメントをしない。これは図6のA′とD′
の斜線部のことであり説明は省略する。
【0024】以上により第2の外部割り込みルーチンを
完了するが、ここでは周期検出法におけるしきい値の算
出とエッジカウント法における基準バーコードのエッジ
カウント動作を行っているのである。
【0025】つぎに、図4(a)で構成された第1の外
部割り込みルーチンについて説明する。このルーチンは
第2のバーコード92つまりデータバーコードを読み取
る第2のフォトセンサ11の出力信号エッジでもって起
動されるもので、まず処理ブロック22において、図5
のEに示したように第2のタイマのカウント値を取り込
んだ後、それをクリアする。
【0026】従って取り込んだカウント値は第2のフォ
トセンサ出力信号のエッジ間の周期つまり逓倍周期に相
当する。
【0027】つぎにブランチ23において、計測したバ
ーコードが黒バーか白バーかの判別を行い、黒バーの場
合は処理ブロック24に移行し、周期検出法により処理
ブロック22で検出したカウント値と第2の割り込み処
理ルーチンの処理ブロック39あるいは40で求めたし
きい値に基づいてワイド/ナロー判別つまり0/1判定
を行う。そしてつぎには処理ブロック25において、エ
ッジカウント法により第2の割り込み処理ルーチンの処
理ブロック42で計数したエッジカウント値に基づいて
ワイド/ナロー判別つまり0/1判定を行う。
【0028】またブランチ23において白バーの場合は
処理ブロック26に移行し、周期検出法により処理ブロ
ック22で検出したカウント値と第2の割り込み処理ル
ーチンの処理ブロック39あるいは40で求めたしきい
値に基づいてワイド/ナロー判別つまり0/1判定を行
う。そしてつぎには処理ブロック27において、エッジ
カウント法により第2の割り込み処理ルーチンの処理ブ
ロック42で計数したエッジカウント値に基づいてワイ
ド/ナロー判別つまり0/1判定を行う。つまり、処理
ブロック24と処理ブロック25により黒バーのビット
判別を、処理ブロック26と処理ブロック27により白
バーのビット判別を交互に別途に行っている。
【0029】そして、処理ブロック28では図5および
図6のCで示したようにビットカウント値を「1」だけ
インクリメントし、ブランチ29でそのビットカウント
値が「18」かどうかのチェックを行い、もし「18」
であれば全ビットが入力されたことであり、ブランチ3
0およびブランチ31において、図5のFに示したスタ
ートビットとストップビットのチェックを行う。ここで
は周期検出法とエッジカウント法の2つの方法による判
別結果において少なくとも1つが「OK」であれば良い
とする。
【0030】そして、処理ブロック32において、まず
周期検出法によるデータビットのデコードを(表1)に
基づいて行い、もしエラーが発生すればエッジカウント
法によるデータビットのデコードを行う。これによりカ
セットの挿入速度変動に弱い周期検出法でうまくデータ
ビット検出ができていなくてもカセットの挿入速度変動
に強いエッジカウント法によりバックアップするという
わけである。
【0031】そして、処理ブロック33においてビット
カウント値をクリアし、次回の入力に備えるのである。
最後に処理ブロック34でエッジカウント法のエッジカ
ウント値をクリアして第1の外部割り込みルーチンを完
了する。
【0032】最後に図4の(c)で構成された第2のタ
イマ割り込みルーチンについて説明する。このルーチン
はマイクロコンピュータ19に内蔵され、第2のフォト
センサ出力信号のエッジ間の周期つまり逓倍周期を計測
する第2のタイマのオーバーフローでもって起動される
もので、処理ブロック45においてビットカウント値を
クリアし、バーコードのヘッダ検出を行っているのであ
る。
【0033】以上の図5および図6のタイミングチャー
トと、図4のフローチャートで説明したように本発明は
周期検出法とエッジカウント法の2つの方法により、バ
ーコードを読み取ることにより認識率の向上を図ってい
る。
【0034】このようにして識別したカセット番号を基
本にして図1のように構成されたVTRについて、以下
その動作を詳しく説明する。
【0035】まず記録時には、マイクロコンピュータ1
9は識別したカセット番号と共に、記録する情報に関す
るインデックス情報と記録開始時のテープ残量情報をS
RAM15に記憶させる。インデックス情報とは、記録
年月日,記録開始時刻,チューナのチャンネル番号,タ
イトル名と言った記憶する情報の内容が後で認識できる
ものである。テープ残量情報とは記録する情報をそのテ
ープのどこに記録したかを記憶しておくためのものであ
って、例えばSリール4の回転周期とTリール5の回転
周期を測定することにより、例えば記録開始位置からテ
ープ終端までのテープ残量時間のことである。
【0036】さらに、マイクロコンピュータ19は記録
開始時において図1のコントロール信号記録再生回路1
2によりコントロール信号をデューティ変調させた頭出
し信号いわゆるVISS信号を磁気テープ2に記録させ
る。
【0037】以上の動作は一連の記録動作毎に行なわ
れ、つまり1つの番組(以下、プログラムと称す)毎に
カセット番号,インデックス情報そしてテープ残量情報
をSRAM15に格納し、かつ頭出し信号を磁気テープ
2に記録する。もちろん別のカセットが挿入されれば、
そのカセットに貼られたバーコードに相当するカセット
番号が記憶される。
【0038】以上のように記録したテープを再生する場
合について以下説明する。まずカセット1をVTR20
に挿入すると、前述したようにカセット1の側面に貼付
けられたバーコードラベル9を2つのバーコードリーダ
10,11が読み取ることにより、まずマイクロコンピ
ュータ19はどのカセットが挿入されたのかを認識す
る。そして、検出したカセット番号に対応したインデッ
クス情報をSRAM15より読み出し、OSD回路16
を介してビデオ信号処理回路17によりモニタ画面18
上に表示させる。
【0039】図7はその表示例であって、この場合VT
Rに挿入されたカセットのカセット番号は「5」であ
り、このテープには現在、全部で5つの番組(プログラ
ム)が記録されており、例えばプログラム番号1の番組
は10月20日の午後9時に記録した6チャンネルの洋
画劇場であり、プログラム番号2の番組は10月25日
の午後7時に記録した10チャンネルのドラマであるこ
とを示している。
【0040】そして、操作キー14によりモニタ画面1
8上のプログラム番号を選択した後、VTRを再生モー
ドにすると、マイクロコンピュータ19に組み込まれた
ソフトウェアプログラムにより選択されたプログラムの
頭出しを行なった後、自動的に再生状態となる。また、
カセットが挿入されていない場合や挿入されているのと
は異なるカセットの内容を検索したい場合にはキー入力
装置14等により外部からカセット識別情報を入力すれ
ばそのカセット識別情報に対応したインデックス情報が
図7と同様にモニタ画面18上に表示されプログラムを
選択後にカセット1を挿入すればマイクロコンピュータ
19に組み込まれたソフトウェアプログラムにより選択
されたプログラムの頭出しを行なった後、自動的に再生
状態となる。
【0041】
【発明の効果】本発明のビデオテープレコーダは、以上
の説明からも明らかなように基準とデータの2つのバー
コードと、周期検出法とエッジカウント法という特性の
異なる2つのバーコード検出手段を採用することにより
認識率の高いカセット識別が可能となり、複数個のカセ
ットテープに記録した複数個の情報の管理および検索に
おいて従来のVTRの最大の課題であったランダムアク
セス性の欠点を飛躍的に改善するだけでなく、磁気テー
プの使用効率をも向上させることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビデオテープレコーダの一実施例の構
成を示すブロック図
【図2】同実施例のVTR本体にカセットが挿入される
状態を示す概略図
【図3】同実施例のバーコードラベルに印刷されている
バーコードのパターン図
【図4】同実施例のバーコードを検出してカセット番号
を読み取るためのマイクロコンピュータに組み込まれた
ソフトウェアプログラムのフローチャート
【図5】同実施例の周期検出法を説明するタイミングチ
ャート
【図6】同実施例のエッジカウント法を説明するタイミ
ングチャート
【図7】同実施例のモニタ画面表示例を示す表示画面図
【符号の説明】
1 カセット 2 磁気テープ 3 回転ドラム 4 供給側リール 5 巻取側リール 6 供給側リール回転速度検出器 7 巻取側リール回転速度検出器 8 コントロールヘッド 9 バーコードラベル 10 第1のフォトセンサ 11 第2のフォトセンサ 12 コントロール信号記録再生装置 13 テープ駆動回路 14 キー入力装置 15 SRAMメモリ 16 オンスクリーンディスプレイ回路 17 ビデオ信号処理回路 18 モニタ 91 第1のバーコード 92 第2のバーコード

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定パターンの第1のバーコードと、カセ
    ットを識別するためのカセット番号が符号化された第2
    のバーコードが前記カセットに装着され、前記カセット
    の挿入口の壁面に取り付けられた前記第1のバーコード
    を検出する第1のセンサと、前記第2のバーコードを検
    出する第2のセンサと、前記2つのセンサの出力信号に
    基づいて挿入されたカセットを識別するカセット識別手
    段を備えたことを特徴とするビデオテープレコーダ。
  2. 【請求項2】第1のセンサの出力信号の半周期の係数倍
    を第1の基準値として第2のセンサの出力信号の半周期
    毎の大小判別を行い、第2のバーコードに符号化された
    カセット番号を読み取るカセット識別手段である請求項
    1記載のビデオテープレコーダ。
  3. 【請求項3】第1のセンサの出力信号の半周期に応じて
    第1の基準値を決定する係数を変更するカセット識別手
    段である請求項2記載のビデオテープレコーダ。
  4. 【請求項4】第2のセンサの出力信号の半周期の間に発
    生する第1のセンサの出力信号のエッジを計数し、予め
    設定してある第2の基準値との大小判別を行い、第2の
    バーコードに符号化されたカセット番号を読み取るカセ
    ット識別手段である請求項1記載のビデオテープレコー
    ダ。
  5. 【請求項5】第1のセンサの出力信号のエッジの計数動
    作において、第2のセンサの出力信号のエッジ直後から
    所定時間内は前記計数動作を禁止するカセット識別手段
    である請求項4記載のビデオテープレコーダ。
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