JPH0536116A - 光情報記録媒体 - Google Patents
光情報記録媒体Info
- Publication number
- JPH0536116A JPH0536116A JP3189808A JP18980891A JPH0536116A JP H0536116 A JPH0536116 A JP H0536116A JP 3189808 A JP3189808 A JP 3189808A JP 18980891 A JP18980891 A JP 18980891A JP H0536116 A JPH0536116 A JP H0536116A
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- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 仕切り板の内部歪解放による機械特性の変化
を抑制しつつ、記録時の記録膜要素の飛散による悪影響
を防止すること。 【構成】 空気層5を挾んで記録面3,4を対向させた
エアサンドイッチ型構造の光情報記録媒体において、空
気層5を形成する内周スペーサ6と外周スペーサ7とを
設け、外周スペーサ7からは分離されて空気層5中の記
録面3,4間を仕切る仕切り板10を内周スペーサ6の
外周部に一体形成し、仕切り板10・外周スペーサ7間
の直接的な変形干渉をなくすようにした。
を抑制しつつ、記録時の記録膜要素の飛散による悪影響
を防止すること。 【構成】 空気層5を挾んで記録面3,4を対向させた
エアサンドイッチ型構造の光情報記録媒体において、空
気層5を形成する内周スペーサ6と外周スペーサ7とを
設け、外周スペーサ7からは分離されて空気層5中の記
録面3,4間を仕切る仕切り板10を内周スペーサ6の
外周部に一体形成し、仕切り板10・外周スペーサ7間
の直接的な変形干渉をなくすようにした。
Description
【産業上の利用分野】本発明は、エアサンドイッチ型構
造の光情報記録媒体に関する。
造の光情報記録媒体に関する。
【従来の技術】従来、光ディスク装置に用いられる光情
報記録媒体として、空気層を挾んで記録面を対向させた
エアサンドイッチ型構造のものがある。このような構造
のものでは、記録面に対する書込みの際に、色素などの
熱による飛散を生じ、記録エラーの発生を招き得る。そ
こで、例えば実開平1−124929号公報に示される
ように、2枚の基板の中間に介在させる内周スペーサと
外周スペーサとの間を接続して空気層を分断する仕切り
部を、放射方向に凹凸を繰返す状態で伸縮自在として、
スペーサ一体で形成して設けたものがある。
報記録媒体として、空気層を挾んで記録面を対向させた
エアサンドイッチ型構造のものがある。このような構造
のものでは、記録面に対する書込みの際に、色素などの
熱による飛散を生じ、記録エラーの発生を招き得る。そ
こで、例えば実開平1−124929号公報に示される
ように、2枚の基板の中間に介在させる内周スペーサと
外周スペーサとの間を接続して空気層を分断する仕切り
部を、放射方向に凹凸を繰返す状態で伸縮自在として、
スペーサ一体で形成して設けたものがある。
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
仕切り部一体型スペーサを用いた場合、その成形時にス
ペーサ内部に歪が生じるため、光ディスクの保存時にこ
の歪の解放が起こり、あるいは、熱変形、外力による複
屈折等が起こり、光ディスクの機械特性を悪化させてし
まう。よって、光ディスクとしての使用時にトラブルの
一因となる。また、仕切り部が凹凸形状とされているた
め、その成形時の樹脂流動性が悪く、仕切り部一体型ス
ペーサの歩留まりの低いものとなっている。さらに、仕
切り部表面(両面)には有機溶媒系のコーティング層が
形成されているが、表面が凹凸形状であるため、塗りム
ラを生じてしまう。
仕切り部一体型スペーサを用いた場合、その成形時にス
ペーサ内部に歪が生じるため、光ディスクの保存時にこ
の歪の解放が起こり、あるいは、熱変形、外力による複
屈折等が起こり、光ディスクの機械特性を悪化させてし
まう。よって、光ディスクとしての使用時にトラブルの
一因となる。また、仕切り部が凹凸形状とされているた
め、その成形時の樹脂流動性が悪く、仕切り部一体型ス
ペーサの歩留まりの低いものとなっている。さらに、仕
切り部表面(両面)には有機溶媒系のコーティング層が
形成されているが、表面が凹凸形状であるため、塗りム
ラを生じてしまう。
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、空気層を挾んで記録面を対向させたエアサンドイッ
チ型構造の光情報記録媒体において、前記空気層を形成
する内周スペーサと外周スペーサとを設け、前記外周ス
ペーサと分離されて前記空気層中の記録面間を仕切る仕
切り板を前記内周スペーサの外周部に一体形成した。こ
のとき、請求項2記載の発明では、外周スペーサを空気
層厚さ方向に2分割形成し、接合状態で仕切り板の最外
周部を挾み込むようにした。さらに、請求項3記載の発
明では、仕切り板両面にアクリル系樹脂を塗布したコー
ティング層を形成した。
は、空気層を挾んで記録面を対向させたエアサンドイッ
チ型構造の光情報記録媒体において、前記空気層を形成
する内周スペーサと外周スペーサとを設け、前記外周ス
ペーサと分離されて前記空気層中の記録面間を仕切る仕
切り板を前記内周スペーサの外周部に一体形成した。こ
のとき、請求項2記載の発明では、外周スペーサを空気
層厚さ方向に2分割形成し、接合状態で仕切り板の最外
周部を挾み込むようにした。さらに、請求項3記載の発
明では、仕切り板両面にアクリル系樹脂を塗布したコー
ティング層を形成した。
【作用】請求項1記載の発明によれば、仕切り板が外周
スペーサとは分離されているので、光情報記録媒体とし
ての、熱変形や外力による複屈折、さらには仕切り板の
内部歪解放による機械変形が抑制され、光ディスク装置
での使用時のトラブルが減少するものとなる。また、請
求項2記載の発明によれば、外周スペーサが2分割され
ているので、偏肉部が少なくなり、成形性がよくなり、
外周スペーサ作製時の歩留まりが向上する。加えて、仕
切り板の最外周部を2分割外周スペーサの接合状態で挾
むようにしているので、記録面に対する書込み時の他方
の記録面への色素の飛散が確実に防止される。さらに、
請求項3記載の発明によれば、仕切り板両面に形成する
コーティング層をアクリル系樹脂としたので、加工性容
易にして、塗りムラのないものとなる。
スペーサとは分離されているので、光情報記録媒体とし
ての、熱変形や外力による複屈折、さらには仕切り板の
内部歪解放による機械変形が抑制され、光ディスク装置
での使用時のトラブルが減少するものとなる。また、請
求項2記載の発明によれば、外周スペーサが2分割され
ているので、偏肉部が少なくなり、成形性がよくなり、
外周スペーサ作製時の歩留まりが向上する。加えて、仕
切り板の最外周部を2分割外周スペーサの接合状態で挾
むようにしているので、記録面に対する書込み時の他方
の記録面への色素の飛散が確実に防止される。さらに、
請求項3記載の発明によれば、仕切り板両面に形成する
コーティング層をアクリル系樹脂としたので、加工性容
易にして、塗りムラのないものとなる。
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。まず、円板状の2枚の基板1,2が設けられてい
る。これらの基板1,2の片面には各々プリピット、デ
ータ部が形成されているとともに、記録膜が塗布されて
記録面3,4が形成されている。これらの基板1,2は
記録面3,4が空気層5を介して互いに対向するように
組立てられる。このため、基板1,2間には所定厚さの
内周スペーサ6と外周スペーサ7とが設けられている。
ここに、内周スペーサ6と前記基板1,2とには回転駆
動用スピンドル(図示せず)が挿入される中心穴8が形
成されている。しかして、前記外周スペーサ7は空気層
厚さ方向に2分割されたスペーサ7a,7bを接合させ
てなり、図3に拡大して示すように、各々の基板1,2
の外周面に対して寸法L(L≒20〜50μm)なる隙
間をもって接合するように設定されている。この隙間に
より、熱膨張等の変化に対処可能となる。また、各々の
スペーサ7a,7bには基板1,2間に入り込む部分も
形成され、その接合側には段差部9が形成されている。
一方、前記内周スペーサ6は熱可塑性樹脂によるもので
あり、その外周部には外周スペーサ7部分まで半径方向
に延設させた仕切り板10が一体形成されている。より
具体的には、射出成形により形成される。この仕切り板
10の最外周部は図3に示すように接合状態のスペーサ
7a,7bの段差部9部分により挾み込まれる(半径方
向にオーバラップ)ように設定されている。より具体的
には、スペーサ7a,7bの段差部9の周面と仕切り板
10の最外周面との間には寸法M(Mは0.1mm以上)
なる間隙が確保されている。この間隙により、熱変形、
外力による変形が防止される。さらに、仕切り板10の
両面にはアクリル系樹脂を例えばスピナーで塗布したコ
ーティング層11が均一膜厚にて形成されている。これ
により、記録面3又は4に対する書込み記録時に飛散す
る記録膜要素はコーティング層11に付着することにな
り、反対側の記録面4又は3に対する悪影響が防止され
る。
る。まず、円板状の2枚の基板1,2が設けられてい
る。これらの基板1,2の片面には各々プリピット、デ
ータ部が形成されているとともに、記録膜が塗布されて
記録面3,4が形成されている。これらの基板1,2は
記録面3,4が空気層5を介して互いに対向するように
組立てられる。このため、基板1,2間には所定厚さの
内周スペーサ6と外周スペーサ7とが設けられている。
ここに、内周スペーサ6と前記基板1,2とには回転駆
動用スピンドル(図示せず)が挿入される中心穴8が形
成されている。しかして、前記外周スペーサ7は空気層
厚さ方向に2分割されたスペーサ7a,7bを接合させ
てなり、図3に拡大して示すように、各々の基板1,2
の外周面に対して寸法L(L≒20〜50μm)なる隙
間をもって接合するように設定されている。この隙間に
より、熱膨張等の変化に対処可能となる。また、各々の
スペーサ7a,7bには基板1,2間に入り込む部分も
形成され、その接合側には段差部9が形成されている。
一方、前記内周スペーサ6は熱可塑性樹脂によるもので
あり、その外周部には外周スペーサ7部分まで半径方向
に延設させた仕切り板10が一体形成されている。より
具体的には、射出成形により形成される。この仕切り板
10の最外周部は図3に示すように接合状態のスペーサ
7a,7bの段差部9部分により挾み込まれる(半径方
向にオーバラップ)ように設定されている。より具体的
には、スペーサ7a,7bの段差部9の周面と仕切り板
10の最外周面との間には寸法M(Mは0.1mm以上)
なる間隙が確保されている。この間隙により、熱変形、
外力による変形が防止される。さらに、仕切り板10の
両面にはアクリル系樹脂を例えばスピナーで塗布したコ
ーティング層11が均一膜厚にて形成されている。これ
により、記録面3又は4に対する書込み記録時に飛散す
る記録膜要素はコーティング層11に付着することにな
り、反対側の記録面4又は3に対する悪影響が防止され
る。
【発明の効果】本発明は、上述したように構成したの
で、請求項1記載の発明によれば、仕切り板を外周スペ
ーサとは分離させたので、光情報記録媒体として、熱変
形や外力による複屈折、さらには仕切り板の内部歪解放
による機械変形を抑制でき、光ディスク装置での使用時
のトラブルを減少させることができる。また、請求項2
記載の発明によれば、外周スペーサを2分割構造とした
ので、偏肉部が少なくなるため、成形性がよくなり、外
周スペーサ作製時の歩留まりを向上させることができ、
加えて、仕切り板の最外周部を2分割外周スペーサの接
合状態で挾むようにしているので、記録面に対する書込
み時の他方の記録面への色素等の飛散を確実に防止でき
る。さらに、請求項3記載の発明によれば、仕切り板両
面に形成するコーティング層をアクリル系樹脂としたの
で、加工性容易にして、塗りムラのないものとなり、書
込み時に飛散する色素等の捕集を確実なものとすること
ができる。
で、請求項1記載の発明によれば、仕切り板を外周スペ
ーサとは分離させたので、光情報記録媒体として、熱変
形や外力による複屈折、さらには仕切り板の内部歪解放
による機械変形を抑制でき、光ディスク装置での使用時
のトラブルを減少させることができる。また、請求項2
記載の発明によれば、外周スペーサを2分割構造とした
ので、偏肉部が少なくなるため、成形性がよくなり、外
周スペーサ作製時の歩留まりを向上させることができ、
加えて、仕切り板の最外周部を2分割外周スペーサの接
合状態で挾むようにしているので、記録面に対する書込
み時の他方の記録面への色素等の飛散を確実に防止でき
る。さらに、請求項3記載の発明によれば、仕切り板両
面に形成するコーティング層をアクリル系樹脂としたの
で、加工性容易にして、塗りムラのないものとなり、書
込み時に飛散する色素等の捕集を確実なものとすること
ができる。
【図1】本発明の一実施例を示す断面構造図である。
【図2】その平面図である。
【図3】一部を拡大して示す断面構造図である。
3,4 記録面
5 空気層
6 内周スペーサ
7 外周スペーサ
10 仕切り板
11 コーティング層
Claims (3)
- 【請求項1】 空気層を挾んで記録面を対向させたエア
サンドイッチ型構造の光情報記録媒体において、前記空
気層を形成する内周スペーサと外周スペーサとを設け、
前記外周スペーサと分離されて前記空気層中の記録面間
を仕切る仕切り板を前記内周スペーサの外周部に一体形
成したことを特徴とする光情報記録媒体。 - 【請求項2】 外周スペーサを空気層厚さ方向に2分割
形成し、接合状態で仕切り板の最外周部を挾み込むよう
にしたことを特徴とする請求項1記載の光情報記録媒
体。 - 【請求項3】 仕切り板両面にアクリル系樹脂を塗布し
たコーティング層を形成したことを特徴とする請求項1
又は2記載の光情報記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3189808A JPH0536116A (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | 光情報記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3189808A JPH0536116A (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | 光情報記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0536116A true JPH0536116A (ja) | 1993-02-12 |
Family
ID=16247555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3189808A Pending JPH0536116A (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | 光情報記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0536116A (ja) |
-
1991
- 1991-07-30 JP JP3189808A patent/JPH0536116A/ja active Pending
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