JPH0536107U - シリンダ - Google Patents

シリンダ

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JPH0536107U
JPH0536107U JP8465291U JP8465291U JPH0536107U JP H0536107 U JPH0536107 U JP H0536107U JP 8465291 U JP8465291 U JP 8465291U JP 8465291 U JP8465291 U JP 8465291U JP H0536107 U JPH0536107 U JP H0536107U
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JP
Japan
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piston
cylinder body
cylinder
piston rod
rod
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Application number
JP8465291U
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English (en)
Inventor
俊明 佐藤
Original Assignee
エスエムシー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】装置全体の小型化と、部品点数を減少させると
ともに、取付位置に容易に取り付けることができ、さら
には、狭小な空間に配設することができるシリンダを提
供することを目的とする。 【構成】本考案の実施例に係る薄型シリンダ30は、シ
リンダ本体32と、該シリンダ本体に収装されるピスト
ンと、前記ピストンに連結するピストンロッド36と、
前記ピストンロッド36の直線運動を確保するブッシュ
部を有するロッドカバー38と、シリンダ本体32内部
に加圧された流体を供給する流体ポート35とからな
る。そして、該シリンダ本体32は、略直方体状の形状
からなる本体部32aと、ピストンの往復移動方向、す
なわちピストンの軸心に平行な本体部32aの一側面側
に一体に設けられたプレート状の基台部32bとからな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、シリンダに関し、一層詳細には、シリンダ本体にプレート状の基 台部を一体的に設け、シリンダ本体の軸心を取付対象に対して近接させること により小型化を図ることが可能なシリンダに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、各種機械・装置の自動化並びに省力化の手段として、流体エネル ギを機械的な直線運動に変換するためにシリンダが広汎に用いられている。
【0003】 そして、シリンダの一つとして、狭小な空間での使用と、小型化を目的とし て、シリンダの持つストローク長、すなわち、ピストンロッドのストローク長 を短くした薄型シリンダが用いられている。
【0004】 図4に該薄型シリンダ2の一例を示す。該薄型シリンダ2は、基本的には、 鋳造あるいはアルミニウム等からの引き抜き・押し出し成形により得られた肉 厚なシリンダ本体4と、該シリンダ本体4の内部に収装される図示しないピス トンと、一端がピストンと連結され、他端がシリンダ本体4から突出するピス トンロッド6と、このピストンロッド6の周囲を囲繞してシリンダ本体4の内 部のピストンが摺動する室を閉塞するロッドカバー8と、このロッドカバー8 と対向する壁面に配設された図示しないヘッドカバーと、シリンダ本体4の一 側面に穿設され、シリンダ本体4内部に加圧された流体を供給し排出する複数 の流体ポート10と、該薄型シリンダ2を所定の部位に取り付けるためにシリ ンダ本体4に設けられた複数の連通孔部12a乃至12dとからなる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、当該薄型シリンダ2は、前記連通孔部12a乃至12dに挿通さ れる螺子により所定の壁面に取着される。例えば、ピストンの往復移動方向に 対して垂直な壁面に取着する場合には、当該薄型シリンダ2は、図5に示すよ うに、前記連通孔部12a乃至12dに挿通される螺子14a乃至14dによ り壁面16に取着される。このように、壁面に取着される場合、特に、従来の ものに不都合は存在しない。
【0006】 一方、前記薄型シリンダ2をピストンの往復移動方向と平行な床面18に取 着する場合には、図6に示すように、L字状のブラケット等の金具19a、1 9bを前記連通孔部12b、12cに挿通される長尺なボルト20とナット2 2により保持し、床面18にこれらの金具19a、19bを介して複数の螺子 24によって螺着する。従って、金具19a、19b、長尺なボルト20、ナ ット22および複数の螺子24を使用することにより部品点数が増加するばか りか、金具19a、19bを必要とすることから床面18から相当高く設置さ れることになる。この結果、装置全体として大型化するとともに、加圧した流 体を供給並びに排出するための配管を高い位置で行わなくてはならないので、 占有空間も増大することが懸念される。
【0007】 従って、本考案の目的は、装置全体の小型化と、部品点数を減少させるとと もに、容易に取り付けることができ、しかも、取着のための占有空間を一層狭 小化できるシリンダを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本考案は、シリンダ本体と、 前記シリンダ本体の内部に収装されるピストンと、 前記ピストンと連結されるピストンロッドと、 前記シリンダ本体内部に加圧された流体を供給し排出する流体ポートと、 を備え、 前記シリンダ本体にはその側方向に突出し、複数の取付用孔部が形成された プレート状の基台部が一体的に設けられることを特徴とする。
【0009】
【作用】
本考案に係るシリンダでは、シリンダ本体の一側面に側方向に突出し、複数 の取付用孔部を有するプレート状の基台部を一体的に設けることにより、当該 シリンダを所定の床面等の部位に容易に取着できる。
【0010】
【実施例】
次に本考案に係るシリンダについて好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照 しながら以下詳細に説明する。
【0011】 図1並びに図2において、参照符号30は、本実施例に係る薄型シリンダを 示し、該薄型シリンダ30は、基本的には、シリンダ本体32と、該シリンダ 本体32の内部に収装されるピストン34と、一端が該ピストン34と連結し 他端がシリンダ本体32から突出するピストンロッド36と、シリンダ本体3 4の内部のピストン34が摺動する室を閉塞するロッドカバー38と、このロ ッドカバー38に対向したシリンダ本体32の壁面に配設されるヘッドカバー 40と、シリンダ本体32の一側面に穿設され、シリンダ本体32内部のピス トン34によって分割される2つの室に加圧流体を供給し排出する複数の流体 ポート35とからなる。
【0012】 次に、シリンダ本体32について説明する。該シリンダ本体32は、略直方 体状の形状からなる本体部32aと、ピストン34の往復移動方向、すなわち ピストン34の軸心に平行な本体部32aの一側面側に一体に設けられ、当該 一側面に沿って両側に突出するプレート状の基台部32bとからなる。この本 体部32aの内部には、円形断面形状を有する内室32cが貫設されている。 また、基台部32bには、当該薄型シリンダ30を所定の床面に螺子等により 取着するための取付用孔部42a乃至42dが穿設されている。
【0013】 該シリンダ本体32は、鋳造あるいはアルミニウム等からの引き抜き・押し 出し成形により得られた肉厚な構造からなる。
【0014】 このシリンダ本体32の内部にはピストン34が収装されている。該ピスト ン34は、シリンダ本体32の内室32c内を摺動可能な円形断面形状に形成 され、その内周部位にはピストンロッド36を連結するための雌螺子34aが 螺刻されている。また、該ピストン34の外周には、ピストン34によって二 つの室に分割される内室32cの一方の室から他方の室に対して、流体圧の漏 洩を回避するためにシール部材であるピストンパッキン34bが設けられてい る。
【0015】 前記ピストン34には、ピストンロッド36が連結されている。該ピストン ロッド36のヘッドカバー40側の一端には雄螺子36aが螺刻され、ピスト ン34の雌螺子34aに螺嵌されることによりピストン34と連結されている 。また、該ピストンロッド36の他端部には、例えば、棒状の連結部材等を連 結するための連結用穴36bが設けられ、その内周部位には、雌螺子36cが 螺刻されている。
【0016】 ロッドカバー38並びにヘッドカバー40がシリンダ本体32の内室32c と当接する部位には、流体圧の漏洩を阻止すべくゴム製あるいは皮革製等のO リング38b、40aが夫々外嵌されている。
【0017】 さらに、該ロッドカバー38には、ピストンロッド36を囲繞し、ピストン 34の往復移動に際してはピストンロッド36と摺動することによりピストン 34の往復移動運動の直進性を確保するブッシュ部38aが形成されている。 該ブッシュ部38aには、外部から粉塵等の侵入を阻止するためのシール部材 であるスクレーパー44、46が設けられている。
【0018】 本実施例に係る薄型シリンダ30は、基本的には以上のように構成されるも のであり、次に薄型シリンダ30の作用および効果について説明する。
【0019】 図3に示すように、当該薄型シリンダ30を壁面48上の所定位置に載置し 、プレート状の基台部32bの両端部近傍に穿設された取付用孔部42a乃至 42dを介して壁面48に至る4本の取付螺子を螺着する。また、必要に応じ て、軸心の位置を調整するために壁面48と基台部32bとの間に高さ調整部 材等を介装することも可能である。さらには、当該薄型シリンダ30のピスト ン34並びにピストンロッド36自体の往復移動運動や該薄型シリンダ30が 取着される機械・装置等から発生される振動を吸収するために取付用孔部42 a乃至42dと取付螺子との間にワッシャリング等の振動吸収部材を用いるこ とも可能である。従って、当該薄型シリンダ30は、容易に壁面48に取着す ることができる。
【0020】 以上のようにして取り付けられた当該薄型シリンダ30は、図6に示す従来 技術のように、L字状のブラケット等の金具19a、19bを用いて、薄型シ リンダ2のピストンの往復移動運動の方向と平行な壁面18に取着する場合と 比較する時、本実施例では当該薄型シリンダ30には金具19a、19bを長 尺ボルト20とナット22により係着する連通部12b、12c並びに金具1 9a、19bが存在しないために、軸心を壁面48に近接して設定することが できるとともに、ピストンの往復移動方向に対して垂直方向への厚みを減ずる ことができる。
【0021】 従って、当該薄型シリンダ30は、部品点数を大幅に減じ、装置全体の小型 化を図るとともに狭小な空間で配設することが可能となる。
【0022】 次に、加圧された流体として油圧を用いた当該薄型シリンダ30の使用につ いて説明する。先ず、二つの流体ポート35に管路を接続して、一方の流体ポ ート35から圧力流体、例えば、圧油をシリンダ本体32内部の内室32cに 供給する。この時、供給された前記圧油によりピストン34は、直線運動下に 所定距離を変位する。次に、他方の流体ポート35から圧油を供給することに よりピストン34を変位させ、前記とは反対方向に直線運動を行うことができ る。このような往復移動運動を反復継続して行うことにより、ピストンロッド 36に連結される連結部材等を介してワークの搬送等、所望の作用を営むこと ができる。
【0023】
【考案の効果】
本考案に係るシリンダによれば、部品点数を減少させ、軸心を取り付け面に 近接して設定することができ、装置全体の小型化を図るとともに、所定位置に 容易に取着することができる効果を奏する。また、狭小空間へも配設すること ができる特有の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の好適な実施例に係る薄型シリンダの斜
視図である。
【図2】本実施例に係る薄型シリンダのA−A断面図で
ある。
【図3】本実施例に係る薄型シリンダにおいて、ピスト
ンの往復移動方向に平行な壁面に取着した状態を示す側
面図である。
【図4】従来技術に係るシリンダの斜視図である。
【図5】従来技術に係るシリンダにおいて、ピストンの
往復移動方向に対して垂直な壁面に取着した状態を示す
側面図である。
【図6】従来技術に係るシリンダにおいて、ピストンの
往復移動方向に平行な壁面にフート部材を用いて取着し
た状態を示す側面図である。
【符号の説明】
30…薄型シリンダ 32…シリンダ本体 32b…基台部 34…ピストン 36…ピストンロッド 38…ロンドカバー 38a…ブッシュ部 40…ヘッドカバー 42a〜42d…取付用孔部 44、46…スクレーパー 48…壁面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ本体と、 前記シリンダ本体の内部に収装されるピストンと、 前記ピストンと連結されるピストンロッドと、 前記シリンダ本体内部に加圧された流体を供給し排出す
    る流体ポートと、 を備え、 前記シリンダ本体にはその側方向に突出し、複数の取付
    用孔部が形成されたプレート状の基台部が一体的に設け
    られることを特徴とするシリンダ。
JP8465291U 1991-10-17 1991-10-17 シリンダ Pending JPH0536107U (ja)

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JP8465291U JPH0536107U (ja) 1991-10-17 1991-10-17 シリンダ

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JPH0536107U true JPH0536107U (ja) 1993-05-18

Family

ID=13836648

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JP8465291U Pending JPH0536107U (ja) 1991-10-17 1991-10-17 シリンダ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100353621B1 (ko) * 1999-03-05 2002-09-27 에스엠씨 가부시키 가이샤 브레이크장착 실린더의 취부구조

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6116404U (ja) * 1984-07-02 1986-01-30 安喜男 南 シリンダ
JPS6234209B2 (ja) * 1983-04-08 1987-07-25 Nissan Motor
JP3081404B2 (ja) * 1993-03-02 2000-08-28 富士写真フイルム株式会社 ハロゲン化銀感光材料

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