JPH0536000A - 車両の自動制動装置 - Google Patents

車両の自動制動装置

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JPH0536000A
JPH0536000A JP19316991A JP19316991A JPH0536000A JP H0536000 A JPH0536000 A JP H0536000A JP 19316991 A JP19316991 A JP 19316991A JP 19316991 A JP19316991 A JP 19316991A JP H0536000 A JPH0536000 A JP H0536000A
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Japan
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vehicle
automatic braking
turning
obstacle
distance
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JP19316991A
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English (en)
Inventor
Tetsurou Butsuen
哲朗 仏圓
Toshihiro Hara
寿広 原
Kazumoto Fujise
一基 藤瀬
Takeshi Takagi
毅 高木
Satoshi Morioka
里志 森岡
Satoru Matsuoka
悟 松岡
Naoyuki Hikita
尚之 疋田
Toru Yoshioka
透 吉岡
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 旋回走行時に不必要な自動制動がかかるのを
防止し、自動制動の信頼性の向上を図る。 【構成】 自車と障害物との間の距離及び相対速度を検
出し、その検出結果から障害物との接触の可能性を判断
して自動制動をかけることを前提とする。そして、自車
の旋回走行時を検出する旋回走行時検出手段51を備
え、自車の旋回走行時に自動制動規制手段52により自
動制動を規制する。検出手段51による旋回走行時の検
出は、例えば自車と自車側方のカイドレールとの間の距
離と操舵とに基づいて行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自車と障害物との間の
距離及び相対速度を検出し、その検出結果から接触の可
能性を判断して自動的に各車輪のブレーキをかける車両
の自動制動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種車両の自動制動装置と
して、例えば特公昭39−2565号公報及び特公昭3
9−5668号公報等に開示されるように、光学的方法
または超音波周波数等を用いて自車と前方の障害物との
間の距離及び相対速度を連続的に検出するとともに、そ
の検出された自車と前方障害物との間の距離及び相対速
度から衝突の危険性があるか否かを判断し、衝突の危険
性があると判断された場合アクチュエータを作動させて
各車輪のブレーキを自動的にかけ衝突を防止するように
したものは知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
自動制動装置では、車両が曲線道路上を旋回走行すると
きに、対向車やガイドレール等を前方障害物と誤って判
断し、自動制動が不必要にかかってしまうという問題が
ある。
【0004】一方、自動制動装置において、ハンドル入
力があったときに自動制動がかからないようにすること
は従来からも行われている(実開平1−62961号公
報参照)。しかし、緩やかな旋回走行時にはハンドルは
殆ど操作されないことがあり、また、ハンドルが操作さ
れる車線変更時には、変更車線上の前方車両との衝突を
回避するために自動制動がかかるようにする必要があ
る。従って、単にハンドル入力だけでもって自動制動を
制御することは不具合な場合がある。
【0005】本発明はかかる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、特に、ハンドル入力
とは別に旋回走行時を検出し、旋回走行時に不必要な自
動制動がかかるのを防止し得る車両の自動制動装置を提
供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、自車と障害物との間の距離
及び相対速度を検出し、その検出結果から障害物との接
触の可能性を判断して自動制動をかける車両の自動制動
装置において、自車の旋回走行時を検出する旋回走行時
検出手段と、該検出手段からの信号を受け、自車の旋回
走行時に自動制動を規制する自動制動規制手段とを備え
る構成とする。尚、自動制動を規制するとは、自動制動
が全くかからないようにするだけでなく、自動制動開始
のしきい値を小さくして自動制動がかかり難くすること
も含む意である。また、接触の可能性とは、自車前方の
障害物との接触の可能性のみならず、自車後方の障害物
との接触の可能性をも含む意である。
【0007】請求項2〜4記載の発明は、いずれも旋回
走行時の検出精度を高めるために、上記旋回走行時検出
手段を特定するものである。すなわち、請求項2記載の
発明では、旋回走行時検出手段が、自車と自車側方のガ
イドレールとの間の距離と操舵角とに基づいて旋回走行
時を検出するものであり、請求項3記載の発明では、旋
回走行時検出手段が、画像処理により道路形状を判断し
て旋回走行時を検出するものであり、請求項4記載の発
明では、旋回走行時検出手段が、自車前方の3方向を各
々センシングすることで道路形状を判断して旋回走行時
を検出するものである。
【0008】また、請求項5記載の発明は、請求項1記
載の発明と同じ車両の自動制動装置を前提とし、これと
異なる点は、自車の旋回走行時を検出する旋回走行時検
出手段に加えて、前方の障害物が対向車線上のものであ
ることを判断する判断手段と、上記検出手段及び判断手
段の各信号を受け、自車の旋回走行時でかつ前方障害物
が対向車線上のものであるときは自動制動を規制する自
動制動規制手段とを備える構成とするものである。
【0009】請求項6記載の発明も、請求項1記載の発
明と同じ車両の自動制動装置を前提とし、これと異なる
点は、自車の旋回走行時を検出する旋回走行時検出手段
に加えて、前方の障害物が自車の走行予定範囲外のもの
であることを判断する判断手段と、上記検出手段及び判
断手段の各信号を受け、自車の旋回走行時でかつ前方障
害物が自車の走行予定範囲外のものであるときは自動制
動を規制する自動制動規制手段とを備える構成とするも
のである。
【0010】さらに、請求項7記載の発明は、請求項1
記載の発明と同じ車両の自動制動装置を前提とし、これ
と異なる点は、自車の旋回走行時を検出する旋回走行時
検出手段に加えて、前方の障害物の側方に自車が安全に
走行できる道路幅があることを判断する判断手段と、上
記検出手段及び判断手段の各信号を受け、自車の旋回走
行時でかつ前方障害物の側方に自車が安全に走行できる
道路幅があるときは自動制動を規制する自動制動規制手
段とを備える構成とするものである。
【0011】
【作用】上記の構成により、請求項1記載の発明では、
自車の旋回走行時には、そのことを旋回走行時検出手段
が検出し、この検出手段からの信号を受ける自動制動規
制手段が自動制動を規制するようになる。
【0012】また、請求項5記載の発明では、自車の旋
回走行時であって、しかも前方障害物が対向車線上のも
のであるときは、そのことを判断手段が判断し、この判
断手段からの信号と旋回走行時検出手段からの信号とを
受ける自動制御規制手段が自動制動を規制するようにな
る。
【0013】請求項6記載の発明では、自車の旋回走行
時であって、しかも前方障害物が自車の走行予定範囲外
のものであるときは、そのことを判断手段が判断し、こ
の判断手段からの信号と旋回走行時検出手段からの信号
とを受ける自動制御規制手段が自動制動を規制するよう
になる。
【0014】さらに、請求項7記載の発明では、自車の
旋回走行時であって、しかも前方障害物の側方に自車が
安全に走行できる道路幅があるときは、そのことを判断
手段が判断し、この判断手段からの信号と旋回走行時検
出手段からの信号とを受ける自動制御規制手段が自動制
動を規制するようになる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0016】図1〜図3は本発明の第1実施例に係わる
車両の自動制動装置を示し、図1及び図2は自動制動装
置の油圧回路構成を示し、図3は自動制動装置のブロッ
ク構成を示す。
【0017】図1及び図2において、1は運転者による
ブレーキペダル2の踏込力を増大させるマスタバック、
3は該マスタバック1により増大された踏込力に応じた
制動圧を発生するマスタシリンダであって、該マスタシ
リンダ3で発生した制動圧は、最初自動制動バルブユニ
ット4に送給され後、ABS(アンチスキッドブレーキ
装置)バルブユニット5を通して各車輪のブレーキ装置
6に供給されるようになっている。
【0018】上記自動制動バルブユニット4は、上記マ
スタシリンダ3とブレーキ装置6側との連通を遮断する
シャッターバルブ11と増圧バルブ12と減圧バルブ1
3とを有しており、これら三つのバルブ11〜13はい
ずれも電磁式の2ポート2位置切換バルブからなる。上
記増圧バルブ12とマスタシリンダ3との間には、モー
タ駆動式の油ポンプ14と、該油ポンプ14から吐出さ
れる圧油を貯溜して一定圧に保持するためのアキュムレ
ータ15とが介設されている。そして、上記シャッター
バルブ11が開位置にあるときには、ブレーキペダル2
の踏込力に応じて各車輪のブレーキ装置6で制動がかか
る。一方、シャッターバルブ11が閉位置にあるとき、
増圧バルブ12を開位置に、減圧バルブ13を閉位置に
それぞれ切換えると、上記アキュムレータ15からの圧
油が各車輪のブレーキ装置6に供給されて制動がかか
り、増圧バルブ12を閉位置に、減圧バルブ13を開位
置にそれぞれ切換えると、上記ブレーキ装置6から圧油
が戻されて制動が弱められるようになっている。上記三
つのバルブ11〜13の切換えは、それらに対し各々電
圧を印加する電圧源等からなるアクチュエータ16によ
って行われ、また、該アクチュエータ16はコントロー
ルボックス17からの信号を受けて制御される。
【0019】また、上記ABSバルブユニット5は、各
車輪毎に設けられた3ポート2位置切換バルブ21を有
しており、制動時には該バルブ21の切換えにより各ブ
レーキ装置6に印加される制動圧を制御して各車輪がロ
ックしないようになっている。ABSの構成は詳述しな
いが、上記切換バルブ21の他にモータ駆動式の油ポン
プ22及びアキュムレータ23,24等を備えている。
各車輪のブレーキ装置6は、車輪と一体的に回転するデ
ィスク26と、マスタシリンダ3側から制動圧を受けて
上記ディスク26を挟持するキャリパ27とからなる。
【0020】一方、図3において、31は車体左側に設
けられる超音波レーダユニットであって、該超音波レー
ダユニット31は、図に詳示していないが、レーザレー
ダ波を発信部から自車の左側方のガイドレールに向けて
送信するとともに、上記ガイドレールに当たって反射し
てくる反射波を受信部で受信する構成になっており、こ
のレーダユニット31からの信号を受ける演算ユニット
32は、レーダ受信波の送信時点からの遅れ時間(ドッ
プラーシフト)によって自車と左側方のガイドレールと
の間の距離を演算するようになっている。33及び34
は車体前部の左右に各々設けられる一対のレーダヘッド
ユニットであって、該各レーダヘッドユニット33,3
4は、パルスレーザ光を発信部から自車の前方の障害物
に向けて送信するとともに、上記前方障害物に当たって
反射してくる反射光を受信部で受信する構成になってお
り、上記演算ユニット32は、これらのレーダヘッドユ
ニット33,34からの信号を信号処理ユニット35を
通して受け、レーザ受信光の送信時点からの遅れ時間に
よって自車と前方障害物との間の距離及び相対速度を演
算するようになっている。よって、上記レーダヘッドユ
ニット33,34、信号処理ユニット35及び演算ユニ
ット32により、自車と前方の障害物との間の距離及び
相対速度を検出する距離・相対速度検出手段36が構成
されている。
【0021】上記両レーダヘッドユニット33,34に
よるパルスレーザ光の送受信方向は、モータ37により
左右水平方向に変更可能に設けられており、上記モータ
37の作動は演算ユニット32により制御される。38
は上記モータ37の回転角からパルスレーザ光の送受信
方向を検出する角度センサであって、該角度センサ38
の検出信号は上記演算ユニット32に入力され、該演算
ユニット32におけるレーダヘッドユニット33,34
の系統による距離及び相対速度の演算にパルスレーザ光
の送受信方向が加味されるようになっている。
【0022】また、41は舵角を検出する舵角センサ、
42は車速を検出する車速センサ、43は車両の前後加
速度(前後G)を検出する前後Gセンサ、44は路面の
摩擦係数(μ)を検出する路面μセンサであり、これら
各種センサ41〜44の検出信号は、上記アクチュエー
タ16を制御する制御ユニット45に入力される。該制
御ユニット45には、上記演算ユニット32で求められ
た自車と前方障害物との間の距離及び相対速度の信号、
並び自車と左側方のガイドレールとの間の距離の信号も
入力されており、この両ユニット45,32は、上記コ
ントロールボックス17(図2参照)内に収納されてい
る。46は車室内のインストルメントパネルに設けられ
る警報表示ユニットであって、該警報表示ユニット46
には、上記制御ユニット45から各々信号を受ける警報
ブザー47及び距離表示部48が設けられている。
【0023】図4は上記制御ユニット45による衝突防
止のための自動制動の制御フローを示す。この制御フロ
ーにおいては、スタートした後、先ず始めに、ステップ
S1で各種信号を読込み、ステップS2 で後述する旋回
走行時判断用サブルーチンを実行する。続いて、ステッ
プS3 でフラグFが「1」であるか否かを判定し、その
判定がYESのときは直ちにリターンし、判定がNOの
ときはステップS4 に移行する。
【0024】上記ステップS4 では各種のしきい値L0
,L2 ,L3 を算出する。しきい値L0 は、自車と前
方障害物との衝突の危険性(接触の可能性)があり衝突
防止のために自動制動を開始する、自車と前方障害物と
の間の距離であり、この自動制動開始のしきい値L0 の
算出は、図5に示すようなしきい値マップを用いて行わ
れる。しきい値L2 は自動制動の開始に先立って警報を
発する、自車と前方障害物との間の距離であり、この警
報発生のしきい値L2 は、上記自動制動開始のしきい値
L0 よりも所定量大きく設定される。また、しきい値L
3 は、自動制動開始後衝突の危険性がなくなり自動制動
を解除する、自車と前方障害物との間の距離であり、こ
の自動制動解除のしきい値L3 は、上記自動制動開始の
しきい値L0 よりも所定量大きく設定される。
【0025】ここで、図5に示すしきい値マップについ
て説明するに、このマップにおいて、しきい値線Aは、
前方車両がその前方障害物と衝突して停車したときこの
車両との衝突を防止するために必要な車間距離を示する
ものであり、相対速度V1 の大きさに拘らず常に、前方
障害物が停止物であるとき(つまり相対速度V1 が自車
速v0 と同一のとき)と同じ値(数値式v02 /2μ
g)をとる。しきい値線Bは前方車両がフル制動をかけ
たときこの車両との衝突を防止するために必要な車間距
離(数値式V1 ・(2v0 −V1 )/2μg)を示し、
しきい値線Cは前方車両が減速度μ/2gの緩制動をか
けたときこの車両との衝突を防止するために必要な車間
距離を示し、しきい値線Dは前方車両が一定車速を保っ
たときこの車両との衝突を防止するために必要な車間距
離(数値式V1 2 /2μg)を示す。さらに、しきい値
線Eは、自車が自動制動をかけても前方車両との衝突を
防止できないが、衝突時の衝撃力を緩和できる車間距離
を示す。本実施例の場合、しきい値線Bが選択されてい
て、このしきい値線Bで現時点の相対速度V1 に対応す
るしきい値L0 が求められる。
【0026】上記各種しきい値L0 ,L2 ,L3 の算出
後、ステップS5 で自車と前方障害物との相対速度V1
が零以上、つまり両者が近付きつつあるか否かを判定す
る。この判定がYESのときには、更にステップS6 で
自車と前方障害物との間の距離(以下、車間距離とい
う)L1 が上記警報発生のしきい値L2 よりも小さいか
否かを判定し、この判定がYESのときは、ステップS
7 で警報ブザー47を鳴らす。続いて、ステップS8 で
車間距離L1 が自動制動開始のしきい値L0 よりも小さ
いか否かを判定し、この判定がYESのときは、ステッ
プS9 でフル制動でもって自動制動をかけるようアクチ
ュエータ16を作動させ、しかる後リターンする。上記
ステップS6 またはS8 の判定がNOのときは直ちにリ
ターンする。
【0027】一方、上記ステップS5 の判定がNOのと
き、つまり自車と前方障害物(前方車両)とが遠ざかり
つつあるときには、ステップS10で車間距離L1 が自動
制動解除のしきい値L3 よりも小さいか否かを判定す
る。この判定がYESのときはステップS11で自動制動
をかけた状態のままリターンする一方、判定がNOのと
きはステップS12で自動制動を解除した後リターンす
る。
【0028】旋回走行時判断用サブルーチンは図6に示
す。このサブルーチンにおいては、スタートした後、先
ず始めに、ステップS21で舵角センサ41の信号による
舵角θ及び超音波レーダユニット31の信号による自車
と左側方のガイドレールとの間の距離(以下、側間距離
という)Ls を認識し、ステップS22でこの舵角θ及び
側間距離Ls から旋回走行時であるか否かを判定する。
この判定は、詳述すると、所定値以上の操舵角θがあり
かつ側間距離Ls に変化があるときは車線変更時と判断
し、所定値以上の舵角θがありかつ側間距離Ls に変化
がないときは旋回走行時と判断するものである。そし
て、このステップS22の判定がYESの旋回走行時のと
きには、ステップS23でフラグFを「1」とした後リタ
ーンする一方、判定がNOのときには、ステップS24で
フラグFを「0」とした後リターンする。上記フラグF
は、自車が旋回走行状態にあることを意味する。よっ
て、以上のサブルーチン並びにこれに供せられる舵角セ
ンサ41及び超音波レーダユニット31により、操舵角
θと側方距離Ls とから自車の旋回走行時を検出する旋
回走行時検出手段51が構成され、また図4中のステッ
プS3 により、上記旋回走行時検出手段51からの信号
を受け、自車の旋回走行時に自動制動を全く行わずにキ
ャンセルする自動制動規制手段52が構成されており、
上記旋回走行時検出手段51(センサを除く)及び自動
制動規制手段52は、制御ユニット45内に収納されて
いる。
【0029】次に、上記第1実施例の作動、特にコント
ロールボックス17内の制御ユニット45による衝突防
止のための自動制動の制御について説明するに、車両
(自車)が直進走行するときには、自車が前方障害物に
近付いてその間の距離L1 が衝突の危険性があるしきい
値L0 よりも小さくなると、制御ユニット45はアクチ
ュエータ16を作動させ、該アクチュエータ16で発生
する電圧を介して自動制動バルブユニット4内のバルブ
の開閉を切換えることにより自動制動が行われる。つま
り、シャッターバルブ11を閉じるとともに、増圧バル
ブ12を開位置に、減圧バルブ13を閉位置にそれぞれ
切換える。これにより、アキュムレータ15からの圧油
が各車輪のブレーキ装置6(キャリパ27)にそれぞれ
供給され、該ブレーキ装置6の作動により各車輪にフル
制動力が作用することになり、この結果、前方障害物と
の衝突を防止することができる。
【0030】一方、自車が曲線路面上を旋回走行すると
きには、上記制御ユニット45内の旋回走行時検出手段
51が操舵角θ及び自車と左側方のガイドレールとの側
方距離Ls に基づいて旋回走行時を正確に検出し、制御
ユニット45内の自動制御規制手段52が上記検出手段
51からの検出信号を受け、自動制御をキャンセルす
る。このため、旋回走行中に対向車やガイドレール等を
前方障害物と見誤って不必要な自動制動がかかるのを未
然に防止することができ、自動制動の信頼性を高めるこ
とができる。
【0031】尚、上記第1実施例では、自動制動開始の
しきい値L0 を求めるに当たり、図5中のしきい値線B
を一義的に選択し、このしきい値線Bから現時点の相対
速度V1 に対応するしきい値L0 を求めたが、本発明
は、自車速v0 又は道路状況等に応じて、図5中の複数
のしきい値線A〜Eの中から選択的に一つのしきい値線
を選択し、この選択したしきい値線から現時点の相対速
度に対応するしきい値L0 を選択するように構成しても
よい。
【0032】図7は本発明の第2実施例に係わる自動制
動装置のブロック構成を示す。この第2実施例の場合、
第1実施例の場合において自車とその左側方のガイドレ
ールとの側方距離を検出する超音波レーダユニット31
(図3参照)の代りに、映写装置61と画像処理ユニッ
ト62とからなる画像処理装置63を備えている。上記
画像処理ユニット62は、映写装置61により写された
自車前方の画像、特に道路の白線や境界線から道路形状
を判断するようになっており、この画像処理ユニット6
2の信号は、演算ユニット32を通して制御ユニット4
5に入力されている。尚、その他の構成は第1実施例の
場合と殆ど同じであり、同一部材には同一符号を付して
その説明は省略する。
【0033】図8は上記制御ユニット45で上記画像処
理ユニット62の信号に基づいて行う旋回走行時判断の
ためのサブルーチンを示す。このサブルーチンにおいて
は、スタートした後、先ず始めに、ステップS31で画像
処理ユニット62にて画像処理を行わしめ、ステップS
32で該画像処理ユニット62の信号から自車の旋回走行
時であるか否かを判定する。そして、このステップS32
の判定がYESの旋回走行時のときには、ステップS33
でフラグFを「1」とした後リターンする一方、判定が
NOのときには、ステップS34でフラグFを「0」とし
た後リターンする。以上のサブルーチン及び画像処理装
置63により、画像処理により自車前方の道路形状を判
断して旋回走行時を検出する旋回走行時検出手段64が
構成されており、該旋回走行時検出手段64の信号は自
動制動規制手段52に入力される。尚、制御ユニット4
5による衝突防止のための自動制動の制御、及び自動制
動規制手段52による旋回走行時での自動制動の規制
は、第1実施例の場合と同じである。
【0034】図9は本発明の第3実施例に係わる自動制
動装置のブロック構成を示す。この第3実施例の場合、
第1実施例の場合において自車とその左側方のガイドレ
ールとの側方距離を検出する超音波レーダユニット31
(図3参照)の代りに、自車前方の3方向(図11参
照)を各々センシングする3個の超音波レーダユニット
71a,71b,71cを備えており、これらの超音波
レーダユニット71a〜71cからの信号を受ける演算
ユニット32は、各超音波レーダユニット71a〜71
c毎にそのレーダ受信波の送信時点からの遅れ時間によ
りセンシング方向のガイドレールまでの距離を演算する
ようになっており、その演算の結果は、演算ユニット3
2の信号として制御ユニット45に入力される。尚、そ
の他の構成は第1実施例の場合と殆ど同じであり、同一
部材には同一符号を付してその説明は省略する。
【0035】図10は上記制御ユニット45で上記演算
ユニット32の信号に基づいて行う旋回走行時判断のた
めのサブルーチンを示す。このサブルーチンにおいて
は、スタートした後、先ず始めに、ステップS41で各超
音波レーダユニット71a〜71cでセンシングし演算
ユニット32で算出した各センシング方向のガイドレー
ルまでの距離La,Lb,Lcを読み込む。ここで、図
11に示すように、距離Laは、超音波レーダユニット
71aでセンシングする自車の真正面よりも若干左方向
のカイドレールまでの距離であり、距離Lbは、超音波
レーダユニット71bでセンシングする自車の真正面方
向のカイドレールまでの距離であり、距離Lcは、超音
波レーダユニット71cでセンシングする自車の真正面
よりも若干右方向のカイドレールまでの距離である。
【0036】続いて、ステップS42で上記三つの距離L
a〜Lcの大小関係を比較し、下記の大小関係が成立す
るか否かを判定する。
【0037】 La<Lb<Lc 又は La>Lb>Lc この大小関係が成立するときには、ステップS43で自車
の旋回走行時を意味するフラグFを「1」とした後リタ
ーンする一方、判定がNOのときには、ステップS44で
フラグFを「0」とした後リターンする。以上のサブル
ーチン、超音波レーダユニット71a〜71c及び演算
ユニット32により、自車前方の3方向を各々センシン
グすることで道路形状を判断して旋回走行時を検出する
旋回走行時検出手段72が構成されており、該旋回走行
時検出手段72の信号は自動制動規制手段52に入力さ
れる。尚、制御ユニット45による衝突防止のための自
動制動の制御、及び自動制動規制手段52による旋回走
行時での自動制動の規制は、第1実施例の場合と同じで
ある。
【0038】そして、上記第2及び第3実施例において
も、第1実施例の場合と同様に、自車の旋回走行時に
は、旋回走行時検出手段64,72が画像処理又は3方
向のセンシングにより自車前方の道路形状から旋回走行
時を早期にかつ正確に検出し、自動制御規制手段52が
上記検出手段64,72からの検出信号を受け、自動制
御をキャンセルするので、旋回走行中に対向車やガイド
レール等を前方障害物と見誤って不必要な自動制動がか
かるのを未然に防止することができ、自動制動の信頼性
を高めることができる。
【0039】尚、本発明は、自車の旋回走行時を検出す
る旋回走行時検出手段としては、上記第1〜第3実施例
のものに限らず、その他種々のものを用いてもよい。例
えば、自車の車速と操舵角とに基づいて、又は自車の横
加速度に基づいて旋回走行時を検出するように構成して
もよい。
【0040】また、上記第1〜第3実施例では、いずれ
も自車の旋回走行時に自動制御をキャンセルして自動制
動が全くかからないようにしたが、本発明は、自車の旋
回走行時に自動制動開始のしきい値L0 を直進走行時で
のそれよりも小さくして自動制動がかかり難くするよう
にしてもよい。
【0041】図12は本発明の第4実施例に係わる自動
制動装置のブロック構成を示す。この第4実施例の場
合、制御ユニット45内に、前方障害物が対向車線上の
ものであることを判断する判断手段81を収納されてお
り、該判断手段81及び旋回走行時検出手段51の各信
号を受ける自動制動規制手段82は、自車の旋回走行時
でかつ前方障害物が対向車線上のものであるときに自動
制動を規制するようになっている。尚、その他の構成は
第1実施例の場合と殆ど同じであり、同一部材には同一
符号を付してその説明は省略する。
【0042】図13は上記自動制動規制手段82で自動
制動を規制するときを判断するための制御フローを示
す。この制御フローにおいては、スタートした後、先ず
始めに、ステップS51で舵角センサ41の信号による舵
角θ及び超音波レーダユニット31の信号による自車と
左側方のガイドレールとの側間距離Ls を認識し、ステ
ップS52でこの舵角θ及び側間距離Ls から旋回走行時
であるか否かを判定する。この判定がYESの旋回走行
時のときには、ステップS53で信号処理ユニット35の
信号による自車と前方障害物との相対速度V1 及び車速
センサ42の信号による自車速度v0 を認識し、ステッ
プS54で上記相対速度V1 が自車速度v0よりも大きい
か否かを判定する。ここで、前方障害物が対向車線上の
ものであるとき自車と前方障害物との相対速度V1 は自
車の車速v0 よりも大きくなり、前方障害物が自車と同
じ車線上のものであるとき自車と前方障害物との相対速
度V1 は自車の車速v0 よりも小さくなる。従って、ス
テップS54の判定は、実質的には前方障害物が対向車線
上のものであるか否かを判断しているのであり、ステッ
プS53,S54により前方障害物が対向車線上のものであ
ることを判断する判断手段81が構成されている。
【0043】上記ステップS54の判定がYESのとき、
つまり自車の旋回走行時でかつ前方障害物が対向車線上
のものであるときには、ステップS55で自動制動を規制
することを意味するフラグFを「1」とした後リターン
する。一方、ステップS52の判定がNOのとき(つまり
自車の旋回走行時でないとき)、又はステップS54の判
定がNOのとき(つまり前方障害物が自車と同じ車線上
のものであるとき)には、ステップS56でフラグFを
「0」とした後リターンする。
【0044】そして、上記フラグFが「1」のとき、自
動制動規制手段82は、自動制動が全くかからないよう
キャンセルし、あるいは自動制動開始のしきい値を小さ
くして自動制動がかかり難くするように構成されてい
る。これにより、自車の旋回走行時で、特に自動制動が
不必要となる前方障害物が対向車線上のものであるとき
に限って自動制動が規制されるので、自動制動の信頼性
の向上をより一層図ることができる。
【0045】図14及び図15はそれぞれ本発明の第5
及び第6実施例に係わる、自動制動を規制するときを判
断するための制御フローを示す。尚、第5及び第6実施
例における自動制動装置のブロック構成は、図12に示
す第4実施例のそれと同じであり、以下の説明では、こ
の図12に示す部材符号を用いる。
【0046】図14に示す第5実施例の制御フローにお
いは、スタートした後、先ず始めに、ステップS61で舵
角センサ41の信号による舵角θ及び超音波レーダユニ
ット31の信号による自車と左側方のガイドレールとの
側間距離Ls を認識し、ステップS62でこの舵角θ及び
側間距離Ls から旋回走行時であるか否かを判定する。
この判定がYESの旋回走行時のときには、ステップS
63で信号処理ユニット35の信号による前方障害物の位
置を認識するとともに、ステップS64で車速センサ42
の信号による自車速度v0 、舵角センサ41の信号によ
る舵角θ及び路面μセンサ44の信号による路面摩擦係
数μから自車の走行予定範囲を算出する。続いて、ステ
ップS65で前方対象物が走行予定範囲外によるか否かを
判定する。上記ステップS63〜S65により、前方障害物
が自車の走行予定範囲外のものであることを判断する判
断手段86が構成されている。
【0047】上記ステップS65の判定がYESのとき、
つまり自車の旋回走行時でかつ前方障害物が自車の走行
予定範囲外のものであるときには、ステップS66で自動
制動を規制することを意味するフラグFを「1」とした
後リターンする。一方、ステップS62の判定がNOのと
き(つまり自車の旋回走行時でないとき)、又はステッ
プS65の判定がNOのとき(つまり前方障害物が自車の
走行予定範囲内のものであるとき)には、ステップS67
でフラグFを「0」とした後リターンする。
【0048】また、図15に示す第6実施例の制御フロ
ーにおいは、スタートした後、先ず始めに、ステップS
71で舵角センサ41の信号による舵角θ及び超音波レー
ダユニット31の信号による自車と左側方のガイドレー
ルとの側間距離Ls を認識し、ステップS72でこの舵角
θ及び側間距離Lsから旋回走行時であるか否かを判定
する。この判定がYESの旋回走行時のときには、ステ
ップS73で信号処理ユニット35の信号による自車と前
方障害物との間の距離L1 を認識した後、ステップS74
でレーダヘッドユニット33,34により前方対象物の
左側をスキャンし、前方対象物左端と道路左側のガイド
レールとの間の距離aを算出する。続いて、ステップS
75でこの算出した距離aが自車の車幅bに安全余裕の所
定値αを加えた値(b+α)よりも大きいか否かを判定
する。上記ステップS73〜S75により、前方障害物の左
側方に自車が安全に走行できる道幅があることを判断す
る判断手段91が構成されている。
【0049】上記ステップS75の判定がYESのとき、
つまり自車の旋回走行時でかつ前方障害物の左側方に自
車が安全に走行できる道幅があるときには、ステップS
76で自動制動を規制することを意味するフラグFを
「1」とした後リターンする。一方、ステップS72での
判定がNOのとき(つまり自車の旋回走行時でないと
き)、又はステップS75での判定がNOのとき(つまり
前方障害物の左側方に自車が安全に走行できる道幅がな
いとき)には、ステップS77でフラグFを「0」とした
後リターンする。
【0050】そして、上記第5及び第6実施例のいずれ
の場合にも、フラグFが「1」のとき、つまり、自車の
旋回走行時でかつ前方障害物が自車の走行予定範囲外の
ものであるとき又は自車の旋回走行時でかつ前方障害物
の左側方に自車が安全に走行できる道幅があるときに
は、自動制動規制手段82によって自動制動が規制され
るようになっており、また、これにより、第4実施例の
場合と同様に自動制動の信頼性の向上をより一層図るこ
とができる。
【0051】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、自車の旋回走行時には、そのことを検出手段で検出
し、自動制動を規制するようにしているので、誤った自
動制動を防止して円滑な旋回走行を確保することがで
き、自動制動の信頼性の向上を図ることができる。
【0052】特に、請求項2記載の発明では、自車と自
車側方のガイドレールとの間の距離と操舵角とに基づい
て、請求項3記載の発明では、画像処理により道路形状
を判断して、請求項4記載の発明では、自車前方の3方
向を各々センシングすることで道路形状を判断して、そ
れぞれ旋回走行時を正確に検出することができ、信頼性
の向上をより図ることができる。
【0053】また、請求項5〜7記載の発明では、自車
の旋回走行時のうち、特に自動制動が不必要なとき、つ
まり、前方障害物が対向車線上のものであるとき、前方
障害物が自車の走行予定範囲外のものであるとき、また
は前方障害物の側方に自車が安全に走行できる道路幅が
あるときに、そのことを判断手段で判断し、自動制動を
規制するようにしているので、誤った自動制動を正確に
防止することができ、自動制動の信頼性の向上をより一
層図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わる車両の自動制動装
置の油圧回路図である。
【図2】同自動制動装置の油圧回路の構成部品配置図で
ある。
【図3】同自動制動装置のブロック構成図である。
【図4】制御ユニットによる衝突防止のための自動制動
の制御フローを示すフローチャート図である。
【図5】同じくしきい値算出用のマップを示す図であ
る。
【図6】旋回走行時判断用サブルーチンのフローチャー
ト図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す図3相当図である。
【図8】同じく図6相当図である。
【図9】本発明の第3実施例を示す図3相当図である。
【図10】同じく図6相当図である。
【図11】3個の超音波レーザユニットによるセンシン
グ方向を示す模式図である。
【図12】本発明の第4実施例を示す図3相当図であ
る。
【図13】同じく自動制動を規制するときを判断するた
めのフローチャート図である。
【図14】本発明の第5実施例を示す図13相当図であ
る。
【図15】本発明の第6実施例を示す図13相当図であ
る。
【符号の説明】
6 ブレーキ装置 16 アクチュエータ 36 距離・相対速度検出手段(前方障害物検出手
段) 51,64,72 旋回走行時検出手段 52,82 自動制動規制手段 81,86,91 判断手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 毅 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 森岡 里志 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 松岡 悟 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 疋田 尚之 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 吉岡 透 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車と障害物との間の距離及び相対速度
    を検出し、その検出結果から障害物との接触の可能性を
    判断して自動制動をかける車両の自動制動装置におい
    て、 自車の旋回走行時を検出する旋回走行時検出手段と、 該検出手段からの信号を受け、自車の旋回走行時に自動
    制動を規制する自動制動規制手段とを備えたことを特徴
    とする車両の自動制動装置。
  2. 【請求項2】 上記旋回走行時検出手段は、自車と自車
    側方のガイドレールとの間の距離と操舵角とに基づいて
    旋回走行時を検出するものである請求項1記載の車両の
    自動制動装置。
  3. 【請求項3】 上記旋回走行時検出手段は、画像処理に
    より道路形状を判断して旋回走行時を検出するものであ
    る請求項1記載の車両の自動制動装置。
  4. 【請求項4】 上記旋回走行時検出手段は、自車前方の
    3方向を各々センシングすることで道路形状を判断して
    旋回走行時を検出するものである請求項1記載の車両の
    自動制動装置。
  5. 【請求項5】 自車と障害物との間の距離及び相対速度
    を検出し、その検出結果から障害物との接触の可能性を
    判断して自動制動をかける車両の自動制動装置におい
    て、 自車の旋回走行時を検出する旋回走行時検出手段と、 前方の障害物が対向車線上のものであることを判断する
    判断手段と、 上記検出手段及び判断手段の各信号を受け、自車の旋回
    走行時でかつ前方障害物が対向車線上のものであるとき
    は自動制動を規制する自動制動規制手段とを備えたこと
    を特徴とする車両の自動制動装置。
  6. 【請求項6】 自車と障害物との間の距離及び相対速度
    を検出し、その検出結果から障害物との接触の可能性を
    判断して自動制動をかける車両の自動制動装置におい
    て、 自車の旋回走行時を検出する旋回走行時検出手段と、 前方の障害物が自車の走行予定範囲外のものであること
    を判断する判断手段と、上記検出手段及び判断手段の各
    信号を受け、自車の旋回走行時でかつ前方障害物が自車
    の走行予定範囲外のものであるときは自動制動を規制す
    る自動制動規制手段とを備えたことを特徴とする車両の
    自動制動装置。
  7. 【請求項7】 自車と障害物との間の距離及び相対速度
    を検出し、その検出結果から障害物との接触の可能性を
    判断して自動制動をかける車両の自動制動装置におい
    て、 自車の旋回走行時を検出する旋回走行時検出手段と、 前方の障害物の側方に自車が安全に走行できる道路幅が
    あることを判断する判断手段と、 上記検出手段及び判断手段の各信号を受け、自車の旋回
    走行時でかつ前方障害物の側方に自車が安全に走行でき
    る道路幅があるときは自動制動を規制する自動制動規制
    手段とを備えたことを特徴とする車両の自動制動装置。
JP19316991A 1991-08-01 1991-08-01 車両の自動制動装置 Withdrawn JPH0536000A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH092098A (ja) * 1995-06-19 1997-01-07 Fuji Heavy Ind Ltd 車両用前方監視装置
JP2000067394A (ja) * 1998-08-25 2000-03-03 Honda Motor Co Ltd 車両の走行安全装置
JP2001114081A (ja) * 1999-08-09 2001-04-24 Toyota Motor Corp 操縦安定性制御装置

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Effective date: 19981112