JPH0535986A - 送電線への重機接近監視方法 - Google Patents

送電線への重機接近監視方法

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Publication number
JPH0535986A
JPH0535986A JP21597591A JP21597591A JPH0535986A JP H0535986 A JPH0535986 A JP H0535986A JP 21597591 A JP21597591 A JP 21597591A JP 21597591 A JP21597591 A JP 21597591A JP H0535986 A JPH0535986 A JP H0535986A
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JP
Japan
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light
light receiving
emitting device
light emitting
crane
Prior art date
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Pending
Application number
JP21597591A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Futajima
英明 二島
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication of JPH0535986A publication Critical patent/JPH0535986A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送電線の近傍でクレーン等による重機を用い
た作業が行われている場合、重機が送電線に接触しない
よう監視する方法において、送電線の電圧や周囲の気象
条件に左右されず、かつ監視機器の設置場所に制約の少
ない方法を提供する。 【構成】 重機の一部に発光装置を取り付け、空間的監
視区域を挟む2箇所に設置した受光装置で、発光装置か
らの光の受光方向を検出し、各受光装置で検出した受光
方向より重機の位置を計算して予め設定した警戒区域と
比較し、この区域内であった場合、警報を発する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレーンなどの重機が
送電線に接触する事故を防止するため、重機の送配電線
への接近を監視する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】クレーン等の重機による作業中にクレー
ンのブームが送電線に接触し、感電事故や送電線の切断
事故が発生することがあるが、従来この種の事故を防止
するための監視は、一般には作業中に一人以上の人によ
る目視で行われており、その他に自動監視装置として、
(1)クレーンなどの重機のブーム先端にアンテナを取
り付けて、送電線の作り出す電磁界の強さを測定し、送
電線への重機の接近を検出する方法(特願昭60−39
313号公報)や、(2)危険警報区域の境界を形成す
るような位置に光の送受信機を対向に配置し、その間の
光線を重機が横切ったことより、送電線への重機の接近
を検出する方法(特願昭59−66796号公報)が考
えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電磁界の強度
を検出する方式(1)では検出する電磁界のレベルが送
電線の電圧や電流によって異なるため、適用現場ごとに
設定する必要があり、かつ気象条件などの環境の影響を
受けることも考えられる。又、光線の遮断を検出する方
法(2)では、その光線を危険警報区域の境界を形成す
るように配置する必要があり、設置場所に制約があっ
た。もちろん、人の目視による監視では、作業中連続し
て一人の監視員が必要であり、自動監視の要求が高い。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされた自動監視方法であって、クレーン
等の重機の一部特にブームに発光装置を取り付け、重機
の動作範囲であるところの空間的監視区域を挟む少なく
とも2箇所に設置した受光装置で、前記発光装置からの
光の受光方向を検出し、各受光装置で検出した受光方向
より、重機に取り付けた発光装置の位置を検出して予め
設定した空間的警戒区域と比較し、この警戒区域内であ
った場合に警報を発することを特徴とするものである。
【0005】以下図1及び図2に示す具体例に基づいて
本発明を説明する。図1は送電線の近傍でクレーンによ
る作業が行われている場合についての本発明監視方法の
説明図で、図2は本発明方法のシステム構成図である。
図1に示すようにクレーン10のブーム先端には全方向
に光を発することのできる発光装置1が取り付けられて
いる。一方、監視を行いたい空間的監視区域を挟む2箇
所以上(例えば鉄塔塔脚)には前記発光装置1からの光
を受けられる受光装置2a、2bが取り付けられてい
る。
【0006】この受光装置2a、2bは、発光装置1か
らの光の来る方向(水平角と垂直角)を測定できるもの
で、測定された光の方向より、三角測量の手法による計
算を行い、発光装置1即ちクレーンの位置を求めるので
ある。ここで、発光装置1からの光をその他の光(日光
や照明光)と区別するために、発光装置1は連続発光で
はなく、図3に示すように一定の信号列となるように点
滅させ、受光装置2a、2bがその信号光のみを選択し
て受光できるようにすることが好ましく、かつ発光装置
1の消費電力を少なくするためには、発光を間欠的に行
うことが好ましい。
【0007】監視システムの構成は図2に示すもので、
前記の三角測量による計算は、信号処理装置3により行
うが、この信号処理装置3は一方の受光装置(例えば2
b)に設けられており、他方の受光装置2aからの測定
値は、光空間伝送や通信線を介した電気的伝送により受
光装置2bに設けられた信号処理装置に伝送され、両受
光装置2a、2bの測定値より発光装置の位置算出を行
うのである。又、信号処理装置3は、受光装置2a、2
bとは別の場所に設置し、両受光装置より測定値を伝送
するよう構成してもよい。
【0008】そして、信号処理装置3は予め送電線の位
置とそれから考えて設定された空間的警戒区域の情報を
もっており、先に計算したクレーンの位置がこの範囲内
に入った場合、速やかに警報の判定を行い、その情報を
ランプやブザーで知らせる。クレーンの運転者への通知
手段としては、クレーン運転席に設けた警報装置4まで
の光空間伝送や無線、有線などの方法で伝送する。尚、
本発明方法の精度や信頼性を向上させるために受光装置
を3点以上に設置し、それぞれの地点からの測定値より
三角測量による計算を行ってもよい。
【0009】
【実施例】
(実施例1)前記具体例と同様に、送電線付近でクレー
ンによる作業が行われている場合の実施例を以下に示
す。クレーンのブーム先端には、図4に示すような発光
装置を取り付けた。この発光装置は、ほぼ半球状の台座
20に多数の発光ダイオード21(LED)を取り付け
たもので、一定の信号列となるように点滅でき、かつ間
欠的に発光して、全方向に光を発することができる。
【0010】一方、受光装置は図5に示すように、常に
光の来る方向に首を振る方式のものである。同図に示す
ように回転自在の支台30の上に受光部31を枢着した
もので、受光部31は受光面32上に十字状の遮蔽板3
3を備え、この遮蔽板33で仕切られた受光面32の中
央部に前記遮蔽板33を間にして1つずつ、合計4つの
発光素子34が取り付けられている。
【0011】発光装置からの光をこの受光装置で受ける
わけだが、4つの発光素子34は十字状の遮蔽板33に
よりそれぞれ隔てられているため、受光面32を正確に
発光装置の方に向けた場合、即ち十字状に交差する遮蔽
板33の交差線上に発光装置が位置した場合にのみ、4
つの受光素子34で受光する光の強度が等しくなる。従
って、支台30及び受光部31を回転させながら、4つ
の受光素子34各々で受けた光の強度を観測して、全て
の受光素子34で受ける光の強度が等しくなったとき、
受光部31の向き(水平角と垂直角)を角度検出器で測
定すれば発光装置の位置検出のための情報を得ることが
できる。
【0012】このような受光装置を監視区域を挟む2箇
所の鉄塔塔脚に取り付け、一方の受光装置には予め送電
線の位置とその位置から設定される警戒区域の情報を持
った信号処理装置を取り付けた。他方の受光装置からの
情報は光空間伝送によって信号処理装置に伝送し、例え
ば、前記2箇所の受光装置を結ぶ線を基準として、両受
光装置からの情報を三角測量の手法による計算処理し
て、前記警戒区域にクレーンが入ってきた場合、警報の
判定を行い、クレーンの運転者への警報通知は、光空間
伝送により行って、クレーンの送電線への接近監視を行
った。
【0013】(実施例2)次に、上記実施例1とは別態
様の受光装置を用いた場合について説明する。本例もク
レーンの送電線への接近監視を行うもので、受光装置の
構成が異なる他は実施例1と同様である。本例の受光装
置は図5に示すように、PSD(Position S
ensing Device)と呼ばれる位置検出素子
を用いたものである。受光装置はその内部にレンズ40
とPSD41備え、発光装置からの光はレンズを介して
PSD面上に結像されるようになっている。PSD41
はその面上に結像した位置を電圧信号として出力する素
子で、この電圧信号より発光装置の方向(水平角と垂直
角)が検出できる。尚、この受光装置自体は静止してお
り、実施例1のように発光装置の方向を追従することは
ない。このような受光装置を用いた場合でも、実施例1
と同様に送電線へのクレーンの接近監視を行うことがで
きる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明方法によれ
ば、送電線の電圧や雨などの環境条件によらず、又設置
場所に制約の少ない光方式の監視システムが構成できる
ので、送電線近傍での重機接近監視に効果的な利用がで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】送電線付近でクレーン作業を行う場合の本発明
方法の説明図。
【図2】本発明方法を用いた重機接近監視システムの構
成図。
【図3】発光装置の発光状態を示す説明図。
【図4】発光装置を示すもので(A)は平面図、(B)
は正面図。
【図5】受光装置を示すもので(A)は平面及び正面
図、(B)は斜視図。
【図6】図5に示すものとは別態様の受光装置の構成
図。
【符号の説明】
1 発光装置 2a、2b 受光装置 3 信号処理装置 4 警報装置 10 クレーン 20 台座 21 発光ダイオード 30 支台 31 受光部 32 受光面 33 遮蔽板 34 発光素子 40 レンズ 41 PSD

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 クレーン等の重機の一部に発光装置を取
    り付け、重機の動作範囲であるところの監視区域を挟む
    少なくとも2箇所に設置した受光装置で、前記発光装置
    からの光の受光方向を検出し、各受光装置で検出した受
    光方向より、重機の位置を計算して予め設定した空間的
    警戒区域と比較し、この区域内であった場合に警報を発
    することを特徴とする送電線への重機の接近監視方法。
JP21597591A 1991-07-31 1991-07-31 送電線への重機接近監視方法 Pending JPH0535986A (ja)

Priority Applications (1)

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JP21597591A JPH0535986A (ja) 1991-07-31 1991-07-31 送電線への重機接近監視方法

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JPH0535986A true JPH0535986A (ja) 1993-02-12

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ID=16681343

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JP21597591A Pending JPH0535986A (ja) 1991-07-31 1991-07-31 送電線への重機接近監視方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190058975A (ko) * 2017-11-22 2019-05-30 한국전력공사 송전선로의 중장비 접근 감지 시스템 및 방법

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