JPH0535590U - 貨物冷蔵艙の防熱構造 - Google Patents

貨物冷蔵艙の防熱構造

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JPH0535590U
JPH0535590U JP9364791U JP9364791U JPH0535590U JP H0535590 U JPH0535590 U JP H0535590U JP 9364791 U JP9364791 U JP 9364791U JP 9364791 U JP9364791 U JP 9364791U JP H0535590 U JPH0535590 U JP H0535590U
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JP
Japan
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sparing
heat insulating
heat
cargo
wooden
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Pending
Application number
JP9364791U
Other languages
English (en)
Inventor
合 良 穂 川
Original Assignee
株式会社新来島どつく
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 船体外板内面の防熱材の取付け作業が容易
で、防熱効果も高く、荷くずれ防止も兼用できる貨物冷
蔵艙の防熱構造を提供しようとするものである。 【構成】 貨物冷蔵艙8内で、船体外板1内側の甲板
2,9間に垂直に立設するグラスウール等の防熱材を充
填した防熱パネル4と、防熱パネル4と一定間隔で甲板
2,9間に垂直に立設するスパーリング用支柱5と、ス
パーリング用支柱5を水平に支持して固着するスパーリ
ング用横桁6と、スパーリング用支柱5とスパーリング
用横桁6とに取付ける木製スパーリング7とからなり、
防熱パネル4と木製スパーリング7との組み合せ構造で
防熱と荷くずれ防止をするものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、冷蔵貨物船の貨物冷蔵艙内の船体外板内面の防熱構造に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の考案は、図2に示すように、グラスウールまたは発泡ポリウレ タンの成形品である防熱材24を船体外板21内側の艙内フレーム23間の所定 の寸法に切断加工して、複数枚積層し、艙内フレーム23表面に溶着したスタッ ドボルトおよびナットにて木製根太25,26を縦横に配設して締結し、木製根 太25,26上に木製合板27を釘止し、更に、その上に木製スパーリング28 ,29を縦横に配設してその表面を保護している。
【0003】 また、貨物冷蔵艙32内に冷蔵貨物を積付けるときに荷くずれしないよう甲板 22,33間にシュアリングボード30を垂直に立てて嵌め込み、シュアリング ボード30を支柱31で船体外板21内側の木製スパーリング29上に支持させ ている。
【0004】 なお、甲板33裏面は防熱材24を取付け、その下に木製合板36を釘止し、 甲板22上面は防熱材24を取付け、その上に木製合板35を釘止して、更に、 その上に、木製敷板34を取付けている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたように、艙内フレーム間に防熱材を取付ける作業は、作業 者が防熱材を艙内フレーム間の所定の寸法に合わせて切断加工して取付け、その 上に幾層にも木製根太および木製スパーリングを縦横に配設する手間のかかる手 作業であるため、時間がかかり、多くの作業者を要し、また、艙内フレームの面 材近傍は防熱材の厚さが薄いため、防熱効果の低下の原因となり、更に、防熱材 の取付け作業に加えて、荷くずれ防止用としてシュアリングボードを垂直に取付 ける作業を要するという問題点を有していた。
【0006】 この考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであ り、その目的とするところは、防熱材の取付け作業が容易で、防熱効果も高く、 しかも、荷くずれ防止も兼用できる貨物冷蔵艙の防熱構造を提供しようとするも のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案は、冷蔵貨物船の貨物冷蔵艙内の船体外 板内面の防熱構造において、船体外板内側の甲板間に垂直に立設するグラスウー ルまたは発泡ポリウレタンを充填した防熱パネルと、該防熱パネルと一定間隔で 甲板間に垂直に立設するスパーリング用支柱と、該スパーリング用支柱間を水平 に支持して固着するスパーリング用横桁と、該スパーリング用支柱と該スパーリ ング用横桁とに取付ける木製スパーリングとから構成され、甲板間に垂直に立設 する防熱パネルと木製スパーリングとの組み合せ構造で防熱と荷くずれ防止をす るものである。
【0008】
【作用】
甲板間に垂直に立設する防熱パネルは、防熱材の取付作業が複雑となる船体外 板側の艙内フレーム間の曲面への防熱を不要にし、防熱構造が簡単になり取付け 作業を容易にする。
【0009】 スパーリング用支柱とスパーリング用横桁とに取付ける木製スパーリングは、 防熱パネルの保護と荷くずれ防止とを兼用する。
【0010】
【実施例】
実施例について、図面を用いて説明すると、図1に示すように、冷蔵貨物船の 貨物冷蔵艙8内の甲板9裏面に防熱材10を取付け、その下に木製合板13を釘 止しており、甲板2上面は防熱材11を取付け、その上に木製合板14を釘止し て、更に、その上に、木製敷板12を取付けている。
【0011】 船体外板1内面の防熱は、船体外板1内側の甲板2,9間にグラスウールまた は発泡ポリウレタンを充填した防熱パネル4を垂直に立設する。
【0012】 防熱パネル4と接しないよう間隔を明けて甲板2,9間にスパーリング用支柱 5を垂直に立設し、スパーリング用支柱5間をスパーリング用横桁6で固着して 水平に支持して、スパーリング用支柱5とスパーリング用横桁6とに木製スパー リング7を取付ける。
【0013】
【考案の効果】
この考案は、上記のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。 防熱材は取付作業が複雑となる船体外板内側の艙内フレーム間の曲面に取付け ず、垂直面に防熱パネルとして立設して取付けるので、防熱材の取付け作業が容 易となり、また、艙内フレームの面材近傍のように防熱材の厚さが薄くなること なく、高い防熱効果を得られ、更に、木製スパーリングは防熱パネルの保護だけ でなく荷くずれ防止としても兼用でき、荷くずれ防止用のシュアリングボードを 取付ける作業が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る実施例の側断面図を略示したも
のである。
【図2】従来の船体外板側防熱構造の側断面図を略示し
たものである。
【符号の説明】
1 船体外板 2 甲板 3 艙内フレーム 4 防熱パネル 5 スパーリング用支柱 6 スパーリング用横桁 7 木製スパーリング 8 貨物冷蔵艙 9 甲板 10 防熱材 11 防熱材 12 木製敷板 13 木製合板 14 木製合板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵貨物船の貨物冷蔵艙内の船体外板内
    面の防熱構造において、船体外板内側の甲板間にグラス
    ウールまたは発泡ポリウレタンを充填した防熱パネルを
    垂直に立設し、該防熱パネルと一定間隔で甲板間にスパ
    ーリング用支柱を垂直に立設し、該スパーリング用支柱
    をスパーリング用横桁で固着して水平に支持し、該スパ
    ーリング用支柱と該スパーリング用横桁とに木製スパー
    リングを取付け、甲板間に垂直に立設する防熱パネルと
    木製スパーリングとの組み合せ構造で防熱と荷くずれ防
    止をすることを特徴とする貨物冷蔵艙の防熱構造。
JP9364791U 1991-10-18 1991-10-18 貨物冷蔵艙の防熱構造 Pending JPH0535590U (ja)

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JP9364791U JPH0535590U (ja) 1991-10-18 1991-10-18 貨物冷蔵艙の防熱構造

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JPH0535590U true JPH0535590U (ja) 1993-05-14

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JP9364791U Pending JPH0535590U (ja) 1991-10-18 1991-10-18 貨物冷蔵艙の防熱構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0781663A (ja) * 1993-09-14 1995-03-28 Inoue Reinetsu:Kk 船倉のパネル式断熱工法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0781663A (ja) * 1993-09-14 1995-03-28 Inoue Reinetsu:Kk 船倉のパネル式断熱工法

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