JPH05116673A - 冷凍船の貨物艙防熱材施工法 - Google Patents
冷凍船の貨物艙防熱材施工法Info
- Publication number
- JPH05116673A JPH05116673A JP31396191A JP31396191A JPH05116673A JP H05116673 A JPH05116673 A JP H05116673A JP 31396191 A JP31396191 A JP 31396191A JP 31396191 A JP31396191 A JP 31396191A JP H05116673 A JPH05116673 A JP H05116673A
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- JP
- Japan
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- insulating material
- cargo hold
- ship
- ship side
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 冷凍船の貨物艙内の防熱材施行方法にあっ
て、船側外板内面、防熱甲板裏面、貨物内横置隔壁等の
一部を、吹き付けにて発泡ポリウレタンを施工すること
によって、必要以上の防熱材の厚さを減らし、防熱材施
工の労力を減少し、かつ冷凍船の軽荷重量を下げること
を目的とする冷凍船の貨物艙防熱施工法。 【構成】 フレアの大きい船側外板を有する貨物艙内の
防熱材施工方法にあって、ショアリングボ−ドから船側
外板至る、貨物艙内の船側外板内面、防熱甲板裏面およ
び貨物艙内横置隔壁面に吹き付けにて発泡ポリウレタン
を施工し、該発泡ポリウレタンの表面に防湿ペイントを
施工してなる冷凍船の貨物艙防熱材施工法。
て、船側外板内面、防熱甲板裏面、貨物内横置隔壁等の
一部を、吹き付けにて発泡ポリウレタンを施工すること
によって、必要以上の防熱材の厚さを減らし、防熱材施
工の労力を減少し、かつ冷凍船の軽荷重量を下げること
を目的とする冷凍船の貨物艙防熱施工法。 【構成】 フレアの大きい船側外板を有する貨物艙内の
防熱材施工方法にあって、ショアリングボ−ドから船側
外板至る、貨物艙内の船側外板内面、防熱甲板裏面およ
び貨物艙内横置隔壁面に吹き付けにて発泡ポリウレタン
を施工し、該発泡ポリウレタンの表面に防湿ペイントを
施工してなる冷凍船の貨物艙防熱材施工法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷凍船の貨物艙内の
防熱材施工方法に係り、詳しくはショアリングボ−ドか
ら船側外板に至るスペ−スの船側外板内面、防熱甲板裏
面および貨物艙内横置隔壁面の防熱材施工方法に関する
ものである。
防熱材施工方法に係り、詳しくはショアリングボ−ドか
ら船側外板に至るスペ−スの船側外板内面、防熱甲板裏
面および貨物艙内横置隔壁面の防熱材施工方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の貨物艙内の防熱材施工方
法にあっては、グラスウ−ルまたは発泡ポリウレタンの
成型品を防撓材間の所定の寸法に切断加工して、複数枚
積層して防熱材とし、該防熱材表面に、防撓材表面に溶
着しているスタッドボルトおよびナットにて縦横に配設
される木製根太を締結し、該木製根太上に木製合板を釘
止するものが知られている。
法にあっては、グラスウ−ルまたは発泡ポリウレタンの
成型品を防撓材間の所定の寸法に切断加工して、複数枚
積層して防熱材とし、該防熱材表面に、防撓材表面に溶
着しているスタッドボルトおよびナットにて縦横に配設
される木製根太を締結し、該木製根太上に木製合板を釘
止するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のでは、貨物艙内の船側外板内側、防熱甲板内側および
貨物艙内横置隔壁等の防撓材表面上から、必要防熱厚さ
を決め、該防撓材間の平坦部も防撓材部と同じ内のりと
なるように積層しているため、該防撓材間の平坦部で
は、必要以上に防熱材が厚くなり、冷凍船の軽荷重量が
重くなるとともに、この不要な防熱材の施工に無駄な労
力を費やすという問題点を有していた。
のでは、貨物艙内の船側外板内側、防熱甲板内側および
貨物艙内横置隔壁等の防撓材表面上から、必要防熱厚さ
を決め、該防撓材間の平坦部も防撓材部と同じ内のりと
なるように積層しているため、該防撓材間の平坦部で
は、必要以上に防熱材が厚くなり、冷凍船の軽荷重量が
重くなるとともに、この不要な防熱材の施工に無駄な労
力を費やすという問題点を有していた。
【0004】また、成型グラスウ−ルまたは発泡ポリウ
レタンを防撓材間隔に切断し積層して止着しているた
め、該積層防熱材の継目に隙間が生じ、防熱効果を下げ
るという問題点を有していた。
レタンを防撓材間隔に切断し積層して止着しているた
め、該積層防熱材の継目に隙間が生じ、防熱効果を下げ
るという問題点を有していた。
【0005】さらに、船側外板、上甲板、横置隔壁等か
らの侵入熱が該船殻部材の防撓材および木製合板取付ボ
ルトを伝達して貨物艙内の温度を上昇させるという問題
点を有していた。
らの侵入熱が該船殻部材の防撓材および木製合板取付ボ
ルトを伝達して貨物艙内の温度を上昇させるという問題
点を有していた。
【0006】この発明は、従来の技術の有するこのよう
な問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、防熱材の過剰施工部分をなくして該過剰防熱
施工による無駄な労力をなくすとともに、軽荷重量が軽
くなる吹き付けによる発泡ポリウレタンの防熱材の施工
方法を提供しようとするものである。
な問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、防熱材の過剰施工部分をなくして該過剰防熱
施工による無駄な労力をなくすとともに、軽荷重量が軽
くなる吹き付けによる発泡ポリウレタンの防熱材の施工
方法を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明における貨物艙内の防熱材施工方法は、船
側外板のフレアが大きい貨物艙内のショアリングボ−ド
から船側外板側の外板内面、防熱甲板下および貨物艙内
横置隔壁面に発泡ポリウレタンを吹き付けし、該発泡ポ
リウレタン表面に耐湿ペイントを塗布し、ショアリング
ボ−ド面に防熱パネルを固設してなるものである。
に、この発明における貨物艙内の防熱材施工方法は、船
側外板のフレアが大きい貨物艙内のショアリングボ−ド
から船側外板側の外板内面、防熱甲板下および貨物艙内
横置隔壁面に発泡ポリウレタンを吹き付けし、該発泡ポ
リウレタン表面に耐湿ペイントを塗布し、ショアリング
ボ−ド面に防熱パネルを固設してなるものである。
【0008】
【作用】フレアの大きい船側外板に閉囲される貨物艙内
のショアリングボ−ドからの船側外板側のスペ−スは、
冷蔵貨物を積載しないデッドスペ−スとしているので、
該デッドスペ−スを冷却する必要はなく、該冷蔵貨物艙
用の冷凍機の容量を小さくできる。
のショアリングボ−ドからの船側外板側のスペ−スは、
冷蔵貨物を積載しないデッドスペ−スとしているので、
該デッドスペ−スを冷却する必要はなく、該冷蔵貨物艙
用の冷凍機の容量を小さくできる。
【0009】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。
【0010】図1において、船側外板1は大きなフレア
を有しており、該船側外板1の内面には、防撓材5を固
設し、防熱甲板2の下面には、防撓材4を固設してい
る。
を有しており、該船側外板1の内面には、防撓材5を固
設し、防熱甲板2の下面には、防撓材4を固設してい
る。
【0011】船側外板1と、防熱甲板2の下層甲板6と
の交点よりやや内側からショアリングボ−ド7を直立し
て固設し、該ショアリングボ−ド7の上端は上層の防熱
甲板2の下面に固設する。
の交点よりやや内側からショアリングボ−ド7を直立し
て固設し、該ショアリングボ−ド7の上端は上層の防熱
甲板2の下面に固設する。
【0012】船側外板1内面と防熱甲板2の下面は、そ
れぞれ防撓材5、4を包んで発泡ポリウレタン8を吹き
付けし、該吹き付けした発泡ポリウレタン8の表面に防
湿ペイント9を塗布する。
れぞれ防撓材5、4を包んで発泡ポリウレタン8を吹き
付けし、該吹き付けした発泡ポリウレタン8の表面に防
湿ペイント9を塗布する。
【0013】ショアリングボ−ド7は、山形鋼10の外
面に防熱パネル3を固設し、内側には木製スパ−リング
11を固設する。
面に防熱パネル3を固設し、内側には木製スパ−リング
11を固設する。
【0014】
【発明の効果】この発明は、上述のとおり構成されてい
るので、次に記載する効果を奏する。船側外板、貨物艙
内横置隔壁および防熱甲板裏の防熱材である吹き付け発
泡ポリウレタンの厚みが薄く施工でき、労力の軽減にな
るとともに、継目無しに施工できるので防熱効果がよ
く、空気や湿気の滞留を防ぐ。
るので、次に記載する効果を奏する。船側外板、貨物艙
内横置隔壁および防熱甲板裏の防熱材である吹き付け発
泡ポリウレタンの厚みが薄く施工でき、労力の軽減にな
るとともに、継目無しに施工できるので防熱効果がよ
く、空気や湿気の滞留を防ぐ。
【図1】この発明の実施例の正面断面を略示したもので
ある。
ある。
1 船側外板 2 防熱甲板 3 防熱パネル 4 防熱材 5 防熱材 6 下層甲板 7 ショアリングボ−ド 8 発泡ポリウレタン 9 防湿ペイント 10 山形鋼 11 木製スパ−リング
Claims (1)
- 【請求項1】 冷凍船の貨物艙内の防熱材施行方法にあ
って、船側外板のフレアが大きく、ショアリングボ−ド
から船側外板に至る、貨物艙内の船側外板内面、防熱甲
板裏および貨物艙内横置隔壁面に、それぞれ吹き付けに
て発泡ポリウレタンを施工し、該吹き付けした発泡ポリ
ウレタン表面に防湿ペイントを塗布し、ショアリングボ
−ドの船側外板側に防熱パネルを張設施工してなる冷凍
船の貨物艙防熱材施工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31396191A JPH05116673A (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 冷凍船の貨物艙防熱材施工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31396191A JPH05116673A (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 冷凍船の貨物艙防熱材施工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05116673A true JPH05116673A (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=18047573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31396191A Pending JPH05116673A (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 冷凍船の貨物艙防熱材施工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05116673A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0781663A (ja) * | 1993-09-14 | 1995-03-28 | Inoue Reinetsu:Kk | 船倉のパネル式断熱工法 |
WO2016157047A1 (en) * | 2015-03-31 | 2016-10-06 | Mgi Thermo Pte Ltd | Reefer insulation |
KR101987035B1 (ko) * | 2018-07-23 | 2019-06-10 | 대우조선해양 주식회사 | 선박용 냉동 창고 및 그 제조 방법 |
-
1991
- 1991-10-30 JP JP31396191A patent/JPH05116673A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0781663A (ja) * | 1993-09-14 | 1995-03-28 | Inoue Reinetsu:Kk | 船倉のパネル式断熱工法 |
WO2016157047A1 (en) * | 2015-03-31 | 2016-10-06 | Mgi Thermo Pte Ltd | Reefer insulation |
CN107820475A (zh) * | 2015-03-31 | 2018-03-20 | 澜特液化天然气系统技术有限公司 | 冷藏船隔热装置 |
KR101987035B1 (ko) * | 2018-07-23 | 2019-06-10 | 대우조선해양 주식회사 | 선박용 냉동 창고 및 그 제조 방법 |
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