JPH053549A - 画像インタフエース装置 - Google Patents

画像インタフエース装置

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JPH053549A
JPH053549A JP3300038A JP30003891A JPH053549A JP H053549 A JPH053549 A JP H053549A JP 3300038 A JP3300038 A JP 3300038A JP 30003891 A JP30003891 A JP 30003891A JP H053549 A JPH053549 A JP H053549A
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    • H04N1/3871Composing, repositioning or otherwise geometrically modifying originals the composed originals being of different kinds, e.g. low- and high-resolution originals

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デジタル複写機に接続され、例えばコンピュ
ータシステムや通信装置等の外部機器との間で2値画像
データ及び多値画像データの両方を入出力可能な画像イ
ンタフェース装置を提供する。 【構成】 デジタル複写機から画像データを入力する場
合、多値/2値振分け・併合回路4にて併合された多値
データ又は2値データは、I/F制御回路3にて制御さ
れる同一のデータバスを介して入力される。また、デジ
タル複写機へ多値又は2値データを出力する場合、多値
/2値振分け・併合回路2からI/F制御回路3へ出力
し、多値/2値振分け・併合回路4にて多値又は2値の
画像データが振分けられて出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スキャナにより画像を
入力し、画像処理を施してプリンタへ出力する際に、多
値画像データ(1画素:nbits,例えば8bits)と2値
画像データ(1画素:1 bit)とを同一のデータバスを
介して処理できる画像インタフェース装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】及び
【発明が解決しようとしている課題】従来、CCD等を
用いて画像を光電的に読み取るスキャナから出力された
画像データに各種画像処理を施し、インクジェットプリ
ンタの如くのプリンタへ供給して印刷を行う、いわゆる
デジタル複写機が知られている。このようなデジタル複
写機において、スキャナは原稿のハーフトーンを読み取
るために、画像をnビットの多値データで表わして、後
段の処理部へ出力する。また、プリンタに、インクジェ
ット等のドットのオン/オフで画像再現するものを用い
た場合には、各画像処理された多値画像データを1ビッ
トの2値データに変換してプリンタに供給している。従
って、スキャナからは多値データが出力され、またプリ
ンタへは2値データが供給される。
【0003】また、このようなデジタル複写機にコンピ
ュータシステムや通信装置等の外部機器を接続し、デジ
タル複写機を外部機器への画像データの入力装置として
用いたり、またデジタル複写機を外部機器からの画像デ
ータの出力装置として用いることが提案されている。そ
して、このデジタル複写機と外部機器との接続形態は、
外部機器が扱うデータが多値画像データであるか2値画
像データであるか等によって決定される。従って、外部
機器とのインタフェースとして2値又は多値の一方の画
像データしか扱えない場合には、接続可能な外部機器の
種類が限られてしまうことになる。
【0004】また、2値及び多値の画像データの両方を
取り扱い可能とすべく、単にそれら用のインタフェース
を共に備えただけでは、装置の構成が複雑となる一方、
他方のデータしか取り扱わない場合には、その機能、構
成が無駄となってしまう。本発明は、上記課題を解決す
るために成されたもので、多値及び2値インタフェース
を共通化することで、複雑なインタフェース構成を簡素
化することができる画像インタフェース装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】また、本発明は、例えばデジタル複写機と
外部機器との間で2値画像データ及び多値画像データの
両方を入出力可能な画像インタフェース装置を提供する
ものである。また、本発明は、2値画像データ及び多値
画像データの両方を簡易な構成で入出力可能とした画像
インタフェース装置を提供するものである。本発明のそ
の他の目的は、以下の図面及び詳細な説明から明らかに
なるであろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】かかる目的を達成するために、本発明の画像イ
ンタフェース装置は以下の構成を備える。多値及び2値
の画像データを入出力可能な画像インタフェース装置に
おいて、入出力する多値及び2値の画像データを同一デ
ータ内に結合、若しくは別々のデータに分離する結合分
離手段と、該結合分離手段で結合された画像データを授
受するインタフェース手段とを備える。また好ましく
は、画像データを入出力可能なスキャナ・プリンタと多
値及び2値の画像データを入出力することを特徴とす
る。更に好ましくは、前記結合分離手段は、2値の画像
データを多値の画像データバスの最下位ビットに結合し
て多値データ内に2値データを含ませ、また、該画像デ
ータから再び分離することを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明に係る好適
な一実施例を詳細に説明する。まず、スキャナより読み
取られた画像データに各種画像処理を施し、プリンタへ
出力して印刷を行う装置、いわゆるデジタル複写機のよ
うな形態の装置は、図2に示す点線で囲まれたブロック
構成をとるものが多い。そして、多値データ及び2値化
データをインタフェースを介して得ようとした場合のポ
イントが図中の,である。
【0008】このような装置では、画像データのデータ
量が多く、大量のメモリが必要とされることから極力メ
モリを省略するために、スキャナで画像を読み取りなが
らプリントを行うという同期型の形態がとられている。
図2は、スキャナとプリンタが一体化された装置の構成
を示すブロック図であり、以下、この図に基づいてスキ
ャナ・プリンタについての詳細を述べる。
【0009】まず、カラー原稿がスキャナ11により光
学的に読み取られる。この読み取りセンサは、CCDの
ような光学センサである。センサより読み取られた信号
は、アナログ信号であり、またセンサによるばらつき,
色特性,明暗のレンジ等の補正が必要である。そこで、
読み取られたアナログ信号はデジタル信号にA/D変換
された後、スキャナ補正部12によって白黒補正(shad
ing 補正)が行われる。
【0010】スキャナ補正部12より出力されるデータ
は、RGB各8bitsのデータであるが、このままの
データでは単にスキャナの特性により得られるRGBデ
ータに過ぎない。そこで、入力正規化補正部13により
標準的な色画像データに補正される。一般的には、NT
SC方式のRGBに合うように正規化が行われる。この
方法は、3×3の行列演算で次に示す計算を行う。
【0011】
【数1】
【0012】ここで、anmの値は各スキャナの特性によ
って決定されるパラメータである。以上の処理により、
スキャナ側の色補正が終了する。すなわち、ポイント
では、標準化されたRGB多値画像データが得られるわ
けである。次に、LOG変換部14では、RGB多値画
像データが輝度データであるのに対し、プリンタ側で用
いられるデータがYMCBk系の濃度データであるた
め、輝度→濃度変換が行われる。
【0013】これにより、RGBデータはR→C,G→
M,B→Yデータにそれぞれ変換される。次に、変換さ
れた多値色画像データCMYは、色処理部15へ送ら
れ、黒生成,下色除去(UCR),及びマスキング処理
等が行われる。黒生成は、CMYデータより共通データ
を黒データに置換するものであり、次式によって求めら
れる。
【0014】Bk=min (C,M,Y) 下色除去(UCR)は、上述の黒生成によって求められ
た黒の値をカラーデータCMYから除くことであり、こ
れにより、CMYデータの重なりによる黒データを黒イ
ンクによるBkに置換する処理である。 C′=C−k1 ・Bk M′=M−k2 ・Bk Y′=Y−k3 ・Bk ここで、k1 ,k2 ,k3 は、UCRを何%にするかを
決定するパラメータである。
【0015】次に、マスキング処理は、これまでに得ら
れたCMYBk多値画像データをプリンタの特性に合わ
せたCMYBk多値画像データに補正する処理であり、
ここでは、最も一般的な一次マスキング処理の式を挙げ
る。
【0016】
【数2】
【0017】ここで、bnmの値は、各プリンタの特性に
より決まるパラメータである。なお、上述した色処理部
15における処理は、一例を示すものであり、色処理ア
ルゴリズムは各種多様にある。上述の色処理部15によ
り求められたCP P P BkP 多値画像データは、ガ
ンマ補正部16に転送される。このガンマ補正部16で
は、通常LUT(LookUp Table)を用いてデータ変換を
行う処理部で、各種ガンマ曲線に従ってデータが変換さ
れる。 CP ′ =f(CP ) MP ′ =f(MP ) YP ′ =f(YP ) BkP ′=f(BkP ) ここでの処理は、主に出力されるプリント物を見て、例
えばM(マゼンタ)を濃くしたいという場合、Mのガン
マ調整を行うという具合に、印字物に依存した最終出力
調整部である。
【0018】以上、ガンマ補正部16を通過するまで、
画像データは多値データ(nbits,例えば8bits)のま
まである。ここで、本処理系は、カラー印字を前提にし
て述べてきたが、記録装置としてノンインパクト方式の
カラーインクジェットプリンタを想定しているため、印
字の方法としてはドットを打つか、打たないかの2通り
しかなく、多値データを2値データに変換する必要が生
じる。そこで、2値化処理部17を設けている。
【0019】記録装置は、インクジェット方式に限ら
ず、熱昇華型方式,熱転写方式等であったにせよ、多値
データ:nbitsをmbitsに変換する処理が必要とされ
る。この2値化処理部17では、一般にディザ法,誤差
拡散法(Error Diffusion)等の方法により8ビットデ
ータが1ビットデータに変換される。その結果、図2に
示すポイントでは、2値化データが得られ、プリンタ
へ出力される。以上、図2に基づいてスキャナとプリン
タが一体化された装置におけるデータ処理系について述
べてきたが、この全体の処理系は、先に述べたように、
内部に極力メモリを持たない構成にするため、パイプラ
イン処理による処理系をとるのが一般的である。
【0020】そのため、このような処理系では、同一の
クロックを用い、スキャナ部より得られた画像データ
を、順次画像処理系へ転送し、数クロック遅れでプリン
タ部へ送って印字を行うように構成されている。すなわ
ち、スキャナ部の読み取りセンサとプリンタ部の印字ヘ
ッドとは、同期して動作している。このような同期型ス
キャナ・プリンタから外部の装置へ画像データを入出力
させる場合には、インタフェース部がスキャナ・プリン
タと同一のクロックを用いて画像データの入出力を行わ
なければならない。
【0021】ここで、同期型画像データの入出力を行う
インタフェース(I/F)として、ビデオI/Fがある
が、そのタイミングを図3に示す。このタイミング図
は、図4のに示すスキャナのシリアルスキャン方式に
よるタイミングの一例であり、もちろん図4のに示す
ラスタスキャン方式の場合とは多少異なる。ラスタスキ
ャン方式のタイミングについては省略する。図3におい
て、MSYNC はスキャナの読み取りセンサがx方向へ移動
するためのモータスタート信号を示し、全てのスタート
は、この信号を基準にして開始される。Frame Enableは
センサがX方向へ移動中のEnable信号であり、画像デー
タは、このFrame Enableが有効の時のみ得られる。
【0022】Block Enableは、センサのY方向の長さ分
のEnable信号であり、図3では、128画素としての一
例を挙げた。すなわち、このBlock Enable信号がEnable
開始より128画素データ分だけ、画像データとして有
効とされる。次に、クロックと画像データとの関係を以
下に説明する。まず、このような同期型スキャナ・プリ
ンタから外部へ画像データを入出力させるには、前述し
たビデオI/Fのような同期型I/Fにて、データの入
出力を行う必要がある。
【0023】そこで、このようなスキャナ・プリンタに
接続され、画像データの入出力を制御するコンピユータ
システムや通信制御装置では、図2に示すポイントよ
り多値画像データの授受を行う多値I/F制御回路5
と、図2に示すポイントより2値化画像データの授受
を行う2値I/F制御回路6とから構成されている。こ
れらのI/F制御回路5,6は、画像データをどのよう
な形態で必要とするかによって異なり、原画像のオリジ
ナルに近いデータを所望する場合には、多値I/F5が
用いられている。しかし、この場合は、膨大な画像デー
タ量となってしまうため、多値データの1/n(例えば
1/8)のデータ量ですむ2値I/F6の画像データを
用いる場合も多く、多値I/F5と2値I/F6とはそ
れぞれ別々に独立して用いられている。
【0024】近年では、カラーファクシミリのような画
像を通信する装置の場合、ポイントより出力される2
値化データへの所望も高くなってきた。これは2値化処
理において、濃度保存型2値化処理方法である誤差拡散
法や平均濃度保存等の研究が進められ、ある程度、2値
化データから多値データを復元する技術が確立され始め
たからである。それに伴い、多値I/Fと2値I/Fの
両方が必要とされ、それぞれが配備されるようになって
きている。
【0025】しかしながら、上記実施例では、多値I/
Fと2値I/Fの両方を配置することは回路構成が複雑
となり、I/F処理系が2系統必要となり、無駄な部分
も多かった。また多値データの入出力のポイントと2値
データの入出力のポイントが異なるため、共通化するこ
とが困難であった。そこで、多値I/Fと2値I/Fを
共通化した画像インタフェース装置を以下に説明する。
まず、本実施例を説明する前に、多値I/Fと2値I/
Fを共通化できる根拠を述べる。
【0026】図3のタイミングチャートにおいて、DATA
が多値I/Fの場合は8ビットであり、2値I/Fの場
合には1ビットである以外、何ら変わるところはない。
但し、ある時点での2値I/FのDATAが多値I/FのDA
TAに比べ、パイプライン処理のために数データ分遅れて
いるという点を考慮しなければならない。これは、図2
に示すスキャナ・プリンタの多値I/F制御回路5のポ
イントと2値I/F制御回路6のポイントからも明
らかなように、2値I/Fが所定の画像処理を行う分、
DATAが遅れるためである。しかし、この遅れは遅れ分に
相当する遅延回路を多値I/F制御回路5内に設け、多
値I/F制御回路5と2値I/F制御回路6との同期を
取ればよい。
【0027】図1は、実施例における画像インタフェー
ス装置の構成を示すブロック図である。図示するよう
に、右側はスキャナ・プリンタ部であり、左側はスキャ
ナ・プリンタに接続されるホストシステムの中のI/F
部である。そして、このスキャナ・プリンタ側には、多
値/2値振り分け・併合回路4が配置されている。この
回路4は、図5の多値画像データ入出力ポイントと2
値画像データ入出力ポイントの2点におけるデータ経
路を制御する回路であり、多値データと2値データを同
一の画像データバスとするところである。この多値/2
値振り分け・併合回路4の構成を図7に示すブロックを
参照して以下に詳述する。
【0028】まず、データ遅延回路21は多値データと
2値データのパイプライン処理による遅れを調整する回
路であり、これにより多値データと2値データがスキャ
ナ側から入力された場合、後述するセレクタ22bへは
同一画素ポイントのデータとして入力される。このセレ
クタ22bは、多値データと2値データの選択を行う回
路であり、多値2値切り換え信号によってデータが選択
される。
【0029】ここで、多値データバスD0 〜D7 が8ビ
ットデータバスであるのに対し、2値データバスは1ビ
ットデータバスD0であるため、I/F制御回路3への
バスの最下位ビットを2値データバスとして共通に使用
している。つまり、2値データバスは、多値データバス
のD0 ビットのみセンスすればよい。なお、上述の多値
2値切り換え信号は、CPU19から出力される信号で
ある。
【0030】次に、I/F制御回路3は、上述した共通
バスを介して図6のホストシステム側と多値データ又は
2値データの入出力を制御するインタフェース回路であ
り、具体的には、コマンドの授受やスキャナ側で作成さ
れたクロックをホスト側へ送る際の制御等を行う。これ
に対し、ホスト側システムは、スキャナ・プリンタ側と
同様に、I/F制御回路3と、多値画像データと2値画
像データとの併合・振り分けを行う回路部2と、シリア
ル/パラレル変換部1とから構成されている(図1参
照)。
【0031】図8は、上述したホスト側システムの詳細
な構成を示す図である。まずスキャナ側よりの画像デー
タ入力について説明する。図示するように、I/F制御
回路3において、多値データも2値データも同一のDATA
BUSで入力される。そして、セレクタ22bでは、多値
2値切り換え信号により、多値を選択された場合は、ラ
ッチ22cへ8ビットデータを送る。しかし、2値を選
択された場合にはラッチ22aへ送る。この2値側のラ
ッチ22aは、最下位ビットのみをラッチし、有効2値
画像データとして用いる。
【0032】つまり、多値データの経路は、セレクタ2
2b→ラッチ22c→多値メモリ28となり、メモリに
格納され、その後、他へ転送される。また2値データの
経路は、セレクタ22b→ラッチ22a→SP変換23
a→2値メモリ24となり、2値メモリに格納され、そ
の後、他へ転送される。上述のSP変換23aは、ラッ
チ22aで保持された1ビットの2値画像データをメモ
リに格納できるように、8ビットパラレルに変換するシ
リアル/パラレル変換回路である。
【0033】次に、プリンタ側へ画像データを出力する
場合について説明する。ここで、多値画像データは他の
システム(DISK等)よって多値メモリ28に転送さ
れ、格納されていると仮定する。この場合、入力とは逆
に、多値メモリ28より順次画像データが読み出され、
ラッチ22cを経てセレクタ22bにデータが移され
る。ここで、セレクタ22bは、既に多値データ経路側
に切り換えられており、I/F制御回路3からスキャナ
・プリンタ側へ多値データが送られる。この時の多値画
像データは、図5におけるポイントに送られ、多値デ
ータはその後、パイプライン処理により画像処理され、
プリンタで出力される。
【0034】ここで、ホスト側からのデータ出力のタイ
ミングは、図3に示すタイミングチャートであり、これ
は前述した入力と同じタイミングである。また、スキャ
ナ・プリンタとホスト側との同期がずれないように、ク
ロック(Clock)はスキャナ・プリンタから与えられるク
ロックをそのまま用いて行う。このクロックは、図5の
ポイントに示すところのパイプライン処理のクロック
としても用いられている。
【0035】次に、2値データの出力の場合は、2値メ
モリ24より順次画像データが読み出され、P/S変換
回路23bへと転送される。ここでは、2値メモリ24
より読み出されたバイトパックされた2値画像データを
パラレルインシリアルアウトの回路23bによってシリ
アルデータ化し、ラッチ22aにラッチさせる。その
後、セレクタ22bを通り、I/F制御回路3を経てス
キャナ・プリンタへ送られる。これらの処理は多値画像
データを出力する場合と同様である。
【0036】図6は、本実施例での画像インタフェース
の構成を示すブロック図である。本実施例では、図示す
るように、多値バッファメモリ28をダブルバッファ構
成とし、I/FがビデオI/Fのように、一定時間連続
してメモリを専有することによる待ち時間を無くし、メ
モリアクセス効率を向上させている。つまり、1つのバ
ッファでは、他のシステム、例えばディスクやワークス
テーシヨン33のメモリや通信制御回路32より画像デ
ータの入出力を行い、もう一方のバッファではスキャナ
・プリンタとの画像データの入出力を行うものとする。
【0037】また、多値メモリは、非常にメモリ量を必
要とするため、画像一枚分のメモリ領域を確保するのは
難しい。そこで、このようにブロック分割してバッファ
メモリを用意している。同様の理由により、前述の2値
バッファメモリ24もダブルバッファ構成としている。
図6に示すように、2値ページメモリ26は、2値画像
データの場合には多値画像データの1/8のメモリ量で
すみ、1ページ分のメモリ容量を持つことが可能なため
である。
【0038】そして、2値バッファメモリ24と2値ペ
ージメモリ26との間に、縦横変換回路25を配置して
いる。これは、スキャナが図4のシリアル・スキャン
の場合、必要とされる回路であり、2値データのバイト
パックの方法が、X方向のラスタ方向ではなく、Y方向
となるためである。図9は、その縦横変換機能を示す図
であり、スキャナがシリアルスキャンの場合、Y方向の
画素が順次読み込まれるため、メモリ上のバイト構成で
は図9に示すのようになる。しかし、これは、特殊な
形態であるため、のような変換が必要である。この変
換を縦横変換回路25が行う。実際には、図9のに示
す8バイトを順次入力すると、順次の形態で縦横変更
される回路を用いればよい。この結果、2値ページメモ
リでは、ラスタ方向単位で2値画像データのアクセスが
可能となる。
【0039】次に、画像データ転送制御回路30は、例
えばこのシステムがワークステーション33上に挿入さ
れているボード構成の場合、バスI/Fとなる。UME
バスI/Fあるいはチャネル制御等が行われる。またデ
ィスク32がこの回路30に接続されている場合には、
ディスクコントローラを含むことになる。更に通信制御
回路31が接続されている場合には、通信回線へ画像デ
ータを転送するため、制御回路を含むことになる。これ
らは、あくまで一形態であり、スキャナ・プリンタとの
I/Fを介して得られた画像データに対してどのような
処理をしてもかまわない。以上説明したように、本実施
例では、多値画像データ及び2値画像データを共通のデ
ータバスで扱うことができる。
【0040】図10は、本実施例でのI/Fの入出力モ
ードを示す図である。本I/Fは、図10に示すよう
に、多値Data入力、多値Data出力、2値Data入
力、2値Data出力の4つのモードが考えられる。そし
て、これらは1つ1つが独立ではなく、多値,2値,入
出力ともに共通化されている。以上説明したように、本
実施例によれば、スキャナ・プリンタと、多値画像デー
タ及び2値画像データをやり取りするシステムにおい
て、画像データバスの最下位ビットを、多値画像データ
と2値画像データで兼用することにより、多値画像デー
タバスと2値画像データバスのコントロールを2系統持
つ必要がなく、I/Fを簡素化できるという効果があ
る。
【0041】<他の実施例>次に、本発明に係る他の実
施例を関係する図面を参照して以下に説明する。図11
及び図12は、他の実施例におけるI/Fの構成を示す
図である。この構成回路では、画像入出力I/F回路部
において、バッファメモリを多値,2値共通化させてい
る。つまり、多値画像データの最下位ビットの0,1
は、あまり多値データに影響を及ぼさないため、多値デ
ータ(1バイト)の最下位ビットを2値画像データとし
て定義している。その結果、このバッファメモリ28´
上では、多値メモリと認識して読み出せば多値画像デー
タが読み出され、2値メモリと認識して読み出せば2値
画像データが読み出せる。その様子を示す図が図17で
あり、図14は、多値2値兼用メモリ回路の構成を示す
図である。
【0042】一方、スキャナ・プリンタ側では、多値デ
ータと2値データとを結合分離する回路が必要となる。
図13は、その構成を示すブロック図であり、図15,
図16は、結合・分離部分のデータ入力とデータ出力を
それぞれ示す図である。図13において、画像データを
スキャナ側からホストシステム側へ送る場合に、前述し
たデータ遅延回路21aに多値データが入力される。こ
のデータ遅延回路21aは、ラッチを含み、入力時の
み、データが遅延される。次にセレクタでは、多値デー
タと2値データを結合する場合、最下位ビットD0 を2
値データのラインから選択する。これにより、I/F制
御回路部3は、D0 〜D7 の8ビットデータバスに多値
と2値の結合されたデータが入出力されることになる。
【0043】図15は、スキャナ側からホストシステム
側へのデータが転送される際の回路図である。図示する
ように、2値多値切り換え信号により、結合するか、多
値データのまま出力するかを切り換えている。図16
は、ホストシステム側よりスキャナ・プリンタ側へデー
タを転送し、プリントする際の回路図である。図15と
同様に、2値多値切り換え信号により、分離するか多値
データのままにするかを切り換えている。
【0044】以上説明したように、この実施例によれ
ば、多値画像データの最下位ビットを2値画像データに
置き換えることにより、多値画像データさえ格納してお
けば、2値画像データも得ることができるという利点が
ある。以上、本発明を好ましい実施例により説明してき
たが、本発明は上述の実施例に限定されることなく、請
求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形が可
能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多値及び2値インタフェースを共通化することで、複雑
なインタフェース構成を簡素化すると共に、1つの多値
画像データの中に、最適な2値画像データを含ませるこ
とができ、多値及び2値の2種類の画像データを持つこ
とを省略できることにより、メモリ量を削減することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例における画像インタフェース装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】本実施例におけるスキャナ・プリンタとのイン
タフェースを示す図である。
【図3】ビデオインタフェースのタイミングを示す図で
ある。
【図4】スキャン方向と2値データのバイトパックを示
す図である。
【図5】
【図6】本実施例におけるシステム全体の構成を示すブ
ロック図である。
【図7】図5の多値・2値併合振り分け回路4の構成を
示すブロック図である。
【図8】図6の多値・2値併合振り分け回路2の構成を
示すブロック図である。
【図9】縦横変換機能を説明するための図である。
【図10】本実施例における入出力モードを示す図であ
る。
【図11】
【図12】本発明に係る他の実施例での構成を示すブロ
ック図である。
【図13】図11の多値・2値結合分離回路の構成を示
すブロック図である。
【図14】図12の多値・2値兼用メモリ回路の構成を
示すブロック図である。
【図15】データ入力を説明するための図である。
【図16】データ出力を説明するための図である。
【図17】多値バッファメモリ中の2値データの占める
領域を示す図である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多値及び2値の画像データを入出力可能
    な画像インタフェース装置において、入出力する多値及
    び2値の画像データを同一データ内に結合、若しくは別
    々のデータに分離する結合分離手段と、該結合分離手段
    で結合された画像データを授受するインタフェース手段
    とを備えることを特徴とする画像インタフェース装置。
  2. 【請求項2】 画像データを入出力可能なスキャナ・プ
    リンタと多値及び2値の画像データを入出力することを
    特徴とする請求項1記載の画像インタフェース装置。
  3. 【請求項3】 前記結合分離手段は、2値の画像データ
    を多値の画像データバスの最下位ビットに結合して多値
    データ内に2値データを含ませ、また、該画像データか
    ら再び分離することを特徴とする請求項2記載の画像イ
    ンタフェース装置。
  4. 【請求項4】 前記インタフェース手段は、前記スキャ
    ナ・プリンタと2値,多値共通のデータバスによって画
    像データを授受することを特徴とする請求項2記載の画
    像インタフェース装置。
  5. 【請求項5】 前記インタフェース手段は、前記スキャ
    ナ・プリンタと同一のクロックにより画像データを授受
    することを特徴とする請求項2記載の画像インタフェー
    ス装置。
  6. 【請求項6】 画像データを入出力可能なスキャナ・プ
    リンタと2値,多値共通のデータバスによって接続され
    る画像インタフェース装置であって、多値及び2値の画
    像データが結合された画像データを授受するインタフェ
    ース手段と、該インタフェース手段にて授受した画像デ
    ータを多値及び2値の画像データに分離、若しくは多値
    及び2値の画像データを同一のデータ内に結合する結合
    分離手段と、該結合分離手段にて分離された多値及び2
    値の画像データをそれぞれ記憶する記憶手段とを備える
    ことを特徴とする画像インタフェース装置。
  7. 【請求項7】 前記インタフェース手段は、前記スキャ
    ナ・プリンタと2値,多値共通のデータバスによって画
    像データを授受することを特徴とする請求項6記載の画
    像インタフェース装置。
  8. 【請求項8】 前記結合分離手段は、2値の画像データ
    を多値の画像データバスの最下位ビットに結合して多値
    データ内に2値データを含ませ、また、該画像データか
    ら再び分離することを特徴とする請求項6記載の画像イ
    ンタフェース装置。
  9. 【請求項9】 前記記憶手段は、多値及び2値用にそれ
    ぞれダブルバッファで構成されていることを特徴とする
    請求項6記載の画像インタフェース装置。
  10. 【請求項10】 画像データを入出力可能なスキャナ・
    プリンタと2値,多値共通のデータバスによって接続さ
    れる画像インタフェース装置であって、多値及び2値の
    画像データが結合された画像データを授受するインタフ
    ェース手段と、該インタフェース手段にて授受した画像
    データを記憶する記憶手段とを備えることを特徴とする
    画像インタフェース装置。
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