JPH0535498Y2 - - Google Patents

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JPH0535498Y2
JPH0535498Y2 JP1986015946U JP1594686U JPH0535498Y2 JP H0535498 Y2 JPH0535498 Y2 JP H0535498Y2 JP 1986015946 U JP1986015946 U JP 1986015946U JP 1594686 U JP1594686 U JP 1594686U JP H0535498 Y2 JPH0535498 Y2 JP H0535498Y2
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filament
operation panel
vibration
circuit board
printed circuit
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はコンパクトデイスクプレーヤ、ビデオ
テープレコーダ(V.T.R)、カセツトデツキ等の
民生機器の機能選択等に用いられる操作パネルに
係り、発光体のフイラメントが断線することのな
い操作パネルに関する。
〔従来の技術〕
フイラメントを有する発光体を用いた民生機器
を、第3図に示す車搭載用のコンパクトデイスク
プレーヤにより説明する。
コンパクトデイスクプレーヤのケース1の正面
にはコンパクトデイスクを内部へ出入させる開閉
蓋付きの着脱孔2が開設されており、更にコンパ
クトデイスクプレーヤの作動機能を選択する多数
のキートツプ3,3……が正面方向へ弾力的に出
入自在にして設けられている。第5図に示すよう
に、このケース1の正面の内側に、操作パネルと
なる第4図に示すようなプリント基板4が固定さ
れている。このプリント基板4にはキートツプ3
によつて押込まれてONとなり所定の機能を発揮
する押釦スイツチ5と、現在作動している機能等
を発光表示する発光体6とが多数取付けられてい
る。そして、プリント基板4の正面側には押釦ス
イツチ5の発した光を正面側へ有効に反射させる
ために、各押釦スイツチ5および発光体6の部分
を切除した反射板7が接着されている。また、各
キートツプ3には発光体6の発した光を外部へ透
光させる透光部8が設けれらている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記のように形成されたコンパクトデイスクプ
レーヤを車に搭載すると、車の走行に伴つてコン
パクトデイスクプレーヤおよびプリント基板4等
が一体的に、鉛直方向すなわち第3図および第4
図の上下方向に振動する。
ところが、第6図および第7図に示すように、
各発光体6は両電極ステム10,10の先端に設
けられた螺旋状のフイラメント9を、その長手方
向を上記振動方向と平行な鉛直方向となるように
してプリント基板4に固定されている。従つて、
各発光体6のフイラメント9は車の走行中に鉛直
方向の振動が加わると、第7図に示すように、電
極ステム10,10も上下方向に強く過振される
ことになり、この結果、電極ステム10,10間
に取付けられたフイラメント9の巻線部9a,9
b,9cが、この振動によつて相互に接触するこ
ととなり、この場合、フイラメント9の巻線部の
抵抗が小さくなるため、一時的に過大な電流が流
れてしまい、この結果、電極ステム10,10間
の断線が生じるという問題点があつた。そして、
このフイラメント9が断線すると、発光体6は発
光せず、コンパクトデイスクプレーヤがどの機能
に基づいて作動しているのかを目視で確認するこ
とができない。よつて、特に夜間における操作パ
ネルの操作が不自由になるという不都合があつ
た。
そこで、車の振動を防止するために、例えば、
油圧ダンパーによる防振構造をとることが考えら
れるが、この場合、付加機能を設けることとなる
ため、コスト高となつてしまうという問題点があ
つた。
本考案は、これらの点に鑑みてなされたもので
あり、付加機能を付けることなく振動を受けても
発光体の電極ステム間の断線する危険性を少なく
することができる低コストの操作パネルを提供す
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の技術的課題を解決するために本考案は、
フイラメントを有する発光体が取付けられて成
り、車載装置に用いられる操作パネルにおいて、
発光体はそのフイラメントの長さ方向を操作パネ
ルの振動方向と直交するようにして設けられてい
ることを特徴としている。
〔作用〕
本考案においては発光体のフイラメントの長手
方向を操作パネルの振動方向と直交させて設けた
ので、フイラメントに加わる振動はフイラメント
の長手方向と直交する。従つて、フイラメントが
振動から受ける力および応力は従来のものに比べ
て非常に小さくなり、電極ステム間のフイラメン
トの巻線部が短絡したり断線することもなくな
る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図および第2図に
ついて説明する。
本実施例は、従来のようにプリント基板4が鉛
直方向(第1図および第2図において上下方向)
に振動する場合において、発光体6のフイラメン
ト9を鉛直方向と直交する水平方向に配して発光
体6をプリント基板4に取付けて形成されてい
る。
次に、本実施例の作用を説明する。
プリント基板4が車の走行に伴つて鉛直方向に
振動すると、発光体6、フイラメント9およびフ
イラメント9が接続されている電極ステム10,
10が一緒に鉛直方向に振動する。このフイラメ
ント9に対する加振方向は、コイル状のフイラメ
ント9が容易に伸縮するフイラメント9の長手方
向と直交するものであるから、フイラメント9は
振動を受けても従来のように大きく変形すること
がなく、内部に作用する応力も極めて小さく抑え
られる。従つて、フイラメント9は短絡したり、
断線することを確実に防止され、寿命の長いもの
となる。よつて、発光体6の発光表示を長期に亘
つて維持することができ、特に夜間における操作
パネルの操作性を大きく向上させることできる。
また、本考案においては、高価な防振装置を備
えることなく、電極ステム間のフイラメントの断
線を防止することができる。
なお、前記実施例は鉛直方向に振動する操作パ
ネルであるが、操作パネルが鉛直方向と異なる方
向に振動する場合には、その振動方向とフイラメ
ント9の長手方向が直交するようにして発光体6
を操作パネルに取付けるとよい。
〔考案の効果〕
本考案の操作パネルはこのように構成され作用
するものであるから、振動を受けても発光体のフ
イラメントが断線することがなく、耐久性に優れ
ており、発光体による発光表示を長期間に亘つて
維持することができ、操作性を向上させることが
できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の操作パネルの要部を示す縦断
側面図、第2図は第1図の左側面図、第3図は従
来の操作パネルを取付けたコンパクトデイスクプ
レーヤの正面図、第4図は従来の操作パネルであ
るプリント基板等を示す正面図、第5図は第3図
の右側面図、第6図は第4図の−線に沿つた
拡大断面図、第7図は第6図の側面拡大図であ
る。 3……キートツプ、4……プリント基板、5…
…押釦スイツチ、6……発光体、9……フイラメ
ント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フイラメントを有する発光体が取付けられて成
    り、車載装置に用いられる操作パネルにおいて、
    発光体はそのフイラメントの長さ方向を操作パネ
    ルの振動方向と直交するようにして設けられてい
    ることを特徴とする操作パネル。
JP1986015946U 1986-02-05 1986-02-05 Expired - Lifetime JPH0535498Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986015946U JPH0535498Y2 (ja) 1986-02-05 1986-02-05

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986015946U JPH0535498Y2 (ja) 1986-02-05 1986-02-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62129197U JPS62129197U (ja) 1987-08-15
JPH0535498Y2 true JPH0535498Y2 (ja) 1993-09-08

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ID=30807350

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JP1986015946U Expired - Lifetime JPH0535498Y2 (ja) 1986-02-05 1986-02-05

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Citations (1)

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JPS564942B2 (ja) * 1972-12-26 1981-02-02

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Publication number Publication date
JPS62129197U (ja) 1987-08-15

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