JPH0535421A - 情報処理方法及び装置 - Google Patents

情報処理方法及び装置

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JPH0535421A
JPH0535421A JP3190340A JP19034091A JPH0535421A JP H0535421 A JPH0535421 A JP H0535421A JP 3190340 A JP3190340 A JP 3190340A JP 19034091 A JP19034091 A JP 19034091A JP H0535421 A JPH0535421 A JP H0535421A
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Japan
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emulation
printer
buffer
command
processing
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Application number
JP3190340A
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English (en)
Inventor
Koji Fukunaga
耕司 福長
Hisatsugu Naito
久嗣 内藤
Tsutomu Takahashi
勉 高橋
Naohisa Suzuki
尚久 鈴木
Jiro Tateyama
二郎 立山
Masaki Nishiyama
政希 西山
Susumu Takase
進 高瀬
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ホスト側におけるソフトリセット指示に応じて、送信さ
れるバッファクリアコマンドを受信し、プリンタ側にお
いてバッファのクリアを行う情報処理方法及び装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はソフトリセット機能を有
する情報処理方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、情報処理は起動時、あるいは使用
中でハードのリセットまたはソフトリセット命令を受け
た時にソフトリセット処理を実行するように構成されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では周辺機器として例えばプリンタが接続され
ている場合、あるいは情報処理装置にプリンタが内蔵さ
れている場合において、ホスト側がソフトリセットされ
ても、周辺機器に対しては何も実行されないため次の様
な欠点があった。
【0004】(1)プリンタがホスト側からの命令によ
り印字中などの場合に、ホスト側でソフトリセットがか
かった時は当然プリンタ側の印字は即時中断すべきであ
るのに、少なくともプリンタ側のバッファに残されてい
るホスト側からのデータの印字は実行されてしまうので
紙やインクの無駄及び時間の無駄が発生してしまう。
【0005】(2)プリンタ側のバッファに印字されて
いないデータが残ったまま、ホスト側のソフトリセット
がかかった場合、データが残ったままとなり、次にホス
ト側から新たにデータが送られてきた時に残っているデ
ータは不必要な印字を行ったり、あるいは不必要な動作
をプリンタにさせてしまうことになる。
【0006】
【課題を解決するための手段(及び作用)】本発明によ
れば、ホスト側のソフトリセットの指示に応じて、プリ
ンタへのバッファクリアコマンドを送信し、プリンタ側
のバッファをクリアすることによりホスト側のソフトリ
セット時にプリンタのバッファをクリアするようにした
ものである。
【0007】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。尚、本発明でいう国指定は、言
語別、地域別等、文書処理に係るある条件で特定される
複数のグループの中から所望のグループを指定すること
をいう。尚、グループはイギリスという指定でイギリ
ス、米国等の複数を含める場合もあれば、日本という国
を指定して、その国1つを指定する場合もあるが、ほぼ
使用言語に対応しているものである。
【0008】図1は本発明の情報処理装置としてのパー
ソナルコンピュータ(以下パソコンと略す)を示す斜視
図である。パソコン1は、装置本体101、キーボード
102、表示部103を備える上カバー104、および
プリンタ2等の各部によって構成される。上カバー10
4は、装置本体101に対して、その後縁の両端に設け
られたヒンジ104aを介して回動可能に取り付けられ
ている。これにより本装置の使用時には、上カバー10
4は、その回動によって表示部103が視易くなる位置
まで開けられ、また、不使用時は閉じられてカバーとし
て機能することができる。表示部103の表示素子とし
ては、表示部を薄く構成できることから液晶表示素子が
用いられる。
【0009】インクジェット方式の記録ヘッドを用いた
プリンタユニット2はキーボード102の前方に配置さ
れ、装置本体101内に収納されている。また、プリン
タユニット2は操作者が開閉可能な開口部(不図示)を
もち、記録ヘッドの交換が可能なようになっている。
【0010】記録紙3はキーボード102の下部に設け
られた給紙口101aから挿入され、装置本体101内
を貫通する搬送路内を搬送されて装置後方の排紙口(不
図示)から排出される。キーボード102は装置本体1
01の両側に設けられたヒンジ102aを介して回動可
能に取り付けられている。これにより、封筒、ハガキ等
の比較的長さの短い記録紙を使用する場合もキーボード
102を上部に開き、記録紙3を搬送路内の奥に挿入す
ることができる。このように、キーボード102の下部
に記録紙3の搬送路が設けられているため、記録紙をセ
ットした状態でもキーボード102および表示部103
を用いた種々の操作が可能である。
【0011】[Host−Printerの概略ブロッ
ク図]図2に、ホストコンピュータとプリンタの概略ブ
ロック図を示す。
【0012】まずホストコンピュータにおいては、主制
御をつかさどっているのが中央処理装置(CPU)であ
り、その基本的な制御を指示するのがBIOS ROM
(Basic Input Output Syste
m ROM)である。フロッピーディスク(FDD)や
ハードディスク(HDD)からフロッピーディスクコン
トローラ(FDC)やハードディスクコントローラ(H
DC)を経由してアプリケーション プログラムを読み
出し、システムメモリ(RAM)を利用してプログラム
の実行を行なう。この時、画面の表示方法としてはVG
A(VideoGraphic Adapter)コン
トローラ(VGAC)を使って液晶(LCD)にキャラ
クタ等の表示を行ない、キーボード(KB)からのキー
入力はキーボードコントローラ(KBC)を経由して行
なわれる。ここで、数値演算プロセッサ(FPU)はC
PUに対して演算処理のサポートを行なうものである。
又、リアルタイムクロック(RTC)は現時点の経過時
間を示すものでシステム全体の電源が切られた状態にお
いても、専用バッテリーにより動作は行なわれる。DM
Aコントローラ(DMAC)は、メモリ〜メモリ間、メ
モリ〜I/O間、I/O〜I/O間において高速にデー
タの転送を行なう為に、CPUの介在なしでデータ転送
を行なう。割り込みコントローラ(IRQC)は各I/
Oからの割り込みを受け付け、優先順位に従って処理を
行なう。タイマ(TIMER)は、数チャンネルのフリ
ーランニングタイマを持ち、種々の時間管理を行なう。
その他に外部につながる、シリアルインターフェイス
(SIO)、拡張ポート(PORT)や、ユーザに動作
状況を伝えるLEDがある。プリンタは、ホストコンピ
ユータに対してパラレルインターフェイスでつながる形
になり、I/Oポートのレジスタレベルでデータ送受信
を行ない、接続のイメージとしては外部プリンタとやり
取りした時と同等となる。
【0013】[Printerのブロック図]図3に、
プリンタ装置のブロック図を示す。
【0014】プリンタ装置は、プリンタ制御用のCPU
#2、プリンタ制御プログラムやプリンタエミュレーシ
ョンプログラムや印字フォントを備えたROM#2、印
字の為の展開データやホストからの受信データを蓄えて
おくRAM#2、プリンタの印字ヘッドやモータを駆動
するプリンタドライバ、メモリのアクセス制御やホスト
とのデータのやり取りやプリンタドライバへの制御信号
送出を行なうコントローラで構成される。
【0015】[プリンタドライバの構成図]図4に、記
録ヘッドおよびヘッドドライバの構成を示す。
【0016】ここで、本例では吐出ユニットは64個の
吐出口を有するものとし、#1〜#64は吐出ユニット
に設けられた吐出口の位置に対応した番号を示すものと
する。R1〜R64はそれぞれ#1〜#64の吐出口に
対応して設けられた吐出エネルギ発生素子としての発熱
抵抗体である。発熱抵抗体R1〜R64は8個を単位と
したブロックに分割され、各ブロックに共通にコモン側
ドライバ回路のスイッチング用トランジスタQ1〜Q8
が接続される。トランジスタQ1〜Q8は、それぞれ制
御信号COM1〜COM8のオン/オフに応じ通電経路
をオン/オフする。なお、各発熱抵抗体R1〜R64へ
の通電経路に配置されたD1〜D64は逆流防止用のダ
イオードである。
【0017】各ブロック間で対応する位置にある発熱抵
抗体に対しては、セグメント側ドライバ回路のオン/オ
フ用トランジスタQ9〜Q16が接続される。トランジ
スタQ1〜Q16はそれぞれ制御信号SEG1〜SEG
8のオン/オフに応じて発熱抵抗体に対する通電経路を
オン/オフする。
【0018】図5は、斯かる構成によるヘッド駆動のタ
イミングチャートを示す。ヘッド走査方向上のある位置
において、コモン側制御信号COM8〜COM1が順次
オンされる。そのオンにより1つのブロックが選択され
て通電可能な状態になるので、選択されたブロック内に
おいて記録による画像に応じてセグメント側制御信号S
EG8〜SEG1をそれぞれオンまたはオフすることに
より、発熱抵抗体に選択的に通電が成され、発熱に応じ
てインクが吐出されてドット記録が行なわれる。
【0019】図6はキャリッジモータおよびモータドラ
イバの構成図である。
【0020】図7はその駆動タイミングを示す。
【0021】図6、図7を参照して説明すると、キャリ
ッジモータとしてコイルΦ1〜Φ4を有するステッピン
グモータを用い、駆動信号CM1〜CM4により各コイ
ルに接続されたスイッチ用トランジスタTR1〜TR4
を適切にオン/オフすることにより、図7に示す様に2
相励磁方式にて駆動する。
【0022】フィードモータについても同様な構成で、
駆動信号FM1〜FM4により駆動される。
【0023】[プリンタコントローラの構成]図8に図
3に示したプリンタコントローラの構成図を示す。
【0024】コントローラの機能ブロックとしては、ホ
ストとのコマンドレベルでのデータのやり取りを行なう
I/Oデータレジスタ、そしてそのレジスタから受信デ
ータをRAM#2に直接書き込む受信バッファコントロ
ーラ、RAM#2内に設けられる印字バッファから印字
データを読み出しヘッドドライバへ対してCOM1〜C
OM8/SEG1〜SEG8の制御信号の送出を行なう
印字バッファコントローラ、更にRAM#2に対して3
方向つまり、CPU#2、受信バッファコントローラ、
印字バッファコントローラからのメモリアクセスを制御
するメモリコントローラ、以上4つのブロックで構成さ
れている。
【0025】図9はプリンタのI/Oデータレジスタ
(図8に示す)のマップを示す。
【0026】この中でモータコントロールポートは、レ
ジスタの値を直接書き換えることによりポートを制御し
各モータを駆動するものである(CM1〜CM4、FM
1〜FM4)。
【0027】印字バッファエリアは、印字に必要なデー
タ領域を設定するもので、開始アドレス(PB STA
RT)と終了アドレス(PB END)を設定すること
により、その範囲内で印字バッファコントローラによっ
て開始アドレスから順番に印字データを読み出し、終了
アドレスに至るまでRAM#2から印字データを読み出
し、ヘッドドライバに制御信号を送出する。この時、印
字データアドレスポインタ(PB POINT)は現在
データ送出中のデータアドレスを示している。
【0028】受信データバッファエリアも同様に、受信
に必要なデータ領域を設定するもので、開始アドレス
(IB START)と終了アドレス(IB END)
を設定することにより、その範囲内で受信バッファコン
トローラによって開始アドレスから順番に受信データを
書き込み、終了アドレスに至るまでRAM#2へ受信デ
ータを書き込む。この時、受信データアドレスポインタ
(IB POINT)は現在データ受信済になっている
データアドレスを示している。
【0029】図10では上記動作におけるRAM#2上
での印字バッファ(PB)と受信バッファ(IB)のア
ドレス領域をおのおの示している。各アドレスは、図9
に示す様に、プリンタI/Oレジスタにおいて、指示さ
れている。インターフェイス領域は、ホストコンピュー
タとプリンタ間での共通のI/O領域である。
【0030】インターフェイス領域の部分は、ホストコ
ンピュータとのデータのやり取りを行なう領域であり、
ホストコンピュータにおいてはパラレルインターフェイ
スのポートに相当する。
【0031】インターフェイス領域については、図11
においてホストコンピュータとプリンタのインターフェ
イス領域における相関関係を示した図で説明する。
【0032】ホスト側におけるI/Fデータ、I/Fス
テータス、I/Fコントロールのレジスタが、プリンタ
側のI/Fデータ、I/Fステータス、I/Fコントロ
ールのレジスタと同一のアドレスを示すように、ホスト
側から見た(n,n+1,n+2)のアドレスが、プリ
ンタ側から見た(m,m+1,m+2)のアドレスと対
応が取れる様にアドレスマップが設定されている。
【0033】すなわち、この部分のアドレスは双方向で
読み書きできるレジスタになっている。
【0034】尚、ホストコンピュータ側にも図14に示
す様に、周辺機器を制御するためのI/Oレジスタを備
えていて、ホストコンピュータ内でのI/O制御に使わ
れている。すなわち図2で示した各ブロックのI/O領
域をもっていて、その中のインターフェイスの制御領域
についてのみが、プリンタ側のI/Oレジスタのインタ
ーフェイス領域と共通になっているという構成になって
いる。
【0035】図12は、本発明が実施もしくは適用され
たインクジェット記録方式を用いたプリンタユニット
(図2)の内部構成を説明するための斜視図である。図
12において、5001はインクタンクであり、501
2はそれに結合された記録ヘッドである。5001のイ
ンクタンクと5012の記録ヘッドで一体型の交換可能
なカートリッジを形成するものである。5014は、そ
のカートリッジをプリンター本体に取り付けるためのキ
ャリッジであり、5003はそのキャリッジを副走査方
向に走査するためのガイドである。
【0036】5000は、記録紙3を主走査方向に走査
させるためのプラテンローラである。5024は、プラ
テンローラを回転させるための紙送りモータである。な
お、キャリッジ5014には、記録ヘッド5012に対
して駆動のための信号パルス電流やヘッド温調用電流を
流すためのフレキシブルケーブル(図示せず)が、プリ
ンターをコントロールするための電気回路を具備したプ
リント板(図示せず)に接続されている。
【0037】さらに、上記構成のプリンタユニット2を
詳細に説明する。駆動モータ5013の正逆回転に連動
して駆動力伝達ギア5011、5009を介して回転す
るリードスクリュー5005の螺旋溝5004に対して
係合するキャリッジ5014はピン(不図示)を有し、
矢印a,b方向に往復移動される。5002は紙押え板
であり、キャリッジ移動方向にわたって紙をプラテン5
000に対して押圧する。5007、5008はフォト
カプラでキャリッジ5014のレバー5006のこの域
での存在を確認してモータ5013の回転方向切換等を
行うためのホームポジション検知手段である。5016
は記録ヘッドの前面をキャップするキャップ部材502
2を支持する部材で、5015はこのキャップ内を吸引
する吸引手段であり、キャップ内開口5023を介して
記録ヘッド5012の吸引回復を行う。
【0038】5017は、クリーニングブレードで、5
019はこのブレード5017を前後方向に移動可能に
する部材であり、本体支持板5018にこれらは支持さ
れている。ブレードは、この形態でなく周知のクリーニ
ングブレードが本例に適用できることはいうまでもな
い。また、5021は、吸引回復の吸引を開始するため
のレバーで、キャリッジ5014と係合するカム502
0の移動に伴って移動し、駆動モータからの駆動力がク
ラッチ切換等の公知の伝達手段で移動制御される。
【0039】すなわち、駆動モータ5013をキャリッ
ジ5014のホームポジションから逆回転することによ
り、動力伝達ギア5011を5010に切り替え(不図
示)、駆動モータ5013からの駆動力がカム5020
を介してレバー5021に伝わり、記録ヘッド5012
のキャッピングおよびクリーニング、吸引回復が行なえ
るように構成されている。
【0040】図13は図2のホスト側のRAM上のメモ
リーマップの詳細な配置を示す。RAMは標準領域とし
てアドレス0000h〜A0000h、拡張領域として
100000h〜FE0000hとがあり、それぞれ6
40KB、15MBの大きさをもつ領域となる。RAM
はこれらの領域に配置されるようにメモリマッピングさ
れる。
【0041】RAMの標準領域の先頭部分00000h
〜000400hには、割り込み用のベクタを保存する
エリアがあり、この中に割り込みに対する各処理のエン
トリーアドレスが保存される。
【0042】図13のビデオRAM領域、及びビデオB
IOS ROM領域は、図2のVGACの中に配置さ
れ、ビデオBIOS ROM領域内にはビデオ制御のた
めのプログラムが保持され、ビデオRAM領域には、ビ
デオ表示データが保持される。
【0043】C8000h〜E0000hまでの領域
は、拡張ROM領域となり、拡張ボード等により使用さ
れるROM領域となる。
【0044】F0000h〜10000hまでの領域
は、ROM BIOSに配置され、各種I/Oの処理を
行うBIOSプログラムを保持している。
【0045】図14に各I/Oのアドレスマップを示
す。各々のハードウェアに設定されたアドレスポートへ
のデータのリード、ライトにより各々のハードウェアと
のデータのやりとりが行われる。一例としてキーボード
について説明すると、キーボードコントローラーとのデ
ータのやりとりは60h〜64hのアドレスに配置され
たポートを介して行い、このうちのデータ受取りポート
を読み出すことにより、キーボードからのデータを受け
ることができる。
【0046】他のアドレスについても、同様に扱うこと
が出きる。
【0047】ここでパラレルセントロニクス1〜3で示
されるのがインターフェイス領域を示していて、前記、
図11に示した様に、プリンタのインターフェイス領域
と共通のI/O空間になっている。
【0048】図15、16は、図13の割り込みベクタ
の内容を詳細に示した図で、Oh〜Fhまでがハードウ
ェア割り込み、10h以降をソフトウェアに割り込みに
割り当てている。
【0049】各割り込みに対して各エントリーに登録さ
れたアドレスのプログラムが実行される。各エントリー
には、ROM BIOSのプログラム、あるいはRAM
内にあるプログラムへのアドレスがセットされ、ハード
ウェア割り込み時、及びソフトウェア割り込み時に各処
理が実行され、それぞれの処理が行われる。
【0050】以下、本体側電源投入後の各処理について
説明する。
【0051】図17に電源投入時のフローチャートで、
まずステップS1に進む。キーボードによるソフトリセ
ット処理も電源投入時と同様に、ステップS1へ入って
来る。ステップS1でPOST処理が行なわれ、POS
T処理はpower onself−testで、各ハ
ードウェアのテスト及び初期化を実行する。次にステッ
プS2へ進みシステムプログラム起動のための、ブート
プログラムのロードが行なわれる。ブートプログラムは
FD(フロピィディスク)あるいはHD(ハードディス
ク)などに保存され、例えば、トラック0、セクタ0に
配置される。トラック0、セクタ0をメモリ内に読み込
むことでブートプログラムのロードが行なわれる。ステ
ップS1からステップS2まではROM BIOS内に
存在する。次にステップS3へ進み、ロードされたブー
トプログラムが実行される。ブートプログラムは、F
D、あるいはHDからOSプログラムをロードするため
のプログラムをロードするプログラムで、次にステップ
S4へ進み、OSロードプログラムをロードする。次に
ステップS5へ進み、OSロードプログラムを実行す
る。OSロードプログラムは、OSをメモリ内にロード
するためのプログラムで、まずステップS6でI/Oド
ライバをロードする。I/Oドライバというのは、I/
Oを制御するためのプログラムで、I/Oドライバによ
りOSは、各種I/Oとのデータのやりとりを行なう。
次にステップS7へ進み、I/Oのテストと初期化を行
なう。次にステップS8へ進みOSをメモリへロードす
る。ここまでのステップでOSが実行される準備がとと
のい次にステップS9へ進んで、OSが実行に移され
る。OSは、キーボードからの入力を処理し、各種メッ
セージを表示器に表示し、操作者とのやりとりを行な
う。OSは操作者の各種コマンドの入力に従って各種コ
マンド処理の実行を行なう。
【0052】図18は、図17のS1のPOSTを詳細
に説明するフローチャートで、CPU(図2のFPU数
値演算プロセッサ)のテストを行なう(ステップS1
0)。次にROMのテストを行なう(ステップS1
1)。次に電源、バッテリィのチェックを行なう(ステ
ップS12)。次にLCD、LCDアダプタのテストと
初期化を行なうLCDアダプタには、RAM、ROMを
含みそれらのチェックも行なう(ステップS13)。次
に割り込みコントローラのテストと初期化を行なう(ス
テップS14)。次にタイマのテストを行なう(ステッ
プS15)。次にDMAコントローラのテストを行なう
(ステップS16)。次にキーボード、キーボードコン
トローラのテストを行なう(ステップS17)。次にシ
リアルパラレルポートのテスト、初期化を行なう(ステ
ップS18)。次にソフトリセットかどうかをチェック
する(ステップS19)。ソフトリセットならば、ステ
ップS20のRAMのテストと初期化処理をスキップし
ステップS21へ進む。ソフトリセットでない場合ステ
ップS20へ進みRAMのテストと初期化を行なう。次
にFDのテストを行なう(ステップS21)。次にHD
のテストを行なう(ステップS22)。次にリアルタイ
ムクロックのテストを行なう(ステップS23)。次に
プリンタのテストを行なう。プリンタのテストは各種プ
リンタポートのチェックとプリンタ接続のチェックを行
なう(ステップS24)。次にLEDのテストを行なう
(ステップS25)。次に戻りとなる。以上の処理によ
り図17のS1で示すPOST処理が行なわれ、各装置
にエラー等があった場合、それらを知らしめる。
【0053】次に、キーボード割り込み処理とキーコー
ド取得処理について説明する。キーボード割り込み処理
は、キーボードのキー押下に従ってキーボードコントロ
ーラから割り込みが発生し割り込みコントローラにより
処理され、キーボード割り込み処理が実行される。キー
コード取得処理は、キーボード割り込みにより保存され
たキーコードをキーバッファから取り出し、キーコード
は必要とする処理に戻される。尚、キーバッファは、図
13のB10Sコモンエリア内に設けられている。キー
ボード割り込み処理は、図15に示すハードウェア割り
込みのエントリ09hなどに割り当てられ、またキーコ
ード取得処理は、図15に示すソフトウェア割り込みの
エントリ16hなどに割り当てられる。それぞれキーボ
ードから割り込み、ソフトウェア割り込みの呼び出しに
より実行に移される。
【0054】図19は、キーボード割り込みが発生した
場合の処理に関するフローチャートを示す。同図におい
て、まずキーボード割込みが発生すると、S30におい
て、キースキャンコードをI/Oのキーボードに割当て
られたポートから読みとる。読みとったコードはS31
においてソフトリセットに相当するコードであるかどう
か判断され、YesであればS32で印字バッファクリ
アコマンド送信を実行し、実行後実際のソフトリセット
動作を開始する。読みとったコードがソフトリセットで
ない場合、S33においてキーボードバッファが一杯で
ないかどうか確認する。一杯であれば、S34によって
警告のためBeep音を発生し、処理を終了する。一杯
でなければ、S35によってキースキャンコードを文字
コードに対応したキーコードに変換し、さらに変換され
たキーコードをS36によってキーバッファにセットし
て処理を終了する。
【0055】図20はキーコード取得処理に関するフロ
ーチャートを示す。
【0056】同図において、キーコード取得が開始され
ると、まずS40においてキーボードバッファにキーコ
ードがあるかどうかチェックされる。なければS40を
くり返し、キーコードがキーボードバッファに入れられ
るのを待つ。キーコードが存在した場合、S41におい
てキーコードの変換が必要かどうかチェックされ、必要
な場合、S42によってキーコードの変換が行われる
(キーコードの変換は、主として国別にキーボードが異
なる場合などに発生する。)。
【0057】キーコードの変換が必要でない時、また必
要でS42において変換が行われたあと、S43によっ
てキーコードがキーボードバッファにセットされ、処理
を終了する。
【0058】以上説明した様に、キーボード割り込み処
理内でソフトリセット実行時にプリンタにバッファクリ
アコマンド送信され、プリンタのバッファクリア処理が
行なわれる。
【0059】次に、国切替えコマンドが実行される場合
について説明する。OSは操作者からの国切替えコマン
ドの指定に従って、以下の国切替え処理を実行する。
【0060】図21はホストにおける、キーから入力さ
れるコマンド解析処理のフローを示す図である。
【0061】コマンド解析処理が実行されると、S50
においてオペレーターによるキーボードなどからのコマ
ンド入力を受け取り、S51において受け取ったコマン
ドが国切替コマンドであるかどうかチェックする。YE
SであればS52において国切替印字コマンド送信処理
を実行し、再びコマンド入力を待つ。
【0062】NOであれば、S53において他のコマン
ドであるかチェックし、YESであれば、S54におい
て対応する処理が実行され再びコマンド入力を待つ。
【0063】S53〜S54は必要なコマンドの数だけ
類似の処理が拡張されているがここでは詳述しない。
【0064】図22は図21のS52のホスト側におけ
る、国切替え印字コマンド送信処理のフローを示す図で
ある。
【0065】国切替え印字コマンド送信処理が実行され
ると、S60において、送られてきたコマンドに従って
ホスト側の現在の国別モード設定を所望された国別モー
ド設定へと変更する。その情報は、図2のRAMに格納
されている。変更が終了すると、S61において、周辺
機器に対して同様の国切替えを行う為に国切替え印字コ
マンドを送信して処理が終了する。
【0066】図23は図22のS61の国切替印字コマ
ンド送信処理のフローを示す図である。
【0067】国切替印字コマンド送信処理が実行される
と、S70において図2の本体(ホスト)側のRAMに
格納された国情報に基づいて変更された国モードを調
べ、プリンタ側に送信すべく、対応する国No.を決定
する。
【0068】S71において、決定された国No.に応
じた国にプリンタを切替えるため、国切替え印字コマン
ドを送信して処理を終了する。
【0069】図24は図22のS61の国切替印字コマ
ンド送信処理をエミュレーションで行う場合のフローを
示す図である。
【0070】国切替印字コマンド送信処理が実行される
と、S80において本体(ホスト)側の図2のRAMに
保存された変更された国情報を調べ、それに対応するエ
ミュレーションNo.を決定する。そのエミュレーショ
ンNo.は、国情報に対応して、テーブル形式で図2の
RAMに格納されている。
【0071】S81において、決定されたエミュレーシ
ョンにプリンタを切替えるためにエミュレーション切替
え印字コマンドをプリンタ側へ送信し、処理を終了す
る。
【0072】以上により、国切替コマンドの発行によ
り、ホストの国別モード切替えと、同時にプリンタ側の
国切替えあるいは、プリンタ側のエミュレーション切替
えを行うことができる。プリンタ側の制御は、後述の図
36で説明する。
【0073】次にプリンタ側について説明する。
【0074】図25は図3に示したRAM#2で表わさ
れ、バッファ、フラグ等を含むリード/ライトメモリの
詳細を示した図である。図中、受信バッファは本体から
プリンタヘ転送された印字コマンド、印字データを受信
するためのバッファで、プリンタの入力ポートに入力し
たデータが保持される。これは図10において説明し
た。印字データエリアは、印字に必要なフラグ、レジス
タを含んだデータエリアで、印字はこのエリアに保持さ
れた値、例えばマージン情報等を用いて行なわれる。エ
ミュレーションデータエリアはエミュレーションに必要
なフラグ、レジスタ、エミュレーション情報を含んだデ
ータエリアで、エミュレーション処理は、このエリアに
保持された値を用いてエミュレーションを行なう。さら
にこのエミュレーションデータエリアの内容を図26に
詳細に示す。ワークバッファアは印字、エミュレーショ
ンで一時的に使用されるワークエリアで、データの加
工、変更等の仕事に利用される。印字バッファ1〜3は
印字するためのデータを保持するエリアで、エミュレー
ションで作成された印字イメージデータが蓄えられ、こ
の印字バッファに保持されたデータが印字部に転送され
印字が実行される。印字にバッファ1〜3は1つが1度
の印字に必要なサイズのデータが保存出来、本実施例に
おいては、1〜3の3つのバッファを有する。印字バッ
ファが複数用意されているのは、1つの印字バッファが
実際に印字されている間に他のバッファに印字イメージ
を展開出来る様にするためで、印字バッファへのデータ
展開と印字とが平行して行なうことが出来る。ダウンロ
ードフォントバッファはプリンタ内に持つフォントデー
タ以外のフォントを印字する際に本体からのフォントデ
ータの転送により、これらの印字を行なうための、フォ
ントバッファエリアで、このダウンロードフォントにフ
ォントが転送されると、このエリアに保持されたフォン
トで印字が行なわれる。
【0075】図26はエミュレーションデータエリアの
詳細を示した図で、エミュレーションフラグEMFLA
Gはエミュレーションの番号を保持している。EMFL
AGは2つのビットB0,B1を用いてエミュレーショ
ンの対応NOを示す。B0,B1は0〜3までの値を持
つことが出来、0がエミュレーション1、1がエミュレ
ーション2、2がエミュレーション3を示す。本実施例
においてはエミュレーション1〜3までに対応してお
り、各エミュレーションはこのエミュレーションフラグ
EMFLAGに登録された値に対応している。EMFL
AGはエミュレーションの切替えコマンドの実行に際し
て指定されたエミュレーションNo.のセットが行なわ
れる。国フラグCNTFLAGは、国番号を保持するバ
ッファで、B0〜B3の4ビットで国のNo.が保持さ
れている。B0〜B3で0〜15までの値をとることが
出来、この値で国のNo.を表わすことができる。本実
施例においては日本、USAの2ヵ国に対しているた
め、値が0ならばUSA、1であれば日本となる。他の
国々についても個別の値を持つことが可能となる。国設
定コマンドに従って国フラグに国No.が設定される。
エミュレーション情報1〜3は各エミュレーションが保
持するエミュレーション情報を保持するエリアで、B0
〜B23の24ビットで表わされるエリアとなる。B0
〜B23の各ビットはそれぞれのエミュレーションにお
いて必要となる情報、例えば、文字品位やぺージ長の指
定に使用する。その他、各エミュレーションに用いられ
る初期値となる値を保持し、これらの情報は各情報の設
定、変更コマンドにより設定、変更が可能で、現実行中
のエミュレーションに対応した情報の書換えが行なわれ
る。本実施例では各ビットの内容については説明は省略
するが、必要なエミュレーション情報を持てる。エミュ
レーション情報1〜3はそれぞれ同様の形式を持つが、
ビットの内容に対する設定は各エミュレーションで特定
することが出来る。
【0076】図27にエミュレーション情報の具体例を
示す。この例ではB0〜B2ビットを用いて各ビットに
文字品位,縮小文字、文字コードの機能を持たせ、各ビ
ットが0、1によりそれぞれのエミュレーションでの各
機能の設定を表わしている。各エミュレーションでは同
様の形式にすることも、別々の形式にすることも可能で
ある。複数のビットを用いていくつかの値を持つ様な分
類を行なうことも出来る。
【0077】以上、エミュレーションデータエリアに保
持された値に従って各エミュレーションが実行される。
【0078】図28は、エミュレーション実行のためテ
ーブルを示した図で、図3中のROM#2(プリンタ
側)内に保持される。エミュレーション選択テーブルは
各エミュレーションコントロールテーブルを指すポイン
タを含んでおり、各1〜3のテーブルに対応している。
エミュレーションコントロールテーブル1〜3はエミュ
レーション1〜3の各エミュレーションの管理テーブル
でそれぞれのエミュレーションに対応している。エミュ
レーション初期情報1〜3はそれぞれのエミュレーショ
ン情報の初期値を保持するテーブルで各エミュレーショ
ンに対応して初期値を持つ。この初期値は、コマンド指
定時及び情報未設定時の初期値として用いられ、図26
のエミュレーション情報1〜3のエリアへセットされる
ための値である。エミュレーションプログラム1〜3は
各エミュレーションのプログラムを保持しており、各エ
ミュレーション実行に際してエミュレーションプログラ
ム1〜3のいずれかのエミュレーションが実行される。
【0079】図29は図28に示したテーブル類の構成
を示した図で、→はポインタを示し、そのアドレスを保
持する。エミュレーション選択テーブルはa〜cのエミ
ュレーションコントロールテーブルへのポインタを有す
る。エミュレーションコントロールテーブルはエミュレ
ーションID,EMIDを有し、これは各エミュレーシ
ョンに対応するエミュレーションの識別子で、各エミュ
レーションに対して個別の値を持つ。エミュレーション
名はエミュレーションの名前を示す文字例で、エミュレ
ーションの名前を知りたい場合に利用することが出来
る。初期情報ポインタはエミュレーション初期情報の初
期値を含んだテーブルを指すポインタで、各エミュレー
ションで各初期情報のテーブルを指す。情報ポインタは
各エミュレーション情報図26のエミュレーション情報
を指すポインタで、現在のエミュレーション情報を指
し、このポインタの先に在るデータをもとにエミュレー
ションを実行する。プログラムポインタは、エミュレー
ションプログラムを指すポインタで、各エミュレーショ
ンが実行するプログラムを示す。このポインタを各エミ
ュレーションの切替え時に、各プログラムのアドレスと
して用いる。
【0080】図30に図3のROM#2内の図29のエ
ミュレーション初期情報に設定された初期値を示した図
で、この図は、図26のエミュレーション情報に対応し
ており、この実施例の場合の初期値とを示している。こ
のエミュレーションの場合、高品位、普通、カタカナの
設定が初期値となり、このテーブルの内容がエミュレー
ション情報の初期値となる。
【0081】以上、エミュレーション実行テーブルを用
いて実際のエミュレーションの切替え管理が行なわれ
る。
【0082】図31はプリンタユニット3の初期化制御
を示すフローチャートである。初期化には3つの項目が
あり、まず始めにキャリッジ5014の初期化を行なう
(S101)。キャリッジ初期化とは、キャリッジ50
14を移動させ、フォトカプラ5007,5008でキ
ャリッジ5014の存在を確認してキャリッジ5014
をホームポジションに位置づけることである。詳細を図
32に示す。
【0083】次にキャッピングを行なう(S102)。
キャッピングとはキャップ部材5022で記録ヘッド5
012の前面をキャップする動作であり、記録ヘッド5
012の乾燥を防止する役目を果たす。記録ヘッド50
12は印字している間を除き、キャップ部材5022で
キャップされていなければならない。キャッピング動作
の詳細を図33に示す。
【0084】最後に紙送り初期化を行なう(S10
3)。紙送り初期化とは、紙送りモータ5024の初期
化であり、印字行位置を確定するために行なう。本実施
例では詳述しない。
【0085】図32はキャリッジ初期化の詳細フローで
ある。これは図3のCPU#2による制御である。キャ
リッジ5014に付属するレバー5006がフォトカプ
ラ5007,5008(HPセンサ)を横切っている
(HPセンサOn)ことによってキャリッジ5014が
ホームポジション側領域にあるかが検出でき、HPセン
サがoffからOnになった位置がキャリアのホームポ
ジション(HP)となる。
【0086】まず、S201でキャリッジ5014が既
にホームポジション側領域にあるかを判定する。すでに
ホームポジション側領域にあればS202に進み、駆動
モータ5013を順方向に45パルス回転(キャリッジ
5014を右方向に45パルス分移動)させ、キャリッ
ジ5014をホームポジション側領域外に移動させる。
S201でHPセンサがOnでなければS203、S2
04に進み、、駆動モータ5013を逆方向に1パルス
ずつ回転(キャリッジ5014を左方向に1パルス分ず
つ移動)させ、キャリッジ5014がホームポジション
側領域になるまで移動させる。S205,S206では
再度、HPセンサがoffになるまでキャリッジ501
4を右方向に1パルス分ずつ移動させ、S207でさら
に右方向に20パルス分移動させる。そしてS208,
S209でキャリッジ5014を左方向に1パルス分ず
つ移動させ、HPセンサがoffからonになったとこ
ろでキャリッジ5014の移動を止め初期化を終了す
る。
【0087】図33はキャッピングの詳細フローであ
る。駆動モータ5013をキャリッジ5014のホーム
ポジションから逆方向に回転させることによって動力伝
達ギアを切り替え、カム5020を介してレバー502
1を移動させる。レバー5021をキャッピング位置に
移動させるためにキャッピングフローとして以下の3つ
の制御(S301〜S303)が必要となる。まずキャ
リッジ5014がホームポジションにあると駆動モータ
5013を逆方向に34ステップ回転させ、駆動伝達ギ
ア5010、5011を切り替える(S301)。次に
さらに逆方向に11ステップ回転し、キャップ部材50
22を記録ヘッド5012から一度遠ざけ(S30
2)、さらに逆方向に45ステップ回転してキャップ部
材5022を記録ヘッド5012の表面に押しあてて、
キャッピングを完了する(S303)。
【0088】次に、プリンタ側のエミュレーション処理
について説明を行なう。プリンタは、3つのエミュレー
ション処理を持ち、各プログラムを切替えることが出来
る。
【0089】図34は、本実施例の印字処理を示したフ
ローチャートで、まずステップS400で初期化処理を
行なう。初期化処理は印字バッファのクリア等の処理を
行なう。次にステップS401へ進み、エミュレーショ
ン選択処理を行なう。この選択処理の詳細は図35に示
す。ステップS401の選択処理によりエミュレーショ
ン1〜3のうちのいずれかが選択され、実行に移され
る。ステップS402〜S404の3つのエミュレーシ
ョンのうちの1つのエミュレーションが行なわれる。各
エミュレーションは、一連の動作が各エミュレーション
内で完結する様に動くため、エミュレーション切替えコ
マンドが実行されると各エミュレーションが終了して、
エミュレーション選択処理ステップS401へ進む。以
上くり返し実行する。
【0090】図35は図34のステップS401の詳細
を示したフローチャートで、まず、ステップS410で
図26に示すエミュレーションフラグEMFLAGにセ
ットされたエミュレーションNo.を取り出す。エミュ
レーションフラグEMFLAGは、図26に示してあ
り、B0〜B1にエミュレーションNo.がセットされ
ている。次にステップS411へ進み、エミュレーショ
ンフラグEMFLAGのエミュレーションNo.に対応
したエミュレーション選択テーブルから、対応したエミ
ュレーションコントロールテーブルを選択する。選択さ
れたエミュレーションコントロールテーブルから、エミ
ュレーションプログラムのポインタを取り出す。次にス
テップS412へ進み、ステップS411で取り出した
プログラムアドレスの先へ分岐し、各エミュレーション
プログラムの実行に移る。以上の処理により、エミュレ
ーションの選択処理が実行され、エミュレーションが選
択される。
【0091】図36は、図34のステップS402〜S
404に示したエミュレーションを詳細に説明するフロ
ーチャートで、各エミュレーションで共通な部分を示し
ている。まず、ステップS420で初期化処理を実行す
る。初期化処理は各エミュレーションで必要なデータエ
リアの初期化等を実行する。次にステップS421へ進
み、送られてきた印字コマンド、印字データから印字コ
マンドの受け取りを行なう。印字データは、本体から送
られたデータが一度受信バッファに保存され、受信バッ
ファからデータの取り出しを行なう。受信データがない
場合には、受信データ待ちとなる。次にステップS42
2へ進み、エミュレーション切替えコマンドかどうかの
チェックを行なう。エミュレーション切替えコマンドな
らば、ステップS423へ進み、エミュレーション切替
え処理を実行する。エミュレーション切替え処理は、図
37に詳細のフローチャートを示す。次に戻りとなる。
エミュレーション切替えコマンドでない場合、ステップ
S424へ進み、国設定コマンドかどうかをチェックす
る。国設定コマンドならば、ステップS425へ進み、
国設定処理を実行する。国設定処理は、図38に詳細の
フローチャートを示す。実行後コマンド受け取りへ戻
る。国設定コマンドでない場合、他のコマンドの処理と
なる。次に、バッファクリアコマンドかどうかのチェッ
クを行なう。バッファクリアコマンドの場合、ステップ
S427へ進み、バッファクリア処理を実行する。バッ
ファクリア処理実行後、コマンド受け取り処理へ戻る。
バッファクリアコマンドでない場合、文字品位設定コマ
ンドかどうかをチェックする。文字品位設定コマンドで
あれば、ステップS429へ進み、文字品位設定処理を
実行する。次にコマンド受け取り処理へ戻る。これら以
外のコマンドの場合、他のコマンドの処理となる。他の
コマンドの処理についての説明は省略するが、一般に用
いられるエミュレーションコマンドが実行出来る。各コ
マンド実行後ステップS421へ進み、以上の処理をく
り返し実行する。
【0092】以上の処理によりエミュレーション処理中
で、エミュレーション切替えコマンドと国設定コマンド
の処理が実行出来る。
【0093】図37は、エミュレーション切替え処理の
詳細を示した図で、切替えコマンドが受け取られた時、
実行される。まずステップS430で切替えエミュレー
ションNo.を決める。切替えエミュレーションNo.
は、切替えコマンドに付加して受け取られる。次にステ
ップS431で受け取ったエミュレーションNo.から
エミュレーションコントロールテーブルを決定する。次
に切替えコマンドが、初期化付コマンドかどうかをチェ
ックする。ステップS432切替えコマンドには、2種
類のコマンドがあり、1つは初期化コマンド付きの場合
と、初期化コマンドなしの場合とになる。初期化コマン
ドならば、ステップS433へ進み、初期情報をエミュ
レーション情報エリアにコピーする。次にステップS4
34へ進み初期化コマンドでなければ、ステップS43
4へ進む。次にステップS434でエミュレーションフ
ラグEMFLAGに切替えたエミュレーションNo.を
B0〜B1ビットにセットする。次に戻りとなる。
【0094】以上の処理により、エミュレーション切替
え処理が実行され、エミュレーション切替えの準備が行
なえる。
【0095】図38は、国設定処理の詳細を示した図
で、国設定コマンドが受け取られた時に実行される。ま
ず、ステップS440で国フラグCNTFLAGに国N
o.をセットする。次に戻りとなる。以上の処理により
国設定の処理が実行され、国設定が行なえる。
【0096】図39は、バッファクリア処理の詳細を示
した図で、バッファクリアコマンドが受け取られた時に
実行される。まず、ステップS450でバッファのクリ
アを行なう。バッファは、印字バッファなど初期化の必
要性のあるバッファ類を含む。以上の処理によりバッフ
ァクリアの処理が行なえる。
【0097】図40は、文字品位切替え処理の詳細を示
した図で、文字品位切替えコマンドが受け取られた時に
実行される。まず、ステップS460で、エミュレーシ
ョンフラグEMFLAGにセットされたエミュレーショ
ンNo.を取り出す。次に、このエミュレーションN
o.から、エミュレーション選択テーブルに登録された
エミュレーションコントロールテーブルのアドレスを決
定する。次にステップS461で、ステップS460で
決定されたコントロールテーブル中の情報ポインタに登
録されたアドレスを取り出す。このアドレスの指す先に
エミュレーション情報があり、このエミュレーション情
報は、RAM#2の内に保持されている。次にステップ
S462へ進み、高品位に設定するかどうかをチェック
する。これはコマンドに、高品位かドラフトであるかど
うかを示す値によって行なわれ、高品位が指定された場
合、ステップS463へ進み、エミュレーション情報の
B0ビットを0とする。B0ビットが0とされた場合、
高品位の指定となる。また高品位の指定でない場合、ス
テップS464へ進み、エミュレーション情報のB0ビ
ットを1とする。B0ビットが1とされた場合、ドラフ
トの指定となる。図30にエミュレーション情報の例を
示す。次に戻りとなる。以上の処理により、文字品位切
替えコマンドの実行処理が行なわれ、以後このエミュレ
ーション情報のB0ビットをもとに品位の選択が行なわ
れ、印字が実行される。
【0098】以上説明した様に、コマンドにより、プリ
ンタのエミュレーション選択処理が行なわれ、エミュレ
ーションの切替えが可能となる。また、国設定コマンド
により、国設定処理が可能となる。またバッファクリア
コマンドにより、バッファクリア処理が可能となる。ま
た、文字品位コマンドにより、文字品位切替え処理が可
能となる。
【0099】〔実施例2〕本実施例ではプリンタ側にプ
リンタバッファを有し、ホスト側からのコマンドにより
プリンタ側のバッファをクリアしたがプリンタバッファ
をホスト側に有し、本体側のバッファをクリアするよう
にしてもよい。
【0100】〔実施例3〕本実施例ではソフトリセット
時にプリンタバッファをクリアコマンドを送信し、プリ
ンタバッファをクリアしているが、さらに加えてプリン
タイニシャルコマンドを送ってプリンタをイニシャライ
ズするようにしても良い。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、ホスト側のソフト
リセット実行時に、プリンタへバッファクリアコマンド
を送信することにより、プリンタのバッファをクリア
し、プリンタの不要な印字、不要な動作を防ぐ効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したパソコンを示す斜視図。
【図2】Host−Printer間概略ブロック図。
【図3】プリンタブロック図。
【図4】記録ヘッド及びヘッドドライバーの電気的構成
図。
【図5】ヘッド駆動のタイミングチャート図。
【図6】キャリッジモーター及びドライバーの構成図。
【図7】前記モーターの駆動タイミングを示す図。
【図8】プリンタコントローラ構成図。
【図9】プリンタI/Oレジスタを示す図。
【図10】プリンタのRAMのアドレスマップを示す
図。
【図11】ホスト−プリンタ間のI/Oレジスタを示す
図。
【図12】プリンタ内部ユニットの斜視図。
【図13】ホストのRAMのメモリマップを示す図。
【図14】各IOのアドレスマップ。
【図15】割り込みベクタの内容を示した図。
【図16】割り込みベクタの内容を示した図。
【図17】電源投入時のフローチャートを示す図。
【図18】POSTのフローチャートを示す図。
【図19】キーボード割込み処理のフローチャートを示
す図。
【図20】キーコード取得処理のフローチャートを示す
図。
【図21】コマンド解析処理のフローチャートを示す
図。
【図22】ホストの国切替処理のフローチャートを示す
図。
【図23】プリンタ国切替処理のフローチャートを示す
図。
【図24】プリンタ国切替処理のフローチャートを示す
図。
【図25】プリンタ内のRAMの詳細を示した図。
【図26】エミュレーションデータの詳細を示した図。
【図27】エミュレーション情報の具体例を示した図。
【図28】エミュレーション実行のためのテーブルを示
した図。
【図29】エミュレーション実行のためのテーブルの構
成を示した図。
【図30】エミュレーション初期情報の初期値を示した
図。
【図31】プリンタユニットの初期化制御を示すフロー
チャートを示した図。
【図32】キャリッジ初期化の詳細を示すフローチャー
トを示した図。
【図33】キャッピングの詳細フローを示した図。
【図34】印字処理を示すフローチャートを示した図。
【図35】エミュレーション選択処理のフローチャート
を示す図。
【図36】エミュレーションの詳細を示すフローチャー
トを示す図。
【図37】エミュレーション切替処理の詳細を示すフロ
ーチャートを示す図。
【図38】国設定処理の詳細を示すフローチャートを示
す図。
【図39】バッファクリア処理の詳細を示すフローを示
す図。
【図40】文字品位切替処理の詳細を示すフローを示す
図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 尚久 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 立山 二郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 西山 政希 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 高瀬 進 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト側におけるソフトリセット指示に
    応じて、送信されるバッファクリアコマンドを受信し、
    プリンタ側においてバッファのクリアを行うことを特徴
    とする情報処理方法。
  2. 【請求項2】 ホスト側におけるソフトリセット指示に
    応じてプリンタ側に送信されるバッファクリアコマンド
    を受信する受信手段と、 前記受信手段によって受信される前記バッファクリアコ
    マンドに基づいて、バッファをクリアするクリア手段と
    を有したことを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記情報処理装置はホスト部とプリンタ
    部を有し、それらはパラレルインタフェースを介して接
    続されていることを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記プリンタは熱エネルギーの作用によ
    り体積変化を生起させ、吐出口からインクを吐出させる
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記プリンタは熱エネルギーの作用によ
    り体積変化を生起させ、吐出口からインクを吐出させる
    ことを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
JP3190340A 1991-07-30 1991-07-30 情報処理方法及び装置 Pending JPH0535421A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6625447B1 (en) 1995-12-11 2003-09-23 Openwave Systems Inc. Method and architecture for an interactive two-way data communication network
US6742022B1 (en) 1995-12-11 2004-05-25 Openwave Systems Inc. Centralized service management system for two-way interactive communication devices in data networks
US7003284B2 (en) 1995-12-11 2006-02-21 Openwave Systems Inc. Method and architecture for interactive two-way communication devices to interact with a network

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