JPH0532010A - 印字方法及び装置 - Google Patents

印字方法及び装置

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JPH0532010A
JPH0532010A JP19033891A JP19033891A JPH0532010A JP H0532010 A JPH0532010 A JP H0532010A JP 19033891 A JP19033891 A JP 19033891A JP 19033891 A JP19033891 A JP 19033891A JP H0532010 A JPH0532010 A JP H0532010A
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JP
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initialization
emulation
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printer
command
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JP19033891A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Takahashi
勉 高橋
Masaki Nishiyama
政希 西山
Hisatsugu Naito
久嗣 内藤
Koji Fukunaga
耕司 福長
Naohisa Suzuki
尚久 鈴木
Jiro Tateyama
二郎 立山
Susumu Takase
進 高瀬
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ホストからデータを受信し、印字する場合であって、印
字に係る初期化が遂行されたか否かを記憶し、初期化が
遂行されていた場合は、電源投入時に、前記初期化をス
キップする印字方法及び装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は初期化処理を行う印字方
法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、印字装置に於てはキャリッジをホ
ームポジションへ移動する等の初期化処理を電源投入時
に毎回実行していた。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】このため、印字装
置を初期化する必要がない場合でも初期化処理を実行し
無駄があった。
【0004】特に、バッテリー駆動のラップトップコン
ピュータに於ては、印字装置の初期化動作によりバッテ
リーの寿命が短くなるといった大きな欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる欠点を解決するた
めに、本発明では印字装置の初期化状態を記憶するため
不揮発性記憶装置を設け初期化が不要な場合には初期化
処理を省略するものである。
【0006】
【実施例】以下、添付図面に添って本発明に係る実施例
を詳細に説明する。
【0007】図1は本発明の情報処理装置としてのプリ
ンタ一体型のパーソナルコンピュータを示す斜視図で、
装置本体101、キーボード102、表示部103を備
える上カバー104、およびプリンタ2等の各部によっ
て構成される。上カバー104は、装置本体101に対
して、その後縁の両端に設けられたヒンジ104aを介
して回動可能に取り付けられている。これにより本装置
の使用時には、上カバー104は、その回動によって表
示部103が視易くなる位置まで開けられ、また、不使
用時は閉じられてカバーとして機能することができる。
表示部103の表示素子としては、表示部を薄く構成で
きることから液晶表示素子が用いられる。
【0008】インクジェット方式の記録ヘッドを用いた
プリンタユニット2は表示部103の前方に配置され、
装置本体101内に収納されている。また、プリンタユ
ニット2は操作者が開閉可能な開口部(不図示)をも
ち、記録ヘッドの交換が可能なようになっている。
【0009】記録紙3はキーボード102の下部に設け
られた給紙口101aから挿入され、装置本体101内
を貫通する搬送路内を搬送されて装置後方の排紙口(不
図示)から排出される。キーボード102は装置本体1
01の両側に設けられたヒンジ102aを介して回動可
能に取り付けられている。これにより、封筒、ハガキ等
の比較的長さの短い記録紙を使用する場合もキーボード
102を上部に開き、記録紙3を搬送路内の奥に挿入す
ることができる。このように、キーボード102の下部
に記録紙3の搬送路が設けられているため、記録紙をセ
ットした状態でもキーボード102および表示部103
を用いた種々の操作が可能である。
【0010】本実施例ではプリンタユニット2を除く部
分、いわゆるコンピュータ部をホストコンピュータと呼
ぶことにする。
【0011】[Host−Printerの概略ブロッ
ク図]図2に、ホストコンピュータとプリンタの概略ブ
ロック図を示す。
【0012】まずホストコンピュータにおいては、主制
御をつかさどっているのが中央処理装置(CPU)であ
り、その基本的な制御を指示するのがBIOS ROM
(Basic Input Output Syste
m ROM)である。フロッピーディスク(FDD)や
ハードディスク(HDD)からフロッピーディスクコン
トローラ(FDC)やハードディスクコントローラ(H
DC)を経由してアプリケーション プログラムを読み
出し、システムメモリ(RAM)を利用してプログラム
の実行を行なう。この時、画面の表示方法としてはVG
A(VideoGraphic Array)コントロ
ーラ(VGAC)を使って液晶(LCD)にキャラクタ
等の表示を行ない、キーボード(KB)からのキー入力
はキーボードコントローラ(KBC)を経由して行なわ
れる。ここで、数値演算プロセッサ(FPU)はCPU
に対して演算処理のサポートを行なうものである。又、
リアルタイムクロック(RTC)は現時点の経過時間を
示すものでシステム全体の電源が切られた状態において
も、専用バッテリーにより動作は行なわれる。DMAコ
ントローラ(DMAC)は、メモリ〜メモリ間、メモリ
〜I/O間、I/O〜I/O間において高速にデータの
転送を行なう為に、CPUの介在なしでデータ転送を行
なう。割り込みコントローラ(IRQC)は各I/Oか
らの割り込みを受け付け、優先順位に従って処理を行な
う。タイマ(TIMER)は、数チャンネルのフリーラ
ンニングタイマを持ち、種々の時間管理を行なう。その
他に外部につながる、シリアルインターフェイス(SI
O)、拡張ポート(PORT)や、ユーザに動作状況を
伝えるLEDがある。プリンタは、ホストコンピユータ
に対して汎用のパラレルインターフェイスでつながる形
になり、I/Oポートのレジスタレベルでデータ送受信
を行ない、接続のイメージとしては外部プリンタとやり
取りした時と同等となる。
【0013】図3は、本発明が実施もしくは適用された
インクジェット記録方式を用いたプリンタユニット2の
内部構成を説明するための斜視図である。図3におい
て、5001はインクタンクであり、5012はそれに
結合された記録ヘッドである。5001のインクタンク
と5012の記録ヘッドで一体型の交換可能なカートリ
ッジを形成するものである。5014は、そのカートリ
ッジをプリンター本体に取り付けるためのキャリッジで
あり、5003はそのキャリッジを副走査方向に走査す
るためのガイドである。
【0014】5000は、記録紙3を主走査方向に走査
させるためのプラテンローラである。5024は、プラ
テンローラを回転させるための紙送りモータである。な
お、キャリッジ5014には、記録ヘッド5012に対
して駆動のための信号パルス電流やヘッド温調用電流を
流すためのフレキシブルケーブル(図示せず)が、プリ
ンターをコントロールするための電気回路を具備したプ
リント板(図示せず)に接続されている。
【0015】さらに、上記構成のプリンタユニット2を
詳細に説明する。駆動モータ5013の正逆回転に連動
して駆動力伝達ギア5011、5009を介して回転す
るリードスクリュー5004の螺旋溝5005に対して
係合するキャリッジ5014はピン(不図示)を有し、
矢印a,b方向に往復移動される。5002は紙押え板
であり、キャリッジ移動方向にわたって紙をプラテン5
000に対して押圧する。5007、5008はフォト
カプラでキャリッジ5014のレバー5006のこの域
での存在を確認してモータ5013の回転方向切換等を
行うためのホームポジション検知手段である。5016
は記録ヘッドの前面をキャップするキャップ部材502
2を支持する部材で、5015はこのキャップ内を吸引
する吸引手段であり、キャップ内開口5023を介して
記録ヘッド5012の吸引回復を行う。
【0016】5017は、クリーニングブレードで、5
019はこのブレード5017を前後方向に移動可能に
する部材であり、本体支持板5018にこれらは支持さ
れている。ブレードは、この形態でなく周知のクリーニ
ングブレードが本例に適用できることはいうまでもな
い。また、5021は、吸引回復の吸引を開始するため
のレバーで、キャリッジ5014と係合するカム502
0の移動に伴って移動し、駆動モータからの駆動力がク
ラッチ切換等の公知の伝達手段で移動制御される。
【0017】すなわち、駆動モータ5013をキャリッ
ジ5014のホームポジションから逆回転することによ
り、動力伝達ギア5011を5010に切り替え(不図
示)、駆動モータ5013からの駆動力がカム5020
を介してレバー5021に伝わり、記録ヘッド5012
のキャッピングおよびクリーニング、吸引回復が行なえ
るように構成されている。
【0018】[Printerのブロック図]図4に、
プリンタのブロック図を示す。
【0019】プリンタは、プリンタ制御用のCPU#
2、プリンタ制御プログラムやプリンタエミュレーショ
ンや印字フォントを備えたROM#2、印字の為の展開
データやホストからの受信データを蓄えておく不揮発性
のRAM#2、プリンタの印字ヘッドやモータを駆動す
るプリンタドライバ、メモリのアクセス制御やホストと
のデータのやり取りやプリンタドライバへの制御信号送
出を行なうコントローラで構成される。
【0020】[プリンタドライバの構成図]図5に、記
録ヘッドおよびヘッドドライバの構成を示す。
【0021】ここで、本例では吐出ユニットは64個の
吐出口を有するものとし、#1〜#64は吐出ユニット
に設けられた吐出口の位置に対応した番号を示すものと
する。R1〜R64はそれぞれ#1〜#64の吐出口に
対応して設けられた吐出エネルギ発生素子としての発熱
抵抗体である。発熱抵抗体R1〜R64は8個を単位と
したブロックに分割され、各ブロックに共通にコモン側
ドライバ回路のスイッチング用トランジスタQ1〜Q8
が接続される。トランジスタQ1〜Q8は、それぞれ制
御信号COM1〜COM8のオン/オフに応じ通電経路
をオン/オフする。なお、各発熱抵抗体R1〜R64へ
の通電経路に配置されたD1〜D64は逆流防止用のダ
イオードである。
【0022】各ブロック間で対応する位置にある発熱抵
抗体に対しては、セグメント側ドライバ回路のオン/オ
フ用トランジスタQ9〜Q16が接続される。トランジ
スタQ1〜Q16はそれぞれ制御信号SEG1〜SEG
8のオン/オフに応じて発熱抵抗体に対する通電経路を
オン/オフする。
【0023】図6は、斯かる構成によるヘッド駆動のタ
イミングチャートを示す。ヘッド走査方向上のある位置
において、コモン側制御信号COM8〜COM1が順次
オンされる。そのオンにより1つのブロックが選択され
て通電可能な状態になるので、選択されたブロック内に
おいて記録による画像に応じてセグメント側制御信号S
EG8〜SEG1をそれぞれオンまたはオフすることに
より、発熱抵抗体に選択的に通電が成され、発熱に応じ
てインクが吐出されてドット記録が行なわれる。
【0024】図7はキャリッジモータおよびモータドラ
イバの構成図である。
【0025】図8はその駆動タイミングを示す。
【0026】図7、図8を参照して説明すると、キャリ
ッジモータとしてコイルΦ1〜Φ4を有するステッピン
グモータを用い、駆動信号CM1〜CM4により各コイ
ルに接続されたスイッチ用トランジスタTR1〜TR4
を適切にオン/オフすることにより、図8に示す様に2
相励磁方式にて駆動する。
【0027】フィードモータについても同様な構成で、
駆動信号FM1〜FM4により駆動される。
【0028】[プリンタコントローラの構成]図9にプ
リンタコントローラの構成図を示す。
【0029】コントローラの機能ブロックとしては、ホ
ストとのコマンドレベルでのデータのやり取りを行なう
I/Oデータレジスタ、そしてそのレジスタから受信デ
ータをRAM#2に直接書き込む受信バッファコントロ
ーラ、RAM#2の記録データバッファから記録データ
を読み出しヘッドドライバへ対してCOM1〜COM8
/SEG1〜SEG8の制御信号の送出を行なう印字バ
ッファコントローラ、更にRAM#2に対して3方向
(つまり、CPU#2、受信バッファコントローラ、印
字バッファコントローラ)からのメモリアクセスを制御
するメモリコントローラ、以上4つのブロックで構成さ
れている。
【0030】図10はプリンタのI/Oデータレジスタ
(図9に示す)のマップを示す。
【0031】この中でモータコントロールポートは、レ
ジスタの値を直接書き換えることによりポートを制御し
各モータを駆動するものである(CM1〜CM4、FM
1〜FM4)。
【0032】印字バッファエリアは、印字に必要なデー
タ領域を設定するもので、開始アドレス(PB STA
RT)と終了アドレス(PB END)を設定すること
により、その範囲内で印字バッファコントローラによっ
て開始アドレスから順番に印字データを読み出し、終了
アドレスに至るまでRAM#2から印字データを読み出
し、ヘッドドライバに制御信号を送出する。この時、印
字データアドレスポインタ(PB POINT)は現在
データ送出中のデータアドレスを示している。
【0033】受信データバッファエリアも同様に、受信
に必要なデータ領域を設定するもので、開始アドレス
(IB START)と終了アドレス(IB END)
を設定することにより、その範囲内で受信バッファコン
トローラによって開始アドレスから順番に受信データを
書き込み、終了アドレスに至るまでRAM#2へ受信デ
ータを書き込む。この時、受信データアドレスポインタ
(IB POINT)は現在データ受信済になっている
データアドレスを示している。
【0034】図11では上記動作におけるRAM#2上
での印字バッファ(PB)と受信バッファ(IB)のア
ドレス領域をおのおの示している。各アドレスは、図1
0に示す様に、プリンタI/Oレジスタにおいて指示さ
れている。インターフェイス領域は、ホストコンピュー
タとプリンタ間での共通のI/O領域である。インター
フェイス領域の部分は、ホストコンピュータとのデータ
のやり取りを行なう領域であり、ホストコンピュータに
おいてはパラレルインターフェイスのポートに相当す
る。
【0035】インターフェイス領域については、図12
においてホストコンピュータとプリンタのインターフェ
イス領域における相関関係を示した図で説明する。
【0036】ホスト側におけるI/Fデータ、I/Fス
テータス、I/Fコントロールのレジスタが、プリンタ
側のI/Fデータ、I/Fステータス、I/Fコントロ
ールのレジスタと同一のアドレスを示すように、ホスト
側から見た(n,n+1,n+2)のアドレスが、プリ
ンタ側から見た(m,m+1,m+2)のアドレスと対
応が取れる様にアドレスマップが設定されている。
【0037】すなわち、この部分のアドレスは双方向で
読み書きできるレジスタになっている。
【0038】尚、ホストコンピュータ側にも、周辺機器
を制御するためのI/Oレジスタを備えていて、ホスト
コンピュータ内でのI/O制御に使われている。すなわ
ち図2で示した各ブロックのI/O領域をもっていて、
その中のインターフェイスの制御領域についてのみが、
プリンタ側のI/Oレジスタのインターフェイス領域と
共通になっているという構成になっている。図12は、
その関係を示すものである。
【0039】以下、ホストコンピュータ側の電源投入後
の各処理について説明する。
【0040】図13に電源投入時のフローチャートで、
まずステップS10に進む。キーボードによるソフトリ
セット処理も電源投入時と同様に、ステップS10へ入
って来る。ステップS10でPOST処理が行なわれ、
POST処理はpoweron self−test
で、各ハードウェアのテスト及び初期化を実行する。次
にステップS11へ進みシステムプログラム起動のため
の、ブートプログラムのロードが行なわれる。ブートプ
ログラムはFD(フロピィディスク)あるいはHD(ハ
ードディスク)などに保存され、例えば、トラック0、
セクタ1に配置される。トラック0、セクタ1をメモリ
内に読み込むことでブートプログラムのロードが行なわ
れる。ステップS10からステップS11まではROM
BIOS内に存在する。次にステップS12へ進み、ロ
ードされたブートプログラムが実行される。ブートプロ
グラムは、FD、あるいはHDからOSプログラムをロ
ードするためのプログラムをロードするプログラムで、
次にステップS13へ進み、OSロードプログラムをロ
ードする。次にステップS14へ進み、OSロードプロ
グラムを実行する。OSロードプログラムは、OSをメ
モリ内にロードするためのプログラムで、まずステップ
S15でI/Oドライバをロードする。I/Oドライバ
というのは、I/Oを制御するためのプログラムで、I
/OドライバによりOSは、各種I/Oとのデータのや
りとりを行なう。次にステップS16へ進み、I/Oの
テストと初期化を行なう。次にステップS17へ進みO
Sをメモリへロードする。ここまでのステップでOSが
実行される準備がととのい次にステップS18へ進ん
で、OSが実行に移される。OSは、キーボードからの
入力を処理し、各種メッセージを表示器に表示し、操作
者とのやりとりを行なう。OSは操作者の各種コマンド
の入力に従って各種コマンド処理の実行を行なう。
【0041】図14は、図13のS10のPOSTを詳
細に説明するフローチャートで、CPU(図2のFPU
(数値演算プロセッサ、コプロセッサ)のテストを行な
う(ステップS20)。次にROMのテストを行なう
(ステップS21)。次に電源、バッテリィのチェック
を行なう(ステップS22)。次にLCD、LCDアダ
プタのテストと初期化を行なうLCDアダプタには、R
AM、ROMを含みそれらのチェックも行なう(ステッ
プS23)。次に割り込みコントローラのテストと初期
化を行なう(ステップS24)。次にタイマのテストを
行なう(ステップS25)。次にDMAコントローラの
テストを行なう(ステップS26)。次にキーボード、
キーボードコントローラのテストを行なう(ステップS
27)。次にシリアルパラレルポートのテスト、初期化
を行なう(ステップS28)。次にソフトリセットかど
うかをチェックする(ステップS29)。ソフトリセッ
トならば、ステップS30のRAMのテストと初期化処
理をスキップしステップS31へ進む。ソフトリセット
でない場合ステップS30へ進みRAMのテストと初期
化を行なう。次にFD(フロッピーディスク)のテスト
を行なう(ステップS31)。次にHD(ハードディス
ク)のテストを行なう(ステップS32)。次にリアル
タイムクロックのテストを行なう(ステップS33)。
次にプリンタのテストを行なう(ステップS34)。プ
リンタのテストは各種プリンタポートのチェックとプリ
ンタ接続のチェックを行なう。次にLEDのテストを行
なう(ステップS35)。次に戻りとなる。以上の処理
により図13のS10で示すPOST処理が行なわれ、
各装置にエラー等があった場合、それらを知らしめる。
【0042】次に、キーボード割り込み処理とキーコー
ド取得処理について説明する。キーボード割り込み処理
は、キーボードのキー押下に従ってキーボードコントロ
ーラから割り込みが発生し割り込みコントローラにより
処理され、キーボード割り込み処理が実行される。キー
コード取得処理は、キーボード割り込みにより保存され
たキーコードをキーバッファから取り出し、キーコード
は必要とする処理に戻される。尚、キーバッファは不図
示ではあるが、図2のRAM上のBI0Sコモンエリア
内に設けられる。キーボード割り込み処理は、各I/O
の割り込みマップ上(不図示)のハードウェア割り込み
のエントリなどに割り当てられ、またキーコード取得処
理は、ソフトウェア割り込みのエントリなどに割り当て
られる。それぞれキーボードから割り込み、ソフトウェ
ア割り込みの呼び出しにより実行に移される。
【0043】図15は、キーボード割り込みが発生した
場合の処理に関するフローチャートを示す。同図におい
て、まずキーボード割込みが発生すると、S40におい
て、キースキャンコードをI/Oのキーボードに割当て
られたポートから読みとる。読みとったコードはS41
においてソフトリセットに相当するコードであるかどう
か判断され、YesであればS42で印字バッファクリ
アコマンド送信を実行し、実行後実際のソフトリセット
動作を開始する。読みとったコードがソフトリセットで
ない場合、S43においてキーボードバッファが一杯で
ないかどうか確認する。一杯であれば、S44によって
警告のためBeep音を発生し、処理を終了する。一杯
でなければ、S45によってキースキャンコードを文字
コードに対応したキーコードに変換し、さらに変換され
たキーコードをS46によってキーバッファにセットし
て処理を終了する。
【0044】以上説明したように、キーボード割り込み
処理内でソフトリセット実行時にプリンタにバッファク
リアコマンド送信され、プリンタのバッファクリア処理
が行われる。
【0045】図16はキーコード取得処理に関するフロ
ーチャートを示す。
【0046】同図において、キーコード取得が開始され
ると、まずS50においてキーボードバッファにキーコ
ードがあるかどうかチェックされる。なければS50を
くり返し、キーコードがキーボードバッファに入れられ
るのを待つ。キーコードが存在した場合、S51におい
てキーコードの変換が必要かどうかチェックされ、必要
な場合、S52によってキーコードの変換が行われる
(キーコードの変換は、主として国別にキーボードが異
なる場合などに発生する。)。
【0047】キーコードの変換が必要でない時、また必
要でS52において変換が行われたあと、S53によっ
てキーコードがキーコードを返すためのレジスタにセッ
トされ、処理を終了する。
【0048】図17はホストにおける、キーから入力さ
れるコマンド解析処理のフローを示す図である。
【0049】コマンド解析処理が実行されると、S60
においてオペレーターによるキーボードなどからのコマ
ンド入力を受け取り、S61において受け取ったコマン
ドが国切替コマンドであるかどうかチェックする。YE
SであればS62において国切替印字コマンド送信処理
を実行し、再びコマンド入力を待つ。
【0050】NOであれば、S63において他のコマン
ドであるかチェックし、YESであれば、S64におい
て対応する処理が実行され再びコマンド入力を待つ。
【0051】S61〜S62は必要なコマンドの数だけ
類似の処理が拡張されているがここでは詳述しない。
【0052】次に、国切替えコマンドが実行される場合
について説明する。OSは操作者からの国切替えコマン
ドの指定に従って、以下の国切替え処理を実行する。
【0053】図18は図17のS62の、ホスト側にお
ける、国切替え印字コマンド送信処理のフローを示す図
である。
【0054】国切替え印字コマンド送信処理が実行され
ると、S70において、キーから入力されたコマンドに
従ってホスト側の現在の国別モード設定を所望された国
別モード設定へと変更する。その情報は、図2のRAM
に格納されている。変更が終了すると、S71におい
て、周辺機器に対して同様の国切替えを行う為に国切替
え印字コマンドを送信して処理が終了する。
【0055】図19は図18のS81の国切替印字コマ
ンド送信処理のフローを示す図である。
【0056】国切替印字コマンド送信処理が実行される
と、S80において図2の本体(ホスト)側のRAMに
格納された国情報に基づいて変更された国モードを調
べ、プリンタ側に送信すべく、対応する国No.を決定
する。
【0057】S81において、決定された国No.に応
じた国にプリンタを切替えるため、国切替え印字コマン
ドを送信して処理を終了する。
【0058】図20は別の実施例としての国切替印字コ
マンド送信処理(エミュレーション切替)のフローを示
す図である。
【0059】国切替印字コマンド送信処理が実行される
と、S90において本体(ホスト)側の図2のRAMに
保存された変更された国情報を調べ、それに対応するエ
ミュレーションNo.を決定する。そのエミュレーショ
ンNo.は、国情報に対応して、テーブル形式で図2の
RAMに格納されている。
【0060】S91において、決定されたエミュレーシ
ョンにプリンタを切替えるためにエミュレーション切替
え印字コマンドをプリンタ側へ送信し、処理を終了す
る。
【0061】以上により、国切替コマンドの発行によ
り、ホストの国別モード切替えと、同時にプリンタ側の
国切替えあるいは、プリンタ側のエミュレーション切替
えを行うことができる。プリンタ側の制御は、後述の図
30で説明する。
【0062】次にプリンタ側の処理について説明を行
う。プリンタは、3つのエミレーション処理を持ち、各
プログラムを切り替えることができる。
【0063】図21は図4に示したRAM#2における
バッファ、フラグ等を含むリード/ライトメモリの詳細
を示した図である。図中、受信バッファは本体からプリ
ンタヘ転送された印字コマンド、印字データを受信する
ためのバッファで、プリンタの入力ポートに入力したデ
ータが保持される。駆動系初期化フラグはキャリッジ等
の印字駆動系が初期化されているか否かを示すフラグで
ある。印字データエリアは、印字に必要なフラグ、レジ
スタを含んだデータエリアで、印字はこのエリアに保持
された値、例えばマージン情報等を用いて行なわれる。
エミュレーションデータエリアはエミュレーションに必
要なフラグ、レジスタ、エミュレーション情報を含んだ
データエリアで、エミュレーション処理は、このエリア
に保持された値を用いてエミュレーションを行なう。さ
らにこのエミュレーションデータエリアの内容を図22
に詳細に示す。ワークバッファアは印字、エミュレーシ
ョンで一時的に使用されるワークエリアで、データの加
工、変更等の仕事に利用される。印字バッファ1〜3は
印字するためのデータを保持するエリアで、エミュレー
ションで作成された印字イメージデータが蓄えられ、こ
の印字バッファに保持されたデータが印字部に転送され
印字が実行される。印字バッファ1〜3は1つが1度の
印字に必要なサイズのデータが保存出来、本実施例にお
いては、1〜3の3つのバッファを有する。印字バッフ
ァが複数用意されているのは、1つの印字バッファが実
際に印字されている間に他のバッファに印字イメージを
展開出来る様にするためで、印字バッファへのデータ展
開と印字とが平行して行なうことが出来る。ダウンロー
ドフォントバッファはプリンタ内に持つフォントデータ
以外のフォントを印字する際に本体から転送されたフォ
ントデータを格納するエリアで、このダウンロードフォ
ントにフォントが転送されると、このエリアに保持され
たフォントで印字が行なわれる。
【0064】図22はエミュレーションデータエリアの
詳細を示した図で、エミュレーションフラグEMFLA
Gはエミュレーションの番号を保持している。EMFL
AGは2つのビットB0,B1を用いてエミュレーショ
ンの対応NOを示す。B0,B1は0〜3までの値を持
つことが出来、0がエミュレーション1、1がエミュレ
ーション2、2がエミュレーション3を示す。本実施例
においてはエミュレーション1〜3までに対応してお
り、各エミュレーションはこのエミュレーションフラグ
EMFLAGに登録された値に対応している。EMFL
AGはエミュレーションの切替え印字コマンドの実行に
際して指定されたエミュレーションNo.のセットが行
なわれる。国フラグCNTFLAGは、国番号を保持す
るバッファで、B0〜B3の4ビットで国のNo.が保
持されている。B0〜B3で0〜15までの値をとるこ
とが出来、この値で国のNo.を表わすことができる。
本実施例においては日本、USAの2ヵ国に対している
ため、値が0ならばUSA、1であれば日本となる。他
の国々についても個別の値を持つことが可能となる。国
切替え印字コマンドに従って国フラグに国No.が設定
される。エミュレーション情報1〜3は各エミュレーシ
ョンが保持するエミュレーション情報を保持するエリア
で、B0〜B23の24ビットで表わされるエリアとな
る。B0〜B23の各ビットはそれぞれのエミュレーシ
ョンにおいて必要となる情報、例えば、文字品位やぺー
ジ長の指定に使用する。その他、各エミュレーションに
用いられる初期値となる値を保持し、これらの情報は各
情報の設定、変更コマンドにより設定、変更が可能で、
現実行中のエミュレーションに対応した情報の書換えが
行なわれる。本実施例では各ビットの内容については説
明は省略するが、必要なエミュレーション情報を持て
る。エミュレーション情報1〜3はそれぞれ同様の形式
を持つが、ビットの内容に対する設定は各エミュレーシ
ョンで特定することが出来る。
【0065】図23にエミュレーション情報の具体例を
示す。この例ではB0〜B2ビットを用いて各ビットに
文字品位,縮小文字、文字コードの機能を持たせ、各ビ
ットが0、1によりそれぞれのエミュレーションでの各
機能の設定を表わしている。各エミュレーションでは同
様の形式にすることも、別々の形式にすることも可能で
ある。複数のビットを用いていくつかの値を持つ様な分
類を行なうことも出来る。
【0066】以上、エミュレーションデータエリアに保
持された値に従って各エミュレーションが実行される。
【0067】図24は、エミュレーション実行のためテ
ーブルを示した図で、図4中のROM#2(プリンタ
側)内に保持される。エミュレーション選択テーブルは
各エミュレーションコントロールテーブルを指すポイン
タを含んでおり、各1〜3のテーブルに対応している。
エミュレーションコントロールテーブル1〜3はエミュ
レーション1〜3の各エミュレーションの管理テーブル
でそれぞれのエミュレーションに対応している。エミュ
レーション初期情報1〜3はそれぞれのエミュレーショ
ン情報の初期値を保持するテーブルで各エミュレーショ
ンに対応して初期値を持つ。この初期値は、コマンド指
定時及び情報未設定時の初期値として用いられ、図22
のエミュレーション情報1〜3のエリアへセットされる
ための値である。エミュレーションプログラム1〜3は
各エミュレーションのプログラムを保持しており、各エ
ミュレーション実行に際してエミュレーションプログラ
ム1〜3のいずれかのエミュレーションが実行される。
【0068】図25は図24に示したテーブル類の構成
を示した図で、→はポインタを示し、そのアドレスを保
持する。エミュレーション選択テーブルはa〜cのエミ
ュレーションコントロールテーブルへのポインタを有す
る。エミュレーションコントロールテーブルはエミュレ
ーションID,EMIDを有し、これは各エミュレーシ
ョンに対応するエミュレーションの識別子で、各エミュ
レーションに対して個別の値を持つ。エミュレーション
名はエミュレーションの名前を示す文字例で、エミュレ
ーションの名前を知りたい場合に利用することが出来
る。初期情報ポインタはエミュレーション初期情報の初
期値を含んだテーブルを指すポインタで、各エミュレー
ションで各初期情報のテーブルを指す。情報ポインタは
各エミュレーション情報(図22)を指すポインタで、
現在のエミュレーション情報のテーブルを指すポインタ
で、このポインタの先に在るデータもとにエミュレーシ
ョンを実行する。プログラムポインタは、エミュレーシ
ョンプログラムを指すポインタで、各エミュレーション
が実行するプログラム示すポインタで、このポインタを
用いて各エミュレーションの切替え時に各プログラムの
アドレスを用いる。
【0069】図26に図4のROM#2内の、図25の
エミュレーション初期情報に設定された初期値を示した
図で、この図は、図23のエミュレーション情報に対応
しており、この実施例の場合の初期値とを示している。
このエミュレーションの場合、高品位、普通、カタカナ
の設定が初期値となり、このテーブルの内容がエミュレ
ーション情報の初期値となる。
【0070】以上、エミレーション実行テーブルを用い
て実際のエミレーションの切替え、管理が行われる。
【0071】図27は、本実施例のプリンタ側処理を示
したフローチャートで、まずステップS100で初期化
処理を行なう。初期化処理は印字バッファのクリア等の
処理を行なう。次にステップS101へ進み、エミュレ
ーション選択処理を行なう。この選択処理の詳細は図2
9に示す。ステップS101の選択処理によりエミュレ
ーション1〜3のうちのいずれかが選択され、実行に移
される。ステップS102〜S104の3つのエミュレ
ーションのうちの1つのエミュレーションが行なわれ、
各エミュレーションは、一連の動作が完結する様に動く
ため、エミュレーション切替えコマンドが実行されると
各エミュレーションが終了して、エミュレーション選択
処理ステップS101へ進む。以上くり返し実行する。
【0072】図28はプリンタユニット3の初期化制御
を示すフローチャートである。まず、S110でプリン
タ駆動系I/Oポートを初期化し、S111で図21に
示される印字データエリアを初期化する。次に、RAM
#2内の駆動系初期化フラグを判定し、すでに初期化フ
ラグが1でなければS113〜S116で駆動系(キャ
リッジ、キャッピング、紙送り)の初期化を行い、完了
後初期化フラグを1にする。S112で初期化フラグが
既に1であれば、初期化されると判定し、S113〜S
116の初期化処理はおこなわない。
【0073】S113のキャリッジ初期化とは、図3で
示されるキャリッジ5014を移動させ、フォトカプラ
5007,5008でキャリッジ5014の存在を確認
してキャリッジ5014をホームポジションに位置づけ
ることである。詳細を図36に示す。
【0074】次にキャッピングを行なう(S114)。
キャッピングとは図3で示されるキャップ部材5022
で記録ヘッド5012の前面をキャップする動作であ
り、記録ヘッド5012の乾燥を防止する役目を果た
す。記録ヘッド5012は印字している間を除き、キャ
ップ部材5022でキャップされていなければならな
い。キャッピング動作の詳細を図37に示す。
【0075】次に紙送り初期化を行なう(S115)。
紙送り初期化とは、紙送りモータ5024の初期化であ
り、印字行位置を確定するために行なう。本実施例では
詳述しない。
【0076】最後に初期化完了を示すために駆動系初期
化フラグを1にセットし、初期化制御を終わる。
【0077】図29は図27のステップS101の詳細
を示したフローチャートで、まず、ステップS120で
図22に示すエミュレーションフラグEMFLAGにセ
ットされたエミュレーションNo.を取り出す。エミュ
レーションフラグEMFLAGは、図22に示してあ
り、B0〜B1にエミュレーションNo.がセットされ
ている。次にステップS121へ進み、エミュレーショ
ンフラグEMFLAGのエミュレーションNo.に対応
したエミュレーション選択テーブルから、対応したエミ
ュレーションコントロールテーブルを選択する。選択さ
れたエミュレーションコントロールテーブルから、エミ
ュレーションプログラムのポインタを取り出す。次にス
テップS122へ進み、ステップS121で取り出した
プログラムアドレスの先へ分岐し、各エミュレーション
プログラムの実行に移る。以上の処理により、エミュレ
ーションの選択処理が実行され、エミュレーションが選
択される。
【0078】図30は図27のステップS102〜10
4に示したエミレーションを詳細に説明するフローチャ
ートで、各エミレーションで共通な部分を示している。
まず、ステップS130で初期化処理を実行する。初期
化処理は各エミレーションに必要なデータエリアの初期
化等を実行する。
【0079】次にステップS131へ進み、送られてき
た印字コマンド、印字データから印字コマンドの受け取
りを行なう。印字データは、本体から送られたデータが
一度受信バッファに保存され、受信バッファからデータ
の取り出しを行なう。受信データがない場合には、受信
データ待ちとなる。次にステップS132へ進み、エミ
ュレーション切替えコマンドかどうかのチェックを行な
う。エミュレーション切替えコマンドならば、ステップ
S133へ進み、エミュレーション切替え処理を実行す
る。エミュレーション切替え処理は、図31に詳細のフ
ローチャートを示す。次に戻りとなる。エミュレーショ
ン切替えコマンドでない場合、ステップS134へ進
み、国設定コマンドかどうかをチェックする。国設定コ
マンドならば、ステップS135へ進み、国設定処理を
実行する。国設定処理は、図32に詳細のフローチャー
トを示す。実行後コマンド受け取りへ戻る。国設定コマ
ンドでない場合、他のコマンドの処理となる。
【0080】次に、バッファクリアコマンドかどうかの
チェックを行う。バッファクリアコマンドの場合、ステ
ップS136へ進み、バッファクリア処理(S137)
を実行する。バッファクリア処理実行後コマンド受取処
理へ戻る。バッファクリアコマンドでない場合、文字品
位設定コマンドかどうかをチェックする(S138)。
文字品位設定コマンドであればステップS139へ進
み、文字品位設定処理を実行する。次にコマンド受取処
理へ戻る。
【0081】次にCR(印字復帰)やFF(改ページ)
といった印字コマンドかどうかのチェックを行う(ステ
ップS140)。印字コマンドの場合S141に進み、
印字処理を実行する。
【0082】他のコマンドの処理についての説明は省略
するが、一般に用いられるエミュレーションコマンドが
実行出来る。各コマンド実行後ステップS131へ進
み、以上の処理をくり返し実行する。
【0083】以上の処理によりエミュレーション処理中
で、エミュレーション切替えコマンドと国設定コマンド
の処理が実行出来る。
【0084】図31は、エミュレーション切替え処理の
詳細を示した図で、切替えコマンドが受け取られた時、
実行される。まずステップS150で切替えエミュレー
ションNo.を決める。切替えエミュレーションNo.
は、切替えコマンドに付加して受け取られる。次にステ
ップS151で受け取ったエミュレーションNo.から
エミュレーションコントロールテーブルを決定する。次
に切替えコマンドが、初期化付コマンドかどうかをチェ
ックする(ステップS152)。切替えコマンドには2
種類のコマンドがあり、1つは初期化コマンド付きの場
合と、初期化コマンドなしの場合とになる。初期化コマ
ンドならば、ステップS153へ進み、初期情報をエミ
ュレーション情報エリアにコピーする。次にステップS
154へ進む初期化コマンドでなければ、ステップS1
54へ進む。次にステップS154でエミュレーション
フラグEMFLAGに切替えたエミュレーションNo.
をB0〜B1ビットにセットする。次に戻りとなる。
【0085】以上の処理により、エミュレーション切替
え処理が実行され、エミュレーション切替えの準備が行
なえる。
【0086】図32は、国設定処理の詳細を示した図
で、国設定コマンドが受け取られた時に実行される。ま
ず、ステップS160で国フラグCNTFLAGに国N
o.をセットする。次に戻りとなる。以上の処理により
国設定の処理が実行され、国設定が行なえる。
【0087】図33は、バッファクリア処理の詳細を示
した図で、バッファクリアコマンドが受け取られた時に
実行される。まず、ステップS170でバッファのクリ
アを行なう。バッファは、印字バッファなど初期化の必
要性のあるバッファ類を含む。以上の処理によりバッフ
ァクリアの処理が行なえる。
【0088】図34は、文字品位切替え処理の詳細を示
した図で、文字品位切替えコマンドが受け取られた時に
実行される。まず、ステップS180で、エミュレーシ
ョンフラグEMFLAGにセットされたエミュレーショ
ンNo.を取り出す。次に、このエミュレーションN
o.から、エミュレーション選択テーブルに登録された
エミュレーションコントロールテーブルのアドレスを決
定する。次にステップS181で、ステップS180で
決定されたコントロールテーブル中の情報ポインタに登
録されたアドレスを取り出す。このアドレスの指す先に
エミュレーション情報があり、このエミュレーション情
報は、RAMの内に保持されている。次にステップS1
82へ進み、高品位に設定するかどうかをチェックす
る。これはコマンドに、高品位かドラフトであるかどう
かを示す値によって行なわれ、高品位が指定された場
合、ステップS184へ進み、エミュレーション情報の
B0ビットを0とする。B0ビットが0とされた場合、
高品位の指定となる。また高品位の指定でない場合、ス
テップS183へ進み、エミュレーション情報のB0ビ
ットを1とする。B0ビットが1とされた場合、ドラフ
トの指定となる。次に戻りとなる。
【0089】以上の処理により、文字品位切替えコマン
ドの実行処理が行なわれ、以後このエミュレーション情
報のB0ビットをもとに品位の選択が行なわれ、印字が
実行される。
【0090】図35は図30のステップS141の詳細
を示したフローチャートで、まずS190で駆動系初期
化フラグを0にする。S191でキャップをオープンし
(後述)S192でキャリッジを駆動し、印字データエ
リアの印字データを印字し、かつ印字きっかけとなるコ
マンドを実行する。印字完了後はS193で再びキャリ
ッジを戻しキャッピングし、S194で駆動系初期化フ
ラグを1に戻す。
【0091】図36はキャリッジ初期化の詳細フロー
で、図3を用いて説明する。キャリッジ5014に付属
するレバー5006がフォトカプラ5007,5008
(HPセンサ)を横切っている(HPセンサOn)こと
によってキャリッジ5014がホームポジション側領域
にあるかが検出でき、HPセンサがoffからOnにな
った位置がキャリアのホームポジション(HP)とな
る。
【0092】まず、S201でキャリッジ5014が既
にホームポジション側領域にあるかを判定する。すでに
ホームポジション側領域にあればS202に進み、駆動
モータ5013を順方向に45パルス回転(キャリッジ
5014を右方向に45パルス分移動)させ、キャリッ
ジ5014をホームポジション側領域外に移動させる。
S201でHPセンサがOnでなければS203、S2
04に進み、、駆動モータ5013を逆方向に1パルス
ずつ回転(キャリッジ5014を左方向に1パルス分ず
つ移動)させ、キャリッジ5014がホームポジション
側領域になるまで移動させる。S205,S206では
再度、HPセンサがoffになるまでキャリッジ501
4を右方向に1パルス分ずつ移動させ、S207でさら
に右方向に20パルス分移動させる。そしてS208,
S209でキャリッジ5014を左方向に1パルス分ず
つ移動させ、HPセンサがoffからonになったとこ
ろでキャリッジ5014の移動を止め初期化を終了す
る。
【0093】図37はキャッピングの詳細フローであ
る。これは、図4のCPU#2による制御である。駆動
モータ5013をキャリッジ5014のホームポジショ
ンから逆方向に回転させることによって動力伝達ギアを
切り替え、カム5020を介してレバー5021を移動
させる。レバー5021をキャッピング位置に移動させ
るためにキャッピングフローとして以下の3つの制御
(S211〜S213)が必要となる。まずキャリッジ
5014がホームポジションにあると駆動モータ501
3を逆方向に34ステップ回転させ、駆動伝達ギア50
10、5011を切り替える(S211)。次にさらに
逆方向に11ステップ回転し、キャップ部材5022を
記録ヘッド5012から一度遠ざけ(S212)、さら
に逆方向に45ステップ回転してキャップ部材5022
を記録ヘッド5012の表面に押しあてて、キャッピン
グを完了する(S213)。
【0094】また、このフローを逆にたどることによっ
てキャップをオープンすることができる。
【0095】(他の実施例)他の実施例では、印字装置
の構成要素(キャリッジ系、キャピング系、紙送り系)
毎に初期化フラッグを持ってさらに細かな初期化制御を
実施しているが、詳細は第1実施例と同様なので省略す
る。
【0096】以上述べてきたように、本発明によれば電
源投入時の不要な印字装置初期化を省略することが可能
になり、スムーズなオペレーションを行なうことができ
る。
【0097】さらに、本発明をバッテリー駆動の印字装
置内臓型情報処理装置に応用した場合には、バッテリー
の寿命を長くすることが可能であるという優れた効果が
ある。
【0098】
【発明の効果】以上詳述したように、本願発明により、
ホストからのデータを受信し、印字する場合であって、
印字に係る初期化が遂行されたか否かを記憶し、初期化
が遂行されていた場合は電源投入時に前記初期化をスキ
ップする印字方法及び装置を提供することが可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリンタ一体型パーソナルコンピュー
タの斜視図。
【図2】ホストコンピュータとプリンタの概略ブロック
図。
【図3】図1の2のプリンタユニット内部構成。
【図4】プリンタブロック図。
【図5】記録ヘッド及びヘッドドライバーの構成図。
【図6】ヘッド駆動のタイミングチャート。
【図7】キャリッジモーター及びモータードライバーの
構成図。
【図8】図7のドライバーの駆動タイミング。
【図9】プリンタコントローラの構成図。
【図10】プリンタI/Oレジスタのマップを表す図。
【図11】記録データバッファと受信バッファのアドレ
ス領域を示す図。
【図12】ホストコンピュータとプリンタのI/O領域
における相関関係を示す図。
【図13】電源投入時のフローチャート。
【図14】POSTのフローチャート。
【図15】キーボード割込み処理のフローチャート。
【図16】キーコード取得処理のフローチャート。
【図17】コマンド解析処理のフローチャート。
【図18】ホスト側国別切替処理のフローチャート。
【図19】プリンタ側国別切替処理のフローチャート。
【図20】エミュレーション実行時のプリンタ側国別切
替処理のフローチャート。
【図21】RAM#2の構成を示す図。
【図22】エミュレーションデータエリアの詳細図。
【図23】エミュレーション情報の具体例を表す図。
【図24】エミュレーション実行時のテーブルを示す
図。
【図25】図24のテーブルの構成を示す図。
【図26】エミュレーション情報の初期値を示す図。
【図27】本実施例プリンタ制御のフローチャート。
【図28】プリンタユニット初期化制御のフローチャー
ト。
【図29】図27ステップS101の詳細フローチャー
ト。
【図30】図27ステップS102〜S104の詳細フ
ローチャート。
【図31】エミュレーション切替処理の詳細図。
【図32】国設定処理の詳細図。
【図33】バッファクリアー処理の詳細図。
【図34】文字品位切替え処理の詳細図。
【図35】図30ステップS141の詳細フローチャー
ト。
【図36】キャリッジ初期化詳細フローチャート。
【図37】キャッピングの詳細フローチャート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福長 耕司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 鈴木 尚久 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 立山 二郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 高瀬 進 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストからのデータを受信し印字する印
    字手段と、前記印字手段を初期化する制御手段と、前記
    制御手段により前記印字手段が初期化されたことを記憶
    する記憶手段と、前記記憶手段によって初期化されたこ
    とを示している場合、電源投入時に前記制御手段による
    初期化処理をスキップすることを特徴とする印字装置。
  2. 【請求項2】 前記印字手段は複数の構成要素からな
    り、各構成要素毎に対応すべく前記記憶手段を複数具備
    していることを特徴とした請求項1記載の印字装置。
  3. 【請求項3】 前記ホストと前記印字手段は、汎用のパ
    ラレルインターフェースを介して接続されていることを
    特徴とする請求項1記載の印字装置。
  4. 【請求項4】 前記印字手段は熱エネルギーの作用によ
    り体積変化を生起させ、インクの液滴を吐出口から吐出
    させることを特徴とする請求項1記載の印字装置。
  5. 【請求項5】 ホストからデータを受信し、印字する場
    合であって、印字に係る初期化が遂行されたか否かを記
    憶し、初期化が遂行されていた場合は、電源投入時に前
    記初期化をスキップすることを特徴とする印字方法。
  6. 【請求項6】 前記ホストと印字側は汎用のパラレルイ
    ンターフェースを介して接続されていることを特徴とす
    る請求項5記載の印字方法。
  7. 【請求項7】 前記印字は、熱エネルギーの作用により
    体積変化を生起させることにより、インクの液滴を吐出
    口から吐出させることを特徴とする請求項5記載の印字
    方法。
JP19033891A 1991-07-30 1991-07-30 印字方法及び装置 Pending JPH0532010A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5784080A (en) * 1994-11-17 1998-07-21 Kabushiki Kaisha Tec Serial printer which performs an initializing operation after a waiting time has elaspsed

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5784080A (en) * 1994-11-17 1998-07-21 Kabushiki Kaisha Tec Serial printer which performs an initializing operation after a waiting time has elaspsed

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