JPH0535293Y2 - - Google Patents

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JPH0535293Y2
JPH0535293Y2 JP3529988U JP3529988U JPH0535293Y2 JP H0535293 Y2 JPH0535293 Y2 JP H0535293Y2 JP 3529988 U JP3529988 U JP 3529988U JP 3529988 U JP3529988 U JP 3529988U JP H0535293 Y2 JPH0535293 Y2 JP H0535293Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、温度補償機能を有する液面位測定
装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の液面位測定装置としては、例えば第3図
に示すようなものがある。この図に示すように、
液面位測定装置は、液面レベルセンサ1と、増幅
器2と、微分回路3とから構成されている。
前記液面レベルセンサ1は、第4図に示すよう
に、フイルム基板1a上にニツケル蒸着により形
成されたセンサ抵抗Rsと補償抵抗Rcとから構成
されており、このセンサ抵抗Rsに定電流源1に
よつて電流を流すと、この電流によつてセンサ抵
抗Rsの温度が上昇して抵抗が増加していく。こ
の抵抗の増加に応じて補償抵抗Rcから出力され
る電圧が増加する。この電圧の増加の割合は液面
位Eが高いと小さく、低いと大きくなる。
そして、微分回路3が、補償抵抗Rcから出力
される電圧変化(傾き)の割合に応じた電圧を出
力する。この出力電圧から液面位が検出されるも
のである。
従来、前記微分回路3は図示のように、オペア
ンプA1、A2、差動増幅器A3、コンデンサC1
C2,C3、スイツチS2,S3,S4等から構成されて
おり、スイツチS1を投入してから、スイツチS2
所定時間投入すると(第5図参照)、コンデンサ
C1にt1時点における増幅器2の出力電圧V1が記
憶されるとともにオペアンプA1から出力される。
そしてスイツチS2を投入してから1秒後スイツチ
S3を所定時間投入すると、同様にt2時点における
増幅器2の出力電圧V2がコンデンサC2に記憶さ
れるとともにオペアンプA2から出力される。オ
ペアンプA3が前記出力電圧V1,V2の差V1−V2
すなわち単位時間当りに変化した電圧を出力す
る。そしてスイツチS4を投入するとその差の電圧
V2−V1がコンデンサC3に記憶されるとともに端
子3aから出力され、この差の電圧V2−V1から
液面位が検出される。
ところで、液面レベルセンサ1の温度補償は、
補償抵抗Rcの温度特性がセンサ抵抗Rsの温度特
性と同一になるように設定することにより達成さ
れている。すなわち、増幅器2の出力V2は、 V2=Rf/Rc・Rs・Io=−Rf・Rs0(1+α1ΔT1)/Rc0
(1+α2ΔT2) ・〔1+α1ΔTup{1−exp(−t/τQ)}〕・I0 で表わされる。
ここで、Rs0,Rc0は或る温度におけるセンサ
抵抗Rs、補償抵抗Rcの値、α1,α2はこれら各抵
抗の温度係数、ΔT1,ΔT2は周囲温度上昇分、
Tupは加熱によるセンサ抵抗Rsの温度上昇飽和
値、τQはセンサ抵抗Rsの熱的時定数である。そ
して、センサ抵抗Rs、補償抵抗Rcを共に同一材
質で形成するようにすればα1=α2となり、さら
に、両者を近接して配置すればΔT1=ΔT2とみな
すことができる。したがつて、上式のV2を、 V2=Rf・Rs0・I0/Rc0〔1+α1ΔTup{1−exp(−t
/τQ)}〕 と表わすことができ、周囲温度の影響を受けない
ようにすることができる。
〔考案が解決しょうとする課題) しかしながら、このような従来の液面位測定装
置にあつては、センサ抵抗Rsの他に、補償抵抗
Rcを設け、両者の温度特性を同一にしなければ
ならない構成となつていたため、フイルム基板1
a上に形成される両者の膜厚分布にばらつきが生
じた場合には温度特性に誤差が生じ、測定精度が
低下するという問題点があつた。また、センサ抵
抗Rsと補償抵抗Rcとを近接して配置しなければ
ならないため、液面レベルセンサ1の形状が大き
くなつてしまい、その取付上の制約が増大すると
いう問題点もあつた。
この考案は、このような従来の問題点に着目し
てなされたもので、補償抵抗を省略し、センサ抵
抗と割算器との組合わせで温度補償を行なうよう
にすることにより上記問題点を解決することを目
的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係る液面位測定装置は、膜状発熱体
即ちセンサ抵抗への定電流供給直後にその両端に
発生する電位差を第1のサンプルホールド回路に
よりサンプリングして記憶させ、さらに、この第
1のサンプルホールド回路の作動後にセンサ抵抗
の両端に発生する電位差を、割算器により、先に
第1のサンプルホールド回路に記憶させた電位差
で割算し、この割算器からの出力を第2のサンプ
ルホールド回路によりサンプリングして記憶さ
せ、液面位信号として第2のサンプルホールド回
路から出力させるようにしたものである。
〔作用〕
この考案における割算器は、第1のサンプルホ
ールド回路からセンサ抵抗両端の電位差を除数側
に入力し、所定時間経過後に、センサ抵抗から直
接その両端の電位差を被除数側に入力する。この
とき、この所定時間が経過した間におけるセンサ
抵抗の抵抗値変化分から、周囲温度に関する要素
を、この割算によつて除去することができる。
〔実施例〕
以下、この考案を図面に基づいて説明する。第
1図はこの考案の一実施例を示す図である。ま
ず、構成を説明すると、4は定電流源1及びスイ
ツチS5により構成される定電流回路、5は膜状発
熱体としてのセンサ抵抗R5により構成される液
面レベルセンサ、6はスイツチS6及びコンデンサ
C4により構成される第1のサンプルホールド回
路、7は液面レベルセンサ5からの出力信号を被
除数側Aに入力すると共に、第1のサンプルホー
ルド回路6からの出力信号を除数側Bに入力して
A÷Bの割算を行なう割算器、8はスイツチS7
びコンデンサC5により構成される第2のサンプ
ルホールド回路である。
次に動作を第2図のフローチヤートに基き説明
する。まず、スイツチS5を時刻t1からt2まで投入
すると、液面レベルセンサ5から出力される信号
の電位はVs1からVm1に上昇する。このとき、ス
イツチS5の投入と同時に、スイツチS6を投入する
と、第1のサンプルホールド回路6には、時刻t1
における液面レベルセンサ5の電位Vs1が記憶さ
れる。したがつて、割算器7には、図示のよう
に、Vs1からVm1まで変化する液面レベルセンサ
の出力を一定値Vs1で割つた値が出力される。そ
して、時刻t1からT秒経過後の時刻t3にスイツチ
S7を投入すると、第2のサンプルホールド回路8
には、この時刻t3における割算器7の電位V7が記
憶される。そこで、この第2のサンプルホールド
回路8に記憶された電位V7を液面位信号として
取り出せば従来と同様の温度補償がなされたこと
になる。
なぜなら、Kを割算器7の利得計数、Rs(t=
t1)を加熱直後のセンサ抵抗値とすれば、割算器
7の出力電位V7は、 V7=A÷B=K・RsI0/Rs(t=t1)I0= K・Rs0(1+α1ΔT1)〔1+α1ΔTup{1−exp(
−t/τQ)}〕/Rs0(1+α1ΔT1) =K〔1+α1ΔTup{1−exp(−t/τQ)}〕 となり、周囲温度の影響を排除できるからであ
る。
なお、第2図において、割算器7の出力電位
V7は、正確には時刻t2における液面レベルセンサ
5の電位Vm1をVs1で割つものである。したがつ
て、スイツチS7の投入時刻t3は時刻t2に接近すれ
ばするほど即ち時間Tが長ければ長いほど、セン
サとしての感度は優れたものとなる。
このように、第1図の液面位検出装置には、第
3図のような補償抵抗Rcが用いられていないた
め、膜厚分布のばらつきに起因する測定精度の低
下を生じることもなく、また、補償抵抗Rcを省
略した分だけ液面レベルセンサ5を小形化でき、
スペース的にも有利なものとなつている。
〔考案の効果〕
以上説明してきたように、この考案によれば、
その構成を、センサ抵抗への定電流供給直後にそ
の両端に発生する電位差を第1のサンプルホール
ド回路によりサンプリングして記憶させ、さら
に、この第1のサンプルホールド回路の作動後に
センサ抵抗の両端に発生する電位差を、割算器に
より、先に第1のサンプルホールド回路に記憶さ
せた電位差で割算し、この割算器からの出力を第
2のサンプルホールド回路によりサンプリングし
て記憶させ、液面位信号として第2のサンプルホ
ールド回路から出力させるようにしたため、温度
補償を行なうに際して、従来から用いられていた
補償抵抗を省略することができ、測定精度の低下
を防止することができると共に、液面レベルセン
サを小型化して、スペース的に有利なものにする
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による液面位測定
装置を示す回路構成図、第2図は第1図の動作を
説明するためのタイムチヤート、第3図は従来の
液面位測定装置を示す回路構成図、第4図は第3
図における液面レベルセンサを示す該略図、第5
図は第3図の動作を説明するためのタイムチヤー
トである。 Rs……発熱体(センサ抵抗)、4……定電流回
路、6……第1のサンプルホールド回路、7……
割算器、8……第2のサンプルホールド回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 液面の変位方向に沿つて配設された膜状発熱体
    Rsと、該発熱体に定電流を断続的に供給する定
    電流回路4と、前記発熱体Rsへの定電流供給直
    後に該発熱体の両端に発生する電位差をサンプリ
    ングして記憶する第1のサンプルホールド回路6
    と、該第1のサンプルホールド回路の作動後に前
    記発熱体Rsの両端に発生する電位差を、前記第
    1のサンプルホールド回路6に記憶された電位差
    で除算する割算器7と、該割算器の出力をサンプ
    リングして記憶する第2のサンプルホールド回路
    8とを備え、該第2のサンプルホールド回路の出
    力を液面位信号となすことを特徴とする液面位測
    定装置。
JP3529988U 1988-03-18 1988-03-18 Expired - Lifetime JPH0535293Y2 (ja)

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JP3529988U JPH0535293Y2 (ja) 1988-03-18 1988-03-18

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JP3529988U JPH0535293Y2 (ja) 1988-03-18 1988-03-18

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JPH01140134U JPH01140134U (ja) 1989-09-26
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JP5583153B2 (ja) 2012-01-26 2014-09-03 株式会社東芝 液面レベル検知装置及び方法

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