JPH0535266U - 積層シート - Google Patents

積層シート

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JPH0535266U
JPH0535266U JP9153591U JP9153591U JPH0535266U JP H0535266 U JPH0535266 U JP H0535266U JP 9153591 U JP9153591 U JP 9153591U JP 9153591 U JP9153591 U JP 9153591U JP H0535266 U JPH0535266 U JP H0535266U
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JP
Japan
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vinyl chloride
film
resistance
chloride film
laminated
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Pending
Application number
JP9153591U
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English (en)
Inventor
宏美 加納
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Maruyama Kogyo KK
Original Assignee
Maruyama Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Maruyama Kogyo KK filed Critical Maruyama Kogyo KK
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Publication of JPH0535266U publication Critical patent/JPH0535266U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 柔軟な風合性を有し、耐摩耗性,耐油性,耐
候性,耐寒性がよく、しかも高周波溶着性がよい。 【構成】 合成繊維編織物からなる基布1を設ける。基
布1の少なくとも片面に塩化ビニルフイルム2を貼着す
る。塩化ビニルフイム2の表面または裏面に熱可塑性ウ
レタンフイルム3をラミネートする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は主に合羽,前掛けなど防水を目的として、着ける用途に適した柔軟性 に優れた積層シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、合羽および前掛けなどは、繊維性基布の片面または両面に、軟質塩化ビ ニルフイルムまたは熱可塑性ウレタンフイルムを貼着したターポリンを用いたり 、あるいはゴム引布を用いたりしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
合羽,前掛けの用途に使用する場合は、防水性に考慮をはらうのは勿論である が、着用した時の変形に対応できる柔軟な風合が大事になる。しかしながら、塩 化ビニルフイルムを用いたものは、塩化ビニル樹脂の優れた特性の加工性,経済 性,高周波接着性などの長所を有している反面、耐摩耗性,耐油性,耐寒性が悪 いので、耐久性に乏しかった。
【0004】 また、長期間使用すると、塩化ビニル樹脂の組成物中に配合されている可塑剤 が表面に移行して、表面が粘着性を帯びて、ゴミの付着で汚れがひどくなる欠点 があると共に、洗濯すると洗剤で可塑剤が抽出されたり、表面の摩耗による傷が 発生し、そのために雨水等が滲出して内部が濡れるなどの問題点が生じる。
【0005】 ウレタンフイルムを用いたものは、耐摩耗性,耐油性,耐寒性等に優れている が、風合が硬くて着用時の変形に対応する柔軟性が乏しく使用しずらい等の問題 点がある。 また、ゴム引布の場合は、風合は良いが、縫製加工において高周波ウェルダー 熱融着が困難であるため、縫製コストが高価になる等の問題点があった。
【0006】 本考案はこのような問題点に鑑みてなされたもので、柔軟な風合性を有し、耐 磨耗性,耐油性,耐寒性がよく、しかも高周波熱融着のよい積層シートを提供す るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案の積層シートは、合成繊維編織物からなる基 布1の少なくとも片面に、塩化ビニルフイルム2を貼着し、該塩化ビニルフイル ム2の表面または裏面に熱可塑性ウレタンフイルム3をラミネートしたものであ る。
【0008】 本考案に用いる基布1は、適宜の合成繊維が用いられるが、例えばポリエステ ル,ポリアミド,ビニロン,ポリアクリロニトリル,ポリオレフイン,芳香族ポ リアミド等通常の繊維形成樹脂からなる合成繊維で織成,編成されたものである 。基布中の繊維は、スパン糸,フィラメント糸,スプリット糸,テープヤーンそ の他、いずれの形状でもよいが、風合性,フイルム層と編織物との接着性からし てスパン糸が好ましい。
【0009】 また、織組織については、一般に平織が多く使用されるが、伸縮性に優れてい る編物メリヤス,トリコットを用いることもできる。一般には、本考案の積層シ ートに用いられる繊維は、ポリエステル繊維であるのが好ましく、この繊維はス パン糸の形状にあるのが好ましく、かつ平織布に形成しているのがよい。
【0010】 基布1の少なくとも片面に積層する塩化ビニルフイルム2の厚さは、特に制限 はないが、シートの風合や強度性、重量の点を考慮して通常80〜400μの範 囲のものが好ましい。80μ以下だと強度的に弱く、400μ以上になると厚す ぎて風合が悪くなるので上記の範囲が好ましい。
【0011】 塩化ビニルフイルム2の表面または裏面にラミネートする熱可塑性ウレタンフ イルム3は、ポリエステル系,ポリエーテル系,ポリカーボネート系その他種々 の樹脂でもよいが、樹脂の特性と要求特性によって適宜選択使用する。例えば、 柔軟な風合性を有し、耐摩耗性,耐油性,耐寒性などが要求される場合には、ポ リカーボネート糸の熱可塑性ウレタン樹脂が最適である。また、場合によっては 、1種だけでなく2種以上重合したものを用いることもある。
【0012】
【作用】
塩化ビニルフイルム2の表面に熱可塑性ウレタンフイルム3を設けたもので、 優れた風合になると共に、耐摩耗性,耐油性,耐寒性などに優れ、合羽,前掛け などに用いても表面フイルム3のヒビ割れや傷つきがなく、長期間に亘って使用 できるものである。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例示す図面について説明する。 ポリエステルスパン糸30番手単糸を使用した、密度35本×35本/吋平織 基布1の片面に、厚さ200μの軟質塩化ビニルフイルム2を加熱圧着で貼合し た。 ついで、軟質塩化ビニルフイルム2の表面に、厚さ80μの熱可塑性ポリエス テル系ウレタンフイルム3を加熱圧着して積層シートを作成した。
【0014】 また、第2図に示すように、基布1の両面に軟質塩化ビニルフイルム2,2を 加熱圧着して貼合せ、ついで、その表裏面に熱可塑性ポリエステル系ウレタンフ イルム3,3を加熱圧着して積層シートを作る場合もある。 なお、前記実施例においては、ウレタンフイルム3の表面を平滑面としたが、 エンボス加工して、シボを付けることもある。
【0015】
【考案の効果】
本考案は合成繊維編織物からなる基布1の少なくとも片面に、塩化ビニルフイ ルム2を貼着し、該塩化ビニルフイルム2の表面または裏面に熱可塑性ウレタン フイルム3をラミネートしたものであるから、軟質塩化ビニルの優れた柔軟な風 合を維持できると共に、ウレタン樹脂の優れた表面の耐磨耗性、耐油性,耐寒性 ,耐薬品性を有するので、合羽,前掛などに使用すれば柔軟性に富むため着用し やすくなる。
【0016】 また、耐寒時の表面樹脂フイルムのヒビ割れおよび表面摩耗による傷がつかな く、長期間に亘って使用できる。さらに、縫製加工時においても、塩化ビニル品 と同等又はそれ以上の融着性を有することから、製品の仕上がり強度が一段と向 上させることができるものである。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の積層シートの一部拡大断面
【図2】他の実施例の積層シートの一部拡大断面図
【0018】
【符号の説明】
1 基布 2 塩化ビニルフイルム 3 熱可塑性ウレタンフイルム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成繊維編織物からなる基布1の少なく
    とも片面に、塩化ビニルフイルム2を貼着し、該塩化ビ
    ニルフイルム2の表面または裏面に熱可塑性ウレタンフ
    イルム3をラミネートしたことを特徴とするシート。
JP9153591U 1991-10-11 1991-10-11 積層シート Pending JPH0535266U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101152157B1 (ko) * 2009-10-26 2012-06-15 주식회사 현대화이바 무기시트 및 그 제조방법
JP2015066889A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 共和レザー株式会社 合成樹脂表皮材及びその製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6059107A (ja) * 1983-09-12 1985-04-05 三重化学工業株式会社 防寒手袋及びその製造方法
JPS60110440A (ja) * 1983-11-21 1985-06-15 平岡織染株式会社 結露防止性防水シ−ト

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