JPH05348A - 鍛造装置 - Google Patents

鍛造装置

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JPH05348A
JPH05348A JP15329691A JP15329691A JPH05348A JP H05348 A JPH05348 A JP H05348A JP 15329691 A JP15329691 A JP 15329691A JP 15329691 A JP15329691 A JP 15329691A JP H05348 A JPH05348 A JP H05348A
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JP
Japan
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displacement
die
forging
mold
alarm
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Application number
JP15329691A
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Inventor
Takashi Shinohara
孝至 篠原
Kohei Segawa
幸平 瀬川
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Aichi Steel Corp
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Aichi Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】鍛造型の上型及び下型の相対変位を検知し、変
位が所定値を越えたときに警報を発する鍛造装置を提供
すること。 【構成】鍛造型6には突片状のX検知子7、Y検知子
8、Z検知子9が固定されている。Z変位検知手段、Y
変位検知手段及びZ変位検知手段は、それぞれ、レーザ
発振器12とポリゴンミラー13とロータリーエンコー
ダ15と平行レーザ光をつくる投光レンズ16と受光レ
ンズ18と受光素子19とをもつ。鍛造型6で金属素材
を鍛造した際に、X検知子7のX方向、Y検知子8のY
方向、Z検知子9のZ方向の変位をレーザで検知する。
変位が所定値を越えたときに警報手段は警報を発する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鍛造型の型ずれ変位及び
鍛造品の寸法変位を検知する検知機構をもつ鍛造装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より用いられている鍛造装置は、一
般的に、上ボルスタ部と下ボルスタ部とからなるボルス
タと、上ボルスタ部の型設置面に保持され鍛造成形用の
上型面をもつ上型と下ボルスタ部の型設置面に保持され
鍛造成形用の下型面をもつ下型からなる鍛造型とで構成
されている。
【0003】そして、鍛造型の上型面と下型面との間に
金属素材を配置した状態で、上型と下型とを型締めし、
上型の上型面及び下型の下型面で金属素材を強圧して鍛
造する。ところで、鍛造工程において上型及び下型は、
X方向、Y方向及びZ方向のいずれかに変位することが
ある。この場合、従来では、変位が発見されぬまま鍛造
が行なわれ、不良品が鍛造成形される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した事情
に鑑み開発されたものであり、その目的は、鍛造型の上
型及び下型の相対変位を検知し、変位が所定値を越えた
ときに警報を発する鍛造装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の鍛造装置は、そ
れぞれ型設置面をもつ上型保持部と下型保持部とからな
る型保持機構と、型保持機構の上型保持部の型設置面に
保持され鍛造成形用の上型面をもつ上型と下型保持部の
型設置面に保持され鍛造成形用の下型面をもつ下型から
なる鍛造型と、鍛造型及び型保持機構の少なくとも一方
に装備された被検知部と、鍛造型の上型面と下型面との
間に金属素材を配置した状態で上型の上型面及び下型の
下型面で金属素材を強圧して鍛造し、鍛造した際におけ
る被検知部のX方向、Y方向及びZ方向のうち少なくと
も一方向における相対変位を検知する変位検知手段と、
変位検知手段の検知による変位が所定値を越えたときに
警報を発する警報手段とで構成されていることを特徴と
するものである。
【0006】被検知部は、鍛造型及び型保持機構の少な
くとも一方に装備されている。型保持機構は例えばボル
スタとすることができる。被検知部は、鍛造型自体や型
保持機構自体であっても、あるいは、鍛造型や型保持機
構に取りつけた突出子であってよい。変位検知手段は、
鍛造型や型保持機構が変位したときにおける電極間の静
電容量の変位を検知する静電容量タイプの近接センサ方
式、鍛造型や型保持機構に強磁性体や磁気センサを装備
し、鍛造型や型保持機構が変位したときにおける磁力線
の変位を検知する磁気センサ方式、投光部から発した光
を遮断または反射させて鍛造型や型保持機構の変位を検
知する光電スイッチ方式、レーザ光を利用して鍛造型や
型保持機構の変位を検知するレーザ光方式等、各種の接
触式あるいは非接触式の方式を採用できる。
【0007】ところで、鍛造の際には熱影響、衝撃が大
きい場合、塵埃が発生する場合、金属素材が赤熱状態の
場合があるので、これらの影響を回避するために、変位
検知手段はこれらを考慮して選択する必要がある。ま
た、鍛造の際には熱影響、衝撃、赤熱状態の影響を回避
するために、遮熱機構、冷却機構、遮光機構、防振機
構、吸振機構を変位検知手段や被検知部等に装備するこ
とも好ましい。
【0008】ところで、鍛造装置では、上型の上型面及
び下型の下型面で金属素材を強圧して鍛造した後に、直
ちに上型及び下型が型開きするので、型が閉じている時
間は短く、例えばせいぜい1〜4秒である。そのため、
変位検知手段は、短時間に正確に検知を行い得るものが
好ましい。かかる意味ではレーザ光方式が好ましい。但
し、熱間鍛造のときには、高温状態の金属素材は赤熱
色、赤外線を発するために、赤熱色、赤外線の影響を回
避し得るレーザ発振器、例えば緑色レーザ発振器を選択
することができる。
【0009】警報手段は、ランプ方式、ブザー方式、あ
るいは、鍛造成形プレス装置の駆動を停止させることに
より警報を発する方式でも良い。本発明において、適用
できるブロック図の一例を図11に示す。図11に示す
様に、レーザ発振手段がレーザ発振器を発振制御し、レ
ーザ光を受光した受光手段の信号は演算手段に送られ、
演算手段で型のずれつまり変位が演算される。
【0010】また鍛造型の種類に応じて、また、鍛造品
の種類に応じて、型ずれの許容値が異なるため、使用者
は許容値設定手段で最適な許容値を適宜設定し、記憶手
段に記憶させることができる。前記した演算手段におけ
る演算結果は比較手段に送られ、比較手段で許容値と比
較され、演算結果であるX方向における相対変位がX方
向用の許容値よりも大きいときには、警報制御手段によ
り制御されたX警報手段が警報を発する。また、演算結
果であるY方向における相対変位がY方向用の許容値よ
りも大きいときには、警報制御手段により制御されたY
警報手段が警報を発する。また、演算結果であるZ方向
における相対変位がZ方向用の許容値よりも大きいとき
には、警報制御手段により制御されたZ警報手段が警報
を発する。
【0011】本発明では、図11から理解できる様に、
変位検知手段が熱影響を受けることを回避するために、
変位検知手段の温度を検知する温度検知手段を設け、温
度検知手段の信号を制御手段に送り、制御手段は定温化
手段を作動させて変位検知手段を冷却する。この場合、
液冷方式、空冷方式のいずれでも良い。また本発明で
は、図11から理解できる様に、上型と下型の型開き及
び型締めに対する型開き検知手段と型締め検知手段とを
設けることもできる。この場合、型開き検知手段と型締
め検知手段との信号を制御手段に送り、制御手段は清掃
手段を適宜作動させ、被検知部に溜まった塵埃等を清掃
し、変位検知の良好化を図る。
【0012】
【作用】本発明では、鍛造した際における上型及び下型
のX方向、Y方向及びZ方向のうち少なくとも一方向に
おける相対変位は、変位検知手段で検知される。変位検
知手段の検知による変位が所定値を越えたときには、警
報手段は警報を発する。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を説明する。図1に示す様
にこの鍛造装置は、それぞれ型設置面1a、2aをもつ
型保持機構として機能する上ボルスタ部1と下ボルスタ
部2とからなるボルスタ3と、上ボルスタ部1の型設置
面1aに保持され鍛造成形用の上型面4aをもつ上型4
と下ボルスタ部2の型設置面2aに保持され鍛造成形用
の下型面5aをもつ下型5からなる鍛造型6とで構成さ
れている。
【0014】図1、図3、図4に示す様に、鍛造型6に
は、被検知部として機能する突片状のX検知子7、Y検
知子8及びZ検知子9が固定されている。X検知子7
は、上型4及び下型5の水平方向つまりX方向における
相対変位を検知するためのものである。Y検知子8は、
上型4及び下型5のX方向と直交する水平方向つまりY
方向における相対変位を検知するためのものである。Z
検知子9は、上型4及び下型5の高さ方向つまりZ方向
における相対変位を検知するためのものである。本実施
例では、X検知子7、Y検知子8及びZ検知子9を清掃
する圧縮空気を吹き出すブロアに接続されたノズル10
がレーザ光の邪魔にならない様に装備されている。
【0015】図1に示す様に、Z変位検知手段11は、
レーザ発振器12とポリゴンミラー13とポリゴンミラ
ー13を回転させる駆動モータ14とポリゴンミラー1
3の回転角度を検知するロータリーエンコーダ15と平
行レーザ光をつくる投光レンズ16とを装備した投光系
ハウジング17と、平行レーザ光を受ける受光レンズ1
8と受光素子19とを装備した受光系ハウジング20と
からなる。また図3に示す様に、X変位検知手段21
は、同様にレーザ発振器12とポリゴンミラー13とポ
リゴンミラー13を回転させる駆動モータ14とポリゴ
ンミラー13の回転角度を検知するロータリーエンコー
ダ15と平行レーザ光をつくる投光レンズ16とを装備
した投光系ハウジング17と、平行レーザ光を受ける受
光レンズ18と受光素子19とを装備した受光系ハウジ
ング20とからなる。また、図4に示す様に、Y変位検
知手段22は、レーザ発振器12とポリゴンミラー13
とポリゴンミラー13を回転させる駆動モータ14とポ
リゴンミラー13の回転角度を検知するロータリーエン
コーダ15と平行レーザ光をつくる投光レンズ16とを
装備した投光系ハウジング17と、平行レーザ光を受け
る受光レンズ18と受光素子19とを装備した受光系ハ
ウジング20とからなる。ここで、X変位検知手段2
1、Y変位検知手段22、Z変位検知手段11の投光系
ハウジング17及び受光系ハウジング20にはそれぞ
れ、投光系ハウジング17及び受光系ハウジング20の
温度を検知する温度センサ25、投光系ハウジング17
及び受光系ハウジング20内を冷却する冷却液を供給す
る供給パイプ26、供給パイプ26を開閉する開閉バル
ブ27が装備されている。
【0016】更に図1に示す様に、上型4と下型5との
型開き状態を検知する型開きセンサ28、上型4と下型
5との型締め状態を検知する型締めセンサ29が装備さ
れている。図5に電気回路を示す。マイクロコンピュー
タ30の入力インターフエースには、ロータリエンコー
ダ15、温度センサ25、型開きセンサ28、型締めセ
ンサ29からの信号が入力される。更に、型変位を検知
する際の許容値を鍛造型6の種類に応じて設定できる許
容値設定キー33が接続されている。そして、マイクロ
コンピュータ30の出力インターフエースには、ポリゴ
ンミラー駆動回路13aを介して各ポリゴンミラー13
が接続され、レーザ発振器駆動回路12aを介して各レ
ーザ発振器12が接続され、ランプ駆動回路34を介し
てX警報ランプ35、Y警報ランプ36、Z警報ランプ
37が接続されており、ブロア駆動回路を介してブロア
が接続され、バルブ駆動回路27aを介して各開閉バル
ブ27が接続されている。なおX警報ランプ35はX方
向における変位が発生したときに警報するランプであ
る。Y警報ランプ36はY方向における変位が発生した
ときに警報するランプである。Z警報ランプ37はZ方
向における変位が発生したときに警報するランプであ
る。
【0017】さて使用する場合について説明する。そし
て、鍛造型6の上型面4aと下型面5aとの間に金属素
材Wを配置した状態で鍛造成形プレス装置が駆動し、赤
熱状態に加熱された金属素材W(例えば材質45C)を
上型4の上型面4a及び下型5の下型面5aで強圧して
熱間鍛造する。熱間鍛造した際において、図2に示す様
に、ポリゴンミラー13を回転させつつレーザ発振器1
2からレーザ光を発振させる。すると図2(A)(B)
(C)に示す様に、レーザ光はポリゴンミラー13で反
射した後、投光レンズ16に入射して平行レーザ光に変
えられ、平行レーザ光のまま受光レンズ18に入射し、
受光レンズ18で集束し、受光素子19の受光面に受光
される。なお、得られる平行レーザ光の幅は図1のTで
示される。
【0018】ところで、図1において、Z検知子9の距
離LZが平行レーザ光を遮ることにより距離LZは検知
される。即ち、Z検知子9の距離LZで平行レーザ光が
遮られている間、ポリゴンミラー13の回転角度をロー
タリーエンコーダ15で測定すれば、Z検知子9の距離
LZは測定される。従って、上型4と下型5とがZ方向
において相対変位していた場合には、距離LZはZ方向
において変動するので、上型4と下型5とのZ方向にお
ける相対変位は検知される。同様に、図3において、X
検知子7の距離LXが平行レーザ光を遮ることにより距
離LXは検知される。従って、上型4と下型5とがX方
向において相対変位していた場合には、距離LXはX方
向において変動するので、上型4と下型5とのX方向に
おける相対変位は検知される。同様に、図4において、
Y検知子8の距離LYが平行レーザ光を遮ることにより
距離LYは検知される。従って、上型4と下型5とがY
方向において相対変位していた場合には、距離LYはY
方向において変動するので、上型4と下型5とのY方向
における相対変位は検知される。
【0019】図6に本実施例のマイクロコンピュータ3
0が実行するプログラムのメインルーチンのフローチャ
ートを示す。図6に示す様に、電源投入によりスタート
し、ステップS100で各種レジスタ等を初期設定す
る。ステップS200で内部タイマをスタートさせ、ス
テップS300で変位検知処理サブルーチンを実行し、
ステップS400で清掃処理サブルーチンを実行し、ス
テップS500で定温化処理サブルーチンを実行し、ス
テップS600でその他の処理サブルーチンを実行し、
ステップS700で内部タイマの終了をまってステップ
S200に戻る。
【0020】図7に変位処理サブルーチンのフローチャ
ートを示す。図7に示す様に、ステップS301で上型
4と下型5とが型締め状態か判定する。型締め状態であ
れば、鍛造しているとみなし、ステップS303でLタ
イマをスタートさせ、ステップS305で所定時間経過
していたら、鍛造衝撃時の微小振動が減衰されたものと
みなす。そして、ステップS307でレーザ発振器12
からレーザを発振し、ステップS309で受光素子19
及びロータリーエンコーダ15の出力値をメモリに記憶
し、ステップS311でサンプリング数を1インクリメ
ントし、ステップS313でサンプリング数が所定値に
達したら、レーザ発振器12を停止し、ステップS31
7でデータ処理し、X方向の相対変位、Y方向の相対変
位及びZ方向の相対変位を演算する。ステップS319
でX方向の相対変位がX方向用の第1許容値未満か判定
し、未満であれば、ステップS322でY方向の相対変
位がY方向用の第1許容値未満か判定し、未満であれ
ば、ステップS326でZ方向の相対変位がZ方向用の
第1許容値未満か判定し、未満であれば、ステップS3
30でOK信号を出力し、メインルーチンにリターンす
る。ステップS319での判定の結果、X方向の相対変
位がX方向用の第1許容値以上であれば、ステップS3
20でX方向の相対変位が軽度であることを示すX信号
をX警報ランプ35に出力し、また、ステップS322
での判定の結果、Y方向の相対変位がY方向用の第1許
容値以上であれば、ステップS324でY方向の相対変
位が軽度であることを示すY信号をY警報ランプ36に
出力し、また、ステップS326での判定の結果、Z方
向の相対変位がZ方向用の第1許容値以上であれば、ス
テップS328でZ方向の相対変位が軽度であることを
示すZ信号をZ警報ランプ37に出力する。更に、ステ
ップS332でX方向の相対変位がX方向用の第2許容
値未満か判定し、未満であれば、ステップS336でY
方向の相対変位がY方向用の第2許容値(第2許容値>
第1許容値)未満か判定し、未満であれば、ステップS
340でZ方向の相対変位がZ方向用の第2許容値未満
か判定し、未満であれば、ステップS344で上型4と
下型5との相対変位が小さいことを示す『変位小信号』
を出力し、メインルーチンにリターンする。また、ステ
ップS322での判定の結果、X方向の相対変位が第2
許容値以上であれば、ステップS334でX方向の相対
変位が重度であることを示すX信号をX警報ランプ35
に出力し、ステップS336での判定の結果、Y方向の
相対変位がY方向用の第2許容値以上であれば、ステッ
プS338でY方向の相対変位が重度であることを示す
Y信号をY警報ランプ36に出力し、またステップS3
40の判定の結果、ステップS340でZ方向の相対変
位が重度であることを示すZ信号をZ警報ランプ37に
出力し、ステップS346で上型4と下型5との相対変
位が大きいことを示す『変位大信号』を出力し、メイン
ルーチンにリターンする。
【0021】図8に清掃処理サブルーチンのフローチャ
ートを示す。清掃処理サブルーチンはX検知子7、Y検
知子8及びZ検知子9を清掃するためのものである。図
8に示す様にステップS401で上型4と下型5とが型
開き状態か判定し、型開き状態であれば、ステップS4
03でCタイマをスタートし、ステップS405、40
7でノズル10用のバルブを所定時間開放させて圧縮空
気をX検知子7、Y検知子8及びZ検知子9に吹きつけ
て清掃し、ステップS409でノズル10用のバルブを
閉じて清掃を終える。
【0022】図9に定温化処理サブルーチンのフローチ
ャートを示す。定温化処理サブルーチンはX変位検知手
段21、Y変位検知手段22、Z変位検知手段11の高
温化を防止するためのものである。図9に示す様にステ
ップS501でX変位検知手段21、Y変位検知手段2
2、Z変位検知手段11の温度がT1を越えているか判
定し、温度がT1を越えていれば、開閉バルブ27をオ
ンして開放し、冷却液を流し、投光系ハウジング17内
や受光系ハウジング20内を冷やす。ステップS501
で判定した結果、温度がT1(T1>T2)を越えてい
なければ、ステップS505でX変位検知手段21、Y
変位検知手段22、Z変位検知手段11の温度がT2を
越えているか判定し、温度がT2を越えていれば、ステ
ップS507で開閉バルブ27をオフし、冷却液の供給
を停止し、メインルーチンにリターンする。また、温度
がT2を越えていなくても、ステップS509で開閉バ
ルブ27をオフとする。
【0023】(他の実施例)図10は他の実施例を示
す。この例では、X検知子40、Y検知子41及びZ検
知子42は鋼よりも磁性の強い強磁性体で構成されてお
り、上型4に保持されている。X変位検知手段としての
X近接センサ45、Y変位検知手段としてのY近接セン
サ46、Z変位検知手段としてのZ近接センサ47は下
型5に保持されている。X近接センサ45、Y近接セン
サ46、Z近接センサ47は磁気センサで構成されてい
る。そして、上型4と下型5とがX方向に変位している
場合にはX近接センサ45とX検知子40との距離LX
が変動するので、X近接センサ45で検知される。ま
た、上型4と下型5とがY方向に変位している場合には
Y近接センサ46とY検知子41との距離が変動するの
で、Y近接センサ46で検知される。また、上型4と下
型5とがZ方向に変位している場合にはZ近接センサ4
7とZ検知子42との距離が変動するので、Z近接セン
サ47で検知される。
【0024】
【発明の効果】以上説明した様に本発明の鍛造装置によ
れば、上型及び下型の相対変位を検知し、変位が所定値
を越えたときに警報を発することができる。従って不良
品の発生防止に有利である。また本発明の鍛造装置によ
れば、警報手段をX警報手段、Y警報手段、Z警報手段
に分けた場合には、X方向における変位、Y方向におけ
る変位、Z方向における変位をそれぞれ個別に知見で
き、不良品発生に有利である。また被検知部を清掃する
清掃手段を設けた場合には、被検知部に塵埃等が堆積す
ることを回避でき、検知を良好になし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】Z変位検知手段と鍛造装置を示す側面図であ
る。
【図2】Z変位検知手段の作動を示す模式図である。
【図3】X変位検知手段と鍛造装置を示す側面図であ
る。
【図4】Y変位検知手段と鍛造装置を示す側面図であ
る。
【図5】電気的構成を示すブロック図である。
【図6】メインルーチンを示すフローチャートである。
【図7】変位検知処理のサブルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図8】清掃処理のサブルーチンを示すフローチャート
である。
【図9】定温化処理のサブルーチンを示すフローチャー
トである。
【図10】異なる方式の変位検知手段と鍛造装置を示す
側面図である。
【図11】本発明で適用できるブロック図である。
【符号の説明】
図中、1は上ボルスタ部、2は下ボルスタ部、4は上
型、5は下型、7はX検知子、8はY検知子、9はZ検
知子、11はZ変位検知手段、21はX変位検知手段、
22はY変位検知手段を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 それぞれ型設置面をもつ上型保持部と下
    型保持部とからなる型保持機構と、該型保持機構の該上
    型保持部の該型設置面に保持され鍛造成形用の上型面を
    もつ上型と該下型保持部の該型設置面に保持され鍛造成
    形用の下型面をもつ下型からなる鍛造型と、該鍛造型及
    び該型保持機構の少なくとも一方に装備された被検知部
    と、該鍛造型の該上型面と該下型面との間に金属素材を
    配置した状態で該上型の該上型面及び該下型の該下型面
    で金属素材を強圧して鍛造し、鍛造した際における該被
    検知部のX方向、Y方向及びZ方向のうち少なくとも一
    方向における変位を検知する変位検知手段と、該変位検
    知手段の検知による変位が所定値を越えたときに警報を
    発する警報手段とで構成されていることを特徴とする鍛
    造装置。
JP15329691A 1991-06-25 1991-06-25 鍛造装置 Pending JPH05348A (ja)

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