JPH0534864A - 写真フイルムパトローネ及びフイルムシース及びプリント写真並びにトリミングスケール - Google Patents
写真フイルムパトローネ及びフイルムシース及びプリント写真並びにトリミングスケールInfo
- Publication number
- JPH0534864A JPH0534864A JP21167891A JP21167891A JPH0534864A JP H0534864 A JPH0534864 A JP H0534864A JP 21167891 A JP21167891 A JP 21167891A JP 21167891 A JP21167891 A JP 21167891A JP H0534864 A JPH0534864 A JP H0534864A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- trimming
- range
- predetermined
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ユーザーの意図するトリミング範囲を簡単に
指定できるようにした写真フイルム及びフイルムシース
を提供する。 【構成】 写真フイルム13には、種々のトリミング範
囲に応じた記入枠20が予めプレ露光されている。所定
長さで裁断された現像済フイルム13を収納するフイル
ムシース21には、予め定められたトリミング範囲に応
じた表示枠25が各画像露光部18の表面の位置に印刷
されている。この表示枠25を通して意図するトリミン
グ範囲を確認し、フイルムシース21に設けられた記入
用穴22から現像済フイルム13の記入枠20に記す。
指定できるようにした写真フイルム及びフイルムシース
を提供する。 【構成】 写真フイルム13には、種々のトリミング範
囲に応じた記入枠20が予めプレ露光されている。所定
長さで裁断された現像済フイルム13を収納するフイル
ムシース21には、予め定められたトリミング範囲に応
じた表示枠25が各画像露光部18の表面の位置に印刷
されている。この表示枠25を通して意図するトリミン
グ範囲を確認し、フイルムシース21に設けられた記入
用穴22から現像済フイルム13の記入枠20に記す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真フイルムパトロー
ネ及びフイルムシース及びプリント写真並びにトリミン
グスケールに関するものである。
ネ及びフイルムシース及びプリント写真並びにトリミン
グスケールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の35ミリフルサイズコンパクトカ
メラの中には、本出願人から販売されている「カルディ
ア・トラベルミニ」(商品名)のように、パノラマプリ
ントサービスを受けることができるようにしたものがあ
る。このようなカメラは、フイルムに対する露光範囲を
規制するアパーチュアのサイズが35ミリフルサイズ相
当の「24mm×36mm」(アスペクト比1.5)となっ
ており、通常ではこのアパーチュアを通して撮影を行う
が、パノラマプリントを意図するときにはアパーチュア
の上下からマスク板を挿入し、「13mm×36mm」(ア
スペクト比約2.8)の横長の露光範囲で撮影すること
ができるようになっている。そして、このようなカメラ
を用いて横長の露光範囲で撮影されたフイルムからは、
アスペクト比が約2.9となった画面サイズ89mm×2
54mmの横長のパノラマプリント写真が得られる。
メラの中には、本出願人から販売されている「カルディ
ア・トラベルミニ」(商品名)のように、パノラマプリ
ントサービスを受けることができるようにしたものがあ
る。このようなカメラは、フイルムに対する露光範囲を
規制するアパーチュアのサイズが35ミリフルサイズ相
当の「24mm×36mm」(アスペクト比1.5)となっ
ており、通常ではこのアパーチュアを通して撮影を行う
が、パノラマプリントを意図するときにはアパーチュア
の上下からマスク板を挿入し、「13mm×36mm」(ア
スペクト比約2.8)の横長の露光範囲で撮影すること
ができるようになっている。そして、このようなカメラ
を用いて横長の露光範囲で撮影されたフイルムからは、
アスペクト比が約2.9となった画面サイズ89mm×2
54mmの横長のパノラマプリント写真が得られる。
【0003】上記したような写真システムの普及に伴
い、一般ユーザーの間にはプリント写真のサイズに対す
る様々な需要が喚起されてきている。特に、プリント写
真のアスペクト比を大きくした場合には、写真画像に大
きな広がりと奥行きとを与えることができ、これまでの
画一的なアスペクト比のプリント写真では得られなかっ
た写真画像を楽しむことができるようになる。
い、一般ユーザーの間にはプリント写真のサイズに対す
る様々な需要が喚起されてきている。特に、プリント写
真のアスペクト比を大きくした場合には、写真画像に大
きな広がりと奥行きとを与えることができ、これまでの
画一的なアスペクト比のプリント写真では得られなかっ
た写真画像を楽しむことができるようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、横長の
露光範囲で撮影された現像済フイルムからはアスペクト
比が「2.9」のパノラマプリント写真しか得られず、
また、通常の露光範囲で撮影された現像済フイルムから
はアスペクト比が「1.4」の通常のプリント写真しか
得ることができなかった。もちろん、プリント依頼時に
特別に注文すれば、ある程度の満足し得るアスペクト比
のプリント写真を得ることは原理的に可能ではあるが、
このような方法では、ユーザーが意図するトリミング範
囲を指定することができない欠点があった。
露光範囲で撮影された現像済フイルムからはアスペクト
比が「2.9」のパノラマプリント写真しか得られず、
また、通常の露光範囲で撮影された現像済フイルムから
はアスペクト比が「1.4」の通常のプリント写真しか
得ることができなかった。もちろん、プリント依頼時に
特別に注文すれば、ある程度の満足し得るアスペクト比
のプリント写真を得ることは原理的に可能ではあるが、
このような方法では、ユーザーが意図するトリミング範
囲を指定することができない欠点があった。
【0005】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、ユーザーが簡単に意図するトリミング範囲を指定で
きるようにしたことを目的とする。
で、ユーザーが簡単に意図するトリミング範囲を指定で
きるようにしたことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の写真フイルムパトローネでは、各々
の画像露光範囲外の所定位置に、予め定められた複数種
類のトリミング範囲を指定する記入枠が予めプレ露光さ
れている写真フイルムを収納した。また、請求項2記載
のフイルムシースには、一定の長さごとにカットされた
状態で収納された現像済フイルムの各コマ位置に応じた
表面に、予め定められた複数種類のトリミング範囲を示
すマークが設けられているものである。
に、請求項1記載の写真フイルムパトローネでは、各々
の画像露光範囲外の所定位置に、予め定められた複数種
類のトリミング範囲を指定する記入枠が予めプレ露光さ
れている写真フイルムを収納した。また、請求項2記載
のフイルムシースには、一定の長さごとにカットされた
状態で収納された現像済フイルムの各コマ位置に応じた
表面に、予め定められた複数種類のトリミング範囲を示
すマークが設けられているものである。
【0007】請求項3記載のプリント写真は、画像を取
り囲むように設けられた白枠部に、予め定められた複数
種類のトリミング範囲を示すマークを設けた。請求項4
記載のプリント写真はベタ焼きされたプリント写真であ
り、その各画像範囲外の所定位置に、予め定められた複
数種類のトリミング範囲を示すマークが設けられてい
る。請求項5記載のトリミングスケールは、予め定めら
れた複数種類のトリミング範囲を表す指標を透明な板に
設け、この板を通してプリント写真又は現像済フイルム
の各画像を見ることにより、前記画像の範囲の内で意図
するトリミング範囲が確認できるようにしたものであ
る。なお、請求項2記載のフイルムシース及び請求項5
記載のトリミングスケールは、それらの材質の向こう側
が透けて見えるものでよく、透過率が100%に近いも
のだけでなく、ある程度透過率が低くなったものを含
む。
り囲むように設けられた白枠部に、予め定められた複数
種類のトリミング範囲を示すマークを設けた。請求項4
記載のプリント写真はベタ焼きされたプリント写真であ
り、その各画像範囲外の所定位置に、予め定められた複
数種類のトリミング範囲を示すマークが設けられてい
る。請求項5記載のトリミングスケールは、予め定めら
れた複数種類のトリミング範囲を表す指標を透明な板に
設け、この板を通してプリント写真又は現像済フイルム
の各画像を見ることにより、前記画像の範囲の内で意図
するトリミング範囲が確認できるようにしたものであ
る。なお、請求項2記載のフイルムシース及び請求項5
記載のトリミングスケールは、それらの材質の向こう側
が透けて見えるものでよく、透過率が100%に近いも
のだけでなく、ある程度透過率が低くなったものを含
む。
【0008】
【実施例】本発明に係る第1実施例では、図3及び図4
に示すように写真フイルムパトローネ11に収納された
写真フイルム(以下、「フイルム」と称す)13の各々
の画像露光部18の範囲外の所定位置に、予め定められ
た複数種類のトリミング範囲を指定する記入枠20を予
めプレ露光しておき、焼き増しプリント時にユーザーの
記入が前記記入枠20に行われることでトリミング範囲
が簡単に指定できる。
に示すように写真フイルムパトローネ11に収納された
写真フイルム(以下、「フイルム」と称す)13の各々
の画像露光部18の範囲外の所定位置に、予め定められ
た複数種類のトリミング範囲を指定する記入枠20を予
めプレ露光しておき、焼き増しプリント時にユーザーの
記入が前記記入枠20に行われることでトリミング範囲
が簡単に指定できる。
【0009】前記写真フイルムパトローネ11は、パト
ローネ本体15,16に帯状の写真フイルム13が巻回
されたスプール14を光密に収納している。フイルム1
3の片縁には、その長手方向に沿って整列した複数のパ
ーフォレーション17が設けられ、また各々の画像露光
部18の範囲外で、且つ各々のパーフォレーション17
に対し予め定められた位置に、複数種類のトリミング範
囲に対応した文字19が予めプレ露光されている。
ローネ本体15,16に帯状の写真フイルム13が巻回
されたスプール14を光密に収納している。フイルム1
3の片縁には、その長手方向に沿って整列した複数のパ
ーフォレーション17が設けられ、また各々の画像露光
部18の範囲外で、且つ各々のパーフォレーション17
に対し予め定められた位置に、複数種類のトリミング範
囲に対応した文字19が予めプレ露光されている。
【0010】例えば文字19の種類は、「L」,
「H」,「S」とし、「L」は、画像露光部18の範囲
のうちでアスペクト比1.5となる範囲でプリントを行
うトリミング範囲を示し、また「H」は、アスペクト比
1.8となる範囲でプリントを行うトリミング範囲を示
す。さらに「S」はアスペクト比2.3となる範囲でプ
リントを行うトリミング範囲となっている。また、この
文字19の上には、二個ずつ設けられた円形状の記入枠
20が予めプレ露光されている。ユーザーは焼き増しプ
リントを行う際に、意図する露光画像部18及びトリミ
ング範囲に対応した部分の記入枠20を、例えば油性の
マジック等で塗り潰すことで現像所ではユーザーの意図
するトリミング範囲でプリント写真が作成できる。な
お、前記記入枠20は、「L」,「H」,「S」の文字
19の各々に対して二個ずつ設けられているため、同一
トリミング範囲の指定を2枚まで注文できるようになっ
ている。
「H」,「S」とし、「L」は、画像露光部18の範囲
のうちでアスペクト比1.5となる範囲でプリントを行
うトリミング範囲を示し、また「H」は、アスペクト比
1.8となる範囲でプリントを行うトリミング範囲を示
す。さらに「S」はアスペクト比2.3となる範囲でプ
リントを行うトリミング範囲となっている。また、この
文字19の上には、二個ずつ設けられた円形状の記入枠
20が予めプレ露光されている。ユーザーは焼き増しプ
リントを行う際に、意図する露光画像部18及びトリミ
ング範囲に対応した部分の記入枠20を、例えば油性の
マジック等で塗り潰すことで現像所ではユーザーの意図
するトリミング範囲でプリント写真が作成できる。な
お、前記記入枠20は、「L」,「H」,「S」の文字
19の各々に対して二個ずつ設けられているため、同一
トリミング範囲の指定を2枚まで注文できるようになっ
ている。
【0011】前述した写真フイルムパトローネ11はカ
メラに装填され、撮影した後に現像所に提出される。現
像所では同時プリントを行い、ユーザーにはプリント写
真と現像済フイルム13とが返却される。このとき、現
像済フイルム13は、図2に示すように所定コマの長さ
に裁断され、各々の現像済フイルム13を透明なフイル
ムシース21に収納した状態で返却される。フイルムシ
ース21は、透明率が100%に近いものあるいは、あ
る程度透明率が低くなったもので良く、現像済フイルム
13を収納しても各画像露光部18の画像が透けて見え
ればよい。
メラに装填され、撮影した後に現像所に提出される。現
像所では同時プリントを行い、ユーザーにはプリント写
真と現像済フイルム13とが返却される。このとき、現
像済フイルム13は、図2に示すように所定コマの長さ
に裁断され、各々の現像済フイルム13を透明なフイル
ムシース21に収納した状態で返却される。フイルムシ
ース21は、透明率が100%に近いものあるいは、あ
る程度透明率が低くなったもので良く、現像済フイルム
13を収納しても各画像露光部18の画像が透けて見え
ればよい。
【0012】このようなフイルムシース21は、現像済
フイルム13を各々収納した状態で、各画像露光部18
を見ながら、意図するトリミング範囲を確認できるよう
に枠線25が表示されており、また収納した状態のまま
で現像済フイルム13の記入枠20に記入できるように
記入用穴22が設けられている。また、フイルムシース
21には、現像済フイルム13の記入枠20を各々の記
入用穴22に合わせるために位置決め穴23が設けられ
ており、図1に示すようにフイルムシース21に現像済
フイルム13を収納し、位置決め穴23の端辺にパーフ
ォレーション15の端辺を合わせることにより、各々の
記入用穴22と記入枠20との位置合わせが簡単に行え
る。
フイルム13を各々収納した状態で、各画像露光部18
を見ながら、意図するトリミング範囲を確認できるよう
に枠線25が表示されており、また収納した状態のまま
で現像済フイルム13の記入枠20に記入できるように
記入用穴22が設けられている。また、フイルムシース
21には、現像済フイルム13の記入枠20を各々の記
入用穴22に合わせるために位置決め穴23が設けられ
ており、図1に示すようにフイルムシース21に現像済
フイルム13を収納し、位置決め穴23の端辺にパーフ
ォレーション15の端辺を合わせることにより、各々の
記入用穴22と記入枠20との位置合わせが簡単に行え
る。
【0013】さらに、前記フイルムシース21には、そ
の表面で、且つフイルムシース21の表面を通して見え
る各露光画像部18の位置に、縦及び横線で構成された
枠線25が印刷されており、また、フイルムシース21
を通して見える各露光画像部18の範囲外に、前記枠線
25のうちでそれぞれの線に対応した番号26及び文字
27が印刷されている。ユーザーは、意図するトリミン
グ範囲を枠線25のうちから選択し、これらに対応した
番号26及び文字27の組み合わせを読み取る。これら
の番号26及び文字27の組み合わせは、前述した現像
済フイルム13上の文字19の各々に対応している。例
えば、文字「A」と番号「1」とに対応した枠線25で
仕切られたトリミング範囲は「L」に対応しており、ま
た、文字「B」と番号「2」とに対応した枠線25で仕
切られたトリミング範囲は「H」に対応している。さら
に、文字「C」と番号「3」とに対応した枠線25で仕
切られたトリミング範囲は「S」に対応しているように
予め定めておくと、ユーザーはフイルムシースに収納し
た状態で意図するトリミング範囲を目で確認し、記入枠
20に書き込みができる。なお、第1実施例で説明した
ように、トリミング範囲の種類は、「L」,「H」,
「S」の3種類とは限らず、アスペクト比が異なればい
くつでもよい。なお、前記3種類以外のトリミング範囲
を指定させる方法としては、前記写真フイルム13にそ
の他用の記入枠20を設け、また注文表等にフイルムシ
ース21に印刷された番号26及び文字27の組み合わ
せを記入させれば、ユーザーの意図するトリミング範囲
を簡単に把握できる。
の表面で、且つフイルムシース21の表面を通して見え
る各露光画像部18の位置に、縦及び横線で構成された
枠線25が印刷されており、また、フイルムシース21
を通して見える各露光画像部18の範囲外に、前記枠線
25のうちでそれぞれの線に対応した番号26及び文字
27が印刷されている。ユーザーは、意図するトリミン
グ範囲を枠線25のうちから選択し、これらに対応した
番号26及び文字27の組み合わせを読み取る。これら
の番号26及び文字27の組み合わせは、前述した現像
済フイルム13上の文字19の各々に対応している。例
えば、文字「A」と番号「1」とに対応した枠線25で
仕切られたトリミング範囲は「L」に対応しており、ま
た、文字「B」と番号「2」とに対応した枠線25で仕
切られたトリミング範囲は「H」に対応している。さら
に、文字「C」と番号「3」とに対応した枠線25で仕
切られたトリミング範囲は「S」に対応しているように
予め定めておくと、ユーザーはフイルムシースに収納し
た状態で意図するトリミング範囲を目で確認し、記入枠
20に書き込みができる。なお、第1実施例で説明した
ように、トリミング範囲の種類は、「L」,「H」,
「S」の3種類とは限らず、アスペクト比が異なればい
くつでもよい。なお、前記3種類以外のトリミング範囲
を指定させる方法としては、前記写真フイルム13にそ
の他用の記入枠20を設け、また注文表等にフイルムシ
ース21に印刷された番号26及び文字27の組み合わ
せを記入させれば、ユーザーの意図するトリミング範囲
を簡単に把握できる。
【0014】なお、第1実施例で説明したフイルムシー
ス21の枠線25は、透けて見える画像露光部18の範
囲に各々印刷した例としたが、本発明ではこれに限ら
ず、各々の枠線25を連続した線として印刷してもよ
い。またフイルム13にプレ露光した記入枠20の形状
を円形状としたが、本発明では矩形形状でもよいし、ま
た三角形状でもよい。
ス21の枠線25は、透けて見える画像露光部18の範
囲に各々印刷した例としたが、本発明ではこれに限ら
ず、各々の枠線25を連続した線として印刷してもよ
い。またフイルム13にプレ露光した記入枠20の形状
を円形状としたが、本発明では矩形形状でもよいし、ま
た三角形状でもよい。
【0015】次に第2実施例を説明する。第2実施例で
は、図5に示すようにプリント写真30の画像を取り囲
むように設けられた白枠部31に、予め定められた複数
種類のトリミング範囲を示すマークを設け、このマーク
の位置に対応したトリミング範囲をユーザーに指定させ
る例である。マークは線と、この線の方向に沿った位置
に「1」,「2」,「3」の番号、及び「A」,
「B」,「C」の文字とで構成されており、この文字と
番号の組み合わせでユーザーがトリミング範囲の指定を
行う。これによれば、同時プリント時に図5に示すよう
なプリント写真でユーザーに返却すれば、ユーザーは簡
単にトリミング範囲の指定をその範囲となる画像を確認
して指定できる。
は、図5に示すようにプリント写真30の画像を取り囲
むように設けられた白枠部31に、予め定められた複数
種類のトリミング範囲を示すマークを設け、このマーク
の位置に対応したトリミング範囲をユーザーに指定させ
る例である。マークは線と、この線の方向に沿った位置
に「1」,「2」,「3」の番号、及び「A」,
「B」,「C」の文字とで構成されており、この文字と
番号の組み合わせでユーザーがトリミング範囲の指定を
行う。これによれば、同時プリント時に図5に示すよう
なプリント写真でユーザーに返却すれば、ユーザーは簡
単にトリミング範囲の指定をその範囲となる画像を確認
して指定できる。
【0016】さらに第3実施例では、図6に示すベタ焼
きされたプリント写真36の、各画像範囲外の所定位置
に、予め定められた複数種類のトリミング範囲を示すマ
ークを設けたものである。このマークは、第2実施例と
同じようにトリミング範囲の短辺及び長辺側の位置に線
と、この線方向に「1」,「2」の番号、及び「A」,
「B」の文字とが焼き付けられており、この文字と番号
の組み合わせでユーザーはトリミング範囲の指定を行
う。
きされたプリント写真36の、各画像範囲外の所定位置
に、予め定められた複数種類のトリミング範囲を示すマ
ークを設けたものである。このマークは、第2実施例と
同じようにトリミング範囲の短辺及び長辺側の位置に線
と、この線方向に「1」,「2」の番号、及び「A」,
「B」の文字とが焼き付けられており、この文字と番号
の組み合わせでユーザーはトリミング範囲の指定を行
う。
【0017】また、第4実施例では、図7に示すよう
に、予め定められたトリミング範囲に応じた表示枠41
を透明な板に表示させたトリミングスケールを用い、そ
の表示枠41を指標としてプリント写真に合わせて見る
ことにより、意図するトリミング範囲を確認させるもの
である。スケールは、透明率が100%に近いものある
いは、ある程度透明率が低くなったもので良い。このス
ケール40,41の外形は、プリント写真の外形と同じ
大きさとなっており、その輪郭をプリント写真の輪郭に
合わせることにより、表示枠41を通して画像を見てト
リミング範囲の確認を行う。これらのスケール40,4
1は、トリミング範囲の種類に応じた数だけ用意されて
いる。例えば図7(A)に示すスケール40には、アス
ペクト比が1.8となった範囲の表示枠41が設けられ
たHDTVサイズ用スケールであり、また、図7(B)
に示すスケール41には、アスペクト比が1.1となっ
た範囲の表示枠41が設けられたスクウェアサイズ用ス
ケールである。
に、予め定められたトリミング範囲に応じた表示枠41
を透明な板に表示させたトリミングスケールを用い、そ
の表示枠41を指標としてプリント写真に合わせて見る
ことにより、意図するトリミング範囲を確認させるもの
である。スケールは、透明率が100%に近いものある
いは、ある程度透明率が低くなったもので良い。このス
ケール40,41の外形は、プリント写真の外形と同じ
大きさとなっており、その輪郭をプリント写真の輪郭に
合わせることにより、表示枠41を通して画像を見てト
リミング範囲の確認を行う。これらのスケール40,4
1は、トリミング範囲の種類に応じた数だけ用意されて
いる。例えば図7(A)に示すスケール40には、アス
ペクト比が1.8となった範囲の表示枠41が設けられ
たHDTVサイズ用スケールであり、また、図7(B)
に示すスケール41には、アスペクト比が1.1となっ
た範囲の表示枠41が設けられたスクウェアサイズ用ス
ケールである。
【0018】また、1個のスケールだけで、アスペクト
比の異なる種々のトリミング範囲を全部確認できるよう
にしてもよい。この場合には、図7(C)に示すように
スケール42が2つのL字型形状の透明な板46,47
で構成され、これらをスライド自在に組み合わせ、これ
らの内側で可変される表示窓45をトリミング範囲の大
きさに対応させる。これらの板46,47には、前記表
示窓45が予め定められた種々のトリミング範囲となる
ように、各々の2辺に「1」,「2」等の番号、及び
「A」,「B」等の文字とを記入している。これらの文
字及び番号との組み合わせに応じた位置に板46,47
をスライドさせ、意図するトリミング範囲で画像を確認
できる。
比の異なる種々のトリミング範囲を全部確認できるよう
にしてもよい。この場合には、図7(C)に示すように
スケール42が2つのL字型形状の透明な板46,47
で構成され、これらをスライド自在に組み合わせ、これ
らの内側で可変される表示窓45をトリミング範囲の大
きさに対応させる。これらの板46,47には、前記表
示窓45が予め定められた種々のトリミング範囲となる
ように、各々の2辺に「1」,「2」等の番号、及び
「A」,「B」等の文字とを記入している。これらの文
字及び番号との組み合わせに応じた位置に板46,47
をスライドさせ、意図するトリミング範囲で画像を確認
できる。
【0019】なお、第4実施例で説明したスケール4
0,41,42は、プリント写真用の大きさとしたが、
ベタ焼きされたプリント写真のスケールとして、その各
々の画像の大きさで形成したスケールでもよい。
0,41,42は、プリント写真用の大きさとしたが、
ベタ焼きされたプリント写真のスケールとして、その各
々の画像の大きさで形成したスケールでもよい。
【0020】さらに、第1実施例で説明した写真フイル
ムパトローネでは、フイルム13のパーフォレーション
15を各々の画像露光部18に対し、1個ずつ設けた例
としたが、本発明ではこれに限らす、パーフォレーショ
ン15を各々の画像露光部18に対し1個ずつでもよい
し、また3個以上でもよい。さらに、本発明では、実施
例に挙げたアスペクト比の数値等に限定されないのは勿
論である。
ムパトローネでは、フイルム13のパーフォレーション
15を各々の画像露光部18に対し、1個ずつ設けた例
としたが、本発明ではこれに限らす、パーフォレーショ
ン15を各々の画像露光部18に対し1個ずつでもよい
し、また3個以上でもよい。さらに、本発明では、実施
例に挙げたアスペクト比の数値等に限定されないのは勿
論である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、プリ
ント写真又は現像済フイルムの画像を見ながら、意図す
るトリミング範囲を簡単に指定できるため、プリント写
真のサイズに対する様々な需要が喚起できるようにな
る。
ント写真又は現像済フイルムの画像を見ながら、意図す
るトリミング範囲を簡単に指定できるため、プリント写
真のサイズに対する様々な需要が喚起できるようにな
る。
【図1】本発明のフイルムシースに現像済フイルムを収
納した状態を示す平面図である。
納した状態を示す平面図である。
【図2】フイルムシースと裁断された現像済フイルムと
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図3】本発明の写真フイルムを示す要部平面図であ
る。
る。
【図4】本発明の写真フイルムパトローネを示す分解斜
視図である。
視図である。
【図5】本発明のプリント写真を示す説明図である。
【図6】本発明のベタ焼きされたプリント写真を示す説
明図である。
明図である。
【図7】本発明のスケールを示す説明図である。
11 写真フイルムパトローネ
13 写真フイルム
17 パーフォレーション
20 記入枠
21 フイルムシース
22 記入用穴
30 プリント写真
31 白枠
40,41,42 スケール
41 表示枠
45 表示窓
Claims (5)
- 【請求項1】 各々の画像露光範囲外の所定位置に、予
め定められた複数種類のトリミング範囲を指定する記入
枠が予めプレ露光された写真フイルムを収納しているこ
とを特徴とする写真フイルムパトローネ。 - 【請求項2】 所定の長さごとに切断された現像済フイ
ルムを収納する透明なフイルムシースにおいて、収納さ
れた現像済フイルムの各コマ位置に応じた表面に、予め
定められた複数種類のトリミング範囲を示すマークが設
けられていることを特徴とするフイルムシース。 - 【請求項3】 画像を取り囲むように設けられた白枠部
に、予め定められた複数種類のトリミング範囲を示すマ
ークが設けられていることを特徴とするプリント写真。 - 【請求項4】 ベタ焼きされたプリント写真において、
各画像範囲外の所定位置に予め定められた複数種類のト
リミング範囲を示すマークが設けられていることを特徴
とするプリント写真。 - 【請求項5】 予め定められた複数種類のトリミング範
囲を示す指標を透明な板に設け、この板をプリント写真
又は現像済フイルムの画像に重ね合わせ、前記指標との
相対位置によりトリミング範囲を確認するようにしたこ
とを特徴とするトリミングスケール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21167891A JPH0534864A (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | 写真フイルムパトローネ及びフイルムシース及びプリント写真並びにトリミングスケール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21167891A JPH0534864A (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | 写真フイルムパトローネ及びフイルムシース及びプリント写真並びにトリミングスケール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0534864A true JPH0534864A (ja) | 1993-02-12 |
Family
ID=16609781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21167891A Pending JPH0534864A (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | 写真フイルムパトローネ及びフイルムシース及びプリント写真並びにトリミングスケール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0534864A (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5928153A (ja) * | 1982-08-06 | 1984-02-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | 写真フイルム |
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-
1991
- 1991-07-29 JP JP21167891A patent/JPH0534864A/ja active Pending
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