JPH0534790Y2 - - Google Patents

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JPH0534790Y2
JPH0534790Y2 JP8715387U JP8715387U JPH0534790Y2 JP H0534790 Y2 JPH0534790 Y2 JP H0534790Y2 JP 8715387 U JP8715387 U JP 8715387U JP 8715387 U JP8715387 U JP 8715387U JP H0534790 Y2 JPH0534790 Y2 JP H0534790Y2
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JP
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paraffin
pin
ceramic plate
transfer pin
melting tank
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、セラミツク振動子を製造する場合に
おいて用いられるパラフイン塗布装置に関するも
のである。
[従来の技術] 従来、樹脂モールド法により、第5図において
示すようなセラミツク振動子を製造、すなわち、
端子1a,1bが半田付けさているセラミツク板
状素子2にパラフイン3を塗布すると共にその上
に樹脂4をモールドし、次いで、これを加熱炉で
所定温度に加熱してパラフイン3を溶融させるこ
とにより樹脂4中へ浸透させてパラフイン塗布部
分を中空にしていた。
[考案において解決しようとする問題点] ところが、前記パラフイン塗布を、人手を介し
て刷毛若しくはヘラ塗りしていた関係上、パラフ
イン塗布量が一定しないと共に作業能率が低いと
いう欠点があつた。
本考案は、このようなことに着目し、これを解
決すべく各方面から鋭意検討の結果、加熱ピンを
利用してパラフイン溶融槽からセラミツク板状素
子上へパラフインを移送して塗布すればよいこと
を見い出したのである。
[問題点を解決するための手段] すなわち、本考案に係るパラフイン塗布装置
は、パラフイン溶融槽と、セラミツク板状素子に
半田付けされている端子を把持するチヤツクを回
動し得るように水平方向に向けて装着した素子反
転装置と、ヒータを装着したパラフイン移送ピン
を懸架し、かつ前記パラフイン移送ピンを前記パ
ラフイン溶融槽と前記セラミツク板状素子間に亘
つて移動し得ると共に上下動し得るように構成さ
れたピン移動装置とからなるものである。
[実施例] 以下、実施例について図面に基いて述べると、
第1図において、5はパラフイン溶融槽、6は素
子反転装置、7はピン移動装置を夫々示し、パラ
フイン溶融槽5は、コントローラ8を介してヒー
タ9を制御することにより80℃〜150℃の範囲内
の所定温度に保たれる。
また、素子反転装置6は、ロータリー式エアー
シリンダー10に水平方向に向けてチヤツク11
を装着して構成され、かつセラミツク板状素子2
に半田付けされている端子1a,1bをチヤツク
11で把持すると共に、このチヤツク11を前記
アクチユエータ10で回動させて前記素子2を反
転させることができる。
また、ピン移送装置7は、横軸12の一端に懸
架されたパラフイン移送ピン13と、横軸12を
水平及び上下方向へ移動し得るように装着した軸
移動装置14とで構成され、横軸12を水平方向
へ移動することにより、パラフイン溶融槽5とセ
ラミツク板状素子2間に亘つてパラフイン移送ピ
ン13を移送させることができ、かつ横軸12を
上下方向へ移動することにより、パラフイン溶融
槽5に対してパラフイン移送ピン13の下端を出
入させることができると共にセラミツク板状素子
2に対して近接離反させることができる。
なお、軸移動装置14は、L形フレーム18に
固着されたエアーシリンダー19と、その下端が
エアーシリンダー19のピストンロツドに連結さ
れると共に、L形フレーム18に固着されている
軸受20で上下方向へ移動し得るように支持され
た縦軸21と、縦軸21の上端に固着された軸受
22と、軸受22で水平方向へ移動し得るように
支持された横軸12の他端に固着されたロツド受
け23と、軸受22に固着され、かつそのピスト
ンロツド先端をロツド受け23に係止したエアー
シリンダー24とで構成されている。
この為、エアーシリンダー24のピストンロツ
ドを出没させることにより横軸12を水平方向へ
移動させることができと共に、エアーシリンダー
19のピストンロツドを出没させることにより縦
軸12を上下方向へ移動させることができ、而し
て、上述した如くにパラフイン移送ピン13を所
定移動させることができる。
なお、パラフイン移送ピン13は、コントロー
ラ15を介してヒータ16を制御することにより
50℃〜100℃の範囲内の所定温度に保たれる。
なお、コントローラ15は図示しないフレーム
に固着されており、これとヒータ16とに結線さ
れているケーブル17はパラフンイン移送ピン1
3の移動を阻害しないような適当な長さに設けら
れている。
第1図においては、パラフイン移送ピン13が
下方へ移動され、その下端がパラフイン溶融槽5
中に浸漬されている状態が示されているが、次い
でパラフイン移送ピン13がパラフイン溶融槽5
上に移動され、その後、セラミツク板状素子2上
へ移動され、更に下方へ移動される。
この際、パラフイン移送ピン13の下端に付着
しているパラフインは、外気に接触し徐々に冷却
されて凝固しようとするが、パラフイン移送ピン
13がヒータ16により所定温度に加熱されてい
るので過度に凝固されずに所定の粘度に保たれ
る。
すなわち、ピン移動中に落下しないと共にセラ
ミツク板状素子2との接触によりピンから素子上
へ移載することができるような所定の粘度に保た
れる。
第2図において、前記ピン13へのパラフイン
3の付着状態を示し、そして、第3図においてセ
ラミツク板状素子2との接触によりピンから素子
上へ移載する状態を示すが、セラミツク板状素子
2と接触したパラフイン3は、その接触部分から
徐々に冷却されて凝固しようとする。
しかし、ヒータ16で前記ピン13が所定温度
に加熱されているので、ピンとの接触部分の凝固
は防止され、セラミツク板状素子2との接触部分
のみが凝固される。この為、所定時間経過後にお
いて前記ピン13を上方へ移動させることによ
り、セラミツク板状素子2上へパラフイン3を塗
布することができる。
このようにして、セラミツク板状素子2の一方
の面にパラフイン3を塗布し得ると、前記ピン1
3は再びパラフイン溶融槽5上へ移動され、次い
で下方へ移動されて槽中に浸漬される。
また、これと並行して前記アクチユエータ10
によつてチヤツク11が回動され、セラミツク板
状素子2が反転される。以下、同様の工程を経て
セラミツク板状素子2の他面にもパラフイン3を
塗布することができる。
なお、セラミツク板状素子2の両面にパラフイ
ン3を塗布し得たセラミツク振動子の半製品(未
完成品)は、図示しないロボツトによりチヤツク
11から他の所へ移送され、かつ次に塗布するセ
ラミツク振動子の半製品がチヤツク11で把持さ
れる。
このように、本装置によると、連続的にパラフ
イン塗布を行なうことができるが、この際、パラ
フイン移送ピンの加熱温度と、パラフイン溶融槽
の加熱温度と、パラフイン移送ピンに付着のパラ
フインとセラミツク板状素子との接触時間等を所
定に制御することにより、パラフイン塗布量を
種々に調整することができ、かつ調整した後にお
いては、常にほぼ一定量に塗布することができ、
従つて、後工程を経て品質の良いセラミツク振動
子を得ることができる。
以上、一実施例について述べたが、本考案にお
いては、パラフイン移送ピンを第4図において示
すようにその下端に凹部25を設けたピンに設け
てもよく、また、ピン移動装置についても、軸移
動装置14とは異なつた他の機構の移動装置でパ
ラフイン移送ピンを上下及び水平方向へ移動し得
るように設けてもよく、更に、素子反転装置につ
いても、ロータリー式エアーシリンダー10とは
異なつた他の機構の装置でチヤツクを回動し得る
ように設けてもよい。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案によると、セラミツ
ク板状素子に対してパラフインを塗布するに際
し、その塗布量の調整が可能で、かつ調整後にお
いては、常にほぼ一定量に塗布することができる
装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るパラフイン塗
布装置の概略構成図、第2図はパラフイン移送ピ
ン13へのパラフイン3の付着状態を示す図、第
3図はパラフイン移送ピン13からセラミツク板
状素子2へパラフイン3を移載する状態を示す
図、第4図はパラフイン移送ピンの他の態様を示
す図、第5図はセラミツク振動子の構成図であ
る。 1a,1b……端子、2……セラミツク板状素
子、3……パラフイン、5……パラフイン溶融
槽、6……素子反転装置、7……ピン移動装置、
11……チヤツク、13……パラフイン移送ピ
ン、16……ヒータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パラフイン溶融槽と、セラミツク板状素子に半
    田付けされている端子を把持するチヤツクを回動
    し得るように水平方向に向けて装着した素子反転
    装置と、ヒータを装着したパラフイン移送ピンを
    懸架し、かつ前記パラフイン移送ピンを前記パラ
    フイン溶融槽と前記セラミツク板状素子間に亘つ
    て移動し得ると共に上下動し得るように構成され
    たピン移動装置とからなるパラフイン塗布装置。
JP8715387U 1987-06-04 1987-06-04 Expired - Lifetime JPH0534790Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8715387U JPH0534790Y2 (ja) 1987-06-04 1987-06-04

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JP8715387U JPH0534790Y2 (ja) 1987-06-04 1987-06-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63197673U JPS63197673U (ja) 1988-12-20
JPH0534790Y2 true JPH0534790Y2 (ja) 1993-09-02

Family

ID=30944117

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JP8715387U Expired - Lifetime JPH0534790Y2 (ja) 1987-06-04 1987-06-04

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