JPH05347722A - テレビジョン受像機の輪郭補正回路 - Google Patents
テレビジョン受像機の輪郭補正回路Info
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- JPH05347722A JPH05347722A JP4154921A JP15492192A JPH05347722A JP H05347722 A JPH05347722 A JP H05347722A JP 4154921 A JP4154921 A JP 4154921A JP 15492192 A JP15492192 A JP 15492192A JP H05347722 A JPH05347722 A JP H05347722A
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- Japan
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- horizontal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワイドアスペクト比の陰極線管の左右に余白
部を設けて表示する場合に、走査速度変調回路によって
映像信号の映像部に輪郭補正効果を与えたまま映像部と
余白部の境界部分のみ輪郭補正効果を落とし、画面の品
位を向上させること。 【構成】 ワイドアスペクト比の陰極線管に、水平画面
振幅は変えずに映像信号の映像部を水平方向に水平方向
に圧縮し余白部分を一定の輝度レベルとして映し出し、
その映像を走査速度変調回路を用いて輪郭補正するテレ
ビジョン受像機の輪郭補正回路において、映像部と余白
部の境界部分のみ、その輪郭補正効果を落とす手段を設
けたことを特徴とするものである。
部を設けて表示する場合に、走査速度変調回路によって
映像信号の映像部に輪郭補正効果を与えたまま映像部と
余白部の境界部分のみ輪郭補正効果を落とし、画面の品
位を向上させること。 【構成】 ワイドアスペクト比の陰極線管に、水平画面
振幅は変えずに映像信号の映像部を水平方向に水平方向
に圧縮し余白部分を一定の輝度レベルとして映し出し、
その映像を走査速度変調回路を用いて輪郭補正するテレ
ビジョン受像機の輪郭補正回路において、映像部と余白
部の境界部分のみ、その輪郭補正効果を落とす手段を設
けたことを特徴とするものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン受像機の輪
郭補正回路に係り、特にワイドアスペクト比(例えば
9:16)の陰極線管に異なるアスペクト比(例えば
3:4)の映像を映し出すテレビジョン受像機におい
て、映出される映像の映像部と余白部の境界部分の輪郭
補正効果を軽減し画面品位の高い映像を映出できるよう
にした輪郭補正回路に関する。
郭補正回路に係り、特にワイドアスペクト比(例えば
9:16)の陰極線管に異なるアスペクト比(例えば
3:4)の映像を映し出すテレビジョン受像機におい
て、映出される映像の映像部と余白部の境界部分の輪郭
補正効果を軽減し画面品位の高い映像を映出できるよう
にした輪郭補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビジョン受像機において、テ
レビジョン画像の輪郭を補正する手段として、例えば陰
極線管(以下、CRTという)における電子ビームの水
平走査速度を映像信号の変化に応じて変調することによ
り輪郭補正する走査速度変調による方法が知られてい
る。
レビジョン画像の輪郭を補正する手段として、例えば陰
極線管(以下、CRTという)における電子ビームの水
平走査速度を映像信号の変化に応じて変調することによ
り輪郭補正する走査速度変調による方法が知られてい
る。
【0003】このような走査速度変調による輪郭補正回
路の一例を図4に示す。この従来例は、アスペクト比
9:16のCRTにアスペクト比3:4の映像を映し出
すテレビジョン受像機における輪郭補正回路を示してい
る。
路の一例を図4に示す。この従来例は、アスペクト比
9:16のCRTにアスペクト比3:4の映像を映し出
すテレビジョン受像機における輪郭補正回路を示してい
る。
【0004】図4において、入力端子1に入力されたア
スペクト比3:4の映像信号は、偏向回路5に供給され
る一方、時間軸圧縮回路2に入力される。時間軸圧縮回
路2では、アスペクト3:4の映像を水平画面振幅を変
えずにアスペクト比9:16のCRT4に映出できるよ
うに、入力映像信号における映像部のみの水平時間軸を
圧縮する。この映像部の圧縮された映像信号は出力増幅
回路3にて増幅され、アスペクト比9:16のCRT4
のカソードに供給される。前記偏向回路5は、入力映像
信号から水平,垂直の同期信号を分離し、この同期信号
に基づいて水平,垂直偏向用の各鋸歯状波電流を水平偏
向コイル6,垂直偏向コイル7に供給する。以上の構成
では、アスペクト比3:4の映像信号は、時間軸圧縮回
路2でその映像部分が圧縮され余白部分は一定の輝度レ
ベル(例えばブランキングレベル)とされ、アスペクト
比9:16のCRT4に水平画面振幅は変わらず映像部
のみ水平方向に時間圧縮した正しいサイズ(真円率1)
の映像が映出される。さらに、前記時間軸圧縮回路2か
らの映像部の圧縮された映像信号は、走査速度変調回路
8に供給されている。走査速度変調回路8では、映像信
号を微分することにより、CRT4のネック部に配した
補正コイル9に走査速度変調用の補正電流を流し、電子
電子ビームの水平走査速度を映像信号の変化に応じて変
調する。これにより、CRT4の再生画像の輪郭が補正
される。
スペクト比3:4の映像信号は、偏向回路5に供給され
る一方、時間軸圧縮回路2に入力される。時間軸圧縮回
路2では、アスペクト3:4の映像を水平画面振幅を変
えずにアスペクト比9:16のCRT4に映出できるよ
うに、入力映像信号における映像部のみの水平時間軸を
圧縮する。この映像部の圧縮された映像信号は出力増幅
回路3にて増幅され、アスペクト比9:16のCRT4
のカソードに供給される。前記偏向回路5は、入力映像
信号から水平,垂直の同期信号を分離し、この同期信号
に基づいて水平,垂直偏向用の各鋸歯状波電流を水平偏
向コイル6,垂直偏向コイル7に供給する。以上の構成
では、アスペクト比3:4の映像信号は、時間軸圧縮回
路2でその映像部分が圧縮され余白部分は一定の輝度レ
ベル(例えばブランキングレベル)とされ、アスペクト
比9:16のCRT4に水平画面振幅は変わらず映像部
のみ水平方向に時間圧縮した正しいサイズ(真円率1)
の映像が映出される。さらに、前記時間軸圧縮回路2か
らの映像部の圧縮された映像信号は、走査速度変調回路
8に供給されている。走査速度変調回路8では、映像信
号を微分することにより、CRT4のネック部に配した
補正コイル9に走査速度変調用の補正電流を流し、電子
電子ビームの水平走査速度を映像信号の変化に応じて変
調する。これにより、CRT4の再生画像の輪郭が補正
される。
【0005】図5に上記走査速度変調回路8の一例を示
す。図5において、走査速度変調回路8では、まず入力
端子11に入力された映像信号は増幅用トランジスタ1
3で電圧増幅される。増幅用トランジスタ13は、入力
映像信号がベース抵抗12を介してベースに供給され、
コレクタはコレクタ抵抗14を介して直流電源ラインV
ccに接続され、エミッタはエミッタ抵抗15を介して基
準電位点に接続されている。トランジスタ13で増幅さ
れた映像信号は微分回路16で微分信号となり、波形整
形回路17で整形された後、ドライブ回路18で電流増
幅される。この輪郭補正用微分信号は出力回路19でさ
らに増幅され、補正コイル9に走査速度変調用の補正電
流を流し、画像エッジ部の走査速度を変えて画質を改善
する。なお、20は補正コイル用結合コンデンサを示
す。
す。図5において、走査速度変調回路8では、まず入力
端子11に入力された映像信号は増幅用トランジスタ1
3で電圧増幅される。増幅用トランジスタ13は、入力
映像信号がベース抵抗12を介してベースに供給され、
コレクタはコレクタ抵抗14を介して直流電源ラインV
ccに接続され、エミッタはエミッタ抵抗15を介して基
準電位点に接続されている。トランジスタ13で増幅さ
れた映像信号は微分回路16で微分信号となり、波形整
形回路17で整形された後、ドライブ回路18で電流増
幅される。この輪郭補正用微分信号は出力回路19でさ
らに増幅され、補正コイル9に走査速度変調用の補正電
流を流し、画像エッジ部の走査速度を変えて画質を改善
する。なお、20は補正コイル用結合コンデンサを示
す。
【0006】次に、アスペクト比9:16のCRTに、
水平画面振幅を変えずに映像部を圧縮し、余白部分を一
定の輝度レベルとして映し出す図4のテレビジョン受像
機において、その映像に走査速度変調回路8によって輪
郭補正する場合の動作を、図6を参照して詳しく説明す
る。
水平画面振幅を変えずに映像部を圧縮し、余白部分を一
定の輝度レベルとして映し出す図4のテレビジョン受像
機において、その映像に走査速度変調回路8によって輪
郭補正する場合の動作を、図6を参照して詳しく説明す
る。
【0007】図6において、(a) はアスペクト比9:1
6のCRT画面に映像部を圧縮し余白部分を一定の輝度
レベルとして映出された画面を、(b) は図6の入力端子
11に入力された映像部が圧縮された映像信号を、(c)
は補正コイル9に流れる走査速度変調用の補正電流を示
している。補正電流のうちA,Bは映像部と余白部の境
界部分の補正電流を示している。
6のCRT画面に映像部を圧縮し余白部分を一定の輝度
レベルとして映出された画面を、(b) は図6の入力端子
11に入力された映像部が圧縮された映像信号を、(c)
は補正コイル9に流れる走査速度変調用の補正電流を示
している。補正電流のうちA,Bは映像部と余白部の境
界部分の補正電流を示している。
【0008】この場合の輪郭補正は映像部の立ち上が
り、立ち下がりのエッジ部のみならず映像部と余白部の
境界部分にも効果がある。しかしながら、映像部と余白
部の境界部分の輪郭効果は、映出している画像全体から
見ればかえって品位を悪くする結果となっている。
り、立ち下がりのエッジ部のみならず映像部と余白部の
境界部分にも効果がある。しかしながら、映像部と余白
部の境界部分の輪郭効果は、映出している画像全体から
見ればかえって品位を悪くする結果となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の走
査速度変調回路による輪郭補正回路では、走査速度変調
回路によって映像信号に輪郭補正効果を与えようとする
場合、映像部と余白部の境界部分も輪郭補正され画面品
位を損なっていた。
査速度変調回路による輪郭補正回路では、走査速度変調
回路によって映像信号に輪郭補正効果を与えようとする
場合、映像部と余白部の境界部分も輪郭補正され画面品
位を損なっていた。
【0010】そこで、本発明は上記の問題を解決するた
めのもので、映像部の輪郭補正効果はそのままで映像部
と余白部の境界部分の輪郭補正効果を軽減して画面品位
を改善することができるテレビジョン受像機の輪郭補正
回路を提供することを目的とするものである。
めのもので、映像部の輪郭補正効果はそのままで映像部
と余白部の境界部分の輪郭補正効果を軽減して画面品位
を改善することができるテレビジョン受像機の輪郭補正
回路を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、ワイドアスペ
クト比の陰極線管に、水平画面振幅は変えずに映像信号
の映像部を水平方向に圧縮し余白部を一定の輝度レベル
として映し出す回路手段と、この回路手段で作成される
映像信号の変化に応じて、陰極線管に映出される映像の
輪郭を補正するための輪郭補正手段とを具備したテレビ
ジョン受像機において、前記回路手段から得られる信号
に基づき、映像部と余白部の境界部分において輪郭補正
を行わないように制御するための手段を設けたことを特
徴とするものである。
クト比の陰極線管に、水平画面振幅は変えずに映像信号
の映像部を水平方向に圧縮し余白部を一定の輝度レベル
として映し出す回路手段と、この回路手段で作成される
映像信号の変化に応じて、陰極線管に映出される映像の
輪郭を補正するための輪郭補正手段とを具備したテレビ
ジョン受像機において、前記回路手段から得られる信号
に基づき、映像部と余白部の境界部分において輪郭補正
を行わないように制御するための手段を設けたことを特
徴とするものである。
【0012】
【作用】本発明においては、ワイドアスペクト比のCR
Tに、水平画面振幅は変えずに映像信号の映像部を圧縮
し余白部分を一定の輝度レベルとして映し出し、その映
像を走査速度変調回路を用いて輪郭補正するテレビジョ
ン受像機の輪郭補正回路において、映像部の輪郭補正効
果はそのままで、映像部と余白部の境界部分の輪郭補正
効果を落とすことができ、画面の品位を向上させること
ができる。
Tに、水平画面振幅は変えずに映像信号の映像部を圧縮
し余白部分を一定の輝度レベルとして映し出し、その映
像を走査速度変調回路を用いて輪郭補正するテレビジョ
ン受像機の輪郭補正回路において、映像部の輪郭補正効
果はそのままで、映像部と余白部の境界部分の輪郭補正
効果を落とすことができ、画面の品位を向上させること
ができる。
【0013】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は本発明の一実施例のテレビジョン受像機の輪郭補正
回路を示すブロック図である。図4と同一部分には同一
符号を付して説明する。
1は本発明の一実施例のテレビジョン受像機の輪郭補正
回路を示すブロック図である。図4と同一部分には同一
符号を付して説明する。
【0014】図1において、入力端子1に入力されたア
スペクト比3:4の映像信号は、偏向回路5に供給され
る一方、時間軸圧縮回路2Aに入力される。時間軸圧縮
回路2Aでは、アスペクト3:4の映像を水平画面振幅
を変えずにアスペクト比9:16のCRT4に映出でき
るように、入力映像信号における映像部の水平時間軸を
圧縮する。即ち、時間軸圧縮回路2Aにおいて、アスペ
クト比3:4の映像信号は、水平走査期間はそのままで
その映像部のみが圧縮され余白部が一定の輝度レベル
(例えばブランキングレベル)とされた映像信号とな
る。また、時間軸圧縮回路2Aからは映像信号の余白部
分より少し広い所定のパルス幅の制御信号が出力される
ようになっている。この時間軸圧縮回路2Aからの映像
部の圧縮された映像信号は出力増幅回路3にて増幅さ
れ、アスペクト比9:16のCRT4のカソードに供給
される。前記偏向回路5は、入力映像信号から水平,垂
直の同期信号を分離し、この同期信号に基づいて水平,
垂直偏向用の各鋸歯状波電流を水平偏向コイル6,垂直
偏向コイル7に供給する。ここで、水平,垂直偏向用の
各鋸歯状波電流はアスペクト比9:16のCRT4の画
面全体を走査するに必要な振幅を有していることは勿論
である。さらに、時間軸圧縮回路2Aから出力された映
像信号は走査速度変調回路8Aに入力されており、ここ
で映像信号は微分され走査速度変調用補正信号として補
正コイル9に供給され、電子ビームの水平走査速度を映
像信号の変化に応じて変調することによって再生画像の
輪郭を補正するが、走査速度変調回路8Aには前記時間
軸圧縮回路2Aからの前記制御信号が供給されており、
この制御信号にて映像部と余白部の境界部分では走査速
度変調用補正信号が補正コイル9に供給されないように
制御される。このようにして、アスペクト比9:16の
CRT4に映像部のみ水平方向に圧縮した正しいサイズ
(真円率1)の映像が映出され、しかも映像部と余白部
の境界部分では走査速度変調が行われず、輪郭補正効果
が落とされる。
スペクト比3:4の映像信号は、偏向回路5に供給され
る一方、時間軸圧縮回路2Aに入力される。時間軸圧縮
回路2Aでは、アスペクト3:4の映像を水平画面振幅
を変えずにアスペクト比9:16のCRT4に映出でき
るように、入力映像信号における映像部の水平時間軸を
圧縮する。即ち、時間軸圧縮回路2Aにおいて、アスペ
クト比3:4の映像信号は、水平走査期間はそのままで
その映像部のみが圧縮され余白部が一定の輝度レベル
(例えばブランキングレベル)とされた映像信号とな
る。また、時間軸圧縮回路2Aからは映像信号の余白部
分より少し広い所定のパルス幅の制御信号が出力される
ようになっている。この時間軸圧縮回路2Aからの映像
部の圧縮された映像信号は出力増幅回路3にて増幅さ
れ、アスペクト比9:16のCRT4のカソードに供給
される。前記偏向回路5は、入力映像信号から水平,垂
直の同期信号を分離し、この同期信号に基づいて水平,
垂直偏向用の各鋸歯状波電流を水平偏向コイル6,垂直
偏向コイル7に供給する。ここで、水平,垂直偏向用の
各鋸歯状波電流はアスペクト比9:16のCRT4の画
面全体を走査するに必要な振幅を有していることは勿論
である。さらに、時間軸圧縮回路2Aから出力された映
像信号は走査速度変調回路8Aに入力されており、ここ
で映像信号は微分され走査速度変調用補正信号として補
正コイル9に供給され、電子ビームの水平走査速度を映
像信号の変化に応じて変調することによって再生画像の
輪郭を補正するが、走査速度変調回路8Aには前記時間
軸圧縮回路2Aからの前記制御信号が供給されており、
この制御信号にて映像部と余白部の境界部分では走査速
度変調用補正信号が補正コイル9に供給されないように
制御される。このようにして、アスペクト比9:16の
CRT4に映像部のみ水平方向に圧縮した正しいサイズ
(真円率1)の映像が映出され、しかも映像部と余白部
の境界部分では走査速度変調が行われず、輪郭補正効果
が落とされる。
【0015】図2は上記走査速度変調回路8Aの一例を
示す回路図である。図5と同一部分には同一符号を付し
て説明する。
示す回路図である。図5と同一部分には同一符号を付し
て説明する。
【0016】図2において、入力端子11に入力された
映像信号は増幅用トランジスタ13で電圧増幅される。
増幅用トランジスタ13は、入力映像信号がベース抵抗
12を介してベースに供給され、コレクタはコレクタ抵
抗14を介して直流電源ラインVccに接続され、エミッ
タはエミッタ抵抗15を介して基準電位点に接続されて
いる。さらに、本実施例では、増幅用トランジスタ13
のエミッタと基準電位点間に並列に、抵抗24とスイッ
チ用トランジスタ23のコレクタ・エミッタ路の直列回
路を接続した構成としている。スイッチ用トランジスタ
23のベースには入力端子21からベース抵抗22を介
して図1の時間軸圧縮回路2で作成される制御信号が入
力され、映像部と余白部の境界部分では増幅用トランジ
スタ13の増幅率を下げるように制御する。
映像信号は増幅用トランジスタ13で電圧増幅される。
増幅用トランジスタ13は、入力映像信号がベース抵抗
12を介してベースに供給され、コレクタはコレクタ抵
抗14を介して直流電源ラインVccに接続され、エミッ
タはエミッタ抵抗15を介して基準電位点に接続されて
いる。さらに、本実施例では、増幅用トランジスタ13
のエミッタと基準電位点間に並列に、抵抗24とスイッ
チ用トランジスタ23のコレクタ・エミッタ路の直列回
路を接続した構成としている。スイッチ用トランジスタ
23のベースには入力端子21からベース抵抗22を介
して図1の時間軸圧縮回路2で作成される制御信号が入
力され、映像部と余白部の境界部分では増幅用トランジ
スタ13の増幅率を下げるように制御する。
【0017】トランジスタ13で増幅された映像信号は
微分回路16で微分信号となり、波形整形回路17で整
形された後、ドライブ回路18で電流増幅される。この
輪郭補正用微分信号は出力回路19でさらに増幅され、
補正コイル9に走査速度変調用の補正電流を流し、画像
エッジ部の走査速度を変えて画質を改善する。20は補
正コイル用結合コンデンサを示す。
微分回路16で微分信号となり、波形整形回路17で整
形された後、ドライブ回路18で電流増幅される。この
輪郭補正用微分信号は出力回路19でさらに増幅され、
補正コイル9に走査速度変調用の補正電流を流し、画像
エッジ部の走査速度を変えて画質を改善する。20は補
正コイル用結合コンデンサを示す。
【0018】次に、本実施例の動作を図3を参照して説
明する。図3において、(a) はアスペクト比9:16の
CRT画面に映像部を圧縮し余白部分を一定の輝度レベ
ルとして映出された画面を、(b) は図2の入力端子11
に入力された映像部が圧縮された映像信号を、(c) は図
1の時間軸圧縮回路2Aから図2の入力端子21に入力
される略余白部分に対応したパルス幅の制御信号を、
(d) は補正コイル9に流れる走査速度変調用の補正電流
を示している。映像信号の入力端子11に入力された映
像信号は増幅用トランジスタ13で電圧増幅される。こ
のとき、増幅用トランジスタ13は映像信号の映像部で
は、図3(c)に示す入力端子21の制御信号はローレベ
ル(L)であるため、スイッチ用トランジスタ23はオ
フしており、従来と同様に電圧増幅される。ところが、
映像信号の映像部と余白部の境界部分では、図3(c) に
示す制御信号はハイレベル(H)であるため、スイッチ
用トランジスタ23はオンしており、増幅用トランジス
タ13のエミッタには抵抗24が並列接続され、増幅用
トランジスタ13の増幅率を下げる。この結果、補正コ
イル9に流れる走査速度変調用の補正電流は図3(d)に
示すようになり、映像部と余白部の境界部分で輪郭補正
効果を落とすことができる。
明する。図3において、(a) はアスペクト比9:16の
CRT画面に映像部を圧縮し余白部分を一定の輝度レベ
ルとして映出された画面を、(b) は図2の入力端子11
に入力された映像部が圧縮された映像信号を、(c) は図
1の時間軸圧縮回路2Aから図2の入力端子21に入力
される略余白部分に対応したパルス幅の制御信号を、
(d) は補正コイル9に流れる走査速度変調用の補正電流
を示している。映像信号の入力端子11に入力された映
像信号は増幅用トランジスタ13で電圧増幅される。こ
のとき、増幅用トランジスタ13は映像信号の映像部で
は、図3(c)に示す入力端子21の制御信号はローレベ
ル(L)であるため、スイッチ用トランジスタ23はオ
フしており、従来と同様に電圧増幅される。ところが、
映像信号の映像部と余白部の境界部分では、図3(c) に
示す制御信号はハイレベル(H)であるため、スイッチ
用トランジスタ23はオンしており、増幅用トランジス
タ13のエミッタには抵抗24が並列接続され、増幅用
トランジスタ13の増幅率を下げる。この結果、補正コ
イル9に流れる走査速度変調用の補正電流は図3(d)に
示すようになり、映像部と余白部の境界部分で輪郭補正
効果を落とすことができる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本考案によれば、映像
信号の映像部に輪郭補正効果を与えたまま映像部と余白
部の境界部分のみ輪郭補正効果を落とすことができ、画
面の品位を向上することができる。
信号の映像部に輪郭補正効果を与えたまま映像部と余白
部の境界部分のみ輪郭補正効果を落とすことができ、画
面の品位を向上することができる。
【図1】本発明の一実施例のテレビジョン受像機の輪郭
補正回路をを示すブロック図。
補正回路をを示すブロック図。
【図2】図1における走査速度変調回路の一実施例を示
す回路図。
す回路図。
【図3】図1及び図2の回路動作を説明する図。
【図4】従来のテレビジョン受像機の輪郭補正回路の一
例を示すブロック図。
例を示すブロック図。
【図5】図5における走査速度変調回路を示す回路図。
【図6】図4及び図5の回路動作を説明する図。
1…映像信号入力端子 2A…時間軸圧縮回路 3…出力増幅回路 4…ワイドアスペクト比の陰極線管 5…偏向回路 6…水平偏向コイル 7…垂直偏向コイル 8A…走査速度変調回路 9…補正コイル
Claims (1)
- 【請求項1】ワイドアスペクト比の陰極線管に、水平画
面振幅は変えずに映像信号の映像部を水平方向に圧縮し
余白部を一定の輝度レベルとして映し出す回路手段と、 この回路手段で作成される映像信号の変化に応じて、陰
極線管に映出される映像の輪郭を補正するための輪郭補
正手段とを具備したテレビジョン受像機において、 前記回路手段から得られる信号に基づき、映像部と余白
部の境界部分において輪郭補正を行わないように制御す
るための手段を設けたことを特徴とするテレビジョン受
像機の輪郭補正回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4154921A JPH05347722A (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | テレビジョン受像機の輪郭補正回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4154921A JPH05347722A (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | テレビジョン受像機の輪郭補正回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05347722A true JPH05347722A (ja) | 1993-12-27 |
Family
ID=15594867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4154921A Pending JPH05347722A (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | テレビジョン受像機の輪郭補正回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05347722A (ja) |
-
1992
- 1992-06-15 JP JP4154921A patent/JPH05347722A/ja active Pending
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