JPH0534605Y2 - - Google Patents

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JPH0534605Y2
JPH0534605Y2 JP10556490U JP10556490U JPH0534605Y2 JP H0534605 Y2 JPH0534605 Y2 JP H0534605Y2 JP 10556490 U JP10556490 U JP 10556490U JP 10556490 U JP10556490 U JP 10556490U JP H0534605 Y2 JPH0534605 Y2 JP H0534605Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [利用分野及び考案の概要] 本考案は、保温式ガス炊飯器、特に、炊飯釜の
周囲に設けた断熱材を充填した断熱保温層とヒー
タとによつて炊飯釜及びその内部の米飯を保温す
る形式の保温式ガス炊飯器に関するものであり、
この保温用ヒータを炊飯釜の下方に配設すること
によつて、保温効率を高めるものである。
[従来技術及びその問題点] 従来の保温式ガス炊飯器は、第5図に示すよう
に、上方開放の本体ケース2内に、炊飯釜20、
その下方にガスバーナB及び該ガスバーナBに対
応させたノズルNに接続させたバルブ装置11等
が収容されており、本体ケース2の側壁と炊飯釜
20との間には、内外に一定の間隙を有するよう
に保温用断熱胴3が設けられている。この保温用
断熱胴3には断熱材が充填されているとともに保
温用ヒータHが内蔵されており、本体ケース2の
内周壁と保温用断熱胴3との間が給気路21とな
り、炊飯釜20の外周が排気通路22となつてい
る。
前記バルブ装置11にはガスが導入され、炊飯
時においては、前記給気路21から吸引される燃
焼用空気によつてガスバーナBが燃焼せしめられ
るとともに、該ガスバーナBの燃焼排気は排気通
路22内を上昇し、その間に該炊飯釜20は加熱
され、炊飯釜20内の米は炊飯される。
炊飯終了後には、バルブ装置の電磁弁が閉弁さ
れガスの供給が停止し、保温用断熱胴3による保
温動作が開始する。
この保温用断熱胴3には断熱材が充填されてい
るとともに保温用ヒータHが内蔵されていること
から、保温時にはこの保温用断熱胴3の断熱効果
と保温用ヒータHの加熱作用によつて炊飯釜及び
その内部の米飯が間接的に温められるとともに該
保温用断熱胴3内の断熱材によつて断熱保温され
ることとなる。
しかしながら、この従来のものでは、保温効果
は不十分であるという問題がある。
これは、保温時に生じるドラフト作用によつ
て、炊飯釜20の外周間隙に非加熱空気が流入す
るとともに、上記したように、排気通路22とな
る一定の間隙があるため、保温時の輻射熱が炊飯
釜20に伝達されにくいからである。
[技術的課題] 本考案は、このような、「上方にのみ開放する
本体ケース2内に炊飯釜20及びガスバーナBが
収容され、該炊飯釜20を断熱材を充填した筒状
の保温用断熱胴3で包囲することによつて、炊飯
釜20及び該炊飯釜20内の米飯を断熱保温する
形式のものであつて、該保温用談熱胴3の外周側
に給気路21が形成され且該保温用断熱胴3と炊
飯釜20との間に排気通路22が形成されている
保温式ガス炊飯器」において、保温効果を向上さ
せるために、保温用のヒータHを効率良く利用で
きるようにすることをその技術的課題とする。
[技術的手段] 上記技術的課題を解決するために講じた本考案
の技術的手段は「給気路21の上部に空気流入口
を形成するとともに、炊飯釜20の下方に、中央
にガスバーナBの炎孔部が突出する開口32が形
成されているドーナツ状の汁受皿31を設け、そ
の上面で且ガスバーナBの炎孔部の外周にヒータ
Hを同心環状に設置するとともにその下方にガス
バーナBの主要部を収容し、該汁受皿31の下方
の空室を、給気路21と連通させるとともに前記
開口32を介して排気通路22と連通するように
した」ことである。
[作用] 本考案の上記技術的手段は次のように作用す
る。
給気路21の上部に空気流入口を形成したか
ら、炊飯時におけるガスバーナBの燃焼に必要な
空気は、排気通路22を上昇する燃焼排気のドラ
フト作用によつて、該空気流入口から流入し、給
気路21を下降してガスバーナBに供給されるこ
ととなる。そして、この空気は汁受皿31の開口
32を通過するとともに燃焼排気となつて、排気
通路22内を上昇しその上端開放部から外部に排
出されることとなる。
そして、炊飯終了後の保温時において、炊飯釜
20は保温用断熱胴3内の断熱材によつてその周
面が断熱保温されるとともに、ヒータHを汁受皿
31の上面にガスバーナBの炎孔部の外周にこれ
と同心環状に設置したから、該ヒータHからの熱
気は炊飯釜20の全体を包むようにして炊飯釜2
0の外周をそのまま上昇するため、炊飯釜20の
外周面全体が温められることとなる。このよう
に、炊飯釜20はヒータHによつてその底面及び
周面が全体的に効率良く保温されることとなる。
この時、炊飯時と同程度なドラフト作用が生じ
ても、給気路21を下降して炊飯釜20の下方に
送り込まれた空気は、ヒータHによつて温められ
て炊飯釜20の外周である排気通路22内を上昇
するので、保温効率に悪影響を及ぼすことはな
い。
[効果] 本考案は上記構成であるから次の特有の効果を
有する。
保温時において、炊飯釜20はその下方に設け
たヒータHによつて外周面全域が積極的に効率良
く保温されるようにしたから、炊飯釜20の外周
の一部のみを保温用断熱胴3によつて消極的に断
熱保温していた従来のものに比べて保温効果が向
上する。
また、汁受皿31の下方の空室に給気路21を
連通させたから、ガスバーナ等の収容部となる汁
受皿の下方の空室が、ガスバーナ燃焼時の給排気
作用によつて空冷されることから、この空室内の
温度上昇も低く押さえられる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1図から第4図に基
いて説明する。
本考案の実施例にものは、本体ケース2を、前
方開放の蓋体23を有する略直方体状に構成する
とともに、底面に多数の通気孔12,12が形成
されている補助室1を前記本体ケース2の前面パ
ネルを境界壁5として本体ケース2の前方側に連
設した構成のものであり、該境界壁5の上端部全
域に多数の開口13,13を所定のピツチで配列
させて補助室1と本体ケース2とを連通状態とす
るとともに補助室1の頂壁上面に操作パネル10
を配設させ、補助室1内にはバルブ装置11を、
本体ケース2内には炊飯釜20、その外周を包囲
する保温用断熱胴3を収容し、この炊飯釜20の
下方にヒータH及びガスバーナBを収容させてい
る。
前記保温用断熱胴3は、本体ケース2に内接す
る筒径よりも小さな外径を有し且炊飯釜20の外
径よりも大きな内径を有する鋼板によつて形成さ
れた断面ドーナツ状の中空体であり、その内部に
断熱材を内蔵させている。
その内周壁上端部には、第1図及び第2図に示
すように、支持部材4,4が該保温用断熱胴3の
上端部から所定高さ上方へ突出するように、ほぼ
均等な間隔をおいて配設されており、この支持部
材4,4の上端部により前記炊飯釜20のつば部
Kが係止されるようになつている。この時、境界
壁5と保温用断熱胴3の外周面との間が給気路2
1となり、保温用断熱胴3の内周面と炊飯釜20
の外周面との間が排気通路22となる。
そして、この支持部材4,4と炊飯釜20のつ
ば部Kとの係止部以外の該つば部Kの下端部と保
温用断熱胴3の上端部との間に生じる前記支持部
材4,4の突出高さ分の間隙が前記排気通路22
内を上昇する燃焼排気の排出口となる。
尚、保温用燃焼胴3の内壁下端には、中央の開
口開口32からガスバーナBの炎孔部を突出させ
たドーナツ状の汁受皿31が連設され、この汁受
皿31の上面には環状のヒータHが開口32の外
周にこれと同心に設けられ、汁受皿31とは断熱
絶縁材によつて一定間隔を有するようにしてい
る。該汁受皿31の下方の空間にはガスバーナB
の主要部が収容されて、炎孔部は炊飯釜20の底
部に対向すべく開口32から上方に突出する。従
つて、汁受皿31の下方の空室は前記開口32を
介して排気通路22と連通し、その外周がそのま
ま給気路21と連通することとなる。
この実施例のものでは、炊飯時におけるガスバ
ーナBの燃焼に必要な空気は、排気通路22を上
昇する燃焼排気のドラフト作用によつて、補助室
1の底面に形成されている通気孔12,12補
助室1内開口13本体ケース2の経路で送り
込まれ、給気路21を下降してガスバーナBに供
給されることとなる。そして、燃焼排気は、排気
通路22を上昇しその上端開放部の支持部材4,
4間の間隙部から外部に排出されることとなる。
このように、この実施例のものでは、通気孔1
2,12から流入され、燃焼排気となつて本体ケ
ース2の上方から排出されるまでの空気の流路は
長いものとなるから、炊飯動作終了後のガスバー
ナBが燃焼せしめられない保温時においては、本
体ケース2の上端開放部から直接本体ケース2内
へ外部の空気を流入させる構成のものよりもドラ
フト作用は生じにくいものとなる。よつて、保温
時においては、炊飯釜20はその下方のヒータH
によつて確実に温められることとなり、保温効率
は向上することとなる。
又、第1図に示すように、本体ケース2の上方
には蓋体23が、前方に開放自在となるように、
その後端部を本体ケース2の後端部に軸支せしめ
られており、閉塞状態においては、該蓋体23の
前方下端部に設けた係合片23aが、本体ケース
2の前方上端部に突設させた係合片2aにロツク
される構造となつている。そして、該係合片23
aを操作して前記ロツク装置を解除すれば、蓋体
23は後端部を支点として開放することとなる。
尚、該蓋体23の内側には内蓋24が設けられて
おり、蓋体23を閉塞させると該内蓋24が炊飯
釜20の上方を密閉状態に閉塞することとなる。
このものでは、本体ケース2の前方上端部に係
合片2aが上方へ突設せしめられているから、係
合片23aと係合片2aとがロツク状態となるよ
うに蓋体23を閉塞させても、該蓋体23の下端
部と本体ケース2の上端部との間には、第3図に
示すように、前記係合片2aの突出高さ分の間隙
部Sが生じることとなる。
この間隙部Sから、前記排気通路22内を上昇
しその前記排出口から排気される燃焼排気が炊飯
器の外部へ排気されることとなるのである。
又、補助室1は、本体ケース2とほぼ同じ高さ
の中空の箱体に構成されており、その底部にはバ
ルブ装置11が配設され、本体ケース2の底部に
配設したガスバーナBと対応させている。この実
施例では、ガスバーナBに対応させたノズルNと
バルブ装置11とが接続され、このバルブ装置1
1にガスが導入されている。この実施例のもので
は、このように、バルブ装置11をガスバーナB
と隔離させて補助室1内の下部に収容させたか
ら、バルブ装置11はガスバーナBの熱から保護
される上に、該補助室1の底部に開口されている
通気孔12から流入する外部の空気によつて冷却
されることとなるので、バルブ装置11に内蔵さ
れている各種電気部品にとつても好ましいものと
なる。
そして、この補助室1の上端部に配設される操
作パネル10は、前方上部域が斜めに切欠かれた
断面形状であり、その斜面に操作部が表示されて
いる。そして、該操作パネル10と本体ケース2
の蓋体23とは自然に連なるようにその寸法は設
定されている。
この実施例のものでは、炊飯釜20は保温用断
熱胴3の上端部に具備させた支持部材4,4にそ
のつば部Kが係止する構成としたが、第4図に示
すように、保温用断熱胴3に直接排気口を形成し
ても良い。この場合、保温用断熱胴3の上端部に
炊飯釜20のつば部Kを直接載置すれば良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の説明図、第2図はX−
X断面図、第3図は排気通路の説明図、第4図は
他の実施例の説明図、第5図は従来例の説明図で
あり、 図中、2……本体ケース、20……炊飯釜、2
1……給気路、22……排気通路、3……保温用
断熱胴、31……汁受皿、32……開口、B……
ガスバーナ、H……ヒータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上方にのみ開放する本体ケース2内に炊飯釜2
    0及びガスバーナBが収容され、該炊飯釜20を
    断熱材を充填した筒状の保温用断熱胴3で包囲す
    ることによつて、炊飯釜20及び該炊飯釜20内
    の米飯を断熱保温する形式のものであつて、該保
    温用断熱胴3の外周側に給気路21が形成され且
    該保温用断熱胴3と炊飯釜20との間に排気通路
    22が形成されている保温式ガス炊飯器におい
    て、給気路21の上部に空気流入口を形成すると
    ともに、炊飯釜20の下方に、中央にガスバーナ
    Bの炎孔部が突出する開口32が形成されている
    ドーナツ状の汁受皿31を設け、その上面で且ガ
    スバーナBの炎孔部の外周にヒータHを同心環状
    に設置するとともにその下方にガスバーナBの主
    要部を収容し、該汁受皿31の下方の空室を、給
    気路21と連通させるとともに前記開口32を介
    して排気通路22と連通するようにした保温式ガ
    ス炊飯器。
JP10556490U 1990-10-05 1990-10-05 Expired - Lifetime JPH0534605Y2 (ja)

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