JPH05346025A - 多機能梁部材 - Google Patents
多機能梁部材Info
- Publication number
- JPH05346025A JPH05346025A JP32499691A JP32499691A JPH05346025A JP H05346025 A JPH05346025 A JP H05346025A JP 32499691 A JP32499691 A JP 32499691A JP 32499691 A JP32499691 A JP 32499691A JP H05346025 A JPH05346025 A JP H05346025A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- beam member
- opening
- piping
- hole
- underfloor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Foundations (AREA)
- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 床下配管孔と、床下換気孔を上、下同一位置
に構成した、多機能梁部材。 【構成】 コンクリート梁部材、下端面(2)に、くぼ
み(5)を設け、更に、その直上に開口部(6)を設け
た、多機能梁部材。 【効果】 平面設計において床下換気孔と床下配管孔位
置を上、下同一位置に設計できる。
に構成した、多機能梁部材。 【構成】 コンクリート梁部材、下端面(2)に、くぼ
み(5)を設け、更に、その直上に開口部(6)を設け
た、多機能梁部材。 【効果】 平面設計において床下換気孔と床下配管孔位
置を上、下同一位置に設計できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート梁部材、
下端面に設備用管を挿通するくぼみ(配管孔)と、その
直上に床下空気を床下外部に流通する開口部(床下換気
孔)を設けた、工業化布基礎に用いる。多機能梁部材に
関する。
下端面に設備用管を挿通するくぼみ(配管孔)と、その
直上に床下空気を床下外部に流通する開口部(床下換気
孔)を設けた、工業化布基礎に用いる。多機能梁部材に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の工業化布基礎の場合、床下換気孔
と床下配管孔は、床下換気孔梁部材と、床下配管梁部材
の二つに分け、製造、使用していたものである。そのた
め床下配管位置と、床下換気孔位置を上、下同一位置に
設ける必要があっても、不可能なため、いずれか一方
を、左右いずれかの方向にずらし設けなければ、ならな
かった。
と床下配管孔は、床下換気孔梁部材と、床下配管梁部材
の二つに分け、製造、使用していたものである。そのた
め床下配管位置と、床下換気孔位置を上、下同一位置に
設ける必要があっても、不可能なため、いずれか一方
を、左右いずれかの方向にずらし設けなければ、ならな
かった。
【0003】特に、トイレ、バスルームのように間仕切
基礎の間隔が狭い外周り布基礎に床下換気孔と床下配管
孔を設計上必要としても、床下換気孔梁部材と、床下配
管梁部材を連続布設できない間隔のため、設計の制約を
受ける欠点があった。
基礎の間隔が狭い外周り布基礎に床下換気孔と床下配管
孔を設計上必要としても、床下換気孔梁部材と、床下配
管梁部材を連続布設できない間隔のため、設計の制約を
受ける欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】床下配管位置と、床下
換気孔位置を上・下同一位置に設けられた梁部材を提供
することを目的とする。
換気孔位置を上・下同一位置に設けられた梁部材を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記、目的を達成するた
め、コンクリート梁部材の下端面中央に、配管可能な大
きさのくぼみ(配管孔)を設け、更に、その直上に、一
定大きさの面積を有する開口部(床下換気孔)を設ける
多機能梁部材。
め、コンクリート梁部材の下端面中央に、配管可能な大
きさのくぼみ(配管孔)を設け、更に、その直上に、一
定大きさの面積を有する開口部(床下換気孔)を設ける
多機能梁部材。
【0006】
【作用】コンクリート梁部材の下端面中央に配管可能な
大きさのくぼみ(配管孔)を設けるため、自由に配管可
能となり、更に、その直上に一定大きさの空気を流通す
る開口部(床下換気孔)を、上、下同一位置に設けられ
ているから、多機能梁部材を用いることにより、配管孔
と換気孔の位置を、従来のように制約されず、任意の位
置に自由に設計でき、それぞれの機能を十分発揮でき
る。
大きさのくぼみ(配管孔)を設けるため、自由に配管可
能となり、更に、その直上に一定大きさの空気を流通す
る開口部(床下換気孔)を、上、下同一位置に設けられ
ているから、多機能梁部材を用いることにより、配管孔
と換気孔の位置を、従来のように制約されず、任意の位
置に自由に設計でき、それぞれの機能を十分発揮でき
る。
【0007】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1において、(1)はプレキャストコンクリートから
なる多機能梁部材、(2)は、下端面で、基礎底版
(3)上に接する面、(4)は、外周り布基礎の内、外
に通じる設備用管、(5)は、管(4)を挿通する下端
面(2)に設けられるくぼみ、即ち、配管孔、(6)
は、床(8)下と外部間に空気を流通する開口部、即
ち、床下換気孔である。
図1において、(1)はプレキャストコンクリートから
なる多機能梁部材、(2)は、下端面で、基礎底版
(3)上に接する面、(4)は、外周り布基礎の内、外
に通じる設備用管、(5)は、管(4)を挿通する下端
面(2)に設けられるくぼみ、即ち、配管孔、(6)
は、床(8)下と外部間に空気を流通する開口部、即
ち、床下換気孔である。
【0008】多機能梁部材(1)は、通常、平面設計上
の基本単位長さ(例えば、91cm或は、100cm)
或は、基本単位長さの複数倍の長さに設計製造され、隣
接、基礎梁部材(13)と構造的一体に接続する。
の基本単位長さ(例えば、91cm或は、100cm)
或は、基本単位長さの複数倍の長さに設計製造され、隣
接、基礎梁部材(13)と構造的一体に接続する。
【0009】多機能梁部材(1)には連結棒(14)を
挿入する孔(15)を設けた雄接手(16)及び雌接手
(17)及び、連結棒(14)(断面形状は円形、角形
でも自由)。から構成される接続金具が図5,6のよう
に左右両端上、下に埋設され、引張鉄筋(18)にそれ
ぞれ固定し、両端、縦くぼみ(19)から突出してい
る。
挿入する孔(15)を設けた雄接手(16)及び雌接手
(17)及び、連結棒(14)(断面形状は円形、角形
でも自由)。から構成される接続金具が図5,6のよう
に左右両端上、下に埋設され、引張鉄筋(18)にそれ
ぞれ固定し、両端、縦くぼみ(19)から突出してい
る。
【0010】又、多機能梁部材(1)裏側隅(20)に
連結棒(14)を挿入する欠き溝(21)が図5のよう
に設けられている。
連結棒(14)を挿入する欠き溝(21)が図5のよう
に設けられている。
【0011】又、多機能梁部材(1)は図2のように
上、下反対に間仕切布基礎として布設し、くぼみ(5)
を上側に向け、床(8)裏近くに配管(4)する場合の
配管孔(5)或は、支え、或は、床下換気孔(6)に利
用できる。更に、開口部(6)の目皿(7)を省き、床
(8)下内部地盤(9)上に這設する設備用管(4)の
配管孔(5)、或は、支えに利用できる利便性がある。
上、下反対に間仕切布基礎として布設し、くぼみ(5)
を上側に向け、床(8)裏近くに配管(4)する場合の
配管孔(5)或は、支え、或は、床下換気孔(6)に利
用できる。更に、開口部(6)の目皿(7)を省き、床
(8)下内部地盤(9)上に這設する設備用管(4)の
配管孔(5)、或は、支えに利用できる利便性がある。
【0012】下端面(2)くぼみ(5)は床下配管孔
(5)に利用するもので、その巾を従来と異り広く設け
ることが自由にできるから、配管(4)を外周り布基礎
に対し斜め施工できる他、左右にずらせることができる
から配管(4)施工上利便性がある。(従来は、布基礎
梁に対し、直角方向のみである。)
(5)に利用するもので、その巾を従来と異り広く設け
ることが自由にできるから、配管(4)を外周り布基礎
に対し斜め施工できる他、左右にずらせることができる
から配管(4)施工上利便性がある。(従来は、布基礎
梁に対し、直角方向のみである。)
【0013】開口部(6)は,床(8)下と建物外の空
気を流通する機能を有し、図1のようにネズミ或は、害
虫等の床(8)下侵入を阻止する目皿(7)を設け、外
周り布基礎に用いる床下換気孔(6)とすることができ
る。
気を流通する機能を有し、図1のようにネズミ或は、害
虫等の床(8)下侵入を阻止する目皿(7)を設け、外
周り布基礎に用いる床下換気孔(6)とすることができ
る。
【0014】又、開口部(6)は一箇所に限定せす、複
数に分設することができる。又、その正面形状は、角
形、円形で自由に選択できる。
数に分設することができる。又、その正面形状は、角
形、円形で自由に選択できる。
【0015】又、目皿(7)は、その周囲を、開口部
(6)周囲コンクリートに、予め、工場で埋設する他、
現場において取りつけるようにできる。更に、開閉式目
皿(7)にすることもできる。更に、目皿(7)の構成
は自由で、かつ、正面意匠は自由に選択できる。
(6)周囲コンクリートに、予め、工場で埋設する他、
現場において取りつけるようにできる。更に、開閉式目
皿(7)にすることもできる。更に、目皿(7)の構成
は自由で、かつ、正面意匠は自由に選択できる。
【0016】又、下端面(2)くぼみ(5)に替え、多
機能梁部材(1)の下側に、図3のように設備用管
(4)を挿通できる大きさの通孔(10)を開口部
(6)の直下に、単数或は、複数予め、工場で設け、そ
の中に内,外に通じる管(4)を挿通することもでき
る。
機能梁部材(1)の下側に、図3のように設備用管
(4)を挿通できる大きさの通孔(10)を開口部
(6)の直下に、単数或は、複数予め、工場で設け、そ
の中に内,外に通じる管(4)を挿通することもでき
る。
【0017】更に、多機能梁部材(1)の上端面(1
1)に開口くぼみ(12)を図4のように設け、周囲コ
ンクリートに目皿(7)の三方を埋め、床下換気孔
(6)としても本発明の精神を逸脱しない。
1)に開口くぼみ(12)を図4のように設け、周囲コ
ンクリートに目皿(7)の三方を埋め、床下換気孔
(6)としても本発明の精神を逸脱しない。
【0018】本発明の多機能梁部材(1)を実際に用い
るには、床下配管孔(5)と床下換気孔(6)を上、下
同一位置に必要とする場所の基礎底版(3)上に図1の
ように布設し、その左右に基礎梁部材(13)を連続布
設する。
るには、床下配管孔(5)と床下換気孔(6)を上、下
同一位置に必要とする場所の基礎底版(3)上に図1の
ように布設し、その左右に基礎梁部材(13)を連続布
設する。
【0019】更に、多機能梁部材(1)を上、下反対に
図2のように布設し、下端面(2)くぼみ(5)を床
(8)裏近くの配管孔(5)、或は、床下換気孔(6)
に利用する。又、開口部(6)を地盤(9)上に這設す
る配管孔(5)、或は、支えに利用することができる。
図2のように布設し、下端面(2)くぼみ(5)を床
(8)裏近くの配管孔(5)、或は、床下換気孔(6)
に利用する。又、開口部(6)を地盤(9)上に這設す
る配管孔(5)、或は、支えに利用することができる。
【0020】又、左右の基礎梁部材(13)と接続する
には、図6のように雌接手(17)に、雄接手(16)
を、挟み入れ、連結棒(14)を挿入する孔(15)を
一致させ、欠き溝(21)から連結棒(14)を挿入
し、左右の縦くぼみ(19)から形成される接続部空間
(22)にモルタル(23)を充てんする。
には、図6のように雌接手(17)に、雄接手(16)
を、挟み入れ、連結棒(14)を挿入する孔(15)を
一致させ、欠き溝(21)から連結棒(14)を挿入
し、左右の縦くぼみ(19)から形成される接続部空間
(22)にモルタル(23)を充てんする。
【0021】多機能梁部材(1)を補強する配筋は、構
造計算、或は、実験で確認すればよい。又、多機能梁部
材(1)表面意匠は自由にできる。
造計算、或は、実験で確認すればよい。又、多機能梁部
材(1)表面意匠は自由にできる。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるから以下に記載されるような効果を奏する。
いるから以下に記載されるような効果を奏する。
【0023】多機能梁部材(1)は、床下配管用くぼみ
(5)と、床下換気孔開口部(6)を上、下同一位置に
構成されているから、平面設計を自由にできる。
(5)と、床下換気孔開口部(6)を上、下同一位置に
構成されているから、平面設計を自由にできる。
【0024】多機能梁部材(1)を、上、下反対に布設
し、くぼみ(5)を上側の床下配管孔(5)及び、床下
換気孔(6)に利用し、更に、開口部(6)を下側にし
て地盤(9)上に這設する。配管孔(5)に利用でき
る。
し、くぼみ(5)を上側の床下配管孔(5)及び、床下
換気孔(6)に利用し、更に、開口部(6)を下側にし
て地盤(9)上に這設する。配管孔(5)に利用でき
る。
【図1】多機能梁部材を基礎底版上に布設した正面図で
ある。
ある。
【図2】多機能梁部材を上、下反対に基礎底版上に布設
した、くぼみ及び開口部における垂直断面図である。
した、くぼみ及び開口部における垂直断面図である。
【図3】多機能梁部材開口部直下に通孔を設けた正面図
である。
である。
【図4】多機能梁部材の上端面に開口くぼみを設けた正
面図である。
面図である。
【図5】多機能梁部材の背面図である。
【図6】多機能梁部材と基礎梁部材の接続要部平面図で
ある。
ある。
1 多機能梁部材 2 下端面 3 基礎底版 4 管 5 くぼみ(配管孔) 6 開口部(床下換気孔) 7 目皿 8 床 9 地盤 10 通孔 11 上端面 12 開口くぼみ 13 基礎梁部材 14 連結棒 15 孔 16 雄接手 17 雌接手 18 引張鉄筋 19 縦くぼみ 20 隅 21 欠き溝 22 空間 23 モルタル
Claims (1)
- 【請求項1】 コンクリート梁部材、下端面(2)にく
ぼみ(5)を設け、更に、その直上に開口部(6)を設
けた構成を特長とする。多機能梁部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32499691A JPH05346025A (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 多機能梁部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32499691A JPH05346025A (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 多機能梁部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05346025A true JPH05346025A (ja) | 1993-12-27 |
Family
ID=18171972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32499691A Pending JPH05346025A (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 多機能梁部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05346025A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5431903A (en) * | 1977-08-16 | 1979-03-09 | Kentarou Kawai | Foundation of reinforced concrete cloth produced in factory assembled by using fittings and adhesives while laying emphasis on foundation unit under post |
JPS6120751B2 (ja) * | 1978-03-18 | 1986-05-23 | Haefele Carl Heinz |
-
1991
- 1991-10-07 JP JP32499691A patent/JPH05346025A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5431903A (en) * | 1977-08-16 | 1979-03-09 | Kentarou Kawai | Foundation of reinforced concrete cloth produced in factory assembled by using fittings and adhesives while laying emphasis on foundation unit under post |
JPS6120751B2 (ja) * | 1978-03-18 | 1986-05-23 | Haefele Carl Heinz |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4145861A (en) | Building construction method and system | |
MXPA01008887A (es) | Elemento modular para espacios de arrastre y estructuras de piso. | |
US6457281B1 (en) | Modular building systems | |
CN112654755A (zh) | 预制建筑构造系统 | |
JPH05346025A (ja) | 多機能梁部材 | |
JPH038950A (ja) | 断熱壁式構造 | |
CN210858228U (zh) | 一种装配式仿石隔音围墙 | |
JP3066744B2 (ja) | 集合住宅 | |
US20100115869A1 (en) | Connecting and plugging element for modular floor construction | |
JP3261404B2 (ja) | 規格化集合住宅のスケルトン構造 | |
KR102573824B1 (ko) | 벽돌 | |
CN212867119U (zh) | 一种永久使用的装配式围墙 | |
IL101814A (en) | Method to create prefabricated buildings and structures and modular units to perform the method | |
JP4615761B2 (ja) | 断熱pc壁板の連結具 | |
JP7355626B2 (ja) | 建築物 | |
US20210214941A1 (en) | Masonry Block System | |
JPH11241349A (ja) | 住宅用べた基礎及びその施工方法 | |
KR200334296Y1 (ko) | 옹벽 블록을 이용한 응벽구조 | |
KR200321396Y1 (ko) | 옹벽 축조용 조립식 블록 | |
JPH0728262Y2 (ja) | 建築物の床構造 | |
JPH06128972A (ja) | T字形基礎部材 | |
JPH0444726Y2 (ja) | ||
JPH06287962A (ja) | 工業化布基礎における交差部単位・梁部材 | |
JPH0247145Y2 (ja) | ||
JPH0629338Y2 (ja) | 組立防水床 |