JPH0534546Y2 - - Google Patents

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JPH0534546Y2
JPH0534546Y2 JP1989140125U JP14012589U JPH0534546Y2 JP H0534546 Y2 JPH0534546 Y2 JP H0534546Y2 JP 1989140125 U JP1989140125 U JP 1989140125U JP 14012589 U JP14012589 U JP 14012589U JP H0534546 Y2 JPH0534546 Y2 JP H0534546Y2
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injection port
concrete mortar
hollow body
conical cylinder
stopper
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、内部に微細骨材を混練したコンクリ
ートモルタルを充填した合成樹脂製中空体からな
る漬物石における栓体に関するものである。
〔従来の技術とその課題〕
従来より天然の石からなる漬物石に代り、内部
にコンクリートモルタルなどを充填した合成樹脂
製中空体からなる、いわゆる人造漬物石が普及さ
れている。かかる人造漬物石は、漬物容器の大き
さや形状に応じて自由にその重さや形を変えられ
るとともに、合成樹脂製の表面を備えているので
衛生的であつて重宝がられている。
そのため、かかる合成樹脂製中空体からなる漬
物石について多数の提案がなされている(例え
ば、実開昭48−47893号公報、実開昭55−47223号
公報、実開昭57−135287号公報、実公昭57−
31747号公報および実公昭58−30475号公報など参
照)。
ところで、かかる合成樹脂製中空体はブロー成
形により中空状に成形され、この中空体には1箇
のコンクリート注入口が設けられている。そし
て、この注入口よりコンクリートモルタルを充填
した後、注入口を密封するようにしている。
ところで、前掲の実開昭57−135287号公報で示
されている密封装置では、注入口にコイン状のキ
ヤツプをヒートシールする際に、この注入口の内
周面に、キヤツプの周縁が当接する係止縁を形成
し、キヤツプをこの係止縁に載置した後、キヤツ
プの周縁と注入口の内周縁とをヒートシールして
密封するものとなつている。
しかしながら、かかる密封装置では、中空体に
コンクリートモルタルを充填した後、直ちにコイ
ル状のキヤツプを注入口に当接してヒートシール
するので、コンクリートモルタルの収縮により中
空体とコンクリートとの間のスキマが発生すれ
ば、キヤツプを裏面より支えるコンクリートがな
いため使用中、破れ易い、という問題があつた。
また、前掲の実開昭55−47223号公報で示され
ている密封装置では、注入口近傍の中空体にクボ
ミを形成し、この注入口にキヤツプを当接してヒ
ートシールすると共に、注入口近傍の溶融肉で盛
付けて密封するものとなつている。
しかしながら、かかる密封装置でも、コンクリ
ートモルタルの収縮により中空体とコンクリート
との間にスキマが発生すれば、クボミにキヤツプ
を設けているいるとしても、キヤツプを裏面より
支えるコンクリートがないため、使用中、破れ易
い。また、溶融肉の盛付け作業は困難である、と
いう問題があつた。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本考案は、かかる問題点を解決するため
に案出されたもので、その要旨とするところは、
ブロー成形により成形された合成樹脂製中空体1
に1個の注入口2を設け、該注入口2から水など
と混練されたコンクリートモルタルを1次と2次
に分けて充填した後、該注入口2を合成樹脂製栓
体4によつて密封する漬物石において、前記栓体
4を有底の円錐筒状で構成し、該円錐筒体の開口
周部を前記2次のコンクリートモルタルに突刺
し、かつ、円錐筒体を樹脂弾性で縮径して注入口
2に内嵌し、該円錐筒体の底部外周に薄肉のフラ
ンジ6を形成し、該フランジ6を注入口2周辺外
面に当接してヒートシールすることを特徴とする
漬物石の栓体にある。
〔実施例〕
本考案の構成を作用とともに、添付図面に示す
実施例により詳細に説明する。
第1図は本考案の実施例の漬物石の一部切断側
面図、第2図は栓体の一部切断側面図、第3図は
第2図のA矢視側面図である。
これらの図において、本実施例の漬物石は、例
えば直径10cm×高さ8cm〜36cm×9cmの円形に形
成された中空体1に、コンクリートモルタルを注
入し、1Kg〜20Kgの重量を有するものである。こ
の中空体1はポリエチレンを使用してブロー成形
により中空状に成形したもので、その肉厚は例え
ば4mmとなつている。
そして、この中空体1には1個の注入口2が開
口されており、この注入口2に1次と2次に分け
た作業によつて、すなわち、コンクリートモルタ
ル3を充満させて養生した後、更に注入口2付近
に生じるスキマに、若干固く練つたコンクリート
モルタルを追加充填する。次いで、次のような合
成樹脂製の栓体4で密封する。
すなわち、この栓体4は有底の略円錐筒体で構
成され、その底部5は厚さ2mmとし、その底部近
傍外周に約0.3mmのフランジ6を設けている。こ
のフランジ6は発熱体からなるコテによりヒート
シールして溶融させる部位としている。前記中空
体1の壁厚が嵌挿できる周溝7をこのフランジ6
に隣接して形成し、この周溝7に続いて外観円錐
台状の足部8を設け、この足部8に3箇所の切溝
9を刻設して、足部8を第2図中に、a矢印のよ
うに縮径できるようにしている。
一方、中空体1の注入口2には、その開口部周
辺を凹部10とし、この凹部10に前記フランジ
6が載置できるようになつている。
なお、第1図中、11は中空体1の柄、12は
栓体4の円錐台状における爪部を示す。
次に、本実施例の合成樹脂製中空体1からなる
漬物石の作用について述べる。この中空体1の注
入口2を上向にして固定し、コンクリートモルタ
ル3や微細骨材などを充満して養生させる。コン
クリートモルタル3が養生して注入口2の近傍に
スキマができれば、若干固く練つたコンクリート
モルタルを追加充填した後、この注入口2に、栓
体4の足部8を先にして挿入し、追加充填したコ
ンクリートモルタルに突刺す。そのとき、円錐台
状の足部8の大径側は注入口2の開口径より大き
いので、切溝9による栓体1の樹脂弾性を利用し
て縮径させて挿入する。その結果、足部8によつ
て追加コンクリートモルタルの体積を押拡げ中空
体1内に充満させる。そして、周溝7に中空体1
の注入口2の周縁を嵌合させ、栓体4のフランジ
6を中空体1の凹部10に載置状態とする。次い
で、テコをフランジ6に当接してヒートシールを
行う。
また、この漬物石を使用中、万一薄いフランジ
6のヒートシール部が破れ、または剥離しても栓
体4の爪部12が注入口2の周縁に引つ掛かり、
栓体4は中空体1より外れることがない。したが
つて、コンクリートのかけらなどが漬物の中に入
らず、しかも、内側のコンクリートは見えないの
で、使用者に安心感を与える。
勿論、コンクリートモルタルの養生は、自然養
生でも促進養生でもよく、また、養生前に栓体を
挿入してもよい。
〔考案の効果〕 本考案によれば、次の有益な効果を奏する。
1 栓体を有底の円錐筒体で構成し、その底部で
注入口を閉塞したので、その底部は円錐筒体で
中空体内部より支持されることから丈夫にな
る。少なくとも、従来のキヤツプ(実公昭58−
30475号公報のキヤツプや実開昭55−47223号公
報のキヤツプ)より丈夫になる。
2 2次のコンクリートモルタルに円錐筒体を突
刺し、固定するので、位置ずれがなく、小径の
栓体に施すヒートシールが容易にできる。
3 2次のコンクリートモルタルに円錐筒体を突
刺すので、2次のコンクリートモルタルの体積
を拡げ、中空体内における1次のコンクリート
モルタルでできた収縮空間を埋めることができ
る。
4 円錐筒体を樹脂弾性を利用して縮径して、注
入口に内嵌するので、薄肉のフランジが破れて
も、栓体が注入口から外れることがない。
5 薄肉のフランジであるので、フイルム溶着と
なつて、ヒートシールがきわめて容易にでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の漬物石の一部切断側
面図、第2図は栓体の一部切断側面図、第3図は
第2図のA矢視側面図である。 1……中空体、2……注入口、4……栓体、5
……底部、6……フランジ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ブロー成形により成形された合成樹脂製中空体
    1に1個の注入口2を設け、該注入口2から水な
    どと混練されたコンクリートモルタルを1次と2
    次に分けて充填した後、該注入口2を合成樹脂製
    栓体4によつて密封する漬物石において、 前記栓体4を有底の円錐筒体で構成し、該円錐
    筒体の開口周部を前記2次のコンクリートモルタ
    ルに突刺し、かつ、円錐筒体を樹脂弾性で縮径し
    て注入口2に内嵌し、該円錐筒体の底部外周に薄
    肉のフランジ6を形成し、該フランジ6を注入口
    2周辺外面に当接してヒートシールすることを特
    徴とする漬物石の栓体。
JP1989140125U 1989-12-02 1989-12-02 Expired - Lifetime JPH0534546Y2 (ja)

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JPH0379685U JPH0379685U (ja) 1991-08-14
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JPS5547223B2 (ja) * 1977-11-29 1980-11-28
JPS5830475U (ja) * 1981-08-25 1983-02-28 坂本 訓 滑走運動具

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