JPH0624356Y2 - 容器蓋体の保護キャップ - Google Patents

容器蓋体の保護キャップ

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Publication number
JPH0624356Y2
JPH0624356Y2 JP7203689U JP7203689U JPH0624356Y2 JP H0624356 Y2 JPH0624356 Y2 JP H0624356Y2 JP 7203689 U JP7203689 U JP 7203689U JP 7203689 U JP7203689 U JP 7203689U JP H0624356 Y2 JPH0624356 Y2 JP H0624356Y2
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JP
Japan
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lid
cap
protective cap
slit
container
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP7203689U
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English (en)
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JPH0311658U (ja
Inventor
浩 岩崎
Original Assignee
岩崎 満男
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Publication date
Application filed by 岩崎 満男 filed Critical 岩崎 満男
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、容器に装着された蓋体等を覆う保護キャップ
に関するもので、商品が充填された容器内に第三者が異
物を混入したり又は商品の抜き取りを防ぐためのもので
ある。
従来技術 従来商品が充填された容器内に第三者が異物を故意に混
入したり、陳列中に中身を抜き出したりする行為を防ぐ
ために、容器全体を熱収縮性フィルムで覆い蓋体が開放
できないようにする包装が知られている。
容器を覆っている熱収縮フィルムには、使用する際に開
封しやすいようにミシン目が入れられたり、切り取り部
を設けたりしている。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、かかる従来の熱収縮性フィルムを用いた
保護パッキングは、商品が大量生産のロット方式の場合
は機械的に包装すればよいが、少量商品の包装には不向
きである。
また、熱収縮フィルムに切り取りのためのミシン目を形
成する必要があり、工程数が多くなるといった不都合が
ある。
さらに包装,ミシン目の形成等を機械的に行なうため
に、包装機械を何台も設置する必要があり包装機械に工
場のスペースが占有されるという不都合もある。
そこで本考案は、かかる従来技術の欠点に鑑みなされた
もので、少量の商品にも使用でき、かつミシン目を形成
する必要のない容器蓋体の保護キャップを提供すること
を目的とする。
問題点を解決するための手段 すなわち本考案は、容器蓋体又は口部の鍔の外径よりも
大きな内径で、かつ蓋体の高さ又は口部の鍔の位置より
も深く形成され、一端に上壁が形成された円筒状のキャ
ップ本体と、前記キャップ本体の内壁に形成された複数
の突起と、キャップ本体の外周面に軸方向に所定の間隔
で形成された二本の溝と、キャップ本体の上壁に前記二
本の溝に連続するように形成されたスリットとからな
り、前記スリットが上壁部分で連続しており、該スリッ
トに囲まれた部分を切り取り切片とした容器蓋体の保護
キャップにより本目的を達成する。
尚、キャップの素材としては、摩擦係数が小さな合成樹
脂が良く,好ましくはポリエチレン,ポリプロピレン,
塩化ビニル等を用いる。
作用 以上述べた構成において本考案にかかる保護キャップ
は、容器に螺合される蓋体の上からキャップ本体を被せ
る。
するとキャップ本体の内周壁に形成された突起が蓋体の
上壁に係止された状態となる。
さらにキャップ本体を上壁側から押し込むと突起の係止
に抗してキャップ本体は摺動し、突起は蓋体と容器との
間に入り込んだ状態となる。
その結果、キャップ本体を持ち上げようとしても本体の
突起が蓋体の底部に係止されて、蓋体との係合が解けな
い。
さらに蓋体を保護キャップが覆っているので、容器を開
封しようと保護キャップの上から蓋体を回そうとしても
保護キャップが蓋体の上を空滑りするだけで緩まない。
次に開封する時は、スリットで囲まれた上壁の切片を持
って引っ張れば、キャップ本体の外周面に形成した溝に
沿って側面部分が切断される。
側面部分が切断されるとキャップ本体は、拡径自在とな
り、該切断部分を持って拡径すればキャップ本体の内壁
面に形成された突起と蓋体との係止が外れる。その後保
護キャップ取り外し、蓋体を回して開封すれば良い。
実施例 以下に本考案を図面に示された実施例に従って詳細に説
明する 1は、本考案にかかる保護キャップであり、該保護キャ
ップ1を形成するポリエチレン,ポリプロピレン,塩化
ビニル等の合成樹脂からなる円筒状のキャップ本体2の
一端には上壁3が形成されている。
キャップ本体2の側面部には、キャップ本体2の軸方向
に対して平行に一定の間隔で部分的に肉厚が薄くなるよ
うに溝4,5が形成されており、上壁3付近及び上壁3
には溝4,5に連続するスリット6が形成されている。
このスリット6は上壁の中央付近で連続しており、スリ
ット6で囲まれた部分を切り取り切片7としている。
本実施例では、溝4,5とスリット6との境界部分は、
第1図に示すようにV字状にカットされている。上壁3
の中央付近は切片7を指で掴み易いようにスリット6の
幅を広くしている。
またキャップ本体2の内周壁には第2図及び第3図に示
すように一定の深さの所に所定の間隔で上壁3に向けて
鍔状の突起8が四つ突設されており、該突起8の上方の
上壁3には突起8より大きな三日月状の欠落部9を有し
ている。
この欠落部9は、保護キャップ1を成形するに際して、
図示しない型及びロッド等で鍔状突起8を含めて一体成
形できるようにするためのものである。
尚、本実施例にかかる保護キャップ1の内径は、カバー
する容器10の蓋体11の外径よりも広めで、内壁の対向す
る鍔状突起8間の距離はカバーする容器10の蓋体11の外
径よりも狭めにするのが良い。
また突起8と上壁3との距離は、保護する蓋体11の高さ
よりも長くする。
以上述べた構成において本実施例にかかる保護キャップ
1では、第4図に示すように蓋体11の上から保護キャッ
プ1を被せる。
その時突起8の間隔が蓋体11の外径よりも狭めに形成さ
れている関係から、保護キャップ1内に蓋体11が挿入さ
れるのを突起8が抵抗する。
しかし、本実施例のキャップが合成樹脂で形成されてい
る関係から、上壁3の上から強く押し込めば、キャップ
1は蓋体11の側周を摺動して蓋体11の高さ以上に入り込
む。
そして鍔状突起8が蓋体11と容器10との間に挾まり係止
された状態となる。
その為、保護キャップ1を蓋体11から外そうとした場合
に突起8の先端部分が蓋体11の底外周縁に係止されるた
めに容易に外れない。
また、本実施例にかかる保護キャップ1が摩擦係数の小
さな合成樹脂で成形されていること及び保護キャップ1
の内径が蓋体11の外径よりも広めに成形されている関係
で、保護キャップ1の外側から蓋体11を回そうとしても
保護キャップ1が空回りする為、簡単に容器を開封する
ことができない。
次に、容器を開封する場合は、キャップ本体2に設けた
切り取り切片7を指で掴み引っ張れば、スリット6及び
溝4,5に沿って本体2を切断することができる(第5
図)。
切断されると本体2は、拡径自在の構成となり大人の力
で切断部を広げて拡径すればキャップ本体2の内径は蓋
体11の外径よりもかなり大きくなり、簡単に蓋体11から
保護キャップ1を外すことができる。
本体2の側面部が切断された保護キャップ1′はそのま
ま捨てても良いが、商品の使用後に蓋体11を締め、更に
該保護キャップ1′を上から被せるようにすれば、幼児
程度の力のない者には簡単に切断部を広げることができ
ないので、保護キャップ1′を取り外すことはできな
い。
従って前述したようにキャップ1′を被せた状態で蓋体
11を回そうする場合はキャップ1′が空滑りするだけと
なり、幼児には開封できない。
尚、本実施例では保護キャップの内壁に設置した鍔状突
起8を蓋体11に係止する場合について述べたがこれに限
るものではなく、容器の口部に鍔を設け、該鍔に前記突
起が係止するように構成しても良い。
この場合キャップの深さは、口部の鍔よりも深くなるよ
うに成形する。
効果 以上述べたように本考案にかかる保護キャップは、従来
の熱収縮性フィルムを用いたパッキングよりも簡単に、
容器に装着することができるので少量の商品の包装に適
する。
また、簡単にパッキングすることができるので従来のよ
うな包装機械を設置する必要がなくなり、省スペース化
を図ることができる。
さらに側面部の切断後においても幼児が開けない程度の
保護キャップとして使用することができるので、内容物
を誤って飲んだりする事故の発生を未然に防ぐことがで
き、安全性に優れる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図は本考案にかかるキャップの実施例を
示すもので、第1図は斜視図,第2図は第1図のII−II
断面図,第3図は第2図のIII−III断面図,第4図は保
護キャップを容器に装着した状態を示す一部破断した斜
視図,第5図はキャップ本体の側面の一部を切断した状
態を示す斜視図である。 1……保護キャップ、2……キャップ本体 3……上壁、4,5……溝 6……スリット、7……切片 8……突起、9……欠落部 10……容器、11……蓋体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器蓋体又は口部の鍔の外径よりも大きな
    内径で、かつ蓋体の高さ又は口部の鍔の位置よりも深く
    形成され、一端に上壁が形成された円筒状のキャップ本
    体と、前記キャップ本体の内壁に形成された複数の突起
    と、キャップ本体の外周面に軸方向に所定の間隔で形成
    された二本の溝と、キャップ本体の上壁に前記二本の溝
    に連続するように形成されたスリットとからなり、前記
    スリットが上壁部分で連続しており、該スリットに囲ま
    れた部分を切り取り切片としていることを特徴とする容
    器蓋体の保護キャップ。
JP7203689U 1989-06-20 1989-06-20 容器蓋体の保護キャップ Expired - Lifetime JPH0624356Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7203689U JPH0624356Y2 (ja) 1989-06-20 1989-06-20 容器蓋体の保護キャップ

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JP7203689U JPH0624356Y2 (ja) 1989-06-20 1989-06-20 容器蓋体の保護キャップ

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Publication Number Publication Date
JPH0311658U JPH0311658U (ja) 1991-02-05
JPH0624356Y2 true JPH0624356Y2 (ja) 1994-06-29

Family

ID=31609611

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JP7203689U Expired - Lifetime JPH0624356Y2 (ja) 1989-06-20 1989-06-20 容器蓋体の保護キャップ

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KR200485257Y1 (ko) * 2016-07-29 2017-12-12 황하영 캡 풀림방지용 지그

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