JPH05345449A - プリンタ装置における印刷情報の管理方法及びプリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置における印刷情報の管理方法及びプリンタ装置

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JPH05345449A
JPH05345449A JP4156756A JP15675692A JPH05345449A JP H05345449 A JPH05345449 A JP H05345449A JP 4156756 A JP4156756 A JP 4156756A JP 15675692 A JP15675692 A JP 15675692A JP H05345449 A JPH05345449 A JP H05345449A
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雄二 中山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】印字障害の発生時にプリンタ装置においてリカ
バリが可能なように印刷情報を管理する方法に関し、印
刷障害が発生した場合においても、印刷情報を喪失する
ことなく、プリンタ装置自体でリカバリを行なえること
を目的とする。 【構成】入力された印刷情報PIを、用紙上における物
理ページ単位の印刷内容を管理するためのページ属性デ
ータと論理ページ単位の印刷内容である論理ページデー
タとして、各メモリ31、32に保持しておき、ページ
属性データ及び論理ページデータに基づいて、物理ペー
ジ単位でビットマップ形式のページバッファ33へ描画
し、描画したページバッファ33の内容に基づいて用紙
上へ転写した後に当該ページバッファ33を解放し、印
刷が正常に終了した後にメモリ31、32を解放する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上位装置から出力され
る印刷情報を入力して用紙などの記録媒体上に印刷を行
うプリンタ装置に関し、特に、印字障害の発生時にプリ
ンタ装置においてリカバリが可能なように印刷情報を管
理する方法に関する。
【0002】コンピュータシステムの扱う情報の複雑化
にともなって、上位装置からプリンタ装置に送出される
印刷情報も複雑化している。すなわち、上位装置がプリ
ンタ装置を利用して必要とする印刷結果を得るために
は、印字データ(印刷データ)の他に、用紙サイズ又は
マージンなど印刷環境(書式)を設定するための環境設
定データ、印字位置、フォントの種類、回転位置、色な
どの種々の属性データによって多岐にわたる指示をプリ
ンタ装置に対して行う必要がある。
【0003】他方、コンピュータシステムの高信頼性化
に対する要求も年々高くなっており、プリンタ装置につ
いても印刷結果に対する高い信頼性が要求される。この
ため、プリンタ装置の使用中に、用紙のジャム又は不足
によって装置が停止するなどの印刷障害が発生した場合
において、印刷結果に過不足のないようリカバリ(再印
刷)を確実に且つ容易に行えることが必要である。
【0004】ところが、上述したように印刷情報が複雑
化しているため、プリンタ装置において印刷情報が喪失
した場合には、それを上位装置から再度送出させるため
の手順も複雑化している。
【0005】つまり、その場合には、印刷情報の喪失を
プリンタ装置から上位装置へ通知し、これを受けた上位
装置が印刷情報を再送出することになるが、そのために
は、上位装置とプリンタ装置との間において複雑な手順
が必要であり、また、印刷情報の再送出の要求を受けた
上位装置が、印刷情報の先頭に遡って喪失したページを
再印刷するのに必要なデータを検索し再送出するため、
再印刷の開始までに多くの時間を要する場合があった。
【0006】したがって、一旦受信した印刷情報をプリ
ンタ装置側でうまく管理し、メモリ容量を増大させるこ
となく自力でリカバリを行えることが望まれる。
【0007】
【従来の技術】従来のプリンタ装置においては、上位装
置から受信(入力)した印刷情報をプリンタ装置におい
て保持するために、印刷情報を受信したそのままの形式
でバッファリングしておき、ビットマップ形式のページ
バッファに描画した後に、バッファリングのためのメモ
リを解放して元の印刷情報を消去することが行われてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、そのよう
な従来の方法では、ページバッファに描画されたデータ
(イメージデータ)を印刷の終了するまで保持しておく
必要がある。
【0009】しかし、例えば、ページバッファに描画さ
れたイメージデータを1ページ(1物理ページ)づつ用
紙上に転写して排紙するような卓上型の低速のプリンタ
装置である場合には、印刷終了まで使用される(拘束さ
れる)ページバッファは1ページ分のみであるのでさし
て問題はないが、転写位置から排紙されるまでの間に何
枚もの用紙(例えば10枚の用紙)が連なって配置され
る高速のプリンタ装置では、そのページ分のページバッ
ファが印刷終了まで拘束されることとなり、多大のメモ
リ容量を要するという問題がある。
【0010】その上、1ページ内に印刷される印字デー
タが僅かであっても1ページ分のページバッファが必要
となるため、プリンタ装置の性能を確保するために最良
のバッファを必要とする大型のプリンタ装置では、膨大
な容量のページバッファが必要となって現実的ではな
い。
【0011】また、印刷情報を受信したそのままの形式
でバッファリングしておく場合には、大きな(長い)印
字データへの対応が容易ではなく、また、印刷環境の履
歴管理が容易ではないため、リカバリのための印刷環境
の再構築又は属性データの復元が容易ではないという問
題がある。
【0012】すなわち、プリンタ装置の扱うデータの形
式は多様化しており、図形データ又はイメージデータな
どの印刷機能が一般的になっている。これらのデータ
は、1ページ内に論理上無限長のデータが許されている
場合があり、その場合にはバッファリングのためのメモ
リから溢れてしまい、リカバリが不可能となることがあ
る。
【0013】また、例えば、特定の文字コードに異なる
パターンを割り当てながら印刷を行っている場合に印刷
障害が発生すると、パターンを特定するための印刷情報
を喪失していることがあり、その文字コードに基づくリ
カバリが不可能となる。
【0014】本発明は、印刷障害が発生した場合におい
ても、印刷情報を喪失することなく、プリンタ装置自体
でリカバリを行ない得るようにし、上位装置とプリンタ
装置との間のインタフェースを簡略化し、合わせて再印
刷の開始までの時間を短縮することを可能にすることを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る方
法は、上述の課題を解決するため、図1〜図3に示すよ
うに、上位装置5から出力される印刷情報PIを入力し
て記録媒体上に印刷を行うプリンタ装置1において、入
力された前記印刷情報PIを、前記記録媒体上における
物理ページ単位の印刷内容を管理するためのページ属性
データPADと、論理ページ単位の印刷内容である論理
ページデータLPDとして、ページ属性メモリ31及び
論理ページメモリ32に保持しておき、前記ページ属性
データPAD及び前記論理ページデータLPDに基づい
て、物理ページ単位でビットマップ形式のページバッフ
ァ33への描画を行うとともに、描画されたページバッ
ファ33の内容に基づいて前記記録媒体上への転写を行
った後に当該ページバッファ33を解放し、描画された
ページバッファ33の内容に基づいて前記記録媒体上へ
の印刷が正常に終了した後に前記ページ属性メモリ31
及び前記論理ページメモリ32を解放する。
【0016】請求項2の発明に係る方法は、入力された
前記印刷情報PIを、前記記録媒体上における物理ペー
ジ単位の印刷内容を管理するためのページ属性データP
ADと、論理ページ単位の印刷内容である論理ページデ
ータLPDとして、ページ属性メモリ31及び論理ペー
ジメモリ32に保持するとともに、前記論理ページデー
タLPDを、論理ページ単位の印刷データである描画関
数データSFDと、前記描画関数データSFDを描画す
るに当たっての属性データである描画属性データSAD
と、フォントデータFPDとに分けてそれぞれ個別に管
理しておき、前記ページ属性データPAD及び前記論理
ページデータLPDに基づいて、物理ページ単位でビッ
トマップ形式のページバッファ33への描画を行うとと
もに、描画されたページバッファ33の内容に基づいて
前記記録媒体上への転写を行った後に当該ページバッフ
ァ33を解放し、描画されたページバッファ33の内容
に基づいて前記記録媒体上への印刷が正常に終了した後
に、前記描画関数データSFD、前記描画属性データS
AD、又は前記フォントデータFPDのうちの使用済み
のデータ毎に、それらのデータを保持しているメモリを
解放する。
【0017】請求項3の発明に係る方法は、前記印刷情
報PIに基づく前記論理ページデータLPDの作成過程
において当該論理ページデータLPDの作成が不可能と
なったときに、当該論理ページデータLPDの全部又は
一部をビットマップ形式でメモリ33fに描画して保持
する。
【0018】請求項4の発明に係る方法は、転写終了後
であって且つ印刷終了前に印字障害が発生したときに、
前記ページ属性メモリ31及び前記論理ページメモリ3
2に保持された前記ページ属性データPAD及び前記論
理ページデータLPDに基づいて、前記ページバッファ
33への再度の描画を行う。
【0019】請求項5の発明に係る装置は、前記記録媒
体上における物理ページ単位の印刷内容を管理するため
のページ属性データPADを格納するページ属性メモリ
31、論理ページ単位の印刷内容である論理ページデー
タLPDを格納する論理ページメモリ32、及び、ビッ
トマップ形式のページバッファ33を含んで構成される
データメモリ12と、前記印刷情報PIを解析し、物理
ページ単位の印刷に必要な全ての情報を含んだ中間形式
のデータであるページ属性データPAD及び論理ページ
データLPDに変換するための解析変換部14と、前記
ページ属性データPAD及び前記論理ページデータLP
Dを参照して前記ページバッファ33にイメージデータ
IMDを描画するための描画部15と、前記ページバッ
ファ33に描画されたイメージデータIMDに基づいて
前記記録媒体上への印刷動作の制御を行うとともに、印
刷障害の発生時に前記ページ属性データPAD及び前記
論理ページデータLPDを参照して再印刷のための制御
を行う印刷推進部16と、前記データメモリ12を管理
するとともに、前記ページバッファ33に描画されたイ
メージデータIMDの前記記録媒体上への転写後に当該
ページバッファ33を解放し、印刷終了後に前記ページ
属性メモリ31及び前記論理ページメモリ32を解放す
るためのメモリ管理部13とを有して構成される。
【0020】請求項6の発明に係る装置は、前記論理ペ
ージデータLPDが前記論理ページメモリ32から溢れ
るときに、当該論理ページデータLPDの全部又は一部
をビットマップ形式で前記メモリ33fに描画するため
の溢れ処理部54を有して構成される。
【0021】請求項7の発明に係る装置は、前記ページ
属性データPADは、当該物理ページの印刷環境を設定
するための環境設定データESDと、当該物理ページの
印刷内容として用いられる論理ページを指定するための
論理ページリンクデータLPLと、当該物理ページの描
画を行うためのページバッファ33を指定するためのペ
ージバッファリンクデータPBLとを含んで構成され
る。
【0022】
【作用】上位装置5から印刷情報PIを受信すると、イ
ンタフェース部11を通して解析変換部14へ送る。解
析変換部14は、必要なメモリをメモリ管理部13に対
して要求して獲得する。
【0023】獲得したページ属性メモリ31上にページ
属性データPADを、論理ページメモリ32上に論理ペ
ージデータLPDを作成する。この過程において、ペー
ジ属性メモリ31からその1ページの内容として用いら
れる描画関数メモリ34に対して、描画関数メモリ34
から描画関数データSFDにおいて参照する描画属性メ
モリ35及びフォントメモリ36に対して、それぞれリ
ンクがはられる。
【0024】論理ページを作成する過程においてメモリ
不足が発生し描画関数データSFDの作成が継続できな
くなった場合には、解析変換部14において資源溢れ処
理ルーチン54が実行され、これによってメモリ管理部
13を通してページバッファ33fが獲得され、このペ
ージバッファ33fに作成中の論理ページの内容が描画
される。
【0025】印刷の開始に当たって、論理ページデータ
LPDに基づく描画を行うためのページバッファ33が
獲得され、そこにイメージデータIMDが描画される。
描画が終了すると記録媒体への画像の転写が行われ、転
写が終了するとページバッファ33が解放される。転写
後の記録媒体の排出によって印刷が正常に終了すると、
使用済のページ属性メモリ31又は論理ページメモリ3
2が解放される。
【0026】印刷終了前に印刷障害が発生すると、印刷
末終了のページについて、ページバッファ33が再度獲
得され、そこに論理ページデータLPDに基づいて再度
描画が行われ、それによる印刷が行われる。
【0027】
【実施例】図1は本発明に係るプリンタ装置1の構成を
示すブロック図、図2はデータメモリ12の構成を示す
図、図3はデータメモリ12の要部の詳細を示す図、図
4はメモリ管理部13の構成を示す図、図5は解析変換
部14の構成を示す図、図6は印刷推進部16の構成を
示す図である。
【0028】図1において、プリンタ装置1は、通信回
線6によって上位装置5と接続されており、上位装置5
から送出される印刷情報PIを受信(入力)して用紙又
はその他の記録媒体上に印刷を行う。
【0029】印刷情報PIには、文字コード又は図形コ
ードなどのフォントを必要とするコードデータ、図形を
描くために必要な全ての情報を含んだ図形データ、圧縮
又は非圧縮のイメージデータ、書式、用紙のサイズ、綴
じ代、マージン、色などの印刷環境を設定するための環
境設定データなどが含まれる。
【0030】プリンタ装置1は、通信に係わる処理を行
うインタフェース部11、データメモリ12、メモリ管
理部13、解析変換部14、描画部15、印刷推進部1
6、及び印刷機構部17からなる。これらは、MPU、
メモリ、その他の周辺素子などにより構成されるハード
回路、ROMなどに格納されたプログラム、電子写真プ
ロセスなどを実行するための種々の機構部品、その他の
機構部品などにより実現されている。
【0031】データメモリ12は、印刷情報をページ毎
に独立した情報に変換した中間形式のデータ、又は最終
形式であるイメージデータIMDとして保持するために
必要な複数のメモリ群により構成されている。
【0032】図2において、データメモリ12は、ペー
ジ属性メモリ31、論理ページメモリ32、及びページ
バッファ33からなる。ページ属性メモリ31は、用紙
の1ページに対応した物理ページ単位で、各物理ページ
の印刷内容を管理するためのページ属性データPADを
格納する。
【0033】図3を参照して、ページ属性データPAD
は、各物理ページの印刷環境を設定するための環境設定
データESD、各物理ページの印刷内容として用いられ
る論理ページを指定するための論理ページリンクデータ
LPL、各物理ページの描画に用いられるページバッフ
ァ33を指定するためのページバッファリンクデータP
BLを含む。
【0034】なお、論理ページリンクデータLPLに
は、後述するように溢れ処理におけるページバッファ3
3を指定するデータも含まれる。論理ページメモリ32
は、描画関数メモリ34、描画属性メモリ35、及びフ
ォントメモリ36からなる。
【0035】描画関数メモリ34は、論理ページ単位の
印刷データである描画関数データSFDを格納するメモ
リである。描画関数データSFDは、例えば、印字位置
を示す座標値又はアドレス、フォント又はパターンを指
定するためのコード、文字数、及び複数の文字コードな
どを配列したデータ列であり、描画関数データSFDに
基づいて、描画部15によるページバッファ33への描
画が行われる。
【0036】描画属性メモリ35は、描画部15が描画
関数データSFDに基づく描画を行うに当たって必要な
属性データである描画属性データSADを格納する。描
画属性データSADは、文字の回転位置、階調性、色、
白抜きなどを指定するためのデータである。
【0037】フォントメモリ36は、フォントデータF
PDを格納する。フォントデータFPDには、文字フォ
ントの他に、網パターンなどの種々の図形パターンデー
タが含まれる。フォントメモリ36は、通常、プリンタ
装置1内に常に存在する常駐資源である。なお、外字登
録データ、ダウンロードフォントなどもフォントメモリ
36に格納される。
【0038】描画関数メモリ34、描画属性メモリ3
5、及びフォントメモリ36は、それぞれ複数個が独立
して存在可能であり、メモリ管理部13によって独立し
て管理される。描画関数メモリ34はページ属性メモリ
31にリンクされ、描画属性メモリ35及びフォントメ
モリ36は描画関数メモリ34にリンクされる。
【0039】ページバッファ33は、ビットマップ形式
のメモリであり、ここに描画関数データSFDに基づい
てイメージデータIMDが描画される。ページバッファ
33は2種類の用途に利用される。そのうちの1つは、
通常の処理シーケンスにおいて、印刷推進部16内の後
述する描画制御ルーチン66により獲得されるものであ
り、ページバッファリンクデータPBLによってページ
属性メモリ31にリンクされる。
【0040】このタイプのページバッファ33は、印刷
推進部16内の転写終了割込みルーチン68により解放
要求が行われる。すなわち、このページバッファ33
は、描画が始まる直前に獲得され、転写が終了した直後
に解放される。
【0041】他の1つは、解析変換部14において資源
溢れが発生しイメージデータIMDとしてデータを保存
する必要が生じた場合に、解析変換部14内の資源溢れ
処理ルーチン54により獲得されるものであり、論理ペ
ージリンクデータLPLによってページ属性メモリ31
にリンクされる。
【0042】つまり、解析変換部14においては、印刷
情報PIに基づいて描画関数メモリ34に描画関数デー
タSFDを書き込んでいくが、描画関数データSFDが
大きい(長い)ために獲得された描画関数メモリ34に
入り切らず溢れてしまう場合に、描画関数データSFD
として保存せず、ページバッファ33を獲得してそこに
イメージデータIMDを描画して保存するのである。
【0043】このタイプのページバッファ33は、印刷
済の用紙がスタッカーに排出されることにより印刷が正
常に終了するまで、すなわち印刷推進部16内の印刷終
了割込みルーチン69が当該ページの印刷終了割込みを
受けて起動されるまで保存される。
【0044】前者のタイプのページバッファ33には、
a,b…などの添字を、後者のタイプのページバッファ
33には、f,fa,fb…などの「f」を含む添字
を、それぞれ付して区別することがある。なお後述する
図7の説明を参照のこと。
【0045】ページ属性メモリ31は、必要に応じて複
数の描画関数メモリ34をリンクしてよく、またその逆
に1つの描画関数メモリ34を複数のページ属性メモリ
31で共用してもよい。
【0046】同様に、描画関数メモリ34は必要に応じ
て複数の描画属性メモリ35又はフォントメモリ36を
リンクしてもよい。図1に戻って、メモリ管理部13
は、他の処理部の要求に応じて、データメモリ12を構
成するメモリから必要な容量のメモリの割り当てを行
い、不用になったメモリの再割り当てを行う。
【0047】図4において、メモリ管理部13のメモリ
割当てルーチン41は、外部からの要求にしたがってメ
モリの割当て及び解放を行う。解放同期Aカウンタ42
は、メモリの割当てを受ける構成要素から処理の区切り
において送出されたパルスをカウントする。解放同期B
カウンタ43は、解放同期Aカウンタ42と同様に、他
の構成要素から送出されたパルスをカウントする。
【0048】解放同期Bカウンタ43が解放同期Aカウ
ンタ42と異なる点は、パルスの送出源がメモリの割当
てを受ける構成要素ではなくメモリの解放タイミングを
制御する構成要素から送出される点である。
【0049】メモリの解放指示を受けたメモリが未だ解
放すべき時期でないと判断されれば、当該メモリの情報
が解放指示を受けた時点の解放同期Aカウンタ42の値
とともに解放要求キュー44に接続される。
【0050】メモリ解放制御ルーチン45は、メモリの
解放指示をうけると、まず、解放同期Aカウンタ42と
解放同期Bカウンタ43の値を比較し、値が一致してい
ればメモリ割当てルーチン41に対して直ちに解放指示
を発行する。そうでなければ、解放指示を受けたメモリ
の情報を解放要求キュー44に接続する。また、メモリ
解放制御ルーチン45は、解放同期Bカウンタ43の更
新時にも呼び出され、解放要求キュー44に接続されて
いるそれぞれのカウンタ値と解放同期Bカウンタ43の
値を比較し、一致していればそのメモリの解放をメモリ
割当てルーチン41に対して指示する。
【0051】図1に戻って、解析変換部14は、上位装
置5からインタフェース部11を経由して送られてきた
印刷情報PIを解析し、ページを構成するために必要な
全ての情報を含み、且つ処理効果の高くなるように加工
された中間形式のデータを、メモリ管理部13により獲
得した論理ページメモリ32に格納する。
【0052】図5において、解析変換部14は、メディ
アA変換ルーチン51及びメディアB変換ルーチン52
を有する。これら2つのメディア変換ルーチン51,5
2は、印刷情報PIを中間形式のデータに変換し、メモ
リ管理部13を通じて獲得した論理ページメモリ32に
格納する役割を担う。
【0053】解析ルーチン53は、インタフェース部1
1から受け取った印刷情報PIをその意味する機能種別
ごとに、メディア変換ルーチン51,52又は改ページ
処理ルーチン55に振り分ける。
【0054】資源溢れ処理ルーチン54は、メディア変
換ルーチン51,52における中間形式のデータの作成
中に、論理ページメモリ32(例えば描画関数メモリ3
4)の容量が不足してデータの作成が継続できなくなっ
たときに、メディア変換ルーチン51,52から呼び出
され、既に作成済みの中間形式のデータの処理及び解放
を行なう。
【0055】呼び出された資源溢れ処理ルーチン54
は、まず、当該ページのページバッファ33fが既に獲
得されているか否かを調査し、未獲得であればメモリ管
理部13に対してページバッファ33fを要求して獲得
する。
【0056】さらに、獲得したページバッファ33f上
に最終形式のデータ(イメージデータIMD)を作成す
る。その後、中間形式のデータを格納した論理ページメ
モリ32を解放する。ページバッファ33fの容量は、
用紙サイズ、印刷密度、及びピクセル毎の情報量によっ
て定まる有限値であるので、これらの処理を行なうこと
によりメモリ不足を回避することが可能となり、解放さ
れた論理ページメモリ32を再使用することでメディア
変換ルーチン51,52は中間形式のデータの作成を継
続することが可能となる。
【0057】改ページ処理ルーチン55は、解析ルーチ
ン53から改ページの要求を受けると、メモリ管理部1
3から物理ページの情報を格納するために必要なメモリ
を獲得し、これに、中間形式又は最終形式の印刷データ
の情報及び印刷に必要な種々の属性値(属性データ)を
書き込み、印刷推進部16に対して印刷の依頼を発行す
る。
【0058】その後、メモリ管理部13に対してメモリ
解放の同期の為に必要なパルス(メモリ解放同期パル
ス)を送出し、さらに当該ページで使用したメモリの解
放をメモリ管理部13に対して指示して処理を終了す
る。
【0059】図1に戻って、描画部15は、解析変換部
14により作成された中間形式のデータをページバッフ
ァ33上にイメージデータIMDとして描画する。描画
部15により描画されたページバッファ33上のイメー
ジデータIMDが印刷される最終形式の情報となる。
【0060】印刷推進部16は、解析変換部14から送
出されたページの構成要素を描画部15を用いてページ
バッファ33上に描画し、さらに印刷機構部17を起動
して用紙上に印刷する。また、印刷推進部16は、印刷
障害が発生した場合に、印刷障害により失われた情報又
は用紙の再印刷に必要な処理を実行する。印刷が正常に
終了した場合には、印刷推進部16はメモリ管理部13
に対して当該ページに係わるデータメモリ12が不用に
なったことを通知する。
【0061】図6において、印刷推進部16では種々の
ルーチンによって待ちキューが生成される。印刷依頼受
付けルーチン65は、解析変換部14から送出された印
刷依頼を描画待ちキュー61に接続する。描画制御ルー
チン66は、描画待ちキュー61に描画待ちページがあ
れば、描画待ちページの1つを描画待ちキュー61から
はずし、そのページの印刷データをイメージデータIM
Dに変換する。
【0062】この過程において、描画制御ルーチン66
は、メモリ管理部13及び描画部15を利用する。イメ
ージデータIMDへの変換が終了すれば、描画制御ルー
チン66は当該ページを印刷待ちキュー62に接続す
る。
【0063】印刷制御ルーチン67は、印刷待ちキュー
62にに印刷待ちページがあれば、印刷待ちページの1
つを印刷待ちキュー62からはずし、印刷機構部17に
対して印刷を指示した後、当該ページを転写終了待ちキ
ュー63に接続する。
【0064】転写終了割込みルーチン68は、印刷機構
部17からの用紙への転写終了にともなう割込みによっ
て起動され、転写終了待ちキュー63に接続されている
ページを印刷終了待ちキュー64に移動し、先に描画制
御ルーチン66により獲得したページバッファ33の解
放をメモリ管理部13に対して指示する。
【0065】印刷終了割込みルーチン69は、印刷機構
部17からの印刷終了にともなう割込みにより起動さ
れ、印刷終了待ちキュー64に接続されている印刷待ち
ページの1つを印刷終了待ちキュー64からはずし、メ
モリ管理部13に対してメモリ解放同期パルスを送出す
る。
【0066】印刷機構部17などにおいて印刷障害が発
生し、印刷の継続が不可能になると、印刷機構部17は
割込み信号を発生し、それを受けて印刷障害割込みルー
チン70が実行される。
【0067】印刷障害割込みルーチン70は、描画待ち
キュー61、印刷待ちキュー62、転写終了待ちキュー
63、印刷終了待ちキュー64の各キューを、再印刷の
開始に備えて再構築し、その過程で不用となったページ
バッファ33をメモリ管理部13に依頼して解放する。
【0068】図1において、印刷機構部17は、予めペ
ージバッファ33上に描画されているイメージデータI
MDに基づいて、文字又は画像を用紙上に印刷する。図
7はメモリ管理部13を中心とした各部の関係を示す図
である。
【0069】メモリ管理部13は、上述したように、プ
リンタ装置1の取り扱う印刷情報PI及びプリンタ装置
1の内部における処理形態に応じて、種々のメモリ又は
メモリ領域からなるデータメモリ12を管理しており、
メモリ管理部13は複数のメモリ管理ユニットの集合体
となっている。
【0070】メモリ管理部13は、データメモリ12内
の各メモリを管理する管理部40a〜40eを有してお
り、それぞれの管理部40a〜40eの管理下に各メモ
リの割当てルーチン41a〜41eが設けられている。
【0071】データメモリ12におけるページバッファ
33は、上述したように2種類の用途に利用される。こ
こで再度説明すると、その1つは、印刷推進部16が印
刷に先立って作成するイメージデータIMDを格納する
ために利用され、他の1つは、解析変換部14の出力す
る論理ページデータLPDを格納するためのメモリとし
て利用される。
【0072】前者では、印刷障害が発生した場合でも保
存されている論理ページデータLPDを用いてイメージ
データIMDを再現することが可能であるため、印刷推
進部16によって一時的に使われる。後者では、各論理
ページの印刷が正常に終了するまでそのデータを保持す
るために使われる。
【0073】したがって、前者では、通常のメモリ割り
当ての方法によって管理される。このため、本実施例で
は、ページバッファ割当てルーチン41eが、ページバ
ッファ管理部40eからの要求と描画制御ルーチン66
からの要求との両方からの要求を処理できるようになっ
ている。
【0074】次に、上述のように構成されたプリンタ装
置1の作用について説明する。まず、装置の立ち上げ時
に、フォントメモリ36上にフォントデータFPDが格
納され、これが常駐資源としてプリンタ装置1の電源が
切断されるまで保存される。
【0075】その後、上位装置5から印刷情報PIを受
信すると、その印刷情報PIはインタフェース部11を
通して解析変換部14へ送られ、これを受けた解析変換
部14は、必要なメモリをメモリ管理部13に対して要
求し、これを獲得しながら描画関数メモリ34上に描画
関数データSFDを作成する。
【0076】この過程において、描画関数データSFD
において参照する描画属性メモリ35及びフォントメモ
リ36に対して、描画関数メモリ34からリンクがはら
れる。このようにして、論理ページ単位でグループ分け
されて管理された描画関数データSFDが描画関数メモ
リ34上に作成される。
【0077】各論理ページは、それ自体他の論理ページ
から独立しており、描画部15による描画に際して他の
論理ページの情報を必要とせず、また、任意の位置で分
割して描画が可能となっている。
【0078】論理ページを作成する過程においてメモリ
不足が発生し描画関数データSFDの作成が継続できな
くなった場合には、解析変換部14において資源溢れ処
理ルーチン54が実行され、メモリ管理部13を通して
ページバッファ33fを獲得し、このページバッファ3
3fに作成中の論理ページの内容を描画する。
【0079】描画が終了すれば、当該論理ページのデー
タを格納した描画関数メモリ34は不要になるので、こ
のメモリをメモリ管理部13を通して即座に解放する。
このような仕組みによって、例えば図形情報などのよう
にデータ量の最大値が規定されないような情報につてい
も、メモリ不足による処理の中止といった事態を避ける
ことができる。
【0080】改ページ時において、解析変換部14は、
1物理ページ(印刷単位)に対応するページ属性メモリ
31をメモリ管理部13を通して獲得し、物理ページを
構成する幾つかの論理ページをこれにリンクする。
【0081】このように、プリンタ装置1の内部におい
て、印刷情報PIを階層化されたデータメモリ12によ
って保持し、これを管理することによって、資源の有効
活用が促進されるとともに、ページ毎のデータの独立性
が確保され、印刷障害時に必要な再描画が可能となる。
【0082】次に、データメモリ12内の各メモリの獲
得又は解放について、図8を参照してさらに詳しく説明
する。図8は印刷推進部16内における物理ページ単位
の印刷データの処理の流れを示す図である。
【0083】図において、論理ページメモリ32は、ペ
ージ属性メモリ31によって指定される1物理ページに
必要な論理ページデータLPDを格納した描画関数メモ
リ34、描画属性メモリ35、フォントメモリ36の集
合体であり、溢れ処理が行われた場合にはこれにページ
バッファ33fが加わる。
【0084】ページ属性メモリ31及びそれにリンクさ
れた論理ページメモリ32に対して(#1)、印刷推進
部16において、ページバッファ33が獲得され、ペー
ジバッファリンクデータPBLによりリンクされる(#
2)。その後に、ページバッファ33にイメージデータ
IMDが描画される(#3)。
【0085】描画が終了すると、印刷推進部16は用紙
上への転写を行うために印刷機構部17を起動し、印刷
機構部17からの転写終了を待つ(#4)。印刷機構部
17から転写終了の割込みがあると(#5)、印刷推進
部16は獲得したページバッファ33を解放し(#
6)、印刷機構部17からの印刷終了割込みを待つ。
【0086】その後、正常な印刷終了割込みがあれば
(#7)、印刷推進部16は印刷が正常に行われたと判
断し、使用済のページ属性メモリ31及び論理ページメ
モリ32を解放し処理を終了する(#8)。
【0087】しかし、印刷終了前に印刷障害の発生を検
出すると(#9)、印刷推進部16は印刷末終了のペー
ジ(物理ページ)について、ページバッファ33の獲得
に遡って再処理をおこなう(#10)。
【0088】印刷推進部16において以上のような処理
を行うことにより、印刷障害が発生した後の再印刷が確
実且つ迅速に行われる。したがって、印刷障害発生後の
リカバリ(再印刷)を上位装置5の援助を受けることな
く、プリンタ装置1自体で実行することができる。
【0089】つまり、印刷障害の発生にともなう再印刷
を上位装置5とは無関係にプリンタ装置1が単独で行う
ことが可能となり、上位装置5の側には再印刷のための
仕組みが不要となる。
【0090】また、上位装置5とプリンタ装置1との間
のインタフェースが簡略化され、回線6の使用効率が向
上する。さらに、従来においてプリンタ装置と上位装置
で役割を分担して処理していた再印刷をプリンタ装置単
独で行うことにより、システム設計の見通しがよくなっ
てシステム設計に必要な開発期間の短縮が可能となると
ともに、信頼性の高いコンピュータシステムを容易に構
築することが可能となる。
【0091】また、複数のページ属性メモリ31(すな
わち複数の物理ページ)が共通の論理ページ又はそれに
必要な資源を参照する場合に、各物理ページ単位にその
資源を保持するのではなく、単一の資源のみが存在しそ
れが複数の物理ページから参照されるので、データメモ
リ12の有効利用が図られる。
【0092】また、データメモリ12内のデータを消去
する契機は、その対象となるデータの種類により様々な
契機がある。例えば、特定のページでのみ必要なデータ
はそのページの印刷終了にともなって不用となる。文字
パターンなどのように複数のページに跨がったデータ
は、そのデータを使用する最終のページの印刷終了にと
もなって不用となる。プリンタ装置1では、これらのデ
ータが内容にしたがって分類され且つ階層化されてお
り、不用となったデータを早期に消去して資源を有効に
活用することができる。
【0093】また、印刷が正常に終了するまで、ページ
属性メモリ31に対応した論理ページデータを保持して
いるが、この論理ページデータを格納するに必要なメモ
リ容量は、上位装置5から送出される印刷情報PI(生
データ)と正の相関関係にある。したがって、印刷情報
PIの量が少ないときは、必要なメモリ容量も少なく、
この点でもデータメモリ12の有効活用が図られる。
【0094】上述の実施例によると、論理ページメモリ
32から溢れる論理ページデータをイメージデータIM
Dに切り換えてページバッファ33fに保持するので、
極めて大きいデータに対してもリカバリを確実に行うこ
とができる。
【0095】上述のメモリ管理部13によると、メモリ
を要求した構成要素からの指示によって直接にデータメ
モリ12を解放せず、実際の解放動作を行うトリガを解
放要求と独立して指定するので、解放要求の終了後から
解放トリガが発行されるまでの間において、メモリに記
憶したデータを保障することができる。上述の実施例に
おいて、溢れ処理のためのページバッファ33fを通常
処理のためのページバッファ33と同様に構成したが、
通常処理のためのページバッファ33とは別の構成とし
又は別の領域に設けてもよい。記録媒体として用紙を用
いた例を説明したが、印刷用の版など他の種々の記録媒
体を用いてもよい。その他、プリンタ装置1の構成又は
その各部の構成及び処理内容は、本発明の主旨に沿って
種々変更することができる。
【0096】
【発明の効果】本発明によると、印刷障害が発生した場
合においても、印刷情報を喪失することなく、プリンタ
装置自体でリカバリを行なうことができる。これによっ
て、上位装置とプリンタ装置との間のインタフェースが
簡略化され、また再印刷の開始までの時間を短縮するこ
とができる。
【0097】請求項3及び請求項6の発明によると、極
めて大きいデータに対してもリカバリを確実に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタ装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】データメモリの構成を示す図である。
【図3】データメモリの要部の詳細を示す図である。
【図4】メモリ管理部の構成を示す図である。
【図5】解析変換部の構成を示す図である。
【図6】印刷推進部の構成を示す図である。
【図7】メモリ管理部を中心とした各部の関係を示す図
である。
【図8】印刷推進部内における物理ページ単位の印刷デ
ータの処理の流れを示す図である。
【符号の説明】
1 プリンタ装置 5 上位装置 12 データメモリ 13 メモリ管理部 14 解析変換部 15 描画部 16 印刷推進部 31 ページ属性メモリ 32 論理ページメモリ 33 ページバッファ 33f ページバッファ(メモリ) 54 資源溢れ処理ルーチン(溢れ処理部) PI 印刷情報 PAD ページ属性データ LPD 論理ページデータ IMD イメージデータ FPD フォントデータ SFD 描画関数データ SAD 描画属性データ ESD 環境設定データ LPL 論理ページリンクデータ PBL ページバッファリンクデータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上位装置(5)から出力される印刷情報
    (PI)を入力して記録媒体上に印刷を行うプリンタ装
    置(1)において、 入力された前記印刷情報(PI)を、 前記記録媒体上における物理ページ単位の印刷内容を管
    理するためのページ属性データ(PAD)と、論理ペー
    ジ単位の印刷内容である論理ページデータ(LPD)と
    して、ページ属性メモリ(31)及び論理ページメモリ
    (32)に保持しておき、 前記ページ属性データ(PAD)及び前記論理ページデ
    ータ(LPD)に基づいて、物理ページ単位でビットマ
    ップ形式のページバッファ(33)への描画を行うとと
    もに、 描画されたページバッファ(33)の内容に基づいて前
    記記録媒体上への転写を行った後に当該ページバッファ
    (33)を解放し、 描画されたページバッファ(33)の内容に基づいて前
    記記録媒体上への印刷が正常に終了した後に前記ページ
    属性メモリ(31)及び前記論理ページメモリ(32)
    を解放することを特徴とするプリンタ装置における印刷
    情報の管理方法。
  2. 【請求項2】上位装置(5)から出力される印刷情報
    (PI)を入力して記録媒体上に印刷を行うプリンタ装
    置(1)において、 入力された前記印刷情報(PI)を、 前記記録媒体上における物理ページ単位の印刷内容を管
    理するためのページ属性データ(PAD)と、論理ペー
    ジ単位の印刷内容である論理ページデータ(LPD)と
    して、ページ属性メモリ(31)及び論理ページメモリ
    (32)に保持するとともに、 前記論理ページデータ(LPD)を、 論理ページ単位の印刷データである描画関数データ(S
    FD)と、前記描画関数データ(SFD)を描画するに
    当たっての属性データである描画属性データ(SAD)
    と、フォントデータ(FPD)とに分けてそれぞれ個別
    に管理しておき、 前記ページ属性データ(PAD)及び前記論理ページデ
    ータ(LPD)に基づいて、物理ページ単位でビットマ
    ップ形式のページバッファ(33)への描画を行うとと
    もに、 描画されたページバッファ(33)の内容に基づいて前
    記記録媒体上への転写を行った後に当該ページバッファ
    (33)を解放し、 描画されたページバッファ(33)の内容に基づいて前
    記記録媒体上への印刷が正常に終了した後に、前記描画
    関数データ(SFD)、前記描画属性データ(SA
    D)、又は前記フォントデータ(FPD)のうちの使用
    済みのデータ毎に、それらのデータを保持しているメモ
    リを解放することを特徴とするプリンタ装置における印
    刷情報の管理方法。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2記載の方法におい
    て、 前記印刷情報(PI)に基づく前記論理ページデータ
    (LPD)の作成過程において当該論理ページデータ
    (LPD)の作成が不可能となったときに、当該論理ペ
    ージデータ(LPD)の全部又は一部をビットマップ形
    式でメモリ(33f)に描画して保持することを特徴と
    するプリンタ装置における印刷情報の管理方法。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
    方法において、 転写終了後であって且つ印刷終了前に印字障害が発生し
    たときに、前記ページ属性メモリ(31)及び前記論理
    ページメモリ(32)に保持された前記ページ属性デー
    タ(PAD)及び前記論理ページデータ(LPD)に基
    づいて、前記ページバッファ(33)への再度の描画を
    行うことを特徴とするプリンタ装置における印刷情報の
    管理方法。
  5. 【請求項5】上位装置(5)から出力される印刷情報
    (PI)を入力して記録媒体上に印刷を行うプリンタ装
    置(1)において、 前記記録媒体上における物理ページ単位の印刷内容を管
    理するためのページ属性データ(PAD)を格納するペ
    ージ属性メモリ(31)、論理ページ単位の印刷内容で
    ある論理ページデータ(LPD)を格納する論理ページ
    メモリ(32)、及び、ビットマップ形式のページバッ
    ファ(33)を含んで構成されるデータメモリ(12)
    と、 前記印刷情報(PI)を解析し、物理ページ単位の印刷
    に必要な全ての情報を含んだ中間形式のデータであるペ
    ージ属性データ(PAD)及び論理ページデータ(LP
    D)に変換するための解析変換部(14)と、 前記ページ属性データ(PAD)及び前記論理ページデ
    ータ(LPD)を参照して前記ページバッファ(33)
    にイメージデータ(IMD)を描画するための描画部
    (15)と、 前記ページバッファ(33)に描画されたイメージデー
    タ(IMD)に基づいて前記記録媒体上への印刷動作の
    制御を行うとともに、印刷障害の発生時に前記ページ属
    性データ(PAD)及び前記論理ページデータ(LP
    D)を参照して再印刷のための制御を行う印刷推進部
    (16)と、 前記データメモリ(12)を管理するとともに、前記ペ
    ージバッファ(33)に描画されたイメージデータ(I
    MD)の前記記録媒体上への転写後に当該ページバッフ
    ァ(33)を解放し、印刷終了後に前記ページ属性メモ
    リ(31)及び前記論理ページメモリ(32)を解放す
    るためのメモリ管理部(13)とを有してなることを特
    徴とするプリンタ装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載のプリンタ装置(1)におい
    て、 前記論理ページデータ(LPD)が前記論理ページメモ
    リ(32)から溢れるときに、当該論理ページデータ
    (LPD)の全部又は一部をビットマップ形式で前記メ
    モリ(33f)に描画するための溢れ処理部(54)を
    有してなることを特徴とするプリンタ装置。
  7. 【請求項7】請求項5又は請求項6記載のプリンタ装置
    (1)において、 前記ページ属性データ(PAD)は、 当該物理ページの印刷環境を設定するための環境設定デ
    ータ(ESD)と、 当該物理ページの印刷内容として用いられる論理ページ
    を指定するための論理ページリンクデータ(LPL)
    と、 当該物理ページの描画を行うためのページバッファ(3
    3)を指定するためのページバッファリンクデータ(P
    BL)とを含んでなることを特徴とするプリンタ装置。
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