JPH05345366A - ジッパー付きスタンドパウチの製袋方法 - Google Patents

ジッパー付きスタンドパウチの製袋方法

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JPH05345366A
JPH05345366A JP4179456A JP17945692A JPH05345366A JP H05345366 A JPH05345366 A JP H05345366A JP 4179456 A JP4179456 A JP 4179456A JP 17945692 A JP17945692 A JP 17945692A JP H05345366 A JPH05345366 A JP H05345366A
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JP
Japan
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zipper
film
bag
packaging film
tape
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JP4179456A
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English (en)
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Yoshiro Watanabe
芳郎 渡辺
Yukio Koyano
幸雄 小谷野
Seiji Miyazaki
清司 宮崎
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Kawashima Packaging Machinery Ltd
Original Assignee
Kawashima Packaging Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ジッパーが開いた状態のジッパー付きスタン
ドパウチを製袋することができる製袋方法。 【構成】 包装フィルムFをフォーマー板5に掛けて二
つ折りに合わせ、ジッパーテープfを包装フィルムFの
フィルム端縁同士の間に挟み第一遊動縦軸ロール7と第
二遊動縦軸ロール8に通し、棒状ガイド9でフィルムの
密着を引き離し、ガセット折込みガイド10で包装フィ
ルムFの折返し縁部に∧形のガセットgを入れ、セパレ
ータ11によりジッパーの嵌合を外し、かつジッパーテ
ープ溶着用ヒータ13により包装フィルムFとジッパー
テープfとをヒートシールし、ボトムシール用ヒータ1
5により包装フィルムFの折り返し縁部のガセット部分
にボトムシールを施し、サイドシール用縦ヒータ17で
サイドシールし、カッター22でカットする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、包装フィルムを二つ折
りしてフィルム端縁同士の間にジッパーテープを挟んで
溶着するとともに、包装フィルムの二つ折りの折返し縁
部にガセットを入れて所要形状にボトムシールし、その
後サイドシールしてカットして袋を膨らませた時に舟形
状の底部を備えたジッパー付ドイパックの製袋方法に関
し、特に、ジッパーを開いた状態に製袋することができ
て、給袋充填包装とのインライン接続が好適に行なえる
ジッパー付ドイパックの製袋方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は、ジッパー付ドイパックを示
す。該ジッパー付ドイパックDは、両側縁a,aがシー
ルされるとともにジッパーbが閉じられた後ジッパーの
外側の縁4がシールされ下部に四枚重ねとなるようにガ
セットgが折り込まれ、ガセットgに所要の湾曲形状の
ボトムシールdが行なわれて該四枚重ねのガセットgの
左右それぞれ二枚の包装フィルム同士が溶着され、ガセ
ットgの非溶着部が舟形に残り、さらに予め袋サイドの
カット予定線に穿孔された小孔eが折込みによりガセッ
トgの内側の二枚の両サイドに位置し該小孔eを通して
外側の二枚のフィルムがサイドシールされていることに
より袋膨張時の袋底部の形状が舟形となり、袋自身が安
定して立つことができ内容積が大きい特有の周知形状で
ある。従来のジッパー付ドイパックの製袋方法は、ジッ
パーを閉じた状態にしか製袋できなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
ドイパックの製袋方法がジッパーを閉じた状態に製袋す
るものであるため、従来の給袋充填包装機では、一対の
バキュームパッドで袋の表面と裏面の開口部近傍と吸着
して袋開口が開くように引っ張るとともに、こじ開けナ
イフをジッパー嵌合部に突き込み、ジッパーをこじ開け
ており、ジッパーのこじ開けができなかったり、袋に傷
が付く不具合があった。また従来のドイパックの製袋方
法は、ジッパーを閉じた状態に製袋するものであるた
め、給袋充填包装方法と結合してインラインを構成には
適しておらず、現に、ドイパックの製袋装置と給袋充填
包装機とが結合したインライン装置は提供されていな
い。また従来のドイパックの製袋方法は、腰の強いフィ
ルムを取扱う場合にはドイパックとするためのガセット
を付けるときにフィルムに大きな撓みが発生しこれが原
因でボトムシールとサイドシール下部に皺が発生し包装
が綺麗に行なわれない不具合があった。
【0004】本発明は、上述した点に鑑み案出したもの
で、ジッパーが開いた状態に製袋することができて、被
包装物の充填に際してジッパーのこじ開けが不要であり
一対のバキュームパッドで袋開口を大きく開くことが確
実容易にできて袋に傷が付く虞れがなく、給袋充填包装
とのインライン接続が好適に行なえるジッパー付き袋の
製袋方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
解決するための手段として、連続する包装フィルムFを
傾斜した二等辺三角形のフォーマー板5の下面に掛けて
V字谷形状に折ることにより二つ折りに合わせるととも
に、連続するジッパーテープfを前記フォーマー板5の
上方に導いて前記包装フィルムFのフィルム端縁同士の
間に挟み込まれるようにし、該包装フィルムFと該ジッ
パーテープfを一対の第一遊動縦軸ロール7に挟まれる
ように通しさらに下流へ所要離れた一対の第二遊動縦軸
ロール8に挟まれるように通し、第一遊動縦軸ロール7
と第二遊動縦軸ロール8の間において、二本の棒状ガイ
ド9を包装フィルムFのフィルム端縁同士の間に挿入し
て該包装フィルムFの二つ折り密着状態を引き離すとと
もに、ガセット折込みガイド10を該包装フィルムFの
下端部より内方へ突っ込んで該下端部に∧形のガセット
gを入れ、続いて前記第二遊動縦軸ロール8より所要下
流側で、ジッパーの雌雄嵌合を左右に解離させる薄板状
のセパレータ11を、包装フィルムFの上方からジッパ
ーテープfのテープフィルム同士の間に挟入して、該セ
パレータ11によりジッパーの嵌合を外し、かつ一対の
ジッパーテープ溶着用ヒータ13によりジッパーを避け
た上下位置の包装フィルムFとジッパーテープfとをヒ
ートシールするとともに、一対のボトムシール用ヒータ
15により包装フィルムFの折り返し縁部のガセット部
分に袋膨張時の袋底部の形状が略舟床形となるように所
要形状にボトムシールを施し、続いて、前記セパレータ
11より所要下流側で、サイドシール用縦ヒータ17に
より包装フィルムFに印刷されたレジマークMに合わせ
て縦にサイドシールし、さらにサイドシール用縦ヒータ
17に付設されているか、または所要下流側に別個に設
けられるカッター22によりサイドシールのシール巾中
央を縦にカットすることを特徴とするジッパー付きドイ
パックの製袋装置を提供するものである。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係るジッパー付きドイパック
の製袋方法の実施例を図面を参照して説明する。図1
は、ジッパー付きドイパックの製袋方法の概略全体斜視
図である。図1に示す実施例は、一度に二袋の製袋を行
なう倍速製袋能力を有している。すなわち、フィルム移
送装置21は二袋分の巾寸法のフィルム移送を間欠して
行い、ジッパーテープ溶着用ヒータ13とボトムシール
用ヒータ15はそれぞれ所要長尺で一度に二袋分のヒー
トシールを行うことができ、さらに、ポイントヒータ1
7とサイドシール用縦ヒータ18とバークーラー19と
パンチ20とフィルム移送装置21と挟み形カッター2
2と袋吊り上げ移送用バキュームパッド23は、それぞ
れ二つ対ずつあって一度に二袋分のヒートシールとカッ
トと吊り上げ移送を行なう倍速製袋能力を有している。
【0007】図1のジッパー付きドイパックの製袋方法
は、包装フィルム原反ロール1から繰り出した連続する
包装フィルムFをフィルム繰り出し装置2によって繰り
出して穿孔機3によりフィルムカット予定線の二箇所に
小孔eを穿孔し、次いで、包装フィルムFを、ガイドロ
ール4,4,・・に巻き掛けて高位置に導いてから傾斜
した二等辺三角形のフォーマー板5の下面に密着するよ
うに谷折りに掛けて二つに折りに合わせるとともに、ジ
ッパーテープ原反ロール6から繰り出した連続するジッ
パーテープfであって、帯状フィルムに溶着された雄ジ
ッパーとテープフィルムに溶着された雌ジッパーとが嵌
合された連続するジッパーテープfを前記フォーマー板
5の上方に導いて前記包装フィルムFのフィルム端縁同
士の間に挟み込まれるようにして、包装フィルムFとジ
ッパーテープfを互いに密着する一対の第一遊動縦軸ロ
ール7に通し、さらに下流に所要離れた互いに密着する
一対の第二遊動縦軸ロール8に通し、第一遊動縦軸ロー
ル7と第二遊動縦軸ロール8の間において、二本の棒状
ガイド9を包装フィルムFのフィルム端縁同士の間に挿
入してフィルム内面の密着状態を引き離し、さらに棒状
ガイド9と第二遊動縦軸ロール8の間において、ガセッ
ト折込みガイド10により該包装フィルムFの折返し縁
部を内方へ∧形に凹ませてガセットgを入れ、続いて前
記第二遊動縦軸ロール8より所要下流側で、薄板状のセ
パレータ11を、包装フィルムFの上方からジッパーテ
ープfのテープフィルム同士の間に挟入するとともに、
一対のフィルムガイド12により包装フィルムFがセパ
レータ11から離れないように該包装フィルムFを押さ
え、一対のジッパーテープ溶着用ヒータ13によりジッ
パーテープfのジッパーを避けた上下をヒートシールし
てジッパーテープfを包装フィルムFに溶着するととも
に、該セパレータ11によってジッパーテープfのジッ
パーの嵌合を外し、かつ一対のジッパー押さえ14によ
りジッパーテープfがセパレータ11から離れないよう
にし、また一対の開閉自在なボトムシール用ヒータ15
により包装フィルムFのガセット部分dに袋膨張時の袋
底部の形状が略舟床形となるように所要湾曲形状のボト
ムシールを施し、続いて、所要下流側で点嵌合装置16
により包装フィルムFに印刷されたレジマークに合致す
るようにジッパーテープfの雄ジッパーと雌ジッパーと
を点嵌合させ、さらに所要下流側で二対の開閉自在なポ
イントヒータ17によりジッパーの点嵌合部を偏平に押
し潰し、さらに所要下流側で二対の開閉自在なサイドシ
ール用縦ヒータ18により前記点嵌合位置に合わせて縦
にサイドシールし、さらに所要下流側で内部に冷却空気
を通流させる二対の開閉自在なバークーラー19により
前記サイドシール位置に合わせて挟んで冷却してシール
を安定化し、さらに所要下流側で二対の開閉自在なパン
チ20により前記サイドシール位置のジッパーよりも上
部に袋引き裂き用の切れ目を入れ、さらに所要下流側で
フィルム移送装置21により包装フィルムFを転圧移送
し、さらに所要下流側で二対の挟み形カッター22によ
りサイドシールのシール巾の中央より縦にカットして一
度の二つのドイパックPを切り離すとともに二対の袋吊
り揚げ移送用バキュームパッド23により二つのドイパ
ックDを切り離し前に吸着して切り離し後に図示しない
給袋充填包装機へ移送するようになっている。
【0008】上記の製袋方法に関し、フォーマー板5と
一対の第一遊動縦軸ロール7とガセット折込みガイド1
0があれば、包装フィルムFを二つに谷折りかつ折返し
縁部を内方へ∧形のガセットgを入れることができる
が、綺麗な折込みを実現できない。特に、腰の強い包装
フィルムを取扱う場合には、ガセットを入れる際にフィ
ルムが暴れて皺の発生が多い。このため、本発明のジッ
パー付きドイパックの製袋方法は、図2、図3に示すよ
うに、一対の第一遊動縦軸ロール7から充分に離れて一
対の第二遊動縦軸ロール8を設けるとともに、第一遊動
縦軸ロール7と第二遊動縦軸ロール8の略中間に二本の
棒状ガイド9を設けて包装フィルムFの二つ折り密着状
態を引き離すとともにガセット代に相当するフィルム底
部を形成し、さらに、棒状ガイド9と第二遊動縦軸ロー
ル8の略中間に前記フィルム底部を山折りするガセット
折込みガイド10を設けて∧形のガセットgを入れ、引
き続いて一対の第二遊動縦軸ロール8によって包装フィ
ルムFを再び二つ折りに密着するようにした結果、腰の
強い包装フィルムの折返しによる暴れを充分に解消して
皺の発生を防ぐことができる。三角フォーマー板5は、
底辺が上流側で水平となり頂点が下流側に低く位置する
二等辺三角形の薄板であり、傾斜装置5Aにより傾斜角
度を調整自在かつ高さ調整自在である。一対の第一遊動
縦軸ロール7は、三角フォーマー板5の頂点がローラー
間に入り込むように近接している。ガセット折込みガイ
ド10は、フリー回転できる薄く大径な円盤10aで∧
形のガセットgを入れるようになっており、袋の丈に対
応して調整できるように、支持装置10Aにより支持さ
れて高さ調整自在かつ傾斜調整自在である。ガセット折
込みガイド10は、ナイフ形状のガイドであっても良
い。
【0009】このジッパー付きドイパックの製袋方法
は、図4に示すように、一対のジッパーテープ溶着用ヒ
ータ13により包装フィルムFとジッパーテープfを溶
着する際に、ジッパーテープfのテープフィルム同士の
溶着を防止するために図5に示すセパレータ11を用い
ている。該セパレータ11は、テープフィルム同士の溶
着を防止するだけでなく、ジッパーが開いた状態にテー
プフィルムfを包装フィルムFに溶着させる役目を果た
している。該セパレータ11は、セパレータ上部11a
とセパレータ下部11bとがスリット11cを挟んで上
下に対峙し、それらを下流側で一体に繋ぐジッパー解離
部11dを有する形状である。セパレータ上部11aは
ジッパーの上側のテープフィルム同士の間に挟入され、
またセパレータ下部11bはジッパーの下側のテープフ
ィルム同士の間に挟入され、それぞれテープフィルム同
士の溶着を防止する役目を果たす。ジッパー解離部11
dは包装フィルムFとジッパーテープfの溶着が行われ
た後に、スリット11cの奥行き端でジッパーの雌雄嵌
合を左右に解離させる役目を果たす。しかして、図9に
示すように、ジッパーテープfの雄雌嵌合したジッパー
をスリット11cに入り込ませ、図10に示すように、
スリットの奥行き端でジッパーの嵌合を解いてジッパー
解離部11dの両側に通し、下流側のフィルム移送装置
21により包装フィルムFを引くと、ジッパー解離部1
1dによりジッパーの雌雄嵌合が解かれる。この実施例
では、セパレータ上部11aとセパレータ下部11bの
各両面にゴムプレート11a’,11b’を貼着してジ
ッパーテープ溶着用ヒータ13によるフィルムシール圧
の均一化を図り包装フィルムとジッパーテープの良好な
溶着を確保している。また、このジッパー付きドイパッ
クの製袋方法は、セパレータ11の両面における包装フ
ィルムFとジッパーテープfの重なり密着状態を確保す
るために、図6に示す一対のフィルムガイド12で包装
フィルムFとジッパーテープfを抑えている。該フィル
ムガイド12は、ヒータ13,15との干渉を避ける窓
12a,12bを有している。
【0010】図8は、一対のジッパーテープ溶着用ヒー
タ13とボトムシール用ヒータ15を備えたジッパーテ
ープ溶着・ガセット溶着装置25を示す。このジッパー
付きドイパックの製袋方法は、上方において一対のジッ
パーテープ溶着用ヒータ13による包装フィルムFとジ
ッパーテープfの溶着を行ない、下方において一対のボ
トムシール用ヒータ15により包装フィルムFの下端の
ガセット部分に袋底部の展開形状が略舟床形となるよう
に所要形状のボトムシールdを施す。この実施例では、
該ボトムシールを施す時点では、∧形のガセットgを入
れて四つ重ねとした左右二枚重ねの間に板ゴム24を挟
入して、フィルムシール圧の均一化を図りボトムシール
が平滑に良好に行なわれるようにし、ガセットが左右二
つのひだに別れたままとして、左右二つのひだ同士の両
端を溶着しないようにしている。左右二つのひだ同士の
両端の溶着は、サイドシールを行なう際に行われる。ジ
ッパーテープ溶着・ガセット溶着装置25は、共通駆動
軸251に摺動可能に嵌合された二枚の偏心カム25
2,253が共通駆動軸251の回転に伴い回転する
と、水平ロッド254が右方向へ移動し、バネ255が
左側のヒータ取付板256へ付勢して該左側のヒータ取
付板256が右方向へ移動し、同時に反対方向の直動と
なるように運動を伝達するリンク機構257により右側
のヒータ取付板258が左方向へ移動し、図9,図10
に示すように、ジッパーテープ溶着用ヒータ13及びボ
トムシール用ヒータ15がフィルムガイド12の矩形窓
12a,12bを通して接近していきセパレータの両側
に重なる包装フィルムFとジッパーテープfを溶着し、
またはボトムシールを行うようになっている。該溶着
は、包装フィルムFの間欠送りと交番して間欠して行わ
れ、包装フィルムFとジッパーテープfの溶着箇所を継
ぎ足し連続していく。移動基盤259は、ハンドル25
aを緩めてつまみ25bを回すと移動することができ
る。該移動基盤259は、ガイドロッド25cを介して
左右のヒータ取付板256,258を支持しているとと
もに、ブラケットを介してセパレータ11を支持してい
る。フィルムガイド12はセパレータ11に支持されて
いる。図1のバークーラー19も同一の開閉装置により
開閉される。
【0011】図10は、セパレータ11のジッパー解離
部11dの拡大断面図を示す。ジッパーテープfは、ジ
ッパー解離部11dの両面に刻設されたジッパーガイド
溝11d’に雄ジッパーf1と雌ジッパーf2が係合さ
れ、包装フィルムFの端縁がオーバーラップされ一対の
フィルム押えによってセパレータから離れないように押
えられている。このようにして、雄ジッパーと雌ジッパ
ーは、上下にずれないように案内され、袋巾の両端で嵌
合が確保されることが重要である。
【0012】図4,図7に示すように、セパレータ11
を通ってきたジッパーテープfが溶着された包装フィル
ムFは、セパレータ11の下流側に設けられる点嵌合装
置16において、サーボモータ16aによって回転され
かつ外接する二枚の歯車16bによって互いに反対回転
するようになっている間隔が開いた一対のロール16c
の間に通され、各ロールに備えられた一対の点嵌合具1
6dによりレジマークMに合わせて挟着され、雄ジッパ
ーf1と雌ジッパーf2とが所要袋巾ピッチPで点嵌合
される。
【0013】図11は、一対のポイントヒータ17を備
えたジッパー偏平装置26を示す。該ジッパーテープ偏
平装置26は、ポイントヒータ17を除き図8に示すジ
ッパーテープ溶着・ガセット溶着装置25と同一構造で
あり、一対のポイントヒータ17により雄ジッパーと雌
ジッパーとの点嵌合位置に合わせて前記ジッパーの点嵌
合部を偏平に押し潰しシールする。図1のパンチ20も
ポイントヒータ17と同一の開閉装置により開閉され
る。
【0014】図12は、縦に二条のサイドシールを行う
一対のサイドシール用縦ヒータ18サイドシール装置2
7を示す。該サイドシール装置27も、サイドシール用
縦ヒータ18を除き図8に示すジッパーテープ溶着装置
と同一構造であり、ジッパーの押し潰し部に合わせて縦
にサイドシールする。
【0015】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のジッ
パー付きドイパックの製袋方法によれば、腰の強い包装
フィルムを使用した場合でも皺が生じないようにシール
部が綺麗に仕上がるジッパーが開いた状態のジッパー付
きドイパックを製袋することができるので、被包装物の
充填に際して例えば一対のバキュームパッドで袋開口を
大きく開くことが確実容易にできて、従来において行っ
ていたジッパーのこじ開けが不要となり袋に傷が付く虞
れがなく給袋充填包装装置とインライン構成する上で好
適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るジッパー付きドイパック
の製袋方法を説明するための概略全体斜視図。
【図2】図1のジッパー付きドイパックの製袋方法にお
ける折り込み部を示す要部概略正面図。
【図3】図2の平面図。
【図4】図1のジッパー付きドイパックの製袋方法にお
けるジッパーテープ溶着部を示す要部正面図。
【図5】図1のジッパー付きドイパックの製袋方法に使
用するセパレータの正面図。
【図6】図1のジッパー付きドイパックの製袋方法に使
用するフィルムガイドの正面図。
【図7】図4における VII−VII 断面図。
【図8】図4におけるVIII−VIII断面を詳細に示す拡大
図。
【図9】図8の要部拡大図。
【図10】図4におけるX−X断面を詳細に示す拡大
図。
【図11】図4におけるXI−XI断面を詳細な断面図。
【図12】本発明の構成要素の一つであるサイドシール
用縦ヒータを備えたサイドシール装置の詳細な断面図。
【図13】ジッパーを開いた状態のドイパックの斜視
図。
【符号の説明】
F ・・・包装フィルム、 f ・・・ジッパーテープ、 5 ・・・フォーマー板、 7 ・・・第一遊動縦軸ロール、 8 ・・・第二遊動縦軸ロール、 9 ・・・棒状ガイド、 10 ・・・ガセット折込みガイド、 11 ・・・セパレータ、 13 ・・・ジッパーテープ溶着用ヒータ、 15 ・・・ボトムシール用ヒータ、 17 ・・・サイドシール用縦ヒータ、 22 ・・・カッター、 M ・・・レジマーク、
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月6日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ジッパー付きスタンドパウチの製袋方
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、包装フィルムを二つ折
りしてフィルム端縁同士の間にジッパーテープを挟んで
溶着するとともに、包装フィルムの二つ折りの折返し縁
部にガセットを入れて所要形状にボトムシールし、その
後サイドシールしてカットして袋を膨らませた時に舟形
状の底部を備えたジッパー付スタンドパウチの製袋方法
に関し、特に、ジッパーを開いた状態に製袋することが
できて、給袋充填包装とのインライン接続が好適に行な
えるジッパー付スタンドパウチの製袋方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は、ジッパー付スタンドパウチを
示す。該ジッパー付スタンドパウチDは、両側縁a,a
がシールされるとともにジッパーbが閉じられた後ジッ
パーの外側の縁4がシールされ下部に四枚重ねとなるよ
うにガセットgが折り込まれ、ガセットgに所要の湾曲
形状のボトムシールdが行なわれて該四枚重ねのガセッ
トgの左右それぞれ二枚の包装フィルム同士が溶着さ
れ、ガセットgの非溶着部が舟形に残り、さらに予め袋
サイドのカット予定線に穿孔された小孔eが折込みによ
りガセットgの内側の二枚の両サイドに位置し該小孔e
を通して外側の二枚のフィルムがサイドシールされてい
ることにより袋膨張時の袋底部の形状が舟形となり、袋
自身が安定して立つことができ内容積が大きい特有の周
知形状である。従来のジッパー付スタンドパウチの製袋
方法は、ジッパーを閉じた状態にしか製袋できなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
スタンドパウチの製袋方法がジッパーを閉じた状態に製
袋するものであるため、従来の給袋充填包装機では、一
対のバキュームパッドで袋の表面と裏面の開口部近傍と
吸着して袋開口が開くように引っ張るとともに、こじ開
けナイフをジッパー嵌合部に突き込み、ジッパーをこじ
開けており、ジッパーのこじ開けができなかったり、袋
に傷が付く不具合があった。また従来のスタンドパウチ
の製袋方法は、ジッパーを閉じた状態に製袋するもので
あるため、給袋充填包装方法と結合してインラインを構
成には適しておらず、現に、スタンドパウチの製袋装置
と給袋充填包装機とが結合したインライン装置は提供さ
れていない。また従来のスタンドパウチの製袋方法は、
腰の強いフィルムを取扱う場合にはスタンドパウチとす
るためのガセットを付けるときにフィルムに大きな撓み
が発生しこれが原因でボトムシールとサイドシール下部
に皺が発生し包装が綺麗に行なわれない不具合があっ
た。
【0004】本発明は、上述した点に鑑み案出したもの
で、ジッパーが開いた状態に製袋することができて、被
包装物の充填に際してジッパーのこじ開けが不要であり
一対のバキュームパッドで袋開口を大きく開くことが確
実容易にできて袋に傷が付く虞れがなく、給袋充填包装
とのインライン接続が好適に行なえるジッパー付きスタ
ンドパウチの製袋方法を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
解決するための手段として、連続する包装フィルムFを
傾斜した二等辺三角形のフォーマー板5の下面に掛けて
V字谷形状に折ることにより二つ折りに合わせるととも
に、連続するジッパーテープfを前記フォーマー板5の
上方に導いて前記包装フィルムFのフィルム端縁同士の
間に挟み込まれるようにし、該包装フィルムFと該ジッ
パーテープfを一対の第一遊動縦軸ロール7に挟まれる
ように通しさらに下流へ所要離れた一対の第二遊動縦軸
ロール8に挟まれるように通し、第一遊動縦軸ロール7
と第二遊動縦軸ロール8の間において、二本の棒状ガイ
ド9を包装フィルムFのフィルム端縁同士の間に挿入し
て該包装フィルムFの二つ折り密着状態を引き離すとと
もに、ガセット折込みガイド10を該包装フィルムFの
下端部より内方へ突っ込んで該下端部に∧形のガセット
gを入れ、続いて前記第二遊動縦軸ロール8より所要下
流側で、ジッパーの雌雄嵌合を左右に解離させる薄板状
のセパレータ11を、包装フィルムFの上方からジッパ
ーテープfのテープフィルム同士の間に挟入して、該セ
パレータ11によりジッパーの嵌合を外し、かつ一対の
ジッパーテープ溶着用ヒータ13によりジッパーを避け
た上下位置の包装フィルムFとジッパーテープfとをヒ
ートシールするとともに、一対のボトムシール用ヒータ
15により包装フィルムFの折り返し縁部のガセット部
分に袋膨張時の袋底部の形状が略舟床形となるように所
要形状にボトムシールを施し、続いて、前記セパレータ
11より所要下流側で、サイドシール用縦ヒータ17に
より包装フィルムFに印刷されたレジマークMに合わせ
て縦にサイドシールし、さらにサイドシール用縦ヒータ
17に付設されているか、または所要下流側に別個に設
けられるカッター22によりサイドシールのシール巾中
央を縦にカットすることを特徴とするジッパー付きスタ
ンドパウチの製袋装置を提供するものである。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係るジッパー付きスタンドパ
ウチの製袋方法の実施例を図面を参照して説明する。図
1は、ジッパー付きスタンドパウチの製袋方法の概略全
体斜視図である。図1に示す実施例は、一度に二袋の製
袋を行なう倍速製袋能力を有している。すなわち、フィ
ルム移送装置21は二袋分の巾寸法のフィルム移送を間
欠して行い、ジッパーテープ溶着用ヒータ13とボトム
シール用ヒータ15はそれぞれ所要長尺で一度に二袋分
のヒートシールを行うことができ、さらに、ポイントヒ
ータ17とサイドシール用縦ヒータ18とバークーラー
19とパンチ20とフィルム移送装置21と挟み形カッ
ター22と袋吊り上げ移送用バキュームパッド23は、
それぞれ二つ対ずつあって一度に二袋分のヒートシール
とカットと吊り上げ移送を行なう倍速製袋能力を有して
いる。
【0007】図1のジッパー付きスタンドパウチの製袋
方法は、包装フィルム原反ロール1から繰り出した連続
する包装フィルムFをフィルム繰り出し装置2によって
繰り出して穿孔機3によりフィルムカット予定線の二箇
所に小孔eを穿孔し、次いで、包装フィルムFを、ガイ
ドロール4,4,・・に巻き掛けて高位置に導いてから
傾斜した二等辺三角形のフォーマー板5の下面に密着す
るように谷折りに掛けて二つに折りに合わせるととも
に、ジッパーテープ原反ロール6から繰り出した連続す
るジッパーテープfであって、帯状フィルムに溶着され
た雄ジッパーとテープフィルムに溶着された雌ジッパー
とが嵌合された連続するジッパーテープfを前記フォー
マー板5の上方に導いて前記包装フィルムFのフィルム
端縁同士の間に挟み込まれるようにして、包装フィルム
Fとジッパーテープfを互いに密着する一対の第一遊動
縦軸ロール7に通し、さらに下流に所要離れた互いに密
着する一対の第二遊動縦軸ロール8に通し、第一遊動縦
軸ロール7と第二遊動縦軸ロール8の間において、二本
の棒状ガイド9を包装フィルムFのフィルム端縁同士の
間に挿入してフィルム内面の密着状態を引き離し、さら
に棒状ガイド9と第二遊動縦軸ロール8の間において、
ガセット折込みガイド10により該包装フィルムFの折
返し縁部を内方へ∧形に凹ませてガセットgを入れ、続
いて前記第二遊動縦軸ロール8より所要下流側で、薄板
状のセパレータ11を、包装フィルムFの上方からジッ
パーテープfのテープフィルム同士の間に挟入するとと
もに、一対のフィルムガイド12により包装フィルムF
がセパレータ11から離れないように該包装フィルムF
を押さえ、一対のジッパーテープ溶着用ヒータ13によ
りジッパーテープfのジッパーを避けた上下をヒートシ
ールしてジッパーテープfを包装フィルムFに溶着する
とともに、該セパレータ11によってジッパーテープf
のジッパーの嵌合を外し、かつ一対のジッパー押さえ1
4によりジッパーテープfがセパレータ11から離れな
いようにし、また一対の開閉自在なボトムシール用ヒー
タ15により包装フィルムFのガセット部分dに袋膨張
時の袋底部の形状が略舟床形となるように所要湾曲形状
のボトムシールを施し、続いて、所要下流側で点嵌合装
置16により包装フィルムFに印刷されたレジマークに
合致するようにジッパーテープfの雄ジッパーと雌ジッ
パーとを点嵌合させ、さらに所要下流側で二対の開閉自
在なポイントヒータ17によりジッパーの点嵌合部を偏
平に押し潰し、さらに所要下流側で二対の開閉自在なサ
イドシール用縦ヒータ18により前記点嵌合位置に合わ
せて縦にサイドシールし、さらに所要下流側で内部に冷
却空気を通流させる二対の開閉自在なバークーラー19
により前記サイドシール位置に合わせて挟んで冷却して
シールを安定化し、さらに所要下流側で二対の開閉自在
なパンチ20により前記サイドシール位置のジッパーよ
りも上部に袋引き裂き用の切れ目を入れ、さらに所要下
流側でフィルム移送装置21により包装フィルムFを転
圧移送し、さらに所要下流側で二対の挟み形カッター2
2によりサイドシールのシール巾の中央より縦にカット
して一度の二つのスタンドパウチPを切り離すとともに
二対の袋吊り揚げ移送用バキュームパッド23により二
つのスタンドパウチDを切り離し前に吸着して切り離し
後に図示しない給袋充填包装機へ移送するようになって
いる。
【0008】上記の製袋方法に関し、フォーマー板5と
一対の第一遊動縦軸ロール7とガセット折込みガイド1
0があれば、包装フィルムFを二つに谷折りかつ折返し
縁部を内方へ∧形のガセットgを入れることができる
が、綺麗な折込みを実現できない。特に、腰の強い包装
フィルムを取扱う場合には、ガセットを入れる際にフィ
ルムが暴れて皺の発生が多い。このため、本発明のジッ
パー付きスタンドパウチの製袋方法は、図2、図3に示
すように、一対の第一遊動縦軸ロール7から充分に離れ
て一対の第二遊動縦軸ロール8を設けるとともに、第一
遊動縦軸ロール7と第二遊動縦軸ロール8の略中間に二
本の棒状ガイド9を設けて包装フィルムFの二つ折り密
着状態を引き離すとともにガセット代に相当するフィル
ム底部を形成し、さらに、棒状ガイド9と第二遊動縦軸
ロール8の略中間に前記フィルム底部を山折りするガセ
ット折込みガイド10を設けて∧形のガセットgを入
れ、引き続いて一対の第二遊動縦軸ロール8によって包
装フィルムFを再び二つ折りに密着するようにした結
果、腰の強い包装フィルムの折返しによる暴れを充分に
解消して皺の発生を防ぐことができる。三角フォーマー
板5は、底辺が上流側で水平となり頂点が下流側に低く
位置する二等辺三角形の薄板であり、傾斜装置5Aによ
り傾斜角度を調整自在かつ高さ調整自在である。一対の
第一遊動縦軸ロール7は、三角フォーマー板5の頂点が
ローラー間に入り込むように近接している。ガセット折
込みガイド10は、フリー回転できる薄く大径な円盤1
0aで∧形のガセットgを入れるようになっており、袋
の丈に対応して調整できるように、支持装置10Aによ
り支持されて高さ調整自在かつ傾斜調整自在である。ガ
セット折込みガイド10は、ナイフ形状のガイドであっ
ても良い。
【0009】このジッパー付きスタンドパウチの製袋方
法は、図4に示すように、一対のジッパーテープ溶着用
ヒータ13により包装フィルムFとジッパーテープfを
溶着する際に、ジッパーテープfのテープフィルム同士
の溶着を防止するために図5に示すセパレータ11を用
いている。該セパレータ11は、テープフィルム同士の
溶着を防止するだけでなく、ジッパーが開いた状態にテ
ープフィルムfを包装フィルムFに溶着させる役目を果
たしている。該セパレータ11は、セパレータ上部11
aとセパレータ下部11bとがスリット11cを挟んで
上下に対峙し、それらを下流側で一体に繋ぐジッパー解
離部11dを有する形状である。セパレータ上部11a
はジッパーの上側のテープフィルム同士の間に挟入さ
れ、またセパレータ下部11bはジッパーの下側のテー
プフィルム同士の間に挟入され、それぞれテープフィル
ム同士の溶着を防止する役目を果たす。ジッパー解離部
11dは包装フィルムFとジッパーテープfの溶着が行
われた後に、スリット11cの奥行き端でジッパーの雌
雄嵌合を左右に解離させる役目を果たす。しかして、図
9に示すように、ジッパーテープfの雄雌嵌合したジッ
パーをスリット11cに入り込ませ、図10に示すよう
に、スリットの奥行き端でジッパーの嵌合を解いてジッ
パー解離部11dの両側に通し、下流側のフィルム移送
装置21により包装フィルムFを引くと、ジッパー解離
部11dによりジッパーの雌雄嵌合が解かれる。この実
施例では、セパレータ上部11aとセパレータ下部11
bの各両面にゴムプレート11a’,11b’を貼着し
てジッパーテープ溶着用ヒータ13によるフィルムシー
ル圧の均一化を図り包装フィルムとジッパーテープの良
好な溶着を確保している。また、このジッパー付きスタ
ンドパウチの製袋方法は、セパレータ11の両面におけ
る包装フィルムFとジッパーテープfの重なり密着状態
を確保するために、図6に示す一対のフィルムガイド1
2で包装フィルムFとジッパーテープfを抑えている。
該フィルムガイド12は、ヒータ13,15との干渉を
避ける窓12a,12bを有している。
【0010】図8は、一対のジッパーテープ溶着用ヒー
タ13とボトムシール用ヒータ15を備えたジッパーテ
ープ溶着・ガセット溶着装置25を示す。このジッパー
付きスタンドパウチの製袋方法は、上方において一対の
ジッパーテープ溶着用ヒータ13による包装フィルムF
とジッパーテープfの溶着を行ない、下方において一対
のボトムシール用ヒータ15により包装フィルムFの下
端のガセット部分に袋底部の展開形状が略舟床形となる
ように所要形状のボトムシールdを施す。この実施例で
は、該ボトムシールを施す時点では、∧形のガセットg
を入れて四つ重ねとした左右二枚重ねの間に板ゴム24
を挟入して、フィルムシール圧の均一化を図りボトムシ
ールが平滑に良好に行なわれるようにし、ガセットが左
右二つのひだに別れたままとして、左右二つのひだ同士
の両端を溶着しないようにしている。左右二つのひだ同
士の両端の溶着は、サイドシールを行なう際に行われ
る。ジッパーテープ溶着・ガセット溶着装置25は、共
通駆動軸251に摺動可能に嵌合された二枚の偏心カム
252,253が共通駆動軸251の回転に伴い回転す
ると、水平ロッド254が右方向へ移動し、バネ255
が左側のヒータ取付板256へ付勢して該左側のヒータ
取付板256が右方向へ移動し、同時に反対方向の直動
となるように運動を伝達するリンク機構257により右
側のヒータ取付板258が左方向へ移動し、図9,図1
0に示すように、ジッパーテープ溶着用ヒータ13及び
ボトムシール用ヒータ15がフィルムガイド12の矩形
窓12a,12bを通して接近していきセパレータの両
側に重なる包装フィルムFとジッパーテープfを溶着
し、またはボトムシールを行うようになっている。該溶
着は、包装フィルムFの間欠送りと交番して間欠して行
われ、包装フィルムFとジッパーテープfの溶着箇所を
継ぎ足し連続していく。移動基盤259は、ハンドル2
5aを緩めてつまみ25bを回すと移動することができ
る。該移動基盤259は、ガイドロッド25cを介して
左右のヒータ取付板256,258を支持しているとと
もに、ブラケットを介してセパレータ11を支持してい
る。フィルムガイド12はセパレータ11に支持されて
いる。図1のバークーラー19も同一の開閉装置により
開閉される。
【0011】図10は、セパレータ11のジッパー解離
部11dの拡大断面図を示す。ジッパーテープfは、ジ
ッパー解離部11dの両面に刻設されたジッパーガイド
溝11d’に雄ジッパーf1と雌ジッパーf2が係合さ
れ、包装フィルムFの端縁がオーバーラップされ一対の
フィルム押えによってセパレータから離れないように押
えられている。このようにして、雄ジッパーと雌ジッパ
ーは、上下にずれないように案内され、袋巾の両端で嵌
合が確保されることが重要である。
【0012】図4,図7に示すように、セパレータ11
を通ってきたジッパーテープfが溶着された包装フィル
ムFは、セパレータ11の下流側に設けられる点嵌合装
置16において、サーボモータ16aによって回転され
かつ外接する二枚の歯車16bによって互いに反対回転
するようになっている間隔が開いた一対のロール16c
の間に通され、各ロールに備えられた一対の点嵌合具1
6dによりレジマークMに合わせて挟着され、雄ジッパ
ーf1と雌ジッパーf2とが所要袋巾ピッチPで点嵌合
される。
【0013】図11は、一対のポイントヒータ17を備
えたジッパー偏平装置26を示す。該ジッパーテープ偏
平装置26は、ポイントヒータ17を除き図8に示すジ
ッパーテープ溶着・ガセット溶着装置25と同一構造で
あり、一対のポイントヒータ17により雄ジッパーと雌
ジッパーとの点嵌合位置に合わせて前記ジッパーの点嵌
合部を偏平に押し潰しシールする。図1のパンチ20も
ポイントヒータ17と同一の開閉装置により開閉され
る。
【0014】図12は、縦に二条のサイドシールを行う
一対のサイドシール用縦ヒータ18サイドシール装置2
7を示す。該サイドシール装置27も、サイドシール用
縦ヒータ18を除き図8に示すジッパーテープ溶着装置
と同一構造であり、ジッパーの押し潰し部に合わせて縦
にサイドシールする。
【0015】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のジッ
パー付きスタンドパウチの製袋方法によれば、腰の強い
包装フィルムを使用した場合でも皺が生じないようにシ
ール部が綺麗に仕上がるジッパーが開いた状態のジッパ
ー付きスタンドパウチを製袋することができるので、被
包装物の充填に際して例えば一対のバキュームパッドで
袋開口を大きく開くことが確実容易にできて、従来にお
いて行っていたジッパーのこじ開けが不要となり袋に傷
が付く虞れがなく給袋充填包装装置とインライン構成す
る上で好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るジッパー付きスタンドパ
ウチの製袋方法を説明するための概略全体斜視図。
【図2】図1のジッパー付きスタンドパウチの製袋方法
における折り込み部を示す要部概略正面図。
【図3】図2の平面図。
【図4】図1のジッパー付きスタンドパウチの製袋方法
におけるジッパーテープ溶着部を示す要部正面図。
【図5】図1のジッパー付きスタンドパウチの製袋方法
に使用するセパレータの正面図。
【図6】図1のジッパー付きスタンドパウチの製袋方法
に使用するフィルムガイドの正面図。
【図7】図4における VII−VII 断面図。
【図8】図4におけるVIII−VIII断面を詳細に示す拡大
図。
【図9】図8の要部拡大図。
【図10】図4におけるX−X断面を詳細に示す拡大
図。
【図11】図4におけるXI−XI断面を詳細な断面図。
【図12】本発明の構成要素の一つであるサイドシール
用縦ヒータを備えたサイドシール装置の詳細な断面図。
【図13】ジッパーを開いた状態のスタンドパウチの斜
視図。
【符号の説明】 F ・・・包装フィルム、 f ・・・ジッパーテープ、 5 ・・・フォーマー板、 7 ・・・第一遊動縦軸ロール、 8 ・・・第二遊動縦軸ロール、 9 ・・・棒状ガイド、 10 ・・・ガセット折込みガイド、 11 ・・・セパレータ、 13 ・・・ジッパーテープ溶着用ヒータ、 15 ・・・ボトムシール用ヒータ、 17 ・・・サイドシール用縦ヒータ、 22 ・・・カッター、 M ・・・レジマーク、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続する包装フィルムを傾斜した二等辺
    三角形のフォーマー板の下面に掛けてV字谷形状に折る
    ことにより二つ折りに合わせるとともに、連続するジッ
    パーテープを前記フォーマー板の上方に導いて前記包装
    フィルムのフィルム端縁同士の間に挟み込まれるように
    し、該包装フィルムと該ジッパーテープを一対の第一遊
    動縦軸ロールに挟まれるように通しさらに下流へ所要離
    れた一対の第二遊動縦軸ロールに挟まれるように通し、
    第一遊動縦軸ロールと第二遊動縦軸ロールの間におい
    て、二本の棒状ガイドを包装フィルムのフィルム端縁同
    士の間に挿入して該包装フィルムの二つ折り密着状態を
    引き離すとともに、ガセット折込みガイドを該包装フィ
    ルムの下端部より内方へ突っ込んで該下端部に∧形のガ
    セットを入れ、続いて前記第二遊動縦軸ロールより所要
    下流側で、ジッパーの雌雄嵌合を左右に解離させる薄板
    状のセパレータを、包装フィルムの上方からジッパーテ
    ープのテープフィルム同士の間に挟入して、該セパレー
    タによりジッパーの嵌合を外し、かつ一対のジッパーテ
    ープ溶着用ヒータによりジッパーを避けた上下位置の包
    装フィルムとジッパーテープとをヒートシールするとと
    もに、一対のボトムシール用ヒータにより包装フィルム
    の折り返し縁部のガセット部分に袋膨張時の袋底部の形
    状が略舟床形となるように所要形状にボトムシールを施
    し、続いて、前記セパレータより所要下流側で、サイド
    シール用縦ヒータにより包装フィルムに印刷されたレジ
    マークに合わせて縦にサイドシールし、さらにサイドシ
    ール用縦ヒータに付設されているか、または所要下流側
    に別個に設けられるカッターによりサイドシールのシー
    ル巾中央を縦にカットすることを特徴とするジッパー付
    きドイパックの製袋装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002137313A (ja) * 2000-10-31 2002-05-14 Marumiya Sangyo:Kk 電子レンジ加熱調理用密封袋の製造方法
JP3881021B2 (ja) * 1995-08-09 2007-02-14 ジェームズ ワース イェーガー 再閉鎖可能な袋を製造する方法及び再閉鎖可能なファスナ組立体と組み合わせたフィルム
JP2008081162A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Hiromichi Inagaki 製袋充填包装方法
JP2012025413A (ja) * 2010-07-22 2012-02-09 General Packer Co Ltd 製袋包装機
CN112607098A (zh) * 2020-12-10 2021-04-06 杭州中亚机械股份有限公司 对折片材上端预热部件及插棒类食品生产设备

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