JPH05345349A - 燃料タンク - Google Patents

燃料タンク

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Publication number
JPH05345349A
JPH05345349A JP15676292A JP15676292A JPH05345349A JP H05345349 A JPH05345349 A JP H05345349A JP 15676292 A JP15676292 A JP 15676292A JP 15676292 A JP15676292 A JP 15676292A JP H05345349 A JPH05345349 A JP H05345349A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel tank
layer
present
polyamide
ethylene
Prior art date
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Pending
Application number
JP15676292A
Other languages
English (en)
Inventor
Nori Yoshihara
法 葭原
Manabu Takeuchi
学 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH05345349A publication Critical patent/JPH05345349A/ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガソリンバリア性の優れた燃料タンクを得る
こと。 【構成】 バリア層として50から100モル%のメタ
キシリレンジアミンを含むジアミンと脂肪族ジカルボン
酸からなるポリアミド樹脂を含むことを特徴とする燃料
タンク。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料タンクに関するも
のであり、更に詳しくはガソリンバリア性が優れた燃料
タンクで自動車用や貯蔵用燃料タンクとして利用され
る。
【0002】
【従来の技術】従来より燃料タンクとしては、ブロー成
形性が良好で耐油性を有しているとの理由よりポリオレ
フィン樹脂が広く利用されている。しかしガソリン等の
透過防止性能は十分でなく、安全面からその要求性能が
高まるにつれ、特開昭50−4167号公報、特開昭5
5−135637号公報、特開昭55−163134号
公報、特開昭61−164947号公報に開示されてい
るように汎用のポリアミド樹脂を積層して気体透過量の
低下がなされてきた。しかしポリアミド樹脂を塗布また
は積層する方法や多層ブロー成形ではその厚さに限界が
あり、最近の高度なガソリン透過防止性能の要求を満足
するには、ガソリンバリア性の非常に高いバリア材料に
よる燃料タンクの開発の要求が必須になってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ガソリン等
の燃料タンクのガス透過性を非常に小さくした多層構造
からなる燃料タンクを開発することを目的としてなされ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】発明者等は、上記の目的
を達成するために種々検討した結果、ガスバリア効果の
高い特殊なポリアミド樹脂をバリア層としたタンクにす
ることにより本発明を完成した。即ち本発明は、バリア
層として、50から100モル%のメタキシリレンジア
ミンを含むジアミンと脂肪族ジカルボン酸からなるポリ
アミド樹脂を含むことを特徴とする燃料タンクである。
【0005】本発明においてバリア層として使用される
ポリアミド樹脂は、アミン成分としてメタキシリレンジ
アミンを50から100モル%を含むものであれば良
く、他のジアミンとしては、パラキシリレンジアミン、
エチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメ
チレンジアミン、ノナメチレンジアミン、ウンデカメチ
レンジアミン、ドデカメチレンジアミン等が例示される
が、これらに限定されるものでない。また酸成分として
は、アジピン酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸が
使用される。またこれらのポリアミド樹脂に、ε−カプ
ロラクタム、6−アミノカプロン酸、ω−エナントラク
タム、α−ピロリドン等を共重合したり、これらの重合
体をブレンドすることができる。なお本発明において上
記ポリアミド樹脂のうち、数平均分子量が2万以上のも
のが好ましく、3万以上のものが特に好ましい。固相重
合や鎖延長剤により分子量を増大したものが成形性の面
から更に好ましい。
【0006】またこのポリアミド樹脂に熱安定剤、着色
剤、耐候剤、帯電防止剤、鎖延長剤などを配合してもよ
い。
【0007】次に本発明は、単層よりも多層とし、かつ
内外層としてポリオレフィン樹脂を使用することが好ま
しく、使用されるポリオレフィン樹脂の具体例としては
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ(1−ブテン)、
ポリ(4−メチルペンテン1)、エチレン−メタクリル
酸共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体などが挙げ
られる。これらの中でポリエチレン、ポリプロピレンが
好ましい。
【0008】本発明に使用される接着層としては変性ポ
リオレフィンが好ましい。エチレン−メタクリル酸ナト
リウム塩共重合体、エチレン−メタクリル酸亜鉛共重合
体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−アク
リル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合
体、ポリエチレンの無水マレイン酸変性体、エチレン−
グリシジルメタクリレート共重合体、エチレン−プロピ
レン共重合体の無水マレイン酸変性体、エチレン−アク
リル酸エステル−アクリル酸共重合体、ポリプロピレン
の無水マレイン酸変性体、またポリアミド樹脂とこれら
の変性ポリオレフィンのアロイが特に好ましい。
【0009】本発明の燃料タンクは、当該業者に周知の
方法で成形される。例えば共押し出しされたパリソンを
金型内でブローする多層ブロー成形機により成形され
る。積層の肉厚構成は、要求性能により異なるが、最外
層のポリオレフィン層は50から300μ、接着層は2
0から150μ、特定ポリアミドバリア層は30から2
00μ、内層のポリオレティン層は50から300μか
らなるタンクが好ましい。本発明においては、容器の多
層材料による燃料透過性防止性を向上しているものでタ
ンクの形状は特に限定されるものでない。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いて具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、実施例中のガソリン透過率は、内容積1リットルの
ボトルにガソリンを500mL充填し、40℃で4週間
後の重量変化から評価した。 実施例1〜4、比較例1、2 表1に示す種々の材料を用いて、ポリオレフィン用、変
性ポリオレフィン用、ポリアミド用の押出機を3台備え
た5層ブロー成形機にて胴部中央で外層150μ/接着
層70μ/バリアー層120μ/接着層70μ/内層1
50μの容量1リットルのボトル状タンクを成形し、種
々の材料をバリア材とした燃料タンクを得た。こうして
得られた本発明の燃料タンクと比較例燃料タンクのガソ
リン透過量を測定した結果を表1に併記する。
【0011】
【表1】 表1中 MXD6 :メタキシリレンジアミン−アジピン酸からなる
ポリアミド MXD6/6:メタキシリレンジアミン−アジピン酸ポリアミ
ド90%/6ナイロン10%からなる共重合ポリアミド MXD6-8:メタキシリレンジアミン−アジピン酸50/ セバ
シン酸50からなる共重合ポリアミド 6T-6I :ヘキサメチレンジアミン−テレフタル酸50/ イ
ソフタル酸50からなる共重合ポリアミド PE :ポリエチレン“Hizex6200B” 三井石油化学アイオノマー :Na塩アイオノマー“ハイミラン1601”三井デュ
ポンポリケミカル MAH-PE:無水マレイン0.3 %変性ポリエチレン
【0012】
【発明の効果】表1より明らかなように、本発明の燃料
タンクは、特定のポリアミド樹脂をバリア材として使用
しているため、ガソリンバリア性が非常に優れており、
安全と環境面から適した燃料タンクの供給が可能とな
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/34 7258−4F B60K 15/03 B65D 1/09 // B29L 9:00 4F 22:00 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バリア層として50から100モル%の
    メタキシリレンジアミンを含むジアミンと脂肪族ジカル
    ボン酸からなるポリアミド樹脂を含むことを特徴とする
    燃料タンク。
JP15676292A 1992-06-16 1992-06-16 燃料タンク Pending JPH05345349A (ja)

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JP15676292A JPH05345349A (ja) 1992-06-16 1992-06-16 燃料タンク

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004052964A1 (ja) * 2002-12-10 2004-06-24 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha 燃料系部品用材料およびそれを用いた燃料系部品
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KR20120062689A (ko) 2009-08-04 2012-06-14 미츠비시 가스 가가쿠 가부시키가이샤 용기의 제조 방법

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