JPH05345202A - 複合ｎｃ旋盤 - Google Patents
複合ｎｃ旋盤Info
- Publication number
- JPH05345202A JPH05345202A JP17914092A JP17914092A JPH05345202A JP H05345202 A JPH05345202 A JP H05345202A JP 17914092 A JP17914092 A JP 17914092A JP 17914092 A JP17914092 A JP 17914092A JP H05345202 A JPH05345202 A JP H05345202A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- turret
- work
- spindle
- end surface
- axis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は工作物の外周，端面の加工を主軸台
の９０°旋回によって対応できるようにした複合ＮＣ旋
盤を提供する。 【構成】 ベッド１１の左手前上面に主軸台１２をＸ
軸，Ｚ軸２方向に旋回可能に設け、主軸台１２にクラン
プ用シリンダ１１ｂに嵌装するピストン１４と一体の旋
回軸１３を設けて、この軸に歯車１５を固着しモータ１
７の歯車と噛合わせて旋回させる。主軸台１２下面とベ
ッド側に旋回軸１３と同心のクラッチを設けて主軸台１
２を２位置でクランプする。刃物台３１のタレット２９
には外周に工具を装着し、この工具により主軸台１２を
Ｚ軸方向として工作物外周加工、Ｘ軸方向として工作物
の端面加工を行う。
の９０°旋回によって対応できるようにした複合ＮＣ旋
盤を提供する。 【構成】 ベッド１１の左手前上面に主軸台１２をＸ
軸，Ｚ軸２方向に旋回可能に設け、主軸台１２にクラン
プ用シリンダ１１ｂに嵌装するピストン１４と一体の旋
回軸１３を設けて、この軸に歯車１５を固着しモータ１
７の歯車と噛合わせて旋回させる。主軸台１２下面とベ
ッド側に旋回軸１３と同心のクラッチを設けて主軸台１
２を２位置でクランプする。刃物台３１のタレット２９
には外周に工具を装着し、この工具により主軸台１２を
Ｚ軸方向として工作物外周加工、Ｘ軸方向として工作物
の端面加工を行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は外周・端面切削を同一工
具で加工を可能にする複合ＮＣ旋盤に関する。
具で加工を可能にする複合ＮＣ旋盤に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、主軸のチャックに把持された工作
物の外周と端面の例えば穴あけ，ミーリング加工を必要
とするとき例えば図５に示すようなＮＣ旋盤が用いられ
る。このＮＣ旋盤は主軸のチャック１に軸芯に対して平
行な旋回軸を有するタレット３は工具取付面に主軸と平
行となる回転工具４と主軸と直角となる回転工具５とを
有しそれぞれ加工位置に割出されたとき回転される構造
のものが使用されている。しかしこの形式では工作物外
周用と端面用とでは使用する工具が異なるためタレット
に装着される工具本数が制約されて加工物或いは加工内
容が限定されるので加工工程を分割するか又は別機械で
後加工を行っていた。このような不便を解消する旋盤と
して公知例えば図６に示す特開昭60−56840号のように
刃物台６の工具と旋盤の横に設けた工具貯蔵マガジン７
の工具とをＡＴＣ装置８，９によって適宜交換して幅広
く対応できる複合加工旋盤が市販されている。
物の外周と端面の例えば穴あけ，ミーリング加工を必要
とするとき例えば図５に示すようなＮＣ旋盤が用いられ
る。このＮＣ旋盤は主軸のチャック１に軸芯に対して平
行な旋回軸を有するタレット３は工具取付面に主軸と平
行となる回転工具４と主軸と直角となる回転工具５とを
有しそれぞれ加工位置に割出されたとき回転される構造
のものが使用されている。しかしこの形式では工作物外
周用と端面用とでは使用する工具が異なるためタレット
に装着される工具本数が制約されて加工物或いは加工内
容が限定されるので加工工程を分割するか又は別機械で
後加工を行っていた。このような不便を解消する旋盤と
して公知例えば図６に示す特開昭60−56840号のように
刃物台６の工具と旋盤の横に設けた工具貯蔵マガジン７
の工具とをＡＴＣ装置８，９によって適宜交換して幅広
く対応できる複合加工旋盤が市販されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ＡＴＣ装置付の旋盤で
は多機能である点は充分に満足できるものの、ＡＴＣ装
置及びその制御が複雑であって本機の価格を上昇させる
という問題がある。また工具毎に交換を必要とする場合
には交換時間による作業空白時間の増大が避けられない
という問題がある。本発明は従来の技術の有するこのよ
うな問題点に鑑みなされたもので、その目的とするとこ
ろは外周，端面加工で工具が共用できるとともにＡＴＣ
による工具交換を要しないで作業能率が向上する複合Ｎ
Ｃ旋盤を提供しようとするものである。
は多機能である点は充分に満足できるものの、ＡＴＣ装
置及びその制御が複雑であって本機の価格を上昇させる
という問題がある。また工具毎に交換を必要とする場合
には交換時間による作業空白時間の増大が避けられない
という問題がある。本発明は従来の技術の有するこのよ
うな問題点に鑑みなされたもので、その目的とするとこ
ろは外周，端面加工で工具が共用できるとともにＡＴＣ
による工具交換を要しないで作業能率が向上する複合Ｎ
Ｃ旋盤を提供しようとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、主軸台が少なくとも主軸軸線を直交する
Ｘ，Ｚ軸の２方向に旋回割出し可能に設けられ、刃物台
がそのタレットの旋回軸を旋回割出しされた前記主軸軸
線の一方向に平行としタレットに取付けられた同一の工
具でＸ，Ｚ軸２方向に旋回割出された主軸に把持された
工作物の外周と端面の加工位置にＸ，Ｚ軸移動可能に設
けられたものである。
めに本発明は、主軸台が少なくとも主軸軸線を直交する
Ｘ，Ｚ軸の２方向に旋回割出し可能に設けられ、刃物台
がそのタレットの旋回軸を旋回割出しされた前記主軸軸
線の一方向に平行としタレットに取付けられた同一の工
具でＸ，Ｚ軸２方向に旋回割出された主軸に把持された
工作物の外周と端面の加工位置にＸ，Ｚ軸移動可能に設
けられたものである。
【０００５】
【作用】工作物の外周加工では主軸台の主軸軸線をＺ軸
方向に割出しタレット外周の工具で加工する。工作物の
端面加工では主軸台の主軸軸線をＸ軸方向に旋回割出
し、刃物台をＸ，Ｚ軸移動制御して刃物台を加工位置と
しタレットの同一工具で加工するものである。
方向に割出しタレット外周の工具で加工する。工作物の
端面加工では主軸台の主軸軸線をＸ軸方向に旋回割出
し、刃物台をＸ，Ｚ軸移動制御して刃物台を加工位置と
しタレットの同一工具で加工するものである。
【０００６】
【実施例】以下本発明の実施例を図１，図２にもとづき
説明する。ベッド１１の左手前側の台座１１ａ上に主軸
台１２が旋回軸１３で旋回可能に支承されている。旋回
軸１３にはピストン１４が嵌着されており、ピストン１
４はベッド１１に設けたクランプ用シリンダ１１ｂに嵌
装されている。また旋回軸１３の下端には平歯車１５が
固着されており、ベッド１１の脚部に内蔵した割出し用
モータ１７の出力軸の平歯車１８と噛合されて旋回され
るようになっている。さらに台座１１ａの上面凹所には
旋回軸１３と同心にカービック形のクラッチ１９がベッ
ド１１に固着され、一方主軸台１２の下面には旋回軸１
３と同心に相手側となるカービック形のクラッチ２１が
固着されている。
説明する。ベッド１１の左手前側の台座１１ａ上に主軸
台１２が旋回軸１３で旋回可能に支承されている。旋回
軸１３にはピストン１４が嵌着されており、ピストン１
４はベッド１１に設けたクランプ用シリンダ１１ｂに嵌
装されている。また旋回軸１３の下端には平歯車１５が
固着されており、ベッド１１の脚部に内蔵した割出し用
モータ１７の出力軸の平歯車１８と噛合されて旋回され
るようになっている。さらに台座１１ａの上面凹所には
旋回軸１３と同心にカービック形のクラッチ１９がベッ
ド１１に固着され、一方主軸台１２の下面には旋回軸１
３と同心に相手側となるカービック形のクラッチ２１が
固着されている。
【０００７】主軸台１２には前後の軸受によって回転可
能に主軸２２が軸承されており、この主軸２２先端には
動力チャック２３が嵌着されていて、後端の駆動シリン
ダ２４の作用によって爪が開閉される。さらに主軸台１
２の中央にはモータ２６がビルトインされており、その
ロータは主軸２２に嵌着されている。ベッド１１の上面
主軸台１２より後方にはＺ軸方向の水平案内面１１ｃが
主軸台１２の旋回中心より更に左側に延在して形成され
ており、その上にサドル２７が摺動可能に載置され図示
しないサーボモータ，ボールねじを介してＺ軸方向に位
置制御される。サドル２７上にはＸ軸方向の水平案内面
２７ａが形成されており、中台２８が摺動可能に載置さ
れ図示しないサーボモータ，ボールねじを介してＸ軸方
向に位置制御される。
能に主軸２２が軸承されており、この主軸２２先端には
動力チャック２３が嵌着されていて、後端の駆動シリン
ダ２４の作用によって爪が開閉される。さらに主軸台１
２の中央にはモータ２６がビルトインされており、その
ロータは主軸２２に嵌着されている。ベッド１１の上面
主軸台１２より後方にはＺ軸方向の水平案内面１１ｃが
主軸台１２の旋回中心より更に左側に延在して形成され
ており、その上にサドル２７が摺動可能に載置され図示
しないサーボモータ，ボールねじを介してＺ軸方向に位
置制御される。サドル２７上にはＸ軸方向の水平案内面
２７ａが形成されており、中台２８が摺動可能に載置さ
れ図示しないサーボモータ，ボールねじを介してＸ軸方
向に位置制御される。
【０００８】中台２８上にはタレット２９の旋回軸をＺ
軸方向とした刃物台３１がＸ軸方向に移動可能に載置さ
れている。タレット２９には円周方向数等分例えば１２
等分位置に工具取付面が形成されており、それぞれに回
転工具軸が内蔵されていて、回転工具軸は図示しないモ
ータ，伝達歯車群により加工位置に割出されたとき回転
動力が伝達される。なお、タレットの一部の工具取付面
は固定工具取付面とすることも自由である。そして特に
タレットの端面側には工具取付面を設けないが、必要に
より設けることもありうる。
軸方向とした刃物台３１がＸ軸方向に移動可能に載置さ
れている。タレット２９には円周方向数等分例えば１２
等分位置に工具取付面が形成されており、それぞれに回
転工具軸が内蔵されていて、回転工具軸は図示しないモ
ータ，伝達歯車群により加工位置に割出されたとき回転
動力が伝達される。なお、タレットの一部の工具取付面
は固定工具取付面とすることも自由である。そして特に
タレットの端面側には工具取付面を設けないが、必要に
より設けることもありうる。
【０００９】このように構成された本発明の作用を説明
する。主軸台１２は主軸軸芯をＺ軸方向として位置決め
クランプされ、チャック２３には工作物Ｗが把持されて
いる。タレット２９を旋回割出して加工すべき穴のドリ
ルＴを加工位置に割出し回転させるとともにサドル２
７，中台２８をＺ軸，Ｘ軸移動位置決めしビルトインモ
ータ２６を駆動して主軸２２を回転させて工作物Ｗの外
周に穿孔加工をする。続いて工作物Ｗ端面に穿孔加工を
するため先ず刃物台３１を退避させる。
する。主軸台１２は主軸軸芯をＺ軸方向として位置決め
クランプされ、チャック２３には工作物Ｗが把持されて
いる。タレット２９を旋回割出して加工すべき穴のドリ
ルＴを加工位置に割出し回転させるとともにサドル２
７，中台２８をＺ軸，Ｘ軸移動位置決めしビルトインモ
ータ２６を駆動して主軸２２を回転させて工作物Ｗの外
周に穿孔加工をする。続いて工作物Ｗ端面に穿孔加工を
するため先ず刃物台３１を退避させる。
【００１０】次いでシリンダ１１ｂの上室を排油側とし
て下室に圧油を送ってピストン１４を上昇させ旋回軸１
３を介して主軸台１２を上昇してクラッチ１９，２１の
噛合いを外す。そしてＮＣ制御装置によりモータ１７を
所定量旋回して主軸台１２を９０°旋回させ主軸軸芯を
Ｘ軸方向とする。シリンダ１１ｂの下室を排油側として
上室に圧油を送りピストン１４を下降させてクラッチ１
９，２１を噛合わせ主軸台１２をクランプする。次いで
サドル２７，中台２８をＺ軸，Ｘ軸移動制御して前のド
リルＴを工作物Ｗ端面の前面に位置決めし端面の穿孔加
工を行う。この場合孔の径，加工内容が異なるときはタ
レット２９を割出し所定の工具を加工位置に割出して加
工するものである。
て下室に圧油を送ってピストン１４を上昇させ旋回軸１
３を介して主軸台１２を上昇してクラッチ１９，２１の
噛合いを外す。そしてＮＣ制御装置によりモータ１７を
所定量旋回して主軸台１２を９０°旋回させ主軸軸芯を
Ｘ軸方向とする。シリンダ１１ｂの下室を排油側として
上室に圧油を送りピストン１４を下降させてクラッチ１
９，２１を噛合わせ主軸台１２をクランプする。次いで
サドル２７，中台２８をＺ軸，Ｘ軸移動制御して前のド
リルＴを工作物Ｗ端面の前面に位置決めし端面の穿孔加
工を行う。この場合孔の径，加工内容が異なるときはタ
レット２９を割出し所定の工具を加工位置に割出して加
工するものである。
【００１１】
【発明の効果】上述のようであるので本発明は以下の効
果を奏する。従来のような工作物外周を加工する工具と
端面を加工する工具とを分ける必要がないので全体とし
て使用工具数を減少することができるうえ、タレットの
外周のみに必要工具を装着でき、稼働率の高い工具本数
を増すことができる。そして全体の工具数が減少するた
め隣接工具との干渉が図３，図４のように少なくなる。
また工具数の減少にともない保守が少なくてすみ、段取
り替えを少なくすることができる。さらに刃物台側の工
具又はタレットの方向の変更を要しないため、工作物，
チャックに対する干渉が少ない加工が可能である。さら
にまた同一工程での加工内容を増加することができる。
果を奏する。従来のような工作物外周を加工する工具と
端面を加工する工具とを分ける必要がないので全体とし
て使用工具数を減少することができるうえ、タレットの
外周のみに必要工具を装着でき、稼働率の高い工具本数
を増すことができる。そして全体の工具数が減少するた
め隣接工具との干渉が図３，図４のように少なくなる。
また工具数の減少にともない保守が少なくてすみ、段取
り替えを少なくすることができる。さらに刃物台側の工
具又はタレットの方向の変更を要しないため、工作物，
チャックに対する干渉が少ない加工が可能である。さら
にまた同一工程での加工内容を増加することができる。
【図１】本発明の複合ＮＣ旋盤の平面図である。
【図２】主軸台の旋回機構を示す説明図である。
【図３】側面加工時のタレットの工具と工作物との関係
図である。
図である。
【図４】端面加工時のタレットの工具と工作物との関係
図である。
図である。
【図５】従来の複合ＮＣ旋盤の平面図である。
【図６】従来の複合ＮＣ旋盤の正面図である。
１１ ベッド １１ｂ シリン
ダ １２ 主軸台 １３ 旋回軸 １４ ピストン １９，２１ ク
ラッチ ２２ 主軸 ２３ チャック １７，２６ モータ ３１ 刃物台 ２９ タレット
ダ １２ 主軸台 １３ 旋回軸 １４ ピストン １９，２１ ク
ラッチ ２２ 主軸 ２３ チャック １７，２６ モータ ３１ 刃物台 ２９ タレット
Claims (1)
- 【請求項１】 主軸台が少なくとも主軸軸線を直交する
Ｘ，Ｚ軸の２方向に旋回割出し可能に設けられ、刃物台
がそのタレットの旋回軸を旋回割出しされた前記主軸軸
線の一方向に平行としタレットに取付けられた同一の工
具でＸ，Ｚ軸２方向に旋回割出された主軸に把持された
工作物の外周と端面の加工位置にＸ，Ｚ軸移動可能に設
けられたことを特徴とする複合ＮＣ旋盤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17914092A JPH05345202A (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 複合ｎｃ旋盤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17914092A JPH05345202A (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 複合ｎｃ旋盤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05345202A true JPH05345202A (ja) | 1993-12-27 |
Family
ID=16060681
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17914092A Pending JPH05345202A (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 複合ｎｃ旋盤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05345202A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11123804B2 (en) | 2017-10-23 | 2021-09-21 | Dmg Mori Co., Ltd. | Tool holder for lathe and lathe provided with the tool holder |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0271942A (ja) * | 1988-09-02 | 1990-03-12 | Shuzo Nishida | 工作物回転型複合工作機械 |
-
1992
- 1992-06-12 JP JP17914092A patent/JPH05345202A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0271942A (ja) * | 1988-09-02 | 1990-03-12 | Shuzo Nishida | 工作物回転型複合工作機械 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11123804B2 (en) | 2017-10-23 | 2021-09-21 | Dmg Mori Co., Ltd. | Tool holder for lathe and lathe provided with the tool holder |
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