JPH0534506U - 変位量検出装置 - Google Patents

変位量検出装置

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JPH0534506U
JPH0534506U JP8313291U JP8313291U JPH0534506U JP H0534506 U JPH0534506 U JP H0534506U JP 8313291 U JP8313291 U JP 8313291U JP 8313291 U JP8313291 U JP 8313291U JP H0534506 U JPH0534506 U JP H0534506U
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JP
Japan
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cylindrical hole
rod
coil assembly
differential transformer
core
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Pending
Application number
JP8313291U
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English (en)
Inventor
進 小池
正則 夏目
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変位量検出装置の差動トランスの組み付け後
に、検出コイル組立体とコアの間の軸線方向相対位置関
係を調整して、正しい変位量の検出を可能とする。 【構成】 ハウジング10に形成された円筒孔15一端
の開口部に、軸線方向位置調整可能にコイル支持体45
をねじ係合させ、円筒孔15内に位置する差動トランス
40の検出コイル組立体41をコイル支持体45に同軸
的に支持させる。コイル支持体45を回転すれば検出コ
イル組立体41も軸線方向位置が変化し、変位量を検出
するロッド37に固定されたコア42との間の軸線方向
相対位置関係が調整される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ロッドの軸線方向移動量を検出する変位量検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電動式の後輪操舵装置には、例えば図3に示すように、ハウジング1に回転自 在に支持したボールナット3に作動ロッド2の中間部をねじ係合し、前輪舵角等 の走行状態に応じて作動するサーボモータ5によりウオーム4とウオームホイー ル3aを介してボールナット3を回転させて作動ロッド2を軸動させ、その両端 部に設けたボールジョイント7とタイロッド8を介して後輪を操舵するようにし たものがある。この後輪操舵装置では後輪舵角検出のための作動ロッド2の軸線 方向移動量は、ハウジング1に固定した検出コイル組立体6aと作動ロッド2に 固定したコア6bよりなる差動トランス6により検出している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術においては、差動トランス6の検出コイル組立体6aがストッバ エンド1aを介してハウジング1に、コア6bがクリップ2aを介して作動ロッ ド2に固定されているので、個々の部品の製作誤差や組み付け誤差のため後輪操 舵中立位置(検出基準位置)における検出コイル組立体6aとコア6bの相対位 置関係が設計上の所定の位置関係からずれることがある。このような場合には、 操舵中立位置からの後輪舵角に対する差動トランス6の出力特性は前記ずれの分 だけ設計上の特性から平行移動したものとなるので、そのままでは正しい舵角を 検出することができない。従って、個々の後輪操舵装置毎の特性の位置関係のず れに合わせて制御用マップを作成する必要があり、あるいは多数の制御用マップ を用意しておいて設計上の位置関係からのずれに応じて適したものを選択しなけ ればならないという面倒がある。
【0004】 後輪操舵装置の場合に限らず、差動トランスを用いた変位量検出装置において は、組み付け時の位置関係のずれにより変位量を正しく検出することができない という問題が多くの場合に存在する。本考案は差動トランスの組み付け後に検出 コイル組立体とコアの軸線方向相対位置の調整を可能として、このような各問題 を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このために、本考案による変位量検出装置は、図1〜図2に例示するように、 ハウジング10に支持されたロッド37の軸線方向移動量を検出する差動トラン ス40を備えてなる変位量検出装置において、前記ハウジング10に形成されて 一端が解放された円筒孔15と、外周に形成したねじ部45aを介して前記円筒 孔15の開口部に同円筒孔と同軸的に軸線方向位置調整可能にねじ係合されたコ イル支持体45を備え、前記差動トランス40は前記コイル支持体45に同軸的 に支持されて前記円筒孔15内に位置する検出コイル組立体41と、前記円筒孔 15と同軸的に支持されて移動する前記ロッド37に固定されて前記検出コイル 組立体41の内孔41c内に位置するコア42よりなることを特徴とするもので ある。
【0006】
【作用】
ハウジング10に対するロッド37の変位量は、差動トランス40の検出コイ ル組立体41とコア42の間の相対移動により検出される。ハウジング10にね じ係合されたコイル支持体45を回転すれば、ハウジング10に対する軸線方向 位置が変化し、これに支持された検出コイル組立体41とロッド37に固定され たコア42の間の軸線方向位置関係も変化する。
【0007】
【考案の効果】
上述のように、本考案によれば、検出基準位置における検出コイル組立体とコ アの間の相対位置関係が設計上の相対位置関係と異なるときは、コイル支持体を 回転して検出コイル組立体の軸線方向位置を調整することにより、検出コイル組 立体とコアを設計上の相対位置関係とすることができる。これにより検出基準位 置からのロッドの移動量に対する差動トランスの出力特性は一定となるので、何 等特別な手段を講ずる必要なしに、ロッドの変位量を正しく検出することができ る。
【0008】
【実施例】
図1及び図2は本考案を後輪操舵装置に適用した場合の実施例を示す。 先ず後輪操舵装置全体の説明をする。後輪操舵装置のハウジング10は主ハウ ジング11及びサブハウジング12からなり、主ハウジング11内には軸受34 により回転のみ可能にボールナット20が支持されており、このボールナット2 0と同軸的に軸方向移動のみ可能に主ハウジング11に支持された作動ロッド2 1中央部のねじ部21aは、ボール22を介してボールナット20とねじ係合さ れている。ボールナット20には、キー33を介して、ギヤ30が同軸的に固定 されている。
【0009】 作動ロッド21の一部にクリップ29及びリング部材29a,29bにより所 定位置から外方への移動が規制されて摺動可能に設けられた1対のばね受け26 の間には圧縮された中立復帰ばね25が介装され、図示の中立状態では各ばね受 け26のフランジ部外側面は、主ハウジング11及びこれに固定されたストッパ エンド11aと当接している。作動ロッド21は、軸線方向に沿って形成された キー溝と、これに先端部が摺動可能に係合されて主ハウジング11に固定された キーにより回転が阻止され、その両端部はボールジョイント27及びタイロッド 28を介して左右の後輪を操向可能に支持するナックルアーム(図示省略)に連 結されている。
【0010】 主として図2に示すように、ハウジング10には作動ロッド21と平行な軸線 を有するサーボモータ32が設けられ、その出力軸32aにキー結合されたピニ オン31は、ボールナット20に固定されたギヤ30と噛合している。サーボモ ータ32は図略のコントローラにより前輪舵角や車速等の走行状態に応じて中立 位置から両方向に回転制御され、これによりボールナット20が回転され、作動 ロッド21が左右に軸動して両後輪は操舵される。
【0011】 図1及び図2において、主ハウジング11の上側にねじ止め固定されたサブハ ウジング12の右半部には、作動ロッド21と平行で一端が右側面に開口された 円筒孔15が形成され、左半部には主ハウジング11内部に連通する空間18が 形成され、円筒孔15の底部に同軸的に形成した貫通孔16は空間18内に連通 されている。外周のねじ部45aを介して円筒孔15開口側の大径部15aにね じ係合された円筒状のコイル支持体45は、回転することによりサブハウジング 12に対する軸線方向位置が調整可能であり、ロックナット46を締め付けるこ とにより所望の位置に固定できる。コイル支持体45の内周面45bは、円筒孔 15と同径またはわずかに小径である。空間18内を覗くためにサブハウジング 12に形成した窓穴19は、着脱自在な蓋板19aにより覆われている。
【0012】 図1及び図2に示すように、作動ロッド21の軸線方向移動量を検出する差動 トランス40は検出コイル組立体41とコア42よりなり、円筒孔15内に位置 している。検出コイル組立体41のボビン41aには1次コイル41dと2次コ イル41eが巻回され、その外周にはケース41bが固定されている。検出コイ ル組立体41外周のケース41bは軸線方向の一端部がコイル支持体45の内周 面45bに圧入固定され、残る部分は円筒孔15に緩く嵌合されている。従って コイル支持体45を回転してその軸線方向位置を調整すれば、これに固定支持さ れた検出コイル組立体41の軸線方向位置も調整される。検出コイル組立体41 のリード線43はコイル支持体45の後部から外方に導出されている。丸棒状の 強磁性体よりなるコア42は、ボビン41aの内周面で形成される検出コイル組 立体41の内孔41c内に位置し、ブッシュ17を介して貫通孔16により軸動 可能に嵌合支持された非磁性体の連結ロッド37の先端に同軸的にねじ込み固定 されている。
【0013】 図1及び図2に示すように、ストロークロッド35は、常に空間18内に位置 する作動ロッド21の一部に基端部がねじ込み固定されて作動ロッド21から直 角に突出している。細径に形成されたストロークロッド35の先端部35aは、 空間18内に突出する連結ロッド37の先端に直交して形成された連結孔37a に係合されている。従って作動ロッド21が軸線方向に移動すれば、連結ロッド 37は作動ロッド21と全く同一量だけ移動し、これにより検出コイル組立体4 1に対するコア42の相対位置関係が変化して、差動トランス40は作動ロッド 21の移動量を検出する。
【0014】 設計上は、後輪が丁度操舵中立位置にあるときに、差動トランス40も丁度中 立位置(コア42が検出コイル組立体41の丁度中央となる位置)となるように 各部の寸法は定められており、この両中立位置が一致しているときに、差動トラ ンス40は操舵中立位置を基準とする後輪舵角に対して所定の設計上の出力特性 を生じるようになっている。しかしながら現実には、各部品の製作誤差や組み付 け誤差のため、後輪が丁度操舵中立位置にあるときに差動トランス40が丁度中 立位置となるとは限らず、コア42の位置が検出コイル組立体41の丁度中央か ら軸線方向にずれることがある。このような場合には、操舵中立位置を基準とす る後輪舵角に対する差動トランス40の出力特性は、このずれに相当する分だけ 設計上の特性から平行移動したものとなり、そのままでは差動トランス40によ り正しい後輪舵角を得ることはできない。
【0015】 しかしながら本実施例によれば、コイル支持体45を回転してこれに支持した 検出コイル組立体41を軸線方向に移動することにより、後輪操舵中立位置にお いてコア42が検出コイル組立体41の丁度中央となるように調整することがで き、これにより後輪舵角に対する差動トランス40の出力特性は設計上の特性と 完全に一致したものとなる。従って本実施例によれば、他に何の手段を講ずる必 要なしに後輪舵角を正しく検出することができる。
【0016】 上記実施例では作動ロッド21と共に移動する連結ロッド37に差動トランス 40のコア42を固定して実施したが、本考案はコア42を直接作動ロッド21 に固定して実施することもできる。また本考案は、後輪操舵装置に適用が限定さ れるものではなく、軸線方向に移動する任意のロッドの変位量を検出するのに使 用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案による変位量検出装置を実施した後輪
操舵装置の要部の部分拡大断面図である。
【図2】 図1に示す実施例の全体構造図である。
【図3】 従来技術による後輪操舵装置の全体構造図で
ある。
【符号の説明】
10…ハウジング、15…円筒孔、37…ロッド(連結
ロッド)、40…差動トランス、41…検出コイル組立
体、41c…内孔、42…コア、45…コイル支持体、
45a…ねじ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに支持されたロッドの軸線方
    向移動量を検出する差動トランスを備えてなる変位量検
    出装置において、前記ハウジングに形成されて一端が解
    放された円筒孔と、外周に形成したねじ部を介して前記
    円筒孔の開口部に同円筒孔と同軸的に軸線方向位置調整
    可能にねじ係合されたコイル支持体を備え、前記差動ト
    ランスは前記コイル支持体に同軸的に支持されて前記円
    筒孔内に位置する検出コイル組立体と、前記円筒孔と同
    軸的に支持されて移動する前記ロッドに固定されて前記
    検出コイル組立体の内孔内に位置するコアよりなること
    を特徴とする変位量検出装置。
JP8313291U 1991-10-14 1991-10-14 変位量検出装置 Pending JPH0534506U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006121146A1 (ja) * 2005-05-12 2006-11-16 Matsushita Electric Works, Ltd. ポジションセンサ
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JP2014182054A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Heidenhain Kk リニアエンコーダおよびリニアエンコーダの調整方法

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