JPH05344715A - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JPH05344715A
JPH05344715A JP14911592A JP14911592A JPH05344715A JP H05344715 A JPH05344715 A JP H05344715A JP 14911592 A JP14911592 A JP 14911592A JP 14911592 A JP14911592 A JP 14911592A JP H05344715 A JPH05344715 A JP H05344715A
Authority
JP
Japan
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switching
power supply
signal
voltage
transformer
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Pending
Application number
JP14911592A
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English (en)
Inventor
Makoto Morita
真 森田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明は、2次側巻線の誘起電圧より、1次
側のスイッチング回路が、トランスに対して、エネルギ
ーを充電している状態とトランスが2次側にエネルギー
を放電している状態とトランスにエネルギーがない状態
の3つの状態を判別する判別手段と、この判別手段の出
力により、スイッチング回路の少なくともスイッチング
周波数またはデューティーサイクルを制御するスイッチ
ング制御手段とを有する。 【効果】 本発明によれば、間欠発振や高周波トランス
の飽和を起こさず、負荷変動に対する応答が高く、低騒
音で、変換効率が良く、非常に負荷が軽いときにでも安
定に動作するスイッチング電源を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スイッチング素子から
成るスイッチング回路及びトランスを有するスイッチン
グ電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に従来の他励式のフライバック方式
スイッチング電源装置の一例を示す(本例は出力の数が
4つの例)。
【0003】図5において、1は直流電源、2はパワー
MOSFETによるスイッチング素子、3は他励式のフ
ライバック方式スイッチング電源のスイッチング制御用
集積回路(以下ICと記す)である。IC3により作成
されるスイッチング素子2へ供給されるスイッチングP
WM信号は、ゲート抵抗4を介してスイッチング素子2
のゲートに伝えられる。これにより、スイッチング素子
2は、高周波トランス5の1次巻線を負荷としてスイッ
チングを行う。
【0004】ここで、ダイオード6、コンデンサ7、抵
抗8にて構成され、高周波トランスの1次巻線に並列に
入っている回路は、サージ吸収回路である。高周波トラ
ンス5とダイオード9、コンデンサ10からなる回路
は、IC3の電源回路であり、自ら出力する電源をIC
電源として使用しているものである。ここで、抵抗11
は、起動時の電源供給用で、最初の電源投入時には、ト
ランス5の2次出力には電圧は当然発生しないため(ス
イッチング素子が動作していないため)、投入された直
流電源1を抵抗11を介してコンデンサ10に供給す
る。IC3は供給された電源にて動作し、スイッチング
素子2を動作させる。これにより、高周波トランス5の
2次回路側に高周波電源が供給され、IC3の電源に
も、ダイオード9を介して供給される。
【0005】すなわち、IC3電源の抵抗11、コンデ
ンサ10からなる電源回路は、IC3からスイッチング
PWM信号が出力されて、ダイオード9から電源が供給
されるまでの時間もてば良いこととなる。各々の2次出
力はダイオード9a−9dとコンデンサ10a−10d
とからなる整流平滑回路にて直流電源の変換されてい
る。
【0006】IC3の電圧制御方法は、2次回路の出力
直流電源の1つにホトカプラ12、抵抗13、ツェナー
ダイオード14からなる出力電圧検出回路を設け、その
ホトカプラ12の出力を取り込み、PWM方式にて、ス
イッチング周波数一定でそのオン/オフのデューティー
を変えることで電圧を制御している。
【0007】PWMの方式は三角波比較方式であり、I
C3内部で作成される三角波発振器信号出力とホトカプ
ラ12からフィードバック出力によって決まる直流レベ
ルとを比較してオン/オフ周期とそのデューティーが決
まる。この様子を図6に示す。上記スイッチング電源装
置の動作の一例を図7に示す。
【0008】図7は通常状態のものであり、(a)に1
次巻線電圧波形、(b)に1次巻線電流波形、(c)に
2次巻線電圧波形、(d)に2次巻線電流波形、(e)
に高周波トランス5のコアに蓄えられる磁気エネルギー
を示す。
【0009】図7より明らかなように、スイッチング素
子2がオンの間にはトランス5の1次巻線には電圧が印
加される。それにより1次電流が直線的の増加してい
く。このとき2次巻線には巻数比にて電圧が印加される
が、ダイオードが逆方向なので2次電流は流れない。ト
ランスの磁気エネルギーは1次電流と同様に直線的の増
えていく。ここで、スイッチング素子2がオフすると、
1次、2次巻線には逆起電力が発生する。今度は2次側
のダイオードが順方向なので2次側回路に電流が流れ、
コアのエネルギー量と同様に減衰していき、前エネルギ
ーが放出されると、1次、2次巻線とも、電圧電流はゼ
ロとなる。そして再びオンモードにはいる。前述のよう
に、オンオフのタイミングは、一定周期の三角波キャリ
ア周波数により決まる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の他励式のフライバック方式スイッチング電源装置にお
いては、フライバック方式の磁気エネルギーの放出時間
は2次回路の負荷によって決まる。しかし、他励式の場
合、スイッチング周期が一定のため、2次側の負荷が軽
いときには、図8に示すように、放電が終わらないうち
に、充電が始まり、コアが飽和し、過電流が流れ、オフ
時のサージ発生の大きくなり、電圧制御不可となる。
【0011】その対策としては、負荷が軽くならないよ
うに、つまり制御範囲以上の負荷となるようにダミーロ
ードを設けること、最小パルス幅(三角波比較回路のフ
ィードバック信号の最低レベル、オフセット値)を最低
にしておくこと、スイッチング周波数を低くしておくこ
とが考えられるが、ダミーロード(疑似負荷)を設ける
ことはその分だけ無駄な電力を消費することになり、変
換効率が悪化し、その分出力可能電流が減り、またダミ
ーロードからの発熱も多くなるので採用できない。次
に、最小パルス幅を細くしておくことは、回路がばらつ
いてパルスが抜けることがあってはならないので、この
方法も限界があるし、最小パルス幅の値(=初期のオフ
セット値)を低くしておくと、電源投入時に負荷が重い
とそのレベルにパルス幅が到達するのに時間がかかるこ
ととなり、応答性が悪化する。さらに、スイッチング周
波数を予め低く設定しておく方法は、騒音の問題で、人
間の聴感が低くなる。10kHzのスイッチング周波数
が要求されるのでこれも限界がある。
【0012】そこで、本発明は、上記問題点を解決する
ためのものであり、負荷変動に対する応答が高く、低騒
音で、変換効率が良く、非常に負荷が軽いときにでも安
定に動作するスイッチング電源装置を提供する事を目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のスイッチング電源装置においては、2次側
巻線の誘起電圧より、1次側のスイッチング回路が、ト
ランスに対して、エネルギーを充電している状態とトラ
ンスが2次側にエネルギーを放電している状態とトラン
スにエネルギーがない状態の3つの状態を判別する判別
手段と、この判別手段の出力により、スイッチング回路
の少なくともスイッチング周波数またはデューティーサ
イクルを制御するスイッチング制御手段とを備えたこと
に特徴を有する。
【0014】
【作用】このように構成された本発明においては、2次
側巻線の誘起電圧を基とした判別手段より、トランスの
状態を判別し、充電した磁気エネルギーを放出する時間
が十分あるか否か、またはその余裕度はどれくらいかを
判別する。この判別結果を基に、スイッチング制御手段
を制御し、スイッチング回路の少なくともスイッチング
周波数またはデューティーサイクルを制御して、間欠発
振やトランスの飽和を起こさないようにする。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を基に説明す
る。尚、ここで図5と同じ記号は同じものを示すので、
その説明を簡略化する。
【0016】図1においては、従来の構成例の図5にく
らべて、2次巻線(図1ではIC3の電源巻線と同一巻
線としている他の2次側巻線でも同一)の誘起電圧を信
号として取り込み、PWM制御IC3に制御信号を供給
しているPWM制御補正器15を有している。また、P
WM制御補正器15は、図2に示すように、全波整流回
路16と、ローパスフィルタ(以下、LPFと称す)1
7から構成されている。このPWM制御補正器15の動
作を図3及び図4を基に説明する。
【0017】図3に示すように、2次側巻線の誘起電圧
が、全波整流器16に入力される。全波整流回路16の
出力は、2次側巻線の誘起電圧が正負に拘らずあれば電
圧が発生し、無ければゼロとなる。つまり、全波整流器
16の出力のゼロ電圧の区間の割合は、2次電流の重な
りに対する余裕度を示している。この信号がLPF17
に入力され、その信号の平均電圧を示す直流信号に変換
する。この直流信号は電圧が高いほど余裕が少ないこと
を示している。この直流信号はIC3に入力されスイッ
チング周波数が制御され、余裕が少ないとき、スイッチ
ング周波数を下げる。この様子を図4に示す。
【0018】本発明の他の実施例としては、上記実施例
のように全波整流回路16及びLPF17でPWM制御
補正器を構成する以外に、ウインドコンパレータなどで
接点出力により切り換える構成としても良い。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、2次側
巻線の誘起電圧を基とした判別手段より、トランスの状
態を判別し、充電した磁気エネルギーを放出する時間が
十分あるか否か、またはその余裕度はどれくらいかを判
別し、この判別結果を基に、スイッチング制御手段を制
御し、スイッチング回路の少なくともスイッチング周波
数またはデューティーサイクルを制御するので、間欠発
振や高周波トランスの飽和を起こさず、負荷変動に対す
る応答が高く、低騒音で、変換効率が良く、非常に負荷
が軽いときにでも安定に動作するスイッチング電源を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概要構成図。
【図2】図1に示したPWM制御補正器を示す詳細構成
図。
【図3】図1に示した一実施例の動作を示す波形図。
【図4】図2に示したPWM制御補正器のPWM波形及
びコア磁気エネルギーを示す波形図。
【図5】従来のスイッチング電源装置を示す概要構成
図。
【図6】従来のスイッチング電源装置のPWM方式を示
す図。
【図7】従来のスイッチング電源装置の動作を示す図。
【図8】従来のスイッチング電源装置の高周波トランス
の一次巻線、二次巻線の電圧・電流及びコアの磁気エネ
ルギーを示す図。
【符号の説明】
1…直流電源 2…スイッチング素子 3…IC 5…高周波トランス 15…PWM制御補正器 16…全波整流回路 17…ローパスフィルタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源をスイッチング素子から成るス
    イッチング回路により交流電源に変換し、トランスを用
    いて絶縁して、さらに直流に再変換するスイッチング電
    源装置において、前記トランスの2次側巻線の誘起電圧
    より、前記トランスの1次側に接続されたスイッチング
    回路が、前記トランスに対して、エネルギーを充電して
    いる状態と前記トランスが2次側にエネルギーを放電し
    ている状態と前記トランスにエネルギーがない状態とを
    判別する判別手段と、この判別手段の出力により、前記
    スイッチング回路の少なくともスイッチング周波数また
    はデューティーサイクルを制御するスイッチング制御手
    段とを具備したことを特徴とするスイッチング電源装
    置。
JP14911592A 1992-06-09 1992-06-09 スイッチング電源装置 Pending JPH05344715A (ja)

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JP14911592A JPH05344715A (ja) 1992-06-09 1992-06-09 スイッチング電源装置

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ID=15468045

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JP14911592A Pending JPH05344715A (ja) 1992-06-09 1992-06-09 スイッチング電源装置

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JP (1) JPH05344715A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08182311A (ja) * 1994-08-23 1996-07-12 Siliconix Inc 電圧変換器及び電圧変換器に於ける電流制御方法
US8077488B2 (en) 2007-10-17 2011-12-13 Kawasaki Microelectronics, Inc. Switching-type power-supply unit and a method of switching in power-supply unit

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08182311A (ja) * 1994-08-23 1996-07-12 Siliconix Inc 電圧変換器及び電圧変換器に於ける電流制御方法
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