JPH05344649A - 電力系統解析計算結果表示方式 - Google Patents

電力系統解析計算結果表示方式

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JPH05344649A
JPH05344649A JP15167992A JP15167992A JPH05344649A JP H05344649 A JPH05344649 A JP H05344649A JP 15167992 A JP15167992 A JP 15167992A JP 15167992 A JP15167992 A JP 15167992A JP H05344649 A JPH05344649 A JP H05344649A
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JP
Japan
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power
calculation result
calculation
node
power system
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Pending
Application number
JP15167992A
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English (en)
Inventor
Shiro Tanaka
史朗 田中
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電力系統解析計算システムにおいて、時々の
電力系統構成の状態に対応する系統縮退後モデルの系統
構成図を自動的に作成し、その系統構成図上に潮流計算
結果の数値データも出力するようにする。 【構成】 電力系統の系統上の接続状態に基づいて系統
計算用の系統構成モデルを作成する系統モデル作成部3
と、電力系統の潮流計算を行なう系統演算部5と、電力
系統の潮流計算用の入力データを設定するデータ入力部
1と、電力系統の潮流計算の結果を表示する計算結果表
示部10を備えた電力系統解析計算機システムにおい
て、前記計算結果表示部10では潮流計算結果を系統構
成モデルに対応させて画面上に表示する手段を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電力系統の解析計算を行
なうための電力系統解析計算結果表示方式に関する。
【0002】
【従来の技術】電力系統の潮流計算の結果を確認する方
法を以下に述べる。従来は図6に示すように、電力系統
の接続状態(開閉器の入切状態)及び電力系統を構成す
る発電機の有効電力,無効電力,端子電圧,負荷の有効
電力,無効電力,変圧器のタップ値などの電力系統上の
数値情報をデータ入力部1によって、計算入力データフ
ァイル2へ格納する。系統構成モデル作成部3は計算入
力データファイル2より電力系統の接続状態データを取
り出して系統の縮退処理を行ない、その結果を系統構成
モデルデータファイル4へ格納する。系統演算部5は系
統構成モデルデータファイル4から縮退された系統構成
モデルを取り出し、更に、計算入力データファイル2か
ら系統上の数値情報(有効電力,無効電力,電圧,タッ
プ値)と、系統設備定数データファイル6内の定数デー
タを用いて潮流計算を行なう。系統設備定数データファ
イル6には、電力系統を構成する各種設備機器(例えば
発電機,変圧器,送電線,調相設備など)の定数データ
が格納されている。定数データとは送電線を例に取ると
インピーダンス,対地静電容量などのデータを指す。系
統演算部5で実行された潮流計算結果は計算結果データ
ファイル7へ格納される。
【0003】ここで、従来は系統構成モデルデータファ
イル4の系統縮退前データと縮退後データの対応リスト
9及び計算結果データファイル7の計算結果データを系
統縮退後のモデルに対応させた計算結果リスト9を計算
結果出力部8を用いて出力し、これらの計算結果リスト
9を運用者が手で系統縮退後モデルを作成しながら計算
結果の数値データを記入し、結果の評価,検討を行なっ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
は潮流計算結果の評価,検討を行なう時には、運用者が
計算結果から系統縮退後モデルを手で作成しながら、数
値データを記入していかなければならないという問題点
があった。又は予め予想させる系統縮退後モデルを作成
しておかなければならず、必ずしも実際の種々の電力系
統構成に対応できないという問題点があった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その時々の電力系統構成の状態に対応する系統縮
退後モデルの系統構成図を自動的に作成し、その系統構
成図上に潮流計算結果の数値データを出力することによ
り、計算結果の評価,検討を効率的に行なうことが可能
な電力系統解析計算結果表示方式を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では従来の電力系統解析計算機システムにお
ける計算結果リストを出力する手段の代わりに、系統縮
退後の系統構成モデル図を計算機にて自動生成する機能
を持つ計算結果表示部を付加する構成とした。
【0007】
【作用】計算結果表示部は系統構成モデル作成部によっ
て作成された系統縮退後の系統構成モデルデータを用い
て、ノードとブランチの接続関係及びノードに接続する
発電機,負荷,調相設備などの情報から、夫々の接続関
係を図形化する。次に計算結果表示部は図形化された系
統構成モデルに対応して、系統演算部において計算して
求められた計算結果データを系統構成モデル図上に表示
する。これによって計算結果を容易に把握することが可
能となる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を説明する。
【0009】図1は本発明による電力系統解析計算結果
表示システムを説明する一実施例の構成図である。図1
は図6の計算結果出力部8の代わりに計算結果表示部1
0を付加し、計算結果表示部10からの結果を表示装置
11へ出力する構成となっている。
【0010】計算結果表示部10は系統構成モデルデー
タファイル4から系統縮退後の系統構成モデルデータを
取り出す。系統構成モデルデータとしては、電力系統上
の発電所あるいは変電所に設置されている母線及び送電
線の分岐個所を表わすノードと送電線及び変圧器を表わ
すブランチと各ノードに接続している発電機,負荷及び
調相設備がある。更に、系統構成モデルデータファイル
4からは電力系統の接続状態に対応して、縮退されたノ
ードデータを取り出す。そして、各ノードに接続してい
る系統縮退後ブランチと発電機,負荷及び調相設備デー
タを取り出す。ノード,ブランチ,発電機,負荷,調相
設備などに対応する図形表示は図2のように予め計算機
システムへ登録しておく。又、ノードと発電機,負荷及
び調相設備は、本実施例では図2に示すように実線で結
ぶことで計算機システムに登録しておく。
【0011】図3に系統構成モデルデータファイル4に
格納されているデータテーブルから2つのテーブルを示
す。図3の上側の縮退後のノード接続電力系統設備情報
テーブル31では、系統縮退後のノードに接続している
縮退ブランチ番号,発電機番号,負荷番号、あるいは調
相設備番号が登録されている。一方、縮退後ブランチ接
続両端縮退後ノードテーブル32では、縮退後ブランチ
の両端に接続している縮退後のノード番号が登録されて
いる。この図3のデータテーブルを使用して、系統縮退
後の系統構成モデルを図形化すると図4に示す図とな
る。以下に、図5を用いて図4の作成の過程を説明す
る。
【0012】図5は系統縮退後の系統構成モデルを図形
化するアルゴリズムを示している。ステップS501に
おいて、まず、優先処理ノードテーブルの初期化を行な
う。この優先処理ノードテーブルは、以下のステップに
おいて縮退後ノードに接続しているブランチ,発電機,
負荷及び調相設備など(以下、系統設備という)の取り
出し及び図形化の処理を行なう対象の縮退後ノードにつ
いて、優先的に処理を行なうべき縮退後ノード番号が登
録されているテーブルである。この優先処理ノードテー
ブルは登録された順に取り出していく、先入れ先出し
(FIFO)構造となっている。
【0013】次にステップS502において、図3に示
した縮退後ノード接続電力系統設備情報テーブル31
(以下、テーブル31という)と、縮退後ブランチ接続
両端縮退後ノードテーブル32(以下、テーブル32と
いう)のデータの取り出しを行なう。そしてステップS
503において、優先処理ノードテーブルに縮退後ノー
ド番号が登録されているかどうか判定し、登録されてい
る場合は、ステップS504にてテーブルから先頭の縮
退後ノード番号を1つ取り出す。本アルゴリズムの1回
目の実行時点では、ステップS501において、優先処
理ノードテーブルは初期化されているため、縮退後ノー
ド番号は登録されていないが、図5のフローチャートに
示すように、ステップS503の前に後半のステップか
らの戻りループがあり、2回目以降の実行で意味を持っ
てくる。もし、ステップS503において、縮退後ノー
ド番号が登録されていないと判定された場合は、ステッ
プS505において、テーブル31に未処理の縮退後ノ
ード番号があるかどうかを判定する。もし、なければそ
の時点で本アルゴリズムは終了となる。一方、もし未処
理の縮退後ノード番号があれば、ステップS506にお
いて未処理の縮退後ノード番号を1つ取り出す処理を行
なう。ここで、処理すべき縮退後ノード番号がある場合
には、ステップS507において、テーブル31から縮
退後ノードに接続している系統設備の種類(ブランチ
か、発電機か、負荷か、調相設備かなど)と番号を取り
出す。そしてステップS508において、図2で示した
計算機システム内に登録されている系統設備に対応する
図形を使用して、表示エリアに対するメモリ上に配置を
行なう。
【0014】メモリ上への配置は以下の方法で行なう。
系統構成モデル図形の最大表示可能エリアを格子状に分
割し、各格子のマスを座標で表現する。図形の配置によ
り、覆われた格子の各マスに対応する座標には、図形配
置済データを設定する。この図形配置済データにより、
その表示エリアが図形の配置によって既に使用済かどう
かの判断を行なう。初回のノード図形の配置は、最大表
示可能エリアの中心座標とする。又、ブランチを除く各
系統設備は、図2で示したノードとの接続を示す図形と
組み合わせた図形の大きさでノードの回りの図形配置済
データの状態を調べ、空きを捜し、見つけた時点で図形
を配置し、図形配置済データを設定する。もし、見つか
らなかった場合はエラーメッセージを表示装置11へ出
力して終了する。ブランチはノードに接続する系統設備
として、最後に図形配置を行なう。ブランチの相手側に
は次の処理ノードがあるため、ノードとの接続を示す図
形とブランチを示す図形とノードを示す図形を組み合わ
せた図形の大きさで、上記と同様に図形配置の場所を捜
し、配置を行なう。
【0015】次にステップS509にて、ステップS5
07で取り出した系統設備の中に縮退後ブランチが含ま
れているかどうかの判定を行なう。含まれていない場合
は、特に何も処理せずにステップS503へ戻る。一
方、もし縮退後ブランチが含まれている場合は、ステッ
プS510において、縮退後ブランチの数だけ縮退後ブ
ランチの相手側縮退後ノード番号を、テーブル32から
取り出す。そして、取り出した縮退後ノード番号を、ス
テップS511において優先処理ノードテーブルへ登録
し、ステップS503へ戻る。但し、テーブル31にお
いて、既に処理済となっている縮退後ノード番号は優先
処理ノードテーブルへは登録しない。
【0016】以上説明したように、本アルゴリズムによ
って全ての縮退後ノードが処理され、図4のように縮退
後の系統構成モデルが図形化される。なお、ステップS
508における系統設備の図形の配置に際しては、この
後説明する計算結果の数値データを表示するエリアも考
慮して配置決定が行なわれる。
【0017】さて、図1の計算結果表示部10は図5の
アルゴリズムを使用して、まず、系統構成モデルの図形
化を行ない、その後、計算結果データファイル7から縮
退後の系統設備に対応する計算結果の数値データ(例え
ば、電圧,位相角,有効電力,無効電力,タップ値な
ど)を図形化した系統構成モデル上の数値データ表示エ
リアへ出力し、最終的に表示装置11へ表示させる。更
に、計算結果表示部10は表示装置11からの要求に従
い、縮退後のノードあるいはブランチが縮退前のどのノ
ードあるいはブランチに対応するかを、系統構成モデル
データファイル4を使用して、表示装置11に表示する
ことが可能である。
【0018】上記実施例によれば、系統計算で求められ
た計算結果が、系統縮退された系統構成モデルを図形化
したものに対応して表示されるため、従来に比べて計算
結果の内容の評価,検討の効率向上、信頼性の向上に大
きく寄与することが可能となる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば大
規模で複雑な電力系統の潮流計算などの解析計算を行な
う電力系統解析計算機システムにおいて、計算結果の確
認,評価,検討を行なう際に、系統縮退後の系統構成モ
デルを自動的に図形化し、その図形に対応して計算結果
を表示することが可能となり、計算結果リストから手で
図形化する時間が節約でき、更に手作業に伴なう作業ミ
スも撲滅できる。その結果、作業の効率化及び信頼性の
向上が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電力系統解析計算結果表示方式を
説明するためのブロック構成図。
【図2】本発明における電力系統設備の図形化のための
図形表示例。
【図3】系統構成モデルデータファイルの中のデータテ
ーブル。
【図4】本発明によって図形化された電力系統設備の系
統構成モデル例。
【図5】系統縮退後の系統構成モデルを図形化するため
のアルゴリズムの一例。
【図6】従来の電力系統解析計算結果表示方式を示すブ
ロック構成図。
【符号の説明】
1 データ入力部 2 計算入力データファイル 3 系統構成モデル作成部 4 系統構成モデルデータファイル 5 系統演算部 6 系統設備定数データファイル 7 計算結果データファイル 8 計算結果出力部 9 計算結果リスト 10 計算結果表示部 11 表示装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統の系統上の接続状態に基づいて
    系統計算用の系統構成モデルを作成する系統モデル作成
    部と、電力系統の潮流計算を行なう系統演算部と、電力
    系統の潮流計算用の入力データを設定するデータ入力部
    と、電力系統の潮流計算の結果を表示する計算結果表示
    部を備えた電力系統解析計算機システムにおいて、前記
    計算結果表示部では潮流計算結果を系統構成モデルに対
    応させて画面上に表示する手段を有することを特徴とす
    る電力系統解析計算結果表示方式。
JP15167992A 1992-06-11 1992-06-11 電力系統解析計算結果表示方式 Pending JPH05344649A (ja)

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JP15167992A JPH05344649A (ja) 1992-06-11 1992-06-11 電力系統解析計算結果表示方式

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JP15167992A JPH05344649A (ja) 1992-06-11 1992-06-11 電力系統解析計算結果表示方式

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JPH05344649A true JPH05344649A (ja) 1993-12-24

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ID=15523889

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JP15167992A Pending JPH05344649A (ja) 1992-06-11 1992-06-11 電力系統解析計算結果表示方式

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JP (1) JPH05344649A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010226864A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Tokyo Electric Power Co Inc:The 系統解析装置のデータベース化方法
CN103368186A (zh) * 2013-06-14 2013-10-23 上海交通大学 一种风电系统无功优化方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010226864A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Tokyo Electric Power Co Inc:The 系統解析装置のデータベース化方法
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