JPH0534449U - ライターの操作ロツク装置 - Google Patents

ライターの操作ロツク装置

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JPH0534449U
JPH0534449U JP045256U JP4525691U JPH0534449U JP H0534449 U JPH0534449 U JP H0534449U JP 045256 U JP045256 U JP 045256U JP 4525691 U JP4525691 U JP 4525691U JP H0534449 U JPH0534449 U JP H0534449U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ライターの外観を損ねることなく、指等に触れ
ても安易に回動することのない、ストッパーの安易なロ
ック解除を確実に阻止する。 【構成】一方の位置で着火操作子5の着火操作を不能に
し、他方の位置で操作不能状態を解除するようにストッ
パーSを着火操作子5の動作方向と交差する往復動作自
在に配置すると共に、少なくともその一部が着火操作子
5の表面と略同一面上で指に掛かるように突設させ、不
使用時には、着火操作子5で被装される中間ケース4の
所望位置に、ストッパー5を着脱自在に係止するための
嵌入溝4dを設け、着火操作子5内でストッパー5が嵌
入溝4dに常時係止されるように付勢する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ライター(オイルライター、ピエゾライター、フリント式ライター )の誤着火を防止するために、頂部に被冠された蓋体の開閉操作又は着火操作子 の着火操作を阻止させ得るライターの操作ロック装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ガスライターは、着火操作子の押し下げ操作によってガス噴出ノズル が操作されてガスの噴出が始まると共に、着火手段が操作されて火花が発生し、 ガス着火が行われるようになっている。斯かるガスライターには、大別して、圧 電素子を打撃機構で打撃して高電圧を生じさせる圧電ユニットを使用し、火花放 電で着火させる圧電着火式ライター(所謂、ピエゾライター)や、発火石をヤス リで擦り、その際の火花で着火させるヤスリ式ライター(所謂、フリント式ライ ター)があり、また、前記ピエゾライターの頂部に蓋体を開閉自在に被冠させ、 斯かる蓋体の開閉操作で前記圧電ユニットを動作させる蓋付ガスライター等々が ある。
【0003】 而して、これらガスライターのうち、殊に前述した圧電着火式ガスライターに あっては、前記着火操作子の押し込み動作によって自動的にガス噴出ノズルの弁 が開かれると共に、瞬時に火花放電が発生して着火がなされるため、小児等が誤 って操作することが予想され、更には火災や火傷等の原因になることが危惧され ることから、斯かる欠点を解消すべくライターの着火操作を阻止させるストッパ ーを兼備させたガスライターの操作ロック装置が種々と案出されていた。
【0004】 従来、斯かるライターの操作ロック装置としては、例えば、図6に示すように 、先端がガスライター本体2の頂部に突出したガス噴出ノズル6aの先端に係合 された着火操作子5を弁開き方向に押圧操作することにより前記ガス噴出ノズル 6aからガスを噴出させるフリント式ガスライターにおいて、前記着火操作子5 の下部に、該着火操作子5に対して回動自在に支持され、或る位置では前記ライ ター本体2の上縁部に当接して前記着火操作子5の下降を阻止し、他の位置では 前記ライター本体2の上縁部との当接が外れて前記着火操作子5の下降を許容す る嵌入溝4d内へ嵌合される操作片5aと、前記着火操作子5の下に垂設されて 前記操作片5aを回動自在に挿着せしめる取付軸と、その下に遊嵌されて前記操 作片5aの抜け止めをするスプリング5dとからなるストッパーSを兼備せしめ たロック部材付ライターがあった(実開昭54−44176号公報参照)。
【0005】 また、図7に示すように、ライター本体2を着脱自在に収容する外装ケース1 と、該ケース1の頂部に開閉自在に被冠された蓋体5Aと、該蓋体5Aの所望位 置に突設された鍔体5Bと、前記外装ケース1と前記鍔体5Bとを着脱自在に係 止する係止リング5Cと、前記蓋体5Aと前記外装ケース1との係合を解除する 操作釦5Dとを備えてなるガスライターの安全装置があった(実開平2−540 48号公報参照)。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の操作ロック装置のうち、ストッパーSの操作片 5aを水平方向で回動自在に介して前記着火操作子5の押し込み操作を阻止させ る実開昭54−44176号のロック部材付ガスライターにあっては、ロック部 材であるストッパーS(詳しくは操作片5a)の遊端側がライター本体2の表面 から外方に向けて突出しているため、例えば、ポケットや鞄等に斯かるライター を入れて置いた場合にあっては、外的衝撃や或は一連の動作の中で何気なく入れ た指先が斯かるストッパーS(詳しくは操作片5a)の突出部に触れて安易に解 除方向へ回動してしまうといった欠点を有しており、意に反してロック状態が解 除されてしまうといった問題があった。
【0007】 まして、斯かる実開昭54−44176号に開示のストッパーSは、リング状 に形成された操作片5aの取付部を前記着火操作子5の下に垂設せしめた取付軸 に挿着させ、その下をスプリングで抜け止めすることで回動自在に組み付けてあ ることから、前記ストッパーSの操作片5aをロック状態位置にずらしておいて も解除方向(水平方向)へ加わる極僅かな力でもって移動してしまうものであり 、また、必要以上(180度以上)に回動してしまうといった欠点をも有するも のであった。
【0008】 しかも、ストッパー係止用の嵌入溝4dが外部に露出し、また、ストッパーS (詳しくは操作片5a)の係合状態までが外部から感取できることも相俟って、 ライターの美的外観を損ねるものであり、殊に高級指向のガスライターにあって 商品価値を低下させるものであった。
【0009】 一方、前述した実開平2−54048号の安全装置にあっては、構成上、否応 なしに前記鍔体5Bと操作釦5Dとが蓋体5A若しくはケース1の表面に大きく 突出してしまうことから、ライターの外周面に凸凹を醸し出してしまうといった 欠点を有するものであり、ポケット等に入れた時に嵩張ってしまうものであった 。
【0010】 しかも、斯かる安全装置にあっては、蓋体5Aが意に反して開かないように、 前記鍔体5Bとケース1とを係止する係止リング5Cを止着させなければならず 、また、蓋体5Aの開閉操作の度に斯かる係止リング5Cの引っ掛け操作を繰り 返さなければならないといった手間をも有していた。
【0011】 本考案はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもので、ライターの外観を 損ねることなく簡単かつ確実にロックされると共に、指等に触れても安易に回動 することのない、換言すれば、意に反したストッパーの安易なロック解除を確実 に阻止し得たガスライターの操作ロック装置を提供することを目的としたもので ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述の如き従来の問題点を解決し、所期の目的を達成するため本考案の要旨と する構成は、ライター本体の頂部に開閉自在に装着された蓋体又は前記ライター 本体の頂部に押し込み若しくは回動自在に装着された着火操作子の何れか一方に 、前記蓋体の開閉操作若しくは前記着火操作子の着火操作を阻止させるストッパ ーを備えてなるライターの操作ロック装置において、前記ストッパーは、一方の 位置で前記蓋体若しくは前記着火操作子の操作を不能ならしめ、他方の位置で前 記操作不能状態を解除するように前記蓋体又は前記着火操作子に往復動作自在に 組み付けらたライターの操作ロック装置に存し、延いては前記ストッパーは、前 記蓋体若しくは前記着火操作子の動作方向と交差するように配置されると共に、 少なくともその一部が前記蓋体若しくは着火操作子の表面と略同一面上で指に掛 かるように突設されてなるライターの操作ロック装置に存する。
【0013】 また、不使用時にあって、前記蓋体若しくは前記着火操作子で被装される前記 ライター本体の所望位置に前記ストッパーを着脱自在に係止するための嵌入溝を 兼備させ、前記蓋体若しくは前記着火操作子内で前記ストッパーが前記嵌入溝へ 常時係止されるように付勢させるのが好ましい。
【0014】 更に、前記着火操作子を蓋体兼用にしてライター本体の頂部に回動自在に被冠 させると共に、前記ストッパーを、外周面に凹凸が施された操作片と、該操作片 の所望位置に突設された係合突起と、前記操作片を回動自在に支持させる取付片 と、該取付片に一端が止着されて前記操作片をロック方向へ付勢させる付勢部材 とで構成し、前記蓋体兼用の着火操作子にスリットを開口させて前記操作片の凹 凸を前記着火操作子の表面と略同一面上で指に掛かるように突出させ、かつ、少 なくとも閉蓋状態時にあって前記操作片の係合突起が前記着火操作子内で前記ラ イター本体に設けた嵌入溝へ付勢嵌合されるように組み付けても良い。
【0015】
【作用】
このように構成される本考案のライターの操作ロック装置は、ライター本体の 頂部に開閉自在に装着された蓋体又は前記ライター本体の頂部に押し込み若しく は回動自在に装着された着火操作子の何れか一方に、前記蓋体の開閉操作若しく は前記着火操作子の着火操作を阻止させるストッパーを備えてなるライターの操 作ロック装置において、前記ストッパーが、一方の位置で前記蓋体若しくは前記 着火操作子の操作を不能ならしめ、他方の位置で前記操作不能状態を解除するよ うに前記蓋体又は前記着火操作子に往復動作自在に組み付けられたことによって 、斯かるストッパーの操作によって任意に、着火操作可能状態、不可能状態にな されることとなり、また、前記ストッパーを前記蓋体若しくは前記着火操作子の 動作方向と交差するように配置すると共に、少なくともその一部が前記蓋体若し くは着火操作子の表面と略同一面上で指に掛かるように突設させれば、両者の取 付段差が表面に殆ど醸し出さないため、ストッパーが指等に引掛かることがなく 、意に反した安易な回動が阻止されることとなる。
【0016】 更に、不使用時にあって前記蓋体若しくは前記着火操作子で被装されるライタ ー本体の所望位置に、前記ストッパーを着脱自在に係止するための嵌入溝を兼備 して前記蓋体若しくは前記着火操作子内で前記ストッパーが前記嵌入溝に常時係 止されるように付勢させれば、前記付勢力に抗してストッパーを指で解除方向に 回動させない限りライターの着火操作ができないこととなり、また、解除方向に 回動させている指を離せばストッパーが自動的にロック状態に戻ることからロッ クのし忘れをも解消されることとなる。
【0017】 また、前記着火操作子を蓋体兼用にしてライター本体の頂部に回動自在に被冠 させると共に、前記ストッパーを、外周面に凹凸が施された操作片と、該操作片 の所望位置に突設された係合突起と、前記操作片を回動自在に支持させる取付片 と、該取付片に一端が止着されて前記操作片をロック方向へ付勢させる付勢部材 とで構成し、前記蓋体兼用の着火操作子にスリットを開口させて前記操作片の凹 凸が前記着火操作子の表面と略同一面上で指に掛かるように突出させ、かつ、少 なくとも閉蓋状態時にあって前記操作片の係合突起が前記着火操作子内で前記ラ イター本体に設けた嵌入溝へ付勢嵌合されるように組み付ければ、操作片の凹凸 以外はライターの外観上に現出することなく全て内装されることとなり、ストッ パーの係合状態が外観から感取されることもない。しかも、外観上に現出する操 作片の凹凸にあっては前記着火操作子の表面と略同一面上で指に掛かるように突 設されていることから、ストッパーを装着させてもライター本来のデザインをそ のまま活かすことができ、悪戯にライターの外観を損ねることもない。
【0018】
【実施例】
次に本考案の実施の一例を図面を参照しながら説明する。 図中Aは、本考案に係る操作ロック装置を兼備させたガスライターであり、この ガスライターAは、図1若しくは図5に示すように、上端開口が曲線的にカット された有底筒状のプラスチック製ケース1と、該ケース1内に着脱自在に挿着さ れたライター本体2とを備えている。
【0019】 このライター本体2は、液化ガスを封入させるガスタンク3と、該ガスタンク 3の上部に装着される中間ケース4と、該中間ケース4を介して頂部に被冠され た蓋体兼用の着火操作子5とから構成されている(図5参照)。
【0020】 また、前記ガスタンク3の頂部には、その長手方向の一方側にガス噴出ノズル 6aを突出せしめたバルブ6が、他方側には後述する圧電ユニット7がそれぞれ 縦孔を介して組み付けられている。
【0021】 前記バルブ6は、前記ガス噴出ノズル6aの上端に連結されて半径方向に吸気 孔(図示せず)を備えた混合管6bを兼備しており、前記中間ケース4に組み込 まれた後述の燃焼筒6cにシールド部材(図示せず)を介して接続されることに より、所謂、燃料ガスと空気の混合を促進させるジェット噴流式の内燃機構を構 成するものである。
【0022】 一方、圧電ユニット7は、図1に示すように、伸縮するように相互に嵌め合わ された外箱7aと内箱7bとを有し、内箱7bの中には、図示はしないが、圧電 素子、ハンマー、復帰バネ等が組み込まれている。また、斯かる圧電ユニット7 には、該圧電ユニット7の一方の電極に接続された導電線7cが上方に向けて延 出されており、その遊端に接続パイプ(図示せず)が挿着されて後述の放電端子 との接続を容易ならしめている。
【0023】 他方、前記中間ケース4は、図2に示すように、上下方向に開口された円筒4 aと、該円筒4aに連設された環状の取付フレーム4bと、該取付フレーム4b 内の長手方向に架設された側面アーチ状の被ロック部材4cとを備えてなり、前 記円筒4a内に燃焼筒6cを組み付けている。この燃焼筒6cには、絶縁子を介 して固定された放電端子6d(図1参照)と、前記混合管6bと燃焼筒6cとの 境に内設され上下方向に複数の透孔を有したフィルター状の拡散板(図示せず) と、該拡散板の上面に配置された赤熱線6eとを備えている。
【0024】 また、前記被ロック部材4cの上端外周縁には、後述するストッパーSの操作 片5a(詳しくは嵌合突起5b)を係止するための嵌入溝4dが切り欠き成形さ れており、かつ、この被ロック部材4cの前記円筒4aと当接する部分には、前 記放電端子6dを保持させるべく下方に向けて開放させた筒蓋状の拡径室4eが 連設されている。
【0025】 更に、前記環状の取付フレーム4bには、ライター本体2の両側面に延出する ように垂下せしめた対向配置の取付脚4f,4fが連設されており、該取付脚4 f,4fにそれぞれ前記ライター本体2に軸止させるための枢着孔4g,4gが 形成されている。
【0026】 また、蓋体を兼ねた前記着火操作子5には、該着火操作子5の回動操作を阻止 させるためのロック装置Bが組み込まれている。このロック装置Bは、前記着火 操作子5に組み込まれたストッパーSと、該ストッパーSを着脱自在に嵌合させ る前記被ロック部材4cとからなり、前記ストッパーSは、外周面に凹凸が施さ れた円盤状の操作片5aと、該操作片5aの所望位置に突設された係合突起5b と、前記操作片5aを回動自在に支持させるための矩形板状の取付片5cと、該 取付片5cに一端が止着されて前記操作片5aをロック方向へ付勢させる付勢部 材5dとから構成されている。
【0027】 更に、前記着火操作子5の表面には、斯かる着火操作子5の動作方向と交差す るように配向されたスリット5eが開口されており、該スリット5e内に前記操 作片5aが前記取付片5cを介して回動自在に組み付けてある。すなわち、前記 操作片5aは、前記取付片5cの側端面に回動自在に螺着されており、斯かる操 作片5aを着火操作子5の内側から前記スリット5eに遊嵌させた状態で、前記 取付片5cを前記着火操作子5の天頂内壁に止着している。また、その際、前記 操作片5aは、外周面の凹凸が前記スリット5eから表面に膨出して前記着火操 作子5の表面と略同一面上で指に掛かるように位置決め装着されており、前記付 勢部材5dに前記操作片5cの局部を係合支持させている。
【0028】 また、前記付勢部材5dは、一端が前記取付片5cに支持されると共に、他端 (遊端)が前記操作片5aの回動方向に対して直交するように配向されており、 該付勢部材5dの遊端を前記操作片5aの切欠溝に係止させることにより前記該 操作片5aの嵌合位置を決定すべく保持している。換言すれば、前記着火操作子 5の閉蓋状態時にあって、斯かる操作片5aの前記係合突起5bが、前記着火操 作子5内で前記ライター本体2に設けた前記嵌入溝4dへ嵌合されるように位置 決めされているもので、前記操作片5aを前記付勢部材5dの可撓力に抗して動 作方向へ回動させれば、前記付勢部材5dの遊端が前記切欠溝に係止されたまま 一緒に連動して変位し、その変位した付勢部材5dの戻り力(可撓力)で前記操 作片5aが元の位置に復帰するものである。
【0029】 尚、斯かる操作片5aの復帰動作につき簡単に説明すれば、前記係合突起5b は、前記着火操作子5が完全に元の位置(閉蓋状態)に戻るまで、前記付勢部材 5dの付勢力で前記非ロック部材4cの側面に当接されながら前記着火操作子5 aと同方向へ回動するもので、該当接を続けながら回動するうちに斯かる係合突 起5bが前記嵌入溝4dと整合し、その瞬間に前記係合突起5bが該嵌入溝4d 内に落ち込むことによって当初のロック状態に保持されるものである。
【0030】 また、前記着火操作子5の両側面には、該着火操作子5の回動操作に連動され て前記バルブ6と前記圧電ユニット7とを共に動作させる一対の弁操作レバー5 f,5fが形成されている。この弁操作レバー5f,5fは導電性材料にて成形 されて前記ライター本体2に枢着孔5gを介して回動自在に軸止されているもの で、前記着火操作子5を押し込み回動させることによって前記圧電ユニット7の 動作部を押し下げるための押下片5hと、別体の吊上具8を介して前記バルブ6 を開き方向に動作させる鈎状の係止片5iとを兼備している。
【0031】 このように構成される本考案のガスライターの操作ロック装置は、常時、図3 (A)(C)に示すように、前記操作片5aの係合突起5bが前記被ロック部材 4cの嵌入溝4dに係止されて前記着火操作子5の回動操作を阻止させたロック 状態に保持されているものであり(図1参照)、ライター本体2を握持する手の 親指を使って前記操作片5aを付勢部材5dの撥條力に抗して回動させれば、図 3(B)(D)に示すように、前記係合突起5bが前記嵌入溝4dから外れて着 火操作子5を回動可能状態(非ロック状態)になし、次いで、そのまま着火操作 子5を押し込み回動することによって、常套の着火操作すなわち前記弁操作レバ ー5fの係止片5iが吊上具8を介して前記バルブ6を開き方向に動作させて前 記ガス噴出ノズル6aからガスを噴出させると共に、前記圧電ユニット7が前記 弁操作レバー5fの押下片5hで押し込み動作されて打撃機構が働き、高電圧を 発生して前記噴出ガスに火花放電によって着火されることとなる(図4参照)。
【0032】 一方、着火後は、前記着火操作子5を押し込んでいる親指を離すだけで前記操 作片5aが付勢部材5dの戻り力で自動的にロック方向へ回動することとなるが 、その際、前記操作片5a(詳しくは係合突起5b)は、所望位置まですなわち 前記着火操作子5が基の閉蓋状態に戻るまで、前記非ロック部材4cの側面に当 接してそれ以上の回動が阻止された状態に保持されることとなり、斯かる当接状 態を保持しながら前記操作片5aが前記非ロック部材4cの側面上を前記着火操 作子5の回動に従って閉蓋方向へ移動するうちに前記嵌入溝4dと整合し、その 瞬間に前記ロック方向へ付勢された係合突起5bが前記嵌入溝4d内に落ち込ん で前記着火操作子5を回動阻止状態(ロック状態)に保持せしめることとなる( 図3(A)(C)参照)。また、このロック状態時にあっては、操作片5aの凹 凸以外はライターの外観上に現出することなく全て内装されることとなり、しか も、外観上に現出する操作片5aの凹凸にあっては前記着火操作子5の表面と略 同一面上で指に掛かるように突出されていることから、指等に触れても安易に回 動することがなく、また、悪戯に外観を損ねることもない。
【0033】 尚、本考案のライターの操作ロック装置は本実施例に限定されることなく、本 考案の目的の範囲内で自由に設計変更し得るものであり、本考案はそれらの全て を包摂するものである。また、本実施例にあってはピエゾライターについて言及 しているものであるが、その他、蓋付のオイルライターやフリント式ライターに も応用できることは云うまでもない。
【0034】
【考案の効果】
本考案は上述のように構成され、ライター本体の頂部に開閉自在に装着された 蓋体又は前記ライター本体の頂部に押し込み若しくは回動自在に装着された着火 操作子の何れか一方に、前記蓋体の開閉操作若しくは前記着火操作子の着火操作 を阻止させるストッパーを備えてなるライターの操作ロック装置において、前記 ストッパーが、一方の位置で前記蓋体若しくは前記着火操作子の操作を不能なら しめ、他方の位置で前記操作不能状態を解除するように前記蓋体又は前記着火操 作子に往復動作自在に組み付けられたことによって、斯かるストッパーの操作に よって任意に、着火操作可能状態、不可能状態になすことができ、また、前記ス トッパーを前記蓋体若しくは前記着火操作子の動作方向と交差するように配置す ると共に、少なくともその一部が前記蓋体若しくは着火操作子の表面と略同一面 上で指に掛かるように突設させれば、両者の取付段差が表面に殆ど醸し出さない ため、ストッパーが指等に触れて安易に回動することがなく、意に反した安易な 回動が阻止されるガスライターの操作ロック装置を提供できることとなった。
【0035】 また、不使用時にあって前記蓋体若しくは前記着火操作子で被装されるライタ ー本体の所望位置に、前記ストッパーを着脱自在に係止するための嵌入溝を兼備 して前記蓋体若しくは前記着火操作子内で前記ストッパーが前記嵌入溝に常時係 止されるように付勢させれば、前記付勢力に抗してストッパーを指で解除方向に 回動させない限りライターの着火操作ができず、また、解除方向に回動させてい る指を離せばストッパーが自動的にロック状態に戻ることからロックのし忘れを も解消されるガスライターの操作ロック装置を提供できるものである。
【0036】 更に、前記着火操作子を蓋体兼用にしてライター本体の頂部に回動自在に被冠 させると共に、前記ストッパーを、外周面に凹凸が施された操作片と、該操作片 の所望位置に突設された係合突起と、前記操作片を回動自在に支持させる取付片 と、該取付片に一端が止着されて前記操作片をロック方向へ付勢させる付勢部材 とで構成し、前記蓋体兼用の着火操作子にスリットを開口させて前記操作片の凹 凸が前記着火操作子の表面と略同一面上で指に掛かるように突出させ、かつ、少 なくとも閉蓋状態時にあって前記操作片の係合突起が前記着火操作子内で前記ラ イター本体に設けた嵌入溝へ付勢嵌合されるように組み付ければ、操作片の凹凸 以外はライターの外観上に現出することなく全て内装されるため、ストッパーの 係合状態等が外観から感取されることがなく、しかも、外観上に現出する操作片 の凹凸にあっては前記着火操作子の表面と略同一面上で指に掛かるように突設さ れていることから、ストッパーを付加させてもライター本来のデザインをそのま ま活かすことができ、悪戯にライターの外観を損ねることもない。
【0037】 尚、本考案のライターの操作ロック装置は、構成が単純であるため大量生産に 適し、価格も低廉なものとして需要者に供給できる等、本考案を実施することは その実益的価値が甚だ大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施の一例を示すもので、
【図1】本考案に係るライターの操作ロック装置を兼備
させたガスライターの一部切欠縦断面図である。
【図2】本考案に係るライターの操作ロック装置を示す
説明図である。
【図3(A)】本考案に係るライターの操作ロック装置
のロック状態を示す説明図である。
【図3(B)】本考案に係るライターの操作ロック装置
の非ロック状態を示す説明図である。
【図3(C)】本考案に係るライターの操作ロック装置
のロック状態を示す説明図である。
【図3(D)】本考案に係るライターの操作ロック装置
の非ロック状態を示す説明図である。
【図4】着火状態を示す同ライターの一部切欠縦断面図
である。
【図5】本考案に係るライターの操作ロック装置を兼備
させたガスライターの組立分解正面図である。
【図6】従来のライターの操作ロック装置を示す斜視図
である。
【図7】従来のライターの操作ロック装置を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 ケース 2 ライター本体 3 ガスタンク 4 中間ケース 4a 円筒 4b 取付フレーム 4c 被ロック部材 4d 嵌入溝 4e 拡径室 4f 取付脚 4g 枢着孔 5 着火操作子 5a 操作片 5b 係合突起 5c 取付片 5d 付勢部材 5e スリット 5f 弁操作レバー 5g 枢着孔 5h 押下片 5i 係止片 6 バルブ 6a ガス噴出ノズル 7 圧電ユニット 8 吊上具

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ライター本体の頂部に開閉自在に装着され
    た蓋体又は前記ライター本体の頂部に押し込み若しくは
    回動自在に装着された着火操作子の何れか一方に、前記
    蓋体の開閉操作若しくは前記着火操作子の着火操作を阻
    止させるストッパーを備えてなるライターの操作ロック
    装置において、前記ストッパーは、一方の位置で前記蓋
    体若しくは前記着火操作子の操作を不能ならしめ、他方
    の位置で前記操作不能状態を解除するように前記蓋体又
    は前記着火操作子に往復動作自在に組み付けられたこと
    を特徴とするライターの操作ロック装置。
  2. 【請求項2】前記ストッパーは、前記蓋体若しくは前記
    着火操作子の動作方向と交差するように配置されると共
    に、少なくともその一部が前記蓋体若しくは着火操作子
    の表面と略同一面上で指に掛かるように突設されてなる
    ことを特徴とする請求項1に記載のライターの操作ロッ
    ク装置。
  3. 【請求項3】前記ライター本体は、不使用時にあって前
    記蓋体若しくは前記着火操作子で被装される所望位置に
    前記ストッパーを着脱自在に係止するための嵌入溝を兼
    備してなり、かつ、前記蓋体若しくは前記着火操作子内
    で前記ストッパーが前記嵌入溝に常時係止されるように
    付勢されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載
    のライターの操作ロック装置。
  4. 【請求項4】ライター本体に回動自在に装着された蓋体
    兼用の着火操作子と、該着火操作子の回動操作に連動さ
    れて圧電ユニットを動作させる弁操作レバーと、前記着
    火操作子の回動操作を阻止させるストッパーとを備えて
    なるライターの操作ロック装置において、前記ストッパ
    ーは、外周面に凹凸が施された操作片と、該操作片の所
    望位置に突設された係合突起と、前記操作片を回動自在
    に支持させる取付片と、該取付片に一端が止着されて前
    記操作片をロック方向へ付勢させる付勢部材とを備え、
    前記着火操作子に開口したスリットを介して前記操作片
    の凹凸が前記着火操作子の表面と略同一面上で指に掛か
    るように突出させ、かつ、少なくとも閉蓋状態時にあっ
    て前記操作片の係合突起が前記着火操作子内で前記ライ
    ター本体に設けた嵌入溝へ付勢嵌合されるように組み付
    けられたことを特徴とするライターの操作ロック装置。
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