JP3040823B2 - 選択的に作動可能なライター - Google Patents

選択的に作動可能なライター

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JP3040823B2
JP3040823B2 JP6511205A JP51120593A JP3040823B2 JP 3040823 B2 JP3040823 B2 JP 3040823B2 JP 6511205 A JP6511205 A JP 6511205A JP 51120593 A JP51120593 A JP 51120593A JP 3040823 B2 JP3040823 B2 JP 3040823B2
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ジェームズ エム マックドナー
ミッシェル ドゥース
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ビック コーポレイション
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23QIGNITION; EXTINGUISHING-DEVICES
    • F23Q2/00Lighters containing fuel, e.g. for cigarettes
    • F23Q2/16Lighters with gaseous fuel, e.g. the gas being stored in liquid phase
    • F23Q2/164Arrangements for preventing undesired ignition
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23QIGNITION; EXTINGUISHING-DEVICES
    • F23Q2/00Lighters containing fuel, e.g. for cigarettes
    • F23Q2/28Lighters characterised by electrical ignition of the fuel
    • F23Q2/285Lighters characterised by electrical ignition of the fuel with spark ignition
    • F23Q2/287Lighters characterised by electrical ignition of the fuel with spark ignition piezoelectric

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 関連出願の相互参照 本願は、「選択的に作動可能なライター(Selectivel
y Actuatable Lighter)」という名称に係る1991年7月
1日付米国特許出願第07/723,989号の一部継続出願であ
り、該米国特許出願第07/723,989号は、「選択的に作動
可能なライター(Selectively Actuatable Lighter)」
という名称に係る1990年11月6日付米国特許出願第07/6
09,668号の一部継続出願(放棄)である。また、この米
国特許出願第07/609,668号は、「選択的に作動可能なラ
イター(Selectively Actuatable Lighter)」という名
称に係る1988年9月2日付米国特許出願第07/239,734号
の継続出願であり、該米国特許出願第07/239,734号は19
91年3月26日付米国特許第5,002,482号として発行され
ている。また本願は、米国特許出願第07/609,668号の継
続出願である「選択的に作動可能なライター(Selectiv
ely Actuatable Lighter)」という名称に係る1992年7
月10日付米国特許出願第07/912,421号の一部継続出願で
もある。これらの4つの特許出願の各々は本願に援用す
る。
また本願は、「2方向に選択的に作動可能なライター
(Bidirectional Selectively Actuatable Lighter)」
という名称に係る1992年7月30日付米国特許第5,125,82
9号及び「ロッキング弁キャップを備えた選択的に作動
可能なライター(Selectively Actuatable Lighter Wit
h Locking Valve Cap)」という名称に係る1992年3月
3日付米国特許第5,092,764号にも関連する。またこの
出願は、それぞれ「選択的に作動可能なライター(Sele
ctively Actuatable Lighter)」という名称に係る同日
付の米国特許出願第07/965,596号、第07/965,831号及び
第07/965,832号にも関連する。これらの2つの米国特許
及び3つの米国特許出願は本願に援用する。
技術分野 本発明は、広くは、液体状態でリザーバ内に貯蔵さ
れ、次に弁手段に通され、最終的に火花又は他の同様な
手段により点火される例えばブタンのような燃料を使用
するライターに関する。より詳しくは、本発明は、弁ア
クチュエータの押下げを妨げ、弁ノズル(すなわち燃料
ノズル)からの燃料の放出及び/又は火花の発生を防止
し、これにより幼い子どもによるライターの操作を一層
困難にするという特徴を有するたばこ用ブタンライター
に関する。ライターのこの特徴はラッチを非干渉位置に
移動させることにより解除され、炎を発生させることが
できる点で優れている。
従来技術の説明 多くのライターが知られており、これらのうちの幾つ
かは、或る使用者によるライター操作を困難にするよう
に設計されている。これらの特徴の幾つかは、ライター
を適当に配向しなくては燃料源の点火ができないように
設計された機構、燃料源供給弁を自動的に遮断するよう
に設計された機構、及びいたずら保護構造に関するもの
である。
最近では、炎の本質的危険性を一般に理解できない人
によるライターの使用が容易に行えないようにしたもの
に関心が向けられている。このような人として通常考え
られるのは、5才未満の幼い子どもである。
ニッタ(Nitta)の米国特許第4,784,601号は、燃料の
流れを制御するガスレバーの降下を防止するように位置
決めできる、摺動可能なL形ストッパを備えたガスライ
ターに関する。このライターは、ストッパを外方に移動
させて、その垂直脚をライターハウジングの頂面から変
位させることにより操作できるようになる。摺動可能な
L形ストッパは、ライターをロックしたいと望む度毎に
そのロッキング位置に手で移動しなければならない。
ニッタ(Nitta)の米国特許第4,784,602号は、燃料の
流れを制御するガスレバーの降下を防止するように位置
決めできる、摺動可能なL形ストッパを備えたガスライ
ターに関する。このライターは、ストッパを内方に移動
させて、その垂直ピンをライターハウジングの表面の孔
と係合させることにより操作できるようになる。摺動可
能なL形ストッパは、ライターをロックしたいと望む度
毎にそのロッキング位置に手で移動しなければならな
い。
ニッタ(Nitta)の米国特許第4,786,248号は、ライタ
ーハウジング内に摺動可能に嵌合された親指ラッチを備
えた圧電ライターに関する。親指ラッチは、親指プッシ
ャの押下げを妨げる位置及び妨げない位置に、手で摺動
される。ライターは、親指ラッチを手で非ロック位置に
摺動させることにより操作できるようになる。ライター
をロックするには、使用者は、ライターの使用後に親指
ラッチをそのロック位置に手で摺動しなければならな
い。
ニッタ(Nitta)の米国特許第4,904,180号は、ライタ
ーの使用後に自動的にロック位置に戻るロック手段を備
えた圧電ライターに関する。ロック手段は、ストッパ
と、該ストッパを風防体の方向に押圧した状態に保つ板
ばねとを備えている。ライターは、ストッパを風防体か
ら離れるように後方に引いた後にのみ操作できる。ライ
ターは、使用者が一定の力を加えない限り、ストッパを
後方に引いた位置に維持することはできない。すなわ
ち、ライターを非ロック状態に維持するための手段は何
ら設けられていない。
フィッシャ(Fisher)の米国特許第1,895,032号は、
手動制御手段を押下げてライターを操作できるようにす
るため、手動制御手段をライターの肩部と係合しなくな
るように移動できるライターに関する。制御手段は、ラ
イターの使用後に肩部と係合する位置に戻る。このライ
ターは、使用者が一定の力を加えない限り、制御手段を
非係合位置に維持することはできない。
シラミ(Cirami)の米国特許第4,830,603号は、ロッ
キング機構の一部が弁作動プッシュボタンの下に設けら
れ且つ燃料隔室に付属するけれども独立した一隔室内に
延びている構成のたばこ用ライターに関する。このロッ
キング機構は、プッシュボタンを押下げる度毎に自己再
ロックする。より詳しくは、剛性の大きいばね鋼ワイヤ
の一端が隔室内に確実に保持されている。ばね鋼ワイヤ
の他端は、プッシュボタンの下面に設けられたチャンネ
ル内に延びたプローブを形成している。ロック状態にお
いて、ばね鋼ワイヤは、プッシュボタンの下面の低い天
井との係合によりプッシュボタンの押下げを防止する。
ライターから外方に延びたループの形態をなすばね鋼ワ
イヤの一部は、使用者がアクセスして適当に移動でき、
これにより、プッシュボタンの下面のチャンネル内でプ
ローブを移動させることができる。
モリス(Morris,Sr.)の米国特許第4,832,596号は、
ガス弁作動レバーと解放可能に係合するように摺動可能
に取り付けられたストッパ部材を備えたたばこ用ライタ
ーに関する。より詳しくは、ばね押圧されたストッパ部
材が、慣用的な使い捨てライターの頂部に摺動可能に取
り付けられている。ストッパ部材は、その一端がガス弁
作動レバーの下に位置するように押圧され、ガス弁を開
く方向へのレバーの移動を防止する。ひとたびストッパ
部材がばねの押圧力とは逆方向に押されると、レバーが
作動されて、ライターのガス弁の下にある端部と外方に
摺動させる。
ラブレス(Loveless)の米国特許第4,717,335号は、
火花発生輪(ホイール)の回転が制限される構成のたば
こ用ライターに関する。より詳しくは、火花発生輪は、
ガス燃料が通るノズルに向けて火花を飛ばす方向に回転
され、これにより燃料に点火し、ライターを作動させ
る。火花発生輪を逆方向に回転させると、ノズルとは反
対方向に火花が飛ぶ。火花発生輪にはピン形構造体が取
り付けられており、該ピン形構造体は、ハウジング構造
体との接触により火花発生輪の回転を360゜以下に制限
する。かくして、火花は、実際に、試みた回転方向及び
ハウジング構造体に対するピン形構造体の位置に基づい
て発生される。理論的には、ひとたびライターが操作さ
れて燃料に点火され且つピン形構造体がその全移動経路
を横切ると、ピン形構造体がハウジングと接触するよう
になるのでライターの次の作動が妨げられ、燃料ノズル
の近傍での火花の発生を防止する。
ネイレット(Neyret)の米国特許第4,028,043号及び
第4,049,370号は、ライターの火花発生輪、燃料ノズル
又は押下げ可能な弁作動部材を部分的に包囲する販売前
のいたずら保護機構に関する。これらの販売前のいたず
ら保護機構は、脆いウェブによりライターハウジングに
取り付けられており且つライターの販売後に購入者によ
り除去されて、火花発生輪、燃料ノズル及び/又は押下
げ可能な弁アクチュエータ部材を露出する。しかしなが
ら、このような販売前のいたずら保護機構は、購入者が
最初に一旦除去した後は価値が減じられてしまう。
タマリン(Tamarin)の米国特許第3,547,566号及びロ
ックウッド等(Lockwood et al)の米国特許第3,899,28
6号は、反転位置でのライターの操作を禁ずるすなわち
防止する方向検知機構を備えたライターに関する。残念
ながら、この機構は、規定方向での作動を防止するに過
ぎないため、ライターをいたずらする幼い子どもにとっ
て充分な効果は得られない。
ジョンストン(Jhonston)の米国特許第4,921,420号
は、慣用的な点火手段から物理的に分離される解放手段
を備えた使い捨てライターに関する。このライターは、
ひとたび解放手段が解放されたときにのみ作動できる。
解放手段と慣用的な点火手段とを分離する距離は、小さ
な子どもによるライターの操作を困難にするため、充分
に大きくなるように意図されている。
フジタ(Fujita)の米国特許第5,074,781号は、押下
げ可能な弁アクチュエータを押下げてライターを操作で
きるようにするにはライターの一側に向かう特定方向に
回転しなければならないロック部材を備えたたばこ用ラ
イターに関する。
フレムレンド(Fremund)の米国特許第5,076,783号
は、ロッキング部材と接触するところでライターの反対
側端部に延びている垂直ロッドに連結された押下げ可能
な弁アクチュエータを備えたライターに関する。弁アク
チュエータを押下げることができるようにするには、ロ
ッキング部材を最初に変位させなくてはならない。
フロリオット(Floriot)の米国特許第5,090,893号
は、第1位置にあるとき弁アクチュエータの押下げを防
止する突出摺動部材を備えたライターに関する。摺動部
材は、弁アクチュエータを押下げることができる第2位
置に、摺動可能に移動できる。摺動部材は、弁アクチュ
エータから直接加えられる力により、その第2位置から
第1位置へと最初に移動される。摺動部材は垂直移動す
ることはできない。
或る使用者によるライターの操作を困難にするように
設計された多くの機構は、不必要に複雑化され、製造が
困難で及び/又は使用中に機械的故障をし易いものであ
る。幾つかの装置に見られる他の欠点は、ハウジングを
このような機構を収容できる充分な大きさにしなければ
ならないという条件のため、用いられる特別構造がライ
ターハウジングの形状及びサイズを制限することであ
る。別の欠点は、幾つかの機構が打ち負かされる相対的
容易性及び機構の信頼性に関する。例えば、幾つかの機
構は比較的容易に無効にされ且つ取り外される。また、
幾つかの装置は、右利きの使用者及び左利きの使用者の
両者による使用に等しく適用できるものではなく、且つ
ライターを作動させるのに使用者が操作する必要のある
不便な形状をもつか、又は配置された、レバー又はノブ
を有する。同様に、右利きの使用者及び左利きの使用者
の両者に実際に等しく適用できる幾つかの装置は、使用
者が右利きであるか、左利きであるかによって異なる態
様で作動され及び/又は異なる位置に移動される機構を
用いている。また、幾つかのこれらの装置は、機構の作
動後、及び炎を発生させるべくライターが操作される前
に使用者の手の中でライターを持ち直す必要がある。例
えば、幾つかのライターは、弁作動手段から充分離れた
位置又はライターの弁作動手段とは反対側の位置に配置
された操作可能機構を有し、ライターの操作がぎこちな
くなる。
押下げ可能な弁作動部材の販売前の操作又は特定方向
でのライターの操作を防止又は禁止することは知られて
いるけれども、上記いずれのライターも、押下げ可能な
弁作動部材の作動を防止するための効率的に製造でき、
比較的小さく、信頼性があり、且つ右利き及び左利き使
用者の両者による使用に等しく適用でき且つ右利き及び
左利き使用者の両者により同様に作動される機構を提供
するものではない。
理解されようが、「チャイルドプルーフ」ライター自
体の開発は、多分実行不可能であろう。せいぜい、合理
的に求められることは、子どものいたずらに耐える能力
を高める特徴をもつライターを創出することである。し
かしながら、どれほど「子どものいたずらに耐える」か
は、多くのファクタ及び環境に基づいて定まるであろ
う。それにも係わらず、子どものいたずらに耐える能力
を高める特徴をもつ全てのライターが幼い子どもに関す
る制限を有し、このようないかなるライターも両親又は
大人に安全についての間違った考えを与えるものではな
い。このため、両親又は大人は、ライター取扱いの注意
深さに欠けるようになるか、幼い子どもがライターにア
クセスできるようにする。また、このようなライター
は、大人の別の形態の点火具すなわち本質的にライター
より危険であると一般に考えられているマッチを使いた
くなるようにするほど点火が困難であってはならない。
本発明は、使用者が親しみ易く且つ大人が操作できる
けれども、幼い子ども、5才未満の子ども、がライター
を操作するには大きな困難性を与えるように、選択的に
作動される信頼性のある炎発生ライターに関する。
発明の概要 本発明は、常時ラッチ位置にあり且つライターを作動
できる非ラッチ位置すなわち非干渉位置に移動できるラ
ッチ手段を備えた選択的に作動可能な炎発生ライターに
関する。ラッチは、その常時ラッチ位置にあるとき、ラ
イターに対して比較的フラッシュ(面一)になるように
取り付けるのが好ましい。また、ラッチは、そのラッチ
位置にあるとき荷重すなわち応力を受けず、且つ弁アク
チュエータとの相互作用及び弁アクチュエータに対する
形状によりラッチ位置に保持されるのが好ましい。非ラ
ッチ位置において、ひとたび弁アクチェータを押下げ且
つ解放すれば、ラッチはそのラッチ位置に移動する。
優れた点は、ラッチを同じ指又は同じ指の爪で操作で
き、使用者がその手の中でライターを持ち直す必要なく
弁作動レバーの押下げができることである。ライター
は、右利きの使用者並びに左利きの使用者の両者の同一
の相対的容易性をもって使用できるようになっている。
ライターは、子どものいたずらに耐える能力の有効性を
損なうことなく、右利きの使用者及び左利きの使用者に
より同等に操作されることが好ましい。すなわち、ラッ
チは、右利きの使用者又は左利きの使用者による操作で
あるか否かに係わらず、そのラッチ位置から非ラッチ位
置へと単一経路のみに沿って移動できるのが好ましい。
本発明の一特定実施例は炎発生ライターに関し、該炎
発生ライターは、加圧された燃料のような可燃性ガス媒
体を収容するためのリザーバを形成するハウジングと、
弁手段とを有し、該弁手段はリザーバからのガス媒体の
放出を防止する常時閉鎖位置と、リザーバから弁手段を
通る前記ガス媒体の放出を許容する開放位置との間で選
択的作動を行うように構成され、弁手段のガス媒体放出
開口の近くの位置で火花を選択的に発生させてガス媒体
を選択的に点火する火花発生手段と、開放位置への弁手
段の作動を防止すべく常時位置決めされる弁動作防止手
段とを有し、該弁作動防止手段は前記ライター内で垂直
移動でき且つ外力を加えることによってのみ常時位置か
ら第2位置に移動でき、弁作動防止手段を第2位置に向
かって内方及び垂直方向に選択的に移動させるための手
段を更に有し、該手段により弁手段の開放位置への作動
が許容されて、弁手段からのガス媒体の放出及び火花発
生手段により発生される火花によるガス媒体の点火が選
択的に許容され、弁作動防止手段はライターの作動後に
常時位置に自動的に戻る。ライターには、弁作動防止手
段を第2位置に保持して、ライターを非ラッチ状態に保
持する手段を設けるのが好ましい。このような保持手段
は、ハウジングの各部及び/又は弁作動防止手段の各部
及び/又は弁アクチュエータの各部からなる。また、ラ
イターの弁作動防止手段は、その常時位置すなわちラッ
チ位置から第2位置すなわち非ラッチ状態へと、単一経
路のみに沿って移動するように拘束されるのが好まし
い。
この実施例では、好ましくは、弁手段はアクチュエー
タ手段により開放位置に作動され、開放位置への弁手段
の作動を防止する手段はアクチュエータ手段の移動を防
止する干渉手段を備え、弁作動干渉手段は弁アクチュエ
ータ手段と干渉しなくなる位置に選択的に移動できる。
弁作動干渉手段は弁作動干渉位置に常時保持され、弁ア
クチュエータ手段と干渉しなくなる位置への弁作動干渉
手段の移動は弾性的に行われる。優れた点は、ひとたび
弁アクチュエータを解放すると、弁作動干渉手段の弾性
的移動により弁作動干渉手段が弁アクチュエータの下の
その位置に戻り、弁手段が開くことを防止することであ
る。
弁作動干渉手段は、ラッチ手段、ラッチ又は干渉部材
等の種々の形態であって種々の方向に移動できるように
構成できる。このような移動は、一般に、最初に一方向
に移動させ、次に他方向に移動させることからなる。或
いは、このような移動は、斜め方向、内方、上方及び下
方への移動を任意に組み合わせた3つ以上の方向にする
こともできる。例えば、ラッチは、最初に内方に、次
に、弁アクチュエータの、又は弁アクチュエータの近く
の、ノッチ又はキャビティ内へと上方に移動される。こ
の後弁アクチュエータが押下げられ、これにより燃料が
弁から放出され、且つ弁アクチュエータが解放されると
ラッチが弁アクチュエータの下でその干渉位置に戻る。
同様に、ラッチは、最初に内方に、次に、ハウジング
の、又はハウジングの近くの、ノッチ又はキャビティ内
へと下方に摺動させることもできる。ラッチは、例え
ば、弁アクチュエータに対して移動可能且つ枢動可能に
取り付けられる。
ライターの火花発生手段は、好ましくは、発火材料
と、該火花材料と選択的に摩擦接触するように配置され
た歯付き面を備えた回転可能な火花発生輪とからなる。
別の構成として、選択的火花発生手段は、圧電火花発生
手段等の電気火花発生手段で構成できる。
本発明の他の実施例は、許可されない使用を妨げ且つ
ラッチ状態に常時維持される発生炎ライターに関し、該
ライターは、ハウジングと、点火すべき燃料を供給する
ための燃料供給手段と、燃料に点火するための点火手段
と、燃料の流れを制御するための弁手段と、第1位置に
あるとき燃料の流れを常時防止し、且つ燃料供給手段の
作動を許容して燃料が燃料供給手段から流出できるよう
にする第2位置に押下げることができる弁アクチュエー
タと、押下げ可能な弁アクチュエータの押下げを常時防
止し且つ前記ライターをラッチ状態に常時維持するよう
に配置されたラッチとを有し、ラッチの内方への移動に
より、ラッチの干渉部がアクチュエータのキャビティと
整合できるようになり、該キャビティは、弁アクチュエ
ータを押下げることができるようにするため干渉部を収
容する充分なサイズを有する。好ましくは、ラッチは、
常時、その少なくとも一部が、弁アクチュエータの少な
くとも一部とハウジングの少なくとも一部との間に配置
されている。
この実施例では、ラッチの内方移動により、ラッチの
干渉部がアクチュエータの、又はアクチュエータの近く
の、キャビティと整合できるようになる。キャビティ
は、最終的に弁アクチュエータを押下げることができる
ように、干渉部を収容するのに充分なサイズを有する。
ラッチのこのような内方移動の後にラッチを上方移動さ
せる。この上方移動によって、ラッチの整合した干渉部
がキャビティ内に入り、ライターが非ラッチ状態に置か
れる。この非ラッチ状態では弁アクチュエータが押下げ
られ、これにより燃料が流れることができる。この非ラ
ッチ状態は弾性的に維持されるのが好ましい。別の構成
として、ラッチの内方移動により、ラッチの干渉部がハ
ウジングの、又はハウジングの近くの、キャビティと整
合し、次にラッチの下方移動によりライターがその非ラ
ッチ状態に置かれるようにしてもよい。
ライターの他の実施例は、第1干渉部を備えたアクチ
ュエータ手段と、該アクチュエータ手段の移動を防止す
る手段とを用いており、この移動防止手段は指作動可能
部及び第2干渉部を備えている。第1及び第2干渉部は
互いに常時整合しており、アクチュエータ手段の移動を
防止する。指作動可能部は、第2干渉部を移動させて第
1干渉部とは整合しなくなるようにするため選択的に移
動できる。第2干渉部は弁作動干渉位置に常時保持され
ており、弁アクチュエータが解放されると第2干渉部が
弁アクチュエータと干渉する位置に戻され、これにより
弁ノズが開くことを防止できるように、弁アクチュエー
タ手段とは干渉しなくなる位置への第2干渉部の移動は
弾性的に行われる。
この実施例では、第2干渉部が第1干渉部とは整合し
なくなるように移動される、指作動可能部の移動は、単
一経路内での移動に拘束される。指作動可能部の移動
は、最初の内方移動と、次の上方移動とからなる。別の
構成として、第1干渉部をライターのハウジングに形成
し、指作動可能部を最初に内方に、次に下方に移動させ
るように構成することもできる。
本発明の他の実施例は、ライターと組み合わせて使用
するための燃料遮断機構に関し、該燃料遮断機構は、燃
料供給源からの燃料の放出を常時防止する手段と、押下
げられたときに燃料を放出する押下げ可能な弁アクチュ
エータを備えた、燃料の放出を選択的に許容する手段
と、押下げ可能な弁アクチュエータの押下げを常時妨げ
るラッチとを有し、該ラッチの少なくとも一部は弁アク
チュエータの押下げを常時妨げるように常時位置決めさ
れ、ラッチは該ラッチの内方移動が弁アクチュエータを
押下げ、燃料が流れることを可能にする。ラッチ部分
は、弁アクチュエータの少なくとも一部、ライターの主
本体ハウジングの少なくとも一部との間に配置するのが
好ましい。
このような燃料遮断機構は、ラッチの移動を、右利き
の使用者及び左利きの使用者の両者に等しく適した単一
経路に拘束する手段及び/又はライターを非ラッチ状態
に保持する手段を有することが好ましい。
本発明の他の実施例は、炎発生ライターに関し、該炎
発生ライターは、ハウジングと、点火すべき燃料を供給
するための燃料供給手段と、燃料に点火するための点火
手段と、燃料の流れを選択的に許容する手段と、炎の発
生を防止すべく燃料の流れの発生と火花の発生との組合
せを防止し及び炎を発生させるべく燃料の流れの発生多
び火花の発生を許容するための制御手段とを有する。
この実施例の制御手段は、好ましくは、第1位置にあ
るとき燃料供給手段からの燃料の放出を常時防止し且つ
燃料の流出を許容する第2位置に押下げることができる
弁アクチュエータと、常時干渉位置にあって押下げ可能
な弁アクチュエータの押下げを防止する干渉部を備えた
ラッチとを有する。ラッチの内方への移動により、ラッ
チの干渉部が非干渉位置に向かって移動され、且つラッ
チの内方移動後に非干渉位置に向かって他方向に更に移
動するとライターを非ラッチ状態にし、この非ラッチ状
態において弁アクチュエータを押下げて燃料を流出させ
ることができる。この場合の他方向とは、例えば、上
方、下方又は斜め方向にすることができる。
また本発明は、選択的に燃料を放出する弁手段と、燃
料に点火する手段と、燃料を放出させるべく弁手段を作
動させる弁アクチュエータ手段とを有し、弁手段は燃料
ノズルを備えており、該燃料ノズルは弁アクチュエータ
手段により上方に持上げられると燃料を放出する形式の
改良形ライターにおいて、弁アクチュエータが最初に作
動されるときに燃料ノズルをその下方位置に維持してお
く補償ばねを有することを特徴とする改良形ライターに
関する。補償ばねは、燃料ノズルを下方に押圧すべく弁
アクチュエータ手段と燃料ノズルの部分との間に配置さ
れている。補償ばね手段は金属コイルばねであるのが好
ましい。燃料ノズルは、弁アクチュエータ手段により常
時下方に押圧されているのが好ましい。
他の好ましい実施例では、このライターが、弁アクチ
ュエータ手段の作動を常時妨げるように位置決めされる
干渉手段と、該干渉手段が弁アクチュエータ手段の作動
を妨げるように常時位置決めされるとき、弁アクチュエ
ータ手段の移動を補償するための補償ばね手段とを有し
ている。
このライターを作動させるには、或る程度の器用さ
と、集中力を加えること並びに多方向に一定順序で複数
の力を加えることが必要である。また、ライターの作動
には、或るレベルの理解能力が必要である。
また、本発明のライターは受動ラッチライターであ
る。優れた点は、押下げられた弁アクチュエータがひと
たび解放されると、ライターが自動的にそのラッチ状態
に戻ることである。したがって、ライターは、燃料の流
出及び炎の発生を防止する休止状態すなわち使用不可状
態に維持される。
優れた点は、本発明のライターが、右利きの使用者及
び左利きの使用者の両者により同じ相対的容易性をもっ
て使用され且つ同様に操作されることである。また、使
用者は、その手の中でライターを持ち直すことなく、弁
アクチュエータの押下げに用いた指と同じ指でラッチ機
構を操作できる。
図面の簡単な説明 本発明の上記及び他の目的、特徴及び長所は、本発明
の以下に述べる詳細な説明から容易に明らかになるであ
ろう。以下の説明において、同じ構成部品は同一の参照
番号で示し、第1図〜第8図及び第11図〜第17図は弁ア
クチュエータ及びラッチ手段の一実施例を備えた本発明
のライターを示し、第18図〜第32図は弁アクチュエータ
及びラッチ手段の他の実施例を備えた本発明のライター
を示す。
第1図は、ラッチ状態にある本発明の選択的に作動可
能なライターの好ましい実施例を示す部分斜視図であ
る。
第2図は、ラッチ状態にあるラッチを示す第1図のラ
イターの部分断面図である。
第3図は、第1図及び第2図に示した弁アクチュエー
タ及びラッチを示す分解図である。
第4図は、第3図に示した弁アクチュエータの底面図
である。
第5図は、第3図に示したラッチの底面図である。
第6図は、第3図に示した弁アクチュエータ及びラッ
チの断面図であり、これらの弁アクチュエータ及びラッ
チがラッチ状態にあって、弁アクチュエータの押下げ及
び作動を防止している状態を示すものである。
第7図は、第3図に示した弁アクチュエータ及びラッ
チの断面図であり、これらの弁アクチュエータ及びラッ
チが非ラッチ状態にあって、弁アクチュエータの押下げ
及び作動を許容している状態を示すものである。
第8図は、第3図に示した弁アクチュエータ及びラッ
チの断面図であり、非ラッチ状態とラッチ状態との時間
的に中間の状態を示すものである。
第9図は、本発明を適用できる圧電ライターであっ
て、開位置で示された任意のスイッチ及び火花の発生及
び燃料の流出を防止するラッチ位置で示されたラッチ手
段を備えた圧電ライターを示す概略図である。
第10図は、第9図の圧電ライターのスイッチが閉位置
にあり且つラッチ手段が非ラッチ状態にあって、炎が発
生しているところを示す概略図である。
第11図は、ラッチがその非ラッチ位置にあって、弁ア
クチュエータの押下げを許容し、弁の開放及び燃料ノズ
ルを通るガスの放出が可能な非ラッチ状態にあるところ
を示す第1図のライターの斜視図である。
第12図は、弁アクチュエータが押下げられた位置にあ
り且つ弁が開放している炎が発生しているところを示す
第11図のライターの斜視図である。
第13図は、弁アクチュエータの押下げ及び作動を防止
するラッチ状態にあるところを示す第1図のライターの
部分断面図である。
第14図は、弁アクチュエータが押下げられておらずラ
イターの作動準備が整った非ラッチ状態にあるところを
示す第13図のライターの部分断面図である。
第15図は、弁アクチュエータが完全に押下げられて、
燃料の流出ができる部分的な非ラッチ状態にあるところ
を示す第14図のライターの部分断面図である。
第16図は、第15図のライターを更に詳細に示す部分断
面図である。
第17図は、弁アクチュエータが完全に押下げられ且つ
解放された後の状態を示す第15図のライターの部分断面
図である。
第18図は、ラッチ状態にある本発明の選択的に作動可
能なライターの別の好ましい実施例を示す斜視図であ
る。
第19図は、ラッチがラッチ状態にあるところを示す第
18図のライターの部分断面図である。
第20図は、第18図及び第19図に示した弁アクチュエー
タ及びラッチを示す分解図である。
第21図は、第20図に示した弁アクチュエータの底面図
である。
第22図は、第20図に示したラッチの底面図である。
第23図は、第20図に示した弁アクチュエータ及びラッ
チの断面図であり、これらの弁アクチュエータ及びラッ
チがラッチ状態にあって、弁アクチュエータの押下げ及
び作動を防止している状態を示すものである。
第24図は、第20図に示した弁アクチュエータ及びラッ
チの断面図であり、これらの弁アクチュエータ及びラッ
チが非ラッチ状態にあって、弁アクチュエータの押下げ
及び作動を許容している状態を示すものである。
第25図は、第20図に示した弁アクチュエータ及びラッ
チの断面図であり、非ラッチ状態とラッチ状態との時間
的に中間の状態を示すものである。
第26図は、ラッチがその非ラッチ位置にあって、弁ア
クチュエータの押下げを許容し、弁の開放及び燃料ノズ
ルを通るガスの放出が可能な非ラッチ状態にあるところ
を示す第18図のライターの斜視図である。
第27図は、弁アクチュエータが押下げられた位置にあ
り且つ弁が開放していて炎が発生しているところを示す
第26図のライターの斜視図である。
第28図は、弁アクチュエータの押下げ及び作動を防止
するラッチ状態にあるところを示す第18図のライターの
部分断面図である。
第29図は、弁アクチュエータが押下げられておらずラ
イターの作動準備が整った非ラッチ状態にあるところを
示す第28図のライターの部分断面図である。
第30図は、弁アクチュエータが完全に押下げられて、
燃料の流出ができる部分的な非ラッチ状態にあるところ
を示す第29図のライターの部分断面図である。
第31図は、第30図のライターを更に詳細に示す部分断
面図である。
第32図は、弁アクチュエータが完全に押下げられ且つ
解放された後の状態を示す第30図のライターの部分断面
図である。
好ましい実施例の詳細な説明 最初に第1図を参照すると、使用不可状態即ち休止状
態にある本発明のライター10が示されており、該ライタ
ー10は、主本体部12と、押下げ可能な弁アクチュエータ
14と、ラッチ16と、歯付き面19を備えた火花発生輪(ホ
イール)組立体18とを有する。優れた点は、使用不可状
態はラッチ状態、即ち、ラッチ16により与えられる干渉
により弁アクチュエータ14を押圧できない状態でもある
ことである。弁アクチュエータ14を押下げると、燃料
が、燃料ノズルを通って流れ且つ発火石と摩擦係合する
火花発生輪組立体18の歯付き面19により発生される火花
により点火される。優れた点は、ラッチ16がその図示の
休止位置即ち使用不可位置から非干渉位置に位置決めさ
れない限り、弁アクチュエータ14を押下げようといかに
試みても、燃料が流れることはなく且つライターを作動
させることはできない。第1図及び第2図に示すラッチ
16の位置は、通常状態の下での「使用不可位置(“defa
ult position")」として最も良く特徴付けられる。
理解されようが、弁アクチュエータ、及びラッチが弁
アクチュエータに対して干渉位置即ちラッチ位置と非干
渉位置即ち非ラッチ位置との間で移動できるようにする
ラッチ手段については、種々の構造、形状及び相対位置
が存在する。本発明は、例示のラッチがそのラッチ位置
にあるとき、弁アクチュエータの押下げを常時妨げるよ
うに構成された好ましい実施例に関連して説明する。ラ
ッチは単一経路に沿ってそのラッチ位置から非ラッチ位
置に移動されるのが好ましく、この経路は右利きの使用
者及び左利きの使用者の両者に等しく適したものであ
る。このような移動として、内方への移動の後に下方に
移動させるものを例示する。或いは、内方への移動の後
に上方に移動させるように構成することもできる。理解
を容易にするため、このようなラッチの内方移動はラッ
チの任意の部分のあらゆる内方移動又は移動成分を含む
ものと考えることができる。同様に、ラッチのこのよう
な上方移動はラッチの任意の部分のあらゆる上方移動又
は移動成分を含み、ラッチのこのような下方移動はラッ
チの任意の部分のあらゆる下方移動又は移動成分を含む
ものと考えられる。また、第1移動は、この後に異なる
方向の別の移動をさせるものとして説明できるけれど
も、このような移動又は移動部分は、内方並びに上方又
は下方への成分をもつ斜め移動の場合のように、互いに
同時に生じるかオーバーラップすると考えることができ
る。ラッチは、使用者により非ラッチ位置に移動された
後はこの非ラッチ位置に維持されるのが好ましく、ま
た、使用者がひとたび弁アクチュエータを押下げ且つ解
放すると、そのラッチ位置に自動的に戻るのが好まし
い。
一般に使用者は、在来のライターの主本体部を手の中
に保持し、親指で発火発生輪(ホイール)をほぼ弁アク
チュエータの押下げ可能面に向かう方向に回転して火花
を発生させ、且つ弁アクチュエータを押下げて燃料が燃
料ノズル即ち弁ノズルを通って流れ得るようにする。火
花発生輪が発生させた火花が燃料を点火する。これは、
使い捨てライターを含む殆どのライターについての在来
の構造である。
第2図には、ラッチ状態にある第1図のライターの断
面が示されている。より詳しくは、弁アクチュエータ14
は、本体部12の側壁の延長部として例示されている側壁
部13(第1図参照)の間に取り付けられている。例示の
実施例では、弁アクチュエータ14は側壁部13に枢着され
ている。弁アクチュエータ14は、弁ハウジング28内で摺
動可能に支持された中空燃料ノズル20に取り付けられて
いる。中空燃料ノズル20は、フランジ21、補償ばね手段
11及びフランジ延長部23Aにより、弁アクチュエータ14
のボアのような開口内に保持されている。フランジ21及
びフランジ延長部23Aの各々は、ノズル20が弁アクチュ
エータ14のボアから抜け出ることを防止する充分な大き
さ及び形状を有している。また、ばね手段11は、フラン
ジ21のようにして燃料ノズル20に取り付けられたフラン
ジ23により、第2図に示すように維持される。弁アクチ
ュエータ14の下には圧縮ばね手段30が配置されており、
該ばね手段30は、燃料ノズル20を弁ハウジング28及び本
体部12内へと下方に押圧する。より詳しくは、圧縮ばね
手段30は、フランジ23に力を供給するばね手段11に、弁
アクチュエータ14を介して力を加え、これにより、ノズ
ル20を弁ハウジング28及び本体部12内へと下方に押圧し
て、燃料がノズル20を通って流れることを防止する。ま
た、ノズル20の近傍での弁アクチュエータ14の下方移動
は、弁アクチュエータ14の下面とフランジ延長部23Aと
の接触により制限される。このような実施例では、弁ア
クチュエータ14は、フランジ21に力を加えることにより
ノズル20を持上げて燃料を放出させるのに使用される。
ノズル20の凹状端部の近くに弁組立体(完全には図示さ
れていない)が配置されており、該弁組立体は、弁アク
チュエータ14が押下げられてノズル20が持上げられると
きにのみ、ノズル20を通って燃料が流れ得るようにす
る。
理解されようが、一般に弁アクチュエータ14を作動す
ると、ノズル20の近傍で弁アクチュエータ14が上方に移
動される。しかしながら、第2図に示す実施例では、ノ
ズル20の近傍での弁アクチュエータ14の初期上方移動中
は、ノズル20は、補償ばね手段11の作用により下方に留
まっている。より詳しくは、ノズル20の近傍での弁アク
チュエータ14の頂面がフランジ21と接触するのに充分な
大きさで、弁アクチュエータ14弁がノズル20の近傍でひ
とたび上方に移動したときにのみ、ノズル20が上方に移
動する。優れた点は、ライターがラッチ状態にあるとき
に弁アクチュエータを押下げても、例えば弁アクチュエ
ータの干渉部16Bとハウジングの干渉部12Bとの間のギャ
ップにより、ノズル20の近傍で弁アクチュエータを上方
に移動できるけれども、燃料ノズルのいかなる上方移動
も生じないことである。従って、ライターがラッチ状態
にあるときに弁アクチュエータを押下げても燃料が放出
されることはない。理解されようが、補償ばねのこのよ
うな使用は、ラッチされた弁アクチュエータの幾分かの
押下げを許容するギャップを有するライタに望ましく、
このギャップを設けないと、弁アクチュエータのこの押
下げによって燃料が放出されてしまう。
ライター10は更に発火石22を有し、該発火石22は、主
本体部12の発火石/ばねハウジング29により形成された
ボア24内に取り付けられる。発火石22は、ばね26により
火花発生輪組立体の歯付き面19に向かって押圧される。
適当に硬化されるのが好ましく且つ発火石22が押圧され
る歯付き面19を備えた火花発生輪組立体18は、慣用的な
方法で、両側壁部延長部13間で回転できるように取り付
けられている。歯付き面19は、火花発生輪組立体18を回
転したときに歯付き面19が発火石22を擦って発火火花を
発生させる歯を形成する適当なギザギザを有する。ま
た、火花発生輪組立体18は、使用者の指により該組立体
18を容易に回転できるようにする適当なギザギザを有し
ている。
主本体12は内部チャンバ15を形成しており、該チャン
バ15には、弁の制御下で燃料ノズル20を通って流れるガ
ス状媒体を生成すべく、慣用的な方法で気化できるブタ
ン燃料のような燃料9が充填されている。主本体12は任
意の適当な単一又は複数の、構造材料から構成でき、プ
ラスチック材料から構成するのが好ましい。金属から構
成するのが好ましいシールド32が設けられ、該シールド
32は炎の周囲の風防体として機能し、これにより燃料の
点火を補助する。
理解されようが、主本体12は、概略的にいえば、弁ア
クチュエータ及びばね、火花発生輪組立体、発火石及び
ばね、弁組立体、及びラッチ手段を除くライターのあら
ゆる部品、部分、構造又は基礎構造を含んでいる。従っ
て、ハウジングとして説明されるものは、このようなあ
らゆる部品、部分等を含むものと考えられる。
第1図及び第2図に示すように、本体部12にはノッチ
状開口25が設けられており、該ノッチ状開口25は、弁ア
クチュエータ14及びラッチ16(より詳しくは弁アクチュ
エータ14の垂直移動及びラッチ16の内方移動並びに垂直
移動)に適応できる。理解されようが、第1図及び第2
図はラッチ状態即ち使用不可状態にあるライターを示す
ものである。このラッチ状態では、ラッチ16が弁アクチ
ュエータ14とハウジング12との間に位置しており、弁ア
クチュエータ14の押下げを防止し、これにより弁手段の
作動、従って、燃料の放出を防止する。
再び第2図を参照すると、ラッチ16は、該ラッチ16の
干渉部16Aが弁アクチュエータ14と干渉して該弁アクチ
ュエータ14の押下げを防止するように形作られ且つ位置
決めされた、ラッチ状態にあるところが示されている。
より詳しくは、弁アクチュエータ14の押下げを試みる
と、弁アクチュエータ14の干渉部14Aがラッチ16の干渉
部16Aと接触して、燃料ノズル20からの燃料の放出を防
止する。ラッチ状態にあるとき、ラッチ16は、該ラッチ
16の干渉部16Bと主本体12の干渉部12Bとの接触により、
下方移動が完全に防止される。別の構成として、弁アク
チュエータ14のこのようなあらゆる下方移動は、ラッチ
16の他の部分と本体12の他の部分との接触、又はラッチ
16の他の部分と弁アクチュエータ14の他の部分との接触
によっても防止できる。第3図〜第8図に関連して詳細
に説明するように、ラッチ16は内方及び下方に移動で
き、このとき、ラッチの干渉部16Bはもはやハウジング
の干渉部12Bとは整合せず且つラッチの干渉部16Aは弁ア
クチュエータの干渉部14Aから分離しており、弁アクチ
ュエータ14を押下げることができる。より詳しくは、ラ
ッチの干渉部16Bが、干渉部16Bを含む先端部を含むラッ
チ16の一部を受け入れる適当な形状をもつノッチ又はキ
ャビティ27内に向かって内方及び下方に移動する。好ま
しくは、キャビティ27は、干渉部16Bを含むラッチ16の
先端部を収容できる形状を有する。ライターの操作を望
む使用者は、最初にラッチ16の先端部、従って、干渉部
16Bに力を加え即ち干渉部16Bを押しやり、本体12の干渉
部12Bと干渉しなくなるようにしなければならない。こ
れは、使用者がラッチ16を内方に移動させ、干渉部16B
を少なくとも部分的にキャビティ27内に移動させること
により達成される。より詳しくは、使用者は、ラッチ16
の先端部をキャビティ27内に向かって内方及び下方に移
動させるべく、ラッチ16の指作動可能部に力成分を加え
る。第3図〜第8図に関連して説明するように、使用者
がひとたびラッチ16をその非ラッチ位置に向かって充分
に内方及び下方に移動させると、ラッチは、使用者が弁
アクチュエータを押下げ且つ解放するまで、非ラッチ位
置に留まることになる。
第3図を参照すると、ここは弁アクチュエータ14及び
ラッチ16がかなり詳細に示されている。弁アクチュエー
タ14は、指押下げ可能面31、延長部36、ボア38のような
ノズル開口、及び保持(係合)手段37を有する。このよ
うな保持手段は、例えば、弁アクチュエータの各側に1
つずつ配置された2つのチャンネルからなる。延長部36
は本体部12の側壁部13のボアと係合し、延長部36を中心
に弁アクチュエータが枢動できるようにする。ボア38
は、フランジ21と23との間の燃料ノズル20の部分を受け
入れ且つ掴むことができるようにする。
弁アクチュエータ14は、ライターの寿命中、絶えず、
弁アクチュエータ14の干渉部14Aとラッチ16の干渉部16A
との適正な相対位置決め、及び/又はラッチ16の干渉部
16Bとハウジング12の干渉部12Bとの適正な相対位置決め
を確保できるように、充分な寸法的安定性及び剛性を有
する材料から構成されている。アクチュエータ14は、亜
鉛又はガラス充填形ポリエーテルイミドから構成するの
が好ましい。弁アクチュエータ14を構成できる他の材料
として、例えば、アルミニウム、ポリエーテルスルホン
等の他のガラス充填形ポリマー並びにこれらの材料の組
合せがある。
ラッチ16は保持手段39を有している。例えばこの保持
手段39は、ラッチの各側のそれぞれの内面に1つずつ配
置された2つの突出部からなる。このような保持手段39
は、ラッチ16がチャンネル37内で摺動できるように(第
6図〜第8図、第13図、第15図及び第17図に最も良く示
す。)並びにラッチ16がチャンネル37内のピボット点を
中心に枢動できるように(第14図に最も良く示す)する
形状を有し、構成され且つ位置決めされている。
より詳しくは、ラッチ16は、弁アクチュエータ14に形
成されたチャンネル37及びラッチ16に形成された突出部
39により、弁アクチュエータ14に対して摺動可能に取り
付けられている。このような摺動可能な取付け構造によ
り、ラッチ16は弁アクチュエータ14に対して内方及び外
方に移動できる。また、突出部39のサイズ、形状、位置
及び構造は、弁アクチュエータ14に対する突出部39の垂
直移動を防止すると同時に、弁アクチュエータ14に対す
るラッチ16の制限された枢動を可能にする。理解されよ
うが、このような枢動は、任意の特定時点での突出部39
とチャンネル37との間の接触点に位置する2つのピボッ
ト点を中心に行われる。
理解されようが、保持手段37及び保持手段39は、種々
の形状、位置及び構造に構成できる。本発明にとってこ
れらの特定構造は重要ではない。また、保持手段37、39
の各々は、(1を含む)任意の合理的な個数からなる別
構造で構成することができる。
ラッチ16は、該ラッチ16がラッチ位置と非ラッチ位置
との間を移動する間に突出部39がチャンネル37内で摺動
するときに、ラッチ16の2つの突出部39間の距離を一時
的に拡げることができる充分な弾性をもつ、比較的剛性
があり且つ幾分可撓性のある材料で構成するのが好まし
い。ラッチ16は、充分な弾性をもつ任意のプラスチック
又は金属から構成するのが好ましいけれども、充分な剛
性及び弾性記憶をもつ広範囲の他の適当な材料を使用す
ることもできる。
ラッチ状態即ち閉鎖状態(第1図及び第2図)におい
ては、ラッチ16の干渉部16Aの上面が弁アクチュエータ1
4の干渉部1Aの下面に当接し、且つラッチ16の干渉部16B
の下面が本体12の干渉部12Bの上面に当接し、これによ
り弁アクチュエータ14の押下げが防止される。別の構成
として、ラッチ16と弁アクチュエータ14との間又はラッ
チ16とハウジング12との間に小さなギャップ(第1図及
び第2図)を設けることができる。例えば、ラッチ16の
干渉部16Bの下面とラッチ12の干渉部12Bの上面との間に
ギャップを設けることができる。
ここで第4図を参照すると、ここには第3図の弁アク
チュエータ14の下面が示されている。弁アクチュエータ
14の部分35は第2図に示すようにばね30を受け入れるこ
とができ、この部分35は、突出部材又は弁アクチュエー
タ14内に一部が食い込んだ凹部又はボア等の種々の形態
に構成できる。燃料ノズルは、例えば、ボア38の対応部
分より大きい直径を有する燃料ノズルのフランジ21、23
及びばね手段11(第2図)によりボア38内に維持され
る。
第5図は第3図のラッチ16の下面を示す。ラッチ16の
サイズ、形状及び構造は、ライターを非ラッチ状態に保
持すること並びにライター内でラッチ16を安定化するこ
とを容易にする。ラッチ16の指作動可能部16Cはラッチ
を移動させるべく使用者により操作される。より詳しく
は、指作動可能部16Cは使用者の指先により操作され、
ラッチの干渉部16Bを内方及び下方に移動させてハウジ
ングの干渉部12Bとの干渉を解除する。また、第15図に
関連して説明するように、ラッチ16は、弁アクチュエー
タが完全に押下げられたときに弁アクチュエータ14内の
凹み14Cと係合する係合部16Dを有し、これにより、ひと
たび弁アクチュエータが解放されると、該弁アクチュエ
ータが、ラッチをその押下げられた位置から引き上げ
て、弁アクチュエータと一緒にラッチをそのラッチ位置
に向かって上方に移動させることができる。
第6図、第7図及び第8図は、第3図の弁アクチュエ
ータ及びラッチがラッチ状態(第6図)、非ラッチ状態
(第7図)及び中間状態(第8図)にあるところを示す
各断面図である。より詳しくは、第6図、ラッチ16がそ
のラッチ位置にあるところ、即ちラッチ及び弁アクチュ
エータの休止位置即ちラッチ位置においてラッチの保持
手段39が弁アクチュエータのチャンネル37内に維持され
ているところを示す。また、ラッチの係合部16Dは、小
さなギャップで凹み14Cから分離されている。理解され
ようが、ラッチ16は、第6図に示すように、荷重が作用
していない状態にあるのが好ましい。
第7図は、ラッチ16がその非ラッチ位置にあるとこ
ろ、即ちラッチ16が内方(F1)及び下方に移動されてい
るところを示す。理解されようが、弁アクチュエータ14
は、ラッチ位置にあるとき、ラッチの保持手段39に矢印
F2で示すような力を作用する。また、ラッチの係合部16
Dは、凹み14Cに隣接する弁アクチュエータの部分で該弁
アクチュエータ14と接触する。更に、ラッチの係合部16
Dと、凹み14Cに隣接する弁アクチュエータの部分におけ
る弁アクチュエータ14との間には、第6図に示すギャッ
プより小さいギャップ充分に小さいギャップが形成され
る。優れた点は、ライターがひとたびこのような非ラッ
チ状態に置かれると、ライターがこの非ラッチ状態を維
持することである。
ラッチ16は、外力即ち使用者がラッチ16に加える力に
よってのみ、そのラッチ位置(第6図)から非ラッチ位
置(第7図)に移動される点で優れている。このような
力は、ラッチ16の保持手段39の2つの突出部間の距離を
拡げるのに充分な大きさでなくてはならない。また、こ
のような力はラッチ16を下方に移動させるのに充分な大
きさ、より詳しくは、ラッチ16を、ラッチの保持手段38
と弁アクチュエータ14との間の接触点を中心に下方に枢
動させ、これにより、ラッチの干渉部16Bを移動してハ
ウジングの干渉部12Bとの干渉から解除し且つ弁アクチ
ュエータの干渉部14Aを移動してラッチの干渉部16Aから
引き離すのに充分な大きさでなくてはならない。従っ
て、このような力が加えられない限い、本発明のライタ
ーは、常時、そのラッチ状態に維持される。
理解されようが、第7図に示す非ラッチ状態は自己維
持されない。より詳しくは、弁アクチュエータによりラ
ッチに加えられる力(F2)により、ラッチ16をライター
の外方、即ち、F1で示す方向とは逆方向、に押圧しよう
とする押圧力を生じる。換言すれば、ラッチ16は、これ
がラッチ位置にあるときはいつでも、弁アクチュエータ
14から離れる方向に押し出される状態にある。従って、
弁アクチュエータ及びラッチを第7図に示すように維持
するための何らかの別の手段がなければ、そのような押
圧力がラッチを押圧して、ラッチをその非ラッチ位置か
ら解除しようとする。しかしながら、第14図に関連して
説明するように、ハウジング12の部分がラッチ16をその
非ラッチ位置に保持することを容易にする。
また、弁アクチュエータ14及びラッチ16を構成する相
対材料により、及び弁アクチュエータ及びラッチの相対
形状及び構造により、ラッチ16がそのラッチ位置と非ラ
ッチ位置との間を移行するとき及びラッチ16がその非ラ
ッチ位置にあるとき、ラッチ16のみが変形される。第6
図〜第8図に示す好ましい実施例では、このような変形
は、ラッチの保持手段の2つの突出部間の距離を一時的
に拡げることになる。
ここで第8図を参照すると、ここには、時間的に第7
図の非ラッチ状態と第6図のラッチ状態との間の状態の
弁アクチュエータ14及びラッチ16が示されている。第8
図に示すように、ラッチ16は荷重を受け、一時的に変形
される。また、第15図及び第16図により明瞭に示すよう
に、ラッチの係合部16Dの少なくとも一部が弁アクチュ
エータの凹み14C内に配置される。第8図に示す状態
は、弁アクチュエータ14が押下げられ且つ下方に移動さ
れ、これによりラッチ16をアクチュエータ14に対して更
に内方に押圧するほんの短時間の間に生じる。第7図に
関連して説明したように、ラッチが第8図の矢印F2によ
り示す方向とは逆方向の外方に押圧されるため、第8図
に示す状態は自己維持されない。
理解されようが、弁アクチュエータ14及びラッチ16の
材料及び構造並びにこれらの形状により、弁アクチュエ
ータ14は、ラッチのラッチ位置を除くあらゆる位置にお
いてラッチをアクチュエータ14から離れる方向に押圧
し、これにより、ひとたびラッチがアクチュエータから
離脱されると、ラッチをそのラッチ位置に向かって押圧
する。
第9図は、本発明を適用できる圧電形ライターを概略
的に示すものである。圧電形ライターは、ハンマー/燃
料放出手段64と、火花発生手段66と、任意の電気遮断ス
イッチ68と、ラッチ手段70と、弁手段71とを有する。こ
の圧電形ライターは、本発明に従って作動するラッチ手
段70が設けられているためハンマー手段64の押下げが防
止される点を除き、慣用的な方法で作動する。例えば、
このようなラッチ手段は火花の発生を防止するラッチで
構成される。より詳しくは、ラッチ手段70は、エネルギ
源と火花発生手段とを電気的及び/又は機械的に遮断す
ることにより火花の発生を防止することができる。別の
構成として、ラッチ手段は燃料の流れのみを選択的に防
止するように構成できるし、或いは火花の発生及び燃料
の流れの両方を選択的に防止するように構成することも
できる。第9図に示すように、ラッチ手段70がハンマー
手段64の作動を防止するように位置決めされているの
で、ライターはラッチ状態にある。また、任意のスイッ
チ6が開位置又は閉位置にあるところが示されている。
第10図は、第9図の圧電形ライターが非ラッチ状態に
あるところを概略的に示すものである。より詳しくは、
ラッチ手段70はハンマー手段64を作動できるように位置
決めされている。また、スイッチ68は閉位置即ちオン位
置にあるところが示されている。理解されようが、任意
のスイッチ68を組み込むと、燃料に点火するには、スイ
ッチ68を閉じ且つラッチ手段70を非ラッチ状態にする必
要がある。
本発明は、ライターが付勢された後、より詳しくは弁
アクチュエータが押下げられ且つ解放された後に、ラッ
チをそのラッチ位置に自動的に戻すことが優れた点であ
る。また、本発明は、使用者がひとたびライターを非ラ
ッチ状態に置くと、ライターをこの状態に維持する。こ
のような特徴を、第1図、第11図及び第12図に関連して
更に説明する。
本発明を作動するとき、第1図、第11図及び第12図に
示すように、使用者は最初にライターをその非ラッチ状
態にしなければならない。より詳しくは、ラッチ16の干
渉部16Bを充分に変位させてハウジング12の干渉部12Bと
の干渉を解除するように、使用者は、ラッチ16を内方に
移動し且つ下方に枢動しなければならない(第11図)。
このような移動は、例えば、ラッチ16の干渉部16Bをハ
ウジング12のキャビティ27内に移動させ、最終的に弁ア
クチュエータ14を押し下げ且つ下方に移動できるように
するため、ラッチ16を移動させることからなる。ラッチ
16のこのような移動により、ライターは第11図に示すよ
うな非ラッチ状態に置かれる。この時点で弁アクチュエ
ータ14を押下げ、そして、火花発生輪組立体18を適当に
回転させると、ライターが作動され且つ弁アクチュエー
タ14が第12図に示すように下方に移動される。より詳し
くは、このようにして発生された火花が、弁アクチュエ
ータ14がノズルを持上げて弁が作動されるときに燃料ノ
ズルから放出されたガス状燃料に点火する。ノズルの近
傍での弁アクチュエータ14の持上げ作用によって燃料チ
ャンバから燃料が放出され、これにより、ノズルを通る
ガス状媒体として燃料が流れることができ、次いで、こ
の燃料が燃焼される。
かくして、干渉部12Bに対して干渉部16Bを充分に変位
させることにより、本発明の好ましい実施例は、使用不
可能なラッチ状態から非ラッチ状態に置かれる。これ
は、干渉部16Bを移動させてキャビティ27と係合させる
ことにより達成される。優れた点は、このような移動に
より形成される経路が右利きの使用者及び左利きの使用
者の両者にとって同じであり、このような各使用者が同
じ相対的容易さでライターのラッチ解除が行えることで
ある。従って、本発明のライターは、右利き又は左利き
のあらゆる使用者がラッチを適当に押圧してライター本
体との干渉から解除することによりライターを作動で
き、右利き及び左利きの使用者に適合する別の経路又は
構造を必要としない。
より詳しくは、ライターがラッチ状態から非ラッチ状
態に再構成されるときにラッチ16が従動する、右利き使
用者及び左利き使用者のいずれもが同じ経路を使用する
けれども、いずれか一方の使用者の方が有利というもの
ではない単一経路を設けることにより、いずれの使用者
も、本発明のライターのラッチの有効性を損なうことな
く、ライターの作動時に等しい快適性を体得できるであ
ろう。
第13図〜第17図は、ラッチ16の干渉部16Bをハウジン
グ12の干渉部12Bとの干渉から解除する位置決めを行な
うことによりライターのラッチを解除するのに必要な一
連の操作を示すものである。より詳しくは、第13図は、
使用不可状態即ちラッチ状態にあるラッチ16及び弁アク
チュエータ14を示す。理解されようが、第6図及び第13
図は、同じラッチ状態にあるラッチ及び弁アクチュエー
タを示すものである。この状態では、弁アクチュエータ
14の干渉部14Aとラッチ16の干渉部16Aとの接触並びにラ
ッチ16の干渉部16Bとハウジング12の干渉部12Bとの接触
により、面31を指で押圧して弁アクチュエータ14を押下
げることは防止される。第13図に示すように、ラッチ16
の干渉部16Bと本体12の干渉部12Bとの間の小さなギャッ
プを除き、ラッチ16の干渉部16Bが本体12の干渉部12Bに
当接するため、弁アクチュエータ14及びラッチ16は、こ
れ以上下方に移動することが防止される。図示の簡単化
のため、図面における干渉部12Bと干渉部16Bとの間のギ
ャップは必ずしも縮尺通りに作図されていない。また、
このようなギャップは、本発明の適正な作動にとって必
ずしも必要ではない。
第14図は、ラッチ16及び弁アクチュエータ14が非ラッ
チ状態にあって弁アクチュエータ14を押下げる用意が整
ったところを示すものである。理解されようが、第7図
及び第14図は、同じ非ラッチ状態にあるラッチ及び弁ア
クチュエータを示すものである。ラッチ16、より詳しく
は、その干渉部16Bは、ハウジングの干渉部12Bとの整合
が外れる位置へと、矢印で示すように内方及び下方に移
動されている。例えば、干渉部16Bは、図示のようにハ
ウジング12に形成されたキャビティ27と係合するように
移動されている。ラッチの干渉部16Bのこのような内方
及び下方への移動は、ラッチ16の内方移動と、ラッチの
保持手段39の2つの突出部と弁アクチュエータ14との接
触点を中心にのラッチ16の下方への枢動との結果として
生じる。このような接触点は、弁アクチュエータ14に形
成されたチャンネル37内にある。第14図に示すように、
ラッチ16は、ラッチの係合部16Dと弁アクチュエータの
部分14Cとの接触により、これ以上内方に移動すること
はできない。
第7図に関連して説明したように、弁アクチュエータ
はラッチに押圧(付勢)力を与え、この押圧力は、他の
力が存在しない限り、ラッチをその非ラッチ位置から外
れるように移動させようとする。しかしながら、ラッチ
の干渉部16B及びハウジングの干渉部12Bの近傍における
ラッチとハウジングとの間の摩擦力により、実際には第
14図に示す非ラッチ状態が自己維持される。従って、ラ
ッチ16の指作動可能部16Cから保持圧力を除去しても、
ラッチ16がそのラッチ位置に向かってスリップすること
はなく、弁アクチュエータ14を押下げるまでライターを
第14図に示す非ラッチ状態に維持する。換言すれば、指
作動可能部16Cに適当な力を加えてラッチ16の干渉部16B
を内方且つ下方に移動させ、該干渉部16Bがハウジング
の干渉部12Bと干渉しなくなるようにすることにより、
ライターは、作動及び炎発生の用意が整えられる。
第14図に示すような弁アクチュエータ14の指操作可能
面に指の圧力を加えると第15図に示す状態になり、この
状態では、弁アクチュエータ14が押下げられ、これによ
り燃料が弁及び燃料ノズル(図示せず)を通って流れる
ことができる。理解されようが、第8図、第15図及び第
16図は、ラッチの係合部16Dが弁アクチュエータ14に形
成された凹み14Dと係合した、同じ位置にあるそれぞれ
のラッチ及び弁アクチュエータを示すものである。より
詳しくは、第16図により明瞭に示すように、弁アクチュ
エータ14を押下げるとばね30が圧縮され、且つ燃料ノズ
ル20が上方に移動されて、その一部が弁ハウジング28及
び本体部12から出る。燃料ノズル20がこのように持ち上
げられると、燃料がチャンバ15から弁を通ってノズル20
から流出でき、このとき燃料は、発火石22と火花発生輪
組立体18の歯付き面19とにより発生される火花により点
火される。この燃料は、弁アクチュエータ14に充分な圧
力が維持される限り、流れ続け且つ燃焼し続ける。弁ア
クチュエータ14の下方移動は、第15図及び第16図に示す
ように、弁アクチュエータ14とラッチ16との接触によ
り、並びにキャビティ27の近傍で且つハウジングの干渉
部12Bに隣接して、ハウジング12の部分と接触するラッ
チの干渉部16Bにより制限される。
第7図、第8図及び第14図に関連して説明したよう
に、弁アクチュエータはラッチに押圧力を与え、この押
圧力がラッチを外方に移動させようとする。しかしなが
ら、第15図に示す状態では、キャビティ27及びハウジン
グの部分12Bの近傍におけるラッチ16とハウジング12と
の接触により、このような外方移動が制限される。
第15図及び第16図に示すように弁アクチュエータ14を
押下げると、該弁アクチュエータ14の干渉部14Aがラッ
チの干渉部16Aと接触するまで、弁アクチュエータ14が
下方に押され、この後、弁アクチュエータが更に下方に
移動することは防止される。この時点で、ラッチの係合
部16Dが弁アクチュエータの凹み14Dと係合する。弁アク
チュエータ14が押下げられた状態に維持される限り、干
渉部12B、16Bの近傍でのラッチ16とハウジング12との接
触により、ラッチ16の外方移動が制限される。
第17図に示すように、弁アクチュエータ14からひとた
び圧力が除去されると、弁アクチュエータはばね30によ
り付与される押圧力により上方に移動し、炎が消滅す
る。優れた点は、ラッチの係合部16Dが凹み14D内にある
ため、弁アクチュエータ14が上方に移動するときに、該
弁アクチュエータがラッチ16を上方に引き上げることで
ある。第15図に関連して説明したように、ラッチ16の外
方移動は、該ラッチ16とハウジング12との接触により制
限される。しかしながら、弁アクチュエータ14が上方に
移動し且つラッチ16を弁アクチュエータ14と一緒に引き
上げるときに、ラッチ16の干渉部16Bも上方に移動す
る。第7図、第8図、第14図及び第15図に関連して説明
した押圧力と協働して、ラッチ16のこの上方移動が、最
終的にラッチ16を第17図に示す位置に向かって外方に移
動させる。従って、弁アクチュエータが完全に上方移動
してラッチを完全に外方に移動できるようになったとき
にのみ、ラッチ16はその完全ラッチ位置に入る。第6図
〜第8図に関連して説明したように、弁アクチュエータ
14及びラッチ16の相対形状、材料及び構造により、アク
チュエータ14はラッチ16を完全に外方に押し出す。理解
されようが、使用者が加えた適当な力を除去すると、ラ
ッチの干渉部16Bがその干渉位置に留まるように、ラッ
チ16は充分前方に押し出されなくてはならない(第17
図)。理解されようが、ラッチの係合部16D、弁アクチ
ュエータの凹み14D、及び弁アクチュエータの部分14C
は、ラッチの係合部16Dを弁アクチュエータの凹み14Dに
入れることなく使用者がライターのラッチを解除できる
ように構成され且つ配置されている。
第1図〜第8図及び第11図〜第17図はラッチを内方及
び下方に移動させることにより作動する弁アクチュエー
タ及びラッチ手段の一実施例による本発明のライターを
示すものであるのに対し、第18図〜第32図はラッチを内
方及び上方に移動させることにより作動する弁アクチュ
エータ及びラッチ手段の別の実施例による本発明のライ
ターを示すものである。
より詳しくは、第18図に示すライターは、弁アクチュ
エータ114、ラッチ手段116及びノッチ状開口125を除
き、第1図に示したライターの構造と同じである。第18
図のライターは、その使用不可状態即ち休止状態にある
ところを示す。使用不可状態は、ラッチ116により与え
られる干渉により弁アクチュエータ114を押下げること
ができないラッチ状態でもある。ラッチ116が図示の休
止位置から非干渉位置に位置決めされない限り、弁アク
チュエータ114を押下げようといかに試みても、燃料は
流れず且つライターは作動しない。第18図及び第19図に
示すラッチ116の位置は、通常の状態の下での「使用不
可位置」として最も良く特徴付けられる。
第19図は、ラッチ状態にある第18図のライターの断面
図である。弁アクチュエータ114は、弁アクチュエータ1
4と同様にしてハウジング12に取り付けられている。弁
アクチュエータ14は、第1図に関連して説明したのと同
様な方法で燃料ノズル20を持ち上げる。本体部12には、
弁アクチュエータ114及びラッチ116、より詳しくは、こ
れらの垂直移動に適合するノッチ状開口125が設けられ
ている。
第19図にはラッチ116がラッチ状態にあるところが示
されており、このラッチ状態では、ラッチ116の干渉部1
16Aが弁アクチュエータ114と干渉して該弁アクチュエー
タ114の押下げを防止するように位置決めされ且つ構成
される。より詳しくは、弁アクチュエータ114の押下げ
を試みても、弁アクチュエータ114の干渉部114Aがクラ
ッチ116の干渉部116Aと接触し、これにより燃料ノズル2
0からの燃料の放出及びライターの作動が防止される。
このラッチ状態では、ラッチ116の干渉部116Bと主本体1
2の干渉部12Bとの接触により、ラッチ116のいかなる下
方移動も防止される。別の構成として、本体12の他の部
分と接触するラッチ116の他の部分又は弁アクチュエー
タ114の他の部分と接触するラッチ116の他の部分によ
り、弁アクチュエータ114のあらゆるこのような下方移
動を防止することもできる。第28図〜第32図に関連して
詳細に説明するように、ラッチ116は内方及び上方に移
動でき、このように移動するとラッチの干渉部16Aが弁
アクチュエータの干渉部114Aとは整合しなくなる。より
詳しくは、ラッチの干渉部116Aが内方及び上方に移動さ
れ、ラッチの干渉部116Aの少なくとも一部が、干渉部11
6Aを含む先端部を含むラッチ116の一部を受け入れるの
に適した形状をもつノッチ又はキャビティ127内に入
る。キャビティ127は、干渉部116Aを含むラッチ116の先
端部を収容できる形状を有する。ライターを作動したい
使用者は、最初に、ラッチ116の先端部を押して、干渉
部116Aとラッチ114の干渉部114Aとの干渉を解除しなけ
ればならない。これは、使用者がラッチ116を内方及び
上方に移動させ、干渉部116Aの少なくとも一部をキャビ
ティ127内に移動させることにより達成される。使用者
がひとたびラッチ116をその非ラッチ位置に向かって充
分に内方及び上方に移動させると、ラッチは、使用者が
弁アクチュエータを押下げ且つ解放するまで、その非ラ
ッチ位置に留まる。
第20図を参照すると、ここには弁アクチュエータ114
及びラッチ116がより詳細に示されている。弁アクチュ
エータ114は、指押下げ可能面131と、延長部136と、ボ
ア138と、保持手段137とを有している。この保持手段13
7は、例えば、弁アクチュエータの各側に1つずつ配置
された2つのチャンネルからなる。部分131、136、138
は、第1図〜第8図及び第11図〜第17図の部分と同様に
構成され且つ作動する。
ラッチ116は保持手段139を有している。例えばこの保
持手段139は、ラッチの各側のそれぞれの内面に1つず
つ配置された2つの長い部材からなる。このような保持
手段139は、ラッチ116がチャンネル137内で摺動できる
ように(第23図〜第25図及び第28図〜第32図に最も良く
示されている)並びにラッチ116がチャンネル137内のピ
ボット点を中心に上方に枢動できるように(第28図及び
第29図に最も良く示す)する形状を有し、構成され且つ
位置決めされている。
より詳しくは、ラッチ116は、弁アクチュエータ114に
形成されたチャンネル137及びラッチ116に形成された長
い部材139により、弁アクチュエータ114に対して摺動可
能に取り付けられている。このような摺動可能な取付け
構造により、ラッチ116は弁アクチュエータ114に対して
内方及び外方に移動できる。また、保持手段137、139の
サイズ、形状、位置及び構造は、保持手段137内に保持
手段139を容易に保持すると同時に、手段137内での手段
139の摺動を可能にし且つ弁アクチュエータに対するラ
ッチの制限された枢動を可能にする。第30図〜第32図に
関連して説明するように、このような制限された枢動
は、弁アクチュエータが押下げられ且つ解放された後
に、弁アクチュエータがラッチを上方に引き上げること
を可能にする。
理解されようが、保持手段137及び保持手段139は、種
々の形状、位置及び構造に構成できる。本発明にとって
これらの特定構造は重要ではない。また、保持手段13
7、139の各々は、(1を含む)任意の合理的な個数から
なる別構造で構成することができる。
弁アクチュエータ114及びラッチ116は、それぞれ、弁
アクチュエータ14及びラッチ16と同じ材料から構成する
のが好ましい。
ラッチ状態即ち閉鎖状態(第18図及び第19図)におい
ては、ラッチ116の干渉部116Aの上面が弁アクチュエー
タ114の干渉部114Aの下面に当接し、且つラッチ116の干
渉部116Bの下面が本体12の干渉部12Bの上面に当接し、
これにより弁アクチュエータ114の押下げが防止され
る。別の構成として、ラッチ116と弁アクチュエータ114
との間又はラッチ116とハウジング12との間に小さなギ
ャップ(第18図及び第19図)を設けることができる。
ここで第21図を参照すると、ここには第20図の弁アク
チュエータ114の下面が示されている。弁アクチュエー
タ14の部分135は第19図に示すようにばね30を受け入れ
ることができるようになっている。
第22図は第20図のラッチ116の下面を示す。ラッチ116
のサイズ、形状及び構造は、ライターを非ラッチ状態に
保持すること並びにライター内でラッチ116を安定化す
ることを容易にする。ラッチ116の指作動可能部116Cは
ラッチを移動させるべく使用者により操作される。より
詳しくは、指作動可能部116Cは使用者の指先により操作
されるのが好ましく、ラッチの干渉部116Aを内方及び上
方に移動させて弁アクチュエータの干渉部114Aとの干渉
を解除する。
第23図、第24図及び第25図は、第20図の弁アクチュエ
ータ及びラッチがラッチ状態(第23図)、非ラッチ状態
(第24図)及び中間状態(第25図)にあるところを示す
各断面図である。より詳しくは、第23図は、ラッチ116
がそのラッチ位置にあるところ、即ちラッチ及び弁アク
チュエータの休止位置即ちラッチ位置においてラッチの
保持手段139が弁アクチュエータのチャンネル137内に維
持されているところを示す。理解されようが、ラッチ11
6は、第23図に示すように、荷重が作用していない状態
にあるのが好ましい。
第24図は、ラッチ116がその非ラッチ位置にあるとこ
ろ、即ちラッチ116が内方(F1)及び上方に移動されて
いるところを示す。理解されようが、弁アクチュエータ
114は、ラッチ位置にあるとき、ラッチの保持手段139に
矢印F2で示すような力を与える。優れた点は、ライター
がひとたびこのような非ラッチ状態に置かれると、ライ
ターがこの非ラッチ状態を維持することである。
ラッチ16は、外力即ち使用者がラッチ116に加える力
によってのみ、そのラッチ位置(第23図)から非ラッチ
位置(第24図)に移動される点で優れている。従って、
このような力が加えられない限り、本発明のライター
は、常時、そのラッチ状態に維持される。
第7図に関連して説明したのと同じ理由から、第24図
の弁アクチュエータは、ラッチを外方、即ち、第24図に
矢印F1で示した方向とは逆の方向、に押そうとする押圧
力をラッチに加える。
ここで第25図を参照すると、ここには、時間的に第24
図の非ラッチ状態と第23図のラッチ状態との間の状態の
弁アクチュエータ114及びラッチ116が示されている。第
25図に示すように、ラッチ116は荷重を受け、一時的に
変形される。第25図に示す状態は、弁アクチュエータ11
4が押下げられ且つラッチ116と一緒に下方に移動され、
これによりラッチ116をアクチュエータ114に対して更に
内方に押圧するほんの短時間の間に生じる。第30図及び
第31図に関連して説明したように、干渉部12Bの近傍に
おけるハウジング12の部分は、弁アクチュエータが完全
に押下げられたときに、ラッチ116を弁アクチュエータ
に対して更に内方に押圧する。
理解されようが、弁アクチュエータ114及びラッチ116
の材料及び構造並びにこれらの形状により、弁アクチュ
エータ114は、ラッチ116のラッチ位置を除くあらゆる位
置においてラッチをアクチュエータ114から離れる方向
に押圧し、これにより、ひとたびラッチがアクチュエー
タから離脱されると、ラッチをそのラッチ位置に向かっ
て押圧する。
本発明の作動に際し、第18図〜第32図において説明し
たように、使用者は最初にライターをその非ラッチ状態
にしなければならない。より詳しくは、ラッチ116の干
渉部116Aを充分に変位させて弁アクチュエータ114の干
渉部114Aとの干渉を解除するように、使用者は、ラッチ
116を内方に移動し且つ上方に枢動しなければならない
(第26図)。このような移動は、例えば、ラッチ116の
干渉部116Aを弁アクチュエータ114のキャビティ127内に
移動させ、最終的に弁アクチュエータ114並びにラッチ1
16を押下げ且つ下方に移動できるようにするため、ラッ
チ116を移動させることである。ラッチ116のこのような
移動により、ライターは第26図に示すような非ラッチ状
態に置かれる。この時点で弁アクチェエータ114を押下
げ且つ火花発生輪組立体18を適当に回転させると、ライ
ターが作動され且つ弁アクチュエータ114及びラッチ116
が第27図に示すように下方に移動される。
第28図〜第32図は、ラッチ116の干渉部116Aを弁アク
チュエータ114の干渉部114Aとの干渉から解除する位置
決めを行うことによりライターのラッチを解除するのに
必要な一連の操作を示すものである。より詳しくは、第
28図は、使用不可状態即ちラッチ状態にあるラッチ116
及び弁アクチュエータ114を示す。理解されようが、第2
3図及び第28図は、同じラッチ状態にあるラッチ及び弁
アクチュエータを示すものである。この状態では、弁ア
クチュエータ114の干渉部114Aとラッチ116の干渉部116A
との接触並びにラッチ116の干渉部116Bとハウジング12
の干渉部12Bとの接触により、面131を指で押圧して弁ア
クチュエータ14を押下げることは防止される。
第29図は、ラッチ116及び弁アクチュエータ114が非ラ
ッチ状態にあって弁アクチュエータ114を押下げる用意
が整ったところを示すものである。理解されようが、第
24図及び第29図は、同じ非ラッチ状態にあるラッチ及び
弁アクチュエータを示すものである。ラッチ16、より詳
しくは、その干渉部116Aは、干渉部114Aとの整合が外れ
る位置へと、矢印で示すように内方及び上方に移動され
た状態にある。例えば、干渉部116Aは、図示のように弁
アクチュエータ114に形成されたキャビティ127と係合す
るように移動された状態にある。ラッチの干渉部116Aの
このような内方及び上方への移動は、ラッチ16の内方移
動と、ラッチの保持手段139の2つの長い部材と弁アク
チュエータ114との接触点を中心としたラッチ116の上方
への枢動との結果として生じる。このような接触点は、
弁アクチュエータ114に形成されたチャンネル137内にあ
る。
前述のように、弁アクチュエータはラッチに押圧力を
与え、この押圧力は、他の力が存在しない限り、ラッチ
をその非ラッチ位置から外れるように移動させようとす
る。しかしながら、ラッチの干渉部116A及び弁アクチュ
エータの干渉部112Aの近傍におけるラッチと弁アクチュ
エータとの間の摩擦力により、実際には第29図に示す非
ラッチ状態が自己維持される。従って、ラッチ116の指
作動可能部116Cから保持圧力を除去しても、ラッチ116
がそのラッチ位置に向かってスリップすることはなく、
弁アクチュエータ114が押下げられるまでライターを第2
9図に示す非ラッチ状態に維持する。
第29図に示すような弁アクチュエータ114の指操作可
能面に指の圧力を加えると第30図に示す状態になり、こ
の状態では、弁アクチュエータ114が押下げられ、これ
により燃料が弁及び燃料ノズル(図示せず)を通って流
れることができる。理解されようが、第25図、第30図及
び第31図は、同じ位置にあるそれぞれのラッチ及び弁ア
クチュエータを示すものである。より詳しくは、第31図
により明瞭に示すように、弁アクチュエータ114を押下
げると、弁アクチュエータ114及びラッチ116が下方に移
動される。この下方移動は、第30図及び第31図に示すよ
うに、ハウジングの干渉部12Bの近傍でのラッチの干渉
部116Bとハウジング12の部分との接触により制限され
る。
第24図、第25図及び第29図に関連して説明したよう
に、弁アクチュエータはラッチに押圧力を作用し、この
押圧力がラッチを外方に移動させようとする。しかしな
がら、第30図に示す状態では、ハウジングの部分12Bの
近傍におけるラッチ116とハウジング12との接触によ
り、このような外方移動が制限される。
第30図及び第31図に示すように弁アクチュエータ114
を押下げると、ラッチの干渉部116Bがハウジング12と接
触するまで、弁アクチュエータ及びラッチが下方に押さ
れ、これにより、弁アクチュエータが更に下方に移動す
ることが防止される。また、ラッチ116が下方に移動す
ると、ラッチの干渉部116Bがハウジングの干渉部12Bと
接触する。好ましくは、ハウジングの干渉部12Bに傾斜
部を設け、ラッチが完全に下方移動するときにラッチ11
6を更に内方に移動させるカム作用即ち力作用を生じさ
せ、これにより、ラッチの干渉部116A及び弁アクチュエ
ータの干渉部114Aの近傍におけるラッチ116と弁アクチ
ュエータ114との間の圧力を減少させる。弁アクチュエ
ータ114が押下げられた状態に維持される限り、干渉部1
2B、116Bの近傍でのラッチ116とハウジング12との接触
により、ラッチ116の外方移動が制限される。
第32図に示すように、弁アクチュエータ114からひと
たび圧力が除去されると、弁アクチュエータはばね30に
より付与される押圧力により上方に移動され、炎が消滅
する。優れた点は、弁アクチュエータ114が初期上方移
動するとき、該弁アクチュエータが、ラッチの干渉部11
6A及び弁アクチュエータの干渉部114Aの近傍においてラ
ッチ116から離れる方向に移動することである。より詳
しくは、ラッチ116は、ラッチの干渉部116B及びハウジ
ングの干渉部12Bの近傍でのラッチとハウジングとの間
の摩擦力により、最初は下方位置(第30図)に留まって
いる。この初期移動時に、弁アクチュエータはラッチに
対して枢動する。しかしながら、弁アクチュエータの保
持手段137内にラッチ保持手段139が位置決めされている
ため、弁アクチュエータ114が充分上方に移動すると、
これ以上枢動することが防止される点(位置)に到達す
る。従って、弁アクチュエータ114が更に上方に移動す
ると、弁アクチュエータと一緒にラッチ116が引き上げ
られる。
第30図に関連して説明したように、ラッチ116の外方
移動は、該ラッチとハウジング12との接触により制限さ
れる。しかしながら、弁アクチュエータ114が上方移動
してラッチ116を一緒に引き上げると、ラッチ116の干渉
部116Bも上方移動し、干渉部12Bの近傍におけるハウジ
ング12の傾斜部上を摺動する。ラッチ116のこの上方移
動は、第24図、第25図、第29図及び第30図に関連して説
明した押圧力と協働して、最終的にラッチ16を第32図に
示す位置に向かって外方に移動させる。従って、弁アク
チュエータが完全に上方に移動して、ラッチが完全に外
方に移動できるようになったときにのみ、ラッチ116は
その完全にラッチされた位置に入る。前述のように、弁
アクチュエータ114及びラッチ116の相対形状、材料及び
構造により、弁アクチュエータ114がラッチ116を完全に
外方に押し出す。理解されようが、ラッチ116は、使用
者により適当な力が加えられない限りその干渉位置に留
まるように、充分外方に押し出されなくてはならない
(第32図)。
本願に開示する本発明は前述の目的を達成できるよう
に良く考案されたものであるが、当業者ならば種々の変
更及び具体例を想到できることは明らかであろう。ま
た、請求の範囲の記載は、このようなあらゆる変更及び
具体例が、本発明の精神及び範囲内に包含されるものと
してカバーするものである。
より詳しくは、本願明細書で開示され且つ請求の範囲
に記載されたラッチ手段は使い捨てライターでの使用に
限定されるものではない。また、本発明は、ラッチが最
初に内方に移動され、次にこの内向き方向から90゜上方
に移動される構成、又は最初に内方に移動され、次にこ
の内向き方向から90゜下方に移動される構成のラッチ手
段に限定されるものではない。同様に、ラッチをライタ
ー本体内の他の位置に配置し、弁アクチュエータの他の
部分との干渉により弁アクチュエータの押下げを防止す
るように構成できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特表 平8−502814(JP,A) 米国特許5165885(US,A) 米国特許5145358(US,A) 米国特許5228849(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23Q 2/16 102 F23Q 2/28 118

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炎発生ライターであって、 可燃性のガス状媒体を加圧下で収容するリザーバを形成
    するハウジングと、 前記ガス状媒体を解放できるように前記リザーバと作動
    的に係合された弁手段と、 前記リザーバからの前記ガス状媒体の流れを防止する閉
    位置と、前記リザーバから前記弁手段を通る前記ガス状
    媒体の流れを許容する開位置との間で、前記弁手段を選
    択的に作動させるようになった弁アクチュエータと、 前記ガス状媒体に点火する点火手段と、 前記弁アクチュエータに摺動可能に取付けられたラッチ
    部材とを備え、該ラッチ部材は干渉部分と指作動可能部
    分とを有し、前記ラッチは、前記閉位置から前記開位置
    への前記ハウジングの長手方向軸線に沿った前記弁アク
    チュエータの動きと干渉するように干渉位置に通常あ
    り、前記指作動可能部分は、前記ハウジングの長手方向
    軸線に向かって内方に選択的に移動可能であり、次い
    で、前記干渉部分を前記干渉位置から非干渉位置に動か
    すように前記長手方向に軸線に沿って第2方向に移動可
    能であり、 前記ラッチ部材が、該ラッチ部材を前記閉位置に向けて
    付勢するように前記弁アクチュエータと協働する手段を
    含んでいる、炎発生ライター。
  2. 【請求項2】前記非干渉位置への前記ラッチの動きが、
    前記アクチュエータ手段が解放されたとき前記干渉部分
    をその干渉位置に戻し、前記リザーバからのガス状媒体
    の流れを防止するように、弾性的に提供される、請求の
    範囲第1項に記載のライター。
  3. 【請求項3】前記アクチュエータ手段が押し下げられ且
    つ解放された後に、前記ラッチ部材を前記干渉位置に戻
    す手段を、さらに、備えている請求の範囲第1項に記載
    のライター。
  4. 【請求項4】前記弁アクチュエータが、前記ラッチ部材
    の前記アクチュエータ手段に摺動可能に取付けるよう
    に、前記ラッチ部材手段の突起を受け入れるチャネルを
    有している請求の範囲第1項に記載のライター。
  5. 【請求項5】前記ラッチ部材が、さらに、前記アクチュ
    エータ手段に回動可能に取付けらている、請求の範囲第
    1項に記載のライター。
  6. 【請求項6】前記点火手段が、火打ち石と接触する回転
    可能な火花発生ホイールを備え、該ホイールの回転によ
    り火花が発生させられる、請求の範囲第1項に記載のラ
    イター。
  7. 【請求項7】前記点火手段が、圧電要素を備えている、
    請求の範囲第1項に記載のライター。
  8. 【請求項8】前記長手方向軸線に沿った前記第2方向
    が、上方向であり、 前記第2の上方向への動きが、前記ラッチの前記干渉部
    分を前記弁アクチュエータのキャビティに入らせ且つ前
    記ラッチ部材を非干渉位置に配置し、 前記キャビティが、前記ラッチ部材の前記干渉部分を受
    け入れるのに十分な形状および寸法である、請求の範囲
    第1項に記載のライター。
  9. 【請求項9】前記長手方向軸線に沿った前記第2方向
    が、下方向であり、 前記第2の上方向への動きが、前記ラッチの前記干渉部
    分を前記ハウジングのキャビティに入らせ且つ前記ラッ
    チ部材を非干渉位置に配置し、 前記キャビティが、前記ラッチ部材の前記干渉部分を受
    け入れるのに十分な形状および寸法である、請求の範囲
    第1項に記載のライター。
  10. 【請求項10】前記ラッチ部材が、前記干渉部分が前記
    干渉位置から外れて動かされるとき、単一経路に沿って
    動くようにされている、請求の範囲第1項に記載のライ
    ター。
  11. 【請求項11】前記協働手段が、前記ラッチ部材から前
    記弁アクチュエータのそれぞれの側で延びる2つの弾性
    アームを備えている、請求の範囲第1項に記載のライタ
    ー。
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