JPH05343957A - 半導体集積回路装置 - Google Patents
半導体集積回路装置Info
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- JPH05343957A JPH05343957A JP14580592A JP14580592A JPH05343957A JP H05343957 A JPH05343957 A JP H05343957A JP 14580592 A JP14580592 A JP 14580592A JP 14580592 A JP14580592 A JP 14580592A JP H05343957 A JPH05343957 A JP H05343957A
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- JP
- Japan
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- clock signal
- flip
- circuit
- clock
- signal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高速動作が要求される論理LSI等の半導体
集積回路装置に関し、高速クロック入力時のパルスのデ
ューティ比のズレによる同期回路の動作限界を上昇させ
ることを目的とする。 【構成】 外部から供給される外部クロック信号CK0
を2分周して、デューティ比が整形され該外部クロック
信号CK0 の2倍の周期を有する内部クロック信号CK
1 を生成する分周回路1と、該内部クロック信号CK1
の立ち上がりおよび立ち下がりの両方のタイミングで動
作する複数のフリップ・フロップ31〜3Nとを具備するよ
うに構成する。
集積回路装置に関し、高速クロック入力時のパルスのデ
ューティ比のズレによる同期回路の動作限界を上昇させ
ることを目的とする。 【構成】 外部から供給される外部クロック信号CK0
を2分周して、デューティ比が整形され該外部クロック
信号CK0 の2倍の周期を有する内部クロック信号CK
1 を生成する分周回路1と、該内部クロック信号CK1
の立ち上がりおよび立ち下がりの両方のタイミングで動
作する複数のフリップ・フロップ31〜3Nとを具備するよ
うに構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体集積回路装置に関
し、特に、高速動作が要求される論理LSI等の半導体
集積回路装置に関する。近年、ユーザシステムの高速化
に伴って、ゲートアレイやスタンダードセル等の論理L
SIをそのデバイスの持つ実力ギリギリのクロック周波
数で使用したいという要求が強くなっている。特に、デ
バイスの適用範囲の境界領域の周波数(例えば、CMO
SとECLの境界領域)では、デバイスの変更がそのま
まユーザシステムのコストアップになるため、クロック
周波数に対する動作限界の改善を論理回路的な方法で行
うことが要望されている。
し、特に、高速動作が要求される論理LSI等の半導体
集積回路装置に関する。近年、ユーザシステムの高速化
に伴って、ゲートアレイやスタンダードセル等の論理L
SIをそのデバイスの持つ実力ギリギリのクロック周波
数で使用したいという要求が強くなっている。特に、デ
バイスの適用範囲の境界領域の周波数(例えば、CMO
SとECLの境界領域)では、デバイスの変更がそのま
まユーザシステムのコストアップになるため、クロック
周波数に対する動作限界の改善を論理回路的な方法で行
うことが要望されている。
【0002】
【従来の技術】図10は従来型のフリップ・フロップで
構成したトグル回路の一例を示す回路図である。同図に
示されるように、従来のトグル回路(LSIの同期回
路)は、例えば、複数のNANDゲート 101〜106 で構成さ
れている。図10から明らかなように、従来のLSIの
同期回路は、システムに必要とされる周期のクロックを
外部から入力し、該クロックに応じた信号の立ち上が
り、もしくは立ち下がりエッジで動作する(図10で
は、立ち上がりエッジで動作する)。
構成したトグル回路の一例を示す回路図である。同図に
示されるように、従来のトグル回路(LSIの同期回
路)は、例えば、複数のNANDゲート 101〜106 で構成さ
れている。図10から明らかなように、従来のLSIの
同期回路は、システムに必要とされる周期のクロックを
外部から入力し、該クロックに応じた信号の立ち上が
り、もしくは立ち下がりエッジで動作する(図10で
は、立ち上がりエッジで動作する)。
【0003】すなわち、従来のLSIの同期回路は、通
常、システムに必要とされる周期のクロックを外部から
入力するか或いは内部で発生するかして構成され、全て
のフリップ・フロップに対して本来の周期のままのクロ
ックを供給するようになっている。
常、システムに必要とされる周期のクロックを外部から
入力するか或いは内部で発生するかして構成され、全て
のフリップ・フロップに対して本来の周期のままのクロ
ックを供給するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図10を参照して説明
したように、従来のLSIの同期回路は、全てのフリッ
プ・フロップに対して本来の周期のままのクロックを供
給するようになっている。ところで、従来、高速のクロ
ックに同期した回路を構成しようとする場合に問題にな
るのは、一般的には、内部のフリップ・フロップにおけ
るセットアップタイムとクロックの最少パルス幅であ
る。特に、クロックパルスはLSIに入力される時点で
パルスのデューティ比(ON/OFF比)が50%から
ずれている場合が多いうえ、LSIを構成するデバイス
のプロセスばらつきや内部配線の負荷等によりLSI内
部で微妙にズレを生じることがある。
したように、従来のLSIの同期回路は、全てのフリッ
プ・フロップに対して本来の周期のままのクロックを供
給するようになっている。ところで、従来、高速のクロ
ックに同期した回路を構成しようとする場合に問題にな
るのは、一般的には、内部のフリップ・フロップにおけ
るセットアップタイムとクロックの最少パルス幅であ
る。特に、クロックパルスはLSIに入力される時点で
パルスのデューティ比(ON/OFF比)が50%から
ずれている場合が多いうえ、LSIを構成するデバイス
のプロセスばらつきや内部配線の負荷等によりLSI内
部で微妙にズレを生じることがある。
【0005】そのため、多数のフリップ・フロップの各
最小パルス幅を満足させるようなクロックを供給するに
は、デューティ比のずれ等を考慮してクロック周波数を
低く抑えざるを得ず、この実際に使用可能なクロック周
波数によりLSI(半導体集積回路装置)の動作周波数
の上限が決定される場合も多い。本発明は、上述した従
来の半導体集積回路装置が有する課題に鑑み、高速クロ
ック入力時のパルスのデューティ比のズレによる同期回
路の動作限界を上昇させることを目的とする。
最小パルス幅を満足させるようなクロックを供給するに
は、デューティ比のずれ等を考慮してクロック周波数を
低く抑えざるを得ず、この実際に使用可能なクロック周
波数によりLSI(半導体集積回路装置)の動作周波数
の上限が決定される場合も多い。本発明は、上述した従
来の半導体集積回路装置が有する課題に鑑み、高速クロ
ック入力時のパルスのデューティ比のズレによる同期回
路の動作限界を上昇させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、外部か
ら供給される外部クロック信号CK0 を2分周して、デ
ューティ比が整形され該外部クロック信号CK0 の2倍
の周期を有する内部クロック信号CK1 を生成する分周
回路1と、該内部クロック信号CK1 の立ち上がりおよ
び立ち下がりの両方のタイミングで動作する複数のフリ
ップ・フロップ31〜3Nとを具備することを特徴とする半
導体集積回路装置が提供される。
ら供給される外部クロック信号CK0 を2分周して、デ
ューティ比が整形され該外部クロック信号CK0 の2倍
の周期を有する内部クロック信号CK1 を生成する分周
回路1と、該内部クロック信号CK1 の立ち上がりおよ
び立ち下がりの両方のタイミングで動作する複数のフリ
ップ・フロップ31〜3Nとを具備することを特徴とする半
導体集積回路装置が提供される。
【0007】
【作用】本発明の半導体集積回路装置によれば、外部か
ら供給される外部クロック信号CK0 は、分周回路1に
より2分周され、2倍の周期を有する内部クロック信号
CK1 が生成される。ここで、内部クロック信号CK1
は、分周回路1による2分周で、そのデューティ比が略
50%となるように整形されることになる。そして、こ
の内部クロック信号CK1 は、該内部クロック信号CK
1 の立ち上がりおよび立ち下がりの両方のタイミングで
動作する複数のフリップ・フロップ31〜3Nに供給され
る。
ら供給される外部クロック信号CK0 は、分周回路1に
より2分周され、2倍の周期を有する内部クロック信号
CK1 が生成される。ここで、内部クロック信号CK1
は、分周回路1による2分周で、そのデューティ比が略
50%となるように整形されることになる。そして、こ
の内部クロック信号CK1 は、該内部クロック信号CK
1 の立ち上がりおよび立ち下がりの両方のタイミングで
動作する複数のフリップ・フロップ31〜3Nに供給され
る。
【0008】すなわち、内部クロック信号CK1 は、外
部クロック信号CK0 の2倍の周期を有しているが、こ
の内部クロック信号CK1 により駆動される複数のフリ
ップ・フロップ31〜3Nが内部クロック信号CK1 の立ち
上がりおよび立ち下がりの両方のタイミングで動作する
ため、実質的には、外部クロック信号CK0 の周期で複
数のフリップ・フロップ31〜3Nを駆動するのと同様の動
作速度が得られる。
部クロック信号CK0 の2倍の周期を有しているが、こ
の内部クロック信号CK1 により駆動される複数のフリ
ップ・フロップ31〜3Nが内部クロック信号CK1 の立ち
上がりおよび立ち下がりの両方のタイミングで動作する
ため、実質的には、外部クロック信号CK0 の周期で複
数のフリップ・フロップ31〜3Nを駆動するのと同様の動
作速度が得られる。
【0009】このように、本発明の半導体集積回路装置
によれば、本来のクロック周期の倍の周期の内部クロッ
クを用いながら、LSI内部の同期回路を本来のクロッ
ク周期で動作させ、高速クロック入力時のパルスのデュ
ーティ比のズレによる同期回路の動作限界を上昇させる
ことができる。
によれば、本来のクロック周期の倍の周期の内部クロッ
クを用いながら、LSI内部の同期回路を本来のクロッ
ク周期で動作させ、高速クロック入力時のパルスのデュ
ーティ比のズレによる同期回路の動作限界を上昇させる
ことができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る半導体集
積回路装置の実施例を説明する。図1は本発明に係る半
導体集積回路装置の原理を示すブロック回路図である。
同図に示されるように、分周回路1は、外部から供給さ
れる外部クロック信号CK0(例えば、100MHz)を2
分周して、外部クロック信号CK0 の2倍の周期を有す
る内部クロック信号CK1(例えば、50MHz)を生成す
る。内部クロック信号CK1 は、クロック・ドライバ2
に供給され、該クロック・ドライバ2の出力により複数
のフリップ・フロップ31〜3Nを駆動するようになってい
る。ここで、フリップ・フロップ31〜3Nは、後述するよ
うに、内部クロックの正負両相の立ち上がりエッヂで動
作するようになっている。
積回路装置の実施例を説明する。図1は本発明に係る半
導体集積回路装置の原理を示すブロック回路図である。
同図に示されるように、分周回路1は、外部から供給さ
れる外部クロック信号CK0(例えば、100MHz)を2
分周して、外部クロック信号CK0 の2倍の周期を有す
る内部クロック信号CK1(例えば、50MHz)を生成す
る。内部クロック信号CK1 は、クロック・ドライバ2
に供給され、該クロック・ドライバ2の出力により複数
のフリップ・フロップ31〜3Nを駆動するようになってい
る。ここで、フリップ・フロップ31〜3Nは、後述するよ
うに、内部クロックの正負両相の立ち上がりエッヂで動
作するようになっている。
【0011】分周回路1は、入力されたクロックを2分
周するためのトグル・フリップ・フロップとして構成さ
れ、前述した図10に示す従来型のフリップ・フロップ
で構成することができる。この分周回路1は、例えば、
入力バッファと一体的に構成してもよく、また、LSI
内部の専用領域に最適化された回路として形成すること
もできる。
周するためのトグル・フリップ・フロップとして構成さ
れ、前述した図10に示す従来型のフリップ・フロップ
で構成することができる。この分周回路1は、例えば、
入力バッファと一体的に構成してもよく、また、LSI
内部の専用領域に最適化された回路として形成すること
もできる。
【0012】クロック・ドライバ2は、単純なAND,
NANDゲートで構成してもよいが、内部クロックC
K,XCKを相補的な関係に維持して同期回路を構成する
フリップ・フロップ31〜3Nに供給するために一般にEC
L回路で構成されるような差動型回路、或いは、該内部
クロックCK,XCKの正負信号をセット信号およびリセ
ット信号としたSRラッチ型のクロック・ドライバを使
用することもできる。
NANDゲートで構成してもよいが、内部クロックC
K,XCKを相補的な関係に維持して同期回路を構成する
フリップ・フロップ31〜3Nに供給するために一般にEC
L回路で構成されるような差動型回路、或いは、該内部
クロックCK,XCKの正負信号をセット信号およびリセ
ット信号としたSRラッチ型のクロック・ドライバを使
用することもできる。
【0013】図2は図1の半導体集積回路装置に使用す
るフリップ・フロップの一例を示す図であり、同図(a)
は回路図を示し、同図(b) は真理値表を示している。図
2(a) に示されるように、図1におけるクロック・ドラ
イバ2およびフリップ・フロップ31〜3Nは、複数のイン
バータ201,205,209,210, ANDゲート202,203,206,207,21
1,212,および NORゲート204,208,213 により構成されて
いる。ここで、インバータ201,AND ゲート202,203,およ
び NORゲート204 は第1のラッチ回路Aを構成し、ま
た、インバータ205,AND ゲート206,207,および NORゲー
ト208 は第2のラッチ回路Bを構成している。そして、
図2(a) に示すフリップ・フロップは、データ信号Dお
よびクロック信号CKおよび該クロック信号CKの反転
信号XCKが入力され、信号Qを出力するようになって
いる。尚、図2(a) に示すフリップ・フロップは、図2
(b) の真理値表のように動作する。
るフリップ・フロップの一例を示す図であり、同図(a)
は回路図を示し、同図(b) は真理値表を示している。図
2(a) に示されるように、図1におけるクロック・ドラ
イバ2およびフリップ・フロップ31〜3Nは、複数のイン
バータ201,205,209,210, ANDゲート202,203,206,207,21
1,212,および NORゲート204,208,213 により構成されて
いる。ここで、インバータ201,AND ゲート202,203,およ
び NORゲート204 は第1のラッチ回路Aを構成し、ま
た、インバータ205,AND ゲート206,207,および NORゲー
ト208 は第2のラッチ回路Bを構成している。そして、
図2(a) に示すフリップ・フロップは、データ信号Dお
よびクロック信号CKおよび該クロック信号CKの反転
信号XCKが入力され、信号Qを出力するようになって
いる。尚、図2(a) に示すフリップ・フロップは、図2
(b) の真理値表のように動作する。
【0014】図3は図2に示すフリップ・フロップの動
作を説明するためのタイミングチャートである。同図に
示されるように、内部クロック信号CK1(XCK1: 信号CK
1 の反転信号) は、外部クロック信号CK0 を2分周し
て生成されるが、内部クロック信号CK1(XCK1) の立ち
下がりタイミングは、該内部クロック信号CK1(XCK1)
の立ち上がりタイミングよりも遅れるようになってい
る。これは、内部クロック信号CK1 およびXCK1 が
供給された回路において、信号のひげによる誤動作を生
じさせないようにするためである。
作を説明するためのタイミングチャートである。同図に
示されるように、内部クロック信号CK1(XCK1: 信号CK
1 の反転信号) は、外部クロック信号CK0 を2分周し
て生成されるが、内部クロック信号CK1(XCK1) の立ち
下がりタイミングは、該内部クロック信号CK1(XCK1)
の立ち上がりタイミングよりも遅れるようになってい
る。これは、内部クロック信号CK1 およびXCK1 が
供給された回路において、信号のひげによる誤動作を生
じさせないようにするためである。
【0015】図3に示されるように、図2(a) のフリッ
プ・フロップにおいて、2つのラッチ回路AおよびB
は、それぞれ内部クロック信号CK1 およびXCK1 の
立ち上がりにデータDをラッチするようになっており、
そして、該ラッチ回路AおよびBにラッチされたデータ
QA およびQB は、内部クロック信号CK1 およびXC
K1 に同期して順次選択して出力(Q)されるようにな
っている。ここで、図3の出力Qにおける斜線個所は、
出力Qと該出力Qよりも1つ前の出力Q0 との論理積が
出力されることになる。
プ・フロップにおいて、2つのラッチ回路AおよびB
は、それぞれ内部クロック信号CK1 およびXCK1 の
立ち上がりにデータDをラッチするようになっており、
そして、該ラッチ回路AおよびBにラッチされたデータ
QA およびQB は、内部クロック信号CK1 およびXC
K1 に同期して順次選択して出力(Q)されるようにな
っている。ここで、図3の出力Qにおける斜線個所は、
出力Qと該出力Qよりも1つ前の出力Q0 との論理積が
出力されることになる。
【0016】すなわち、図2(a) のフリップ・フロップ
31〜3Nは、内部クロック信号CK1(XCK1) の立ち上がり
および立ち下がりの両方のタイミングで動作するように
なっており、従って、2分周する前の通常の外部クロッ
ク信号CK0 の立ち上がりのタイミングで動作するフリ
ップ・フロップと同じ動作速度を有することになる。そ
して、本実施例の半導体集積回路装置おいて、内部クロ
ック信号CK1(XCK1)は、外部クロック信号CK0 を2
分周して生成されるため、デューティ比が略50%とす
ることができ、デューティ比のズレによる同期回路の動
作限界の低下を避けることができる。
31〜3Nは、内部クロック信号CK1(XCK1) の立ち上がり
および立ち下がりの両方のタイミングで動作するように
なっており、従って、2分周する前の通常の外部クロッ
ク信号CK0 の立ち上がりのタイミングで動作するフリ
ップ・フロップと同じ動作速度を有することになる。そ
して、本実施例の半導体集積回路装置おいて、内部クロ
ック信号CK1(XCK1)は、外部クロック信号CK0 を2
分周して生成されるため、デューティ比が略50%とす
ることができ、デューティ比のズレによる同期回路の動
作限界の低下を避けることができる。
【0017】図4は本発明を適用した第1の実施例とし
てのクリア付シフトレジスタの一例を示す回路図であ
り、4ビットシフタの一例を示すものである。上述した
ように、図4に示す4ビットシフタにおいても、入力バ
ッファ10を介して供給された外部クロック信号CK0
は、分周回路1a によって2分周され、外部クロック信
号CK0 の2倍の周期を有する内部クロック信号CK1
およびXCK1 が生成される。そして、この内部クロッ
ク信号CK1 およびXCK1 は、クロック・ドライバ2
を介して、4つのフリップ・フロップ 31a〜34a に供給
される。
てのクリア付シフトレジスタの一例を示す回路図であ
り、4ビットシフタの一例を示すものである。上述した
ように、図4に示す4ビットシフタにおいても、入力バ
ッファ10を介して供給された外部クロック信号CK0
は、分周回路1a によって2分周され、外部クロック信
号CK0 の2倍の周期を有する内部クロック信号CK1
およびXCK1 が生成される。そして、この内部クロッ
ク信号CK1 およびXCK1 は、クロック・ドライバ2
を介して、4つのフリップ・フロップ 31a〜34a に供給
される。
【0018】本実施例の4ビットシフタにおいて、初段
のフリップ・フロップ 31aのデータ入力Dにはシリアル
入力が供給され、また、2段目以降のフリップ・フロッ
プ32a,33a,34a にはその前段のフリップ・フロップ31a,
32a,33a のQ出力が供給されている。ここで、分周回路
1a およびフリップ・フロップ 31a〜34a にはクリア端
子が設けられ、外部からのクリア信号CLRが供給され
るようになっており、また、該フリップ・フロップ 31a
〜34a は内部クロック信号CK1 の立ち上がりおよび立
ち下がりの両方のタイミング(内部クロックの正負両相
の立ち上がりエッヂ)で動作するようになっている。
尚、本実施例では、クロック・ドライバ2は、2つのN
ANDゲートを有するSRラッチ型として構成されてい
る。
のフリップ・フロップ 31aのデータ入力Dにはシリアル
入力が供給され、また、2段目以降のフリップ・フロッ
プ32a,33a,34a にはその前段のフリップ・フロップ31a,
32a,33a のQ出力が供給されている。ここで、分周回路
1a およびフリップ・フロップ 31a〜34a にはクリア端
子が設けられ、外部からのクリア信号CLRが供給され
るようになっており、また、該フリップ・フロップ 31a
〜34a は内部クロック信号CK1 の立ち上がりおよび立
ち下がりの両方のタイミング(内部クロックの正負両相
の立ち上がりエッヂ)で動作するようになっている。
尚、本実施例では、クロック・ドライバ2は、2つのN
ANDゲートを有するSRラッチ型として構成されてい
る。
【0019】図5は図4に示すクリア付シフトレジスタ
に使用するフリップ・フロップの一例を示す回路図であ
る。図5に示すフリップ・フロップ(31a〜34a)は、図2
(a) に示すフリップ・フロップ (31〜3N) において、2
入力の ANDゲート202,203 および206,207 を3入力の A
NDゲート202a,203a および206a,207a とし、各 ANDゲー
トの入力に対してクリア信号CLRを供給するように構
成したものである。尚、図4の4ビットシフタにおける
フリップ・フロップ 31a〜34a は、図5に示すもの以外
に様々な構成のものを使用することができるのはいうま
でもない。
に使用するフリップ・フロップの一例を示す回路図であ
る。図5に示すフリップ・フロップ(31a〜34a)は、図2
(a) に示すフリップ・フロップ (31〜3N) において、2
入力の ANDゲート202,203 および206,207 を3入力の A
NDゲート202a,203a および206a,207a とし、各 ANDゲー
トの入力に対してクリア信号CLRを供給するように構
成したものである。尚、図4の4ビットシフタにおける
フリップ・フロップ 31a〜34a は、図5に示すもの以外
に様々な構成のものを使用することができるのはいうま
でもない。
【0020】図6は本発明を適用した第2の実施例とし
てのシリアルスキャン回路の一例を示す図である。同図
に示されるように、本実施例のシリアルスキャン回路に
おいて、各フリップ・フロップ 31b〜3Nb にはそれぞれ
入力バッファ30,40 を介して信号AA,BB が供給され、ま
た、初段のフリップ・フロップ 31bには信号Siが入力バ
ッファ20を介して供給されると共に、2段目以降のフリ
ップ・フロップ 32b〜3Nb には前段のフリップ・フロッ
プ 31b〜3(N-1)b のQS 出力が供給されるようになって
いる。尚、本実施例では、クロック・ドライバ2が2つ
ORゲートで構成されているがこれに限定されるもので
はない。
てのシリアルスキャン回路の一例を示す図である。同図
に示されるように、本実施例のシリアルスキャン回路に
おいて、各フリップ・フロップ 31b〜3Nb にはそれぞれ
入力バッファ30,40 を介して信号AA,BB が供給され、ま
た、初段のフリップ・フロップ 31bには信号Siが入力バ
ッファ20を介して供給されると共に、2段目以降のフリ
ップ・フロップ 32b〜3Nb には前段のフリップ・フロッ
プ 31b〜3(N-1)b のQS 出力が供給されるようになって
いる。尚、本実施例では、クロック・ドライバ2が2つ
ORゲートで構成されているがこれに限定されるもので
はない。
【0021】図7は図6に示すシリアルスキャン回路に
使用するフリップ・フロップの一例を示す図であり、同
図(a) は回路図を示し、同図(b) はスキャン時における
真理値表を示している。図8は本発明を適用した第3の
実施例としてのクロックネットを差動で構成した回路の
一例を示す図である。
使用するフリップ・フロップの一例を示す図であり、同
図(a) は回路図を示し、同図(b) はスキャン時における
真理値表を示している。図8は本発明を適用した第3の
実施例としてのクロックネットを差動で構成した回路の
一例を示す図である。
【0022】これら図6および図8に示す実施例におい
ても、入力バッファ10を介して供給された外部クロック
信号CK0 は、クリア端子付きの分周回路1a および分
周回路1によって2分周され、外部クロック信号CK0
の2倍の周期を有する内部クロック信号CK1 およびX
CK1 が生成される。そして、この内部クロック信号C
K1 およびXCK1 は、クロック・ドライバ2を介し
て、フリップ・フロップ31b〜3Nb および31〜3Nに供給
される。ここで、フリップ・フロップ 31b〜3Nbおよび3
1〜3Nは、内部クロック信号CK1 の立ち上がりおよび
立ち下がりの両方のタイミング(内部クロックの正負両
相の立ち上がりエッヂ)で動作するようになっている。
ても、入力バッファ10を介して供給された外部クロック
信号CK0 は、クリア端子付きの分周回路1a および分
周回路1によって2分周され、外部クロック信号CK0
の2倍の周期を有する内部クロック信号CK1 およびX
CK1 が生成される。そして、この内部クロック信号C
K1 およびXCK1 は、クロック・ドライバ2を介し
て、フリップ・フロップ31b〜3Nb および31〜3Nに供給
される。ここで、フリップ・フロップ 31b〜3Nbおよび3
1〜3Nは、内部クロック信号CK1 の立ち上がりおよび
立ち下がりの両方のタイミング(内部クロックの正負両
相の立ち上がりエッヂ)で動作するようになっている。
【0023】図9は本発明を適用した第4の実施例とし
てのテスト用クロック入力を有する回路の一例を示す図
である。図9に示す回路では、テストモード制御信号T
Sによって、分周回路1b により2分周された内部クロ
ック信号CK1,XCK1 を外部から供給されるテスト用
クロックTCKに切り換えるようになっている。すなわ
ち、回路のテストを行う場合、分周回路1b により分周
された2倍の周期を有する内部クロックよりも高速なテ
スト用クロックTCK(例えば、外部クロックCK0 と
同じ周期を有するクロック信号)を使用して回路の高速
テストを行うようになっている。これにより、LSIテ
スターでの高速動作テストが可能となる。尚、分周回路
1b は、外部クロック信号CK0 を2分周して外部クロ
ック信号CK0 の2倍の周期を有する内部クロック信号
CK1 およびXCK1 を生成し、また、フリップ・フロ
ップ31〜3Nは、内部クロック信号CK1 の立ち上がりお
よび立ち下がりの両方のタイミング(内部クロックの正
負両相の立ち上がりエッヂ)で動作するのは前述した各
実施例と同様である。
てのテスト用クロック入力を有する回路の一例を示す図
である。図9に示す回路では、テストモード制御信号T
Sによって、分周回路1b により2分周された内部クロ
ック信号CK1,XCK1 を外部から供給されるテスト用
クロックTCKに切り換えるようになっている。すなわ
ち、回路のテストを行う場合、分周回路1b により分周
された2倍の周期を有する内部クロックよりも高速なテ
スト用クロックTCK(例えば、外部クロックCK0 と
同じ周期を有するクロック信号)を使用して回路の高速
テストを行うようになっている。これにより、LSIテ
スターでの高速動作テストが可能となる。尚、分周回路
1b は、外部クロック信号CK0 を2分周して外部クロ
ック信号CK0 の2倍の周期を有する内部クロック信号
CK1 およびXCK1 を生成し、また、フリップ・フロ
ップ31〜3Nは、内部クロック信号CK1 の立ち上がりお
よび立ち下がりの両方のタイミング(内部クロックの正
負両相の立ち上がりエッヂ)で動作するのは前述した各
実施例と同様である。
【0024】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明の半導体
集積回路装置によれば、本来のクロック周期の倍の周期
の内部クロックを用いながら、LSI内部の同期回路を
本来のクロック周期で動作させ、高速クロック入力時の
パルスのデューティ比のズレによる同期回路の動作限界
を上昇させることができる。
集積回路装置によれば、本来のクロック周期の倍の周期
の内部クロックを用いながら、LSI内部の同期回路を
本来のクロック周期で動作させ、高速クロック入力時の
パルスのデューティ比のズレによる同期回路の動作限界
を上昇させることができる。
【図1】本発明に係る半導体集積回路装置の原理を示す
ブロック回路図である。
ブロック回路図である。
【図2】図1の半導体集積回路装置に使用するフリップ
・フロップの一例を示す図である。
・フロップの一例を示す図である。
【図3】図2に示すフリップ・フロップの動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
るためのタイミングチャートである。
【図4】本発明を適用した第1の実施例としてのクリア
付シフトレジスタの一例を示す回路図である。
付シフトレジスタの一例を示す回路図である。
【図5】図4に示すクリア付シフトレジスタに使用する
フリップ・フロップの一例を示す回路図である。
フリップ・フロップの一例を示す回路図である。
【図6】本発明を適用した第2の実施例としてのシリア
ルスキャン回路の一例を示す図である。
ルスキャン回路の一例を示す図である。
【図7】図6に示すシリアルスキャン回路に使用するフ
リップ・フロップの一例を示す図である。
リップ・フロップの一例を示す図である。
【図8】本発明を適用した第3の実施例としてのクロッ
クネットを差動で構成した回路の一例を示す図である。
クネットを差動で構成した回路の一例を示す図である。
【図9】本発明を適用した第4の実施例としてのテスト
用クロック入力を有する回路の一例を示す図である。
用クロック入力を有する回路の一例を示す図である。
【図10】従来型のフリップ・フロップで構成したトグ
ル回路の一例を示す回路図である。
ル回路の一例を示す回路図である。
1,1a,1b…分周回路 2…クロック・ドライバ 31〜3N,31a〜3Na, 31b〜3Nb …フリップ・フロップ CK0 …外部クロック信号 CK1 …内部クロック信号 XCK1 …CK1 の反転レベルの内部クロック信号
Claims (3)
- 【請求項1】 外部から供給される外部クロック信号
(CK0)を2分周して、デューティ比が整形され該外部
クロック信号の2倍の周期を有する内部クロック信号
(CK1)を生成する分周回路(1)と、 該内部クロック信号の立ち上がりおよび立ち下がりの両
方のタイミングで動作する複数のフリップ・フロップ
(31〜3N)とを具備することを特徴とする半導体集積回
路装置。 - 【請求項2】 前記複数のフリップ・フロップ(31〜3
N)は、前記内部クロック信号が供給されたSRラッチ
型のクロック・ドライバ(2)により駆動されるように
なっていることを特徴とする請求項1の半導体集積回路
装置。 - 【請求項3】 前記複数のフリップ・フロップ(31〜3
N)および前記クロック・ドライバ(2)は、前記内部
クロック信号の立ち下がりタイミングを該内部クロック
信号の立ち上がりタイミングよりも遅れるようにした信
号を出力するようになっていることを特徴とする請求項
1の半導体集積回路装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14580592A JPH05343957A (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 半導体集積回路装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14580592A JPH05343957A (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 半導体集積回路装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05343957A true JPH05343957A (ja) | 1993-12-24 |
Family
ID=15393561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14580592A Pending JPH05343957A (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 半導体集積回路装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05343957A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000100170A (ja) * | 1998-09-24 | 2000-04-07 | Fujitsu Ltd | 高速クロックに対応可能な入力バッファを持つ集積回路装置 |
WO2003012993A1 (fr) * | 2001-07-27 | 2003-02-13 | Takashi Suzuki | Circuit d'interface cmos |
JP2008085518A (ja) * | 2006-09-27 | 2008-04-10 | Sony Corp | 半導体集積回路 |
-
1992
- 1992-06-05 JP JP14580592A patent/JPH05343957A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000100170A (ja) * | 1998-09-24 | 2000-04-07 | Fujitsu Ltd | 高速クロックに対応可能な入力バッファを持つ集積回路装置 |
WO2003012993A1 (fr) * | 2001-07-27 | 2003-02-13 | Takashi Suzuki | Circuit d'interface cmos |
JP2008085518A (ja) * | 2006-09-27 | 2008-04-10 | Sony Corp | 半導体集積回路 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000321 |