JPH0534382U - 耐熱性に優れた合成樹脂波付管 - Google Patents

耐熱性に優れた合成樹脂波付管

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JPH0534382U
JPH0534382U JP8355691U JP8355691U JPH0534382U JP H0534382 U JPH0534382 U JP H0534382U JP 8355691 U JP8355691 U JP 8355691U JP 8355691 U JP8355691 U JP 8355691U JP H0534382 U JPH0534382 U JP H0534382U
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synthetic resin
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裕一 矢部
一志 森
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱感知線による異常温度の検出後波付管の溶
融までの時間差を大きくして異常高温の発生時の安全性
を向上すること。 【構成】 蛇腹状に形成し合成樹脂によって形成される
波付管の外周面にアルミラミネートテープを巻き付け、
該アルミラミネートテープの上に熱感知線を螺旋状に巻
き付け、該熱感知線を巻き付けた上に合成樹脂のシース
を被覆して構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、合成樹脂波付管に係わり、特に、液体または気体の燃料を輸送する に好適な合成樹脂波付管に関する。
【0002】
【従来の技術】
工場内において、連続的に液体又は気体を供給する必要がある場合には、管路 を用いて輸送する手段が適している。液体又は気体の輸送が直線的でない場合に は、従来から可撓性のある蛇腹状の波付管が用いられている。この波付管には、 多く合成樹脂製のものが用いられている。
【0003】 このような合成樹脂波付管を用いて液体又は気体の輸送を行う場合、合成樹脂 波付管の破損等によって輸送する液体又は気体が漏洩するのを防止しなければな らない。特に、合成樹脂は、熱に弱く、特に火災等の発生により、光熱に晒され ると短時間で破損してしまう。このため、輸送する液体又は気体が漏洩すると危 険性があるもの(可燃性の液体等)の場合には、輸送する液体又は気体が漏洩す る前、すなわち合成樹脂波付管が熱によって破損する前に液体又は気体の輸送を 停止する必要がある。
【0004】 そこで、従来は、図2に示す如き合成樹脂波付管が用いられている。すなわち 、1は波付管で、ポリオレフィン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂 材料で蛇腹状に形成されている。2は熱感知線で、絶縁体で被覆された銅鋼線を 2本対撚りして形成してある。この熱感知線2は、波付管1の外周面に螺旋状に 巻き付けられている。3はシースで、熱感知線2の巻き付けられた波付管1の外 周に被覆されている。
【0005】 この熱感知線2は、波付管1の温度が一定の温度に達したことを検知するもの である。すなわち、熱感知線2は、シース3が加熱され波付管1の溶融、輸送物 体の変質あるいは発火に至るような異常高温になったことを検知するために取り 付けられるものである。このため、熱感知線2は、図3に示すように、導線20 に融点の低い熱可塑性樹脂からなる絶縁材料を被覆して構成される絶縁線21を 2本対撚りにして構成されている。したがって、シース3が加熱されシース3の 温度が異常高温になると熱感知線2は、絶縁線21の絶縁材料が軟化・融解し、 2本の導線20の導線自身によるスプリングアクションにより、絶縁材料を押し 退け、互いに接触して短絡する。このように波付管1に影響するようなシース3 の異常高温は、この2本の絶縁線21の短絡状態を検知することによって検出が なされている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
このように従来の合成樹脂波付管は、熱感知線2を波付管1とシース3との間 に挟み込む構造となっている。このため熱感知線2は、シース3を通して伝わっ てきた外部の異常高温を検知していることになる。シース3の外部が火災等で異 常な高温となっている場合、シース3を通して伝わる熱の伝播は比較的速く、シ ース3の温度と波付管1の温度とは近似した値となっている。そこでシース3が 溶融すると外部の熱を遮断するものがなくなり、熱波が直接波付管1に加えられ る。したがって、従来の合成樹脂波付管にあっては、熱感知線2がシース3を通 して伝わってきた外部の異常高温を検知しても適切な処置を施す暇もなく、短時 間で波付管1が溶融してしまい、実際の火災では安全性が低いという問題点を有 していた。
【0007】 従来の合成樹脂波付管は、熱感知線2を波付管1とシース3との間に挟み込む 構造となっているために、異常高温の検出後、適切な処置を施すまでの時間が無 かったものである。そこで、熱感知線2をシース3の外周に巻き付けるという方 法があるが、この方法では、合成樹脂波付管の外部に熱感知線2が露出すること になり、合成樹脂波付管を配設する際に熱感知線2を破損するという問題があり 、適切な解決法にはならない。
【0008】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、熱感知線による異常温度の検出後波付管の溶融まで の時間差を大きくして異常高温の発生時の安全性を向上することのできる耐熱性 に優れた合成樹脂波付管を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の耐熱性に優れた合成樹脂波付管は、蛇腹 状に形成し合成樹脂によって形成される波付管の外周面にアルミラミネートテー プを巻き付け、該アルミラミネートテープの上に熱感知線を螺旋状に巻き付け、 該熱感知線を巻き付けた上に合成樹脂のシースを被覆してなるものである。
【0010】
【作用】
上記構成によれば、熱感知線が波付管の外周面に巻き付けられたアルミラミネ ートテープの上に巻き付ける構造となっているため、熱感知線が異常温度を検出 した後、波付管の温度が上昇する速度を抑制し波付管の溶融までの時間差を大き くすることができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例について説明する。 図1には、本考案に係る耐熱性に優れた合成樹脂波付管の一実施例が示されて いる。
【0012】 図において、1は波付管で、ポリオレフィン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル 等の合成樹脂材料で蛇腹状に形成されている。4はアルミラミネートテープで、 波付管1の外周面に螺旋状に密に重ね巻きされている。このアルミラミネートテ ープ4は、アルミを0.2mm前後の厚さのテープ状にしたものである。2は熱 感知線で、アルミラミネートテープ4を巻き付けた波付管1の外周面、すなわち アルミラミネートテープ4の上に螺旋状に巻き付けられている。3はシースで、 熱感知線2の巻き付けられた波付管1の外周に被覆されている。
【0013】 熱感知線2は、図3に示される熱感知線2と同様の構成を有している。このよ うに波付管1の外側にアルミラミネートテープ4を重ね巻きし、さらにこの重ね 巻きしたアルミラミネートテープ4の上に熱感知線2を螺旋状に巻回したことに より、周囲の温度が異常に高温になり熱感知線2が反応しても、アルミラミネー トテープ4による熱遮蔽効果によって波付管1は溶融には至らない。すなわち、 周囲温度が異常高温になり熱感知線2が反応した時点では、波付管1は溶融には 至っていないので熱感知線2が反応した直後に適切な対処を行うことにより、波 付管1の溶融を未然に防止し、輸送物体の安全を確保することができる。
【0014】
【考案の効果】
本考案によれば、熱感知線による異常温度の検出後波付管の溶融までの時間差 を大きくして異常高温の発生時の安全性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る合成樹脂波付管の実施例を示す一
部断面外観構成図である。
【図2】従来の合成樹脂波付管の一部断面外観構成図で
ある。
【図3】合成樹脂波付管に用いられる熱感知線の拡大図
である。
【符号の説明】
1………………………………波付管 2………………………………熱感知線 3………………………………シース 4………………………………アルミラミネートテープ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛇腹状に形成し合成樹脂によって形成さ
    れる波付管の外周面にアルミラミネートテープを巻き付
    け、該アルミラミネートテープの上に熱感知線を螺旋状
    に巻き付け、該熱感知線を巻き付けた上に合成樹脂のシ
    ースを被覆してなる耐熱性に優れた合成樹脂波付管。
JP1991083556U 1991-10-16 1991-10-16 耐熱性に優れた合成樹脂波付管 Expired - Fee Related JP2534379Y2 (ja)

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JP2534379Y2 JP2534379Y2 (ja) 1997-04-30

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012237340A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Tigers Polymer Corp 管継手
JP2016530071A (ja) * 2013-06-05 2016-09-29 カーライル フルイド テクノロジーズ,インコーポレイティド 管路を通じた流れの熱制御用のシステム及び方法

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JPS60159297U (ja) * 1984-04-02 1985-10-23 住友軽金属工業株式会社 サヤ管工法用熱流体搬送管
JPS61215898A (ja) * 1985-03-19 1986-09-25 三菱マテリアル株式会社 断熱材
JPH02122286U (ja) * 1989-03-20 1990-10-05

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