JPH05343669A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH05343669A
JPH05343669A JP14739292A JP14739292A JPH05343669A JP H05343669 A JPH05343669 A JP H05343669A JP 14739292 A JP14739292 A JP 14739292A JP 14739292 A JP14739292 A JP 14739292A JP H05343669 A JPH05343669 A JP H05343669A
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gate electrode
semiconductor substrate
etching
layer
semiconductor device
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JP14739292A
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Hideki Motoshiro
英毅 源城
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、半導体基板に達する開口部の一部
がゲート電極上方に位置した場合にその開口部内に形成
される導電層とゲート電極とのショートを防止すること
により半導体装置の高集積化を図ることを目的とする。 【構成】 本発明では、上記目的を達成するために、ゲ
ート電極7とそのゲート電極7上に形成される上部絶縁
膜8とを覆うように耐エッチング層90,120a,1
20bを形成するとともに、その耐エッチング層をその
上に形成される層間絶縁膜13に対してエッチング速度
比(選択比)が大きいとともに少なくともその表面に絶
縁膜(酸化ポリシリコン膜9,12aおよび12b)を
有するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置およびそ
の製造方法に関し、特に、MOS(Metal Oxi
de Semiconductor)トランジスタを有
する半導体装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体素子の1つとして、MOS
トランジスタが知られている。図10は、従来のMOS
トランジスタを有する半導体装置を示した断面構造図で
ある。図10を参照して、従来のMOSトランジスタを
有する半導体装置は、半導体基板201と、半導体基板
の主表面上の所定領域にチャネル領域220を挟むよう
に所定の間隔を隔てて形成された不純物領域202およ
び204と、不純物領域202および204をそれぞれ
覆うように形成された不純物領域203および205
と、チャネル領域220上にSiO2 からなるゲート絶
縁膜206を介して形成されたゲート電極207と、ゲ
ート電極207の両側壁部分に形成されたSiO2 から
なるサイドウォール絶縁膜208と、全面を覆うように
形成され、不純物領域204上にコンタクトホール20
9aを有するSiO2 からなる層間絶縁膜209と、コ
ンタクトホール209a内で不純物領域204に電気的
に接続されるとともに層間絶縁膜209の表面上に沿っ
て形成された導電層210とを備えている。ゲート電極
207は、リンがドープされたポリシリコンによって形
成されている。不純物領域202、203および20
4、205と、ゲート電極207とによって、MOSト
ランジスタが構成されている。
【0003】図11〜図14は、図10に示した従来の
MOSトランジスタを有する半導体装置の製造プロセス
(第1工程〜第4工程)を説明するための断面構造図で
ある。次に、図10および図11〜図14を参照して、
従来の半導体装置の製造プロセスについて説明する。
【0004】まず、図11に示すように、Siからなる
半導体基板201上にSiO2 からなるゲート絶縁膜層
206aを形成する。ゲート絶縁膜層206a上にリン
がドープされたポリシリコン層からなるゲート電極層2
07aを形成する。
【0005】次に、図12に示すように、ゲート電極層
207a(図11参照)をパターニングすることによっ
てゲート電極207を形成する。ゲート電極207をマ
スクとして半導体基板201に不純物をイオン注入する
ことによって不純物領域203および205を形成す
る。ゲート電極207および半導体基板201を覆うよ
うにCVD法を用いてSiO2 からなる絶縁層208a
を形成する。
【0006】次に、図13に示すように、全面を異方性
エッチングすることによって、ゲート電極207の両側
壁部分にSiO2 からなるサイドウォール絶縁膜208
を形成する。サイドウォール絶縁膜208およびゲート
電極207をマスクとして半導体基板201に不純物を
イオン注入することによって、不純物領域202および
204を形成する。
【0007】次に、図14に示すように、全面を覆うよ
うにSiO2 からなる層間絶縁膜209を形成する。
【0008】最後に、図10に示したように、層間絶縁
膜209の不純物領域204の上方に位置する領域にエ
ッチング技術を用いてコンタクトホール209aを形成
する。コンタクトホール209a内で不純物領域204
に電気的に接続するとともに層間絶縁膜209の表面に
沿うように導電層210を形成する。
【0009】従来のMOSトランジスタを有する半導体
装置は上記のように形成されていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
では、層間絶縁膜209の不純物領域204上に位置す
る領域に写真製版技術およびエッチング技術を用いてコ
ンタクトホール209aを形成していた。そして、その
コンタクトホール209a内で導電層210と不純物領
域204とを電気的に接続していた。
【0011】ここで、コンタクトホール209aを形成
する場合には、写真製版技術による位置合せずれ(アラ
イメントずれ)を考慮してゲート電極207の側壁から
コンタクトホール209aまでの距離L(図10参照)
にマージンをとる必要がある。すなわち、従来では、写
真製版技術の限界から図10に示すLとして0.2μm
の距離が最低限必要である。このように従来ではゲート
電極207とコンタクトホール209a間の距離Lにマ
ージンをとる必要があり、このため半導体装置の高集積
化に伴う素子の微細化の妨げとなっていた。
【0012】図15は、図10に示したコンタクトホー
ル209aの形成時に、ゲート電極207とコンタクト
ホール209aとの距離Lにマージンをとらなかった場
合の不都合を説明するための断面構造図である。図15
を参照して、ゲート電極207とコンタクトホール20
9b間の距離のマージンをとらない場合には、このよう
にゲート電極207上にコンタクトホール209bの一
部が形成される場合がある。このようにゲート電極20
7上にコンタクトホール209bの一部が形成される
と、コンタクトホール209b内に形成される導電層2
10がゲート電極207とショートしてしまうという問
題点があった。すなわち、コンタクトホール209bの
形成時のエッチングによってゲート電極207の表面が
露出される。この結果、導電層210をコンタクトホー
ル209b内に形成した場合に、導電層210とゲート
電極207とがショートしてしまうという不都合が生じ
ていた。したがって、従来のMOSトランジスタを有す
る半導体装置においては、ゲート電極207とコンタク
トホール209bとの距離にマージンをとることは必要
不可欠であり、このため、半導体装置の高集積化を図る
ことが困難であった。
【0013】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、請求項1に記載の発明の目
的は、半導体装置において、高集積化に適したMOSト
ランジスタ構造を得ることである。
【0014】請求項2に記載の発明の目的は、半導体装
置の製造方法において、ゲート電極の上方に開口部が形
成された場合にも、開口部内の不純物領域に接続される
導電層とゲート電極とがショートすることがない半導体
装置を容易に製造することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1における半導体
装置は、主表面を有する半導体基板と、半導体基板の主
表面上の所定領域にゲート絶縁膜を介して形成されたゲ
ート電極と、ゲート電極の上部表面上に形成された第1
絶縁層と、第1絶縁層とゲート電極とを覆うように形成
された耐エッチング層と、半導体基板と耐エッチング層
とを覆うように形成され所定領域に開口部を有する第2
絶縁層とを備え、耐エッチング層は第2絶縁層に対する
エッチング速度比が高いとともに少なくともその表面に
絶縁層を有している。
【0016】請求項2における半導体装置の製造方法
は、半導体基板の主表面上の所定領域にゲート絶縁膜を
介してゲート電極を形成する工程と、ゲート電極の上部
表面上に第1絶縁層を形成する工程と、ゲート電極と第
1絶縁層とを覆うように耐エッチング層を形成する工程
と、半導体基板と耐エッチング層とを覆うように第2絶
縁層を形成する工程と、第2絶縁層の所定領域にエッチ
ングにより半導体基板の表面に達する開口部を形成する
工程と、耐エッチング層と開口部内の半導体基板表面と
を酸化する工程と、開口部内の半導体基板の表面上に形
成された酸化膜をエッチングにより除去することにより
半導体基板の表面を露出させる工程と、開口部内の露出
された半導体基板上に導電層を形成する工程とを備え、
耐エッチング層は半導体基板よりも酸化速度が速くかつ
第2絶縁層に対するエッチング速度比が高い性質を有す
る。
【0017】
【作用】請求項1に係る半導体装置では、ゲート電極と
そのゲート電極の上部表面上に形成された第1絶縁層と
を覆うように耐エッチング層が形成され、その耐エッチ
ング層が耐エッチング層上に形成される第2絶縁層に対
するエッチング速度比が高いとともに少なくともその表
面に絶縁層を有するように構成されるので、第2絶縁層
にエッチングを用いて開口部が形成される際にその開口
部がゲート電極の上方に位置したとしてもゲート電極の
上方に位置する耐エッチング層がエッチングストッパと
なりゲート電極の表面が露出されるのが防止される。ま
た、その開口部内に導電層を形成する場合に、耐エッチ
ング層の表面には絶縁層が形成されているので、耐エッ
チング層と導電層とは電気的に絶縁される。これによ
り、耐エッチング層によって覆われるゲート電極と導電
層とも電気的に絶縁される。
【0018】請求項2に係る半導体装置の製造方法で
は、ゲート電極とそのゲート電極上に形成される第1絶
縁層とを覆うように耐エッチング層が形成され、その耐
エッチング層が半導体基板よりも酸化速度が速くかつ第
2絶縁層に対するエッチング速度比が高い性質を有する
ので、その耐エッチング層上に形成される第2絶縁層に
エッチングにより開口部を形成する際に、その開口部が
ゲート電極の上方に位置したとしても耐エッチング層に
よってゲート電極表面が露出されるのが防止される。ま
た、開口部を形成した後耐エッチング層と開口部内の半
導体基板表面とが酸化され、その酸化される際に耐エッ
チング層は半導体基板表面よりも酸化されやすく耐エッ
チング層上に形成される酸化膜の厚みが半導体基板表面
に形成される酸化膜の厚みよりも厚くなるので、開口部
内の半導体基板の表面上に形成された酸化膜をエッチン
グにより除去する際に耐エッチング層の表面上の酸化膜
は所定量残余されるので、その後のプロセスにおいて開
口部内に導電層が形成されたとしても耐エッチング層と
その導電層とは電気的に絶縁された状態となる。これに
より、その耐エッチング層によって覆われるゲート電極
と導電層とも電気的に絶縁された状態となる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0020】図1は、本発明の一実施例を示したMOS
トランジスタを有する半導体装置の断面構造図である。
図1を参照して、本実施例の半導体装置は、Siからな
る半導体基板1と、半導体基板1の主表面上の所定領域
にチャネル領域20を挟むように所定の間隔を隔てて形
成された不純物領域2および4と、不純物領域2および
4をそれぞれ覆うように形成された不純物領域3および
5と、チャネル領域20上にゲート絶縁膜6を介して形
成されたリンがドープされたポリシリコンからなるゲー
ト電極7と、ゲート電極7上に形成されたSiO2 また
はSiNからなる上部絶縁膜8と、上部絶縁膜8上に形
成された上部ポリシリコン膜90と、上部ポリシリコン
膜90上に形成された酸化ポリシリコン膜9と、ゲート
電極7、上部絶縁膜8、酸化ポリシリコン9およびゲー
ト絶縁膜6上に形成された酸化防止のためのシリコン窒
化膜(SiN)10と、シリコン窒化膜10上に形成さ
れたシリコン酸化膜(SiO2 )11と、ゲート電極
7、上部絶縁膜8および酸化ポリシリコン膜10の両側
壁部分にシリコン窒化膜10およびシリコン酸化膜11
を介して形成されたサイドウォールポリシリコン膜12
0aおよび120bと、サイドウォールポリシリコン膜
120aおよび120b上に形成された酸化ポリシリコ
ン膜12aおよび12bと、全面を覆うように形成さ
れ、不純物領域4およびゲート電極7の上方にコンタク
トホール13aを有する層間絶縁膜13と、コンタクト
ホール13a内で不純物領域4に電気的に接続されると
ともに酸化ポリシリコン膜12bおよび9の上に沿って
形成された導電層14とを備えている。不純物領域2、
3および4、5と、ゲート電極7とによって、MOSト
ランジスタが構成されている。
【0021】このように、本実施例では、ゲート電極7
と上部絶縁膜8とを覆うようにサイドウォールポリシリ
コン膜120a,120bと上部ポリシリコン膜90と
を形成し、さらにそれらの表面上に酸化ポリシリコン膜
9、12aおよび12bを形成する。これにより、以下
に述べる製造プロセスにおいて、ゲート電極7の表面が
露出されてゲート電極7と導電層14とがショートされ
るのが有効に防止される。したがって、ゲート電極7の
上方にコンタクトホール13aを形成しても従来のよう
な不都合がなく、ゲート電極7とコンタクトホール13
aとの距離のマージンをとる必要もない。この結果、素
子の微細化が可能となり、半導体装置の高集積化に適し
たMOSトランジスタを有する半導体装置が得られる。
なお、上部ポリシリコン膜90,およびサイドウォール
ポリシリコン膜120a,120bは、層間絶縁膜(S
iO2 )13に対して選択比(エッチング速度比)が高
いとともに最終的に素子が完成されたときに少なくとも
その表面に絶縁層を有するものであれば他の材料であっ
てもよい。たとえば、WO、Al2 3 、CrO、Ta
2 5 およびTiOなどが考えられる。
【0022】図2〜図9は、図1に示した本実施例の半
導体装置の製造プロセス(第1工程〜第8工程)を説明
するための断面構造図である。次に、図1および図2〜
図9を参照して、本実施例の半導体装置の製造プロセス
について説明する。
【0023】まず、図2に示すように、Siからなる半
導体基板1上にSiO2 からなるゲート絶縁膜層6aを
形成する。ゲート絶縁膜層6a上にリンがドープされた
ポリシリコンからなるゲート電極層7aをCVD法を用
いて形成する。ゲート電極層7a上にSiO2 からなる
上部絶縁膜層8aをCVD法を用いて形成する。上部絶
縁膜層8a上にCVD法を用いてリンがドープされたポ
リシリコン層90aを500〜2500Åの厚みで形成
する。
【0024】次に、図3に示すように、写真製版技術と
エッチング技術を用いてゲート電極層7a、上部絶縁膜
層8aおよびポリシリコン層90aをパターニングする
ことによって、ゲート電極7、上部絶縁膜8および上部
ポリシリコン膜90を形成する。ゲート電極7、上部絶
縁膜8および上部ポリシリコン膜90をマスクとして半
導体基板1に不純物をイオン注入することによって不純
物領域2および4を形成する。
【0025】次に、図4に示すように、全面を覆うよう
にシリコン窒化膜(SiN)10を形成する。シリコン
窒化膜10を覆うようにシリコン酸化膜(SiO2 )1
1を形成する。
【0026】次に、図5に示すように、シリコン酸化膜
11を覆うようにCVD法を用いてリンがドープされた
ポリシリコン層120を500〜2500Åの厚みで形
成する。
【0027】次に、図6に示すように、ポリシリコン層
120(図5参照)を全面異方性エッチングすることに
よって、サイドウォールポリシリコン膜120a,およ
び120bを形成する。サイドウォールポリシリコン膜
120a,120bおよび上部ポリシリコン膜90をマ
スクとして半導体基板1に不純物をイオン注入すること
によって不純物領域2および4を形成する。全面を覆う
ようにSiO2 からなる層間絶縁膜13を形成する。
【0028】次に、図7に示すように、たとえば不純物
領域4およびゲート電極7の上方にコンタクトホール1
3aを形成する場合を考える。この場合に、写真製版技
術とエッチング技術とを用いて層間絶縁膜13にコンタ
クトホール13aを形成する。このコンタクトホール1
3aの形成時のエッチングによって、上部ポリシリコン
膜90、サイドウォールポリシリコン膜120b、シリ
コン窒化膜10およびシリコン酸化膜11の所定量が削
られる。しかし、上部ポリシリコン膜90およびサイド
ウォールポリシリコン膜120bは、層間絶縁膜(Si
2 )13に対して選択比(エッチング速度比)が20
〜50倍高いため、コンタクトホール13aが完全に開
口された後も所定量残存している。
【0029】次に、図8に示すように、上部ポリシリコ
ン膜90およびサイドウォールポリシリコン膜120
a,120b(図7参照)を熱酸化する。これにより、
酸化ポリシリコン膜9,12aおよび12bを形成す
る。この酸化ポリシリコン膜9,12aおよび12bの
形成時に、コンタクトホール13a内の不純物領域4の
表面にも酸化膜15が形成される。なお、上部ポリシリ
コン膜90、サイドウォールポリシリコン膜120a,
120bの酸化速度は不純物領域4の酸化速度の5〜1
0倍である。
【0030】なお、図7から図8に示した工程におい
て、ポリシリコン膜90および120の一部を酸化ポリ
シリコン膜9、12aおよび12bに変換したが、その
酸化ポリシリコン膜9,12aおよび12bの厚みは、
以下のように設定する。すなわち、図8から図9に示し
た工程において不純物領域4上の酸化膜15をエッチン
グにより除去する際に、酸化ポリシリコン膜9および1
2bも削られるが、そのエッチング工程が終了した後に
おいて、残余する酸化ポリシリコン膜9および12bが
最終的に導電層14とゲート電極7との絶縁を図るため
に十分な膜厚であればよい。具体的には、図8に示した
不純物領域4上の酸化膜15の厚みが200Å程度であ
る場合、酸化ポリシリコン膜9および12bの厚みは1
000〜1500Å程度であればよい。
【0031】次に、図9に示すように、コンタクトホー
ル13a内の不純物領域4上に形成された酸化膜15
(図8参照)をエッチングにより除去する。この酸化膜
15のエッチングによってコンタクトホール13a内の
酸化ポリシリコン膜9および12bも所定量削られる。
しかし、酸化ポリシリコン膜9および12bはその厚み
が十分に厚いため、完全に削られることはない。
【0032】最後に、図1に示したように、コンタクト
ホール13a内で不純物領域4に電気的に接続するとと
もに酸化ポリシリコン膜12bおよび9の表面ならびに
層間絶縁膜13の表面上に沿って延びる導電層14を形
成する。ここで、ゲート電極7は、酸化ポリシリコン膜
9、12aおよび12bによって覆われているため、ゲ
ート電極7と導電層14とがショートすることはない。
【0033】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、ゲート電
極とそのゲート電極上に形成される第1絶縁層とを覆う
ように耐エッチング層を形成し、その耐エッチング層を
耐エッチング層上に形成される第2絶縁層に対してエッ
チング速度比が高いとともに少なくともその表面に絶縁
層を有するように形成することにより、たとえば第2絶
縁層のうちのゲート電極の上方に位置する領域に開口部
の一部が形成されたとしても、開口部形成時のエッチン
グの際に耐エッチング層がエッチングストッパとなるの
で、ゲート電極表面が露出されることはない。また、耐
エッチング層の少なくとも表面に絶縁層が形成されてい
るので、開口部内に導電層を形成したとしても、その導
電層と耐エッチング層との絶縁が達成され、その結果ゲ
ート電極と導電層との絶縁も図ることができる。これに
より、ゲート電極上方に開口部の一部がかかったとして
も不都合はなく、従来のようにゲート電極と開口部との
距離のマージンをとる必要がない。この結果、高集積化
に適した半導体装置を得ることができる。
【0034】請求項2に係る発明では、半導体基板の主
表面上の所定領域にゲート絶縁膜を介してゲート電極を
形成し、ゲート電極の上部表面上に第1絶縁層を形成
し、ゲート電極と第1絶縁層とを覆うように耐エッチン
グ層を形成し、半導体基板と耐エッチング層とを覆うよ
うに第2絶縁層を形成し、第2絶縁層の所定領域にエッ
チングにより半導体基板の表面に達する開口部を形成
し、耐エッチング層と開口部内の半導体基板表面とを酸
化し、開口部内の半導体基板の表面上に形成された酸化
膜をエッチングにより除去することにより半導体基板の
表面を露出させ、開口部内の半導体基板上に導電層を形
成し、さらに上記耐エッチング層を半導体基板よりも酸
化速度が速くかつ第2絶縁層に対するエッチング速度比
が高い性質を有するように構成することにより、たとえ
ば開口部の一部がゲート電極の上方に位置したとして
も、開口部形成時のエッチングはゲート電極上方では耐
エッチング層によって阻止されるので、ゲート電極の表
面が露出されることはない。また、耐エッチング層およ
び半導体基板表面を酸化する工程において耐エッチング
層は半導体基板よりも酸化速度が早いので、耐エッチン
グ層に形成される酸化膜の厚みが半導体基板上に形成さ
れる酸化膜の厚みよりも厚く、半導体基板表面の酸化膜
のエッチングの後にも耐エッチング層の表面には酸化膜
が残余するので、開口部内に形成される導電層と耐エッ
チング層とを絶縁することができ、この結果、ゲート電
極と導電層との絶縁も図ることができる。これにより、
開口部の一部がゲート電極の上方に形成されたとしても
不都合はない。したがって、従来のようにゲート電極と
開口部との間の距離にマージンをとる必要がなく、容易
に集積化に適した半導体装置を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるMOSトランジスタを
備えた半導体装置を示した断面構造図である。
【図2】図1に示した半導体装置の製造プロセスの第1
工程を説明するための断面構造図である。
【図3】図1に示した半導体装置の製造プロセスの第2
工程を説明するための断面構造図である。
【図4】図1に示した半導体装置の製造プロセスの第3
工程を説明するための断面構造図である。
【図5】図1に示した半導体装置の製造プロセスの第4
工程を説明するための断面構造図である。
【図6】図1に示した半導体装置の製造プロセスの第5
工程を説明するための断面構造図である。
【図7】図1に示した半導体装置の製造プロセスの第6
工程を説明するための断面構造図である。
【図8】図1に示した半導体装置の製造プロセスの第7
工程を説明するための断面構造図である。
【図9】図1に示した半導体装置の製造プロセスの第8
工程を説明するための断面構造図である。
【図10】従来のMOSトランジスタを備えた半導体装
置を示した断面構造図である。
【図11】図10に示した従来の半導体装置の製造プロ
セスの第1の工程を説明するための断面構造図である。
【図12】図10に示した従来の半導体装置の製造プロ
セスの第2の工程を説明するための断面構造図である。
【図13】図10に示した従来の半導体装置の製造プロ
セスの第3の工程を説明するための断面構造図である。
【図14】図10に示した従来の半導体装置の製造プロ
セスの第4の工程を説明するための断面構造図である。
【図15】図10に示した従来の半導体装置において、
ゲート電極とコンタクトホールとの距離にマージンをと
らなかった場合の問題点を説明するための断面構造図で
ある。
【符号の説明】
1:半導体基板 2:不純物領域 3:不純物領域 4:不純物領域 5:不純物領域 6:ゲート絶縁膜 7:ゲート電極 8:上部絶縁膜 9:酸化ポリシリコン膜 10:シリコン窒化膜(SiN) 11:シリコン酸化膜(SiO2 ) 12a,12b:酸化ポリシリコン膜 13:層間絶縁膜(SiO2 ) 13a:コンタクトホール 14:導電層 20:チャネル領域 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主表面を有する半導体基板と、 前記半導体基板の主表面上の所定領域にゲート絶縁膜を
    介して形成されたゲート電極と、 前記ゲート電極の上部表面上に形成された第1絶縁層
    と、 前記第1絶縁層と前記ゲート電極とを覆うように形成さ
    れた耐エッチング層と、 前記半導体基板と前記耐エッチング層とを覆うように形
    成され、所定領域に開口部を有する第2絶縁層とを備
    え、 前記耐エッチング層は、前記第2絶縁層に対するエッチ
    ング速度比が高いとともに、少なくともその表面に絶縁
    層を有する、半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板の主表面上の所定領域にゲー
    ト絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極の上部表面上に第1絶縁層を形成する工
    程と、 前記ゲート電極と前記第1絶縁層とを覆うように耐エッ
    チング層を形成する工程と、 前記半導体基板と耐エッチング層とを覆うように第2絶
    縁層を形成する工程と、 前記第2絶縁層の所定領域にエッチングより前記半導体
    基板の表面に達する開口部を形成する工程と、 前記耐エッチング層と前記開口部内の半導体基板表面と
    を酸化する工程と、 前記開口部内の半導体基板の表面上に形成された酸化膜
    をエッチングにより除去することにより前記半導体基板
    の表面を露出させる工程と、 前記開口部内の前記露出された半導体基板上に導電層を
    形成する工程とを備え、 前記耐エッチング層は、前記半導体基板よりも酸化速度
    が速くかつ前記第2の絶縁層に対するエッチング速度比
    が高い、半導体装置の製造方法。
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