JPH05343665A - 電界効果トランジスタ及びその製造方法 - Google Patents

電界効果トランジスタ及びその製造方法

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JPH05343665A
JPH05343665A JP4150539A JP15053992A JPH05343665A JP H05343665 A JPH05343665 A JP H05343665A JP 4150539 A JP4150539 A JP 4150539A JP 15053992 A JP15053992 A JP 15053992A JP H05343665 A JPH05343665 A JP H05343665A
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gate
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sidewall
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホットキャリア耐性に優れた電界効果トラン
ジスタを提供する。 【構成】 シリコン基板51のアクティブ領域の所定部
分上にゲート絶縁膜53を設ける。このゲート絶縁膜5
3上及びシリコン基板51のフィールド領域55上に亙
ってゲート電極57を設ける。このゲート電極57の側
壁上及びアクティブ領域上に亙って絶縁膜61を設け
る。この絶縁膜61の、ゲート電極57の側壁と対向す
る部分上に導電性材料で構成したサイドウオール63を
設ける。そして、フィールド領域55においてゲート電
極57側壁上の絶縁膜を除去してあり、この除去部分6
5においてサイドウオール63とゲート電極57とを接
続してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、導電性材料で構成し
たサイドウオールを有するMOS型の電界効果トランジ
スタ(MOSFET)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の高集積化に伴い半導体
集積回路の主要構成素子であるMOSFETの短チャネ
ル化がますます進められる。しかし、MOSFETでは
チャネルが短縮されるとホットキャリア耐性が劣化す
る。そこで、その対策が図れる素子構造が従来から種々
提案されている。
【0003】その一例として、例えば文献(日経マイク
ロデバイス(1988.4.No.34),pp.58−64)に開示
の、GOLD(gate-drain overlapped device ) と称さ
れるMOSFETがあった。図7はこのMOSFETの
要部構造を概略的に示した断面図である。
【0004】このMOSFETは、p型シリコン基板1
1にいわゆるLDD(lightly dopeddrain) 構造と称さ
れるソース・ドレイン領域13が設けられ、さらに、こ
のシリコン基板11上にゲート絶縁膜15が設けられ、
さらにゲート電極17がn-不純物領域13a上側にま
でオーバーラップするよう設けられた、構成のものであ
った。
【0005】しかし、このGOLDと称されるMOSF
ETを製造するには上記文献にも開示のように通常のL
DD構造より工数がかかる。
【0006】これを解決する方法として、通常のLDD
構造のMOSFETにおけるサイドウオールを導電性材
料で構成し、この導電性材料で構成したサイドウオール
とゲート電極とを接続しておく構造が考えられる。この
構造によれば、ゲート電極の電位と同電位の導電性サイ
ドウオールがn- 不純物領域上に位置するので、GOL
D型MOSFETと同様にホットキャリア耐性の向上が
図れると考えられるからである。この場合、ゲート電極
と導電性材料で構成したサイドウオールとの接続は、以
下の図8(A)に示す平面図及びそのI−I線位置での
断面図(図8(B))を参照して説明するように、シリ
コン基板21のフィールド絶縁膜23が形成された領域
において、ゲート電極25の一部を露出させ、この露出
部分と導電性サイドウオール27とを接続用配線29に
よって接続する構造が考えられる。ここで、図8(A)
または図8(B)において31は絶縁膜、33aはいま
着目しているMOSFETのソース・ドレイン領域であ
る。また、33b、33cは、図8(A)が半導体集積
回路を図示したものと考えた場合に、着目MOSFET
の一方側、他方側に隣接する各MOSFETのソース・
ドレイン領域であり、また、図8(A)中のPは隣接ト
ランジスタ間距離である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ゲート
電極25と導電性サイドウォール27とを電気的に接続
するための図8を用いて説明した従来の構造では、図8
(B)の断面図に示したように、接続用配線29がゲー
ト電極25及び基板21で構成される段差にかかって形
成されるため、特にこの段差の肩部(図8(B)中Qで
示した部分)で配線の断ち切れが発生するという問題点
があった。
【0008】この出願はこのような点に鑑みなされたも
のであり、従って、この出願の第一発明の目的は、上述
の問題点を解決し、ホットキャリア耐性が得られかつゲ
ート電極と導電性サイドウォールとの電気的接続を良好
に行なえる構造を有する電界効果トランジスタを提供す
ることにある。また、第二発明の目的は第一発明の電界
効果トランジスタを容易に製造できる方法を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、この出願の第一発明によれば、半導体基板のアクテ
ィブ領域の所定部分上にゲート絶縁膜を具え、該ゲート
絶縁膜上及び前述の半導体基板のフィールド領域上に亙
ってゲート電極を具え、該ゲート電極のソース・ドレイ
ン領域側の側壁の少なくとも一方の側壁上及び前述のア
クティブ領域上に亙って絶縁膜を具え、該絶縁膜の前述
のゲート電極側壁と対向する部分上に導電性材料で構成
したサイドウオールを具える電界効果トランジスタにお
いて、フィールド領域においてゲート電極側壁上の絶縁
膜を除去してあり、この除去部分において導電性材料で
構成したサイドウオールとゲート電極とを接続してある
ことを特徴とする。
【0010】なお、ここでいうゲート電極において、こ
れのフィールド絶縁膜上に形成されている部分は、FE
Tでの電流制御に供する本来のゲートではない。しか
し、この部分も本来のゲートと共に形成(パターニング
等)されるのが一般的であるのでこの発明においてはゲ
ート電極と包括して記述している(第二発明において同
じ。)。
【0011】この第一発明の実施に当たり、前述のゲー
ト電極及び導電性サイドウオールの接続部分においてこ
れらゲート電極及び導電性サイドウオール間にオーミッ
ク接触用材料を設けるのが好適である。ここで、オーミ
ック接触用材料とは、ゲート電極及びサイドウオール間
をオーミック性良く接続し得る材料をいい、ゲート電極
及びサイドウオールそれぞれがいかなる材料で構成され
ているかに応じ適正に選択できる。
【0012】また、この出願の第二発明の電界効果トラ
ンジスタの製造方法によれば、フィールド絶縁膜及びゲ
ート絶縁膜形成済みの半導体基板上の前述のゲート絶縁
膜及びフィールド絶縁膜上に亙ってゲート電極を形成す
る第1の工程と、該ゲート電極及び半導体基板上に絶縁
膜を形成する第2の工程と、該絶縁膜の、前述のフィー
ルド絶縁膜上側に当たる部分の所定部分を除去する第3
の工程と、該除去済み試料上に導電性サイドウオール形
成用薄膜を形成する第4の工程とを含むことを特徴とす
る。
【0013】この第二発明の実施に当たり、前述の第3
の工程後で第4の工程前に、少なくとも前述の絶縁膜除
去で露出されたゲート電極部分上にオーミック接触用材
料を形成するのが好適である。
【0014】
【作用】この第一発明の構成によれば、導電性材料で構
成したサイドウオール(以下、「導電性サイドウオー
ル」と略称することもある。)とゲート電極とを直接に
またはオーミック接触用材料を介し接続する。このた
め、図8を用いて説明した従来方法で用いていた接続用
配線が不要になるから、配線の断ち切れの問題も生じな
い。
【0015】また、導電性サイドウオールとゲート電極
とをアクティブ領域ではなくフィールド領域において接
続するので、この接続をアクティブ領域において行なう
場合に比べ次のような作用が得られる。
【0016】導電性サイドウオールとゲート電極とをア
クティブ領域において接続する場合、ゲート電極近傍の
基板部分上に導電性サイドウオールを基板(ソース・ド
レイン領域)から電気的に絶縁するため設けてある絶縁
膜(通常はゲート絶縁膜に連なる膜。以下、「ゲート近
傍絶縁膜」とも言う。)の全部又は一部が、ゲート電極
の側壁を露出させるためのこの側壁上の絶縁膜の除去工
程で、除去されてしまう。ここで、ゲート近傍絶縁膜が
全部除去された場合は導電性サイドウオールがソース・
ドレイン領域と短絡するのでMOSFETとしての動作
ができない。また、ゲート近傍絶縁膜が全部除去されな
いまでも一部除去されてその膜厚がゲート絶縁膜より薄
くなると、この発明では導電性サイドウオールはゲート
電極と同電位になることから、MOSFETの耐圧はゲ
ート近傍絶縁膜により規定されてしまうことになる。こ
の結果MOSFETの耐圧低下が生じる。しかし、この
発明では、導電性サイドウオールとゲート電極とをフィ
ールド領域で接続しているので、ゲート近傍絶縁膜が損
傷されることはないので上述のような動作不良や耐圧劣
化は生じない。
【0017】また、この発明を実施するに当たり、ゲー
ト電極の側壁に絶縁膜をそもそも設けることなく導電性
サイドウオールを直に設けることとすればゲート電極側
壁の絶縁膜除去に起因する上述の問題は生じないと考え
られる。しかし、ゲート電極側壁に絶縁膜を設けないよ
うにすることは、主に以下に図9(A)及び(B)を参
照し説明する理由(a)及び、図10(A)及び(B)
を参照し説明する理由(b)から困難である。なお、図
9及び図10はいずれも試料のゲート電極近傍部分をゲ
ート長方向に添って切った断面図である。
【0018】(a)一般に、シリコン基板41にゲート
絶縁膜43を形成後この上にゲート電極形成用薄膜を形
成しこれをゲート電極形状に加工する際のエッチング加
工は、ゲート電極形成用薄膜及びゲート絶縁膜構成材料
両者のエッチングレート差を利用しゲート絶縁膜をエッ
チングストッパとして利用して行なわれる。この際ゲー
ト絶縁膜は全くエッチングされないのではなく数nm程
度はエッチングされるので、加工後の試料では、図9
(A)に示すように、ゲート近傍絶縁膜の膜厚t1 はゲ
ート絶縁膜43の膜厚t2 より薄くなる。この状態でゲ
ート電極45の側壁に導電性サイドウオール47を設け
構成したMOSFET(図9(B))の耐圧は、ゲート
近傍絶縁膜の膜厚t1 により規定されるので耐圧低下の
原因を含むものとなる。これは、MOSFETの縮小化
において比例縮小則に従いゲート絶縁膜がますます薄く
されることを考えると一層問題となる。
【0019】(b)これを回避するためには、図10
(A)に示すように、ゲート近傍絶縁膜上にのみ絶縁膜
49を別途に形成することによりゲート近傍絶縁膜の膜
厚をt3 (t3 >t2 )にすることが考えられる。しか
し、現在の成膜技術ではゲート電極45の側壁に絶縁膜
を形成することなくゲート近傍絶縁膜上のみに絶縁膜を
形成することはできないから、どうしても絶縁膜49は
図10(B)に示すように、ゲート電極45をも覆うよ
うに(即ちゲート電極側壁上にも)形成されてしまう。
したがって、この発明のようにフィールド領域でゲート
電極側壁と導電性サイドウオールとを接続する構成は有
用になる。
【0020】また、第一発明において、ゲート電極及び
導電性サイドウオールの接続部分においてこれらゲート
電極及び導電性サイドウオール間にオーミック接触用材
料を設ける構成では、ゲート電極を例えば酸化され易い
材料で構成した場合でもこのゲート電極と導電性サイド
ウオールとの電気的接続を良好にする。
【0021】また、第二発明の電界効果トランジスタの
製造方法によれば、第一発明の電界効果トランジスタを
容易に製造できる。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して、この出願の第一発明
の電界効果トランジスタ及び、第二発明の電界効果トラ
ンジスタの製造方法の各実施例についてそれぞれ説明す
る。しかしながら、説明に用いる各図は、これらの発明
が理解できる程度に、各構成成分の寸法、形状及び配置
関係を概略的に示してあるにすぎない。
【0023】1.第一発明の説明 1−1.第1実施例 先ず、図1〜図3を参照して第一発明の第1実施例につ
いて説明する。ここで、図1は第1実施例の電界効果ト
ランジスタを多数有する半導体集積回路の、複数個のト
ランジスタを有する部分を一部切り欠いて示した斜視図
である。また、図2は図1に示した部分を半導体基板上
方から見て示した平面図である。また、図3は、図1及
び図2に示した部分をこれら図中のI−I線に沿って切
って示した要部断面図である。
【0024】この第1実施例の電界効果トランジスタ
は、半導体基板としてのシリコン基板51のアクティブ
領域の所定部分上にゲート絶縁膜53を具え、このゲー
ト絶縁膜53上及びシリコン基板51のフィールド領域
55(図2では斜線を付してある。)上に亙ってゲート
電極57を具え、このゲート電極57のソース・ドレイ
ン領域59側の側壁の少なくとも一方の側壁(この例で
は両側壁)上及びアクティブ領域上に亙って絶縁膜61
を具え、この絶縁膜61の、ゲート電極57の側壁と対
向する部分上に導電性材料で構成したサイドウオール6
3を具える。さらに、フィールド領域55においてゲー
ト電極57側壁上の絶縁膜を除去してあり、この除去部
分65においてサイドウオール63とゲート電極57と
を接続して構成してある。また、この実施例のソース・
ドレイン領域59は、所定濃度の不純物領域59aとこ
の領域59aより低濃度な不純物領域59bとから成る
いわゆるLDD構造となっている。
【0025】なお、図1ではフィールド領域55上のゲ
ート電極部分上の絶縁膜を全て除去して除去部分65と
している例を示してあるが、この除去部分65の面積は
設計によって決定でき、フィールド領域55上のゲート
電極部分の一部分を露出する面積でも勿論良い。また、
配線抵抗を考慮すればこの除去部分65をフィールド領
域のアクティブ領域に近い部分に設けるのが好ましい。
【0026】1−2.第2実施例 上述の第1実施例では、フィールド領域55においてゲ
ート電極57と導電性サイドウオール63とを接続する
際に両者を直接接続する構造としていた。しかし、ゲー
ト電極57を例えばポリシリコンで構成した場合などは
ゲート電極表面が酸化され易いため、ゲート電極57及
び導電性サイドウオール間をオーミック性良く接続する
ことが困難な場合がある。この第2実施例ではこれを改
善する。
【0027】そのため、この第2実施例のMOSFET
では、図4に示したように、少なくとも導電性のサイド
ウオール63及びゲート電極57の接続部分においてこ
れらの間にオーミック接触用材料67を具えた構成とす
る。なお、図4は図3に対応する位置での断面図であ
る。
【0028】オーミック接触用材料67は、ゲート電極
57の材質に応じた適切な物を用いれば良い。ゲート電
極を例えばポリシリコンで構成する場合であれば、例え
ばTi(チタン)やCr(クロム)などの高融点金属や
シリサイドなどがオーミック接触用材料67として好適
である。
【0029】2.第二発明の説明 次に、第二発明である電界効果トランジスタの製造方法
の実施例について説明する。ただし、以下の説明ではソ
ース・ドレイン領域の形成工程に関する説明は省略し、
ゲート電極及びサイドウオールの形成工程について主に
説明する。図5(A)及び(B)と図6(A)〜(C)
とはその説明に供する工程図である。いずれの図も実施
例の製造工程中の試料の様子を図5(A)にあっては斜
視図によってまた他の図にあっては図5(A)中のII−
II線に沿う断面図に対応する断面図によってそれぞれ示
してある。
【0030】まず、シリコン基板51に公知の方法によ
ってフィールド絶縁膜55及びゲート絶縁膜53をそれ
ぞれ形成する。その後、これらゲート絶縁膜53上及び
フィールド絶縁膜55上に亙ってゲート電極57を公知
の方法により形成する(図5(A)参照。)。
【0031】次に、ゲート電極57及びシリコン基板5
1上に例えばCVD(Chemical Vapor Deposition )法
を用い絶縁膜としての例えばSiO2 膜61を形成する
(図5(B))。ゲート電極57加工時にゲート絶縁膜
53のゲート電極近傍両側部分の膜厚が薄くなってもこ
の絶縁膜61によりそれを補える。
【0032】次に、公知の方法により、絶縁膜61の、
フィールド絶縁膜55上側に当たる部分の所定部分を除
去する(図6(A))。
【0033】次に、この試料上全面に導電性サイドウオ
ール形成用薄膜63xを形成する(図6(B))。
【0034】次に、導電性サイドウオール形成用薄膜6
3xを例えば異方性エッチング技術により加工する。こ
れにより、導電性サイドウオール63が得られる。この
導電性サイドウオール63は、フィールド領域の所定部
分においてゲート電極57の側壁に直接接続されるので
ゲート電極57と同電位で駆動される。
【0035】なお、第一発明の第2実施例の構造のMO
SFET(図4参照)を製造したい場合には、絶縁膜6
1の選択的な除去後であって導電性サイドウオール形成
用薄膜63xの形成前に少なくとも絶縁膜61の除去で
露出されたゲート電極部分上にオーミック接触用材料の
薄膜を形成し、その後、導電性サイドウオール形成用薄
膜63xを形成すれば良い。
【0036】上述においてはこの出願の第一及び第二発
明の実施例についてそれぞれ説明したが、これら発明は
上述した実施例にのみ限定されるものではなく、多くの
変更または変形を行ない得ることは明らかである。
【0037】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の出願の第一発明によれば、導電性材料で構成したサイ
ドウオールとゲート電極とを直接にまたはオーミック接
触用材料を介し接続する。このため、図8を用いて説明
した従来構造で必要としていた接続用配線29は不要に
なるから、配線の断ち切れの問題は生じない。また、接
続用配線29を用いた場合はこれを形成する際の微細加
工工程でのマスク合わせ余裕を考慮する必要があるため
例えば図8(A)での隣接するMOSFET間距離Pに
余裕を持たせる必要が生じ従って高集積化に不利となる
が、この発明ではその構造上ゲート電極及び導電性サイ
ドウオールをセルフアラインで接続できるので距離Pを
小さくできるから高集積化に有利である。さらに、導電
性サイドウオールとゲート電極とをアクティブ領域では
なくフィールド領域において接続するので、FET特性
に悪影響を与えることがない。
【0038】また、第一発明において、ゲート電極及び
導電性サイドウオール間にオーミック接触用材料を設け
る構成では、ゲート電極が例えば酸化され易い材料で構
成された場合などでもこのゲート電極と導電性サイドウ
オールとの電気的接続を良好に行なうことができる。
【0039】また、第二発明の電界効果トランジスタの
製造方法によれば、第一発明の電界効果トランジスタを
容易に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のFETの説明に供する切り欠き斜
視図である。
【図2】第1実施例のFETの説明に供する平面図であ
る。
【図3】第1実施例のFETの説明に供する要部断面図
である。
【図4】第2実施例のFETの説明に供する要部断面図
である。
【図5】(A)及び(B)は、製造方法の実施例の説明
に供する工程図である。
【図6】(A)〜(C)は、製造方法の実施例の説明に
供する図5に続く工程図である。
【図7】従来技術の説明に供する図である。
【図8】(A)及び(B)は、従来の他の技術及びその
問題点の説明に供する図である。
【図9】(A)及び(B)は、この発明の作用の説明に
供する図である。
【図10】(A)及び(B)は、この発明の作用の説明
に供する図である。
【符号の説明】
51:半導体基板(シリコン基板) 53:ゲート絶縁膜 55:フィールド領域(フィールド絶縁膜) 57:ゲート電極 59:ソース・ドレイン領域 61:絶縁膜 63:導電性サイドウオール 63x:導電性サイドウオール形成用薄膜 65:絶縁膜61の除去部分 67:オーミック接触用材料

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板のアクティブ領域の所定部分
    上にゲート絶縁膜を具え、該ゲート絶縁膜上及び前記半
    導体基板のフィールド領域上に亙ってゲート電極を具
    え、該ゲート電極のソース・ドレイン領域側の側壁の少
    なくとも一方の側壁上及び前記アクティブ領域上に亙っ
    て絶縁膜を具え、該絶縁膜の前記ゲート電極側壁と対向
    する部分上に導電性材料で構成したサイドウオールを具
    える電界効果トランジスタにおいて、 フィールド領域においてゲート電極側壁上の絶縁膜を除
    去してあり、この除去部分において導電性材料で構成し
    たサイドウオールとゲート電極とを接続してあることを
    特徴とする電界効果トランジスタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電界効果トランジスタ
    において、 導電性材料で構成したサイドウオール及びゲート電極の
    前記接続部分においてこれらゲート電極及びサイドウオ
    ール間にオーミック接触用材料を具えたことを特徴とす
    る電界効果トランジスタ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電界効果トランジスタ
    を製造するに当たり、フィールド絶縁膜及びゲート絶縁
    膜形成済みの半導体基板上の前記ゲート絶縁膜上及びフ
    ィールド絶縁膜上に亙ってゲート電極を形成する工程
    と、 該ゲート電極及び半導体基板上に絶縁膜を形成する工程
    と、 該絶縁膜の、前記フィールド絶縁膜上側に当たる部分の
    所定部分を除去する工程と、 該除去済み試料上に導電性サイドウオール形成用薄膜を
    形成する工程とを含むことを特徴とする電界効果トラン
    ジスタの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の電界効果トランジスタ
    の製造方法において、 前記絶縁膜除去後であって前記導電性サイドウオール形
    成用薄膜の形成前に少なくとも前述の絶縁膜除去で露出
    されたゲート電極部分上にオーミック接触用材料の薄膜
    を形成することを特徴とする電界効果トランジスタの製
    造方法。
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