JPH0534340B2 - - Google Patents

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JPH0534340B2
JPH0534340B2 JP59165658A JP16565884A JPH0534340B2 JP H0534340 B2 JPH0534340 B2 JP H0534340B2 JP 59165658 A JP59165658 A JP 59165658A JP 16565884 A JP16565884 A JP 16565884A JP H0534340 B2 JPH0534340 B2 JP H0534340B2
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JP
Japan
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chondroitin sulfate
protein
lecithin
present
salt
Prior art date
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JP59165658A
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JPS6144822A (ja
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Yoshinari Yamagami
Yoshio Ooguro
Teru Muto
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Seikagaku Corp
Original Assignee
Seikagaku Corp
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野」 本発明は、健康増進・維持剤に関し、更に詳し
くは、コンドロイチン硫酸含有抗疲労剤に関す
る。 [従来技術] コンドロイチン硫酸は、軟骨を中心に一般に動
物の結合組織に分布するムコ多糖類の一種であ
り、組織中では、蛋白質と結合し、プロテオグリ
カンとして存在している。 コンドロイチン硫酸は、通常、ナトリウム塩と
して用いられ、薬理学的には、脂血清澄作用、抗
凝固作用、細胞賦活作用、解毒作用、鎮痛作用な
どを有することが知られている。 しかしながら、抗疲労剤としては、未だ適用さ
れていない。 そこで、本発明者らは、コンドロイチン硫酸の
健康増進・維持剤として有効利用について鋭意研
究を重ねた結果、コンドロイチン硫酸又はその
塩、レシチン及び蛋白質を一定の割合に配合した
組成物が抗疲労作用を有することによつて、健康
増進・維持剤、特に抗疲労剤として優れた特性を
有することを見い出し、本発明を完成するに至つ
た。 [発明の構成] 本発明の抗疲労剤は、 コンドロイチン硫酸又はそのアルカリ金属もしく
はアルカリ土類金属塩 1〜40重量部、 レシチン 0.5〜20重量部及び 蛋白質 40〜98.5重量部 からなることを特徴とするものである。 本発明において、コンドロイチン硫酸は、精製
したものを用いてもよいし、プロテオグリカンの
形態で用いてもよい。この場合、プロテオグリカ
ン中のコンドロイチン硫酸換算量が前記範囲内で
あり、プロテオグリカン中の蛋白質量と新たに添
加する蛋白質の総量が前記範囲内になるように配
合すればよい。 コンドロイチン硫酸をプロテオグリカンの形態
で得るには、例えば、サメ、グジラなどの水産動
物、牛、豚などの哺乳動物又は鳥等の軟骨を原料
とし、中性塩法、アルカリ法、酵素法、オートク
レーブ法などの公知の方法に従つて抽出し、脂
肪・固形分などを除去した後、乾燥すればよい。
また、脂肪・固形分を除去した後、更に蛋白分解
酵素を用いて除蛋白処理し、アルコール沈殿によ
る公知の方法に従つて精製すれば、コンドロイチ
ン硫酸又はその塩を精製された状態で得ることが
できる。 コンドロイチン硫酸の塩としては、通常、ナト
リウム塩を用いるが、カルシウム塩、カリウム塩
などを用いてもよい。 蛋白質としては、プロテオグリカン由来のもの
の他、通常、卵白由来の蛋白又は全卵白、牛乳蛋
白、ゼラチンなどの動物性蛋白質及び大豆蛋白な
どの植物性蛋白質などを用いることができる。 コンドロイチン硫酸若しくはその塩又はレシチ
ンの配合割合が前記下限未満であると、抗疲労作
用が不充分となる。 本発明の抗疲労剤には、主成分であるコンドロ
イチン硫酸又はその塩、レシチン及び蛋白質の他
に、ビタミンA、B1、B2、B6、B12、C、D、
E、パントテン酸、ニコチン酸アミド、ビオチ
ン、葉酸、イノシトール、タウリン、人参エキス
のような植物エキス、各種アミノ酸、各種ミネラ
ルなどを適宜配合することができるが、その総配
合量は、コンドロイチン硫酸又はその塩、レシチ
ン及び蛋白質の総量100重量部に対して10重量部
以下とすることが好ましい。 本発明の抗疲労剤は、通常、液剤、顆粒剤、錠
剤、トローチ又はカプセル剤として用いる。 使用に際しては、通常、本発明品を1回に1〜
2g、1日当り1〜3回服用する。 [発明の効果] 本発明の抗疲労剤は、通常の体力維持、疲労回
復、胃部・下腹部の不快感、更年期障害、わる
酔、滋養強壮、虚弱体質などに広く適用される。 [発明の実施例] 以下、実施例及び処方例により本発明を更に詳
細に説明するが、これらは、本発明の範囲を何ら
制限するものではない。 実施例 (1) 検体の調製 以下に示す本発明品の液剤(検体A及びB)
及び比較例の液剤(検体C及びD)を調製し
た。 検体A:コンドロイチン硫酸ナトリウム(分子
量約10000)15%、レシチン5%及び大豆蛋
白80%を含む組成物の10%水溶液 検体B:軟骨抽出物95%(コンドロイチン硫酸
ナトリウム13%、蛋白質82%に相当する)及
びレシチン5%を含む組成物の10%水溶液 軟骨抽出物は豚気管軟骨を121℃に120分間保
つた後、遠心分離し、脂肪・固形分を除去し
て得られた抽出液を噴霧乾燥して得たもの
で、このものはコンドロイチン硫酸ナトリウ
ム13.7%、蛋白質86.3%を含有していた。 検体C:1.5%コンドロイチン硫酸ナトリウム
水溶液 検体D:0.5%レシチン懸濁液 (2) 抗疲労作用 (a) 実験方法 ddy系雄性マウス(5週令)を1群10匹用
いた。検体は自由飲水させた。 予備飼育一週間の間に、毎日30秒間の走行
試験を行い、走行のよいものを選び実験を行
つた。発熱性物質(Escherichia coli P−
020より調製、帝国臓器(株)製)0.2μg/mlを
含む生理食塩溶液を0.4ml/マウスを1日1
回連続8日間尾静脈より注射し、最終注射し
て1時間後に走行試験を行つた。走行試験は
傾斜角度10°、ベルト速度25m/分の条件で
電気刺激装置付の強制走行装置を用い、必要
に応じて電気刺激を与えて強制的に走行させ
て試験を行つた。対照には、水を与えた。 (b) 結果
【表】 完走したものは電気刺激を受けることなく余
裕をよつて完走した。 以上の結果より明らかな如く、予め発熱性物
質を投与し、体を弱らせたマウスに、本発明
品、即ち検体A又は検体Bを与えた群は、明ら
かに、他の群より完走匹数が多く、また平均走
行距離も長く、疲労に対して強い抵抗性を示し
た。また、検体A及び検体B投与群のマウス
は、他の群に比して何れも毛なみがよかつた。 (3) 急性毒性 コンドロイチン硫酸ナトリウム15%、レシチ
ン5%及び軟骨由来の蛋白質80%よりなる本発
明品の経口投与による急性毒性値を測定したと
ころ、以下に示す結果を得た。
【表】 以上の結果より明らかな如く、本発明品は極
めて低毒性である。 処方例 1 コンドロイチン硫酸ナトリウム 20g レシチン 3g 乾燥卵白 77g を混和し、常法に従つて、顆粒とした。 処方例 2 軟骨抽出物 95g コンドロイチン硫酸ナトリウム 13g 蛋白質 82gに相当する レシチン 5g を混和し、常法に従つて顆粒とし、カプセルに充
填した。 処方例 3 コンドロイチン硫酸ナトリウム 30g レシチン 3g ゼラチン 67g パルミチン酸レチノール 9000ビタミンA単位 塩酸チアミン 100mg ビタミンB2 60mg ビタミンB6 60mg ビタミンC 1000mg パントテン酸カルシウム 50mg ニコチン酸アミド 200mg 酢酸トコフエロール 50mg エルゴカルシフエロール 8000国際単位 を混和し、常法に従つて、顆粒とした。 処方例 4 処方例2の処方の混合物100gに 塩酸チアミン 50mg ビタミンB2 25mg ビタミンB6 25mg パントテン酸カルシウム 25mg ニコチン酸アミド 100mg メチオニン 100mg アスパラギン酸ナトリウム 300mg 塩酸リジン 100mg カルニチン 200mg グリセロリン酸 300mg カルシウム 人参エキス 50mg を加えて混和し、水を加えて全量を1000mlとし
た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コンドロイチン硫酸又はそのアルカリ金属も
    しくはアルカリ土類金属塩 1〜40重量部、 レシチン 0.5〜20重量部及び 蛋白質 40〜98.5重量部 からなることを特徴とする抗疲労剤。
JP59165658A 1984-08-09 1984-08-09 コンドロイチン硫酸含有抗疲労剤 Granted JPS6144822A (ja)

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4322868A Division JPH0662423B2 (ja) 1992-12-02 1992-12-02 コンドロイチン硫酸含有胃粘膜保護剤
JP4322869A Division JPH0662424B2 (ja) 1992-12-02 1992-12-02 コンドロイチン硫酸含有便秘改善剤

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JPS6144822A JPS6144822A (ja) 1986-03-04
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ID=15816545

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2528458B2 (ja) * 1987-03-09 1996-08-28 インペリアル・ケミカル・インダストリーズ・ピーエルシー ビピリジリウム第4級陽イオン塩系除草剤による中毒治療用解毒剤
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5294412A (en) * 1975-12-16 1977-08-09 Nattermann A & Cie Production of medicine based on oily phospholipid solution

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JPS6144822A (ja) 1986-03-04

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